JPH0667581B2 - 射出充填圧力の制御方法 - Google Patents

射出充填圧力の制御方法

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JPH0667581B2
JPH0667581B2 JP61079850A JP7985086A JPH0667581B2 JP H0667581 B2 JPH0667581 B2 JP H0667581B2 JP 61079850 A JP61079850 A JP 61079850A JP 7985086 A JP7985086 A JP 7985086A JP H0667581 B2 JPH0667581 B2 JP H0667581B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は射出成形機に適用される充填工程から保持圧工
程へ切換える時の圧力を制御する方法に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来の射出成形機における充填工程から保持圧工程への
切換えは時間、スクリュ位置及び射出油圧(又は型内
圧)の各種を検知してその値があらかじめ設定した値に
達した時にこれを行なおうとするものである。
第4図はこの従来の方式を示している。
同図に基づいて従来の射出油圧(または型内圧)による
保持圧切換制御の方法について説明する。
射出充填工程において、射出開始とともに射出シリンダ
2に油圧ポンプ5から吐出された作動油が、制御装置8
により設定された開度に制御された比例電磁流量弁4を
通って送られる。これにより射出ラム1及びこれに接続
されたスクリュ11は設定された速度で矢印左方へ進む。
このスクリュ11の前進により、スクリュ11の先端に貯留
された溶融樹脂は金型12内に充填される。
射出シリンダ2内の圧力は圧力検出器10により検知さ
れ、切換スイッチ16を経て比較器6に送られる。切換ス
イッチ16は射出油圧によるか、型内圧力検出器15からの
型内圧によるかを選択するもので、図示例の場合は射出
油圧が選択されている。比較器6では、射出シリンダ2
内の圧力が設定器9で設定された値PSに達したかどうか
を比較し、射出油圧が設定値PSに達すると信号を制御装
置8に送る。
制御装置8はこの信号を受けて、比例電磁圧力弁3の圧
力の設定をあらかじめ設定された保持圧力PHに切換え
る。これにより射出シリンダ2の圧力が保持圧力PHに切
換わり保持圧工程となる。
なお、14はスクリュ位置検出器、13は油圧モータを夫々
示す。
このような、従来の射出油圧によってだけの保持圧切換
えでは第5図に示すように射出速度が大きい場合には充
填完了時点における射出油圧の立上がり速度が急である
ため、上記の如く射出油圧が設定値に達したことを検知
して比例電磁圧力弁3に信号を送り保持圧力に制御する
時の動作の遅れにより、実際に圧力が保持圧に切換わる
のは油圧が設定値よりも高くなった時点であり、所定の
設定圧力で切換えることが困難である。また、動作の遅
れ時間のバラツキにより切換わりの圧力がバラツキ、そ
の結果成形品の重量、寸法のバラツキが生じるという不
具合が発生する。
(発明が解決しようとする問題点) 以上述べた如く、従来の射出成形機における射出充填圧
力の制御方法によっては、特に射出速度が大きい場合に
は保持圧力への切換時に応答遅れが生じ易く、結果的に
設定値を超えてオーバーシュートになり易く、更には保
持圧力の切換時の圧力にバラツキが生じ成形品に悪影響
を与えていた。
本発明はこれらの事情に鑑みて開発されたもので、保持
圧力への切換時において充填圧力の設定値に達する以前
の射出速度を落として充填圧力の上昇を一旦緩やかにし
てから、前記設定値に達したとき保持圧力に切換えよう
とするもので、従って上記オーバーシュート等の不具合
が発生し難い充填圧力制御方法を提供しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) このため、本発明は射出油圧による保持圧切換制御にお
いて、保持圧に切換える射出油圧より低いもう一つの射
出油圧を設定して、射出油圧がその圧力に達すると、そ
の時点から射出速度を減速して、射出油圧の立上がりを
ゆるやかにするように制御することを構成とし、これを
上記問題点の解決手段とするものである。
なお、射出速度の減速には、次のいづれの方法を採用し
ても良い。
(1)直線的或は曲線的に連続的に減ずる方法 (2)多段に切換えて減ずる方法 (3)一度で低速に切換える方法 (作用) 保持圧切換時の射出油圧の立上がりがゆるやかになるた
めに、制御系の動作の遅れによる切換時の射出油圧の変
動を小さく抑えることができ、成形品の重量、寸法等の
バラツキを小さくして成形することを可能とする。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明を実施するための制御系統図を示すもの
