JPH0669965A - 平衡型線路による3値信号伝送方法およびその送受信装置 - Google Patents
平衡型線路による3値信号伝送方法およびその送受信装置Info
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- JPH0669965A JPH0669965A JP21800792A JP21800792A JPH0669965A JP H0669965 A JPH0669965 A JP H0669965A JP 21800792 A JP21800792 A JP 21800792A JP 21800792 A JP21800792 A JP 21800792A JP H0669965 A JPH0669965 A JP H0669965A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、平衡型線路による3値信号伝送方
法とその送受信装置とに関し、2値信号伝送よりも帯域
の節減された伝送を実現するのを目的とする。 【構成】 送信装置3と、受信装置4と、送信装置3と
受信装置4とを接続する2本の電線XおよびYからなる
平衡型線路とを具備し、送信装置3は送信すべき信号が
論理レベル“0”の場合、第1の電線Xへ送出する電位
を高電位とし、かつ第2の電線Yへ送出する電位を低電
位とし、逆に送信すべき信号が論理レベル“1”の場
合、第1の電線Xへ送出する電位を低電位とし、かつ第
2の電線Yへ送出する電位を高電位とすることにより受
信装置4に信号を伝送する平衡線路による信号伝送方法
において、送信装置3が送信すべき信号を論理レベル
“0”,“1”および“2”で形成される3値信号に変
換し、論理レベル“0”と“1”とについては前記の方
法で、また論理レベル“2”については第1の電線Xと
第2の電線Yとの間のインピーダンスを高くする方法で
受信装置4に伝送する。
法とその送受信装置とに関し、2値信号伝送よりも帯域
の節減された伝送を実現するのを目的とする。 【構成】 送信装置3と、受信装置4と、送信装置3と
受信装置4とを接続する2本の電線XおよびYからなる
平衡型線路とを具備し、送信装置3は送信すべき信号が
論理レベル“0”の場合、第1の電線Xへ送出する電位
を高電位とし、かつ第2の電線Yへ送出する電位を低電
位とし、逆に送信すべき信号が論理レベル“1”の場
合、第1の電線Xへ送出する電位を低電位とし、かつ第
2の電線Yへ送出する電位を高電位とすることにより受
信装置4に信号を伝送する平衡線路による信号伝送方法
において、送信装置3が送信すべき信号を論理レベル
“0”,“1”および“2”で形成される3値信号に変
換し、論理レベル“0”と“1”とについては前記の方
法で、また論理レベル“2”については第1の電線Xと
第2の電線Yとの間のインピーダンスを高くする方法で
受信装置4に伝送する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平衡型線路による3値
信号伝送の方法とその送受信装置に関する。一般に平衡
型線路は、対雑音性や対漏話性が良いので、RS−42
2インタフェース等として計算機間通信やデータ伝送等
の2値信号伝送に賞用されている。
信号伝送の方法とその送受信装置に関する。一般に平衡
型線路は、対雑音性や対漏話性が良いので、RS−42
2インタフェース等として計算機間通信やデータ伝送等
の2値信号伝送に賞用されている。
【0002】ただ高速伝送になると、周波数特性上の制
約から波形が歪んで来るので、簡易低廉な方法で信号の
帯域を節減することが望まれていた。
約から波形が歪んで来るので、簡易低廉な方法で信号の
帯域を節減することが望まれていた。
【0003】
【従来の技術】以下、従来の技術について説明する。図
4は、従来公知のRS−422平衡型インタフェース回
路の回路図である。
4は、従来公知のRS−422平衡型インタフェース回
路の回路図である。
【0004】同図中、1および2はそれぞれ送信側およ
び受信側の演算増幅器、TおよびRはそれぞれ信号源点
および負荷点、AおよびBは平衡型線路を構成する2本
の電線、αおよびβは信号源側インタフェース点で、γ
およびδは負荷側インタフェース点である。
び受信側の演算増幅器、TおよびRはそれぞれ信号源点
および負荷点、AおよびBは平衡型線路を構成する2本
の電線、αおよびβは信号源側インタフェース点で、γ
およびδは負荷側インタフェース点である。
