JPH066863U - 立管の自在支持ブラケット - Google Patents

立管の自在支持ブラケット

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JPH066863U
JPH066863U JP5163792U JP5163792U JPH066863U JP H066863 U JPH066863 U JP H066863U JP 5163792 U JP5163792 U JP 5163792U JP 5163792 U JP5163792 U JP 5163792U JP H066863 U JPH066863 U JP H066863U
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JP
Japan
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vertical
fixed
vertical pipe
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arm
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Withdrawn
Application number
JP5163792U
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English (en)
Inventor
義規 高梨
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場の立管2の配設の状況に自在に対応して
この立管2を支持・固定することができるブラケットを
提供し、立管2の支持施工を容易にする。 【構成】 背面が躯体壁面1に固定される複数の鉛直部
材10A及びこの鉛直部材10A間に水平に延設された
水平部材10Bからなる固定部10の上部から、複数の
アーム20を正面側ヘ水平に延設し、各アーム20の先
端間に正面部材30を水平に延設し、固定部10の下部
とアーム20の先端との間に筋交い部材40を角変位自
在に連結し、正面部材30に立管把持部材50を位置調
整自在に固定して、水平部材10B、アーム20、正面
部材30及び筋交い部材40を伸縮自在な入れ子構造と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物における設備用の立管を、建築物の壁面に支持するために用 いられるブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物における設備配管の立管は、この立管を把持するU型バンド等の立管固 定バンド部材の基部を正面に備えたブラケットを用いて躯体壁面に支持される。 従来、このブラケットは、並んだ立管の間隔や本数、あるいは躯体壁面からの立 管の距離等に応じて適当な長さに切断したアングル鋼材等を組み立てて製作され ており、前記壁面から突出される正面部材に孔を開設して、この孔に螺子部材を 介してU字形バンド等の立管把持部材の基部金具を取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の立管支持ブラケットによると、立管の間隔や本数、 あるいは躯体壁面からの立管の距離等に応じて、その都度、寸法の異なるものを 製作しなければならず、同じ建築物でも各階によって躯体壁面からの立管の距離 等が異なる場合もあるので、施工が煩雑であった。
【0004】 また、ブラケットの製作の際に、立管の本数や設計上の間隔に応じて最初から 立管把持部材取り付け用の孔を設けておくと、躯体壁面への実際の施工において 、立管の施工精度によっては立管把持部材の取り付けが不可能になることがある ので、前記孔の開設は現場で行わなければならず、しかもこのブラケットは、現 場搬入前に工場で表面の防錆処理が施されるが、現場で孔が開設されるため、こ の孔の部分に再び防錆処理を行う必要があり、施工が煩雑になる一因となってい た。
【0005】 本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その目的とするところ は、現場の立管配設の状況に自在に対応してこの立管を支持・固定することがで きるブラケットを提供し、施工を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち、本考案に係る立管の自在支持ブラケットは、背面が躯体壁面に固定 される複数の鉛直部材及びこの鉛直部材間に水平に延設された水平部材からなる 固定部の上部から、複数のアームを正面側ヘ水平に延設し、各アーム先端間に正 面部材を水平に延設し、前記固定部の下部とアームの先端との間に筋交い部材を 角変位自在に連結し、前記正面部材に立管把持部材を位置調整自在に固定して、 前記水平部材、アーム、正面部材及び筋交い部材を伸縮自在な入れ子構造とした ものである。
【0007】
【作用】
上記自在支持ブラケットは、固定部において躯体壁面に取り付けると共に、正 面の立管把持部材で立管を把持することによって、この立管を支持するものであ る。このブラケットの取り付け施工においては、固定部の水平部材及び正面部材 が入れ子構造であるので、その取り付け幅を支持対象である立管の本数や間隔に 応じて拡縮することができ、また、固定部から正面側へ延設されたアーム及び筋 交い部材も入れ子構造であるので、その突出長さを躯体外壁からの前記立管の距 離に応じて拡縮することができ、このとき、アームの突出長さに応じて筋交い部 材の長さと固定部及びアームに対する傾斜角度が決まる。前記正面部材への立管 把持部材の固定位置は、前記立管の配設施工精度の誤差に応じて調整することが できる。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案に係る自在支持ブラケットの典型的な一実施例を示すもので、 参照符号10は背面が躯体壁面1に固定される長方形の枠状の固定部で、左右一 対の鉛直部材10A及び両鉛直部材10A,10Aの上下両端間に水平に延設さ れた一対の水平部材10Bからなる。20はこの固定部10の上端における左右 両端すなわち両鉛直部材10A,10Aの上端からそれぞれ正面側ヘ水平に延設 された一対のアーム、30は両アーム20,20の先端間に水平に延設された正 面部材、40は前記固定部10の下端における左右両端すなわち両鉛直部材10 A,10Aと両アーム20,20の先端との間にそれぞれ連結ボルト44,45 を介して角変位自在に連結された筋交い部材、50は前記正面部材30に位置調 整自在に固定される立管把持部材である。またこれら各部材は鋼材からなり、図 示しないボルト等を介して組み立てられると共に、その表面が亜鉛めっき等によ ってあらかじめ防錆処理が施されている。
