JPH0669339A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0669339A
JPH0669339A JP4240099A JP24009992A JPH0669339A JP H0669339 A JPH0669339 A JP H0669339A JP 4240099 A JP4240099 A JP 4240099A JP 24009992 A JP24009992 A JP 24009992A JP H0669339 A JPH0669339 A JP H0669339A
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JP
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wiring
layer
wiring layer
metal wiring
logic
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Application number
JP4240099A
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English (en)
Inventor
Toshiro Takahashi
敏郎 高橋
Mitsuki Tsutsumida
光起 堤田
Yasuo Sato
康夫 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3層以上の金属配線層を備える論理集積回路
装置等における非隣接配線層間結合を効率的に実現す
る。これにより、論理集積回路装置等の配線経路を簡素
化し、配線レイアウトに必要な処理ステップ数を削減し
て、その配線効率を高める。 【構成】 電子計算機によるDA技術を用いてその配置
設計が自動的に行われる3層以上の金属配線層を備える
論理集積回路装置等のセルライブラリに、第1層の金属
配線層M1と第4層の金属配線層M4とを結合するため
のスルーホールセルTHC1〜THC3のように、非隣
接配線層のすべての組み合わせに対応して設けられかつ
それぞれのパターンがプロセスルールを満たす範囲で最
適化された複数の非隣接配線層間結合用スルーホールセ
ルを用意し、電子計算機による自動配線設計に供する。
これにより、非隣接配線層間の結合を、スルーホールセ
ルの選択のみにより容易に実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、例
えば、3層以上の金属配線層を備える論理集積回路装置
等に利用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数層の金属配線層を備えるマイクロコ
ンピュータ等の論理集積回路装置がある。これらの論理
集積回路装置では、配線等のマスクパターンを作製する
ための配置設計に際して、電子計算機によるDA(De
sign Automation)技術を用いた自動配
線設計が行われる。このとき、各金属配線層は最小配線
ピッチを単位とする配線格子によって表され、与えられ
た論理条件と予め設定された配線アルゴリズムとに従っ
た所定の配置設計が施される。
【0003】配線格子による配線アルゴリズムについ
て、例えば、1986年、ノース・ホーランド(Nor
th・Holland)社発行の『レイアウト デザイ
ン アンド ベリフィケイション(Layout De
sign and Verification)』第1
03頁〜第110頁に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】配線格子による従来の
配線アルゴリズムにおいて、異なる金属配線層間の結合
は、予めセルライブラリに用意された隣接層間結合用ス
ルーホールセルを介して行われる。したがって、例えば
隣接しない第1層の金属配線層M1と第4層の金属配線
層M4との結合が必要となった場合には、隣接層間結合
用スルーホールセルを用いてまず隣接する第1層の金属
配線層M1と第2層の金属配線層M2との結合を行った
後、やはり隣接する第2層の金属配線層M2と第3層の
金属配線層M3との結合を行い、最後に隣接する第3層
の金属配線層M3と第4層の金属配線層M4との結合を
行うことによって実現される。
【0005】周知のように、2点間を結合するための配
線経路には無数の組み合わせが存在し、すでにレイアウ
トが決定された他の信号配線やその配線距離等を考慮し
て言わば機械的な配線経路の選択が行われる。このた
め、周囲の状況によっては、例えば図5に示されるよう
