JPH0670130A - 画像伝送装置および画像伝送方法 - Google Patents

画像伝送装置および画像伝送方法

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JPH0670130A
JPH0670130A JP4242630A JP24263092A JPH0670130A JP H0670130 A JPH0670130 A JP H0670130A JP 4242630 A JP4242630 A JP 4242630A JP 24263092 A JP24263092 A JP 24263092A JP H0670130 A JPH0670130 A JP H0670130A
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JP4242630A
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Inventor
Koji Iwasaki
孝二 岩崎
Masatoshi Hino
匡利 樋野
Hirotoshi Ise
広敏 伊勢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】双方向的にやりとりする文書に関して、相手側
の機種に依存することなくかつ人手を介さずに効率的に
分類し、回答状況の管理を自動的に行なうことのできる
画像伝送装置および画像伝送方法を提供することを目的
をする。 【構成】画像として入力した送信文書を一意的に規定で
きる識別子画像を発生させて、入力した文書画像と合成
し、送信する。受信時は、受信した画像から識別子画像
を認識し、自装置が付与した識別子画像であったとき
は、回答文書が送られたものとして、その回答状況を自
動管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像伝送装置および画
像伝送方法に関し、特に画像認識機能および文書分類機
能を有する画像伝送装置および画像伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスでの事務機器として、フ
ァクシミリ装置などの画像伝送装置は不可欠なものにな
っている。ファクシミリ装置は、公衆回線さえあれば文
書を高速に手軽にやりとりできる便利さにより、飛躍的
に設置台数が増加した。設置台数の増加に伴い、1台の
ファクシミリ装置で受信される文書件数も飛躍的に増え
る傾向にある。そうした背景を受けて、受信文書の区分
け作業などの人的負担の軽減を目的とする様々な機能を
付加した装置が、提案され製品化されている。その中で
も、人手を介さずに受信文書を管理するための提案が注
目されている。
【0003】例えば、特開平1−141459号公報に
記載のファクシミリ受信機では、受信した文書に付加さ
れている記号を認識して、その認識結果より判別した宛
先に基づいて受信文書をスタッカ別に分類し、区分け作
業の効率化を計っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、双方向的に送受される文書を容易に
管理することができないという問題点があった。例え
ば、あるファクシミリ装置から文書(回答を要求するよ
うな文書)を送信してその回答を得る場合、そのような
回答文書を分類区分けするためには、あらかじめ文書の
送信先であるすべてのファクシミリ装置の側で所定の記
号を付して回答文書を送るように取決めておき、その回
答文書を受信するファクシミリ装置ではこれらの記号を
認識するように取決めておかなくてはならず、非常に面
倒であった。
【0005】本発明の目的は、双方向的にやりとりする
文書に関して、相手側の機種に依存することなくかつ人
手を介さずに効率的に分類し、回答状況の管理を自動的
に行なうことのできる画像伝送装置および画像伝送方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像伝送装置は、送信文書を画像デー
タとして入力する入力手段と、該送信文書を一意的に識
別できる識別子画像を発生する識別子画像発生手段と、
前記入力した画像データと識別子画像とを合成する合成
手段と、合成した画像データを送信する送信手段と、外
部から送信された画像データを受信する受信手段と、受
信した画像データに自装置で付した識別子画像が含まれ
