JPH066773Y2 - 曇り防止鏡の構造 - Google Patents
曇り防止鏡の構造Info
- Publication number
- JPH066773Y2 JPH066773Y2 JP1986197727U JP19772786U JPH066773Y2 JP H066773 Y2 JPH066773 Y2 JP H066773Y2 JP 1986197727 U JP1986197727 U JP 1986197727U JP 19772786 U JP19772786 U JP 19772786U JP H066773 Y2 JPH066773 Y2 JP H066773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- heater
- insulating material
- heat insulating
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
- Surface Heating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、鏡に曇り防止のためにヒータを取り付けたも
のにおいて効率的に曇り止めができるようにするための
技術に関する。
のにおいて効率的に曇り止めができるようにするための
技術に関する。
[背景技術] 従来から、鏡の背面中央にヒータを配設して鏡の曇り止
めをするようにしたものが知られている。ところがこの
従来例にあっては、ヒータによる加熱が中央部分を部分
的に行うため周囲部分が曇ってしまい見苦しいだけでな
く使い勝手が悪かった。もちろん鏡の中央部にヒータを
配設した場合、鏡の背面中央から周囲に向かって伝熱し
て熱が伝わって鏡を加熱しようとするが、この熱は鏡の
背面から背方に放熱してしまい結局鏡の周囲は曇ってし
まっていたのである。そこで鏡の背面の全面にヒータを
配設することも考えられるが、これだとヒータ面積が広
くなってコストが高くなり、また周囲も加熱するので、
中央部が過加熱となる恐れがあり、鏡の割れ等の原因と
なるおそれがあった。
めをするようにしたものが知られている。ところがこの
従来例にあっては、ヒータによる加熱が中央部分を部分
的に行うため周囲部分が曇ってしまい見苦しいだけでな
く使い勝手が悪かった。もちろん鏡の中央部にヒータを
配設した場合、鏡の背面中央から周囲に向かって伝熱し
て熱が伝わって鏡を加熱しようとするが、この熱は鏡の
背面から背方に放熱してしまい結局鏡の周囲は曇ってし
まっていたのである。そこで鏡の背面の全面にヒータを
配設することも考えられるが、これだとヒータ面積が広
くなってコストが高くなり、また周囲も加熱するので、
中央部が過加熱となる恐れがあり、鏡の割れ等の原因と
なるおそれがあった。
[考案の目的] 本考案は、上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは、鏡を効率的に加熱
して鏡の中央部分はもとより周囲も曇り防止ができる曇
り防止鏡の構造を提供するにある。
であって、その目的とするところは、鏡を効率的に加熱
して鏡の中央部分はもとより周囲も曇り防止ができる曇
り防止鏡の構造を提供するにある。
[考案の開示] 本考案の曇り防止鏡の構造は、鏡1の背面部中央に鏡1
の面積よりも小さい面積の小型のヒータ2を配設し、中
央部に開口部15を有する断熱材3を鏡1の背面に積層
してヒータ2を断熱材3の開口部15内に入れて成るも
のであって、鏡1の面積よりも小さい面積の小型のヒー
タ2を用いながら鏡1に歪みや割れ等の悪影響が生じる
ことなく鏡1の全面にわたって効率良く曇り止めを行な
うことができるようになったものである。
の面積よりも小さい面積の小型のヒータ2を配設し、中
央部に開口部15を有する断熱材3を鏡1の背面に積層
してヒータ2を断熱材3の開口部15内に入れて成るも
のであって、鏡1の面積よりも小さい面積の小型のヒー
タ2を用いながら鏡1に歪みや割れ等の悪影響が生じる
ことなく鏡1の全面にわたって効率良く曇り止めを行な
うことができるようになったものである。
以下本考案を添付図面に示す実施例により詳述する。
添付図面に示す実施例では、鏡1を収納棚4の収納部6
の開口部に開閉自在に設けた扉として用いた例が示して
ある。収納棚4は例えば合成樹脂の一体成形等により形
成してあって、浴室の壁に取り付けられるものであり、
最下部に前面側が開口した下棚部5が設けてあり、下棚
部5の上部に前方開口の収納部6が設けてあり、この収
納部6の前開口部にヒンジ7により鏡1よりなる扉が開
閉自在に取り付けてある。更に収納部6の上部にスイッ
チパネル8が配設してあり、スイッチパネル8の上部に
前面が照明カバー9で遮蔽された手元照明具内装部10
が設けてあって内部に手元照明具11が内装してあり、
更に手元照明具内装部10の上部に上部収納棚部12が
設けてあり、上部収納棚部12の前開口部にアクリル製
等の扉体13が開閉自在に取り付けてあり、更に上部収
納棚部12の上部に主照明具14が設けてある。鏡1の
背面部にはヒータ2と断熱材3とを配設してある。ここ
で第1図、第4図の実施例では鏡1の背面部中央にヒー
タ2を配設し、中央部に開口部15を有する断熱材3を
鏡1の背面に積層してヒータ2を断熱材3の開口部15
内に入れてあり、また断熱材3の背面に化粧シート16
