JPH0667777U - 自動ドア - Google Patents
自動ドアInfo
- Publication number
- JPH0667777U JPH0667777U JP9078292U JP9078292U JPH0667777U JP H0667777 U JPH0667777 U JP H0667777U JP 9078292 U JP9078292 U JP 9078292U JP 9078292 U JP9078292 U JP 9078292U JP H0667777 U JPH0667777 U JP H0667777U
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- JP
- Japan
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- door
- sensor
- door body
- obstacle
- automatic door
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1つのセンサで入口側と出口側はもとよりド
ア近傍の障害物も検知できるようにする。 【構成】 ドア本体21の少なくとも下端は石材や誘電
率の低い硬質合成樹脂で作られた下部補強フレーム24
で補強され、ドア通路の床面下に静電容量式センサ25
がその入口側から出口側に延在するように設ける。ドア
本体21の下端を誘電率の低い材料製の下部補強フレー
ム24で補強することにより、閉じたドア本体21が静
電容量式センサ25の真上に位置してもセンサの静電容
量が変化することはない。
ア近傍の障害物も検知できるようにする。 【構成】 ドア本体21の少なくとも下端は石材や誘電
率の低い硬質合成樹脂で作られた下部補強フレーム24
で補強され、ドア通路の床面下に静電容量式センサ25
がその入口側から出口側に延在するように設ける。ドア
本体21の下端を誘電率の低い材料製の下部補強フレー
ム24で補強することにより、閉じたドア本体21が静
電容量式センサ25の真上に位置してもセンサの静電容
量が変化することはない。
Description
【0001】
この考案は人や物体を検知することにより自動的に開閉する自動ドアに関し、 特に詳しく言うと、1つのセンサで人や物体の侵入や退出を検知するとともに、 開放された自動ドアが閉まる時にその開閉路中に障害物がないかも検知できるよ うにした自動ドアに関する。
【0002】
自動ドアは、ドア近傍に人が立つことにより床に設置されたセンサの静電容量 が変化して重量変化を検知してドアを開けたり、ドアの上部に設置されたセンサ が人の移動によって生じる近、遠赤外線の光量の変化を検知してドアを開けたり 、ドア近傍に設置された光センサの光路を人が遮断することによりドアを開ける ようになっている。そして、通行人がドアを確実に通過したことを検知してから 、すなわち人や物等の障害物が通過したことを確認した後閉じるようになってい る。自動ドアの開閉路上の障害物の有無は上述したセンサにより検知可能である が、そのことは自動ドア自身も障害物としてみなすため、自動ドアは開いた状態 を維持し続けることになってしまう。そこで、センサは自動ドアの至近エリアは 検知しないようにその検知エリアを設定しなければならない。そのため自動ドア の開閉する線上は不検知ゾーンとなるため、これらセンサとは別に赤外線や超音 波を用いて障害物の有無を検知する障害物検知装置が設けられている。
【0003】 このような従来の自動ドアの一例を静電容量式のセンサを使用した場合を例に とって示す図3により詳細に説明すると、強化ガラス等で構成されたドア本体1 の上下端には補強用の金属フレーム2,3が取付けられている。上部の金属フレ ーム2の上端縁部は、鴨居4の下端面に取付けられた無目5内に摺動可能に懸下 されている。下部の金属フレーム3には、ドア本体1の振れ防止のための金属製 あるいは合成樹脂製のピン6が下端から突出するように取付けられている。この ピン6が当接する床仕上げ材7には、ピン6の下端が挿入されるガイド溝8がド ア本体1の開閉方向に延設されている。ドア本体1の入口側および出口側には、 それぞれ床仕上げ材7の下面にその上面が当接し、それ以外の部分はモルタル層 9に埋設するようにして静電容量式センサ11,12が設けられている。これら 静電容量式センサ11,12は床仕上げ材7の下面にその上面から微弱電波を常 時発信する検知板を埋設し、この検知板上を障害物が通過するとその静電容量が 変わり、発信電圧も変化するのを利用し、この発信電圧の変化により障害物の有 無を検知するものである。したがって、ドア本体1の開閉路の直下にこの静電容 量式センサ11あるいは12が位置していると、ドア本体1が閉じて下部の金属 フレーム3やピン6が位置した場合、これら金属フレーム3やピン6によって静 電容量式センサ11あるいは12の静電容量が変化し、障害物があると判定して しまう。そこで、これら2つのセンサ11,12はドア本体1が閉じた時に下部 の金属フレーム3を感知しないようにガイド溝8から離れた位置に設けられる。 したがって、2つのセンサ11,12では障害物を検知できないデッドスペース がドアの開閉路上に発生することになるので、このデッドスペースは無目5に設 けられた超音波センサで構成された障害物検知装置13で障害物を検知するよう にしている。この構成により、入口側あるいは出口側から進んできた障害物はま ず静電容量式センサ11あるいは12により検知され、これらセンサ11あるい は12からの信号により図示しない開閉制御回路はドア本体1を所定時間開かせ る。開閉制御回路は所定時間経過後、センサ11,12あるいは障害物検知装置 13が障害物を依然として検知している時はドア本体1の開放を所定時間保持し 、障害物が検知されなくなったことを確認した時のみ、ドア本体1を閉じる。ま た、センサ11と12間のデッドスペースに障害物が止まっても障害物検知装置 13で検知できるので、閉じてきたドア本体1に挾まれることはない。
