JPH0668413A - 磁気ヘッド研磨装置 - Google Patents
磁気ヘッド研磨装置Info
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- JPH0668413A JPH0668413A JP24556792A JP24556792A JPH0668413A JP H0668413 A JPH0668413 A JP H0668413A JP 24556792 A JP24556792 A JP 24556792A JP 24556792 A JP24556792 A JP 24556792A JP H0668413 A JPH0668413 A JP H0668413A
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- drum
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- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 44
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
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- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッドのテープ摺接面のr寸法を簡単な
手段により確実に小さく研磨加工できる研磨装置を提供
する。 【構成】 所定のギャップを設けて同軸上に対向配置し
た同径のドラムd1,d2と、前記ドラムに所定角度で巻
き付けて走行する研磨テープGと、この研磨テープに摺
接される磁気ヘッドHをその記録媒体摺接面が前記ドラ
ムのギャップを通して外方に突出するように固定保持
し、前記ドラム間のギャップ内にあって周方向に回転可
能な回転体Eとを備えた磁気ヘッド研磨装置において、
前記ドラムd1,d2と回転体Eとは、対向するドラムの
対向面の中心の垂線に対し、前記回転体Eの回転軸線が
傾斜するように配置した。 【効果】 前記回転体Eの回転中、ドラムd1,d2のギ
ャップ側稜部から磁気ヘッドHまでの距離に差が生じ、
それにより磁気ヘッドに対する研磨テープの変形状態が
変化し、ヘッド表面における研磨テープの接触圧力の高
い場所がヘッド側面側に位置されるので、小さなr形状
の形成が可能となる。
手段により確実に小さく研磨加工できる研磨装置を提供
する。 【構成】 所定のギャップを設けて同軸上に対向配置し
た同径のドラムd1,d2と、前記ドラムに所定角度で巻
き付けて走行する研磨テープGと、この研磨テープに摺
接される磁気ヘッドHをその記録媒体摺接面が前記ドラ
ムのギャップを通して外方に突出するように固定保持
し、前記ドラム間のギャップ内にあって周方向に回転可
能な回転体Eとを備えた磁気ヘッド研磨装置において、
前記ドラムd1,d2と回転体Eとは、対向するドラムの
対向面の中心の垂線に対し、前記回転体Eの回転軸線が
傾斜するように配置した。 【効果】 前記回転体Eの回転中、ドラムd1,d2のギ
ャップ側稜部から磁気ヘッドHまでの距離に差が生じ、
それにより磁気ヘッドに対する研磨テープの変形状態が
変化し、ヘッド表面における研磨テープの接触圧力の高
い場所がヘッド側面側に位置されるので、小さなr形状
の形成が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドの磁気記録
媒体に対する摺接面を円弧状に研磨加工する磁気ヘッド
研磨装置の改良に関する。
媒体に対する摺接面を円弧状に研磨加工する磁気ヘッド
研磨装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRやDAT等のテープ状磁気記録媒
体を使用した記録再生装置において、単位面積(カセッ
トが一定の規格で大きさが決まっている場合など)当り
の記録密度を上げるには、単位面積当りの記録密度を向
上する手段と、テープの厚みを薄くして単位体積当りの
テープ長さを長くする方法が考えられる。
