JPH0669773U - 室内取付型検出器 - Google Patents

室内取付型検出器

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JPH0669773U
JPH0669773U JP1685793U JP1685793U JPH0669773U JP H0669773 U JPH0669773 U JP H0669773U JP 1685793 U JP1685793 U JP 1685793U JP 1685793 U JP1685793 U JP 1685793U JP H0669773 U JPH0669773 U JP H0669773U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部端子と内部端子を良好に接触させること
ができ、接触の信頼性を向上させると共に、外部端子と
内部端子の接触部を埃等から良好に保護することができ
るようにする。 【構成】 外ケース5の背面に外部端子取付部14を設
ける。外部端子15は、端子金具16と、接点ばね19
と、外部コード20を端子金具16に接続するねじ21
とからなる。端子金具15は外部端子取付部14と共に
接点ばね19を収納する収納空間Aを形成し、埃等から
接点ばね19を保護する。接点ばね19は、一端が端子
金具16に接続固定され、他端部が揺動自在で内部端子
を保持する保持部19eを形成している。また、保持部
19eは、内部端子を弾性的に保持する4つの弾性片1
19で構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、事務所、病院などの建築物の天井、壁面等に埋め込み設置される室 内取付型検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビルディング等においては、空調制御を行ったり、盗難、火災等を 防止するため、温湿度検出器、赤外線検出器、火災感知器等の各種検出器を天井 や壁面に埋め込み設置している。この種の検出器の取付構造としては、センサが 取付けられたケースを壁面等に設けた凹部にはめ込み、ねじ等の締結手段によっ て固定する方法が最も一般的である(例:実公平4−54550号公報)。また 、他の方法として、例えば実公平3−42544号公報に開示されている取付装 置も知られている。この取付装置は、「へ」の字状に屈曲形成された取付金具を 止めねじによってケース本体の背面側に起伏自在に取り付け、この取付金具とケ ース本体前面に設けた鍔部とで天井板等の取付面を挟持することでケース本体を 固定するように構成したものである。
【0003】 検出器のケースとしては、単一型(実公平3−42544号公報)と分割型( 実公平4−54550号公報)の2種類があり、そのうち分割型においては、ケ ースを壁面等に固定される第1のケースと、この第1のケースに固定される第2 のケースとで構成し、第1のケースに外部コードが接続される外部端子を設け、 第2のケースにセンサが接続される内部端子を設け、第2のケースを第1のケー スに組み込む際内部端子を外部端子に接触させるようにしている。このようにケ ースを2分割形成した検出器にあっては取付工事の際、工期の関係で室内工事が 終わる前に検出器の取り付けをせざるを得ない場合であっても、第1のケースの みを取り付けておくだけで室内工事終了後第2のケースを第1のケースに組み込 むことができるため、センサを傷つけられるといった心配がなく、またセンサの 点検、交換時等においては第2のケースを第1のケースから取り外すだけで、第 1のケースについては壁面等から取り外す必要がなく、作業性に優れているとい う利点を有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ケースを2分割形成した従来装置にあっては、単に内部端子を 外部端子に接触させているだけであるため、ケースの製造誤差、端子の組付け誤 差、位置ズレ等が大きいと、確実な接触が得られなくなったり、あるいはまた第 1,第2の端子のいずれか一方を弾性片、他方を金属片またはピンで構成し、弾 性片で金属片またはピンを弾性的に挟持するように構成した端子接続構造にあっ ては各弾性片に対して均等な接触圧が得られず、そのため接触の信頼性が低いと いう問題があった。また、外部端子の周囲は防塵構造となっていないため、天井 裏の埃等が付着し易く、一層接触の信頼性を低下させるという問題もあった。
