JPH066979A - 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

電源装置、放電灯点灯装置および照明装置

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JPH066979A
JPH066979A JP4261666A JP26166692A JPH066979A JP H066979 A JPH066979 A JP H066979A JP 4261666 A JP4261666 A JP 4261666A JP 26166692 A JP26166692 A JP 26166692A JP H066979 A JPH066979 A JP H066979A
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勉 垣谷
Minaki Aoike
南城 青池
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Abstract

(57)【要約】 【目的】平滑化直流電源を高周波変換装置に供給できな
がら、入力力率が高くかつ入力電流波形の歪も小さく、
軽負荷時の電圧上昇も小さい電源装置を提供すること。 【構成】高周波変換装置1の入力側に、整流装置100の出
力電圧の谷部の期間に整流装置100に代って高周波変換
装置1に電圧を供給する補助直流電源6を設け、さらに、
補助直流電源6から高周波変換装置1への電圧供給期間に
も整流装置100からインダクタ12を介して電流を通流す
るようにして、このインダクタ12に電力を蓄積し、この
蓄積電力にて高周波に対して作用する相対的に小容量の
第1のコンデンサを充電するようにした。 【効果】整流装置の入力電流は交流電源電圧波形の各半
サイクルのほぼ全期間、連続的に流れ、その波形は正弦
波に近似したものとなり、このため、高周波変換装置へ
の供給電圧の平滑化、入力力率の向上を達成しながら、
入力電流に含まれる高調波成分を少なくできる。また、
脈流電圧の谷部を埋めるものであるから、軽負荷時の電
圧上昇は小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電圧を整流し、こ
の整流した直流電圧から高周波電圧を発生するようにし
た電源装置、放電灯点灯装置およびこの放電灯点灯装置
を用いた照明装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、直流電圧から高周波電圧を発生す
るようにした電源装置として、第21図に示すものが提案
されている。このものにおいて、eは交流電源、100は
整流装置であり、110は前記整流装置100の出力電圧を高
周波電圧に変換する高周波変換装置としてのインバ−タ
である。第21図におけるインバ−タ110は、並列共振回
路111およびスイッチング装置112としての電界効果トラ
ンジスタを有してなるものである。120は負荷としての
けい光ランプであり、各フィラメントの非電源側端子間
には始動用のコンデンサ121が接続されている。200は補
助直流電源であって、前記整流装置100からの出力電圧
の瞬時値が所定値より低い谷部の期間に、前記整流装置
100に代わって前記インバ−タ110に直流電圧を供給する
ものである。第21図のものは、コンデンサ201、限流用
のインピ−ダンス装置202としてのインダクタおよびア
イソレ−ト用のダイオ−ド203の直列回路を前記インバ
−タ110の入力端間に接続するとともに、インバ−タ110
の並列共振回路111およびスイッチング装置112の中間と
前記限流用のインピ−ダンス装置202およびアイソレ−
ト用のダイオ−ド203の中間との間に逆流防止用のダイ
オ−ド204を設けてなるものである。
【0004】この従来装置の作用を説明する。交流電源
eの出力電圧波形は第22図(a)に示すとおりであり、
整流装置100の出力電圧波形は同図(b)となる。イン
バ−タ110は、基本的にはこのような整流装置100の出力
電圧を供給されて作動し、たとえば数十KHzの高周波
電圧を発生するのであるが、整流装置100からの出力電
圧の瞬時値が所定値より高い山部の期間であって、スイ
ッチング装置112のオン期間には、整流装置100の正側出
力端−コンデンサ201−限流インピ−ダンス装置202−逆
流防止用のダイオ−ド204−スイッチング装置112−整流
装置100の負側出力端の経路で電流が流れて前記コンデ
ンサ201を充電する。そして、前記整流装置100からの出
力電圧の瞬時値が所定値より低い谷部の期間になると、
すなわち、補助直流電源200のコンデンサ201、限流用の
インピ−ダンス装置202およびアイソレ−ト用のダイオ
−ド203の直列回路の両端電圧が前記整流装置100からの
出力電圧の瞬時値より高い期間になると、前記インバ−
タ110には前記補助直流電源200からコンデンサ201−並
列共振回路111−スイッチング装置112−アイソレ−ト用
のダイオ−ド203−限流用インピ−ダンス装置202の経路
で電圧が供給される。したがって、前記インバ−タ110
への供給電圧波形は、第22図(c)のようになる。ま
た、整流装置100への入力電流波形は第22図(d)のよ
うになる。
【0005】このように、インバ−タ110への入力電圧
が整流波形の谷部を埋めた疑似的に平滑した電圧となる
ため、インバ−タ110の高周波出力は整流しただけの脈
流電圧を供給された場合のように包絡線に一旦零電圧ま
で低下する部分を持たないことになる。したがって、負
荷がけい光ランプのような放電灯の場合、脈流電圧の1
サイクル毎に消弧して次のサイクルで再点弧するといっ
たことがなく、発光効率を高めることができるものであ
る。しかも、整流装置の出力端間に単に平滑コンデンサ
を設けただけのものに比し、力率を格段に向上できるも
のである。
【0006】また、たとえば特開昭61-46181号公報に示
されるように、高周波変換装置としてのインバ−タのス
イッチング装置と整流装置との間にインダクタを設ける
とともに、このインダクタの蓄積電力にて充電されるコ
ンデンサを設けて、前記インバ−タのスイッチング装置
を利用して昇圧チョッパ作用を行わせるようにした電源
装置も提案されている。
【0007】この種の電源装置は、前記コンデンサの出
力すなわち昇圧されたほぼ一定の直流電圧をインバ−タ
に供給できるものである。そして、このように昇圧チョ
ッパ作用を行わせるものは、入力電流を連続的にして高
調波成分を低減できるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第21図のものは、上述
のように、力率をそれほど低下させることなく、ある程
