JPH066936B2 - 減速型スタ−タ - Google Patents
減速型スタ−タInfo
- Publication number
- JPH066936B2 JPH066936B2 JP4837584A JP4837584A JPH066936B2 JP H066936 B2 JPH066936 B2 JP H066936B2 JP 4837584 A JP4837584 A JP 4837584A JP 4837584 A JP4837584 A JP 4837584A JP H066936 B2 JPH066936 B2 JP H066936B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- shaft
- motor
- gear
- starter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/06—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
- F02N15/067—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement the starter comprising an electro-magnetically actuated lever
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータ軸、アイドル軸、ピニオンドライブ軸の
3軸で構成された減速軸スタータにおいて、特にアイド
ル軸にオーバーランニングクラッチを設けた減速型スタ
ータに関する。
3軸で構成された減速軸スタータにおいて、特にアイド
ル軸にオーバーランニングクラッチを設けた減速型スタ
ータに関する。
従来のピニオンドライブ軸上にクラッチを置く3軸構成
の減速型スタータにおいては、かかるトルクが大きいた
め、容量の大きなクラッチが必要であり、重量が大きく
なる問題がある。また、一列の歯車列のため減速比を大
きくとると、クラッチ外形が大きくなるという問題があ
る。
の減速型スタータにおいては、かかるトルクが大きいた
め、容量の大きなクラッチが必要であり、重量が大きく
なる問題がある。また、一列の歯車列のため減速比を大
きくとると、クラッチ外形が大きくなるという問題があ
る。
また、従来、特公昭58−12471号公報に記載され
るごとく、減速前のモータ軸上にオーバーランニングク
ラッチを置いてこのクラッチにかかるトルクを小さくし
たものもあるが、その分クラッチの回転数が高くなっ
て、オーバーランニングクラッチを構成するローラに作
用する遠心力が大きくなり、ひいてはスプリングにより
ローラをクラッチインナに押圧する力よりローラに作用
する遠心力の方が大きくなって、正常に回転力を伝達す
ることができなくなるという問題がある。
るごとく、減速前のモータ軸上にオーバーランニングク
ラッチを置いてこのクラッチにかかるトルクを小さくし
たものもあるが、その分クラッチの回転数が高くなっ
て、オーバーランニングクラッチを構成するローラに作
用する遠心力が大きくなり、ひいてはスプリングにより
ローラをクラッチインナに押圧する力よりローラに作用
する遠心力の方が大きくなって、正常に回転力を伝達す
ることができなくなるという問題がある。
本発明は上記の問題を解決するために、中間的に減速さ
れたアイドル軸上にオーバーランニングクラッチを設け
ることにより、かかるトルクが小さく、クラッチ強度が
小さくてすむためクラッチを小型化でき、また、クラッ
チ回転数も中間的な値に設定することができて過大とな
らず、正常にオーバーランニングクラッチ機能を果たす
ことができ、さらに、2段階減速(モータ軸とクラッチ
アウタ間、クラッチインナとドライブギヤ間)をとるの
で、それぞれのトルクに合ったモジュールに設定でき、
かつモータ軸とピニオンドライブ軸とを同軸上に配列し
てそれらと並列にアイドル軸が配列されることによって
小型化が可能である等、設計の自由度が大きい利点が得
られることを目的とする。
れたアイドル軸上にオーバーランニングクラッチを設け
ることにより、かかるトルクが小さく、クラッチ強度が
小さくてすむためクラッチを小型化でき、また、クラッ
チ回転数も中間的な値に設定することができて過大とな
らず、正常にオーバーランニングクラッチ機能を果たす
ことができ、さらに、2段階減速(モータ軸とクラッチ
アウタ間、クラッチインナとドライブギヤ間)をとるの
で、それぞれのトルクに合ったモジュールに設定でき、
かつモータ軸とピニオンドライブ軸とを同軸上に配列し
てそれらと並列にアイドル軸が配列されることによって
小型化が可能である等、設計の自由度が大きい利点が得