【0004】 障害物検知装置13は超音波センサの外に、自動ドアの左右に位置する柱であ る一対の方立の一方に、水平に赤外線を投光するように赤外線投光部を設け、こ の投光部からの赤外線を受光する受光部を他方の方立に設けた赤外線による障害 物検知装置も実施されている。
【0005】
このように、従来の自動ドアにおいては入口側と出口側に設けた2つのセンサ とドアの開閉路上の障害物を検知する障害物検知装置とを必要としているばかり でなく、超音波センサで障害物検知装置を構成した場合は、無目下に送信部と受 信部とがユニット化されたものを取付けるだけで、広い検知エリアをもたせるこ とができ、1台の送受信部で自動ドアの近傍の障害物の有無を確実に検知できる が、通常自動ドアには自動であることを表わすステッカや、ビル名や会社名等の ネームプレートが貼着されており、これらステッカやネームプレートの僅かな突 出物でも超音波は反射してしまい、閉まりかけた自動ドアのステッカ等が検知エ リアに位置すると、ステッカ等の突出部で反射した超音波を受信することにより 、障害物検知装置は障害物があると判定して開いてしまう可能性がある。一方、 赤外線センサで障害物検知装置を構成した場合は検知エリアが一直線状であるた め、大人や子供あるいは犬猫等の小動物や低い障害物も確実に検出するためには 、方立に異なった高さに複数個の投光部と受光部とを設けなければならない。更 に、自動ドアの前後面近傍の障害物を検知するためにはドアを挾んで両側にこれ ら投光部と受光部を設けなければならず、複数組の赤外線検知装置を必要とする ため高価になってしまう。また、左右の方立にこれら投光部と受光部設置用の取 付孔を設ける必要があり、施工がやっかいであるという欠点も有している。
【0006】 そこで、この考案の目的は1つのセンサで入口側と出口側はもとよりドアの開 閉路上の障害物も検知することができる自動ドアを提供することである。
【0007】
この考案は、強化ガラス等非誘電体材料で構成されたドア本体を有する自動ド アにおいて、ドア本体の少なくとも下端は誘電率の低い材料で作られた下部フレ ームで補強され、ドア通路の床面下には静電容量式センサがその入口側から出口 側に延在するように設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】 ドア本体の下端を誘電率の低い材料製のフレームで補強することにより、閉じ たドア本体が静電容量式センサの真上に位置してもセンサの静電容量が変化する ことはない。したがって、1つの静電容量式センサをドア通路の入口側から出口 側に渡って延在するように敷設することが可能になり、1つのセンサでドア通路 の入口側と出口側はもとよりドア本体の開閉通路上の障害物も確実に検知でき、 センサの設置個数の減少により、施工期間が短くなるばかりでなく、安価に提供 することができる。
【0009】
以下、図1および図2に示す引き分け戸を例に取ってこの考案の一実施例につ いて説明する。強化ガラス等非誘電体材料で構成された2つのドア本体21の各 上端縁は従来の自動ドアと同様に、金属製の上部補強フレーム22でそれぞれ補 強され、その上端縁部は、無目23内に摺動可能に懸下されている。ドア本体2 1の各下端縁は、例えば薄板状の石材あるいはアクリル樹脂のような誘電率の低 い合成樹脂を強化して金属材と同等の強度を持たせた強化合成樹脂で作られた下 部補強フレーム24でそれぞれ補強されている。このような強化合成樹脂として は、例えばアメリカ合衆国のイー アイ デュポン デ ニモアス アンド C Oより商品名「デュポンコーリアン」として市販されている樹脂がある。2つの ドア本体21が開くことにより形成されるドア通路の床下には、上述の従来例と 同様な構成の静電容量式センサ25がドア通路の入口側から出口側に渡って延在 するように敷設されている。
【0010】 ドア通路の幅を規定する両側の方立26の各下部には、ドア本体21の移動時 やドア本体21が閉じた時に風等で揺れないようにするための揺れ防止装置27 が取付けられている。この揺れ防止装置27は、図2に詳細に示すように、略直 角に折り曲げられ、その垂直面が方立26に固定され、水平面は床上に固定され かつ下部補強フレーム24から突出するに十分な長さを有する金属製のアングル 材28と、このアングル材28の水平面上に載置された金属製のスライド板29 と、その周面が下部補強フレーム24に当接するようにこのスライド板29に支 持されたゴムあるいは合成樹脂製のローラー31とを有している。アングル材2 8の水平面の先端部の略中央には立上り部32が一体的に形成され、この立上り 部32にはローラー位置を調整するための調整ビス33が螺入されている。調整 ビス33の先端部は、ローラー31を回転可能に支持する支持軸34に固定され ている。支持軸34はスライド板29に固定されており、スライド板29はその 移動方向両側に移動方向に延在する長孔35に挿入された固定ビス36によりア ングル材28の水平面上に摺動可能に取付けられており、調整ビス33の回転に よりスライド板29は移動して、ローラー31の位置が調整できるようになって いる。スライド板29の略中央部はスライド板29が移動した時、立上り部32 によりその移動が規制されないように切欠き部37が形成されている。アングル 材28の垂直面はこの面で下部補強フレーム24を傷付けないように移動させる ためカバー38が取付けられている。また、下部補強フレーム24の下端から突 出するアングル材28の水平面やスライド板29そしてローラー31等も下部補 強フレーム24側を除いてカバー39により覆われている。