度平滑された直流電圧をインバ−タに供給できるもので
ある。
【0009】しかしながら、入力電流波形は第22図
(d)に示すように、略矩形波であって、正弦波と異な
りかなり高調波成分を含んだものであった。これは、補
助直流電源からインバ−タに給電している期間は交流電
源からの入力電流が停止されることによる。このため、
近時特に要求が高まってきた低歪入力電流波形に適合し
得ないものである。なお、入力電流を歪ませる(高調波
成分を含む)と、交流電源に接続された他の機器に対す
る供給電圧を歪ませるといった問題を呈する。
【0010】また、特開昭61-46181号公報のものにおい
ては、負荷変動に応じて前記コンデンサの電圧変動が大
きく、特に負荷が取外されたような軽負荷時には負荷で
消費されない分昇圧チョッパのコンデンサの両端電圧が
大きく上昇してしまい、スイッチング装置等の部品を破
壊する虞があるか、極めて大容量の部品を用いる必要が
ある。あるいは、コンデンサの両端電圧が上昇しないよ
うにスイッチング装置のオンデュ−ティを変化する保護
手段を用いる必要があるが、この場合にはオンデュ−テ
ィの変化幅を大きくする必要があり、設計が面倒あるい
は設計の裕度が小さいといった問題がある。このような
結果、価格を上昇させることになってしまうものであ
る。
【0011】本発明は、このような従来装置の課題を解
決するためになされたもので、平滑化直流電源をインバ
−タに供給できながら、力率が高くかつ入力電流波形の
歪も小さく、軽負荷時の電圧上昇も少ない電源装置を提
供することを目的とするものである。
【0012】また、上記の機能を有し、かつ、出力を変
化可能な電源装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】さらに、本発明は、上記のように平滑化直
流電源をインバ−タに供給できながら、入力力率が高く
かつ入力電流波形の歪も小さく、さらに無負荷時の電圧
上昇が少ない放電灯点灯装置を提供することを目的とす
るものである。
【0014】さらにまた、本発明は、放電灯を効率よく
点灯でき、かつ、力率が高くかつ入力電流波形の歪も小
さく、さらに軽負荷時の電圧上昇が少ない照明装置を提
供することを目的とするものである。
【0015】[発明の構成]
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、交流電圧を整流する整流装置の出力を高周波変換装
置に供給するようにしたものであって、高周波変換装置
の入力側に出力電圧値が前記整流装置の出力電圧のピ−
ク値より小さい補助直流電源を設けるとともに、前記整
流装置の出力端間に前記高周波変換装置のスイッチング
装置と直列的に前記スイッチング装置のオン時に整流装
置からの電流にて電力を蓄積するインダクタを設け、さ
らに、前記補助直流電源と並列的に前記インダクタの蓄
積エネルギを前記スイッチング装置のオフ時に供給され
る高周波に対して作用する相対的に小容量の第1のコン
デンサを設けたものである。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1のもの
に加えて、整流装置の出力端の少なくとも一方に整流装
置の出力と同極性の整流素子を設け、この整流素子を介
して前記補助直流電源および第1のコンデンサを前記整
流装置の出力端間に設けたものである。
【0018】請求項3に記載の発明は、高周波変換装置
が互い直列的に設けられた一対のスイッチング装置を有
するものであって、インダクタを前記一対のスイッチン
グ装置の一方と直列的に設け、さらに、前記高周波変換
装置の一対のスイッチング装置のスイッチング周波数を
変化させて高周波変換装置の出力を変化させるととも
に、スイッチング周波数を相対的に高く変化させた場合
には前記インダクタに直列的に設けられた一方のスイッ
チング装置のオン期間を他方のスイッチング装置より長
くする制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3のもの
に加えて、整流装置の出力端の少なくとも一方に整流装
置の出力と同極性の整流素子を設け、この整流素子を介
して補助直流電源および第1のコンデンサを前記整流装
置の出力端間に設けたものである。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか1に記載の電源装置において、交流電源と
整流装置との間に高周波阻止フィルタを設けたものであ
る。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか1に記載の電源装置において、前記補助直
流電源を、相対的に大容量の第2のコンデンサおよび限
流インダクタを直列に含み前記整流装置の出力端間に前
記高周波変換装置のスイッチング装置を介して接続さ
れ、このスイッチング装置のオン時に前記整流装置の出
力にて前記第2のコンデンサが充電される充電部と、前
記第2のコンデンサに直列的に接続されて前記第2のコ
ンデンサとともに前記高周波変換装置の入力端間に設け
られ、前記高周波変換装置を介する前記第2のコンデン
サの放電経路を形成する放電部と、で構成したことを特
徴とするものである。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の電源装置において、前記高周波変換装置のスイッチン
グ装置、前記限流インダクタおよび補助直流電源の第2
のコンデンサを主とするチョッパを構成したことを特徴
とするものである。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか1に記載の電源装置において、前記補助直
流電源を、前記高周波変換装置の出力電圧の一部を整流
した電圧、前記整流装置の出力電圧の一部、交流電源電
圧を降圧整流した電圧のいずれかによって充電される相
対的に大容量の第3のコンデンサと、前記第3のコンデ
ンサに直列的に接続されて前記第3のコンデンサととも
に前記高周波変換装置の入力端間に設けられ、前記高周
波変換装置を介する前記第3のコンデンサの放電経路を
形成する放電部と、で構成したことを特徴とするもので
ある。
【0024】請求項9に記載の発明は、補助直流電源の
出力電圧値に対応した信号が所定値より上昇したときに
は、スイッチング装置をオフないしはオンデュ−ティを
低減させる保護手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれか1に記載の電源装置を用いて放電灯を付
勢するようにしたことを特徴とするものである。
【0026】請求項11に記載の発明は、照明器具本体
に装着した放電灯を請求項9に記載の放電灯点灯装置に
て点灯するようにしたことを特徴とするものである。
【0027】