【0005】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、外部端子と内部端子を良好に接触させることができ、 接触の信頼性を向上させると共に、外部端子と内部端子の接触部を埃等から良好 に保護することができるようにした室内取付型検出器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため第1の考案は、外部コードが接続される外部端子を有 して壁面、天井等に埋め込み設置される外ケースと、センサ、回路基板、内部端 子等を内蔵し前記外ケース内に収納配置される内ケースとを備え、前記外部端子 は、一端部が外ケースの外部端子取付部に固定され、他端部が揺動自在で前記内 部端子を弾性的に保持する保持部を形成する接点ばねを含むものである。 第2の考案は、上記第1の考案において、接点ばねの保持部は、一対1組から なる複数組の弾性片からなり、これら弾性片によって内部端子を多点保持するも のである。 第3の考案は、上記第1又は第2の考案において、外部端子は外部コードおよ び接点ばねが接続される端子金具を含み、この端子金具は接点ばねを覆い、かつ 外部端子取付部と共に接点ばねの収納空間を形成するものである。
【0007】
【作用】
接点ばねの保持部は内部端子を保持する際、揺動することで外ケース、内ケー スの製造誤差、外部端子、内部端子の取付け誤差等を吸収する。また、保持部は 一対1組からなる複数組の弾性片からなり、内部端子と多点接触する。端子金具 は外部端子取付部と共に接点ばねの収納空間を形成し、埃等から接点ばねを保護 する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る室内取付型検出器の一実施例を示す断面図、図2は同検出 器の分解斜視図、図3は外ケースの背面図、図4は図3のIV−IV線断面図、 図5は外ケースの正面図、図6は内ケースの背面図、図7は外部端子の取付構造 を示す断面図、図8は接点ばねと内部端子の斜視図である。これらの図において 、本実施例は天井板1に設けられた取付孔2に嵌挿配置され、人体等から放射さ れる赤外線を検出することにより在室者の有無を検知し、室内の温湿度制御を行 う天井取付型在室検出器3に適用した場合を示す。このような在室検出器3は、 図1および図2に示すように、外ケース5と、外ケース5の背面に着脱自在に取 付けられる端子カバー6と、外ケース5内に嵌挿配置される内ケース7と、外ケ ース5の前面に着脱自在に取り付けられる前面カバー8等を有している。
【0009】 前記外ケース5は、樹脂の射出成形によって一体に形成されるもので、前記取 付孔2の穴径より小さい外径を有し前面が開放する円筒状の本体5Aと、本体5 Aの前端部外周面に突設されパッキン9を介して天井板1の表面、すなわち室内 側面1aに密接される鍔部5Bとを備え、本体5Aの背面には一対の係合孔10 ,11(図5)と、ねじ取付孔12(図1〜図5)と、それぞれ6つからなる長 孔13(図5)と、外部端子取付部14(図2〜図4)がそれぞれ形成されてい る。
【0010】 図5において、前記一対の係合孔10,11は、前記内ケース7を係止するも ので、互いに180°の位相差をもって形成され、それぞれ平面視鈎形を呈する ことにより、外ケース5の中心方向に向かう径方向穴部10a,11aと、径方 向穴部10a,11aの内端に連接された周方向穴部10b,11bとで構成さ れている。
【0011】 前記ねじ取付孔12(図1〜図5)は、外ケース5の背面中央に形成されてお り、後述する取付ねじ27が外ケース5の内側から回転自在に貫通して配設され ている。
【0012】 前記長孔13は、前記係合孔10,11間にそれぞれ3つずつ周方向に所定の 間隔をおいて周方向に長く形成されている。
【0013】 前記外部端子取付部14は、主として図2および図3に示すように周方向に一 定の間隔をおいて平行に対設された一対の取付壁14a,14bで構成されてお り、これら取付壁14a,14bの内側面には外部端子15の端子金具16を支 持する支持部17がそれぞれ一体に突設されている。そして、外部端子取付部1 4は、外ケース5の中心を通り前記一対の係合孔10,11を結ぶ仮想線18( 図3、図5)を挟んでその両側に3つずつ対向配置されており、かつ同じ側の3 つの外部端子取付部14は互いに密接して設けられている。
