JPH0668927A - コネクタ端子の係止構造 - Google Patents
コネクタ端子の係止構造Info
- Publication number
- JPH0668927A JPH0668927A JP22236892A JP22236892A JPH0668927A JP H0668927 A JPH0668927 A JP H0668927A JP 22236892 A JP22236892 A JP 22236892A JP 22236892 A JP22236892 A JP 22236892A JP H0668927 A JPH0668927 A JP H0668927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- hole
- convex surface
- terminals
- projecting surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コネクタにおいて、端子をハウジングの端子孔
に係止する際、端子が回転して不整列性を招くことを防
ぐ。 【構成】絶縁材からなり、複数の端子孔1を有したハウ
ジング2に、導電性の端子3を係止することで形成され
るコネクタにおいて、矩形の端子孔1の少なくとも一辺
に凸面4を設け、この凸面4の中央部に溝5を備えてい
る。
に係止する際、端子が回転して不整列性を招くことを防
ぐ。 【構成】絶縁材からなり、複数の端子孔1を有したハウ
ジング2に、導電性の端子3を係止することで形成され
るコネクタにおいて、矩形の端子孔1の少なくとも一辺
に凸面4を設け、この凸面4の中央部に溝5を備えてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタの構造に関し、
特に端子の係止構造に関する。
特に端子の係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタ端子の係止構造は、図4
に示す様に、絶縁材をモールド成形によって矩形の端子
孔101を所定のピッチで配列し、これらの端子孔10
1に導通性の端子102を係止してなるコネクタにおい
て、端子孔101の少なくとも一辺に溝のない凸面10
3を設けている(例えば公開実用、昭和56-133679
号)。
に示す様に、絶縁材をモールド成形によって矩形の端子
孔101を所定のピッチで配列し、これらの端子孔10
1に導通性の端子102を係止してなるコネクタにおい
て、端子孔101の少なくとも一辺に溝のない凸面10
3を設けている(例えば公開実用、昭和56-133679
号)。
【0003】次に作用について説明すると、図5におい
て、凸面103が存在しない状態での係止は、少なくと
も向い合う2面104,105または106,107に
変形を与えて挟み込む形で行うが、これは矩形の4隅1
08a,108b,108c,108dに応力が集中し
やすく、割れが生じやすい。凸面103を設けることに
より、凸面103に応力集中させて係止し、4隅108
a,108b,108c,108dの割れを軽減させる
というものであった。
て、凸面103が存在しない状態での係止は、少なくと
も向い合う2面104,105または106,107に
変形を与えて挟み込む形で行うが、これは矩形の4隅1
08a,108b,108c,108dに応力が集中し
やすく、割れが生じやすい。凸面103を設けることに
より、凸面103に応力集中させて係止し、4隅108
a,108b,108c,108dの割れを軽減させる
というものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のコネクタ端
末の係止構造は、端子孔の面に付加した一様な凸面で構
成されているため、凸面全体に荷重が均一に加わるよう
に圧入していくのは容易ではなく、図6に示す様に、凸
面103の中央部103aと端部103bとでの強度の
違いにより、端部103bがより大きく変形してしま
う。その結果、端子102が圧入されながら回転してし
まうので、端子102の整列性が悪くなるという問題が
生じていた。さらに、回転された端子係止部102aの
角で端子孔101の面を押し広げ、回避したはずの割れ
も発生するという問題点もあった。
末の係止構造は、端子孔の面に付加した一様な凸面で構
成されているため、凸面全体に荷重が均一に加わるよう
に圧入していくのは容易ではなく、図6に示す様に、凸
面103の中央部103aと端部103bとでの強度の
違いにより、端部103bがより大きく変形してしま
う。その結果、端子102が圧入されながら回転してし
まうので、端子102の整列性が悪くなるという問題が
生じていた。さらに、回転された端子係止部102aの
角で端子孔101の面を押し広げ、回避したはずの割れ
も発生するという問題点もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタ端子の
係止構造は、絶縁材からなるハウジングに複数の端子孔
を有し、この端子孔へ導電性の端子を係止することで形
成されるコネクタにおいて、前記端子孔の少なくとも一
辺に前記端子孔の内方に突出する凸面を設け且つこの凸
面の中央部に溝を備えてなる。
係止構造は、絶縁材からなるハウジングに複数の端子孔
を有し、この端子孔へ導電性の端子を係止することで形
成されるコネクタにおいて、前記端子孔の少なくとも一
辺に前記端子孔の内方に突出する凸面を設け且つこの凸
面の中央部に溝を備えてなる。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は本発明の一実施例のコネクタ端子孔
へ端子を圧入する状態の斜視図である。絶縁材からなる
ハウジング2に所定のピッチで複数配列した矩形の端子
孔1の少なくとも一辺に、中央部に溝5を備え且つ端子
孔1の内方に突出する凸面4となる様に絶縁材でモール