に、単に第1層の金属配線層M1からなる出力端子OT
1〜OT3と第4層の金属配線層M4とを結合するだけ
であるにもかかわらず、複雑な配線経路を選択せざるを
得なくなる場合が生じ、配線距離が長くなるとともに、
これらの配線経路の選択に多数の処理ステップが必要と
なり、これによって論理集積回路装置の配線効率が低下
するという問題が生じる。
【0006】この発明の目的は、3層以上の金属配線層
を備える論理集積回路装置等における非隣接配線層間結
合を効率的に実現することにある。この発明の他の目的
は、論理集積回路装置等の配線経路を簡素化し、配線レ
イアウトに必要な処理ステップ数を削減して、その配線
効率を高めることにある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、電子計算機によるDA技術を
用いてその配置設計が自動的に行われる3層以上の配線
層を備える論理集積回路装置等のセルライブラリに、非
隣接配線層のすべての組み合わせに対応して設けられか
つそれぞれのパターンがプロセスルールを満たす範囲で
最適化された複数の非隣接層間結合用スルーホールセル
を用意し、配線の自動配線設計に供する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、非隣接配線層間の結合をス
ルーホールセルの選択のみで容易に実現できるととも
に、非隣接配線層間結合を含む信号配線の配線経路を簡
素化し、その配線距離を短縮することができる。この結
果、3層以上の配線層を備える論理集積回路装置等の配
線レイアウトに必要な処理ステップ数を削減し、論理集
積回路装置等の配線効率を高めることができる。
【0010】
【実施例】図1には、この発明が適用された論理集積回
路装置の一実施例の部分的な配線配置図が示されてい
る。また、図2には、図1の論理集積回路装置のEX1
部の一実施例の拡大配置図が示され、図3には、図2の
論理集積回路装置のEX1部に含まれるスルーホールセ
ルTHC1の一実施例の斜視図が示されている。さら
に、図4には、図1の論理集積回路装置のEX2部の一
実施例の拡大配置図が示されている。これらの図をもと
に、この実施例の論理集積回路装置の配線レイアウトの
概要ならびにその特徴について説明する。なお、図1の
回路素子及び信号配線等は、特に制限されないが、図示
されない他の回路素子及び信号配線等とともに、単結晶
シリコンのような1個の半導体基板上に形成される。ま
た、以下の説明では、図1ないし図4の位置関係をもっ
て半導体基板面ならびに各論理セル及び配線等の上下左
右が表される。さらに、図1では、煩雑を避けるため、
論理セル列CG1〜CG4を構成する論理セルの番号が
飛び飛びに示されているが、各論理セルには論理セル列
ごとに左から順次番号が付与されている。
【0011】図1において、この実施例の論理集積回路
装置は、特に制限されないが、それぞれ所定数の論理セ
ルC11〜C15,C21〜C25,C31〜C36あ
るいはC41〜C45からなる4個の論理セル列CG1
〜CG4を備える。これらの論理セル列は、同図の水平
方向に配置される電源電圧供給配線SVC1及び接地電
位供給配線SVS1と垂直方向に配置される電源電圧供
給配線SVC2及び接地電位供給配線SVS2とにより
その周囲を囲まれる形で、一つの論理セル列群を構成す
る。論理集積回路装置は、この論理セル列群とともに図
示されない同様な多数の論理セル列群を備え、これらの
論理セル列群を構成する多数の論理セルが所定の組み合
わせで論理結合されることによって、マイクロコンピュ
ータ等のような所定の論理演算装置を構成する。以下、
論理セル列CG1〜CG4からなる論理セル列群を例
に、論理集積回路装置の説明を進める。
【0012】この実施例において、論理セル列CG1〜
CG4を構成する論理セルC11〜C15ないしC41
〜C45のそれぞれは、Pチャンネル及びNチャンネル
MOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジス
タ。この明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの総称とする)が組み合わされて
なるいわゆるCMOS(相補型MOS)論理ゲートから
なり、その上部及び下部には、各論理セルのPチャンネ
ル及びNチャンネルMOSFETのゲートが共通結合さ
れてなる入力端子がそれぞれ配置され、その中央部に
は、各論理セルのPチャンネル及びNチャンネルMOS
FETのドレインが共通結合されてなる出力端子がそれ
ぞれ配置される。論理集積回路装置の半導体基板面にお