【0014】 前記外部端子15は、図3、図4、図7および図8に示すように前記端子金具 16と、接点ばね19と、外部コード20を端子金具16に接続するビス21と で構成されている。端子金具16は、適宜板厚、幅および長さを有する金属板の プレス加工によって折り曲げ形成されるもので、略直交する2つの斜面22a, 22b(図7)を有する側面視「へ」の字状の中央部16Aと、中央部16Aの 一端に延設された水平基部16Bと、中央部16Aの他端および水平基部16B の反中央部側端に一体に延設された幅狭部16C,16Dとからなり、前記一対 の取付壁14a,14b間に配設され中央部16Aの両側縁部が支持部17によ って支持されることにより、前記一対の取付壁14a,14bと共に接点ばね1 9を収納する収納空間A(図7)を形成している。中央部16Aの長辺側斜面2 2bは、前記ビス21がねじ込まれ、外部コード20の一端が接続されることに より、外部コード20の接続部を形成している。端子金具16の両端に設けられ た幅狭部16C,16Dは、外ケース5に設けられた係止穴23,24にそれぞ れ後方から挿入係止されており、これにより端子金具16を外部端子取付部14 に固定している。
【0015】 図7および図8において、前記接点ばね19は、薄い板ばねの折り曲げ加工に よって図に示す如き形状に形成されることにより、板状基部19aと、板状基部 19aの一端より前方に略直角に折曲された弾性変形部19bと、弾性変形部1 9bの反板状基部側端より板状基部19aとは反対側に略直角に折曲された折曲 部19cと、折曲部19cの前面側に3辺を取り囲む如く設けられたコ字状の端 子受け部19dと、端子受け部19dに設けられ後述する内部端子25を弾性的 に保持する保持部19eとからなり、板状基部19aが前記端子金具16の水平 基部16Bの前面に溶接固定され、保持部19eが長孔13に対応するよう前記 端子金具16の中央部16Aの前方に位置している。したがって、端子金具16 を外部端子取付部14に取付けると、保持部19eは前記収納空間A内に位置し 、埃等の付着から保護される。前記保持部19eは、端子受け部19dの対向す る2辺の先端部を内側に折り曲げて形成された一対1組とする2組、合計4つの 弾性片119からなり、これらによって内部端子25を弾性的に4点保持する。 そして、このように形成された接点ばね19の板状基部19aは、前記端子金具 16の各幅狭部16C,16Dが外ケース5の係止穴23,24にそれぞれ挿入 係止されると、外ケース5の背面に突設された受け台26に密接固定され、この 板状基部19aに連接された弾性変形部19b、折曲部19cおよび端子受け部 19dが外ケース5の背面および前記一対の取付壁14a,14bから離間され 揺動自在とされている。このように接点ばね19の板状基部19aより先端側を 揺動自在としておくと、外ケース5、内ケース7の製造誤差、接点ばね19、内 部端子25の位置ズレ等が大きい場合でも、接点ばね19と内部端子25を接続 する際、弾性変形部19bが図7矢印方向に弾性変形して保持部19eを揺動さ せるので、前記誤差、位置ズレ等を効果的に吸収することができ、各弾性片11 9を内部端子25に対して略等しい接触圧で接触させることができる。
【0016】 図1および図2において、前記端子カバー6は、外ケース5と略同一の外径を 有して前面が開放する円筒状に形成され、前面に周方向に180°ずれて一対の 係合爪28が一体に突設されており、これらの係合爪28は前記外ケース5の外 周面後端部に形成された係合凹部29に係合される。この場合、端子カバー6の 外ケース5に対する位置決めは厳密さを要求されず、そのため係合凹部29は外 ケース5の周方向に等配されて例えば6つ形成されており、そのうち180°ず れて互いに対向する任意の2つが端子カバー6の係止に供される。また、端子カ バー6には一対の外部コード導出孔30が形成されている。この外部コード導出 孔30は、端子カバー6の背面に形成された丸孔部31と、周面に軸線方向全長 にわたって形成され前記丸孔部31に連通するスリット部32とで構成されてい る。さらに、端子カバー6の外周面後端部にはそれぞれ一対からなるガイド孔3 4a,34bおよび傾斜部35a,35bが180°の位相差をもって形成され ている。ガイド孔34aと傾斜部35aおよびガイド孔34bと傾斜部35bは それぞれ同位置に形成されている。そして前記端子カバー6の内部中央には前記 取付ねじ27が回転自在に貫通される円筒部36が一体に突設されている。