【作用】請求項1に記載の発明は、高周波変換装置のス
イッチング装置がオンしているとき、整流装置からイン
ダクタおよびスイッチング装置を介して電流が流れ、前
記インダクタに電力を蓄積する。つぎに、前記スイッチ
ング装置がオフすると、前記インダクタの蓄積電力は高
周波変換装置の構成部品あるいは必要に応じて設けられ
る整流素子等と前記第1のコンデンサとを介して放電さ
れ、第1のコンデンサを充電する。さらに、再度スイッ
チング装置がオンすると、前述のように整流装置からイ
ンダクタおよびスイッチング装置を介して電流が流れ、
前記インダクタにエネルギを蓄積するとともに、第1の
コンデンサからオンしているスイッチング装置を介して
高周波変換装置に電圧が供給される。すなわち、第1の
コンデンサの両端電圧は、高周波のリップルを持ち、整
流装置の脈流出力電圧を若干昇圧した電圧となる。この
第1のコンデンサの電圧値が低下すると、すなわち、整
流装置の出力電圧の瞬時値が低下する谷部の期間になっ
て脈流出力電圧を若干昇圧した電圧が補助直流電源の電
圧より低下すると、補助直流電源から高周波変換装置に
電圧を供給するようになる。そして、このように補助直
流電源から高周波変換装置に電圧を供給している期間
も、上述したインダクタへの電力蓄積、第1のコンデン
サへの充電の動作は繰返される。
【0028】上記のように動作することにより、整流電
圧の1サイクルの略全期間にわたって電流が流れるか
ら、交流電流からの入力電流は連続的な正弦波状にな
り、高調波成分は少ないものとなる。なお、スイッチン
グ周波数に応じたリップル成分は周知の高周波阻止フィ
ルタにて容易に除去できるものである。
【0029】また、高周波変換装置に供給される電圧
は、整流化脈流電圧の谷部を埋めた電圧に第1のコンデ
ンサの両端電圧すなわちリップルを持った電圧を重畳し
た電圧であり、負荷装置にはこの電圧を高周波変換した
電圧を供給できる。そして、本発明は上述したように小
容量の第1のコンデンサにて若干昇圧するもので、上記
した特開昭61-46181号公報のもののように、一定化の昇
圧電圧を発生するものではないから、負荷変動による電
圧変動が少なく、しかも、上昇程度が相対的に小さいも
のである。したがって、オンデュ−ティを変化させる保
護手段を設ける場合も、オンデュ−ティの変化幅が小さ
い比較的簡単な構成とすることができるものである。
【0030】請求項2に記載の発明は、整流装置の出力
端に設けられた整流素子を介して補助直流電源および第
1のコンデンサを設けたものである。したがって、前記
整流素子により補助直流電源または第1のコンデンサの
電圧の影響を受けることなく整流電圧の1サイクルの略
全期間にわたって電流を流すことができながら、整流電
圧の出力電圧の瞬時値が大きい山部の期間には、整流装
置から高周波変換装置に給電可能であり、また、補助直
流電源を充電することも可能である。交流電流からの入
力電流は連続的な正弦波状になり、高調波成分は少ない
ものとなる点は請求項1に記載のものと同様である。
【0031】請求項3に記載の発明は、制御手段にて一
対のスイッチング装置のスイッチング周波数を変化させ
ることにより高周波変換装置の出力を変化させる。すな
わち、高周波変換装置のスイッング出力をLC直列共振
回路に供給する形式のものでは、このLC直列共振回路
の共振周波数との関係で出力を変化できる。また、負荷
回路に直列に誘導成分あるいは容量成分を有する場合に
は、これら誘導成分あるいは容量成分のインピ−ダンス
値の変化により出力を変化できる。しかし、スイッチン
グ周波数を高くすると、整流装置からインダクタおよび
スイッチング装置を介して電流が流れる1周期の期間が
短くなり、整流装置の出力電圧の谷期間の入力電流が少
なくなることがある。すなわち、入力電流波形の歪を所
望に低減できなくなることがある。これに対し、請求項
3に記載の発明は、インダクタと直列関係にある一方の
スイッチング装置のオン期間を他方のスイッチング装置
のオン期間より長くする。これにより、スイッチング周
波数を変化できながら、整流装置からインダクタおよび
スイッチング装置を介して電流が流れる1周期の期間を
長くでき、整流装置の出力電圧の谷期間の入力電流の減
少を防止できる。
【0032】請求項4に記載の発明は、請求項3の発明
の機能に請求項2の発明の機能を加味した作用を奏す
る。
【0033】請求項5に記載の発明は、高周波阻止フィ
ルタが高周波リップル成分が交流電源側に伝導するのを
有効に防止するものである。
【0034】請求項6に記載の発明は、請求項2または
4のように整流装置の出力端と第1のコンデンサおよび
補助直流電源との間に整流素子を設けてなる場合には、
出力電圧の山期間、整流装置から高周波変換装置に電圧
を供給するとともに、高周波変換装置のスイッチング装
置がオン時にはこのスイッチング装置および限流インダ
クタを介して補助直流電源の第2のコンデンサを充電す
る。整流装置の出力電圧の谷期間すなわち整流装置の出
力電圧が前記補助直流電源の両端電圧より小さい期間に
は、補助直流電源の第2のコンデンサが放電部を介して
高周波変換装置に電圧を供給する。このように、請求項
6記載の発明は、補助直流電源を高周波変換装置のスイ
ッチング装置を利用して構成できるから、部品点数の低
減化、低価格化を図れる。
【0035】請求項7に記載の発明は、スイッチング装
置を介して限流インダクタに流れる電流にて前記限流イ
ンダクタ装置に電力を蓄積し、これを補助直流電源に供
給することによって、チョッパ作用を行うので、電力を
有効に活用できるとともに、補助直流電源の電圧値を所
要のものにできる。
【0036】請求項8に記載の発明は、補助直流電源を
高周波変換装置の出力電圧の一部を整流した電圧、整流
装置の出力電圧、交流電源電圧の降圧整流電圧のいずれ
かにて充電するようにしたので、充電電源を比較的容易
に得られる。
【0037】請求項9に記載の発明は、たとえば負荷が
軽くなったような場合に、補助直流電源の電圧値または
放電電流値が上昇すると、保護手段がスイッチング装置
をオフないしはオンデュ−ティを低減させる。したがっ
て、昇圧チョッパ作用が停止ないしは昇圧程度が低下
し、補助直流電源の電圧値が過度に上昇して高周波変換
装置のスイッチング装置を破壊したり、あるいは高周波
変換装置のスイッチング装置として高耐圧のものが必要
になったりすることを防止できる。
【0038】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれか1に記載の電源装置にて放電灯を付勢す
る。そして、前記高周波変換装置への供給電圧は上述し
たように疑似的に平滑化されているものである。したが
って、放電灯を脈流電圧の1サイクル毎に消弧、再点弧
を繰返すことなく連続的に点灯して、発光効率を高める