いて、論理セル列CG1〜CG4等が形成される領域
は、いわゆる素子領域とされ、各論理セル列間に意図的
に設けられる空間は、論理セル間の結合配線を配置する
ためのいわゆる配線領域として使用される。
【0013】一方、この実施例の論理集積回路装置は、
電子計算機によるDA技術を用いてその配置設計が自動
的に行われる5層の金属配線層M1〜M5を備える。こ
のうち、最下層の金属配線層M1は、各論理セルを構成
するPチャンネル及びNチャンネルMOSFET等のい
わゆる素子間結合に供され、その入力端子となるゲート
間の共通結合配線や出力端子となるドレイン間の共通結
合配線等として用いられる。また、第2層の金属配線層
M2及び第3層の金属配線層M3は、図1の信号配線S
1,S2,S4,S7ならびにS10に代表されるよう
に、比較的短い距離にわたって配置されるいわゆるロー
カル配線として使用され、論理セル列群内あるいは論理
セル列内の論理セルの結合等に供される。さらに、第4
層の金属配線層M4と第5層の金属配線層M5は、図1
の信号配線S6,S8ならびにS9に代表されるよう
に、第2層の金属配線層M2及び第3層の金属配線層M
3と同様に論理セル列群内あるいは論理セル列内の論理
セルの結合に供されるとともに、図1の信号配線S3,
S5ならびにS11に代表されるように、比較的長い距
離にわたって配置されるいわゆるグローバル配線として
使用され、異なる論理セル列群に含まれる論理セル間の
結合等に供される。
【0014】ここで、ローカル配線として使用される金
属配線層M2及びM3の高さを含む配線幅は、各金属配
線層の1チャンネル分とされ、その配線抵抗は比較的大
きくなるものの高密度配置が可能となる。また、グロー
バル配線として使用される金属配線層M4及びM5の配
線幅は、各金属配線層の2チャンネル分とされ、配線密
度は低くなるもののその配線抵抗が低減される。このよ
うに、複数の金属配線層の用途をローカル配線として使
用されるものとグローバル配線として使用されるものと
に分離指定することで、論理集積回路装置の高速化・高
性能化を図りつつ、その高信頼化及び高集積化を推進で
きるものとなる。
【0015】なお、各素子領域において素子間結合配線
に供される第1層の金属配線層M1は、各配線領域にお
いて論理セル間の結合配線としても使用される。第1層
の金属配線層M1が素子領域における素子間結合に供さ
れるとき、その配置設計は人手によって行われ、素子及
び配線レイアウトの最適化が図られる。また、第1層の
金属配線層M1が配線領域における論理セル間結合に供
されるとき、その配置設計は、第2層ないし第5層の金
属配線層とともに、電子計算機によるDA技術を用いて
自動的に行われる。このとき、奇数層の金属配線層M1
及びM3ならびにM5は、図1の水平方向にその配線格
子が想定され、偶数層の金属配線層M2及びM4は、図
2の垂直方向にその配線格子が想定される。
【0016】第1層の金属配線層M1は、さらに、各論
理セル列を構成する複数の論理セルに対して電源電圧及
び接地電位をそれぞれ供給するための前記電源電圧供給
配線SVC1及び接地電位供給配線SVS1としても使
用される。また、第2層の金属配線層M2は、これらの
電源電圧供給配線SVC1及び接地電位供給配線SVS
1を共通結合するための電源電圧供給配線SVC2及び
接地電位供給配線SVS2としても使用され、第3層の
金属配線層M3は、電源電圧供給配線SVC2及び接地
電位供給配線SVS2を共通結合するためのいわゆる電
源バスとしても使用される。これらの電源電圧供給配線
及び接地電位供給配線に関する配置設計は、特に制限さ
れないが、その電流供給能力や電流配分等を考慮しなが
ら人手によって行われる。また、隣接層となる電源電圧
供給配線SVC1とSVC2,SVC2とSVC3なら
びに接地電位供給配線SVS1とSVS2,SVS2と
SVS3は、それぞれ対応するスルーホールを介して結
合される。
【0017】ここで、図1のEX1部及びEX2部に着
目して、この実施例の論理集積回路装置における非隣接
配線層間の結合方法とその特徴について説明する。
【0018】まず、図1のEX1部において、論理セル
C33ないしC35の出力端子は、前述のように、第1
層の金属配線層M1を用いて形成され、これらの出力端
子と対応する信号配線S8及びS6ならびにS9との結
合には、第1層の金属配線層M1と非隣接配線層である
第4層の金属配線層M4との結合が必要となる。しかる
に、この実施例の論理集積回路装置では、DA技術によ
る配線配置設計のためのセルライブラリの一部として、
図2のスルーホールセルTHC1〜THC3に代表され
