JPH0668735A - 電気接点 - Google Patents

電気接点

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JPH0668735A
JPH0668735A JP22140292A JP22140292A JPH0668735A JP H0668735 A JPH0668735 A JP H0668735A JP 22140292 A JP22140292 A JP 22140292A JP 22140292 A JP22140292 A JP 22140292A JP H0668735 A JPH0668735 A JP H0668735A
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JP
Japan
Prior art keywords
contact
material powder
permanent magnet
electric contact
electric
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Pending
Application number
JP22140292A
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English (en)
Inventor
Makoto Saito
藤 誠 斉
Takashi Furuya
谷 嵩 司 古
Yasuyuki Niihori
堀 泰 行 新
Masaru Inoue
上 勝 井
Toru Chigira
徹 千木良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気接点の近傍に磁界発生源を設置すること
なしに、電気接点の開閉時においてスパークの発生を軽
減しないしは防止する。 【構成】 永久磁石材料粉末と導電性接点材料粉末との
混合粉末を固形化して接点形状に形成してなり、永久磁
石特性と電気接点特性の両方を兼ねそなえた電気接点。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、グローリレーやスタ
ータリレーやモータ制御用リレーなどの各種リレー類,
スイッチ類,ブレーカー類,遮断器類などの電気的開閉
部分に利用される電気接点に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種リレー類,スイッチ類,ブレ
ーカー類,遮断器類などの電気的開閉部分に利用される
電気接点の素材としては、電気伝導性の良いCu,A
g,Au,Pt系の金属材料が広く採用されている。
【0003】一方、電気接点には、強度,硬さなどの機
械的特性,熱伝導率,比熱などの物理的特性、電気抵抗
などの電気的特性、耐食性,耐候性などの化学的特性に
優れていることが要求される。
【0004】また、この種の電気接点においては、オン
・オフ時にスパークが発生することがあるが、このよう
なスパークを発生しにくいことや、スパークの発生によ
って損傷を受けにくいことなども要求される。
【0005】そこで、従来の場合には、スパークを発生
しにくいものとしたり、スパークの発生によって損傷を
受けにくいものとするために、電気接点の近傍に永久磁
石などの磁界発生源を設置し、これによって、電気接点
のオン・オフ時に発生するスパークを逃がしたり、スパ
ークの発生そのものを抑制したりする手段が講じられる
ことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気接
点の近傍に永久磁石などの磁界発生源を設置する場合に
は、電気接点の近傍に磁界発生源設置用の空間部分が必
要であるため場合によっては磁界発生源を設置すること
ができないことがあり、磁界発生源の設置によるスパー
ク発生の抑止策を採用することができなかったり、ま
た、磁界発生源を設置することによって電気接点まわり
の構造が複雑なものとなったり、電気接点まわりの製作
が煩雑なものになったりするという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上記した従来の問題点に着
目してなされたものであって、電気接点の近傍に磁界発
生源を設置することなしに、電気接点の開閉時において
スパークの発生を軽減しないしは防止することが可能で
ある電気接点を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電気接
点は、永久磁石特性と電気接点特性の両方を兼ねそなえ
た構成としたことを特徴としており、例えば、永久磁石
材料粉末と導電性接点材料粉末との混合粉末を固形化し
て接点形状に形成してなる構成としたことを特徴として
いる。
【0009】この発明に係わる電気接点の実施態様にお
いては、永久磁石材料粉末が、Sm−Co系,Nd−F
e−B系などの希土類磁石材料粉末であり、導電性接点
材料粉末が、Cu,Ag,At,Pt系の導電性金属も
しくはその合金などの導電性金属材料粉末であるものと
することができ、また、永久磁石材料粉末と導電性接点
材料粉末との混合粉末を固形化した固化物の密度が理論
密度の80%以上であるものとすることがより望まし
く、さらに、永久磁石材料粉末と導電性接点材料粉末と
の混合比率が20〜80体積%の範囲であるようにする
ことが望ましい。
【0010】この発明に係わる電気接点は、永久磁石特
性と電気接点特性の両特性を兼ねそなえたものであり、
例えば、永久磁石材料粉末と導電性接点材料粉末との混
合粉末を固形化して接点形状に形成してなるものである
が、前記永久磁石材料粉末としては、Sm−Co系永
久磁石材料粉末、SmCo17系永久磁石材料粉末、
Nd−Fe−B系永久磁石材料粉末などの磁気特性にか
なり優れた希土類系磁石材料粉末を使用することがで
き、そのほか、アルニコ系永久磁石材料やハードフェラ
イト系永久磁石材料粉末などをも用いることができる。
【0011】また、前記導電性接点材料粉末としては、
Cu,Ag,Au,Ptなどの良導性金属またはその合
金粉末が用いられ、その他一般に使用されている電気接
点材料の粉末を用いることができる。
【0012】そして、上記永久磁石材料粉末と導電性接
点材料粉末との混合粉末を固形化して固形物とする手段
が採用されうるが、このとき、この発明による電気接点