ているかどうかを判別する判別手段と、その判別結果に
基づいて上記送信文書に対する回答の状況を管理する管
理手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】管理手段による管理の方式としては、例え
ば、送信文書に合成した識別子画像を特定する情報、そ
の識別子画像を合成した送信文書の送信先、およびその
送信先からの回答状況を記載する欄を有する管理テーブ
ルによって、回答状況を管理するとよい。このような管
理テーブルを用いる場合、送信処理時には、送信文書に
合成した識別子画像を特定する情報と、その識別子画像
を合成した送信文書の送信先とを、対応させて管理テー
ブルに登録し、その回答状況記載欄には初期値として未
回答である旨を示す情報を記載しておく。そして、受信
処理時に、受信画像データに自装置で付した識別子画像
が含まれていた場合には、その識別子に対応する回答状
況記載欄に回答済みである旨を示す情報を書込んで回答
分類するとよい。
【0008】さらに、このような管理テーブルの回答状
況の一覧を表示装置に表示するようにするとよい。その
表示画面上で、任意の受信文書の内容表示、印刷または
削除を指定できるようにしてもよい。
【0009】合成する識別子画像の識別子は、送信文書
を一意的に識別できるようなものである必要がある。例
えば、送信時の時間を用いて一意的な識別子を自動生成
するようにするとよい。さらに、判別手段による判別の
後、識別子画像を除去する画像処理を行なうようにして
もよい。また、合成手段により識別子画像を合成する文
書内の位置、および前記判別手段による判別に際して識
別子画像を探索する受信文書内の位置を、指定できるよ
うにしてもよい。ここで、識別子画像の「合成」は、原
画像の適当な領域(例えば、余白部分など)に識別子画
像を貼り込んでもよいし、原画像に新たなページあるい
は余白領域などを付加してそこに識別子画像をセットす
るようにしてもよい。
【0010】さらに、本発明に係る画像伝送方法は、送
信時には、送信文書を画像データとして入力し、該送信
文書を一意的に識別できる識別子画像を発生し、前記入
力した画像データと識別子画像とを合成し、合成した画
像データを送信するとともに、外部から送信された画像
データの受信時には、受信した画像データに自装置で付
した識別子画像が含まれているかどうかを判別し、その
判別結果を回答文書の分類に利用して、受信文書を管理
することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る画像伝送装置および画像伝送方法
では、まず送信文書に一意的な識別子画像を付与して送
信する。それを受信した側では、受信文書に回答を書入
れた回答文書を返送する。回答文書を受信した側(元の
送信文書を送った側)では、受信した画像データに自装
置で付した識別子画像が含まれているかどうかを判別す
る。そして、その判別結果に基づいて先に送信した送信
文書に対する回答状況を管理する。このように、回答状
況を自動管理するので、人手による回答状況の確認や回
答文書の種別による区分けが不必要となる。また、誤確
認がなくなり、作業効率の改善を行なうことができる。
【0012】また、相手先の画像伝送装置は、汎用の装
置でよく、特殊な機能を持つ必要がない。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明
する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る画像伝送
装置を適用したファクシミリ装置のシステム構成を示す
ブロック図である。同図において、1は装置全体を制御
するCPU(中央処理装置)、2はメモリ(ROM)を
示す。
【0015】ROM2には、受信文書を認識する画像認
識プログラム2−1、ファクシミリ装置の送受信を制御
する通信制御プログラム2−2、操作者の入力結果を解
析する入力解析プログラム2−3、受信文書を表示する
受信文書表示プログラム2−4、受信文書を出力する受
信文書印刷プログラム2−5、および画像処理を実行す
る画像処理プログラム2−6が格納されている。
【0016】また、3は画像データの圧縮および圧縮デ
ータの伸長を実行する圧縮伸長プロセッサ、4は送信文
書を画像として読み込むイメージスキャナ、5はメモリ
(RAM)を示す。RAM5には、各種管理テーブルを
