JPH0669258B2 - 鉛工部分の冷却方法 - Google Patents
鉛工部分の冷却方法Info
- Publication number
- JPH0669258B2 JPH0669258B2 JP60286659A JP28665985A JPH0669258B2 JP H0669258 B2 JPH0669258 B2 JP H0669258B2 JP 60286659 A JP60286659 A JP 60286659A JP 28665985 A JP28665985 A JP 28665985A JP H0669258 B2 JPH0669258 B2 JP H0669258B2
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- aluminum
- lead
- insulating oil
- work
- cable
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] アルミ被紙絶縁電力ケーブルの、接続箱や終端箱とアル
ミ被との間のシール手段には、鉛工を用いる。
ミ被との間のシール手段には、鉛工を用いる。
鉛工には、アルミメッキ、座鉛工、本鉛工の3段
階がある。鉛工時のアルミ被の温度は、のアルミメッ
キ時が最も高く、の座鉛工時がそれに次ぐ。
階がある。鉛工時のアルミ被の温度は、のアルミメッ
キ時が最も高く、の座鉛工時がそれに次ぐ。
鉛工時の熱によって絶縁体の紙が損傷を受けるようであ
ってはならないが、特に半合成紙の場合はプラスチック
の溶け出しを防ぐために冷却が必要になる。
ってはならないが、特に半合成紙の場合はプラスチック
の溶け出しを防ぐために冷却が必要になる。
この発明は、主に半合成紙絶縁電力ケーブルの接続時に
おける、鉛工部分の冷却方法に関するもので、特に上記
のアルミメッキと、の座鉛工の際の鉛工部分の冷却
方法に関するものである。
おける、鉛工部分の冷却方法に関するもので、特に上記
のアルミメッキと、の座鉛工の際の鉛工部分の冷却
方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] (1)半合成紙アルミ被ケーブルの鉛工をクラフト紙の場
合と同じ方法で行い、ただ、鉛工近くのアルミ被の温度
を管理する。
合と同じ方法で行い、ただ、鉛工近くのアルミ被の温度
を管理する。
・その欠点:しかし、この場合はケーブル絶縁体の温度
が上昇しすぎ、たとえば、よく使われるPPLPのうち
のポリプロピレンが溶け出すことがある。
が上昇しすぎ、たとえば、よく使われるPPLPのうち
のポリプロピレンが溶け出すことがある。
(2)低温ハンダによる流し込み鉛工も、一部に適用され
ている(たとえば、昭和58年電気学会全国大会講演論文
集,1260参照)。
ている(たとえば、昭和58年電気学会全国大会講演論文
集,1260参照)。
・その欠点:しかし、この場合でも、最も温度の高くな
るのアルミメッキは従来の方法で行われるため、プラ
スチックの溶け出しは避けられない。
るのアルミメッキは従来の方法で行われるため、プラ
スチックの溶け出しは避けられない。
(3)第4図のように、ケーブルコア10〜アルミ被14
間の隙間16に絶縁油18を流して、ケーブル絶縁体1
2の温度上昇を防ぐということも行われる。なお、同図
で20は鉛工部分、22は防食層を示す。
間の隙間16に絶縁油18を流して、ケーブル絶縁体1
2の温度上昇を防ぐということも行われる。なお、同図
で20は鉛工部分、22は防食層を示す。
・その欠点:この場合、冷却用の絶縁油18は鉛工を行
うマンホールでなく、別のマンホールから供給しなけれ
ばならない。それらの間の距離が長くなると、冷却に必
要な流量を得るために絶縁油18に高い圧力を加えなけ
ればならず、アルミ被14がその圧力に耐えられなくな
るという問題も起きる。
うマンホールでなく、別のマンホールから供給しなけれ
ばならない。それらの間の距離が長くなると、冷却に必
要な流量を得るために絶縁油18に高い圧力を加えなけ
ればならず、アルミ被14がその圧力に耐えられなくな
るという問題も起きる。
[問題点を解決するための手段] この発明は、第1図のように、 鉛工部分20を含むアルミ被14の端部の内径を拡大し
て、当該アルミ被の内面が平滑になるようにし、そのよ
うにしたアルミ被とケーブルコア10との間に細い管3
0を挿入し、その管を使って絶縁油を送りこみ、鉛工部
分のアルミ被の内側に絶縁油を流すことにより、上記の
問題の解決を図ったものである。
て、当該アルミ被の内面が平滑になるようにし、そのよ
うにしたアルミ被とケーブルコア10との間に細い管3
0を挿入し、その管を使って絶縁油を送りこみ、鉛工部