ド成形する。このようにモールド成形されたハウジング
2に、導通性の端子3を圧入することによってコネクタ
となる。
へ端子を圧入する状態の斜視図である。絶縁材からなる
ハウジング2に所定のピッチで複数配列した矩形の端子
孔1の少なくとも一辺に、中央部に溝5を備え且つ端子
孔1の内方に突出する凸面4となる様に絶縁材でモール
ド成形する。このようにモールド成形されたハウジング
2に、導通性の端子3を圧入することによってコネクタ
となる。
【0008】図2及び図3は本実施例の1つの端子孔1
を真上から見た平面図である。凸面4と対向する面6と
の距離7は、端子の係止部3aの厚さ8よりも小さく、
端子3を圧入する際に、この凸面4が端子孔1の4隅9
a,9b,9c,9dよりも大きい荷重を受け、即ち応
力集中し、4隅9a,9b,9c,9dには割れが発生
せずに端子3を係止できる。ここで溝5を設けることに
よって、凸面4の中央部の強度と凸面4の両端4a,4
bの強度がほぼ同じになるので、図3に示すように、端
子3が回転運動を起さずに圧入及び係止が可能となる。
端子3の回転運動が抑制されれば、端子孔1の壁面を端
子係止部3aで押し広げることもなく、割れも生じな
い。
を真上から見た平面図である。凸面4と対向する面6と
の距離7は、端子の係止部3aの厚さ8よりも小さく、
端子3を圧入する際に、この凸面4が端子孔1の4隅9
a,9b,9c,9dよりも大きい荷重を受け、即ち応
力集中し、4隅9a,9b,9c,9dには割れが発生
せずに端子3を係止できる。ここで溝5を設けることに
よって、凸面4の中央部の強度と凸面4の両端4a,4
bの強度がほぼ同じになるので、図3に示すように、端
子3が回転運動を起さずに圧入及び係止が可能となる。
端子3の回転運動が抑制されれば、端子孔1の壁面を端
子係止部3aで押し広げることもなく、割れも生じな
い。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、端子孔の
少なくとも一辺に溝を備えた凸面を設けたので、圧入時
に端子の回転運動を抑制することができ、端子の不整列
をなくすことができる。加えて、端子孔の面を端子係止
部の角で押し広げることによって発生する割れを無くす
ことができる。
少なくとも一辺に溝を備えた凸面を設けたので、圧入時
に端子の回転運動を抑制することができ、端子の不整列
をなくすことができる。加えて、端子孔の面を端子係止
部の角で押し広げることによって発生する割れを無くす
ことができる。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の端子孔の平面図である。
【図3】本発明の一実施例の端子孔に端子を係止した状
態の平面図である。
態の平面図である。
【図4】従来例の斜視図である。
【図5】従来例の端子孔の平面図である。
【図6】従来例の端子孔に端子を係止した状態の平面図
である。
である。
1 端子孔 2 ハウジング 3 端子 3a 端子係止部 4 凸面 5 溝 101 端子孔 102 端子 102a 端子係止部 103 凸面
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁材からなるハウジングに複数の端子
孔を有し、この端子孔へ導電性の端子を係止することで
形成されるコネクタにおいて、前記端子孔の少なくとも
一辺に前記端子孔の内方に突出する凸面を設け且つこの
凸面の中央部に溝を備えてなることを特徴とするコネク
タ端子の係止構造。 - 【請求項2】 前記端子孔の内面形状及び前記端子の断
面形状がそれぞれ方形であることを特徴とする請求項1
記載のコネクタ端子の係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22236892A JPH0668927A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | コネクタ端子の係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22236892A JPH0668927A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | コネクタ端子の係止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668927A true JPH0668927A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16781258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22236892A Pending JPH0668927A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | コネクタ端子の係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668927A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5879200A (en) * | 1996-06-28 | 1999-03-09 | Yazaki Corporation | Connector terminal press-fitting construction |
WO2009050982A1 (ja) * | 2007-10-17 | 2009-04-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 可変抵抗器 |
US7568948B2 (en) | 2006-10-31 | 2009-08-04 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector, a forming mold therefor |