格納するためのテーブルメモリ5−1および画像を格納
するためのビットマップメモリ5−2のそれぞれの領域
が確保されている。
【0017】6は受信文書を格納するためのディスク、
7は操作者がコマンドや文字データを入力するためのキ
ーボード、8は受信文書を印刷するためのプリンタ、9
は受信文書や操作案内等を画面に表示するためのビット
マップディスプレイ、10は通信制御部、11は通信制
御部10に接続される公衆回線を示す。
【0018】本ファクシミリ装置の機能は、文書の送信
機能、受信機能、および受信文書の編集機能に大別でき
る。文書の送信機能としては、一般文書を送信する機能
および本発明の特徴である回答要求文書(その定義は後
述する)を送信するための機能がある。文書の受信機能
において、受信された文書は常にディスク6に格納され
編集処理の対象となる。受信文書の編集機能としては、
ディスク6に格納された受信文書をビットマップディス
プレイ9に表示または削除するための機能、および回答
状況を表示するための機能がある。
【0019】図2は、本実施例のファクシミリ装置の動
作を示すフローチャートである。主として、ステップ2
05,209,213においてそれぞれ上述の受信機
能、送信機能、および編集機能を実現する処理が行なわ
れる。以下、図の流れに沿って説明する。
【0020】ステップ201ではファクシミリ装置への
イベント発生を判定し、イベント発生があればステップ
203へ、イベント未発生ならばステップ201へ戻り
再びイベント発生を判定する。発生するイベントの種別
は、受信時における着呼確認、操作者による文書の送
信、および受信文書の編集がある。
【0021】ステップ203では発生したイベントがフ
ァクシミリ装置の受信処理起動開始である電話着呼であ
るか否かを確認し、電話未着呼ならばステップ207
へ、電話着呼であればステップ205の受信処理へ、そ
れぞれ進む。ステップ207では発生したイベントが操
作者による送信要求であるか否かを判定し、送信要求で
なければステップ211へ、送信要求であればステップ
209の送信処理へ、それぞれ進む。ステップ211で
は発生したイベントが操作者による受信文書の編集要求
であるか否かを判定し、編集要求でなければステップ2
15へ、編集要求であればステップ213の受信文書編
集処理へ、それぞれ進む。ステップ205,209,2
13の後は、ステップ201へ戻る。
【0022】ステップ215では操作者によるイベント
判定終了要求を判定する。終了要求がなければステップ
201へ戻り、終了要求があればイベント発生判定を終
了する。
【0023】次に、ステップ209の送信処理について
詳しく説明する。本実施例のファクシミリ装置におい
て、送信処理には2つのモードがある。通常のファクシ
ミリ送信である一般文書送信モードと、受信者側に回答
の要求を行なう回答要求文書送信モードである。一般文
書送信モードでは、スキャナ4から読み取った文書画像
を加工することなくそのまま送信する。これに対して、
回答要求文書送信モードでは、スキャナ4から読み取っ
た文書の画像に対して回答状況管理のための識別子画像
を合成して送信する。
【0024】ここで、「回答要求文書」とは、その文書
を受信した側が回答を書き加えて送り返すことを期待
(要求)して送信側が送信するような文書をいう。例え
ば、各種のアンケートや会議等の出席確認などのよう
に、受信者側が送信者側の送信した文書に追記処理等を
行ない送信者側へ発信する必要性のある文書のことであ
る。また、「回答文書」とは、回答要求文書を受信した
側が回答を書き加えて送り返す文書をいう。「一般文
書」とは、回答要求文書以外のすべての送信文書、およ
び回答文書以外のすべての受信文書をいう。
【0025】図3は、ステップ209(図2)の送信処
理の詳細なフローチャートである。以下、同図を参照し
て、送信処理および上記の2つの送信モードについて詳
しく説明する。
【0026】まず、ステップ301では、送信文書をス
キャナ4から読み取り、ビットマップメモリ5−2に画
像データとして格納する。ステップ303では送信モー
ドに応じて処理を分岐する。送信モードは、操作者の入
力により指定される。ステップ303において、判定結
果が一般文書送信モードならばステップ319へ、回答
要求文書送信モードならばステップ305へ、それぞれ
進む。
【0027】ステップ305では送信する回答要求文書
の文書の文書名をキーボード7からの入力により操作者