【0005】いま、点Tに高電位VCCたとえば+5Vを
加えると、電流はα→γ→δ→βと流れ、点Rの電位が
約+5Vとなる。つぎに、点Tを低電位GRDたとえば
0Vとすると、電流はβ→δ→γ→αと流れ、点Rの電
位も0Vとなる。
加えると、電流はα→γ→δ→βと流れ、点Rの電位が
約+5Vとなる。つぎに、点Tを低電位GRDたとえば
0Vとすると、電流はβ→δ→γ→αと流れ、点Rの電
位も0Vとなる。
【0006】前者の方法で論理レベル“1”を伝送する
ことができ、後者の方法で論理レベル“0”を伝送する
ことができる。もちろん、その逆にしてもまったく差し
支えないが、いったん関連技術者間でどちらかに決めた
ら、以後原則として変更はできない。
ことができ、後者の方法で論理レベル“0”を伝送する
ことができる。もちろん、その逆にしてもまったく差し
支えないが、いったん関連技術者間でどちらかに決めた
ら、以後原則として変更はできない。
【0007】図5は、図4の回路で伝送されるJISコ
ードの文字1の2進数“00110001”の信号波形
を示す。
ードの文字1の2進数“00110001”の信号波形
を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5は
図4の回路の帯域が十分広い場合の波形であって、実際
には周波数特性上の制約から図6のように歪み、さらに
は元符号の正しい再生が不可能となる。
図4の回路の帯域が十分広い場合の波形であって、実際
には周波数特性上の制約から図6のように歪み、さらに
は元符号の正しい再生が不可能となる。
【0009】したがって、本発明の目的は、従来技術に
よる上述のような難点を除き、平衡型線路による帯域の
節減された伝送方法とその送受信装置を提供する点にあ
る。
よる上述のような難点を除き、平衡型線路による帯域の
節減された伝送方法とその送受信装置を提供する点にあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。同図中、3は送信装置、4は受信装
置、XおよびYは平衡型線路を構成する2本の電線、κ
およびλは送信側インタフェース点で、μおよびνは受
信側インタフェース点である。
ロック図である。同図中、3は送信装置、4は受信装
置、XおよびYは平衡型線路を構成する2本の電線、κ
およびλは送信側インタフェース点で、μおよびνは受
信側インタフェース点である。
【0011】送信装置3中、Tは送信すべき信号の入力
端子、30は3値符号化回路、S1,S2 ,S3 および
S4 はそれぞれ第1、第2、第3および第4の等価スイ
ッチ、VCCは高電位源で、GRDは低電位源である。
端子、30は3値符号化回路、S1,S2 ,S3 および
S4 はそれぞれ第1、第2、第3および第4の等価スイ
ッチ、VCCは高電位源で、GRDは低電位源である。
【0012】また、受信装置4中、Mは指針P及び第
1、第2、第3および第4の接点それぞれC1 ,C2 お
よびC3 を具備する3接点型の等価電流計継電器、40
は3値復号化回路で、Rは復号された信号の出力端子で
ある。
1、第2、第3および第4の接点それぞれC1 ,C2 お
よびC3 を具備する3接点型の等価電流計継電器、40
は3値復号化回路で、Rは復号された信号の出力端子で
ある。
【0013】さて、既述の目的を達成するため、本発明
は、図1に示すように下記の構成とする。すなわち請求
項1では、送信装置3と、受信装置4と、前記送信装置
3と前記受信装置4とを接続する2本の電線XおよびY
からなる平衡型線路とを具備し、前記送信装置3は送信
すべき信号が論理レベル“0”の場合前記2本の電線の
うち第1の電線Xへ送出する電位を高電位とし、かつ第
2の電線Yへ送出する電位を低電位とし、逆に送信すべ
き信号が論理レベル“1”の場合前記第1の電線Xへ送
出する電位を低電位とし、かつ前記第2の電線Yへ送出
する電位を高電位とすることにより前記受信装置4に信
号を伝送する平衡線路による信号伝送方法において、前
記送信装置3が送信すべき信号を論理レベル“0”,
“1”および“2”で形成される3値信号に変換し、論
理レベル“0”と“1”とについては前記の方法で、ま
た論理レベル“2”については前記第1の電線Xと前記
第2の電線Yとの間のインピーダンスを高くする方法で
前記受信装置4に伝送する。
は、図1に示すように下記の構成とする。すなわち請求
項1では、送信装置3と、受信装置4と、前記送信装置