られることを目的とする。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。第1図
および第2図において、スタータモータMのモータ軸1
の先端はベアリング1Aを介してピニオンドライブ軸1
6に回転自在に支承されていて、モータ軸1とピニオン
ドライブ軸16とが同軸上に配列してある。そして、こ
れらモータ軸1およびドライブ軸16と並列にアイドル
軸8が配列してある。
および第2図において、スタータモータMのモータ軸1
の先端はベアリング1Aを介してピニオンドライブ軸1
6に回転自在に支承されていて、モータ軸1とピニオン
ドライブ軸16とが同軸上に配列してある。そして、こ
れらモータ軸1およびドライブ軸16と並列にアイドル
軸8が配列してある。
オーバーランニングクラッチは、クラッチアウタ2、ク
ラッチインナ3、ローラ4、ローラスプリング5、ワッ
シャ6で構成され、クラッチインナ3はアイドル軸8の
外周面に形成されていて、このアイドル軸8の両端はベ
アリング7を介してハウジング9とセンタベアリングホ
ルダ10の間に回転自在に設置される。また、アイドル
軸8の外周上にはドライブギヤ12と噛合う歯車部8a
が形成されている。
ラッチインナ3、ローラ4、ローラスプリング5、ワッ
シャ6で構成され、クラッチインナ3はアイドル軸8の
外周面に形成されていて、このアイドル軸8の両端はベ
アリング7を介してハウジング9とセンタベアリングホ
ルダ10の間に回転自在に設置される。また、アイドル
軸8の外周上にはドライブギヤ12と噛合う歯車部8a
が形成されている。
クラッチアウタ2は、内部にカム室が形成され、このカ
ム室内にローラ4とローラスプリング5とが収められて
おり、ワッシャ6にて保持している。アウタ2の外周に
は、減速ギヤ2aも持ち、モータ軸1のギヤ1aと噛合
い、減速トルク伝達する。
ム室内にローラ4とローラスプリング5とが収められて
おり、ワッシャ6にて保持している。アウタ2の外周に
は、減速ギヤ2aも持ち、モータ軸1のギヤ1aと噛合
い、減速トルク伝達する。
ドライブギヤ12はドライブ軸12のモータ軸1側端面
に形成され、チューブ13は、ベアリング14によっ
て、ハウジング9に回転自在に支承され、回転する。そ
して、ドライブ軸16の外周にチューブ13がねじれス
プラインで嵌合し、ドライブ軸16上をチューブ13が
前後に摺動する。チューブ13の先端にはピニオン17
が形成してあり、チューブ13の前進時にエンジンのリ
ングギヤ18と噛合う。
に形成され、チューブ13は、ベアリング14によっ
て、ハウジング9に回転自在に支承され、回転する。そ
して、ドライブ軸16の外周にチューブ13がねじれス
プラインで嵌合し、ドライブ軸16上をチューブ13が
前後に摺動する。チューブ13の先端にはピニオン17
が形成してあり、チューブ13の前進時にエンジンのリ
ングギヤ18と噛合う。
マグネットスイッチ19は、ハウジング9に固定され、
レバー19aを介してチューブ13を前進させるととも
に、モータスイッチをオンにする。
レバー19aを介してチューブ13を前進させるととも
に、モータスイッチをオンにする。
上記構成において、スタータスイッチ(図示せず)をオ
ンしてマグネットスイッチ19を動作させると、レバー
19aを介してチューブ13を押し出して、ピニオン1
7をリングギヤ18に噛合わせる。それとともに、モー
タスイッチの接点がオンし、モータMが回転する。
ンしてマグネットスイッチ19を動作させると、レバー
19aを介してチューブ13を押し出して、ピニオン1
7をリングギヤ18に噛合わせる。それとともに、モー
タスイッチの接点がオンし、モータMが回転する。
モータMの回転力はモータ軸1よりギヤ1aを介しクラ
ッチアウタ2の外周ギヤ2aにて減速されて伝わり、ロ
ーラ4を介してクラッチインナ3およびアイドル軸8に
伝わる。さらに、アイドル軸8上のギヤ8aと、ドライ
ブギヤ12との間で2回目の減速がなされて、ドライブ
軸16に伝わり、ヘリカルスプラインの噛合をへて、チ
ューブ13に伝わり、ピニオン17を回転させ、このピ
ニオン17が噛合ったリングギヤ18を回転させてエン
ジンを始動する。
ッチアウタ2の外周ギヤ2aにて減速されて伝わり、ロ
ーラ4を介してクラッチインナ3およびアイドル軸8に
伝わる。さらに、アイドル軸8上のギヤ8aと、ドライ
ブギヤ12との間で2回目の減速がなされて、ドライブ
軸16に伝わり、ヘリカルスプラインの噛合をへて、チ
ューブ13に伝わり、ピニオン17を回転させ、このピ
ニオン17が噛合ったリングギヤ18を回転させてエン
ジンを始動する。
エンジンの始動後は、リングギヤ18の回転がピニオン
17の回転を上まわり、エンジンによって、スタータが