【0017】 前記内ケース7は、図1、図2、図4および図6に示すように前記外ケース5 の本体5Aに嵌挿される前面が開放した円筒状の本体7Aと、本体7Aの前端部 外周面に一体に突設された鍔部7Bとからなり、本体7Aが外ケース5内に正し く嵌挿されると鍔部7Bの裏面が外ケース5の鍔部5Bの前面に密接されるよう 構成されている。鍔部7Bの前面中央部には断面V字状の環状突起からなる水切 山37(図1、図2)が一体に突設されている。
【0018】 前記内ケース7の背面には前記内部端子25が貫通して設けられると共に、一 対の係合部38,39が一体に突設されている。内部端子25は、前記外ケース 5の各外部端子15に対応して同心円上に突設されるもので、インサート成形に よって内ケース7と一体に形成されている。係合部38,39は、前記外ケース 5の係合孔10,11に対応して突設されるもので、図2に示すようにそれぞれ 側面視逆L字状に形成されることにより、内ケース7の後方に向かって延在する 垂直基部38a,39aと、垂直基部38a,39aの先端に内ケース7の外側 に向かった延設された水平部38b,39bとからなり、内ケース7が外ケース 5に嵌挿されると、係合孔10,11の径方向穴部10a,11aに図5二点鎖 線で示すようにそれぞれ挿入され、この状態で内ケース7を図5時計方向に回動 させると、垂直基部38a,39aが周方向穴部10b,11bに移動して水平 部38b,39bが外ケース5の背面に当接係合し、内ケース7を外ケース5に 着脱可能に固定する。
【0019】 この場合、内ケース7を180°回転させて外ケース5に嵌挿すると、異なっ た外部端子15と内部端子25が接続されて電気回路が破損したり、検出器とし て正常に機能しなくなるため、係合孔10,11の径方向穴部10a,11aと 係合部38,39の形状をそれぞれ異ならせ、径方向穴部10aと係合部38の 水平部38bを互いに嵌合し得る台形に、径方向穴部11aと係合部39の水平 部39bを同じく互いに嵌合し得る矩形にそれぞれ形成し、係合部38の水平部 38bが径方向穴部11aに対しては嵌合しないようにしている。
【0020】 また、前記係合部38,39の水平部38b,39bが図5二点鎖線で示すよ うに係合孔10,11の径方向穴部10a,11aにそれぞれ挿入されると、各 内部端子25は、対応する長孔13に外ケース5の内側から挿入されて外ケース 5の後方に突出し、内ケース7を時計方向に回転させることによりその突出部が 図4および図8に示すように前記接点ばね19の保持部19e間に挿入されて4 点接触し、これによって外部端子15と内部端子25が電気的および機械的に接 続される。したがって、内ケース7の外ケース5に対する取付作業および外部端 子15と内部端子25の電気的、機械的接続作業は、ワンタッチで同時に行われ る。
【0021】 図1、図2および図4において、前記内ケース7の内部にはさらにセンサ40 を実装してなる回路基板41等が収納されている。回路基板41は、前後に離間 して配設された2枚の配線基板41A,41Bからなり、後方に位置する配線基 板41Aは取付ねじ孔の両面の周囲にプリント配線パターンのランド部を有しこ のランド部が前記各内部端子25の前面に接触され止めねじ43によってねじ止 め固定されることにより、各内部端子25と電気的に接続されている。一方、前 方に位置する配線基板41Bは、内ケース7の内周面に突設された複数個のねじ 取付部44の前面に止めねじ45によって後述するレンズホルダ46と共に共締 め固定され、リード線47によって前記後方に位置する配線基板41Aと電気的 に接続されている。
【0022】 前記レンズホルダ46は、両端開放の筒状体に形成され、後端側開口部内側面 に前記止めねじ45が挿通されるねじ取付孔を有する一対のねじ取付部50が一 体に突設され、前端側開口部には樹脂によって皿状に形成されたレンズ51が嵌 着固定されている。レンズ51はフレネルレンズからなり、外周縁部がレンズホ ルダ46の内周面前端部に設けられた段差面52(図1、図4)に密接されると 共に、レンズホルダ46の内周面前端部に突設された例えば4つの係合爪53( 図4)によって前記段差面52に固定されており、これにより赤外線センサ40 との距離が一義的に決定され、センサ40をレンズ51の焦点位置に正確に設置 するようにしている。