3と前記受信装置4とを接続する2本の電線XおよびY
からなる平衡型線路とを具備し、前記送信装置3は送信
すべき信号が論理レベル“0”の場合前記2本の電線の
うち第1の電線Xへ送出する電位を高電位とし、かつ第
2の電線Yへ送出する電位を低電位とし、逆に送信すべ
き信号が論理レベル“1”の場合前記第1の電線Xへ送
出する電位を低電位とし、かつ前記第2の電線Yへ送出
する電位を高電位とすることにより前記受信装置4に信
号を伝送する平衡線路による信号伝送方法において、前
記送信装置3が送信すべき信号を論理レベル“0”,
“1”および“2”で形成される3値信号に変換し、論
理レベル“0”と“1”とについては前記の方法で、ま
た論理レベル“2”については前記第1の電線Xと前記
第2の電線Yとの間のインピーダンスを高くする方法で
前記受信装置4に伝送する。
【0014】なお上の説明で、「送信すべき信号が論理
レベル“0”の場合前記2本の電線のうち第1の電線X
へ送出する電位を高電位とし、かつ第2の電線Yへ送出
する電位を低電位とし、逆に送信すべき信号が論理レベ
ル“1”の場合前記第1の電線Xへ送出する電位を低電
位とし、かつ前記第2の電線Yへ送出する電位を高電位
とする。」と述べたが、もちろんその逆であっても一向
に構わない。すなわち、「送信すべき信号が論理レベル
“0”の場合前記2本の電線のうち第1の電線Xへ送出
する電位を低電位とし、かつ第2の電線Yへ送出する電
位を高電位とし、逆に送信すべき信号が論理レベル
“1”の場合前記第1の電線Xへ送出する電位を高電位
とし、かつ前記第2の電線Yへ送出する電位を低電位と
する。」としてもよい。
レベル“0”の場合前記2本の電線のうち第1の電線X
へ送出する電位を高電位とし、かつ第2の電線Yへ送出
する電位を低電位とし、逆に送信すべき信号が論理レベ
ル“1”の場合前記第1の電線Xへ送出する電位を低電
位とし、かつ前記第2の電線Yへ送出する電位を高電位
とする。」と述べたが、もちろんその逆であっても一向
に構わない。すなわち、「送信すべき信号が論理レベル
“0”の場合前記2本の電線のうち第1の電線Xへ送出
する電位を低電位とし、かつ第2の電線Yへ送出する電
位を高電位とし、逆に送信すべき信号が論理レベル
“1”の場合前記第1の電線Xへ送出する電位を高電位
とし、かつ前記第2の電線Yへ送出する電位を低電位と
する。」としてもよい。
【0015】しかし、本明細書では、混乱を避けるた
め、前者の場合だけを説明する。請求項2では、前記の
平衡型線路による3値信号伝送方法における送信装置3
は、 高電位源VCCと前記第1の電線Xとの間に挿入さ
れた第1の等価スイッチS1 と、低電位源GRDと前記
第1の電線Xとの間に挿入された第2の等価スイッチS
2 と、前記高電位源VCCと前記第2の電線Yとの間に挿
入された第3の等価スイッチS3 と、前記低電位源GR
Dと前記第2の電線Yとの間に挿入された第4の等価ス
イッチS4 と、前記第1ないし第4の等価スイッチS1
ないしS4のそれぞれを切換え駆動する3値符号化回路
30で構成され、送信すべき信号が論理レベル“0”の
場合には第1の等価スイッチS1 と第4の等価スイッチ
S4とを接続側に第2の等価スイッチS2 と第3の等価
スイッチS3 とを切断側に切換え、送信すべき信号が論
理レベル“1”の場合には第2の等価スイッチS2 と第
3の等価スイッチS3 とを接続側に第1の等価スイッチ
S1 と第4の等価スイッチS4 とを切断側に切換え、送
信すべき信号が論理レベル“2”の場合には第1ないし
第4のすべてのスイッチS1 ないしS4 を切断側に切換
えるように動作させる。
め、前者の場合だけを説明する。請求項2では、前記の
平衡型線路による3値信号伝送方法における送信装置3
は、 高電位源VCCと前記第1の電線Xとの間に挿入さ
れた第1の等価スイッチS1 と、低電位源GRDと前記
第1の電線Xとの間に挿入された第2の等価スイッチS
2 と、前記高電位源VCCと前記第2の電線Yとの間に挿
入された第3の等価スイッチS3 と、前記低電位源GR
Dと前記第2の電線Yとの間に挿入された第4の等価ス
イッチS4 と、前記第1ないし第4の等価スイッチS1
ないしS4のそれぞれを切換え駆動する3値符号化回路
30で構成され、送信すべき信号が論理レベル“0”の
場合には第1の等価スイッチS1 と第4の等価スイッチ
S4とを接続側に第2の等価スイッチS2 と第3の等価
スイッチS3 とを切断側に切換え、送信すべき信号が論