が設定する。この文書名は回答要求文書に対する回答の
状況を内部管理するために付与するものであり、以後ス
テップ301で入力された文書はこの文書名で扱われ
る。次に、ステップ307では原画像(ステップ301
で入力しビットマップメモリ5−2に格納されている画
像データ)に識別子画像を合成する。これにより、ビッ
トマップメモリ5−2に格納されていた原画像に識別子
画像が貼り込まれる。識別子画像の合成処理の詳細につ
いては、図4を参照して後述する。
【0028】識別子画像を合成した後、ステップ309
ではビットマップメモリ5−2に格納されている画像デ
ータ(識別子画像が合成されたもの)をファクシミリ通
信のデータ形式であるMH符号(G3対応のファクシミ
リであればMH符号、G4対応のファクシミリならばM
MR符号)に変換する。変換後の圧縮コードデータは、
ビットマップメモリ5−2に格納する。ステップ311
では操作者からの入力による送信先情報を設定する。送
信先情報として設定するのは、必須項目として相手先の
FAX番号、その他の設定可能な項目としては相手先の
住所や相手先の名前がある。
【0029】ステップ313では回答文書を管理するた
めの回答状況管理テーブルを更新する。回答状況管理テ
ーブルは、回答要求文書送信モードによる送信文書に対
する回答の状況を自動管理するためのテーブルである。
回答状況管理テーブルは、テーブルメモリ5−1上に設
けられ管理されている。回答状況管理テーブルについて
は、図5を参照して後述する。
【0030】次に、ステップ315では通信制御部10
をコントロールしてビットマップメモリ5−2に格納さ
れている圧縮コードデータを電話回線11を介して送信
する。ステップ317では次の処理について操作者によ
る入力を判定し、継続ならば現在の文書を複数の受信者
へ送信するとしてステップ307に戻り、原画像に別の
識別子画像を合成して再度送信処理を行なう。終了なら
ば送信処理を終了する。
【0031】ステップ303において判定結果が一般文
書送信モードであるときは、まずステップ319で送信
先のFAX番号を設定する。次に、ステップ321でビ
ットマップメモリ5−2に格納されている画像データを
圧縮コードデータに変換し、ステップ323でその圧縮
コードデータを送信し、送信処理を終了する。
【0032】次に、図4のフローチャートを参照して、
識別子合成処理(図3のステップ307)について詳し
く説明する。
【0033】まず、ステップ401では原画像上で識別
子画像を合成することが可能な領域を検出する。合成可
能な領域とは、原画像と識別子画像が重なり合わない領
域である。本実施例では、回答要求文書の先頭ページ左
上のマージン等の余白領域を利用している。なお、原画
像と識別子画像が重なり合わず、区別できる領域であれ
ば、どの領域を用いてもよい。
【0034】ステップ403では合成する識別子画像を
生成する。識別子は、送信画像ごとに一意的なものを生
成する。識別子画像は、生成した識別子を画像データと
したものである。識別子画像は、回答文書の受信処理時
において認識対象となる。本実施例では、同様の機能を
備えたファクシミリ装置から送信された文書に付されて
いる識別子画像と自装置で合成した識別子画像との区別
を明確にするために、識別子画像の形式は(自装置I
D)+(内部管理記号)としている。
【0035】次に、ステップ405では原画像にステッ
プ403で生成された識別子画像を合成する。すなわ
ち、ビットマップメモリ5−2に格納されている原画像
のうちのステップ401で検出した領域に、識別子画像
を合成する。その後、リターンする。
【0036】図5は、回答状況管理テーブルのデータ形
式を示す。同図において、回答状況管理テーブル501
は、文書名欄503、宛先住所505、宛先名507、
FAX番号509、識別子511、送信時間513、回
答515、着信時間517、および受信文書アドレス5
19の各項目を備えている。なお、これら各項目に付し
た付番は、各データを記載する領域を示すとともに、そ
の領域に格納されたデータをも示すものとする。例え
ば、「受信文書アドレス519」というときは、受信文
書アドレスを記載する回答状況管理テーブル内のデータ
領域を示すとともに、その領域に格納された受信文書ア
ドレスデータをも示すものとする。
【0037】図5の例では、文書名503が「A」およ
び「B」である2種類の文書が回答要求文書送信モード