回される状態となる。ここで、リングギヤ18からピニ
オン17に伝達された回転力は、エンジン始動時とは逆
に伝達されていくが、クラッチインナ3に伝達された回
転力は、クラッチインナ3とクラッチアウタ2との間で
形成されたオーバーランニングクラッチによって、クラ
ッチアウタ2、モータ軸1には伝達されずに、モータM
の過回転による破壊を防ぐ。
17の回転を上まわり、エンジンによって、スタータが
回される状態となる。ここで、リングギヤ18からピニ
オン17に伝達された回転力は、エンジン始動時とは逆
に伝達されていくが、クラッチインナ3に伝達された回
転力は、クラッチインナ3とクラッチアウタ2との間で
形成されたオーバーランニングクラッチによって、クラ
ッチアウタ2、モータ軸1には伝達されずに、モータM
の過回転による破壊を防ぐ。
従来の減速型スタータにおいては、オーバーランニング
クラッチの設置位置は、減速が終了した後のドライブシ
ャフト上にある。この場合、クラッチの伝達トルクは、
モータのトルクに減速比を乗じたものであり、モータの
慣性モーメントのクラッチに及ぼす影響は減速比の2乗
となる。よって、大容量の大型クラッチが必要であり、
軽量化を阻む欠点がある。また、従来形のクラッチアウ
タを減速ギヤに使うタイプでは、減速比を大きくとる
と、歯の強度を犠牲にしてモジュールを小さくしない限
り、クラッチ外径が必然的に大きくなる欠点がある。
クラッチの設置位置は、減速が終了した後のドライブシ
ャフト上にある。この場合、クラッチの伝達トルクは、
モータのトルクに減速比を乗じたものであり、モータの
慣性モーメントのクラッチに及ぼす影響は減速比の2乗
となる。よって、大容量の大型クラッチが必要であり、
軽量化を阻む欠点がある。また、従来形のクラッチアウ
タを減速ギヤに使うタイプでは、減速比を大きくとる
と、歯の強度を犠牲にしてモジュールを小さくしない限
り、クラッチ外径が必然的に大きくなる欠点がある。
また、特公昭58−12471号公報では、クラッチを
直接モータ軸上に置くことで、クラッチ伝達トルクを小
さくし、モータの慣性モーメントのクラッチに及ぼす影
響を小さくし、クラッチの小型計量化を図っている。し
かし、減速型スタータのモータの回転は、20000rpmを越
える程の高回転であるため、従来のクラッチではオーバ
ーランニングクラッチの機能を満足しない。
直接モータ軸上に置くことで、クラッチ伝達トルクを小
さくし、モータの慣性モーメントのクラッチに及ぼす影
響を小さくし、クラッチの小型計量化を図っている。し
かし、減速型スタータのモータの回転は、20000rpmを越
える程の高回転であるため、従来のクラッチではオーバ
ーランニングクラッチの機能を満足しない。
本実施例によれば、減速はモータMとクラッチアウタ
2、アイドル軸8とドライブギヤ12の2段階で行って
おり、オーバーランニングクラッチは、その中間部に設
置されている。こうすることで、上記の欠点を解決する
ことができ、減速型スタータのクラッチの小型計量化、
さらには減速機構を有しないコンベンショナル型スター
タのクラッチとの共通仕様が可能になる。
2、アイドル軸8とドライブギヤ12の2段階で行って
おり、オーバーランニングクラッチは、その中間部に設
置されている。こうすることで、上記の欠点を解決する
ことができ、減速型スタータのクラッチの小型計量化、
さらには減速機構を有しないコンベンショナル型スター
タのクラッチとの共通仕様が可能になる。
例えば、モータとクラッチアウタ間の減速比を2、クラ
ッチインナとドライブギヤ間の減速比を2.5、総減速
比を5とした場合を考える。この場合、クラッチは、減
速比5ではなく、減速比2の強度でよい。同出力程度の
減速型スタータとコンベンショナル型スタータのモータ
の重量は減速型スタータの方が小さいため、クラッチの
強度は、コンベンショナル型と同程度となる。また、無
負荷回転時のクラッチの回転数も、コンベンショナル型
が約10000rpm、減速型はモータが約20000rpmでクラッチ
アウタは約10000rpmと同程度となる。すなわち、減速型
とコンベンショナル型のクラッチの共通仕様が可能であ
り、減速型はコンベンショナル型程度の小型のクラッチ
でよいことになる。
ッチインナとドライブギヤ間の減速比を2.5、総減速
比を5とした場合を考える。この場合、クラッチは、減
速比5ではなく、減速比2の強度でよい。同出力程度の
減速型スタータとコンベンショナル型スタータのモータ
の重量は減速型スタータの方が小さいため、クラッチの
強度は、コンベンショナル型と同程度となる。また、無
負荷回転時のクラッチの回転数も、コンベンショナル型
が約10000rpm、減速型はモータが約20000rpmでクラッチ
アウタは約10000rpmと同程度となる。すなわち、減速型