理レベル“1”の場合には第2の等価スイッチS2 と第
3の等価スイッチS3 とを接続側に第1の等価スイッチ
S1 と第4の等価スイッチS4 とを切断側に切換え、送
信すべき信号が論理レベル“2”の場合には第1ないし
第4のすべてのスイッチS1 ないしS4 を切断側に切換
えるように動作させる。
【0016】さらに、請求項3では、前記の平衡型線路
による3値信号伝送方法における受信装置4は、前記第
1の電線Xの受信端と前記第2の電線Yの受信端との間
に挿入され、指針Pと、電流が前記第1の電線Xから前
記第2の電線Yに向かって流れる時前記指針Pが接触す
る第1の接点C1 と、電流が前記第2の電線Yから前記
第1の電線Xに向かって流れる時前記指針Pが接触する
第2の接点C2 と、電流が流入しない時前記指針Pが接
触する第3の接点C3 とを具備する3接点型の等価電流
計継電器M、および前記第1ないし第3の接点C1 ない
しC3 と連動して3値信号を復号する3値復号化回路4
0で構成され、前記指針Pが前記第1の接点C1 と接触
すると論理レベル“0”を復号し、前記指針Pが前記第
2の接点C2 と接触すると論理レベル“1”を復号し、
前記指針Pが前記第3の接点C3と接触すると論理レベ
ル“2”を復号するよう動作させる。
による3値信号伝送方法における受信装置4は、前記第
1の電線Xの受信端と前記第2の電線Yの受信端との間
に挿入され、指針Pと、電流が前記第1の電線Xから前
記第2の電線Yに向かって流れる時前記指針Pが接触す
る第1の接点C1 と、電流が前記第2の電線Yから前記
第1の電線Xに向かって流れる時前記指針Pが接触する
第2の接点C2 と、電流が流入しない時前記指針Pが接
触する第3の接点C3 とを具備する3接点型の等価電流
計継電器M、および前記第1ないし第3の接点C1 ない
しC3 と連動して3値信号を復号する3値復号化回路4
0で構成され、前記指針Pが前記第1の接点C1 と接触
すると論理レベル“0”を復号し、前記指針Pが前記第
2の接点C2 と接触すると論理レベル“1”を復号し、
前記指針Pが前記第3の接点C3と接触すると論理レベ
ル“2”を復号するよう動作させる。
【0017】
【作用】従来公知の平衡線路による2値信号伝送方法に
加えて、本発明では、前記送信装置3が前記第1の電線
Xと前記第2の電線Yとの間のインピーダンスを高くす
ることにより前記受信装置4に論理レベル“2”を伝送
することができ、平衡型線路による3値信号伝送が実現
できる。
加えて、本発明では、前記送信装置3が前記第1の電線
Xと前記第2の電線Yとの間のインピーダンスを高くす
ることにより前記受信装置4に論理レベル“2”を伝送
することができ、平衡型線路による3値信号伝送が実現
できる。
【0018】一般に、ディジタル信号を伝送するのに必
要な周波数帯域幅fは、その信号のビットレートrに比
例し、ビットレートrは一定の数の10進数を表せるデ
ィジタル信号の桁数dに比例する。
要な周波数帯域幅fは、その信号のビットレートrに比
例し、ビットレートrは一定の数の10進数を表せるデ
ィジタル信号の桁数dに比例する。
【0019】すなわち、 f∝r∝d いま、2進数の桁数bで表せる10進数の数を3進数で
は桁数tで表せるとすると、 3t =2b 両辺の対数をとると、 t・log3=b・log2 tについて解くと、 t=b・log2/log3=0.63b つまり、3進数によれば、2進数の0.63倍の桁数で
すみ、伝送するのに必要な周波数帯域幅fも0.63倍
に節減できることがわかる。
は桁数tで表せるとすると、 3t =2b 両辺の対数をとると、 t・log3=b・log2 tについて解くと、 t=b・log2/log3=0.63b つまり、3進数によれば、2進数の0.63倍の桁数で
すみ、伝送するのに必要な周波数帯域幅fも0.63倍
に節減できることがわかる。
【0020】たとえば8桁の2進数は3進数では6桁で
表せ、所要帯域幅も6/8=3/4でよい。また、請求
項2によれば、送信すべき信号が論理レベル“2”の場
合には第1ないし第4のすべてのスイッチS1 ないしS
4 を切断側に切換えるように動作させるから、3値目の
物理的状態が簡単に実現できる。
表せ、所要帯域幅も6/8=3/4でよい。また、請求
項2によれば、送信すべき信号が論理レベル“2”の場
合には第1ないし第4のすべてのスイッチS1 ないしS
4 を切断側に切換えるように動作させるから、3値目の
物理的状態が簡単に実現できる。
【0021】さらに、請求項3によれば、3接点型の等