で送信され、それらの送信に対する回答状況の管理がな
されている。各文書に対する管理データは送信先別の情
報レコード群で構成され、各文書に対して送信先の件数
分のレコードが登録されている。例えば、文書Aは東京
の営業部、神奈川の宣伝部、および千葉の企画部の3件
に送信されており、回答状況を管理されている。
【0038】以下、図5を参照して、各項目について説
明する。
【0039】文書名503は、送信した回答要求文書の
文書名である。この文書名は、図3の送信処理のステッ
プ305において操作者により入力される。宛先住所5
05、宛先名507、およびFAX番号509は、回答
要求文書を送信した送信先の住所、名称、およびFAX
番号である。これらの情報は、図3のステップ311に
おいて操作者により入力される。
【0040】識別子511は、上述した図4の識別子合
成処理によって、一意的に自動生成されその画像が原画
像に合成された識別子である。回答文書の受信処理時
(つまり送信側の回答要求送信モードで送信した文書を
それに追記して受信側が送り返した文書を受信処理する
際)には、この識別子511と受信文書から認識された
識別子とをマッチングすることによって、受信文書が誰
に送信したどの文書に対する回答であるのかを決定する
ことができる。本実施例では「ID−XX−00」とい
うような識別子を用いた。「ID−XX」は自装置ID
を示し、下2桁は内部の管理上の番号を示す。なお、シ
ステムが判別可能な識別子であればどのようなものでも
使用することができる。
【0041】送信時間513は、図3のステップ315
において受信側のファクシミリ装置と通信を開始した時
間であり、システムで自動的に設定される項目である。
回答515は、送信した回答要求文書に対して回答が行
われたかどうか、その回答状況を記録するための項目で
ある。この項目に「済」のフラグが成立している場合は
対応する送信先からの回答文書を受信した状況であるこ
とを表し、「未」のフラグが成立している場合は回答文
書の受信が行われていない状況であることを表してい
る。
【0042】着信時間517は、回答文書が着信した時
間を示す。この項目は、回答515のフラグに「済」が
成立した時点で、システムが自動的に設定する。回答5
15のフラグに「済」が成立した時点で受信文書を圧縮
コード形式でディスク7にファイルとして格納するが、
受信文書アドレス519には、そのときのファイルのア
ドレスが設定される。以後、受信文書に対する表示等の
処理時にはこのファイルのアドレスを用いる。
【0043】図6は、回答要求送信モードによる送信で
識別子画像が原画像に合成された結果の一例を示す。上
述したように、このような識別子画像と原画像との合成
は、図3のステップ307(図4の識別子合成処理)で
行われる。図6において、円で囲まれた部分の画像60
1が合成された識別子画像である。
【0044】図7は、ステップ205(図2)の受信処
理の詳細なフローチャートである。受信処理では、受信
文書に関して必ず認識処理を行ない、それが回答文書な
のか一般文書なのかを検出する。以下、同図を参照し
て、受信処理について詳しく説明する。
【0045】まず、ステップ701では受信に関する初
期設定を行なう。具体的には、メモリ2の通信制御プロ
グラム2−2により相手側のファクシミリ装置(相手装
置)との間で通信条件を確認し、ファクシミリ装置(自
装置)を受信モードに設定する。ステップ703では電
話回線12を介して送信されてきた圧縮コードデータを
受信する。受信された圧縮コードデータは、一旦、ビッ
トマップメモリ5−2に格納する。ステップ705で
は、画像認識処理に用いるために、ビットマップメモリ
5−2に格納された圧縮コードデータを圧縮伸長プロセ
ッサ3を用いて原画像に伸長する。伸長処理は、ビット
マップメモリ5−2上で行われる。
【0046】ステップ707では、メモリ2の画像認識
プログラム2−1を用いて、ステップ705で伸長した
原画像に識別子画像が存在するか否かを判定する。画像
データ中に識別子画像がなければステップ717へ、識
別子画像があればステップ709へ、それぞれ進む。
【0047】ステップ709からステップ713は、受
信文書中に識別子画像が存在した場合の処理である。ま
ず、ステップ709では、ステップ707で判定した識
別子画像が自装置が付加した識別子画像であるのかまた
は同等の機能を持つ他装置が付加した識別子画像である
