JPH0668110B2 - 燃料ブリケット及びその製造方法 - Google Patents

燃料ブリケット及びその製造方法

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JPH0668110B2
JPH0668110B2 JP1322789A JP32278989A JPH0668110B2 JP H0668110 B2 JPH0668110 B2 JP H0668110B2 JP 1322789 A JP1322789 A JP 1322789A JP 32278989 A JP32278989 A JP 32278989A JP H0668110 B2 JPH0668110 B2 JP H0668110B2
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ゲルト―ヴィルヘルム、ラスク
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アプライド、インダストリアル、マティリアルズ、コーポレーション、エイ・アイ・エム・シー・オー・アール
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    • C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L5/00—Solid fuels
    • C10L5/02—Solid fuels such as briquettes consisting mainly of carbonaceous materials of mineral or non-mineral origin
    • C10L5/06—Methods of shaping, e.g. pelletizing or briquetting
    • C10L5/10—Methods of shaping, e.g. pelletizing or briquetting with the aid of binders, e.g. pretreated binders
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油コークス又は主として石油コークスと石
炭、なるべくコークス化していない石炭との混合物から
成る微粒化した炭素担体、及び結合剤を含んだ燃料ブリ
ケツトに関する。「燃料ブリケツト」という言葉は、家
庭用燃料、セントラルヒーテイングボイラ、火力発電所
等において熱発生のために使われるようなブリケツトを
表わしている。
従来の技術 微粒子炭素担体が石油コークス又は主として石油コーク
スである燃料ブリケツトは、燃焼の際に燃焼装置を損傷
するような過剰の熱を発生する。これら燃料ブリケツト
は、十分な強度を持たず、かつ取扱い及び燃焼の際に容
易にくずれる。このような燃料ブリケツトは、燃焼の際
に過剰の熱を発生し、かつ簡単な炉から加熱ボイラまで
の燃焼装置を破壊する。しばしば石油コークスはかなり
の量の、例えば0.8〜６％又はそれ以上の量の硫黄を含
んでいる。このことは結合剤に、特にピツチの場合にも
あてはまる。それ故に微粒子炭素担体として石油コーク
ス又は主として石油コークスを含んだ燃料ブリケツト
は、大量の硫黄酸化物を発生し、かつ別の理由により同
様に窒素酸化物を発生する。このことは前記組成のブリ
ケツト（米国特許第2036642号明細書）にもあてはま
り、これらブリケツトは、強度を増すために結合剤とし
てほぼ２重量％の量の水酸化カルシウムも含んだ特殊結
合剤混合物を用いて作られたものである。この場合初期
混合物は、成形されない状態においてほぼ250℃で熱処
理され、かつ冷却後に成形され最終的な燃料ブリケツト
になる。
実際に炭素担体として灰分を多量に含んだ微粒子石炭を
含んだ燃料ブリケツトが経験上周知であり、これら燃料
ブリケツトには、化学量論上の観点から脱硫剤として微
粒子炭酸カルシウムが加えられている。このような燃料
ブリケツトによつて生じる燃焼温度に関しては問題はな
く、このような温度は石炭の灰分含有量によつて決ま
る。必要な脱酸は不十分であり、かつ当該の燃料ブリケ
ツトは、実際にはほとんど使われていないことがわかつ
た。
発明の目的 本発明の目的は、燃焼装置に何の問題も生じずに管理さ
れた状態で燃焼する、石油コークス又は主として石油コ
ークスを含んだ燃料ブリケツトを提供することにある。
発明の構成 そのため本発明は、石油コークス又は主として石油コー
クスと石炭（なるべくコークス化していない石炭）との
混合物から成る微粒化した炭素担体、結合剤、及び炭酸
カルシウム及び／又はドロマイトの形で混入された微粒
化した燃焼抑制剤を有し、この燃焼抑制剤は、初期の燃
料ブリケツト混合物に２重量％以上の量にして加えられ
ており、揮発性の成分は燃料ブリケツトから除去されて
いることを特徴とする燃料ブリケツトに関する。
揮発性成分という言葉は、水蒸気及び炭化水素を表わし
ている。テストの結果、揮発性成分は極めて低い温度で
も放出されることがわかつた。揮発性成分は初期混合
物、例えば結合剤から生じる。それにもかかわらず揮発
成分が存在しない場合でも、熱処理は行われる。100℃
よりいくらか高い温度でも十分な熱処理が行われる。熱
処理の温度は500℃を越えないようにする。本発明によ
る燃料ブリケツトにおいて、炭酸カルシウム及び／又は
ドロマイトは新しい機能、すなわち燃焼抑制剤の機能を
果たす。炭酸カルシウム及び／又はドロマイトの添加
は、そのために十分な量及びそのために十分な微細度に
して初期混合物に混入されている。熱処理の間に燃料ブ
