JPH066845U - 真空弁 - Google Patents

真空弁

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JPH066845U
JPH066845U JP4651892U JP4651892U JPH066845U JP H066845 U JPH066845 U JP H066845U JP 4651892 U JP4651892 U JP 4651892U JP 4651892 U JP4651892 U JP 4651892U JP H066845 U JPH066845 U JP H066845U
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JP
Japan
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vacuum
valve
discharge pipe
pipe
suction pipe
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Pending
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JP4651892U
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English (en)
Inventor
泰男 山部
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空源に連通している真空排出管に対して真
空弁を着脱するに際し、該真空排出管の真空度の低下を
抑制可能とすること。 【構成】 真空弁15において、連絡部28の吸込み管
接続端28Aが吸込み管13とカップリング継手101
にて突合せ接続され、連絡部28の真空排出管接続端2
8Bには真空排出管14が挿着接続されるゴム輪受口1
02が設けられてなるようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、真空式汚水収集装置、真空式薬液輸送装置等を構成するに好適な真 空弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、真空弁として、特公表平2-503128号公報に記載の如くのものがある。こ の従来技術は、タンクに連通する吸込み管と真空源に連通する真空排出管との間 の連絡部を開閉可能とし、上記連絡部を開閉する主弁と、主弁と弁棒を介して連 結されているプランジャを収容する弁作動室と、弁作動室に内蔵されて主弁に閉 じ力を付与する閉じ力付与手段と、弁作動室に真空圧を付与して主弁に開き力を 付与する制御部とを有して構成されている。
【0003】 このとき、従来技術では、前記連絡部の吸込み管接続端を吸込み管とカップリ ング継手にて突合せ接続するとともに、該連絡部の真空排出管接続端を真空排出 管と同じくカップリング継手にて突合せ接続することとしている。
【0004】 従って、真空弁の故障、点検時に、使用中の吸込み管と真空排出管との間で真 空弁を着脱する作業は、(1) 吸込み管に被着されているカップリング継手を該吸 込み管側にめくり上げ、真空弁の吸込み管接続端を該吸込み管に突合せ着脱し、 (2) 真空排出管に被着されているカップリング継手を該真空排出管側にめくり上 げ、真空弁の真空排出管接続端を該真空排出管に突合せ着脱することとなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術では、上記(2) で真空弁の真空排出管接続端を真空排出 管にカップリング継手にて突合せ着脱するに際し、カップリング継手をめくり上 げてそれら真空弁と真空排出管とを着脱するものであるため、着脱に長時間を要 し、この間に真空源に連通している真空排出管の真空度が大きく低下してしまう 。
【0006】 この真空排出管の真空度の大きな低下は、同真空排出管と連通している他の真 空弁のための真空排出管における真空度に悪影響を及ぼし、ひいては当該真空式 汚水収集装置、真空式薬液輸送装置等の装置全体の健全な稼動を損なう。このた め、真空弁の着脱作業は、真空排出管に仕切り弁を介装し、この仕切り弁を閉じ た状態で該真空弁を着脱する如くの複雑な構成を採用する必要がある。