るような非隣接配線層間のスルーホールセルが用意され
る。
【0019】すなわち、スルーホールセルTHC1は、
図3からも明らかなように、スルーホールTH12aを
介して論理セルC34の出力端子OT1に結合される第
2層の金属配線層M2aと、この金属配線層M2aにス
ルーホールTH23aを介して結合される第3層の金属
配線層M3aと、この金属配線層M3aを信号配線S6
となる第4層の金属配線層M4aに結合するためのスル
ーホールTH34aとを含む。同様に、スルーホールセ
ルTHC2は、スルーホールTH12bを介して論理セ
ルC33の出力端子OT2に結合される第2層の金属配
線層M2bと、この金属配線層M2bにスルーホールT
H23bを介して結合される第3層の金属配線層M3b
と、この金属配線層M3bを信号配線S8となる第4層
の金属配線層M4bに結合するためのスルーホールTH
34bとを含む。また、スルーホールセルTHC3は、
スルーホールTH12cを介して論理セルC35の出力
端子OT3に結合される第2層の金属配線層M2cと、
この金属配線層M2cにスルーホールTH23cを介し
て結合される第3層の金属配線層M3cと、この金属配
線層M3cを信号配線S9となる第4層の金属配線層M
4cに結合するためのスルーホールTH34cとを含
む。
【0020】この実施例において、スルーホールセルT
HC1〜THC3を構成する金属配線層及びスルーホー
ルは、論理集積回路装置の製造に供される配線形成技術
のプロセスルールを満たす範囲で、最も小さくかつ効率
良く形成される。また、これらのスルーホールセルは、
図2に示されるもの以外に、非隣接配線層のすべての組
み合わせつまりは第1層の金属配線層と第3層及び第4
層ならびに第5層の金属配線層との間、第2層の金属配
線層と第4層及び第5層の金属配線層との間、第3層の
金属配線層と第5層の金属配線層との間の結合につい
て、しかも結合される二つの配線層の延長方向のすべて
の組み合わせについてそれぞれ用意され、DA技術を用
いた自動配線設計を行う電子計算機によって択一的に選
択される。言い換えるならば、この実施例の論理集積回
路装置における非隣接配線層間結合は、セルライブラリ
に登録された複数のスルーホールセルの中から結合すべ
き二つの配線層の層数と延長方向に応じたスルーホール
セルを択一的に選択することで容易に実現されるものと
なり、これによって得られる結合配線は、最小の所要レ
イアウト面積と配線距離とを持つものとなる。これらの
結果、非隣接配線層間結合を含む信号配線の配線経路を
簡素化できるとともに、3層以上の配線層を備える論理
集積回路装置の配線レイアウトに必要な処理ステップ数
を削減し、論理集積回路装置の配線効率を高めることが
できるものである。
【0021】次に、図1の論理集積回路装置のEX2部
において、論理セルC42の出力端子が結合される信号
配線S11は、前述のように、第4層の金属配線層M4
と第5層の金属配線層M5とからなりかつ2チャンネル
分の配線幅を有するグローバル配線であって、図示され
ない異なる論理セル列群に含まれる他の論理セルの入力
端子に結合される。また、論理セルC42の出力端子と
信号配線S11を構成する第4層の金属配線層M4は、
配線経路としての抵抗値を充分に小さくするため、少な
くとも2個のスルーホールを介して結合する必要があ
る。しかるに、この実施例の論理集積回路装置では、D
A技術による配線配置設計のためのセルライブラリの一
部として、図4のスルーホールセルTHC4に代表され
るようなグローバル配線用の非隣接配線層間スルーホー
ルセルが用意される。
【0022】すなわち、スルーホールセルTHC4は、
4個のスルーホールTH12d〜TH12gを介して論
理セルC42の出力端子OT4d〜OT4gに結合され
る第2層の金属配線層M2dと、この金属配線層M2d
に2個のスルーホールTH23d及びTH23eを介し
て結合される第3層の金属配線層M3dと、この金属配
線層M3dを信号配線S11となる第4層の金属配線層
M4dに結合するための2個のスルーホールTH34d
及びTH34eとを含む。
【0023】この実施例において、スルーホールセルT
HC4を構成する金属配線層及びスルーホールは、論理
集積回路装置の製造に供される配線形成技術のプロセス
ルールを満たす範囲で、最も小さくかつ効率良く形成さ
れる。また、これらのスルーホールセルは、図4に示さ
れるもの以外に、非隣接配線層のすべての組み合わせに
ついて、しかも結合される二つの配線層の延長方向のす
べての組み合わせについてそれぞれ用意され、DA技術
を用いた自動配線設計を行う電子計算機によって択一的
に選択される。言い換えるならば、この実施例の論理集