【0011】 このようにドア本体21の下端部は、誘電率の低い材料で作られた下部補強フ レーム24で補強されているので、ドア本体21が閉じて静電容量式センサ25 上に位置しても静電容量が変化することはなく、閉じたドア本体21によって静 電容量式センサ25が障害物がその上にあると判断することはない。また、ドア 本体21の揺れ防止装置27も方立26に取付けられたカバー38とローラー3 1との間でドア本体21を挾持するものであり、静電容量式センサ25上には揺 れ防止用の金属材料は全く位置しない。したがって、従来は入口側センサと出口 側センサそしてドア通路用の静止検知センサと3つのセンサを必要としていたも のが1つの静電容量式センサ25でドア通路の入口側と出口側はもとより、ドア 本体21の開閉路の障害物も検知することができ、センサの削減と施工期間の短 縮を図ることができ、安価に提供することができる。
【0012】 上述実施例ではドア本体21の下端部のみに誘電率の低い材料で作られた下部 補強フレーム24を設けているが、上部補強フレーム22も同様な材料で作られ たフレームにしてもよく、ドア本体21の全周縁部に取付けて框型ドアにしても よい。また、引き分け戸を例に取って説明したが、引き違い戸や引き込み戸ある いはスイングドア等の自動ドアにも適用できることは勿論である。
【0013】
以上のようにこの考案の自動ドアは、ドア本体の少なくとも下端は誘電率の低 い材料で構成された下部フレームで補強され、ドア通路の床面下に静電容量式セ ンサがその入口側から出口側に延在するように設けたものであり、ドア本体の下 端を誘電率の低い材料製のフレームで補強することにより、閉じたドア本体が静 電容量式センサの真上に位置してもセンサの静電容量が変化することはない。こ れにより、1つの静電容量式センサをドア通路の入口側から出口側に渡って延在 するように敷設することができ、1つのセンサでドア通路の入口側と出口側はも とよりドア本体の開閉通路上の障害物も確実に検知でき、センサの設置個数の減 少により、施工期間が短くなるばかりでなく、安価に提供することができる。
【図1】この考案の自動ドアの一実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】この実施例における揺れ防止機構のみを一部切
り欠いて示す斜視図である。
り欠いて示す斜視図である。
【図3】従来の自動ドアの一例を概略的に示す縦断側面
図である。
図である。
21 ドア本体 22 上部補強フレーム 23 無目 24 下部補強フレーム 25 静電容量式センサ
フロントページの続き (72)考案者 中澤 清 東京都西多摩郡桧原村小沢4034 東京強化 硝子工業株式会社桧原工場内 (72)考案者 神尾 清 東京都町田市旭町1丁目23番19号 株式会 社本田電子技研内
Claims (1)
- 【請求項1】 強化ガラス等非誘電体材料で構成された
ドア本体を有する自動ドアにおいて、前記ドア本体の少
なくとも下端は誘電率の低い材料で作られた下部フレー
ムで補強され、ドア通路の床面下には静電容量式センサ
がその入口側から出口側に延在するように設けられてい
ることを特徴とする自動ドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078292U JPH0667777U (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 自動ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078292U JPH0667777U (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 自動ドア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667777U true JPH0667777U (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=14008176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9078292U Withdrawn JPH0667777U (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 自動ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667777U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015016154A1 (ja) | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 九州ナノテック光学株式会社 | 開閉具 |
KR102299322B1 (ko) * | 2020-10-07 | 2021-09-08 | 주식회사 명보에스티 | 셔터장치 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP9078292U patent/JPH0667777U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015016154A1 (ja) | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 九州ナノテック光学株式会社 | 開閉具 |
KR102299322B1 (ko) * | 2020-10-07 | 2021-09-08 | 주식회사 명보에스티 | 셔터장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |