JPH0668643B2

JPH0668643B2 - コピ−揃え装置

Info

Publication number: JPH0668643B2
Application number: JP60026773A
Authority: JP
Inventors: 俊行北村
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1985-02-14
Filing date: 1985-02-14
Publication date: 1994-08-31
Anticipated expiration: 2009-08-31
Also published as: JPS61185755A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は折り機によって所望のサイズに折られたコピー
紙の用紙方向及びコピー面を装置内で一連の工程で揃え
られるようにしたコピー揃え装置に関する。

（従来の技術）従来より、複写機より排出されるコピー済み用紙をＺ折
り又は４ツ折りする折り機を接続できるようにしたもの
がある。このような折り機によりA₀,A₁サイズ等の大型
紙をA4,A5等のサイズに折ることができ、手作業による
紙折りを不要にし、省力化を図ることができた。

また、用紙変換装置として、例えば、特開昭57−62137
号に示されるように、複写機等から排出された用紙など
の向きを変換して搬送するようにしたもの、あるいは用
紙の表裏面を反転させる機構と、用紙を半分に折る折り
機構とを備えた装置が、特開昭57−72574号公報に開示
されている。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、従来の折り機によれば、サイズの異なる原稿の
コピーを所定のサイズに折り込むだけで用紙を所定の方
向に揃えることができないため、所望する編集作業を行
うことができず、また、用紙方向変換装置によれば、希
望するサイズに折り込むことができないため、満足でき
る編集が行えなかった。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、折り機に
よって所望のサイズに折られたコピー紙の用紙方向及び
コピー面を、一連の工程で揃えられるようにするため、
折り機の後段に用紙の向きを変換させる用紙方向転換装
置および用紙の裏表を反転させる用紙変換装置を配設し
たコピー揃え装置を提供するものである。

（実施例）以下、本発明によるコピー揃え装置を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示し、複写機1Aの後段に接
続された折り機1Bより供給されるコピー用紙をそのコピ
ー状況（用紙サイズ、用紙送り方向等）に応じて適正な
方向に用紙位置を変えて送り出す用紙方向転換装置２
と、用紙方向転換装置２より供給される方向合せの終了
した用紙のうち、プリント面が裏側にあるものを表にひ
っくり返して用紙のプリント面を揃えた用紙10を排出す
る用紙反転装置５と、複写機１より出力されるコピー情
報及び各装置に設けられたセンサ出力に基づいて用紙方
向転換装置２及び用紙反転装置５内の各ソレイドに駆動
信号を出力する制御部７より構成される。

第２図及び第３図は用紙方向転換装置２の一例を示す。

用紙方向転換装置２は複写機1Aより送り出される用紙を
ガイドする平板状のガイド板21と、ガイド板面上の用紙
を搬送する１対のベルト28とを有し、用紙搬送機構を形
成する。

ガイド板21は用紙入力側と用紙出力側に１対の切欠部22
及び23を設け、切欠部に用紙搬送方向と直角に駆動軸24
及び26を配設し、駆動軸24の切欠部22位置には駆動ロー
ラ25を装着し、駆動軸26の切欠部23位置には従動ローラ
27を装着する。用紙を載置して搬送する用紙搬送ベルト
28は、駆動ローラ25と従動ローラ27間に懸架されてい
る。ベルト28の下面には押圧してベルト28を堅張させる
テンシヨンローラ29と、ベルト28の上面には載置されて
いる用紙をその重量によって押圧し、従動ローラとして
の機能を有して用紙の搬送を補助する複数のボール30が
配設される。ボール30は、ボール保持具31に保持され、
ボール30の各々の位置が規制されつつ転動自在にベルト
28上に配置される。ボール保持具31は搬送方向に直交す
る幅方向の中心部に中央開口32を穿孔する。そして、中
央開口32に隣接してベルト28面の上部に相当する位置
に、開口33を穿孔する。中央開口32はブラケット34にピ
ン35により回動自在に軸支されるリンク36に装着された
用紙押えピン37が挿入可能に配設される。リンク36の他
端は可動部38a及びリンク39を介してソレノイド38に連
結され、ソレノイド38の励磁、消磁により用紙押えピン
37が上下動する構成となっている。ソレノイド38は制御
部７により制御されている。開口部33を介してベルト28
面上には送りローラ40が当接し、ベルト28の送り速度に
同期して回転する。さらに、ガイド板21には縦送りされ
た用紙Ａの先端を検知するスイッチ41と、用紙Ａが90度
回転して用紙Ａ′の位置となったときの用紙後端を検知
する検知スイッチ42と、スイッチ42によって位置検知さ
れた状態から更に用紙が180度回転した際の用紙後端を
検知する検知スイッチ43が配設される。検知スイッチ4
1,42,43は搬送される用紙の縦・横方向の中心位置に中
央開口32が位置するように用紙により検知範囲を変換可
能となっている。