分のアルミ被の内側に絶縁油を流すことにより、上記の
問題の解決を図ったものである。
[その説明] (1)アルミ被端部の内径を拡大するには、たとえば次の
公知の方法を用いる。
公知の方法を用いる。
はじめ、第2図のように、アルミ被14に、適当な間隔
をおいて2個の押えダイス40を固定し、それらにダイ
ス押え金具42を固定する。そしてそれらの間を油圧シ
リンダ44を使って強力に押広げ、アルミ被14を引伸
ばす。
をおいて2個の押えダイス40を固定し、それらにダイ
ス押え金具42を固定する。そしてそれらの間を油圧シ
リンダ44を使って強力に押広げ、アルミ被14を引伸
ばす。
次に第3図のように、油圧シリンダ44のロッド先端に
押広げ金具46をとりつけ、そのテーパ面を持つ円筒部
分48をアルミ被14内面に無理に押込んで、広げ、ア
ルミ被の波形を無くして内外面が平になるようにする。
押広げ金具46をとりつけ、そのテーパ面を持つ円筒部
分48をアルミ被14内面に無理に押込んで、広げ、ア
ルミ被の波形を無くして内外面が平になるようにする。
(2)以上のようにして広げたアルミ被14とケーブルコ
ア10との間に、冷却用の細い管30を挿入する。そし
て、圧力油そう32又は循環ポンプから流量計34を通
して絶縁油36を流しこむ。
ア10との間に、冷却用の細い管30を挿入する。そし
て、圧力油そう32又は循環ポンプから流量計34を通
して絶縁油36を流しこむ。
管30の先端から流れ出る絶縁油36の大部分は、第1
図の矢印のようにアルミ被14の端部の方に流れてケー
ブル外に出、奥の方向(同図で左方向)にはほとんど流
れない。その理由は、内径を広げていないアルミ被1
4の奥の部分とケーブルコア10との隙間16は狭くて
油流抵抗が高く、かつもともと絶縁油が充満しているか
ら絶縁油は流れにくいこと、出口に向う方は、アルミ
被14内部が広くかつ波形が無くなって平になっている
ので絶縁油が流れ易いこと、である。
図の矢印のようにアルミ被14の端部の方に流れてケー
ブル外に出、奥の方向(同図で左方向)にはほとんど流
れない。その理由は、内径を広げていないアルミ被1
4の奥の部分とケーブルコア10との隙間16は狭くて
油流抵抗が高く、かつもともと絶縁油が充満しているか
ら絶縁油は流れにくいこと、出口に向う方は、アルミ
被14内部が広くかつ波形が無くなって平になっている
ので絶縁油が流れ易いこと、である。
(3)管30の先端から絶縁油36を流しながら、鉛工部
分20の鉛工を実施する。そのときの熱は、絶縁油36
によって運ばれてケーブル外に出るから、ケーブル絶縁
体12の温度上昇は低く押えられる。
分20の鉛工を実施する。そのときの熱は、絶縁油36
によって運ばれてケーブル外に出るから、ケーブル絶縁
体12の温度上昇は低く押えられる。
半合成紙として良く使用されるPPLPの場合、ポリプ
ロピレンの融点は140℃程度であるが、絶縁油を0.3/
min以上流すことにより、その溶出しを防止できる。
ロピレンの融点は140℃程度であるが、絶縁油を0.3/
min以上流すことにより、その溶出しを防止できる。
このとき実施例する鉛工は、アルミメッキと座鉛工とで
ある。本鉛工は接続作業の最後の段階で実施する。
ある。本鉛工は接続作業の最後の段階で実施する。
[発明の効果] (1)鉛工部分を含むアルミ被端部の内径を拡大して、当
該アルミ被の内面が平滑になるようにしているので、管
30によって送りこんだ絶縁油が、アルミ被の端部すな
わち出口に向かって流れ易くなり、熱の運搬もスムーズ
に行われる。
該アルミ被の内面が平滑になるようにしているので、管
30によって送りこんだ絶縁油が、アルミ被の端部すな
わち出口に向かって流れ易くなり、熱の運搬もスムーズ
に行われる。
なお、この効果は、本発明が、アルミメッキと座鉛工の
みの場合であるから、特に有効に発揮されるのである。
すなわち、ケーブルがまだ接続してなく、送り込んだ油
が、ケーブル外に容易に流出できるようになっているか
ら、熱もスムーズに運び出される。
みの場合であるから、特に有効に発揮されるのである。
すなわち、ケーブルがまだ接続してなく、送り込んだ油
が、ケーブル外に容易に流出できるようになっているか
ら、熱もスムーズに運び出される。
(2)アルミ被の内面が平滑になっているということは、
外面も平滑になっていて、波形が無くなっていることで
ある。
外面も平滑になっていて、波形が無くなっていることで
ある。
外面が平になっていると、波形のときに比べて、アルミ
メッキに際して、アルミ被の表面処理をするときも、メ
ッキ作業をするときも、作業がし易い。
メッキに際して、アルミ被の表面処理をするときも、メ
ッキ作業をするときも、作業がし易い。