【0007】 本考案は、真空源に連通している真空排出管に対して真空弁を着脱するに際し 、該真空排出管の真空度の低下を抑制可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、タンクに連通する吸込み管と真空源に連通する真空排出管との間の 連絡部を開閉可能とし、上記連絡部を開閉する主弁と、主弁と弁棒を介して連結 されているプランジャを収容する弁作動室と、弁作動室に内蔵されて主弁に閉じ 力を付与する閉じ力付与手段と、弁作動室に真空圧を付与して主弁に開き力を付 与する制御部とを有して構成される真空弁において、前記連絡部の吸込み管接続 端は吸込み管とカップリング継手にて突合せ接続され、前記連絡部の真空排出管 接続端には真空排出管が挿着接続されるゴム輪受口が設けられてなるようにした ものである。
【0009】
【作用】
使用中の吸込み管と真空排出管との間で真空弁を着脱する作業は、(1) 吸込み 管に被着されているカップリング継手を該吸込み管側にめくり上げ、真空弁の吸 込み管接続端を該吸込み管に突合せ着脱し、(2) 真空弁の真空排出管接続端に設 けられているゴム輪受口を、真空排出管に挿着/離脱(図5(B)のX)するこ とにてなされる。
【0010】 従って、上記(2) で真空弁の真空排出管接続端を真空排出管に着脱するに際し 、真空弁側のゴム輪受口を真空排出管に挿着/離脱するのみであるため、短時間 に着脱でき、この間における真空排出管の真空度の低下を抑制できる。これによ り、真空弁の着脱に伴う真空排出管の真空度の低下が、同真空排出管と連通して いる他の真空弁のための真空排出管における真空度に悪影響を及ぼすことがなく 、ひいては当該真空式汚水収集装置、真空式薬液輸送装置等の装置全体の健全な 稼動を損なうことがない。
【0011】 尚、新旧真空弁の交換に際し、旧真空弁の取外しはまず吸込み端から離脱し、 続いて真空排出管から離脱する。そして、新真空弁の取付けをまず真空排出管に 対して行ない、続いて吸込み管に対して行なう。これにより、真空排出管の開放 期間を最短にできる。
【0012】
【実施例】
図1は真空式汚水収集装置を示す模式図、図2は真空弁を示す模式図、図3は 真空弁の制御部を示す断面図、図4は真空弁の制御部を示す他の断面図、図5は 真空弁の接続構造を示す模式図である。
【0013】 真空式汚水収集装置10は、図1に示す如く、タンク11に汚水流入管12を 接続しており、タンク11に連通する吸込み管13と、真空源に連通する真空排 出管14との間の連絡部を開閉可能とする真空弁15を有している。
【0014】 即ち、各家庭等から排出される汚水は、自然流下式の汚水流入管12からタン ク11に流れ込む。そして、汚水がタンク11内に所定量溜ると、真空弁15が 開き、タンク11内の汚水は吸込み管13から吸込まれる。そして、この汚水は 真空弁15を通って真空排出管14に吸込まれ、真空ポンプ上の集水タンクに集 められ、ひいては圧送ポンプによって下水処理場等へ送られる。
【0015】 真空弁15は、図1、図2に示す如く、第1と第2の各ハウジング21、22 をバンドクランプ23によって一体化して構成されており、主弁24と、弁作動 室25と、閉じ力付与ばね26と、制御部27とを有して構成されている。
【0016】 主弁24は上述の吸込み管13と真空排出管14との連絡部を構成する連絡路 28を開閉する。
【0017】 弁作動室25は主弁24と弁棒29を介して連結されているカップ状のプラン ジャ30をスライド可能に収容する。
【0018】 閉じ力付与ばね26は弁作動室25のプランジャ30より上室に内蔵されて、 プランジャ30にばね力を及ぼし、主弁24に閉じ力を付与する。
【0019】 制御部27は、タンク11内の汚水レベルの上昇時に弁作動室25に真空圧を 付与して主弁24に開き力を付与し、真空弁15を開状態として吸込み管13に 真空排出管14を導通せしめる。
【0020】 然るに、真空弁15の制御部27は以下の如くに構成されている。 即ち、制御部27は、図3、図4に示す如く、第1〜第5の各ケース31〜3 5を一体化して構成され、第4ケース34を真空弁15の第2ハウジング22に バンドクランプ36によって一体化される。
【0021】 そして、制御部27は、タンク11に連通する液位検知管37がホース38を 介して接続される液位検知管接続口39を有している。液位検知管接続口39は 、第1ケース31に接合される接続口ケース40に設けられている。
【0022】 また、制御部27は、真空排出管14がホース41を介して接続される真空圧 口42を第3ケース33に設けている。
【0023】 また、制御部27は、大気連通管43がホース44を介して接続される大気圧 口45を第3ケース33に設けている。
【0024】 尚、大気連通管43はホース46を介して、弁作動室25のプランジャ30よ り下室にも連通されている(図2参照)。このとき、弁作動室25のプランジャ 30より下室は、真空弁15の第1と第2の各ハウジング21、22間に挟持さ れる下室ハウジング47により形成されており、下室ハウジング47にはチェッ ク弁48が設けられ、下室ハウジング47の弁棒29貫通部回りにはチェック弁 カバー49が接合されている。