体を使用した記録再生装置において、単位面積(カセッ
トが一定の規格で大きさが決まっている場合など)当り
の記録密度を上げるには、単位面積当りの記録密度を向
上する手段と、テープの厚みを薄くして単位体積当りの
テープ長さを長くする方法が考えられる。
【0003】前者の場合は、記録トラック幅を狭くした
り、記録波長を短くするなどの手段により高密度記録の
検討が進められている。後者の場合、テープベースフィ
ルムの材質を変えて検討が進められている。テープを薄
くするとテープ剛性(スティフネスと呼ぶ)が小さくな
り、テープエッジが損傷したり、安定したテープ走行が
得られない等の問題が顕在化してくる。また、ヘッドと
テープの接触状態にも変化が現われる。テープが磁気ヘ
ッドと接触するとき、テープのスティフネスの大小によ
り、テープの変形状態に差が発生し、磁気ヘッドギャッ
プ部とテープ記録媒体間に隙間が発生して、記録効率の
面でロス(一般にスペーシングロスと呼ばれている)が
生じる問題がある。
り、記録波長を短くするなどの手段により高密度記録の
検討が進められている。後者の場合、テープベースフィ
ルムの材質を変えて検討が進められている。テープを薄
くするとテープ剛性(スティフネスと呼ぶ)が小さくな
り、テープエッジが損傷したり、安定したテープ走行が
得られない等の問題が顕在化してくる。また、ヘッドと
テープの接触状態にも変化が現われる。テープが磁気ヘ
ッドと接触するとき、テープのスティフネスの大小によ
り、テープの変形状態に差が発生し、磁気ヘッドギャッ
プ部とテープ記録媒体間に隙間が発生して、記録効率の
面でロス(一般にスペーシングロスと呼ばれている)が
生じる問題がある。
【0004】図7に、VTR用磁気ヘッドを符号Hで示
す。この磁気ヘッドのテープ摺動面は記録方向に半径R
の円弧状またはそれに近似した曲面が形成されており、
更に同様にヘッドの厚みの方向(厚みt)にも半径rの
円弧形状またはそれに近似した曲面が一般的に形成され
ている。
す。この磁気ヘッドのテープ摺動面は記録方向に半径R
の円弧状またはそれに近似した曲面が形成されており、
更に同様にヘッドの厚みの方向(厚みt)にも半径rの
円弧形状またはそれに近似した曲面が一般的に形成され
ている。
【0005】そこで、前記形態の磁気ヘッドHと、ステ
ィフネスの大小によるテープとの接触状態を、図8およ
び図9に示す。VTRやDAT等では、回転または固定
されている上ドラムD1と下ドラムD2の間に磁気ヘッド
Hを突出させ、ドラムに巻き付けたテープTと接触させ
ながら記録再生が行なわれる。
ィフネスの大小によるテープとの接触状態を、図8およ
び図9に示す。VTRやDAT等では、回転または固定
されている上ドラムD1と下ドラムD2の間に磁気ヘッド
Hを突出させ、ドラムに巻き付けたテープTと接触させ
ながら記録再生が行なわれる。
【0006】図8では、スティフネスの大きいテープの
接触状態を示しており、図9では、スティフネスの小さ
いテープの接触状態を示している。同一形状のドラムお
よび磁気ヘッドでは、スティフネスの小さいテープ(図
9)の場合、ヘッドエッジ部にテープが接触して中央部
が浮いてしまい、磁気記録再生をするヘッドギャップ部
とテープ間に隙間が発生している。これよりテープのス
ティフネスが小さくなる場合、ヘッド先端の半径rは更
に小さく形成しなければならない。前記磁気ヘッドHの
先端半径rの研磨加工には、一般に、図10または図1
1に示す研磨装置が用いられている。
接触状態を示しており、図9では、スティフネスの小さ
いテープの接触状態を示している。同一形状のドラムお
よび磁気ヘッドでは、スティフネスの小さいテープ(図
9)の場合、ヘッドエッジ部にテープが接触して中央部
が浮いてしまい、磁気記録再生をするヘッドギャップ部
とテープ間に隙間が発生している。これよりテープのス
ティフネスが小さくなる場合、ヘッド先端の半径rは更
に小さく形成しなければならない。前記磁気ヘッドHの
先端半径rの研磨加工には、一般に、図10または図1
1に示す研磨装置が用いられている。
【0007】図11に示した研磨装置は、一体で回転す
る上ドラムd1と下ドラムd2との間にヘッドHを突出す