積回路装置における非隣接配線層間結合は、セルライブ
ラリに登録された複数のスルーホールセルの中から結合
すべき二つの配線層の層数と延長方向に応じたものを択
一的に選択することで容易に実現されるものとなる。
【0024】この発明に先立って本願発明者等が開発し
た論理集積回路装置において、大きな配線幅を持つ信号
配線の結合は、図6に例示されるように、2チャンネル
幅を持つ第2層の金属配線層M2d及び第3層の金属配
線層M3dと、隣接する2層の金属配線層間をそれぞれ
結合するための4個のスルーホールTH12d〜TH1
2g,TH23d〜TH23gならびにTH34d〜T
H34gとを介して行われる。上記のように、自動配線
設計のためのセルライブラリの一部として、グローバル
配線用のスルーホールセルTHC4等を用意すること
で、配線経路の抵抗値を所定値内に抑えつつ、比較的大
きな配線幅を有する非隣接配線層間の結合を容易に実現
することができる。この結果、非隣接配線層間結合を含
む信号配線の配線経路をさらに簡素化し、3層以上の配
線層を備える論理集積回路装置の配線効率をさらに高め
ることができるものとなる。
【0025】以上の本実施例に示されるように、この発
明を3層以上の金属配線層を備える論理集積回路装置等
の半導体装置に適用することで、次のような作用効果を
得ることができる。すなわち、 (1)電子計算機によるDA技術を用いてその配置設計
が自動的に行われる3層以上の配線層を備える論理集積
回路装置等のセルライブラリに、非隣接配線層のすべて
の組み合わせに対応して設けられかつそれぞれのパター
ンがプロセスルールを満たす範囲で最適化された複数の
非隣接層間結合用スルーホールセルを用意し、配線の自
動配線設計に供することで、非隣接配線層間の結合をス
ルーホールセルの選択のみで容易に実現できるという効
果が得られる。
【0026】(2)上記(1)項により、非隣接配線層
間結合を含む信号配線の配線経路を簡素化し、その配線
距離を短縮できるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、3層以上の配
線層を備える論理集積回路装置等の配線レイアウトに必
要な処理ステップ数を削減し、論理集積回路装置等の配
線効率を高めることができるという効果が得られる。 (4)複数層の配線層を備える論理集積回路装置等おい
て、最上層を含む上層の配線層を比較的長い距離にわた
って配置される幅広のグローバル配線として使用し、最
下層を含む下層の配線層を比較的短い距離にわたって配
置されるローカル配線として使用することで、論理集積
回路装置の高速化及び高性能化を図りつつその高信頼化
及び高集積化を推進できるという効果が得られる。
【0027】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、論理集積回路装置に用意される金属
配線層の数は、3層以上であることつまりは非隣接配線
層が存在することを条件に、任意に設定できる。また、
信号配線に供される配線層は、金属配線層であることを
必須条件とせず、例えば同等の分布抵抗を有する他の配
線材料からなるものであってもよい。スルーホールセル
は、非隣接配線層の一部の組み合わせに対応してのみ設
けてもよいし、グローバル配線及びローカル配線として
使用される配線層の組み合わせも任意に設定できる。D
A技術による自動配線設計は、電子計算機に代えて専用
の自動配線設計装置を用いてもよい。さらに、充分な配
線スペースが得られる場合には、特別に配線領域を設け
る必要はないし、半導体基板面における素子及び配線等
の具体的なレイアウトならびに配線格子の構成方法等
は、種々の実施形態を採りうる。
【0028】図2ないし図4において、スルーホールセ
ルTHC1〜THC4の具体的な構成は、これらの実施
例による制約を受けない。
【0029】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるCM
OS論理ゲートを基本構成とする論理集積回路装置に適
用した場合について説明したが、それに限定されるもの
ではなく、例えば、バイポーラ論理ゲートやバイポーラ
・CMOS論理ゲートを基本構成とする同様な論理集積
回路装置やゲートアレイ集積回路装置等にも適用でき
る。この発明は、少なくともその配置設計の一部又は全
部がDA技術を用いて自動的に行われる3層以上の配線
層を備える半導体装置に広く適用できる。
【0030】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電子計算機によるDA技術
を用いてその配置設計が自動的に行われる3層以上の配