また、座鉛工の場合、従来の波形のアルミ被の場合は、
本鉛工をし易くするために、わざわざ谷の部分を埋めて
表面を平にすることもあったが、この場合は、アルミ被
の外面が平にしてあるので、わざわざ谷埋めする必要が
ない。
本鉛工をし易くするために、わざわざ谷の部分を埋めて
表面を平にすることもあったが、この場合は、アルミ被
の外面が平にしてあるので、わざわざ谷埋めする必要が
ない。
(3)アルミ被とケーブルコアとの間に細い管を挿入し、
その管を使って絶縁油を送りこみ、鉛工部分のアルミ被
の内側に絶縁油を流すので、その絶縁油によって鉛工時
の熱が運ばれ、半合成紙にも損傷を与えないようにする
ことができる。
その管を使って絶縁油を送りこみ、鉛工部分のアルミ被
の内側に絶縁油を流すので、その絶縁油によって鉛工時
の熱が運ばれ、半合成紙にも損傷を与えないようにする
ことができる。
第1図は本発明の実施例の説明図、 第2図と第3図は、アルミ被14の内径を拡大する工程
を順に示す説明図、 第4図は従来技術の一例の説明図。 10:ケーブルコア、12:ケーブル絶縁体 14:アルミ被、16:隙間 20:鉛工部分、30:管 36:絶縁油
を順に示す説明図、 第4図は従来技術の一例の説明図。 10:ケーブルコア、12:ケーブル絶縁体 14:アルミ被、16:隙間 20:鉛工部分、30:管 36:絶縁油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 昭太郎 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)発明者 明石 一弥 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−38909(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】アルミ被紙電力ケーブルのアルミ被の鉛工
作業の中のアルミメッキと座鉛工を行うに際して、鉛工
部分を含むアルミ被端部の内径を拡大して、当該アルミ
被の内面が平滑になるようにし、そのようにしたアルミ
被とケーブルコアとの間に細い管を挿入し、その管を使
って絶縁油を送りこみ、鉛工部分のアルミ被の内側に絶
縁油を流すことを特徴とする、鉛工部分の冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60286659A JPH0669258B2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 鉛工部分の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60286659A JPH0669258B2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 鉛工部分の冷却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144518A JPS62144518A (ja) | 1987-06-27 |
JPH0669258B2 true JPH0669258B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=17707289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60286659A Expired - Lifetime JPH0669258B2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 鉛工部分の冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669258B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638909A (en) * | 1979-09-01 | 1981-04-14 | Showa Electric Wire & Cable Co | Method of soldering metallic corrugated sheath |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP60286659A patent/JPH0669258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62144518A (ja) | 1987-06-27 |
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