価電流計継電器Mは電流が流入しない時前記指針Pが接
触する第3の接点C3 を具備しており、前記指針Pが前
記第3の接点C3 と接触すると論理レベル“2”を復号
するよう動作させるから、3値目の復号が簡単に実現で
きる。
価電流計継電器Mは電流が流入しない時前記指針Pが接
触する第3の接点C3 を具備しており、前記指針Pが前
記第3の接点C3 と接触すると論理レベル“2”を復号
するよう動作させるから、3値目の復号が簡単に実現で
きる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
2は、送信装置の実施例を示す回路図である。
2は、送信装置の実施例を示す回路図である。
【0023】同図中、T1 ないしT9 はトランジスタ、
R1 ないしR6 は抵抗で、D1 およびD2 はダイオード
である。また、Eは高低電位入力端子、Fは制御入力端
子、Gは高低電位出力端子で、Hは高低電位反転出力端
子である。
R1 ないしR6 は抵抗で、D1 およびD2 はダイオード
である。また、Eは高低電位入力端子、Fは制御入力端
子、Gは高低電位出力端子で、Hは高低電位反転出力端
子である。
【0024】本発明の原理ブロックを示す図1との対応
関係は以下のとおりである。すなわち図2中の端子Eか
ら端子Gに到るまでの、T1 ないしT4 およびR1ない
しR3 が図1中の3値符号化回路30の一部とS1 およ
びS2 に該当し、端子Eから端子Hに到るまでの、T5
ないしT8 およびR4 ないしR6 が3値符号化回路30
の一部とS3 およびS4 に該当し、D1 およびD2 とT
9 とが3値符号化回路30の一部と全等価スイッチS1
ないしS4 の切断状態の機能に該当する。
関係は以下のとおりである。すなわち図2中の端子Eか
ら端子Gに到るまでの、T1 ないしT4 およびR1ない
しR3 が図1中の3値符号化回路30の一部とS1 およ
びS2 に該当し、端子Eから端子Hに到るまでの、T5
ないしT8 およびR4 ないしR6 が3値符号化回路30
の一部とS3 およびS4 に該当し、D1 およびD2 とT
9 とが3値符号化回路30の一部と全等価スイッチS1
ないしS4 の切断状態の機能に該当する。
【0025】端子Fからの制御入力の論理レベルが
“0”の場合には、T9 は遮断状態であるから、端子E
からの高低電位入力の論理レベルはそのまま端子Gから
出力され、一方その論理レベルが反転されて端子Hから
出力される。
“0”の場合には、T9 は遮断状態であるから、端子E
からの高低電位入力の論理レベルはそのまま端子Gから
出力され、一方その論理レベルが反転されて端子Hから
出力される。
【0026】以上で論理レベル“0”と“1”とが生成
される。端子Fからの制御入力の論理レベルが“1”に
転ずると、T9 は導通状態に転ずるから、D1 およびD
2 を介してT2 およびT6 のベースがともに逆バイアス
され、出力はいわゆるオープン・コレクタ状態となる。
これは端子Gと端子Hとの間が高インピーダンスになっ
たこと、あるいは端子Gと端子Hとが等電位になったこ
とを意味する。
される。端子Fからの制御入力の論理レベルが“1”に
転ずると、T9 は導通状態に転ずるから、D1 およびD
2 を介してT2 およびT6 のベースがともに逆バイアス
され、出力はいわゆるオープン・コレクタ状態となる。
これは端子Gと端子Hとの間が高インピーダンスになっ
たこと、あるいは端子Gと端子Hとが等電位になったこ
とを意味する。
【0027】以上で論理レベル“2”も生成されるの
で、3値信号の伝送が実現できる。つぎに、図3は受信
装置の実施例を示す回路図である。同図中、5は第1演
算増幅器、6は第2演算増幅器、7は抑止(禁止)ゲー
ト、8は排他的ORゲートで、9は×1/×2切換回路
である。
で、3値信号の伝送が実現できる。つぎに、図3は受信
装置の実施例を示す回路図である。同図中、5は第1演
算増幅器、6は第2演算増幅器、7は抑止(禁止)ゲー
ト、8は排他的ORゲートで、9は×1/×2切換回路
である。
【0028】本発明の原理ブロックを示す図1との対応
関係は以下のとおりである。すなわち、図3中の第1演
算増幅器5の出力点ρが、図1中の接点C1 に該当し、
第2演算増幅器6の出力点σが、接点C2 に該当し、排
他的ORゲート8の出力点τにおける電位レベルを反転
したものが接点C3 に該当し、×1/×2切換回路9が
3値復号化回路40に該当する。