ことができるものである。
【0039】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明と同様に発光効率が高い照明装置を提供でき
るものである。
【0040】
【実施例】以下、本発明の一実施例を第1図を参照して
説明する。なお、第21図と同じ部分には同じ符号を付し
てある。1はたとえばトランジスタインバ−タでる高周
波変換装置であり、並列共振回路2とスイッチング装置3
との直列回路を有している。前記並列共振回路2を形成
するインダクタンス成分として、本実施例では漏れ変圧
器4を用いている。また、本実施例の高周波変換装置1は
自励形のものであって、負荷回路に変流器5の1次巻線
を介挿し、その2次巻線出力をスイッチング装置3のベ
−ス・エミッタ間に供給するようにしている。
【0041】補助直流電源6は、基本的には第21図のも
のと同様で相対的に大容量の第2のコンデンサ7、限流
用のインピ−ダンス装置8としてのインダクタ、アイソ
レ−ト用のダイオ−ド9、逆流防止用のダイオ−ド10を
有している。
【0042】12はインダクタで、前記整流装置100の出
力端間に、高周波変換装置1のスイッチング装置3と直列
的に設けられている。本実施例では、ダイオ−ド13を直
列に介挿している。なお、本発明において、直列的ある
いは並列的とは他の部品を介在させていてもよいことを
意味する。たとえば、前記インダクタ12は前記整流装置
100に、分圧手段を介して接続するようにしてもよい。1
4は前記補助直流電源6に並列的に設けられた第1のコン
デンサである。この第1のコンデンサ14は高周波に対し
てのみ作用するように相対的に小容量に選ばれている。
すなわち、前記補助直流電源6の第2のコンデンサ7の容
量に対し、たとえば1/100程度に選ばれている。
【0043】20は負荷としての放電灯たとえばけい光ラ
ンプである。21は始動用のコンデンサである。なお、本
実施例においては、前記高周波変換装置1の漏れ変圧器4
の漏れインダクタンスを前記けい光ランプ20の限流素子
として利用しているものである。しかしながら、漏れ変
圧器4を単なるチョ−クコイル等に代えて、別個に限流
素子を設けてもよいし、放電灯も水銀灯等の高圧放電
灯、冷陰極形のけい光ランプ等であってもよいものであ
る。
【0044】なお、本実施例において、Fは高周波阻止
用のフィルタ、22は始動用の抵抗、23は逆耐圧保護用あ
るいは電流帰還用のダイオ−ドである。
【0045】つぎに、本実施例の作用を説明する。ま
ず、整流装置100の出力電圧(脈流電圧)の瞬時値が所
定値より大きい山部の期間においては、スイッチング装
置3がオンすると、整流装置100からインダクタ12−ダイ
オ−ド13−スイッチング装置3の経路で電流が流れ、こ
の電流にてインダクタ12にエネルギが蓄積される。スイ
ッチング装置3がオフすると、前記インダクタ12に蓄積
された電力がインダクタ12−ダイオ−ド13−並列共振回
路2−第1のコンデンサ14−整流装置100−インダクタ12
の経路で放出され、前記コンデンサ14を充電する。この
ように、インダクタ12、第1のコンデンサ14およびスイ
ッチング装置3は昇圧チョッパ作用を行なう。この充電
されたコンデンサ14の電荷は、つぎにスイッチング装置
3がオンした時、高周波変換装置1に放出されるととも
に、第2のコンデンサ7−インダクタ8−ダイオ−ド10−
スイッチング装置3を介して放出してコンデンサ7を充電
する。前記コンデンサ7の充電電圧は、限流インピ−ダ
ンス装置8等の定数設定により出力電圧が前記整流装置1
00の出力電圧のピ−ク値より小さくなるように設定され
ている。
【0046】ついで、整流装置100の出力電圧(脈流電
圧)の瞬時値が所定値より小さい谷部の期間になると、
今度は主として前記補助直流電源6から前記インバ−タ1
に電圧を供給するようになる。しかしながら、前述と同
様にスイッチング装置3がオンしている期間には、イン
ダクタ12−ダイオ−ド13−スイッチング装置3の経路に
電流が流れ、山部の期間と同様に作用する。これによ
り、交流電源eからの入力電流波形は第2図(b)のよ
うになり、正弦波に近似したものとなる。第2図(a)
は入力電圧波形であり、第2図(c)はインバ−タ1の
入力電圧波形(包絡線)である。第2図(c)からも明
かなように、谷部の期間にもインダクタ12、第1のコン
デンサ14およびスイッチング装置3は昇圧チョッパ作用
を行なう。そして、補助直流電源6の作用により高周波
変換装置1の入力電圧は疑似的に平滑されたものである
から、けい光ランプ20の発光効率を高めることができ
る。
【0047】つぎに、本発明の第2の実施例を第3図を
参照して説明する。第1図と同じあるいは対応する部分
には同じ符号を付してある。本実施例においては、整流
装置100の一方の出力端に整流素子11を設け、この整流
素子11を介して整流装置100の出力端間に補助直流電源6
および第1のコンデンサ14を設けたものである。
【0048】本実施例の作用を説明すると、整流装置10
0の出力電圧(脈流電圧)の瞬時値が所定値より大きい
山部の期間においては、高周波変換装置1は主として整
流装置100からの出力を供給されて高周波電圧を発生す
る。そして、この期間において、スイッチング装置3が
オンしている期間には、第2のコンデンサ7−限流イン
ダクタ8−ダイオ−ド10−スイッチング装置3の経路でも
電流が流れ、補助直流電源6のコンデンサ7を充電する。
また、インダクタ12−ダイオ−ド13−スイッチング装置
3の経路にも電流が流れ、スイッチング装置3がオフする
と、前記インダクタ12に蓄積された電力がインダクタ12
−ダイオ−ド13−並列共振回路2−第1のコンデンサ14
−整流装置100−インダクタ12の経路で放出され、前記
コンデンサ14を充電する。この充電されたコンデンサ14
の電荷は、つぎにスイッチング装置3がオンした時放出
される。
【0049】整流装置100の出力電圧(脈流電圧)の瞬
時値が所定値より小さい谷部の期間の作用は、第1図の
ものと同様であるので、説明を省略する。
【0050】なお、本実施例において、前記スイッチン
グ装置3がオンしている期間に前記限流用インピ−ダン
ス装置8に蓄積したエネルギを、前記スイッチング装置3
のオフ期間にダイオ−ド10−並列共振回路2−コンデン
サ7−ダイオ−ド13の経路で前記コンデンサ7に充電す
る。これによって、インバ−タ1の入力電圧をある程度
所望に設定可能である。このように構成することは、以
下に述べる他の実施例についても同様に可能なものであ
る。
【0051】また、本実施例において、補助直流電源6
がインバ−タ1に電圧を供給する期間を決める所定値と
は、コンデンサ7および限流用のインピ−ダンス装置8等