るように固定し、研磨テープGをドラムに巻き付けて一
定のテンションをかけながら走行させることで、ドラム
表面から突出しているヘッドHへの研磨加工が行なわれ
るようになっている。
る上ドラムd1と下ドラムd2との間にヘッドHを突出す
るように固定し、研磨テープGをドラムに巻き付けて一
定のテンションをかけながら走行させることで、ドラム
表面から突出しているヘッドHへの研磨加工が行なわれ
るようになっている。
【0008】図12に示した研磨装置は、一定の隙間を
設けて上ドラムd1と下ドラムd2を固定し、ドラムの内
側に回転可能に配置した回転体Eに固定したヘッドHを
前記両ドラム間の隙間に挿入し、研磨テープGをドラム
表面に摺接させ、一定のテンションをかけながら、回転
体Eの回転軸と平行に走行させ、この研磨テープにヘッ
ドHを接触させた状態で回転体Eを回転させることで、
ヘッドHへの研磨加工が行なわれるようになっている。
この場合、研磨テープは、回転体の回転軸と平行に走行
させているが、傾けて走行させてもよい。
設けて上ドラムd1と下ドラムd2を固定し、ドラムの内
側に回転可能に配置した回転体Eに固定したヘッドHを
前記両ドラム間の隙間に挿入し、研磨テープGをドラム
表面に摺接させ、一定のテンションをかけながら、回転
体Eの回転軸と平行に走行させ、この研磨テープにヘッ
ドHを接触させた状態で回転体Eを回転させることで、
ヘッドHへの研磨加工が行なわれるようになっている。
この場合、研磨テープは、回転体の回転軸と平行に走行
させているが、傾けて走行させてもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した磁気ヘ
ッド研磨装置によるヘッド先端研磨プロセスを図12〜
図14に示す。先に述べたように、ヘッド先端のテープ
摺動面の半径rを小さくする必要があるが、前記研磨装
置では積極的に小さいrを形成するのが難しい。図12
に示すように、最初は研磨テープがヘッド先端のエッジ
部に当り、テープ接触圧力の高いエッジ部が研磨され、
図13に示すように、ヘッドは半径r1形状に研磨加工
されるが、一度r1形状に形成されてしまうと、今度は
テープ接触圧力がヘッド先端面に平均的に分布し、研磨
が進むと、先に形成された半径r1寸法は、図14に示
すように、r1寸法より小さいr2寸法となり、結果とし
てr2>r1となる。とくにヘッド先端が研磨されてドラ
ムからのヘッド突き出し量がl1>l2の如く減るにした
がい、テープ変形量も減少して、更に困難となる。
ッド研磨装置によるヘッド先端研磨プロセスを図12〜
図14に示す。先に述べたように、ヘッド先端のテープ
摺動面の半径rを小さくする必要があるが、前記研磨装
置では積極的に小さいrを形成するのが難しい。図12
に示すように、最初は研磨テープがヘッド先端のエッジ
部に当り、テープ接触圧力の高いエッジ部が研磨され、
図13に示すように、ヘッドは半径r1形状に研磨加工
されるが、一度r1形状に形成されてしまうと、今度は
テープ接触圧力がヘッド先端面に平均的に分布し、研磨
が進むと、先に形成された半径r1寸法は、図14に示
すように、r1寸法より小さいr2寸法となり、結果とし
てr2>r1となる。とくにヘッド先端が研磨されてドラ
ムからのヘッド突き出し量がl1>l2の如く減るにした
がい、テープ変形量も減少して、更に困難となる。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであって、主として薄型の磁気テープに対応
できる磁気ヘッドの研磨装置を提供することを目的とし
ている。
されたものであって、主として薄型の磁気テープに対応
できる磁気ヘッドの研磨装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定のギャッ
プを設けて同軸上に対向配置された同径の円筒面を有す
る少なくとも2つ以上のドラムと、前記ドラムに所定角
度で巻き付けて走行する研磨テープと、前記研磨テープ
に摺接される磁気ヘッドをその記録媒体摺接面が前記ド
ラムの外方に突出するように固定保持し、前記ドラム間
のギャップ内にあって周方向に回転可能な回転体とを備