次に、用紙方向転換装置２の作用を説明する。

折り機1Bより紙折りされて縦位置の用紙が供給され、ガ
イド板21のベルト28に載置されて、搬送方向に進行す
る。用紙の先端が検知スイッチ41で検出されると、制御
部７はソレノイド38に制御信号を出力し、ソレノイド38
を励磁する。これによりリンク36が反時計方向に回動
し、用紙押えピン37が下降して押えピン37の先端とガイ
ド板21とで用紙Ａの中央部を挾持して、用紙Ａの進行を
停止させる。用紙Ａは搬送方向への移動は停止しても、
ベルト28及び送りローラ40は回転を継続するので、用紙
Ａは用紙押えピン37で押えられている中心部を支点とし
て矢印ａ方向に回転する。用紙Ａが90度回転してＡ′の
位置になると、検知スイッチ42がその後端を検知し、ソ
レノイド38を消磁すると共に、用紙押えピン37が上昇
し、用紙Ａ′は横位置の状態となって進行を開始する。

また、用紙Ａを90度回転させても所望の方向とならない
場合には、更に90度回転させて検知スイッチ41で検出
し、或いは用紙Ａ′の位置より180度（位置Ａに対して
は270度）回転させて検知スイッチ43で検出しながら方
向を転換する。

用紙Ａは、用紙サイズと折り方（Ｚ折り或いは４ツ折）
によって、紙折り機では第１表の如く曲げ加工を行って
いる。従って、紙折りが完成した時点における用紙方向
と面方向が、折り方とサイズを複写機14よりのデータと
して得ることにより知ることができる。この判定結果に
基づいて制御部７は、検知スイッチ41〜43の検知順番に
対応してソレノイド38の消磁タイミングを決定する。
尚、表中の０度は方向転換を行わずに出力することを意
味する。また、表中の表、裏は折り機１より出力される
用紙のプリント面（又は見開き面）がいずれの状態かを
示し、裏であるときには用紙反転装置５によって反転さ
せる。

用紙反転装置５の構成を第４図及び第５図により説明す
る。

用紙方向転換装置２より供給される用紙は、ガイドする
第１の搬送路51にガイドされて進行する。第１の搬送路
51に対しＴ字型に搬送路52が接続されている。第１の搬
送路51と第２の搬送路52に対する接続部は、搬入されて
くる用紙を第２の搬送路52の右側、すなわち排出方向へ
供給するフィンガー53と、フィンガー53に対向する位置
に設けられて搬入されてくる用紙を第２の搬送路52の左
側、すなわち排出方向と反対方向へ送り込むフィンガー
55を配設する。フィンガー53はソレノイド54により駆動
され、フィンガー55は、ソレノイド56によりソレノイド
54のオフ時に駆動される。フィンガー55によりガイドさ
れて送られてくる用紙10は、一対の送りローラ57で第２
の搬送路52の左側へ搬送される。送りローラ57は駆動側
ローラを支点59を中心に上、下動するアーム58に接続す
る。アーム58は、支点に接続するスプリング60によりロ
ーラ57の駆動側ローラと従動側ローラは圧接されてい
る。アーム58の他端にはソレノイド64の駆動力を伝達す
るリンク61を連結し、リング61は、ソレノイド64により
回動するリンク62に回動軸を介して連絡する。リンク62
の他端は送りローラ65が装着される。そして、送りロー
ラ57によって搬送されてくる用紙の先端を検出した際に
検出信号を発生するセンサ66と、第１の搬送路51内へ用
紙が到達したことを検知するセンサ67が第１の搬送路5
1、第２の搬送路52途上に配設されている。

以上の構成において、第１表に示す如き（裏）状態の用
紙が出力されたとき、その情報が複写機1Aより制御部７
へ出力される。制御部７は（裏）データを受けると、セ
ンサ67により用紙到達が検知されると同時に、ソレノイ
ド54を励磁し、フィンガー53を第５図のように第１の搬
送路51の外側へ引き出す。これにより用紙10は反転した
状態で搬送路51から52の左側へ送り込まれ、その先端部
がローラ57に噛み込まれるローラ57により搬送される用
紙10は、やがてその先端がセンサ66の配置位置に到達
し、センサ66が検出信号を出力する。この検出信号によ
ってソレノイド54が消磁されると共にソレノイド64が励
磁される。これによって搬送路51と52の連結部が塞がれ
ると共に、アーム62が時計方向に回動してローラ65の駆
動側と従動側が圧接する。それに併ってアーム58も時計
方向に回動するためにローラ57の駆動側が従動側より引
き離される。ローラ65は用紙を右側に送るように駆動さ
れるため、用紙10は反転した状態で第２の搬送路52内を
直進し送りローラ68を介して排出される。

尚、複写機1Aより（表）データが与えられて用紙を反転
する必要が無い場合には、センサ67による用紙到達の検
知と共に、ソレノイド56を励磁し、フィンガー55を搬送
路51外へ出すことにより、用紙10は搬送路52の右側通路
へ送り出され、ローラ68を介して外部へ排出される。