関係は以下のとおりである。すなわち、図3中の第1演
算増幅器5の出力点ρが、図1中の接点C1 に該当し、
第2演算増幅器6の出力点σが、接点C2 に該当し、排
他的ORゲート8の出力点τにおける電位レベルを反転
したものが接点C3 に該当し、×1/×2切換回路9が
3値復号化回路40に該当する。
【0029】平衡型線路はその受信端において、2個の
演算増幅器5および6に並列に接続される。第1演算増
幅器5の出力は、抑止ゲート7の抑止入力と排他的OR
ゲート8の第1入力とに同時に印加される。第2演算増
幅器6の出力は、抑止ゲート7の肯定入力と排他的OR
ゲート8の第2入力とに同時に印加される。
演算増幅器5および6に並列に接続される。第1演算増
幅器5の出力は、抑止ゲート7の抑止入力と排他的OR
ゲート8の第1入力とに同時に印加される。第2演算増
幅器6の出力は、抑止ゲート7の肯定入力と排他的OR
ゲート8の第2入力とに同時に印加される。
【0030】排他的ORゲート8の出力は×1/×2切
換回路9に印加される。×1/×2切換回路9は抑止ゲ
ート7に出力がなく、つまり切換信号が印加されないと
きは、入力信号の振幅を増幅しない、すなわち×1とし
て動作しているが、抑止ゲート7に出力が発生し、これ
が切換信号として印加されると、入力信号の振幅を2倍
に増幅する、すなわち×2として動作するように切換え
られる。
換回路9に印加される。×1/×2切換回路9は抑止ゲ
ート7に出力がなく、つまり切換信号が印加されないと
きは、入力信号の振幅を増幅しない、すなわち×1とし
て動作しているが、抑止ゲート7に出力が発生し、これ
が切換信号として印加されると、入力信号の振幅を2倍
に増幅する、すなわち×2として動作するように切換え
られる。
【0031】以上の回路構成から明らかなように、前記
×1/×2切換回路9の出力を監視していて、その論理
レベルが“2”だった場合は、論理レベル“1”の信号
が伝送されて来たものとして論理レベル“1”に変換
し、前者が“1”だった場合は“0”に変換し、“0”
だった場合は“2”に変換するようにすれば、送信され
た3値の信号を完全に復元できる。
×1/×2切換回路9の出力を監視していて、その論理
レベルが“2”だった場合は、論理レベル“1”の信号
が伝送されて来たものとして論理レベル“1”に変換
し、前者が“1”だった場合は“0”に変換し、“0”
だった場合は“2”に変換するようにすれば、送信され
た3値の信号を完全に復元できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、対
雑音性や対漏話性が良い平衡型線路による帯域の節減さ
れた3値信号伝送方法とその送受信装置が実現できる。
雑音性や対漏話性が良い平衡型線路による帯域の節減さ
れた3値信号伝送方法とその送受信装置が実現できる。
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の送信装置の実施例の回路図である。
【図3】本発明の受信装置の実施例の回路図である。
【図4】従来技術による回路図である。
【図5】伝送帯域が十分に広い場合の伝送波形図であ
る。
る。
【図6】図4の回路の現実の波形図である。
3 送信装置 4 受信装置 X,Y 平衡型線路 S1 第1の等価スイッチ S2 第2の等価スイッチ S3 第3の等価スイッチ S4 第4の等価スイッチ M 3接点型の等価電流計継電器 P 指針 C1 第1の接点 C2 第2の接点 C3 第3の接点
Claims (3)
- 【請求項1】 送信装置(3)と、受信装置(4)と、
前記送信装置(3)と前記受信装置(4)とを接続する
2本の電線(XおよびY)からなる平衡型線路とを具備
し、前記送信装置(3)は送信すべき信号が論理レベル
“0”の場合前記2本の電線のうち第1の電線(X)へ
送出する電位を高電位とし、かつ第2の電線(Y)へ送
出する電位を低電位とし、逆に送信すべき信号が論理レ
ベル“1”の場合前記第1の電線(X)へ送出する電位
を低電位とし、かつ前記第2の電線(Y)へ送出する電
位を高電位とすることにより前記受信装置(4)に信号
を伝送する平衡線路による信号伝送方法において、 前記送信装置(3)が送信すべき信号を論理レベル
“0”,“1”および“2”で形成される3値信号に変
換し、論理レベル“0”と“1”とについては前記の方
法で、また論理レベル“2”については前記第1の電線
(X)と前記第2の電線(Y)との間のインピーダンス
