JPH066814B2 - 便器装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衛生設備器具である便器装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来、脱臭装置の構成は例えば、実開昭５７−１８４１
８５号公報のように送風，ファンモータ，風洞，脱臭吸
込口及び脱臭剤から成り、風量を検知又は表示装置は設
けられていない。

発明が解決しようとする問題点 従来の構成において、便器装置は衣類の綿ぼこりやトイ
レットペーパーの紙くず等に吸込により脱臭吸込口や脱
臭剤が目づまりし、風量が低下し脱臭性能が著しく低下
しても気が付かない場合が多かった。本来脱臭のメカニ
ズムは活性炭などに通過する空気中の臭気成分を物理的
又は化学的に吸着させるため吸着量すなわち使用時間に
限界はあったが、上記原因により脱臭剤本来の使用限界
時間より短時間で脱臭能力が低下したまま使用されると
いう問題点があった。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明は脱臭剤を通過する
風量を検出する風量検出手段と、この風量検出手段が一
定風量以下の風量を検出したとき表示する表示手段を設
けたものである。

作用 上記構成にすると使用者に目づまりによる風量が低下し
た脱臭能力低下を必じ知らせることが出来る。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付の図面にて説明すると、
第１図は便器装置の本発明に関係する部分の平面断面図
である。便器装置は脱臭装置の他に洗浄，乾燥，便座暖
房等の機能をもつ物もあり、本発明はそれらと組合せる
場合と脱臭装置単独でも成り立つものである。

第１図にて説明すると、便器１に載置された脱臭装置に
は脱臭吸込口２、風洞３、この風洞内には脱臭剤４、本
発明の風量検出用のダンパー５、ファン６、モータ７が
設けられている。なお、この脱臭装置は便座８に使用者
が着座したとき自動的に作動し、又離座した時あるいは
一定時間後に作動停止するようマイコンなどによりプロ
グラムされて実用的な配慮されていることはいうまでも
ない。

第２図は脱臭装置が正常に作動している状態を表すもの
で、風洞３、脱臭剤４、ダンパー５及び発信９、受信装
置１０などが設けられている。前記ダンパー５は風力に
より回動自在になるよう軸１１及び遮蔽板１２が一体に
構成され、軸１１は前記風洞３に軸支されている。なお
前記ダンパー５そのものが風路抵抗となることは好まし
くないので、遮蔽板１２とは重力バランスを考慮してダ
ンパー側が若干重くしてある。

第３図は脱臭装置が非作動若しくは目づまりなどにより
ダンパー５が下り、遮蔽板１２が発信９、受信装置１０
の信号を遮断する位置に回動した状態を表している。信
号が遮断されると異常検知としてマイコン処理し、第１
図に示す操作部近傍に設けられた表示手段１３に伝達さ
れる。表示手段１３の方法は、前記ファン６、モータ７
が作動しているのもかかわらずダンパー５の開度が設定
値以下となった時、異常として赤色ＬＥＤを点灯させ
る。又は脱臭装置の作動表示の青色ＬＥＤを消灯させ
る。あるいは警報を発するようにする。又は脱臭装置を
停止させる等の種々の方法も考えられる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば風量低下すなわち脱臭性
能低下が必ず使用者にわかり、脱臭吸込口や脱臭剤の目
づまりのまま使用されることがなくなる。すなわち掃除
やメンテナンスの時期を適切に知ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は便器に載置された本発明の一実施例である便器
装置の部分断面図、第２図，第３図は同要部斜視図であ
る。 ２……脱臭吸込口、３……風洞、４……脱臭剤、５……
ダンパー、６……ファン、７……モータ、８……便座、
９……発信装置、１０……受信装置、１１……ダンパー
軸、１２……遮蔽板、１３……表示手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】送風ファン，モータ，脱臭剤，風洞及び脱
   臭吸込口からなる脱臭装置と前記脱臭剤を通過する風量
   の検出手段とを備え、前記風量の検出手段が一定風量以
   下の風量を検出した時、表示する表示手段を設けてなる
   便器装置。
2. 【請求項２】風量の検出手段は風洞に軸支され風力によ
   り押し開けられるダンパーと、このダンパーの一部に設
   けた遮蔽板と、風量低下しダンパー開度が落ち、前記遮
   蔽板により遮蔽される位置に設けた発信及び受信装置と
   からなる特許請求の範囲第１項記載の便器装置。