線層を備える論理集積回路装置等のセルライブラリに、
非隣接配線層のすべての組み合わせに対応して設けられ
かつそれぞれのパターンがプロセスルールを満たす範囲
で最適化された複数の非隣接層間結合用スルーホールセ
ルを用意し、論理集積回路装置等の配線の自動配線設計
に供することで、非隣接配線層間の結合をスルーホール
セルの選択のみで容易に実現できるとともに、非隣接配
線層間結合を含む信号配線の配線経路を簡素化し、その
配線距離を短縮することができる。この結果、3層以上
の配線層を備える論理集積回路装置等の配線レイアウト
に必要な処理ステップ数を削減し、論理集積回路装置等
の配線効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された論理集積回路装置の一実
施例を示す部分的な配線配置図である。
【図2】図1の論理集積回路装置のEX1部の一実施例
を示す拡大配置図である。
【図3】図2の論理集積回路装置のEX1部に含まれる
スルーホールセルの一実施例を示す斜視図である。
【図4】図1の論理集積回路装置のEX2部の一実施例
を示す拡大配置図である。
【図5】この発明に先立って本願発明者等が開発した論
理集積回路装置のEX1部の一例を示す拡大配置図であ
る。
【図6】この発明に先立って本願発明者等が開発した論
理集積回路装置のEX2部の一例を示す拡大配置図であ
る。
【符号の説明】
M1〜M5,M2a〜M2d,M3a〜M3d,M4a
〜M4d,・・・金属配線層、CG1〜CG4・・・論
理セル列、C11〜C15,C21〜C25,C31〜
C36,C41〜C45・・・・論理セル、S1〜S1
1・・・信号配線、SVC1〜SVC3・・・電源電圧
供給配線、SVS1〜SVS3・・・接地電位供給配
線。THC1〜THC4・・・スルーホールセル、TH
12a〜TH12g,TH23a〜TH23g,TH3
4a〜TH34g・・・スルーホール、OT1〜OT
3,OT4d〜OT4g・・・出力端子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DA技術を用いてその配置設計の一部又
    は全部が自動的に行われる3層以上の配線層を備え、か
    つ上記配置設計に際して非隣接配線層間の結合に供され
    るスルーホールセルを備えることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 上記スルーホールセルは、非隣接配線層
    のすべての組み合わせについてそれぞれ用意されること
    を特徴とする請求項1の半導体装置。
  3. 【請求項3】 複数の配線層を備え、かつ上記複数の配
    線層のうち所定の配線層が比較的長い距離にわたって配
    置されるグローバル配線として使用され、他の所定の配
    線層が比較的短い距離にわたって配置されるローカル配
    線として使用されることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記グローバル配線として使用される配
    線層は、最上層の配線層を含む上層の配線層であり、上
    記ローカル配線として使用される配線層は、最下層の配
    線層を含む下層の配線層であって、上記グローバル配線
    として使用される配線層は、上記ローカル配線として使
    用される配線層に比較して広い配線幅を有するものであ
    ることを特徴とする請求項3の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6269280B1 (en) 1998-01-19 2001-07-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and method of fabricating the same
US7334206B2 (en) * 2004-12-13 2008-02-19 Lsi Logic Corporation Cell builder for different layer stacks
US8006205B2 (en) 2003-07-23 2011-08-23 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor device layout method, a computer program, and a semiconductor device manufacture method

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