を貼ってあって化粧シート16により開口部15の背面
を閉塞してある。ヒータ2にはスイッチパネル8側に電
線17が導出してある。すなわちヒータ2に接続した電
線17は断熱材3に設けた電線導出用開口18から化粧
シート16の電線導出口19を経てスイッチパネル8側
に導出してある。また第7図の実施例では鏡1の背面中
央にヒータ2を配設し、鏡1の背面中央に設けたヒータ
2部分を含めて鏡1の裏面の略全面に断熱材3を積層し
てある。しかして、ヒータ2に通電して鏡1の背面側か
ら加熱することで鏡1が曇るのを防止するのである。こ
の場合、断熱材3が設けてあるので、ヒータ2から鏡1
の背面側を加熱する際の熱が逃げるのを防止されるもの
であって、効率よく鏡1が加熱されるものである。ここ
で、第1図に示すように鏡1の背面部中央にヒータ2を
配設し、中央部に開口部15を有する断熱材3を鏡1の
背面に積層してヒータ2を断熱材3の開口部15内に入
れたものにおいてはヒータ2の背部からは後側に放熱さ
れるが、ヒータ2により鏡1の背面中央から周囲に向か
って伝熱により熱が伝わって鏡の周囲を加熱するもので
あって、この場合、鏡1の背面の周囲には断熱材3があ
るので鏡1の周囲の背面からの放熱がなく、鏡1の周囲
が曇るのを防止できるものであり、また鏡1の中央部に
おいてはヒータ2で直接加熱されるので、ヒータ2の背
面側に断熱材3がなくてヒータ2の背面から放熱しても
鏡1の中央部は十分加熱されて曇り止めがなされ、この
結果鏡1は全体として曇り止めがなされることとなるも
のである。また実施例においてはヒータ2によって直接
加熱する部分における加熱を放熱により押さえ、直接加
熱しなくて伝熱により加熱する部分での背方からの放熱
を防止しているので、中央部の直接加熱部分と周囲の部
分との加熱温度の分布を略均一に設定することも可能と
なり、鏡1に加熱の不均一による歪みが生じないように
できることとなる。
の開口部に開閉自在に設けた扉として用いた例が示して
ある。収納棚4は例えば合成樹脂の一体成形等により形
成してあって、浴室の壁に取り付けられるものであり、
最下部に前面側が開口した下棚部5が設けてあり、下棚
部5の上部に前方開口の収納部6が設けてあり、この収
納部6の前開口部にヒンジ7により鏡1よりなる扉が開
閉自在に取り付けてある。更に収納部6の上部にスイッ
チパネル8が配設してあり、スイッチパネル8の上部に
前面が照明カバー9で遮蔽された手元照明具内装部10
が設けてあって内部に手元照明具11が内装してあり、
更に手元照明具内装部10の上部に上部収納棚部12が
設けてあり、上部収納棚部12の前開口部にアクリル製
等の扉体13が開閉自在に取り付けてあり、更に上部収
納棚部12の上部に主照明具14が設けてある。鏡1の
背面部にはヒータ2と断熱材3とを配設してある。ここ
で第1図、第4図の実施例では鏡1の背面部中央にヒー
タ2を配設し、中央部に開口部15を有する断熱材3を
鏡1の背面に積層してヒータ2を断熱材3の開口部15
内に入れてあり、また断熱材3の背面に化粧シート16
を貼ってあって化粧シート16により開口部15の背面
を閉塞してある。ヒータ2にはスイッチパネル8側に電
線17が導出してある。すなわちヒータ2に接続した電
線17は断熱材3に設けた電線導出用開口18から化粧
シート16の電線導出口19を経てスイッチパネル8側
に導出してある。また第7図の実施例では鏡1の背面中
央にヒータ2を配設し、鏡1の背面中央に設けたヒータ
2部分を含めて鏡1の裏面の略全面に断熱材3を積層し
てある。しかして、ヒータ2に通電して鏡1の背面側か
ら加熱することで鏡1が曇るのを防止するのである。こ
の場合、断熱材3が設けてあるので、ヒータ2から鏡1
の背面側を加熱する際の熱が逃げるのを防止されるもの
であって、効率よく鏡1が加熱されるものである。ここ
で、第1図に示すように鏡1の背面部中央にヒータ2を
配設し、中央部に開口部15を有する断熱材3を鏡1の
背面に積層してヒータ2を断熱材3の開口部15内に入
れたものにおいてはヒータ2の背部からは後側に放熱さ
れるが、ヒータ2により鏡1の背面中央から周囲に向か
って伝熱により熱が伝わって鏡の周囲を加熱するもので
あって、この場合、鏡1の背面の周囲には断熱材3があ
るので鏡1の周囲の背面からの放熱がなく、鏡1の周囲
が曇るのを防止できるものであり、また鏡1の中央部に
おいてはヒータ2で直接加熱されるので、ヒータ2の背
面側に断熱材3がなくてヒータ2の背面から放熱しても
鏡1の中央部は十分加熱されて曇り止めがなされ、この
結果鏡1は全体として曇り止めがなされることとなるも
のである。また実施例においてはヒータ2によって直接
加熱する部分における加熱を放熱により押さえ、直接加
熱しなくて伝熱により加熱する部分での背方からの放熱
を防止しているので、中央部の直接加熱部分と周囲の部
分との加熱温度の分布を略均一に設定することも可能と
なり、鏡1に加熱の不均一による歪みが生じないように
できることとなる。
なお、第6図において20は合成樹脂製の収納棚4にヒ
ンジ7、スイッチパネル8、照明カバー9、手元照明具
11、主照明具14等を取り付けるために設けられて補
強部材であって収納棚4に固着してある。
ンジ7、スイッチパネル8、照明カバー9、手元照明具
11、主照明具14等を取り付けるために設けられて補
強部材であって収納棚4に固着してある。
上記実施例にあっては、浴室等の壁に取り付ける収納棚