え、前記研磨テープを走行させ、前記ドラムの外周面お
よび前記磁気ヘッドの記録媒体摺接面を摺動して前記磁
気ヘッドの摺接面を研磨する磁気ヘッドの研磨装置にお
いて、前記磁気ヘッドが前記研磨テープと接触する範囲
中、その起点から中間点までの範囲では前記ドラムの全
周または一部である円筒部分のギャップ側稜部から前記
磁気ヘッドまでの距離の差の絶対値が起点において最大
で、かつ中間点に近づくにしたがい連続的に減少し、中
間点ではゼロになるようにし、中間点より終点において
はゼロから連続的に増加して終点において最大になり、
かつ前記距離の差の数値は中間点を境に正負が逆転し、
中間点からの距離が同じ地点においては前記距離の差の
絶対値が等しくなるようにギャップ側稜部を形成したこ
とを特徴としている。
プを設けて同軸上に対向配置された同径の円筒面を有す
る少なくとも2つ以上のドラムと、前記ドラムに所定角
度で巻き付けて走行する研磨テープと、前記研磨テープ
に摺接される磁気ヘッドをその記録媒体摺接面が前記ド
ラムの外方に突出するように固定保持し、前記ドラム間
のギャップ内にあって周方向に回転可能な回転体とを備
え、前記研磨テープを走行させ、前記ドラムの外周面お
よび前記磁気ヘッドの記録媒体摺接面を摺動して前記磁
気ヘッドの摺接面を研磨する磁気ヘッドの研磨装置にお
いて、前記磁気ヘッドが前記研磨テープと接触する範囲
中、その起点から中間点までの範囲では前記ドラムの全
周または一部である円筒部分のギャップ側稜部から前記
磁気ヘッドまでの距離の差の絶対値が起点において最大
で、かつ中間点に近づくにしたがい連続的に減少し、中
間点ではゼロになるようにし、中間点より終点において
はゼロから連続的に増加して終点において最大になり、
かつ前記距離の差の数値は中間点を境に正負が逆転し、
中間点からの距離が同じ地点においては前記距離の差の
絶対値が等しくなるようにギャップ側稜部を形成したこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、前記回転体の回転中、対向
するドラムのギャップ側稜部から磁気ヘッドまでの距離
に差が生じ、それにより磁気ヘッドに対する研磨テープ
の変形状態が変化し、ヘッド表面における研磨テープの
接触圧力の高い場所がヘッド側面側に位置されるので、
小さなr形状の形成が可能となる。
するドラムのギャップ側稜部から磁気ヘッドまでの距離
に差が生じ、それにより磁気ヘッドに対する研磨テープ
の変形状態が変化し、ヘッド表面における研磨テープの
接触圧力の高い場所がヘッド側面側に位置されるので、
小さなr形状の形成が可能となる。
【0013】
【実施例】図1および図2に、本発明の一実施例を示
す。同図において、d1は上ドラム、d2は下ドラムであ
り、両ドラムは同径で所定のギャップを設けて同軸上に
対向配置されている。Gは研磨テープであり、前記ドラ
ムに所定の角度に巻き付けられ、一定のテンションをか
けて走行自在とされている。Eはドラムのギャップ内に
あって周方向に回転可能に配置された回転体であり、ド
ラム間のギャップから外方に突出し、研磨テープで研磨
加工される磁気ヘッドHが固定されている。
す。同図において、d1は上ドラム、d2は下ドラムであ
り、両ドラムは同径で所定のギャップを設けて同軸上に
対向配置されている。Gは研磨テープであり、前記ドラ
ムに所定の角度に巻き付けられ、一定のテンションをか
けて走行自在とされている。Eはドラムのギャップ内に
あって周方向に回転可能に配置された回転体であり、ド
ラム間のギャップから外方に突出し、研磨テープで研磨
加工される磁気ヘッドHが固定されている。
【0014】前記ドラムd1,d2と回転体Eとは、図2
に示すように、対向するドラムの対向面の中心の垂線X
に対し、前記回転体Eの回転軸線X’が傾斜する関係に
配置される。なお、Yはヘッド回転面である。
に示すように、対向するドラムの対向面の中心の垂線X
に対し、前記回転体Eの回転軸線X’が傾斜する関係に
配置される。なお、Yはヘッド回転面である。
【0015】上記構成によれば、前記回転体Eの回転
時、図1に示した上下ドラムのA,B,Cの各位置にお
いて、ドラム端面から磁気ヘッドHまでの距離は、図3