である。
本発明を実施するために、設定器9には保持圧切換時の
射出油圧PSの設定部9a、射出速度を低速に切換えるとき
の前記設定射出油圧より低い射出油圧設定値PRを設定す
る設定部9b及び低速の射出速度VSの設定をする設定部9c
が設けられている。また、射出油圧を油圧検出器10で検
知してその値と射出油圧設定値PRとを比較する比較器7
が新たに設けられている点も第4図に示した従来と異な
る点である。
次に、以上の装置による本発明の実施例である射出充填
圧力の制御方法について説明すると、射出開始からの充
填工程は従来と同様に制御装置8から指示された油量が
射出シリンダ2に供給され、スクリュ11は左方(矢印)
へと進む。油圧検出器10は射出油圧を検出してその値を
2つの比較器6,7に送る。
まず、射出油圧が設定値9bで設定された射出油圧設定値
PRに達すると、比較器7を経て信号が制御装置8に送ら
れて、制御装置8により設定値9cで設定された低速の射
出速度VSに相当する開度に比例電磁流量弁4が制御さ
れ、射出ラム1の移動速度が減速される。射出ラム1は
低速で左方に移動し、それによって射出シリンダ2の油
圧は徐々に増大し、設定部9aで設定された保持圧切換え
の油圧PSに達すると、他の比較器6から信号が制御装置
8に送られて比例電磁圧力弁3があらかじめ設定された
保持圧力PHに切換えられて保持圧工程へと移行する。
ここで、低速の射出速度VSへの減速パターンは、第3図
に示すようなものがある。
即ち、射出油圧が射出速度を低速に切換えるべき射出油
圧設定値PRに到達したときの射出速度設定値V3から前記
低速の射出速度VSへの切換えを(1)1ステップで切換
える(第3図)(2)1次遅れで切換える(第3図
)、(3)直線的に、即ち積分で切換える(第3図
)、(4)多段のステップで切換える(第3図)の
4通りが採用できる。
以上の図示実施例では、射出速度を低速に切換えるとき
の射出油圧設定値PR及び低速の射出速度VSの各値は、夫
々設定器9によりオペレータが入力するようになってい
る。
しかしながら、これらの値の入力は必ずしもオペレータ
に頼る必要はなく、上記各設定値PR,VSを予め設定され
たプログラムにより自動的に決定することも可能であ
る。
即ち、第3図において射出速度を低速に切換えるときの
射出油圧設定値PRを保持圧に切換えるときの設定油圧PS
のα%とすれば、前記低い方の射出油圧設定値PRは次の
式の如くなる。
ここで、αの値は70〜80が適切な値である。
また、低速の射出速度VSを前記射出油圧設定値PRに到達
したときの射出速度設定値V3のβ%とすると、次式の如
くなる。
ここで、βの値は10落20が適切な値である。
以上の式に基づいて、予めプログラミングしておけばオ
ペレータによる設定入力作業が不要となり、制御のため
の準備操作が簡単になると共に設定器が不要となって、
コストの面でも有利に本発明の機能を発揮することが可
能となる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によると、第2図に示
すように保持圧に切換わる射出油圧より低い射出油圧に
到達した時点で、射出シリンダへ供給される油量が減じ
られるため、射出油圧の立上がりがゆるやかになり、た
とえ応答遅れがあっても設定値をオーバする量が少なく
なって実用上は問題がなくなり、結果として安定した射
出成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための射出成形機における制
御系統図、第2図は本発明による射出油圧の経時的変化
を示す図、第3図は本発明による射出時間に対する射出
油圧と射出速度の相関を示す図、第4図は従来の射出成
形機における制御系統図、第5図は従来法による射出油
圧の経時的変化を示す図である。 図の主要部分の説明 1……射出ラム 2……射出シリンダ 3……比例電磁圧力弁 4……比例電磁流量弁 6,7……比較器 8……制御装置 9……設定器 10……油圧検出器 11……スクリュ 14……スクリュ位置検出器 9a……保持圧切換の射出油圧PSの設定部 9b……射出速度を低速に切換える射出油圧PRの設定部 9c……低速の射出速度VSの設定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出油圧による保持圧切換制御において、
    保持圧に切換える射出油圧より低いもう一つの射出油圧
    を設定して、射出油圧がその圧力に達すると、その時点
    から射出速度を減速して、射出油圧の立上がりをゆるや
    かにするように制御することを特徴とする射出充填圧力
    の制御方法。
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