【0023】 前記前面カバー8は浅底皿状に形成されることにより、外ケース5および内ケ ース7の前面を被う円板部8Aと、この円板部8Aの表面外周に突設された円筒 部8Bとからなり、円板部8Aの中央には前記内ケース7の内径より大きく鍔部 7Bの外径より小さい開口54が開設されており、円筒部8Bが前記外ケース5 の鍔部5B外周面に嵌合するようになっている。また、円板部8Aの内面で開口 部54の周囲には前記内ケース7の鍔部7Bを係止する、例えば4つの係合爪5 5(図2、図6)が一体に突設されると共に、前記開口部54を気密に被うカバ ー56が配設されている。カバー56は、ポリエチレン樹脂等によって皿状に形 成されて中央部が前記開口部54に後方から嵌合され、外周部が前記円板部8A の内面内周部に密接され、その表面に前記内ケース7の鍔部7Bがリング状のカ バーパッキン57を介して密接される。カバーパッキン57は、外径がカバー5 6の外径より大きく、内径がカバー56の外径より若干小さく設定されることに より、前面カバー8の円板部8A内面とカバー56の外周部裏面に共通に密接さ れており、前面カバー8が前記係合爪55によって内ケース7に取付けられると 圧縮されて開口部54とカバー56との隙間および円板部8A内面とカバー56 との隙間を気密にシールする。さらに、前記前面カバー8の内面には一対の位置 決め用突起58(図6)が一体に突設されており、この突起58は前面カバー8 の取付時に内ケース7の鍔部7B外周面に形成された切欠凹部59に係合し前面 カバー8を位置決めする。
【0024】 図1および図2において、前記端子カバー6の外周には外ケース5を天井板1 に係止固定する取付ブラケット60が配設されている。この取付ブラケット60 は、中央に前記取付ねじ27が螺合するねじ孔61を有する剛性の高い金属板6 2と、金属板62の前面に固定された板ばね63とで構成されている。板ばね6 3は、コ字状に折曲形成されることにより、前後方向に延在する左右一対の開閉 脚63a,63bと、これら開閉脚63a,63bの後端を連結する連結部63 cとからなり、連結部63cが前記金属板62に係止され、開閉脚63a,63 bが端子カバー6の外周面後端部に設けられた前記ガイド孔34a,34bに後 方からそれぞれ摺動自在に挿通されている。また、開閉脚63a,63bは、長 手方向中央部に内側にV字状に屈曲する屈曲部65を有し、前記取付ねじ27に よって取付ブラケット60が前後移動されると、この屈曲部65が端子カバー6 の外周面後端部に形成された前記傾斜部35a,35bに対して当接、離反し、 これによって開脚もしくは閉脚されるよう構成されている。すなわち、本実施例 においては板ばね63として閉脚習性が付与されているものを用い、この板ばね 63を取付ねじ27の先端側に移動させると、図1の二点鎖線で示すように屈曲 部65が端子カバー6の後方に位置するため、開閉脚63a,63bが閉脚状態 を保持する。この閉脚状態における屈曲部65の間隔は、端子カバー6の外径よ り小さく、開閉脚63a,63bの前半部が外ケース5および端子カバー6の外 周面に密接し、これによって天井板1の取付孔2からの外ケース5の抜き出しを 可能にしている。今、二点鎖線で示すように取付ブラケット60が取付ねじ27 の先端側に位置している状態で取付ねじ27を回転操作して取付ブラケット60 を前方に移動させると、板ばね63の屈曲部65の頂部が端子カバー6の傾斜部 35a,35bにそれぞれ当接するため、開閉脚63a,63bは徐々に開脚さ れる。そして、取付ブラケット60が一定距離前進移動すると、板ばね63の前 端が天井板1の裏面、すなわち天井裏側面1bに当接して外ケース5の鍔部5B を天井板1の天井裏側面1bに押し付ける。したがって、外ケース5の鍔部5B と板ばね63は天井板1を挟持し、これによって外ケース5を天井板1に固定す る。外ケース5を取り外す場合は、上記とは反対に取付ねじ27を回転操作し、 取付ブラケット60を後退移動させればよい。すると、板ばね63の屈曲部65 が端子カバー6の後方に移動し、開閉脚63a,63bが自身の閉脚習性によっ て閉脚するため、外ケース5を天井板1の取付孔2から簡単に取り外すことがで きる。
【0025】 なお、外ケース5の天井板1への取付作業は、当然のことながら内ケース7の 取付け前に行なわれる。また、板ばね63は1つに限らず複数個使用することが 可能であり、例えば2つ使用する場合は互いに直交するよう90°ずらして金属 板62に取り付ければよい。
【0026】 ここで、本実施例においては板ばね63として閉脚習性を有するばねを用いた 場合について説明したが、これに限らず開脚習性を有する板ばねであってもよい ことは勿論である。その場合は傾斜部35a,35bはかならずしも必要ではな く、ガイド孔34a,34bが外ケース5の固定時に開閉脚63a,63bの開 脚角度を規制し、また取付ブラケット60の後退移動に伴い開閉脚63a,63 bを閉脚させる。