【0025】 また、制御部27は、第1と第2の 2個のダイヤフラム51、52を後述する 制御弁68の動作方向に並置している。
【0026】 第1ダイヤフラム51は第1ケース31と第2ケース32の合面間に配設され 、液位検知管接続口39がダイヤフラム53のオリフィスを介して連通する液位 検知管連通室54と、大気圧口45が第2ケース32と第3ケース33に設けら れている連絡路55を介して連通する大気連通室56とを仕切っている。尚、第 1ダイヤフラム51の中心部には被覆部57によって被覆されているステム58 が固定され、ステム58の頭部と第1ケース31に接合されているばね受プレー ト59との間にはばね60が介装されている。
【0027】 第2ダイヤフラム52は第2ケース32と第3ケース33の合面間に配設され 、液位検知管接続口39が第1ダイヤフラム51の液位検知管連通室54、第1 ケース31と第2ケース32に設けられている連絡路61を介して連通する液位 検知管連通室62と、大気圧口45が連通する大気圧連通室63とを仕切ってい る。尚、第2ダイヤフラム52の中心部には被覆部64によって被覆されている ステム65が固定され、ステム65の頭部と第2ケース32に接合されているば ね受プレート66との間にはばね67が介装されている。
【0028】 第1ダイヤフラム51のステム58と第2ダイヤフラム52のステム65とは 同軸配置され、互いの軸力を伝達可能とされている。
【0029】 また、制御部27は、制御弁68を備えている。制御弁68は、真空圧口42 を第5ケース35に設けてある連通口69を介して弁作動室25の上室に連絡す る真空通路70の弁座70Aと、大気圧口45を上記連通口69を介して弁作動 室25の上室に連絡する大気通路71の弁座71Aとを、交互に開閉する。真空 通路70の弁座70Aは第4ケース34に設けられ、大気通路71の弁座71A は第5ケース35に設けられ、両弁座70A、71Aは互いに相対している。
【0030】 そして、制御部27は、両ダイヤフラム51、52の変位を直接的に制御弁6 8に伝達するべく、制御弁68の弁棒68Aを、第2ダイヤフラム52のステム 65と同軸配置し、互いの軸力を伝達可能としている。
【0031】 尚、制御弁68の弁棒68Aは被覆部72によって被覆され、弁棒68Aの頭 部と第3ケース33に接合されているばね受プレート73との間にはばね74が 介装されている。
【0032】 このとき、第1と第2の各ダイヤフラム51、52の変位力は、第1ダイヤフ ラム51のステム58、第2ダイヤフラム52のステム65、及び制御弁68の 弁棒68Aの3者間の軸力の伝達により、重ねて制御弁68に付与されることに なる。
【0033】 尚、制御部27において、前述の大気通路71の一部は、第5ケース35に形 成されるものの、第5ケース35には大気通路71の加工孔を閉塞するためのプ ラグ75、76が接合されている。
【0034】 然るに、真空弁15の制御部27は以下の如く動作する。 (1) タンク11内の汚水レベルが上昇すると、タンク11内の加圧空気が液位 検知管37を介して各ダイヤフラム51、52の上側の液位検知管連通室54、 62に作用する。このとき、各ダイヤフラム51、52の下側の大気連通室56 、63は大気連通管43を介して大気解放されている。このため、各ダイヤフラ ム51、52の両側室間に圧力差を生じ、各ダイヤフラム51、52は下向き変 位する。
【0035】 (2) 各ダイヤフラム51、52の下向き変位力は、それらのステム58、65 を介して、制御弁68の弁棒68Aに作用し、制御弁68を押し下げる。
【0036】 尚、制御弁68の押し下げ力は、両ダイヤフラム51、52の下向き変位力が 重なり作用し、各ダイヤフラム51、52の単独での下向き変位力の2倍となる 。
【0037】 (3) 制御弁68の押し下げにより、大気通路71の弁座71Aが閉じられ、弁 作動室25への大気圧への作用が消失する。同時に、真空通路70の弁座70A が開き、弁作動室25に真空圧が作用する。これにより、真空弁15のプランジ ャ30が閉じ力付与ばね26のばね力に抗して上向き移動し、主弁24が開く結 果、タンク11の吸込み管13に真空排出管14の真空吸込み力が作用し、タン ク11内の汚水が真空排出管14に排出される。
【0038】 (4) タンク11内の汚水レベルが下がり、各ダイヤフラム51、52の両側室 間の圧力差がなくなると、制御弁68は上向き復帰し、真空通路70の弁座70 Aを閉じ、代わりに大気通路71の弁座71Aを開く。これにより、弁作動室2 5に大気圧が作用し、真空弁15のプランジャ30が閉じ力付与ばね26のばね 力によって下向き移動し、主弁24を閉じる。