の定数設定によってある程度自由に選べることは、上述
の説明により理解されるであろう。
【0052】つぎに、本発明の第3の実施例を第4図を
参照して説明する。第1図と同じあるいは対応する部分
には同じ符号を付してある。本実施例においては、イン
バ−タ30がスイッチング装置31、32として一対の電界効
果トランジスタを用いた直列形のインバ−タである。こ
のようなインバ−タ30自体は周知のものである。そし
て、本実施例において、補助直流電源6は一方のスイッ
チング装置32のみを介して充電されるようになっている
とともに、インダクタ12も一方のスイッチング装置32の
みを介して整流装置100からの電流を通流するようにな
っている。そして、インダクタ12の蓄積エネルギをダイ
オ−ド13−他方のスイッチング装置31が等価的に有して
いるダイオ−ド−コンデンサ14−整流装置100の経路で
コンデンサ14を充電するものである。その他の構成およ
び作用はこれまでの記述から容易に理解できるので、説
明を省略する。なお、本実施例においても、破線で示す
ように、整流素子11を設けてもよいものである。この場
合の作用も容易に理解されるであろう(この点につい
て、以下同じ。)。
【0053】第5図は、第4の実施例を示すものである
が、第4図の実施例に対してインバ−タ33が分圧用の一
対のコンデンサを有していない形式のものである。な
お、周知のフルブリッジ形のインバ−タを用いてもよい
ものである。また、スイッチング装置として、電界効果
トランジスタに代えてダイオ−ドを逆極性に並列接続し
てなるバイポ−ラ形のトランジスタを用いてもよい。
【0054】第6図は、第5の実施例を示すものであ
る。第4図と同じあるいは対応する部分には同じ符号を
付してある。本実施例は第4図の実施例に対して、補助
直流電源6が一方のスイッチング装置31のみを介して充
電されるようになっているとともに、インダクタ12も一
方のスイッチング装置31のみを介して整流装置100から
の電流を通流するようになっている。また、インダクタ
12の蓄積エネルギは整流装置100−コンデンサ14−他方
のスイッチング装置32が等価的に有しているダイオ−ド
−ダイオ−ド13の経路で放出されてコンデンサ14を充電
するものである。また、本実施例は第3図の実施例に対
してインバ−タ33が分圧用の一対のコンデンサを有して
いない形式のものである。本実施例のその他の作用はこ
れまでの記述から容易に理解できるので、説明を省略す
る。
【0055】さらに、第7図はインバ−タ35として、一
対のスイッチング装置36、37を有する並列形のインバ−
タを用いた第6の実施例を示すものである。このインバ
−タ35もそれ自体は周知である。本実施例においても、
補助直流電源6は一方のスイッチング装置37のみを介し
て充電されるようになっているとともに、インダクタ12
も一方のスイッチング装置37のみを介して整流装置100
からの電流を通流するようになっている。そして、本実
施例においては、出力トランス38の発生電圧も補助直流
電源6の充電電源となり得る。また、インダクタ12の蓄
積電力は、ダイオ−ド15−コンデンサ14−整流装置100
の経路でコンデンサ14を充電するものである。その他の
構成および作用はこれまでの記述から容易に理解できる
ので、説明を省略する。
【0056】第8図は補助電源6'を高周波変換装置35の
出力にて充電するようにしたものである。すなわち、本
実施例の補助電源6'は、相対的に大容量の第3のコンデ
ンサ40とアイソレ−ト用のダイオ−ド41とからなり、前
記第3のコンデンサ40を高周波変換装置35の出力の一部
にて充電するようにしたものである。たとえば、第8図
のものにおいては、出力トランス38に帰還用の巻線38f
を設け、この巻線38fの出力電圧を整流して前記第3の
コンデンサ40を充電するようにしている。
【0057】しかしながら、高周波変換装置35の他の部
分から帰還するようにしてもよく、たとえば、第1図、
第6図のようなものにおいて、放電灯20と直列に設けら
れたインダクタから出力電圧を帰還するようにしてもよ
い。
【0058】さらには、図示しないが、交流電源eの電
圧を降圧トランスにて降圧し整流した電圧で充電するよ
うにしてもよいし、整流装置100の出力の一部にて充電
するようにしてもよいものである。
【0059】さらにまた、第9図は第8の実施例を示す
ものである。本実施例は、第7図のものに対し、補助直
流電源6'が高周波変換装置35の各スイッチング装置36、
37に対応して一対の限流用インピ−ダンス装置8'、8'、
逆流防止用ダイオ−ド10'、10'およびインダクタ12'、1
2'を有しているものである。したがって、本実施例で
は、補助直流電源6'の充電も、インダクタ12を介して流
れる電流も一対のスイッチング装置36、37を交互に介す
るものである(出力トランス38の発生電圧が補助直流電
源6'の充電電源となり得るのは、第6図のものと同様で
ある。)。本実施例において、逆流防止用のダイオ−ド
10'、10'および13'、13'の各カソ−ドを出力トランス38
の中間タップtと入力巻線の各端部との中間点に接続す
るようにしてもよい。
【0060】なお、第7図〜第9図の実施例において、
定電流用のインダクタLは整流装置100の負出力端側に
設けるようにしてもよいものである。
【0061】第10図は第9の実施例を示すものであ
る。第1図と同じあるいは対応する部分には、同じ符号
を付してある。本実施例は、補助直流電源6からの放電
電流値が上昇して所定値を越えると、スイッチング装置
3を強制的にオフないしはオンデュ−ティを低減させる
保護手段62を設けたものである。このような保護手段62
は、電流-電圧変換部、比較部、PWM制御部等にて構成し
得るもので、当業者であれば適宜実施し得るものであ
る。
【0062】本実施例は、たとえば放電灯21が装着され
ていないような場合(軽負荷時)でチョッパ作用により
補助直流電源6の電圧値が上昇して、その放電電流値が
増大すると、保護手段62がスイッチング装置3を強制的
にオフまたはオンデュ−ティを低減させる。たとえば、
スイッチング装置3をオフする。これに対して、保護手
段62がないと、軽負荷にもかかわらず、通常負荷時と同
じデュ−ティでスイッチング装置3をオン・オフする
と、補助直流電源6の電圧はたとえば第11図のE1の
ように上昇してしまう虞がある。なお、第11図中破線
のE2は整流化脈流電圧を参考として示すものである。
以上のように、本実施例のものは、補助直流電源6の電
圧値が過度に上昇してスイッチング装置3を破壊した
り、スイッチング装置3として高耐圧のものが必要にな
ったりすることがない。
【0063】また、保護手段62がスイッチング装置3の
オンデュ−ティを低減させるようにしてもよい。これに