に示すように変化する。
時、図1に示した上下ドラムのA,B,Cの各位置にお
いて、ドラム端面から磁気ヘッドHまでの距離は、図3
に示すように変化する。
【0016】つまり、回転位置Aにおける上下ドラムd
1,d2のギャップ側稜部からヘッドHまでの距離L1,
L2はL1<L2、回転位置BにおいてはL3=L4、回転
位置CにおいてはL5>L6のように、その距離に差を生
じる。それがため、磁気ヘッドに対する研磨テープの変
形状態が変化し、ヘッド表面における研磨テープの接触
圧力の高い場所がヘッド側面側に位置されるので、小さ
なr形状の形成が可能となる。そしてテープ接触圧力の
高いところよりヘッドは研磨されていく。
1,d2のギャップ側稜部からヘッドHまでの距離L1,
L2はL1<L2、回転位置BにおいてはL3=L4、回転
位置CにおいてはL5>L6のように、その距離に差を生
じる。それがため、磁気ヘッドに対する研磨テープの変
形状態が変化し、ヘッド表面における研磨テープの接触
圧力の高い場所がヘッド側面側に位置されるので、小さ
なr形状の形成が可能となる。そしてテープ接触圧力の
高いところよりヘッドは研磨されていく。
【0017】即ち、前記ヘッドHが研磨テープGと接触
する範囲中、その起点から中間点での範囲では、ドラム
の全周または一部である円筒部分のギャップ側稜部から
ヘッドまでの距離の差の絶対値が起点において最大で
(図3(A)参照)、かつ中間点に近づくにしたがい連
続的に減少し、中間点(図3(B)参照)では差はゼロ
になるようにし、中間点より終点(図3(C))におい
ては、差はゼロから連続的に増加して終点において最大
になり、かつ前記距離の差の数値は中間点を境に正負が
逆転し、中間点からの距離が同じ地点においては、前記
距離の差の絶対値か等しくなるように対向ドラムのギャ
ップ側稜部が形成されている。
する範囲中、その起点から中間点での範囲では、ドラム
の全周または一部である円筒部分のギャップ側稜部から
ヘッドまでの距離の差の絶対値が起点において最大で
(図3(A)参照)、かつ中間点に近づくにしたがい連
続的に減少し、中間点(図3(B)参照)では差はゼロ
になるようにし、中間点より終点(図3(C))におい
ては、差はゼロから連続的に増加して終点において最大
になり、かつ前記距離の差の数値は中間点を境に正負が
逆転し、中間点からの距離が同じ地点においては、前記
距離の差の絶対値か等しくなるように対向ドラムのギャ
ップ側稜部が形成されている。
【0018】なお、所定のギャップを設けて同軸上に対
向配置される円筒形ドラムは、少なくとも研磨テープが
巻き付けられる部分のみを円筒部に形成したものであれ
ばよい。
向配置される円筒形ドラムは、少なくとも研磨テープが
巻き付けられる部分のみを円筒部に形成したものであれ
ばよい。
【0019】図5に、本発明の他の実施例を示す。本例
は、3つのドラムd1,d2,d3と2つの回転体Eを組
み合わせた例である。また、回転体Eは、円板状に限ら
ず、図6に示す直状アーム形あるいは図7に示す十字ア
ーム形などにしたものでもよい。
は、3つのドラムd1,d2,d3と2つの回転体Eを組
み合わせた例である。また、回転体Eは、円板状に限ら
ず、図6に示す直状アーム形あるいは図7に示す十字ア
ーム形などにしたものでもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ヘッドのテープ摺
接面のr寸法を簡単な手段により確実に小さく研磨加工
できる研磨装置が得られる。特に薄型テープに対応でき
る磁気ヘッドの研磨装置を安価に提供することができ
る。
接面のr寸法を簡単な手段により確実に小さく研磨加工
できる研磨装置が得られる。特に薄型テープに対応でき
る磁気ヘッドの研磨装置を安価に提供することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す磁気ヘッド研磨装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】ドラムと回転体の角度関係位置の一例を示す正
面図である。
面図である。
【図3】上下ドラムのギャップ側稜部と磁気ヘッドとの