第６図は制御部７のブロック図であり、複写機1Aより出
力されるデータ、検出スイッチ41〜43及びセンサ66,77
よりの検知情報を入力インターフェイス71に入力された
データは所定のタイミングでバス72に出力する。ソレノ
イド38、54、56及び64を入力インターフェイス71よりの
データに基づいて駆動制御するためのプログラムが格納
されたROM73のプログラムに従ってCPU74でソレノイドの
各々を制御する指令を生成する。CPU74による処理結果
及び入力インターフェイス71を介して取り込んだデータ
を一時的にRAM75で記憶すると共に、CPU74により得られ
た制御指令を所定のタイミング及びフォーマットによる
出力インターフェイス76から出力する。インターフェイ
ス76よりの指令に基づいてソレノイド駆動部77はソレノ
イド38、54、56及び64を励磁又は消磁する構成となって
いる。尚、バスライン72は、入力インターフェイス71、
ROM73、CPU74、RAM75及び出力インターフェイス76の各
々の相互間に接続されている。

この制御装置の処理を第７図のフローチャートにより詳
述する。

複写機1Aより与えられる第１表の如き情報から方向転換
処理の要求を判定し、要求された場合には検知スイッチ
41の検出と共にソレノイド38を励磁する。ついでに方向
転換角度90゜、270゜に応じた検知スイッチ42、43の検
出に同期してソレノイド38を消磁する。これによって所
望の方向に変換された用紙をベルト28及びボール30によ
って用紙反転装置５へ送出する。一方、方向転換処理を
行う必要が無い場合には、用紙10は単に用紙方向転換装
置２を通過するのみで用紙反転装置５へ送出される。

用紙反転装置５へ供給される用紙10は、反転可否の判定
に基づいてソレノイド54又は56を選択して励磁する。反
転要求の場合、センサ67を用紙が通過したことをもって
ソレノイド54を励磁する。これによって用紙10は第２の
搬送路52へ送り込まれる。センサ66に検知出力が得られ
たことをもってソレノイド64を励磁すると共にソレノイ
ド54を消磁し、反転した用紙10をローラ65及び68によっ
て外部の排出トレイへ搬出する。この排出トレイでえら
れる用紙10はいずれも用紙揃えがなされているため、人
手より新たに用紙揃えをする必要がない。

以上の説明では、用紙方向転換装置の次に用紙反転装置
を設けるものとしたが、この配列順を逆にすることもで
きる。

また、用紙の方向転換、反転の処理に際しては、真空吸
引等を行って回転操作又は反転操作を加えるようにして
もよい。

（発明の効果）以上説明した通り本発明のコピー揃え装置によれば、折
り機の後段に用紙の向きを変える用紙方向転換装置及び
用紙の裏と表を入れ換える用紙反転装置を設け、複写機
からのコピー用紙データを利用することにより、用紙の
状態を検出する特別な検出機構を設けることなく、一連
の工程で折畳まれたコピー用紙の方向及びコピー面を揃
えることができる。また、用紙の方向は必要により270
度まで転換可能であって、確実なコピー面の方向揃えが
人手に頼ることなく行え、直ちに編集作業ができる。

また、用紙の方向転換および反転作業が同一装置内で実
行され、装置の小型化および配設場所の省スペース化が
図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示ブロック図、第２図及び
第３図は本発明に係る用紙方向転換装置２の詳細を示す
平面図及び正面図、第４図は本発明に係る用紙反転装置
５の詳細を示す正面図、第５図は第４図のフィンガー部
の詳細を示す正面図、第６図は本発明に係る制御部７の
詳細ブロック図、第７図は第６図の制御部７における処
理の一例を示すフローチャート。符号の説明 1A……複写機、1B……折り機、２……用紙方向転換装置、５……用紙反転装置、７……制御部、21……ガイド板、 25……駆動ローラ、27……従動ローラ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複写機から供給される用紙を折畳む折り機
の後段に配設するコピー用紙の揃え装置であって、供給される折畳まれた用紙の方向を転換させる用紙方向
転換装置と、供給される折畳まれた用紙の表裏を反転さ
せる用紙反転装置と、複写機の用紙サイズ・折り方・コ
ピー面等の情報により用紙方向転換装置と用紙反転装置
に制御信号を出力する制御部とを有し、用紙方向転換装置は、用紙を排出方向に搬送する搬送機
構と、搬送経路途上に配設され、回動して搬送途上の用
紙のほぼ中心部分を押え、排出方向への用紙の移動を阻
止する押えピンとを備え、用紙反転装置は、搬送路に突出して用紙を排出側に案内
するフインガーと、搬送路に突出して用紙を排出側と反
対方向に案内するフインガーとを備え、制御部は紙サイズ・折り方・コピー面等の情報に基づい
て用紙方向転換判定をしたとき、用紙方向転換装置に制
御信号を出力して押えピンを回動させ、押えピンが用紙
の中心部分を押圧して排出方向への移動を阻止させ、搬
送機構は押えピンの押圧点を中心に用紙を搬送水平面内
で回転させ用紙の方向を転換させると共に、制御部が紙サイズ・折り方・コピー面等の情報に基づい
て用紙反転判定をしたとき、用紙反転装置に制御信号を
出力してフインガーを搬送路に突出させ、用紙の排出側
と反対方向に案内する搬送路を形成し、用紙の表裏を反
転させるよう構成してなるコピー揃え装置。