対して、オンデュ−ティを低減させないと、継続的に昇
圧チョッパ作用が行われて補助直流電源6の電圧が上昇
していること、通常時スイッチング装置3のオン期間が
同じであることにより、たとえば第12図(a)に示す
ようにスイッチング装置3のコレクタ・エミッタ間電圧
VCEが大きくなってしまう虞がある。なお、第12図
(a)のICはスイッチング装置3のコレクタ電流を示す
ものであり、また、第12図(b)は通常時のコレクタ
・エミッタ間電圧VCEおよびコレクタ電流ICを参考と
して示すものである。以上のように、スイッチング装置
3のオンデュ−ティを低減させてもスイッチング装置3を
破壊したり、スイッチング装置3として高耐圧のものが
必要になったり、さらには高電圧が連続して出力された
りすることを防止できる。
【0064】なお、保護手段62'はたとえば第13図に
示すように補助直流電源6の電圧値に直接応動するよう
にしてもよい。この場合は、抵抗分圧回路等により補助
直流電源6の電圧値を検出するようにすればよい。ま
た、保護手段は要はスイッチング装置をオフないしオン
デュ−ティ低減可能であればよいものであり、当業者で
あれば適宜変更して実施できるものである。
【0065】また、出力制御手段は、たとえばインバ−
タの出力を停止するものであったり、インバ−タの発振
周波数を変化させることによって出力を低減ないしは停
止するものであったりしてもよい。そして、それらの具
体構成は当業者であれば適宜実施できるものである。
【0066】第14図は第11の実施例を示すものであ
る。第1図あるいは第5図のものと同じあるいは対応す
る部分には同じ符号を付してある。本実施例において
は、一対のスイッチング装置31、32のスイッチング周波
数を変化可能にしたものである。すなわち、第14図に
おいては、一対のスイッチング装置31、32をオンオフ制
御する制御手段90を有し、この制御手段90の出力を変化
することにより、スイッチング周波数を変化させるよう
にしている。本実施例のインバ−タは、インダクタ91お
よびコンデンサ93の直列回路を含むいわゆる直列共振回
路を有しているものであるため、前述のようにスイッチ
ング周波数を変化することにより、インバ−タの出力を
変化させることができる。
【0067】しかしながら、インバ−タの出力を低減し
ようとしてスイッチング周波数を高くした場合、スイッ
チング装置31、32のオン期間は短くなる。また、スイッ
チング周波数が高くなることにより、インダクタ12のイ
ンピ−ダンス値も大きくなる。したがって、整流装置10
0からインダクタ12を介して流れる電流が少なくなって
しまい、入力電流波形が歪んでしまう問題があった。
【0068】これに対して、第14図の実施例のもの
は、前記制御手段90により、スイッチング周波数を変化
させると同時に、一対のスイッチング装置31、32のオン
デュ−ティを異ならせるようにしたものである。すなわ
ち、第15図に示すように、一対のスイッチング装置3
1、32のうちインダクタ12と直列関係にある方のスイッ
チング装置32のオン期間(第15図(b))を他方のスイッ
チング装置のオン期間(第15図(a))より長くするよう
にしている。これによって、整流装置100からインダク
タ12を介して流れる電流を所要の大きさにでき(第15図
(c))、もって、入力電流波形の歪を低減できるもので
ある。なお、第15図において、(a)はスイッチング
装置31のドレイン電流、(b)はスイッチング装置32の
ドレイン電流、(c)はインダクタ12を流れる電流を示
している。
【0069】これに対して、一対のスイッチング装置3
1、32のオンデュ−ティを異ならせない場合は、第16
図に示すように、インダクタ12を流れる電流が少なく、
上述した問題が生じることがある。第16図における
(a)、(b)、(c)は第15図と同じ部分の電流を
示すものである。
【0070】上記制御手段90としては、当業者であれ
ば、たとえば外部信号Cに応じて出力周波数およびオン
デュ−ティを変化可能な発信器、IC等にて適宜構成す
ることができるものである。
【0071】第14図のものにおいて、スイッチング装
置31、32のオンデュ−ティを等しくした場合の入力電流
波形は第17図(a)のようになり、インダクタ12の電
流は同(b)のようになった。これに対し、スイッチン
グ装置31、32のオンデュ−ティを変化した場合の入力電
流波形は第18図(a)のようになり、インダクタ12電
流は同(b)のようになった。
【0072】なお、第14図のものにおいて、インバ−
タ33の入力あるいは出力電圧が所定値より上昇した場
合、スイッチング装置32をオフあるいはオンデュ−ティ
を小さくすることにより、前記保護手段、出力制御手段
と同等な結果を得られる。
【0073】第19図はさらに他の実施例を示すもので
ある。本実施例は、インダクタ12'としてそのインピ−
ダンス値を変化可能なものを用い、一対のスイッチング
装置31、32のスイッチング周波数を高くした場合には、
このインダクタ12'のインピ−ダンス値を相対的に小さ
くするようにしたものである。
【0074】すなわち、前記インダクタ12'は中間タッ
プを有し、この中間タップと一端との間を短絡可能なス
イッチ93を設け、このスイッチ93を制御部90'の出力に
て制御するようにしたものである。前記制御部90'は第
14図のものと異なり、一対のスイッチング装置31、32
のスイッチング周波数は変化可能であるが、各スイッチ
ング装置31、32のオンデュ−ティを異ならせることはな
いものである。
【0075】本実施例においては、制御部90'にてスイ
ッチング周波数を高く変化させる時には前記スイッチ93
をオンさせる。これによって、インダクタ12'のインピ
−ダンスが低下し、入力電流の減少による入力電流の歪
を防止できる。
【0076】第20図は、本発明にかかる照明器具の一
実施例を示すものである。70は器具本体であり、この器
具本体70内に本発明による放電灯点灯装置71が設けられ
ている。72、72は放電灯で、前記放電灯点灯装置71にて
点灯されるものである。なお、第20図のものは、一例
を示すに過ぎず器具の形状、灯数等各種変更可能なこと
は言うまでもないことである。
【0077】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲にて変形
可能なものである。そして、上述した各種の実施例も相
互に適宜組合せあるいは置換可能である。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明は、補助直流電源から高周波変換装置への電圧供給
期間にもインダクタを介して電流を通流するようにした
から、整流装置の入力電流は交流電源電圧波形の各半サ
イクルのほぼ全期間、連続的に流れ、その波形は正弦波