4の扉として鏡1を設けた例を示したが、必ずしもこの
実施例にのみ限定されず、他のキャビネットに取り付け
る鏡1であってもよく、また鏡1単体であってもよいも
のである。
4の扉として鏡1を設けた例を示したが、必ずしもこの
実施例にのみ限定されず、他のキャビネットに取り付け
る鏡1であってもよく、また鏡1単体であってもよいも
のである。
[考案の効果] 本考案は叙述のように、鏡の背面部中央に鏡の面積より
も小さい面積の小型のヒータを配設し、中央部に開口部
を有する断熱材を鏡の背面に積層してヒータを断熱材の
開口部内に配置してあるので、ヒータによって直接加熱
する部分における加熱を開口部を介しての放熱により抑
え、直接加熱しなくて伝熱により加熱する部分での背方
からの放熱を断熱材にて防止することができ、中央部の
直接加熱部分と周囲の部分との加熱温度の分布を略均一
に設定することも可能となり、鏡に加熱の不均一による
歪みや割れが生じないようにできるものであり、鏡の面
積よりも小さい面積の小型のヒータを用いながら鏡の全
面にわたって効率的な曇り止めができるものである。
も小さい面積の小型のヒータを配設し、中央部に開口部
を有する断熱材を鏡の背面に積層してヒータを断熱材の
開口部内に配置してあるので、ヒータによって直接加熱
する部分における加熱を開口部を介しての放熱により抑
え、直接加熱しなくて伝熱により加熱する部分での背方
からの放熱を断熱材にて防止することができ、中央部の
直接加熱部分と周囲の部分との加熱温度の分布を略均一
に設定することも可能となり、鏡に加熱の不均一による
歪みや割れが生じないようにできるものであり、鏡の面
積よりも小さい面積の小型のヒータを用いながら鏡の全
面にわたって効率的な曇り止めができるものである。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は本考
案の収納棚の扉に鏡を用いた例の正面図、第3図は同上
の縦断面図、第4図は同上の拡大断面図、第5図は同上
の側面図、第6図は扉等を外した状態の棚本体の正面
図、第7図は本考案の他の実施例の断面図であって、1
は鏡、2はヒータ、3は、15は開口部断熱材である。
案の収納棚の扉に鏡を用いた例の正面図、第3図は同上
の縦断面図、第4図は同上の拡大断面図、第5図は同上
の側面図、第6図は扉等を外した状態の棚本体の正面
図、第7図は本考案の他の実施例の断面図であって、1
は鏡、2はヒータ、3は、15は開口部断熱材である。
Claims (2)
- 【請求項1】鏡の背面部中央に鏡の面積よりも小さい面
積の小型のヒータを配設し、中央部に開口部を有する断
熱材を鏡の背面に積層してヒータを断熱材の開口部内に
入れて成る曇り防止鏡の構造。 - 【請求項2】鏡の背面中央に設けたヒータ部分を含めて
鏡の裏面の略全面に断熱材を積層して成る実用新案登録
請求の範囲第1項記載の曇り防止鏡の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986197727U JPH066773Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 曇り防止鏡の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986197727U JPH066773Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 曇り防止鏡の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103366U JPS63103366U (ja) | 1988-07-05 |
JPH066773Y2 true JPH066773Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31157750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986197727U Expired - Lifetime JPH066773Y2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 曇り防止鏡の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066773Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1490373A (en) * | 1974-12-24 | 1977-11-02 | Yun Te Chang | Mirror assembly |
JPS5410195Y2 (ja) * | 1975-06-24 | 1979-05-11 | ||
JPS54142096U (ja) * | 1978-03-24 | 1979-10-02 |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP1986197727U patent/JPH066773Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63103366U (ja) | 1988-07-05 |
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