リケツトは硬化する。これら燃料ブリケツトは取扱いの
際にくずれない。さらにこれら燃料ブリケツトの形は、
燃焼の間、燃焼し終つた場合でさえ十分に維持される。
従つて本発明による燃料ブリケツトの燃焼の際、個々の
ブリケツトのまわりに常に適当な厚さのカルシウムを含
んだ灰分の層が生じ、燃焼していない心いわば閉じたシ
エルのように囲み、炭素担体の燃焼のために必要な酸素
に対して拡散障壁を形成し、かつ障害となる程度に温度
が生じない程度の量だけ酸素を通過させる。混入される
燃焼抑制剤の量はこのようにして調節される。燃焼の際
に燃焼していない心の直径が減少すると、灰分の層はさ
らに厚くなりかつシエルとしてさらに安定になるので、
本発明による燃料ブリケツトの全燃焼の間に、障害とな
る程高い温度が生じることはない。他方において温度は
脱硫のために十分であり、亜硫酸カルシウム又は硫酸カ
ルシウム、又は亜硫酸マグネシウム又は硫酸マグネシウ
ムが生じ、かつ灰分内に侵入する。それ故に本発明によ
れば、硫黄成分を大量に含んだ石油コークスを使用する
こともできる。脱硫の程度は80％及びそれ以上に達す
る。
実施例 本発明の範囲内には変形の多くの可能性がある。石油の
蒸留の際には大量の石油コークスとピツチが生じるので
特に経済的に重要な本発明の有利な実施例は次のような
特徴を有する。すなわち炭素担体が石油コークスから成
り、かつ燃焼抑制剤が初期混合物に３重量％以上の量に
して加えられている。結合剤がれき青質ブリケツテイン
グ結合剤、例えばピツチであり、この結合剤が初期混合
物に５〜10重量％の量にして、有利にほぼ８重量％の量
にして加えられている、本発明による燃料ブリケツトは
満足すべきものとわかつた。結合剤が亜硫酸廃液であ
り、この亜硫酸廃液が、初期混合物に５〜10重量％の量
にして、有利にほぼ６重量％の量にして加えられている
燃料ブリケツトも満足すべきものである。本発明によれ
ば、その他の結合剤も使用できる。燃焼抑制剤はもつぱ
ら炭酸カルシウムとすると有利である。本発明による燃
料ブリケツト内の炭素担体の粒子寸法は過大にならない
ようにし、通常は3mm以下である。それより大きな粒子
寸法の成分がいくらかあつても、不利な作用は生じな
い。燃焼抑制剤の粒子寸法は、前記の効果を生じるよう
に調節する。それ故に1mm以下の粒子寸法を適用すると
有利である。
本発明による燃料ブリケツトは、通常のブリケツテイン
グ技術を用いて種々の方法で製造できる。特にブリケツ
テイングプレスが適用できる。本発明の対象は、前記組
成の燃料ブリケツトの製造方法でもあり、ここでは微粒
子炭素担体、結合剤及び微粒子燃焼抑制剤を混合し、か
つ混合物から予備成形品を成形し、かつ燃焼抑制剤の反
応温度以下の温度で熱処理して、予備成形品を硬化し、
かつ存在するいずれかの揮発成分を十分完全に除去す
る。炭化水素は300℃でも遊離する。予備成形品が水を
含む場合、水蒸気も100℃以上の温度で遊離する。本発
明の有利な実施例は次のような特徴を有する。すなわち
熱処理は、予備成形品用浸漬ベツドを有する回転円筒炉
内で行われ、このようなベツドは微粒子石油コークスか
ら成る（ドイツ連邦共和国特許第3727464.3-24号明細書
参照）。前記の硬化は、浸漬ベツドにおいて極めて無害
な作用により行われる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】石油コークス又は主として石油コークスと
    石炭との混合物からなる微粒化した炭素担体、結合剤、
    及び炭酸カルシウム及び／又はドロマイトの形で燃料ブ
    リケット製品当り２重量％以上添加された微粒化した燃
    焼抑制剤を含有する一般の燃焼装置に於いて低温燃焼可
    能な燃料ブリケット。
  2. 【請求項２】微粒化した炭素担体、結合剤、及び微粒化
    した燃焼抑制剤を含有する初期燃料ブリケット混合物を
    予備形成し、燃焼抑制剤の反応温度以下の温度で熱処理
    して硬化させ揮発成分を除去することを特徴とする請求
    項１記載の燃料ブリケットの製造方法。
  3. 【請求項３】炭素担体が石油コークスからなり、且つ燃
    焼抑制剤が燃料ブリケット製品当り３重量％以上添加さ
    れた請求項１記載の燃料ブリケット。
  4. 【請求項４】結合剤が青質ブリケッティング結合剤、例
    えばピッチであり、初期混合物当り５〜10重量％を含有
    する請求項１または３記載の燃料ブリケット。
  5. 【請求項５】結合剤が亜硫酸廃液であり、初期混合物当
    り５〜10重量％を含有する請求項１または３記載の燃料
    ブリケット。
  6. 【請求項６】燃焼抑制剤が炭酸カルシウムである請求項
    1,3〜５のいずれかに記載の燃料ブリケット。
  7. 【請求項７】微粒子炭素担体の寸法が3mm以下である請
    求項1,3〜６のいずれかに記載の燃料ブリケット。
  8. 【請求項８】微粒子炭素担体の寸法が1mm以下である請
    求項1,3〜６のいずれかに記載の燃料ブリケット。
  9. 【請求項９】熱処理が500℃以下である請求項２記載の
    燃料ブリケットの製造方法。
  10. 【請求項１０】熱処理が微粒子石油コークスからなる予
    備成形用ベッドを有する回転円筒炉内で行われる請求項
    ２または９記載の燃料ブリケットの製造方法。
JP1322789A 1988-12-23 1989-12-14 燃料ブリケット及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0668110B2 (ja)

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