に近似したものとなり、このため、高周波変換装置への
供給電圧の平滑化、入力力率の向上を達成しながら、入
力電流に含まれる高調波成分を少なくできる。また、前
記供給電圧の平滑化は、整流化脈流電圧の谷部を埋める
もので、昇圧して一定化するものではないから、軽負荷
時等に高周波変換装置の入力電圧を過度に上昇すること
がなく、したがって、保護手段を設ける場合簡単に構成
可能なものである。
【0079】請求項2に記載の発明は、整流装置の出力
電圧の山部の期間は整流装置から補助電源を充電可能で
あるから、充電手段が容易であるとともに、インダクタ
および第1のコンデンサの一層の小形化を図れる。
【0080】請求項3に記載の発明は、一対のスイッチ
ング装置のスイッチング周波数を変化して行使右派変換
装置の出力を変化可能であり、スイッチング周波数を高
くした場合に発生する虞のある入力電流の歪を防止でき
る。
【0081】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の効果に加えて、請求項2の発明の効果も奏す
る。
【0082】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4に記載の発明に加えて高周波阻止フィルタにより入力
電流の高周波成分を有効に低減できる。
【0083】請求項6に記載の発明は、補助直流電源を
高周波変換装置のスイッチング装置を利用して構成して
いるから、部品点数の低減化、低価格化を図れる。
【0084】請求項7に記載の発明は、限流インダクタ
に流れる電流にて前記限流インダクタ装置に電力を蓄積
し、チョッパ作用を行うので、電力を有効に活用できる
とともに、補助直流電源の電圧を所要のものに昇圧でき
る。
【0085】請求項8に記載の発明は、補助電源を充電
する他の手段を示したもので、比較的容易に充電電源を
得られるものである。
【0086】請求項9に記載の発明は、たとえば負荷が
軽くなったような場合に、補助直流電源の電圧値または
放電電流値が上昇すると、保護手段がスイッチング装置
を強制オフないしはそのオンデュ−ティを小さくするこ
とによって昇圧チョッパ作用を停止または低減させるの
で、補助直流電源の電圧値が過度に上昇して高周波変換
装置のスイッチング装置を破壊したり、あるいは高周波
変換装置のスイッチング装置として高耐圧のものが必要
になったりすることを防止できる。
【0087】請求項10に記載の発明は、放電灯を脈流
電圧の1サイクル毎に消灯、再点弧を繰返すことなく連
続的に点灯して、発光効率を高めることができるもので
ある。
【0088】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明と同様に発光効率が高い照明器具を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図
【図2】図1の作用を示す電圧および電流波形図
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路図
【図5】本発明の第4の実施例を示す回路図
【図6】本発明の第5の実施例を示す回路図
【図7】本発明の第6の実施例を示す回路図
【図8】本発明の第7の実施例を示す回路図
【図9】本発明の第8の実施例を示す回路図
【図10】本発明の第9の実施例を示す回路図
【図11】図10の作用を示す電圧波形図
【図12】同じく図10の作用を示すために時間幅を拡
大した電圧波形図
【図13】本発明の第10の実施例を示す回路図
【図14】本発明の第11の実施例を示す回路図
【図15】図14の作用を示す電流波形図
【図16】図14の作用と対比するための図14によら
ない場合の電流波形図
【図17】図14の作用と対比するための図14によら
ない場合の電流波形図
【図18】図14の作用を示す電流波形図
【図19】本発明の第12の実施例を示す回路図
【図20】本発明にかかる照明器具の一例を簡略化して
示す平面図
【図21】従来技術を示す回路図
【図22】図21の作用を示す電圧および電流波形図
【符号の説明】
1,30,33,35…インバ−タ、3、31、32、36、37…スイッチン
グ装置、6,6'…補助直流電源、11…整流素子、12,12'…
インダクタ、14…第1のコンデンサ、21,72…放電灯、6
2,62'…保護手段、70…器具本体、90、90'…制御手段、
100…整流装置、e…交流電源、F…高周波阻止フィル
タ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源電圧を整流する整流装置と;前記
    整流装置の出力電圧を高周波でスイッチングするスイッ
    チング装置を少なくとも1個有してなり、前記整流装置
    の出力電圧を高周波電圧に変換する高周波変換装置と;
    この高周波変換装置の入力側に設けられ、出力電圧値が
    前記整流装置の出力電圧のピ−ク値より小さい補助直流
    電源と;前記整流装置の出力端間に前記高周波変換装置
    のスイッチング装置と直列的に設けられ、前記スイッチ
    ング装置のオン時に前記整流装置から供給される電流に
    て電力を蓄積するインダクタと;前記高周波変換装置の
    入力側に前記補助直流電源と並列的に設けられ、前記高
    周波変換装置のスイッチング装置のオフ時に前記インダ
    クタの蓄積電力にて充電され、充電電荷をスイッチング
    装置のオン時に前記高周波変換装置に供給する高周波的
    に作用する相対的に小容量の第1のコンデンサと;を具
    備したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】交流電源電圧を整流する整流装置と;前記
    整流装置の出力電圧を高周波でスイッチングするスイッ
    チング装置を少なくとも1個有してなり、前記整流装置
    の出力電圧を高周波電圧に変換する高周波変換装置と;
    前記整流装置の出力端の少くとも一方に前記整流装置の
    出力と同極性に設けられた整流素子と;この整流素子を
    介して前記高周波変換装置の入力側に設けられ、出力電
    圧値が前記整流装置の出力電圧のピ−ク値より小さい補
    助直流電源と;前記整流装置の出力端間に前記高周波変
    換装置のスイッチング装置と直列的に設けられ、前記ス
    イッチング装置のオン時に前記整流装置から供給される
    電流にて電力を蓄積するインダクタと;前記高周波変換
    装置の入力側に前記補助直流電源と並列的に設けられ、
    前記高周波変換装置のスイッチング装置のオフ時に前記
    インダクタの蓄積電力にて充電され、充電電荷をスイッ
    チング装置のオン時に前記高周波変換装置に供給する高
    周波的に作用する相対的に小容量の第1のコンデンサ
    と;を具備したことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】交流電圧を整流する整流装置と;前記整流
    装置の出力電圧を高周波でスイッチングする一対のスイ
    ッチング装置を有し、前記整流装置の出力電圧を高周波
    電圧に変換する高周波変換装置と;この高周波変換装置
    の入力側に設けられ、出力電圧値が前記整流装置の出力
    電圧のピ−ク値より小さい補助直流電源と;前記整流装
    置の出力端間に前記高周波変換装置のスイッチング装置
    の一方と直列的に設けられ、前記スイッチング装置のオ
    ン時に前記整流装置から供給される電流にて電力を蓄積
    するインダクタと;前記高周波変換装置の入力側に前記
    補助直流電源と並列的に設けられ、前記高周波変換装置
    のスイッチング装置のオフ時に前記インダクタの蓄積電
    力にて充電され、充電電荷をスイッチング装置のオン時
    に前記高周波変換装置に供給する高周波的に作用する相
    対的に小容量の第1のコンデンサと;前記高周波変換装
    置の一対のスイッチング装置のスイッチング周波数を変
    化させてインバ−タの出力を変化させるとともに、スイ
    ッチング周波数を相対的に高く変化させた場合には前記
    インダクタに直列的に設けられた一方のスイッチング装
    置のオン期間を他方のスイッチング装置より長くする制
    御手段と;を具備したことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】交流電圧を整流する整流装置と;前記整流
    装置の出力電圧を高周波でスイッチングする一対のスイ
    ッチング装置を有し、前記整流装置の出力電圧を高周波
    電圧に変換する高周波変換装置と;前記整流装置の出力
    端の少くとも一方に前記整流装置の出力と同極性に設け
    られた整流素子と;この整流素子を介して前記高周波変
    換装置の入力側に設けられ、出力電圧値が前記整流装置
    の出力電圧のピ−ク値より小さい補助直流電源と;前記
    整流装置の出力端間に前記高周波変換装置のスイッチン
    グ装置の一方と直列的に設けられ、前記スイッチング装
    置のオン時に前記整流装置から供給される電流にて電力
    を蓄積するインダクタと;前記高周波変換装置の入力側
    に前記補助直流電源と並列的に設けられ、前記高周波変
    換装置のスイッチング装置のオフ時に前記インダクタの
    蓄積電力にて充電され、充電電荷をスイッチング装置の
    オン時に前記高周波変換装置に供給する高周波的に作用
    する相対的に小容量の第1のコンデンサと;前記高周波
    変換装置の一対のスイッチング装置のスイッチング周波
    数を変化させてインバ−タの出力を変化させるととも
    に、スイッチング周波数を相対的に高く変化させた場合
    には前記インダクタに直列的に設けられた一方のスイッ
    チング装置のオン期間を他方のスイッチング装置より長
    くする制御手段と;を具備したことを特徴とする電源装
    置。
  5. 【請求項5】交流電源および前記整流装置の間に高周波
    阻止フィルタを設けたことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1に記載の電源装置。
  6. 【請求項6】前記補助直流電源は、相対的に大容量の第
    2のコンデンサおよび限流インダクタを直列に含み前記
    第1のコンデンサの両端間に前記高周波変換装置のスイ
    ッチング装置を介して接続され、前記スイッチング装置
    のオン時に前記第1のコンデンサの出力にて前記第2の
    コンデンサが充電される充電部と、 前記第2のコンデンサに直列的に接続されて前記第2の
    コンデンサとともに前記高周波変換装置の入力端間に設
    けられ、前記高周波変換装置を介する前記第2のコンデ
    ンサの放電経路を形成する放電部と、 を有してなるものであることを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1に記載の電源装置。
  7. 【請求項7】前記高周波変換装置のスイッチング装置の
    オン時に前記高周波変換装置のスイッチング装置を介し
    て通流される電流にて前記限流インダクタ装置に電力を
    蓄積し、前記高周波変換装置のスイッチング装置のオフ
    時に前記限流インダクタ装置の蓄積電力を前記高周波変
    換装置の構成部品を介して前記補助直流電源の第2のコ
    ンデンサに供給することによって、前記高周波変換装置
    のスイッチング装置、前記限流インダクタおよび前記第
    2のコンデンサを主とするチョッパを構成するものであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 【請求項8】前記補助直流電源は、前記高周波変換装置
    の出力電圧の一部を整流した電圧、前記整流装置の出力
    電圧の一部、交流電源電圧を降圧整流した電圧のいずれ
    かによって充電される相対的に大容量の第3のコンデン
    サと、 前記第3のコンデンサに直列的に接続されて前記第3の
    コンデンサとともに前記高周波変換装置の入力端間に設
    けられ、前記高周波変換装置を介する前記第3のコンデ
    ンサの放電経路を形成する放電部と、 を有してなるものであることを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1に記載の電源装置。
  9. 【請求項9】前記補助直流電源の電圧値に応じた信号が
    所定値を越えたときには、前記高周波変換装置のスイッ
    チング装置をオフないしはオンデュ−ティを低減させる
    保護手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1に記載の電源装置。
  10. 【請求項10】放電灯と;この放電灯を点灯する請求項
    1ないし9のいずれか1に記載の電源装置と;を具備し
    たことを特徴とする放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】照明器具本体と;この器具本体に設けら
    れた放電灯と;この放電灯を点灯する請求項10に記載
    の放電灯点灯装置と;を具備したことを特徴とする照明
    装置。
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