【0039】 ここで、制御部27にあっては、弁作動室25と、各ダイヤフラム51、52 の下側の大気連通室56、63とを連絡する通気路80を第3ケース33と第4 ケース34に設けており、この通気路80に主弁開き時間調整用ニードル弁81 を設けている(図4参照)。
【0040】 然るに、真空弁15にあっては、図5に示す如く、連絡路28の吸込み管接続 端28Aを吸込み管13とゴム製カップリング継手101にて突合せ接続してい る。また、連絡路28の真空排出管接続端28Bに、真空排出管14が挿着接続 できるゴム輪受口102を設けている。
【0041】 ゴム輪受口102は、連絡路28の真空排出管接続端28B内面に設けた溝1 02Aにゴム輪102Bを装填することにて構成されている。
【0042】 尚、ゴム輪受口102は、真空弁15を真空排出管14の管軸に対して揺動( 図5(B)の角度θ)して着脱容易とするように、真空排出管接続端28Bの内 面が、ゴム輪挿着溝102Aの管軸外方と内方の両方向に向けて拡径(溝102 Aにおいて最小径)されたヒップアップ型を採用するのが良い。
【0043】 また、ゴム輪102Bは、真空圧が作用するものであるから、ゴム輪102B 自身の圧縮変形によって真空排出管14に密着維持し得る圧縮型を採用するのが 良い。
【0044】 以下、本実施例の作用について説明する。 使用中の吸込み管13と真空排出管14との間で真空弁15を着脱する作業は 、(1) 吸込み管13に被着されているカップリング継手101を該吸込み管13 側にめくり上げ、真空弁15の吸込み管接続端28Aを該吸込み管13に突合せ 着脱し、(2) 真空弁15の真空排出管接続端28Bに設けられているゴム輪受口 102を、真空排出管14に挿着/離脱(図5(B)のX)することにてなされ る。
【0045】 従って、上記(2) で真空弁15の真空排出管接続端28Bを真空排出管14に 着脱するに際し、真空弁15側のゴム輪受口102を真空排出管14に挿着/離 脱するのみであるため、短時間に着脱でき、この間における真空排出管14の真 空度の低下を抑制できる。これにより、真空弁15の着脱に伴う真空排出管14 の真空度の低下が、同真空排出管14と連通している他の真空弁15のための真 空排出管14における真空度に悪影響を及ぼすことがなく、ひいては当該真空式 汚水収集装置10の装置全体の健全な稼動を損なうことがない。
【0046】 尚、新旧真空弁15の交換に際し、旧真空弁15の取外しはまず吸込み端13 から離脱し、続いて真空排出管14から離脱する。そして、新真空弁15の取付 けをまず真空排出管14に対して行ない、続いて吸込み管13に対して行なう。 これにより、真空排出管14の開放期間を最短にできる。
【0047】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、真空源に連通している真空排出管に対して真空 弁を着脱するに際し、該真空排出管の真空度の低下を抑制可能とすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は真空式汚水収集装置を示す模式図であ
る。
【図2】図2は真空弁を示す模式図である。
【図3】図3は真空弁の制御部を示す断面図である。
【図4】図4は真空弁の制御部を示す他の断面図であ
る。
【図5】図5は真空弁の接続構造を示す模式図である。
【符号の説明】
11 タンク 13 吸込み管 14 真空排出管 15 真空弁 24 主弁 25 弁作動室 26 閉じ力付与ばね 27 制御部 28 連絡路 28A 吸込み管接続端 28B 真空排出管接続端 101 カップリング継手 102 ゴム輪受口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクに連通する吸込み管と真空源に連
    通する真空排出管との間の連絡部を開閉可能とし、 上記連絡部を開閉する主弁と、主弁と弁棒を介して連結
    されているプランジャを収容する弁作動室と、弁作動室
    に内蔵されて主弁に閉じ力を付与する閉じ力付与手段
    と、弁作動室に真空圧を付与して主弁に開き力を付与す
    る制御部とを有して構成される真空弁において、 前記連絡部の吸込み管接続端は吸込み管とカップリング
    継手にて突合せ接続され、 前記連絡部の真空排出管接続端には真空排出管が挿着接
    続されるゴム輪受口が設けられてなることを特徴とする
    真空弁。
JP4651892U 1992-07-03 1992-07-03 真空弁 Pending JPH066845U (ja)

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