のかをさらに判定する。自装置が付加した識別子画像で
あるときはステップ711へ、他装置が付加した識別子
画像であるときはステップ717へ、それぞれ進む。
【0048】ステップ711では、回答状況管理テーブ
ル501の識別子511を検索し、認識した識別子画像
(受信文書中に存在したもの)の識別子と同じ識別子5
11を有するレコードを検索する。ステップ713で
は、ステップ711での検索結果を判定する。回答状況
管理テーブル501内に目的の識別子を有するレコード
が存在するときはステップ715へ進み、存在しないと
きは認識結果の誤りとして対象となっている文書を一般
文書として扱いステップ717へ進む。
【0049】ステップ715では、該当したレコードの
回答515のフラグを「済」とし、着信時間517を設
定する。そして、ステップ719でビットマップメモリ
5−2の圧縮コードデータをファイルとして再度格納
し、受信処理を終了してリターンする。
【0050】ステップ717では現在の一般受信文書管
理テーブルを更新する。一般文書管理テーブルの詳細に
ついては図8を参照して後述する。次に、ステップ71
9に進み、ビットマップメモリ5−2の圧縮コードデー
タ(一般文書)をファイルとして格納し、一般受信文書
管理テーブルの受信文書アドレスなど(後述する図8)
を設定し、受信処理を終了してリターンする。
【0051】図8は、図7のステップ717で更新する
一般受信文書管理テーブルの構成を示す。一般受信文書
管理テーブル801の各レコードは、着信時間803、
受信FAX機器ID805、および受信文書アドレス8
07の各項目を有する。着信時間803は、一般受信文
書の受信処理を開始した時間である。受信FAX機器I
D805は、受信側のファクシミリに登録されている機
器IDである。受信文書アドレス807は、対応する受
信文書ファイルを格納したディスク6上のアドレスであ
る。これらの情報は、上述したように、図7のステップ
717で設定される。
【0052】図9は、ステップ211(図2)の受信文
書編集処理の詳細なフローチャートである。本実施例に
おいて、編集対象とする受信文書の種別は2種類ある。
1つは、送信時において回答要求送信モードで送信した
回答要求文書に相手側が回答を書入れて送られてきた回
答文書である。もう1つは、通常の一般文書の受信を行
った一般受信文書である。図7を参照して説明したよう
に、受信時において、2種類の文書は、文書中に自装置
で付加した識別子画像が存在するかどうかで自動的に判
断され区別される。この2種類の受信文書は、管理する
テーブルの種別も異なり、編集処理に関しても別々の処
理が必要とされる。以下、図9を参照して、受信文書を
編集する過程を説明する。
【0053】まず、ステップ901ではどの種別の受信
文書を編集するのかを判定する。回答文書であればステ
ップ903へ、一般受信文書であればステップ915
へ、それぞれ進む。
【0054】ステップ903以降の回答文書編集につい
て説明する。ステップ903では回答状況管理テーブル
501(図5)の文書名501の一覧をビットマップデ
ィスプレイ9に表示する。これにより、現時点において
回答要求文書として登録されている文書の一覧が表示さ
れる。ステップ905では、ステップ903で表示され
た回答要求文書名の一覧から編集を希望する文書名を操
作者により設定させる。さらに、ステップ907では操
作者からの入力を受け付け、編集の種別を判定する。操
作者から指示された編集処理が文書削除ならステップ9
09へ、回答状況一覧表示ならステップ911へ、それ
ぞれ進む。
【0055】ステップ909では文書の削除を行なう。
すなわち、削除する文書に対する回答状況管理テーブル
中の該当レコードをすべて削除し、該当するすべての受
信文書ファイルをディスク7から削除する。その後、ス
テップ923に進む。
【0056】ステップ911では、編集中の文書に対す
る回答状況管理テーブル501の内容を表形式で一覧表
示する。この画面を参照することによって、操作者はそ
の回答要求文書に対する回答状況を知ることができる。
図10(a)は、ステップ911で表示する画面の一例
を示す。一覧表示1001は、文書名が「A」の回答要
求文書は件数が3件(すなわち送信先が3つ)である
が、回答が得られている(「済」)のが2件で、未回答
(「未」)が1件あることを示している。また、各送信
先や送信時間などの一覧が表示されている。
【0057】再び図9を参照して、ステップ913で
は、ステップ911で表示した受信文書(回答文書)を
ビットマップディスプレイ9またはプリンタ8に出力す
るための文書出力処理を行なう。文書出力処理の詳細に
ついては、図12を参照して後述する。文書出力処理の
後、ステップ923に進む。
【0058】次に、ステップ915以降の一般受信文書
編集について説明する。一般受信文書とは、受信された
一般文書、すなわち回答文書以外の受信文書すべてのこ
とである。当然に、同様に機能を有する他装置から識別
子画像が付加されて送信された回答要求文書を受信した
場合、その文書は、自装置にとっては一般受信文書であ
る。一般受信文書は、一般受信文書管理テーブル801
(図8)を用いて管理されている。
【0059】まず、ステップ915では一般受信文書管
理テーブル801に登録された一般受信文書の一覧を表
示する。表示内容は、着信時間および相手先のファクシ
ミリの機器IDである。図10(b)は、ステップ91
5で表示する一般受信文書一覧の一例を示す。一覧表示
1101は、一般受信文書の件数が3件あること、およ
び、それら受信文書の着信時間などの一覧が表示されて
いる。
【0060】再び図9を参照して、ステップ917で
は、表示された一般受信文書の一覧から編集を希望する
文書名を操作者により設定させる。さらに、ステップ9
19では操作者からの入力を受け付け、編集の種別を判
定する。操作者から指示された編集処理が文書削除なら
ステップ921へ、文書内容の表示ならステップ913
へ、それぞれ進む。
【0061】ステップ921では文書の削除を行なう。
すなわち、削除する文書に対する一般受信文書管理テー
ブル801中の該当レコードを削除し、該当する受信文
書ファイルをディスク7から削除する。その後、ステッ
プ923に進む。
【0062】図11は、図9のステップ913の文書出
力処理のフローチャートである。文書出力処理は、編集
処理対象である特定の受信文書について、内容の表示あ
るいは印刷を実行するものである。
【0063】まず、ステップ1201では、編集対象と
して指定された受信文書の内容を表示するかどうかを操
作者に指定させ、その判定を行なう。表示しない場合
は、ステップ1207へ進み、表示する場合はステップ
1203へ進む。
【0064】ステップ1203では、表示対象となる受
信文書の圧縮コードファイルを管理テーブル801の受
信文書アドレス807より検索し、当該圧縮コードファ
イルをビットマップメモリ5−2に格納する。ここで格
納されたファイルはファクシミリ通信用の圧縮コードで
あるため、圧縮伸長プロセッサ3を用いて、表示可能な
画像に伸長する。次に、ステップ1205では、受信文
書表示プログラム2−4を用いて、伸長後の画像をビッ
トマップディスプレイ9に表示する。その後、ステップ
1207に進む。
【0065】ステップ1207では、現在ビットマップ
ディスプレイ9に表示されている画像をプリンタ8で印
刷するかどうかを操作者に指定させ、その判定を行な
う。印刷しない場合は処理を終了し、印刷する場合はス
テップ1209へ進む。ステップ1209では、ビット
マップメモリ5−2の画像を受信文書印刷プログラム2
−5を用いてプリンタ8へ出力する。その後、処理を終
了する。
【0066】なお、上記実施例では、回答要求文書の先
頭ページの左上の余白に識別子画像を合成するようにし
ているが、これに限らず、適当な余白部分があればその
領域に合成してもよい。また、回答要求文書に新たなペ
ージあるいは余白領域などを付加してそこに識別子画像
を合成してもよい。識別子画像を合成する位置はあらか
じめ指定できるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、回答要求文書に対する
回答状況を自動管理するので、人手による回答状況の確
認や回答文書の種別による区分けが不必要となる。した
がって、誤確認がなくなり、作業効率を改善することが
できる。また、相手先の画像伝送装置は、互いに画像の
授受を行なうことができるものであれば、汎用ファクシ
ミリ装置を含めどのようなものでもよい。すなわち、相
手先の装置に特殊な機能は必要なく、どのような相手先
の装置においても、送信文書に対する回答状況の管理を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像伝送装置を適