の特徴を有効に引き出すために、固形物の密度を理論密
度の80%以上、さらに好ましくは90%以上とするの
がよく、このためには温間ないしは熱間で加圧成形して
固形物とすることが望ましい。また、上記の混合粉末に
直接通電して発熱させた状態にして加圧成形して固形物
とすることもできる。
【0013】そして、この固形物が電気接点の形状をな
すものとして形成したり、あるいは電気接点よりも大き
い固形物に形成してこの固形物から電気接点の形状に加
工したりする手法を採用することができる。
【0014】また、永久磁石材料粉末と導電性接点材料
粉末との混合比率は20〜80体積%の範囲とするのが
好ましく、前記範囲よりも永久磁石材料粉末の混合割合
が少ないと永久磁石特性が有効に活かされず、スパーク
の発生を軽減することができなくなり、又、反対に上記
範囲よりも導電性接点材料粉末の混合割合が少ないと電
気接点特性が有効に活かされないため、導電性を良好な
ものとすることができなくなるので好ましくない。
【0015】
【発明の作用】この発明に係わる電気接点は、永久磁石
特性と電気接点特性の両特性を兼ねそなえたものである
から、電気接点特性によって閉接点時の電気伝導性が良
好なものとなり、また、永久磁石特性によって電気接点
部分に磁界を発生させることにより接点開閉時のスパー
ク発生が軽減されないしは防止されるものとなる。
【0016】
【実施例】周速が20m/secで回転する片ロールに
より超急冷して作製した28重量%Nd−0.9重量%
B−5重量%Co−残部Feよりなるリボンを粒径20
0μm以下に粉砕して得た永久磁石材料粉末と、粒径1
50μm以下のAgよりなる導電性接点材料粉末とを体
積比率で1:1の割合で混合し、室温で成形して直径1
6mm,高さ10mmの成形体を得た。
【0017】次いで、上記成形体を600℃にてホット
プレスすることによって固形化することにより固形物と
したのち、この固形物の磁気特性および密度を測定した
ところ、表1に示す結果であった。
【0018】
【表1】
【0019】次に、上記固形物を図1に示すように、D
=6mm,D=3mm,T=1mm,L=1.8m
m,θ=20°のリレー用電気接点1に加工し、電気接
点1を図2に示すリレー2の可動接片3と固定接片4の
対向面側にそれぞれ各電気接点1のS極が対向する向き
にして固定したものとして、リレーコイル5の励磁によ
る電気接点1の閉塞とリレーコイル5の非励磁における
引張りコイルばね6の引張力による電気接点1の開放と
による電気接点1の開閉を行ったところ、電気接点1の
間でスパークの発生は認められなかった。
【0020】これに対して、Agを素材とした電気接点
1を図2に示したリレー2の可動接片3と固定接片4に
それぞれ固定したものとして、前記と同様に電気接点1
の開閉を行ったところ、電気接点1の間でスパークの発
生が明らかに認められた。
【0021】
【発明の効果】この発明に係わる電気接点は、永久磁石
特性と電気接点特性の両方を兼ねそなえたものであり、
一実施態様においては、永久磁石材料粉末と導電性接点
材料粉末との混合粉末を固形化して接点形状に形成した
構成としたものであるから、電気接点の近傍に磁界発生
源を設置することなしに、電気接点の開閉時においてス
パークの発生を軽減しないしは防止することが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電気接点の形状を例示する側
面説明図である。
【図2】この発明に係わる電気接点を用いたリレーの概
略説明図である。
【符号の説明】
1 電気接点 2 リレー 3 可動接片 4 固定接片 5 リレーコイル 6 引張りコイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 堀 泰 行 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (72)発明者 井 上 勝 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (72)発明者 千木良 徹 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石特性と電気接点特性の両方を兼
    ねそなえたことを特徴とする電気接点。
  2. 【請求項2】 永久磁石材料粉末と導電性接点材料粉末
    との混合粉末を固形化して接点形状に形成した請求項1
    に記載の電気接点。
  3. 【請求項3】 永久磁石材料粉末が、Sm−Co系,N
    d−Fe−B系などの希土類磁石材料粉末であり、導電
    性接点材料粉末が、Cu,Ag,At,Pt系の導電性
    金属もしくはその合金などの導電性金属材料粉末である
    請求項2に記載の電気接点。
  4. 【請求項4】 永久磁石材料粉末と導電性接点材料粉末
    との混合粉末を固形化した固化物の密度が理論密度の8
    0%以上である請求項2または3に記載の電気接点。
  5. 【請求項5】 永久磁石材料粉末と導電性接点材料粉末
    との混合比率が20〜80体積%の範囲である請求項2
    ないし4のいずれかに記載の電気接点。
JP22140292A 1992-08-20 1992-08-20 電気接点 Pending JPH0668735A (ja)

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JP22140292A JPH0668735A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 電気接点

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521418A (ja) * 2008-05-22 2011-07-21 メタラー テクノロジーズ インターナショナル エスエー 電気アーク吹消し用電気接点材料の使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521418A (ja) * 2008-05-22 2011-07-21 メタラー テクノロジーズ インターナショナル エスエー 電気アーク吹消し用電気接点材料の使用

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