JP2012519945A (ja) * | 2009-03-11 | 2012-08-30 | デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | プラグインコネクタハウジング |
US9756741B2 (en) | 2007-12-20 | 2017-09-05 | Trw Automotive U.S. Llc | Electronic assembly and method of manufacture same |
JP2019167923A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社ケーヒン | 燃料供給装置 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP22236892A patent/JPH0668927A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5879200A (en) * | 1996-06-28 | 1999-03-09 | Yazaki Corporation | Connector terminal press-fitting construction |
US7568948B2 (en) | 2006-10-31 | 2009-08-04 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector, a forming mold therefor |
DE102007051832B4 (de) * | 2006-10-31 | 2011-02-24 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi-shi | Verbinder, Formwerkzeug hierfür und Formverfahren hierfür |
WO2009050982A1 (ja) * | 2007-10-17 | 2009-04-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 可変抵抗器 |
US9756741B2 (en) | 2007-12-20 | 2017-09-05 | Trw Automotive U.S. Llc | Electronic assembly and method of manufacture same |
EP2840667B1 (en) * | 2007-12-20 | 2018-05-16 | TRW Automotive U.S. LLC | Electronic assembly and method of manufacturing same |
JP2012519945A (ja) * | 2009-03-11 | 2012-08-30 | デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | プラグインコネクタハウジング |
JP2019167923A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社ケーヒン | 燃料供給装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6053767A (en) | Hold down for an electrical connector | |
US5630720A (en) | Self polarizing electrical contact | |
JPH06260229A (ja) | プリント回路板に電気コネクタを取り付ける 保持機構 | |
JPH02129693U (ja) | ||
JP2010514137A (ja) | パネル部材を端部実装するためのコネクタ組立体 | |
US4495548A (en) | Spacer for wiring boards and assembled structure thereof | |
JPH0668927A (ja) | コネクタ端子の係止構造 | |
US4929194A (en) | Post means for use with a molded connector | |
US4968261A (en) | Electrical connector | |
JP3225444U (ja) | ワンタッチ式プレスアセンブリ及びコネクタ | |
JPH0236215Y2 (ja) | ||
JP2560143Y2 (ja) | Fpc接続用コネクタ | |
US4826455A (en) | Terminal contact assembly | |
JP2548538Y2 (ja) | 回転接触式コネクタ | |
JPH0722060Y2 (ja) | コネクタ組立体 | |
US20010012735A1 (en) | A receptacle for an electrical connector | |
JPH0314782Y2 (ja) | ||
JP2526663Y2 (ja) | コネクタ | |
JPH055655Y2 (ja) | ||
EP0761024A1 (en) | Dual housing board-to-board connector | |
JPH03686Y2 (ja) | ||
JPS633105Y2 (ja) | ||
JPS587992Y2 (ja) | ピンコネクタのピン抜け止め構造 | |
JPH0525804U (ja) | 同軸導波管変換器 | |
JP3274973B2 (ja) | インターフェイス用コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981020 |