を高くする方法で前記受信装置(4)に伝送することを
特徴とする平衡型線路による3値信号伝送方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の平衡型線路による3値
信号伝送方法における送信装置(3)は、 高電位源(VCC)と前記第1の電線(X)との間に挿入
された第1の等価スイッチ(S1 )と、 低電位源(GRD)と前記第1の電線(X)との間に挿
入された第2の等価スイッチ(S2 )と、 前記高電位源(VCC)と前記第2の電線(Y)との間に
挿入された第3の等価スイッチ(S3 )と、 前記低電位源(GRD)と前記第2の電線(Y)との間
に挿入された第4の等価スイッチ(S4 )と、 前記第1ないし第4の等価スイッチ(S1 ないしS4 )
のそれぞれを切換え駆動する3値符号化回路(30)で
構成され、 送信すべき信号が論理レベル“0”の場合には第1の等
価スイッチ(S1 )と第4の等価スイッチ(S4 )とを
接続側に第2の等価スイッチ(S2 )と第3の等価スイ
ッチ(S3 )とを切断側に切換え、送信すべき信号が論
理レベル“1”の場合には第2の等価スイッチ(S2 )
と第3の等価スイッチ(S3 )とを接続側に第1の等価
スイッチ(S1 )と第4の等価スイッチ(S4 )とを切
断側に切換え、送信すべき信号が論理レベル“2”の場
合には第1ないし第4のすべてのスイッチ(S1 ないし
S4 )を切断側に切換えることを特徴とする送信装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の平衡型線路による3値
信号伝送方法における受信装置(4)は、 前記第1の電線(X)の受信端と前記第2の電線(Y)
の受信端との間に挿入され、 指針(P)と電流が前記第1の電線(X)から前記第2
の電線(Y)に向かって流れる時前記指針(P)が接触
する第1の接点(C1 )と、 電流が前記第2の電線(Y)から前記第1の電線(X)
に向かって流れる時前記指針(P)が接触する第2の接
点(C2 )と、 電流が流入しない時前記指針(P)が接触する第3の接
点(C3 )とを具備する3接点型の等価電流計継電器
(M)、 および前記第1ないし第3の接点(C1 ないしC3 )と
連動して3値信号を復号する3値復号化回路(40)で
構成され、 前記指針(P)が前記第1の接点(C1 )と接触すると
論理レベル“0”を復号し、前記指針(P)が前記第2
の接点(C2 )と接触すると論理レベル“1”を復号
し、前記指針(P)が前記第3の接点(C3 )と接触す
ると論理レベル“2”を復号することを特徴とする受信
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21800792A JPH0669965A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 平衡型線路による3値信号伝送方法およびその送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21800792A JPH0669965A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 平衡型線路による3値信号伝送方法およびその送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669965A true JPH0669965A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16713171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21800792A Pending JPH0669965A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 平衡型線路による3値信号伝送方法およびその送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669965A (ja) |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP21800792A patent/JPH0669965A/ja active Pending
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