距離の変化を示す説明図である。
距離の変化を示す説明図である。
【図4】ドラムと回転体との組み合わせによる他の例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図5】回転体の他の形態を示す斜視図である。
【図6】回転体の他の形態を示す斜視図である。
【図7】磁気ヘッドの斜視図である。
【図8】磁気ヘッドの摺接面を研磨する状態の説明図で
ある。
ある。
【図9】研磨加工が変化した状態の説明図である。
【図10】従来の磁気ヘッド研磨装置の斜視図である。
【図11】従来の別の気磁気ヘッド研磨装置の斜視図で
ある。
ある。
【図12】従来の研磨装置による磁気ヘッド研磨加工初
期状態の説明図である。
期状態の説明図である。
【図13】研磨加工の中間状態の説明図である。
【図14】研磨加工の最終状態の説明図である。
H 磁気ヘッド D1,D2 プレーヤ側のドラム T 磁気テープ d1,d2 研磨装置のドラム G 研磨テープ E 回転体
Claims (2)
- 【請求項1】 所定のギャップを設けて同軸上に対向配
置された同径の円筒面を有する少なくとも2つ以上のド
ラムと、前記ドラムに所定角度で巻き付けて走行する研
磨テープと、前記研磨テープに摺接される磁気ヘッドを
その記録媒体摺接面が前記ドラムの外方に突出するよう
に固定保持し、前記ドラム間のギャップ内にあって周方
向に回転可能な回転体とを備え、前記研磨テープを走行
させ、前記ドラムの外周面および前記磁気ヘッドの記録
媒体摺接面を摺動して前記磁気ヘッドの摺接面を研磨す
る磁気ヘッドの研磨装置において、前記磁気ヘッドが前
記研磨テープと接触する範囲中、その起点から中間点ま
での範囲では前記ドラムの全周または一部である円筒部
分のギャップ側稜部から前記磁気ヘッドまでの距離の差
の絶対値が起点において最大で、かつ中間点に近づくに
したがい連続的に減少し、中間点ではゼロになるように
し、中間点より終点においてはゼロから連続的に増加し
て終点において最大になり、かつ前記距離の差の数値は
中間点を境に正負が逆転し、中間点からの距離が同じ地
点においては前記距離の差の絶対値が等しくなるように
ギャップ側稜部を形成したことを特徴とする磁気ヘッド
の研磨装置。 - 【請求項2】 前記磁気ヘッドを固定した回転体の回転
中心軸と、前記ドラムの全部または一部の円筒面の中心
軸とが同一であることを特徴とする請求項1に記載の磁
気ヘッドの研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24556792A JPH0668413A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 磁気ヘッド研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24556792A JPH0668413A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 磁気ヘッド研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668413A true JPH0668413A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17135638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24556792A Pending JPH0668413A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 磁気ヘッド研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668413A (ja) |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP24556792A patent/JPH0668413A/ja active Pending
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