【0009】 固定部10の上下一対の水平部材10Bは、それぞれ中空の外棹11と、この 外棹11に摺動自在に挿入された内棹12と、外棹11に螺合されると共に図示 しない内端が内棹12に長手方向に凹設した溝12aに圧接する蝶型ボルト13 (上側の水平部材10Bにのみ図示)とからなる。同様に、アーム20、正面部 材30及び筋交い部材40も、それぞれ中空の外棹21,31,41と、この外 棹21,31,41に摺動自在に挿入された内棹22,32,42と、外棹21 ,31,41に螺合されると共に図示しない内端が内棹22,32,42に長手 方向に凹設した溝22a,32a,42aに圧接する蝶型ボルト23,33,4 3とからなる。
【0010】 立管把持部材50は、図2に示すように、正面部材30に支持対象の設備配管 の立管2の本数に応じた個数取り付けられるもので、前記正面部材30の外棹3 1または内棹32の表面に長手方向摺動自在に嵌め込まれた基部51と、この基 部51に螺合されると共に内端が外棹31に長手方向に凹設した溝31aまたは 内棹32に凹設した溝32aに圧接する蝶型ボルト52と、前記基部51に連結 棹53を介して連結された把持バンド54と、この把持バンド54の対向端部間 を締め付けるボルト及び蝶型ナット55とからなる。
【0011】 本実施例の自在支持ブラケットの取り付け施工においては、まず固定部10の 上下の水平部材10B及び正面部材30の外棹11,31と内棹12,32を、 支持対象である立管2の本数や間隔に応じて収納または引き抜き方向に摺動させ ると共に、蝶型ボルト13,33をねじ込むことによって、適切な取り付け幅を 設定し、図示しないボルト等の固定手段を介して躯体壁面1に固定する。
【0012】 左右のアーム20は、それぞれの外棹21と内棹22を、躯体壁面1からの立 管2の距離に応じて収納または引き抜き方向に摺動させると共に、蝶型ボルト2 3をねじ込むことによって、適切な突出長さを設定することができる。このとき 各アーム20の支持力を補強する筋交い部材40は、その外棹41と内棹42が アーム20の外棹21と内棹22の摺動に応じて収納または引き抜き方向に摺動 すると共に、固定部10の鉛直部材10A及びアーム20に対する連結角度が決 まるので、蝶型ボルト43をねじ込んでこの筋交い部材40の長さを固定すると 共に、両端の連結ボルト44,45を締め付ける。
【0013】 立管把持部材50は、正面部材30に対する固定位置を、その基部51を正面 部材30の長手方向に沿って摺動させると共に、蝶型ボルト52をねじ込むこと によって、立管2,2の間隔や、配設施工精度の誤差に応じて適切に設定するこ とができるもので、可撓性を有する把持バンド54を立管2の外周にC字状に巻 き付けると共にその対向端部同士をボルト及び蝶型ナット55で締め付けること によって、立管2を強固に把持する。
【0014】 したがって、この自在支持ブラケットによると、鉛直部材10A、水平部材1 0B、アーム20、正面部材30、筋交い部材40及び立管把持部材50を、寸 法の異なる複数種類のものをそれぞれ用意して組み立てておき、現場の設計に最 も適した仕様のものを選定使用すれば、立管2の間隔や本数、あるいは躯体壁面 1からの立管2の距離等に応じて、固定部10の取り付け幅や、アーム20の突 出長さを自在に設定できるので、その都度、寸法の異なるものを製作するといっ た必要がなく、施工現場で正面部材30に立管把持部材50の取り付け用の孔を 開設したり防錆処理を施すといった作業も不要となる。
【0015】 なお、立管把持部材50の基部51はこれをコ字形にしてその端部同士をボル トで締め付けることによって正面部材30に対する固定を行う形状とすることが でき、その他細部の形状等も、図示の例に限定されるものではない。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る立管の自在支持ブラケットによると、躯体壁面に対する取り付け 幅と、アーム及び筋交い部材の突出長さと、正面部材への立管把持部材の固定位 置を自在に調整することができるので、立管の間隔や本数、あるいは躯体壁面か らの立管の距離等によって、その都度寸法の異なるものを製作する必要がなく、 施工現場で立管把持部材の取り付け用の孔を開設したり防錆処理を施す必要もな い。したがって、施工を容易に行うことができ、工期を短縮することができると いった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自在支持ブラケットの一実施例の
構成を、躯体壁面及び立管の一部と共に示す概略的な斜
視図である。
【図2】上記実施例における要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 躯体壁面 2 立管 10 固定部 10A 鉛直部材 10B 水平部材 11,21,31,41 外棹 12,22,32,42 内棹 13,23,33,43,52 蝶型ボルト 20 アーム 30 正面部材 40 筋交い部材 44,45 連結ボルト 50 立管把持部材 51 基部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面が躯体壁面に固定される複数の鉛直
    部材及びこの鉛直部材間に水平に延設された水平部材か
    らなる固定部と、 この固定部の上部から正面側ヘ水平に延設された複数の
    アームと、 この各アーム先端間に水平に延設された正面部材と、 前記固定部の下部とアームの先端との間に角変位自在に
    連結された筋交い部材と、 前記正面部材に位置調整自在に固定される立管把持部材
    とを具備し、 前記水平部材、アーム、正面部材及び筋交い部材は伸縮
    自在な入れ子構造であることを特徴とする立管の自在支
    持ブラケット。
JP5163792U 1992-07-01 1992-07-01 立管の自在支持ブラケット Withdrawn JPH066863U (ja)

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JPH066863U true JPH066863U (ja) 1994-01-28

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JP5163792U Withdrawn JPH066863U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 立管の自在支持ブラケット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379798U (ja) * 1976-12-03 1978-07-03
KR100571480B1 (ko) * 2006-01-23 2006-04-14 주식회사 영화종합기술단건축사사무소 가변형 수전 브라켓트

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379798U (ja) * 1976-12-03 1978-07-03
JPS544877Y2 (ja) * 1976-12-03 1979-03-01
KR100571480B1 (ko) * 2006-01-23 2006-04-14 주식회사 영화종합기술단건축사사무소 가변형 수전 브라켓트

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