用したファクシミリ装置のシステム構成を示すブロック
【図2】 実施例のファクシミリ装置の動作を示すフ
ローチャート図
【図3】 送信処理のフローチャート図
【図4】 識別子合成処理のフローチャート図
【図5】 回答状況管理テーブルの詳細を示す図
【図6】 識別子画像が原画像に合成された例を示す
【図7】 受信処理のフローチャート図
【図8】 一般受信文書管理テーブルの詳細を示す図
【図9】 受信文書編集処理のフローチャート図
【図10】 回答状況表示画面および一般受信文書一覧
画面の例を示す図
【図11】 文書出力処理のフローチャート図。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ(ROM) 3 圧縮伸長プロセッサ 4 イメージスキャナ 5 メモリ(RAM) 6 ディスク 7 キーボード 8 プリンタ 9 ビットマップディスプレイ 10 通信制御部 11 公衆回線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信文書を画像データとして入力する入力
    手段と、該送信文書を一意的に識別できる識別子画像を
    発生する識別子画像発生手段と、前記入力した画像デー
    タと識別子画像とを合成する合成手段と、合成した画像
    データを送信する送信手段と、外部から送信された画像
    データを受信する受信手段と、受信した画像データに自
    装置で付した識別子画像が含まれているかどうかを判別
    する判別手段と、その判別結果に基づいて上記送信文書
    に対する回答の状況を管理する管理手段とを備えたこと
    を特徴とする画像伝送装置。
  2. 【請求項2】前記管理手段は、送信文書に合成した識別
    子画像を特定する情報、その識別子画像を合成した送信
    文書の送信先、およびその送信先からの回答状況を記載
    する欄を有する管理テーブルを備えるとともに、 送信処理時には、前記送信文書に合成した識別子画像を
    特定する情報と、その識別子画像を合成した送信文書の
    送信先とを、対応させて管理テーブルに登録し、その回
    答状況記載欄には初期値として未回答である旨を示す情
    報を記載し、 受信処理時に、受信画像データに自装置で付した識別子
    画像が含まれていた場合には、その識別子に対応する回
    答状況記載欄に回答済みである旨を示す情報を書込んで
    回答分類する請求項1に記載の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記管理テーブルの回答状況の一
    覧を表示装置に表示する手段を備えた請求項2に記載の
    画像伝送装置。
  4. 【請求項4】さらに、表示した前記管理テーブルの回答
    状況の一覧において、任意の受信文書の内容表示、印刷
    または削除を指定する手段を備えた請求項3に記載の画
    像伝送装置。
  5. 【請求項5】前記識別子画像発生手段は、送信時の時間
    を用いて一意的な識別子を自動生成する請求項1に記載
    の画像伝送装置。
  6. 【請求項6】さらに、前記判別手段による判別の後、識
    別子画像を除去する画像処理を行なう手段を備えた請求
    項1に記載の画像伝送装置。
  7. 【請求項7】さらに、前記合成手段により識別子画像を
    合成する文書内の位置、および前記判別手段による判別
    に際して識別子画像を探索する受信文書内の位置を、指
    定する手段を備えた請求項1に記載の画像伝送装置。
  8. 【請求項8】送信時には、送信文書を画像データとして
    入力し、該送信文書を一意的に識別できる識別子画像を
    発生し、前記入力した画像データと識別子画像とを合成
    し、合成した画像データを送信するとともに、 外部から送信された画像データの受信時には、受信した
    画像データに自装置で付した識別子画像が含まれている
    かどうかを判別し、その判別結果を回答文書の分類に利
    用して、受信文書を管理することを特徴とする画像伝送
    方法。
JP4242630A 1992-08-19 1992-08-19 画像伝送装置および画像伝送方法 Pending JPH0670130A (ja)

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