とコンベンショナル型のクラッチの共通仕様が可能であ
り、減速型はコンベンショナル型程度の小型のクラッチ
でよいことになる。
さらに、本実施例の利点として、減速を2箇所で行って
いるので、ギヤ比の設定は自在であり、また、モータギ
ヤ1aとドライブギヤ12のモジュールを異なった仕様
とすることができ、簡単に必要なギヤ強度が得られる。
いるので、ギヤ比の設定は自在であり、また、モータギ
ヤ1aとドライブギヤ12のモジュールを異なった仕様
とすることができ、簡単に必要なギヤ強度が得られる。
さらに、モータ軸1とピニオンドライブ軸16とが同軸
上に配列され、これらの軸1、16と並列にアイドル軸
8が配列されるため、全体の体格のより小型、軽量化が
可能であると共に、モータ軸Mと同軸上にピニオン17
が配列されることになり、外観上コンベンショナル型ス
タータと同等の形状となるため、コンベンショナル型ス
タータとの互換性も容易に確保することが可能である。
上に配列され、これらの軸1、16と並列にアイドル軸
8が配列されるため、全体の体格のより小型、軽量化が
可能であると共に、モータ軸Mと同軸上にピニオン17
が配列されることになり、外観上コンベンショナル型ス
タータと同等の形状となるため、コンベンショナル型ス
タータとの互換性も容易に確保することが可能である。
なお、減速型1.0KWスタータでは、10kg・m程度
の衝撃力が発生する。このとき、クラッチの位置(ドラ
イブ軸、モータ軸、減速機構間)の違いによるクラッチ
に要求される性能(伝達トルク、無負荷時回転数)は次
の通りである。
の衝撃力が発生する。このとき、クラッチの位置(ドラ
イブ軸、モータ軸、減速機構間)の違いによるクラッチ
に要求される性能(伝達トルク、無負荷時回転数)は次
の通りである。
以上の表のように、比較例1では、ピニオンの衝撃トル
ク10kg・mと同じ衝撃トルクがクラッチにかかり、本
実施例では、第2減速比2.5で除した4kg・mがクラ
ッチにかかる衝撃トルクである。また、比較例2では、
減速比5で除した2kg・mがクラッチにかかる衝撃トル
クとなる。ここで、クラッチにかかるトルクが小さいほ
どクラッチが小型軽量になるわけであるが、この種のク
ラッチでは、回転数が13000〜15000rpmあたりが使用限
界である。これに対し、比較例2では、クラッチの回転
数はモータの回転数と等しい20000rpmとなり、一般的な
クラッチの使用は困難である。本実施例では回転数が10
000rpmであり、使用可能である。また、同等性能のコン
ベンショナル型スタータのクラッチ性能は衝撃トルク4
kg・m、回転数10000rpm程度であり、クラッチを非減速
型と減速型とに共通使用することができ、安価で軽量の
クラッチが使用できるという大きな効果がある。
ク10kg・mと同じ衝撃トルクがクラッチにかかり、本
実施例では、第2減速比2.5で除した4kg・mがクラ
ッチにかかる衝撃トルクである。また、比較例2では、
減速比5で除した2kg・mがクラッチにかかる衝撃トル
クとなる。ここで、クラッチにかかるトルクが小さいほ
どクラッチが小型軽量になるわけであるが、この種のク
ラッチでは、回転数が13000〜15000rpmあたりが使用限
界である。これに対し、比較例2では、クラッチの回転
数はモータの回転数と等しい20000rpmとなり、一般的な
クラッチの使用は困難である。本実施例では回転数が10
000rpmであり、使用可能である。また、同等性能のコン
ベンショナル型スタータのクラッチ性能は衝撃トルク4
kg・m、回転数10000rpm程度であり、クラッチを非減速
型と減速型とに共通使用することができ、安価で軽量の
クラッチが使用できるという大きな効果がある。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、前述した実
施例に対し、ピンよりなるアイドル軸8の両端をハウジ
ング9およびセンタベアリングホルダ10に固定し、こ
のアイドル軸上にベアリング7を介してクラッチインナ
3を回転自在に支承し、このクラッチインナ3の外周上
に、ローラ4を通してクラッチアウタ2へとトルクを伝
達するインナレース面3aと、ドライブギヤ12と噛合
う歯車部3bとを形成し、さらに、ハウジング9とイン
ナ3との間およびアウタ2とセンタベアリングホルダ1
0との間にそれぞれワッシャ11、11aを介在させた
ものである。この第3図図示の実施例においても、前述
した実施例と同等の作用効果が得られる。
施例に対し、ピンよりなるアイドル軸8の両端をハウジ
ング9およびセンタベアリングホルダ10に固定し、こ
のアイドル軸上にベアリング7を介してクラッチインナ
3を回転自在に支承し、このクラッチインナ3の外周上
