JPH0667668U - 塗膜中に一層のガラスビ−ズ層を形成させた建築用塗装板 - Google Patents
塗膜中に一層のガラスビ−ズ層を形成させた建築用塗装板Info
- Publication number
- JPH0667668U JPH0667668U JP1517493U JP1517493U JPH0667668U JP H0667668 U JPH0667668 U JP H0667668U JP 1517493 U JP1517493 U JP 1517493U JP 1517493 U JP1517493 U JP 1517493U JP H0667668 U JPH0667668 U JP H0667668U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- glass bead
- glass beads
- strength
- film
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- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 建築用塗装板において高強度，高性能の塗膜
を形成し，更に上層薄膜によりガラスビ−ズの接着強度
を強めるのみならず，表面塗装材の節約，工程の短縮に
よる経済性の向上を目的とする。 【構成】 金属又はセメント系板材１の表面に硬化反応
型樹脂２を接着剤として，直径約０．０５ｍｍ〜１ｍｍ
程度の範囲内の一定粒度のガラスビ−ズ３を一層接着固
定させ，ガラスビ−ズが形成する凹凸表面に適量の低粘
度液状合成樹脂を塗布し，硬化，乾燥等して表面凹凸を
有する固化膜層４を形成せしめる。
を形成し，更に上層薄膜によりガラスビ−ズの接着強度
を強めるのみならず，表面塗装材の節約，工程の短縮に
よる経済性の向上を目的とする。 【構成】 金属又はセメント系板材１の表面に硬化反応
型樹脂２を接着剤として，直径約０．０５ｍｍ〜１ｍｍ
程度の範囲内の一定粒度のガラスビ−ズ３を一層接着固
定させ，ガラスビ−ズが形成する凹凸表面に適量の低粘
度液状合成樹脂を塗布し，硬化，乾燥等して表面凹凸を
有する固化膜層４を形成せしめる。
Description
【０００１】
この考案は建築用塗装板に関するものであって，その表面に一層のガラスビ− ズ層を形成させた塗装板に関するものである。
【０００２】
従来より建築用塗装板としては，内壁，外壁，床，屋根材等として耐久性に優 れ，かつ美観を有する塗装板が強く望まれるところであった。 従来の塗装によりこの要望を満足させるためには塗膜層の厚みを増加させるか， 高級塗料を使用する等工程とコストの増大が必要とされていた。
【０００３】 又，使用する塗料液中に比較的粒度の大なる高強度補強フィラ−を混合し，塗 装を行うことも行われているが，均一な塗装が極めて困難であり，かつ，高強度 補強フィラ−は安定した層を形成せず，塗膜中における分散が不均一となり，加 えて最表面はかなりの厚みの塗料樹脂単独層の形成を余儀なくされ，希望するフ ィラ−による強度性能の向上が得難いという欠点があった。
【０００４】
本考案は，前記のような従来の建築用塗装板の欠点を除き，高強度，高性能の 塗膜を形成し，更に薄膜による安定した品質強度の塗装膜の実現により塗料使用 量の減少，工程の短縮による経済性の向上を目的とするものである。
【０００５】
本考案の構成を実施の例を示した図面に基づいて説明する。本願考案は （イ）金属層又はセメント系板材１の表面に硬化反応型樹脂２を接着剤として 直径０．０５ｍｍ〜１．０ｍｍの範囲内の一定粒度のガラスビ−ズ３を接着，固 定させる。
【０００６】 （ロ）接着固定されたガラスビ−ズ３が形成する凹凸表面に適量の低粘度液体 樹脂を塗布し，表面に凹凸を有する固化膜層を形成させる。ことを特徴とするも のである。
【０００７】 （イ）に示すガラスビ−ズの接着固定の方法としては，本願考案者によっても 実用新案登録願第１８０２３１６号，実願平３−２０８９５０号，特願平４−４ ０２０９号等が実施され，効果を挙げている処である。
【０００８】 本考案によって製造される建築用塗装板は，例えば内壁板，外壁板，床板，屋 根板等に用いられるものでその効果は，表面の凹凸による音，光の拡散，乱反射 による防音，光の全反射防止等が行われ，更にスリップ防止の効果が得られる利 点がある。
【０００９】 又，平面に比べ極めて大きな表面積が得られることにより，放熱効果に優れ， 結露防止性能も向上するが，更にガラスビ−ズが接着積層された上に適量の低粘 度液状合成樹脂層を塗布すれば凹部に厚く，ガラスビ−ズの露出した凸部には薄 く塗膜を形成する。
【００１０】 これはガラスビ−ズの接着強度を更に高め，外部よりの物理的な衝撃は露出し た球面状の表面がスリップにより力をそらし，又，殆ど均一に無数に並ぶ半球状 の頂点が力を分散吸収して受け止め同時にガラスビ−ズ頂点部に形成された合成 樹脂層は薄く，それ故にガラスビ−ズの持つ強度，硬度が損なわれる事なく効果 を発揮するものである。
【００１１】 又，一定の塗膜層を作成する場合，従来方式にては，単に塗料をその厚さに到 着するまで塗り重ねることとなるが，本案によれば，一層の任意の大きさのガラ スピ−ズの体積相当量の塗料樹脂が除外されることとなり，極めて少量の塗料樹 脂によって膜厚が確保されることとなる。
【００１２】 更に，ガラスビ−ズを略均一に層形成させることにより，他の従来塗装による 塗膜に比し，はるかに高い強度を得られ，塗膜の薄膜化がはかれる。 ここに用いられるガラスビ−ズは安定耐久性に優れる性質を有し，球体であるた め大きな表面積は塗膜の強度，性能を引き上げるものである。
【００１３】
本考案は上述したように，従来の建築用塗装板の欠点を解決し，高強度，高性 能の塗膜を形成するのみならず，更に上層薄膜によりガラスビ−ズの接着強度を 強め，表面塗装材の節約，塗膜の強度，耐久性の向上等優れた性能を有する新し い建築用塗装板の考案である。
【図１】本考案実施例の拡大断面図。
１ 金属又はセメント系板材 ２ 硬化反応型樹脂層 ３ ガラスビ−ズ ４ 合成樹脂固化膜層
Claims (2)
- 【請求項１】 金属又はセメント系板材１の表面に硬化
反応型樹脂２を接着剤として，直径約０．０５ｍｍ〜１
ｍｍ程度の範囲内の一定粒度のガラスビ−ズ３を一層接
着固定させた建築用塗装板。 - 【請求項２】 接着固定されたガラスビ−ズ３が形成す
る凹凸表面に適量の低粘度液状合成樹脂を塗布し，硬
化，乾燥等して表面凹凸を有する固化膜層４を形成させ
た建築用塗装板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1517493U JPH0667668U (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 塗膜中に一層のガラスビ−ズ層を形成させた建築用塗装板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1517493U JPH0667668U (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 塗膜中に一層のガラスビ−ズ層を形成させた建築用塗装板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667668U true JPH0667668U (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=11881453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1517493U Pending JPH0667668U (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 塗膜中に一層のガラスビ−ズ層を形成させた建築用塗装板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0667668U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010064939A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Nichiha Corp | 無機質系化粧建築板およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP1517493U patent/JPH0667668U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010064939A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Nichiha Corp | 無機質系化粧建築板およびその製造方法 |
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