【0027】 なお、上記実施例は在室検出器3に適用した場合について説明したが、本考案 はこれに何等特定されるものではなく、種々の変更、変形が可能であり、例えば 係合孔10,11を内ケース7に、係合部38,39を外ケース5に設けること が可能である。また、在室検出器に限らず、温湿度検出器、火災感知器、侵入検 知器等にもそのまま適用することができ、また異なった複数個のセンサを内ケー ス7に収納配置して複合型検出器とすることも可能である。 さらに、本実施例は外ケース5に端子カバー6を着脱自在に取り付けたが、本 考案はこれに限らず、外ケース5と端子カバー6を一体形成し、内部に外部端子 15が組み込まれるものであってもよい。 さらにまた、本実施例は検出器3を天井板1の取付孔2に埋め込み設置したが 、壁面に埋め込み設置してもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る室内取付型検出器は、外部端子を有する外ケ ースと、内部端子を有し外ケースに収納配置される内ケースとを備え、外部端子 として一端部が外ケースの外部端子取付部に固定され、他端部が揺動自在な接点 ばねを含み、この接点ばねの他端部に前記内部端子を弾性的に保持する保持部を 設けたので、外ケース、内ケースの製造誤差、外部端子、内部端子の位置ズレ等 が大きくとも、保持部が揺動することで内部端子と保持部を確実に接続すること ができる。また、本考案は保持部を一対1組とする複数組の弾性片で構成し、内 部端子と多点接触させているので、接触の信頼性が高く、その上保持部が揺動す ることで、各弾性片との接触抵抗値を略等しくすることができる。また、本考案 は端子金具と外部端子取付部とで接点ばねの収納空間を形成しているので、接点 ばねと内部端子との接触部を埃等から良好に保護することができるなど、その実 用的効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る室内取付型検出器の一実施例を示
す断面図である。
【図2】同検出器の分解斜視図である。
【図3】外ケースの背面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】外ケースの正面図である。
【図6】内ケースの背面図である。
【図7】外部端子の取付構造を示す断面図である。
【図8】接点ばねと内部端子の斜視図である。
【符号の説明】
1 天井板 2 取付孔 3 在室検出器 5 外ケース 6 端子カバー 7 内ケース 8 前面カバー 15 外部端子 16 端子金具 19 接点ばね 19e 保持部 20 外部コード 25 内部端子 34a,34b ガイド孔 35a,35b 傾斜部 40 センサ 41 回路基板 119 弾性片 A 収納空間

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部コードが接続される外部端子を有し
    て壁面、天井等に埋め込み設置される外ケースと、セン
    サ、回路基板、内部端子等を内蔵し前記外ケース内に収
    納配置される内ケースとを備え、前記外部端子は、一端
    部が外ケースの外部端子取付部に固定され、他端部が揺
    動自在で前記内部端子を弾性的に保持する保持部を形成
    する接点ばねを含むことを特徴とする室内取付型検出
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の室内取付型検出器におい
    て、接点ばねの保持部は、一対1組とする複数組の弾性
    片からなり、これら弾性片によって内部端子を多点保持
    することを特徴とする室内取付型検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の室内取付型検出器
    において、外部端子は外部コードおよび接点ばねが接続
    される端子金具を含み、この端子金具は接点ばねを覆
    い、かつ外部端子取付部と共に接点ばねの収納空間を形
    成することを特徴とする室内取付型検出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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