に、ローラ4を通してクラッチアウタ2へとトルクを伝
達するインナレース面3aと、ドライブギヤ12と噛合
う歯車部3bとを形成し、さらに、ハウジング9とイン
ナ3との間およびアウタ2とセンタベアリングホルダ1
0との間にそれぞれワッシャ11、11aを介在させた
ものである。この第3図図示の実施例においても、前述
した実施例と同等の作用効果が得られる。
以上述べたように本発明においては、クラッチの小型軽
量化、コンベンショナル型との共通仕様、より高い減速
比の要求に対する応答性の良さ、ギヤ設計の容易さ等、
減速型スタータの小型軽量化に大きな効果をもつもので
ある。
量化、コンベンショナル型との共通仕様、より高い減速
比の要求に対する応答性の良さ、ギヤ設計の容易さ等、
減速型スタータの小型軽量化に大きな効果をもつもので
ある。
第1図および第2図は本発明スタータの要部構成および
全体構成の一実施例を示す部分縦断面図および正面図、
第3図は本発明スタータの他の実施例の要部構成を示す
縦断面図である。 1…モータ軸、1a,2a…ギヤ、2,3,4,5,6
…オーバーランニングクラッチを構成するクラッチアウ
タ,クラッチインナ,ローラ,ローラスプリング,ワッ
シャ、3b,8a…歯車部、8…アイドル軸、12…ド
ライブギヤ、16…ピニオンドライブ軸、17…ピニオ
ン。
全体構成の一実施例を示す部分縦断面図および正面図、
第3図は本発明スタータの他の実施例の要部構成を示す
縦断面図である。 1…モータ軸、1a,2a…ギヤ、2,3,4,5,6
…オーバーランニングクラッチを構成するクラッチアウ
タ,クラッチインナ,ローラ,ローラスプリング,ワッ
シャ、3b,8a…歯車部、8…アイドル軸、12…ド
ライブギヤ、16…ピニオンドライブ軸、17…ピニオ
ン。
Claims (1)
- 【請求項1】モータ軸、アイドル軸、ピニオンドライブ
軸の3軸で構成された減速型スタータにおいて、前記モ
ータ軸と前記ピニオンドライブ軸とを同軸上に配列し、
これらモータ軸およびピニオンドライブ軸と並列に前記
アイドル軸を配列して、前記モータ軸上アイドル軸上
と、このアイドル軸上とピニオンドライブ軸上の2段階
で減速する構成となし、減速途中のアイドル軸上に、オ
ーバーランニングクラッチを設けた減速型スタータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4837584A JPH066936B2 (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | 減速型スタ−タ |
US06/613,405 US4592243A (en) | 1983-06-20 | 1984-05-24 | Reduction type starter |
GB08413891A GB2142094B (en) | 1983-06-20 | 1984-05-31 | Starter for an i.c. engine |
DE19843422577 DE3422577A1 (de) | 1983-06-20 | 1984-06-18 | Untersetzungsanlasser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4837584A JPH066936B2 (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | 減速型スタ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60192876A JPS60192876A (ja) | 1985-10-01 |
JPH066936B2 true JPH066936B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=12801573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4837584A Expired - Lifetime JPH066936B2 (ja) | 1983-06-20 | 1984-03-13 | 減速型スタ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066936B2 (ja) |
-
1984
- 1984-03-13 JP JP4837584A patent/JPH066936B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60192876A (ja) | 1985-10-01 |
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