JPH0667432B2 - ドライクリ−ニング装置における冷却装置 - Google Patents

ドライクリ−ニング装置における冷却装置

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JPH0667432B2
JPH0667432B2 JP60188830A JP18883085A JPH0667432B2 JP H0667432 B2 JPH0667432 B2 JP H0667432B2 JP 60188830 A JP60188830 A JP 60188830A JP 18883085 A JP18883085 A JP 18883085A JP H0667432 B2 JPH0667432 B2 JP H0667432B2
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JP
Japan
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cooling
tank
water
dry cleaning
jacket
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JP60188830A
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JPS6247400A (ja
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治 小華和
幸夫 西原
憲司 橋場
昌雄 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、原子力周辺装置のドライクリーニング装置、
一般産業用ドライクリーニング装置等に利用できるドラ
イクリーニング装置における冷却装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 原子力施設の放射線管理区域内で使用された作業用衣類
は、管理区域内に設置された洗濯装置により洗濯され、
放射性物質やその他の汚れを除去した後再使用される。
ドライクリーニング装置は、洗濯排水量の低減を図るた
め、従来の水洗に代わり最近多くの原子力施設において
管理区域用洗濯装置として採用されるようになってい
る。このドライクリーニング装置は、水洗における水の
代わりに、有機溶剤であるR113(トリクロルトリクロル
エタン、沸点約48℃)を用いて洗浄を行うものである。
また洗浄に使用されたR113は、コストが高く、また安全
性の面からも、水洗の場合のように装置外へ排出してそ
のまま廃棄するのではなく、すべて装置内で回収されて
再使用される。
洗浄が終わった後に被洗物中に残留しているR113は、熱
風乾燥を行うことにより被洗物から蒸発させ、コンデン
サまたは活性炭により回収を行う。
原子力施設内では大量の被洗物が発生するため、そこで
使用されるドライクリーニング装置には大きな処理容量
を有する事が要求される。一方、発生する被洗物は直接
肌の上に着用する作業服が主体であり、汗等の水分を大
量に含んでいる。また不特定多数の人間が着用したもの
であるため、被洗物の乾燥速度のアップ及び衛生面か
ら、100℃以上の熱風による乾燥を行うことが必要とな
る。
ところがこのような高温乾燥を行うと、被洗物を収納し
ている処理槽の壁面温度が70℃〜80℃にまで上昇してし
まうため、乾燥工程が終り被洗物を入れかえて直ちに運
転を再開しようとすると、供給された溶剤が処理槽壁面
に触れて急激に蒸発し、溶液のロスが大きくなるだけで
なく、装置内圧が上昇し破損の原因となる虞れもある。
したがって単に乾燥温度を高くしただけでは、次の運転
までに冷却期間を置く必要があるので、ドライクリーニ
ング装置の被洗物処理能力が小さくなってしまう欠点が
あった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来のドライクリーニング装置における高温
乾燥による装置の破損、溶剤のロス、冷却期間を置くこ
とによる処理能力の減少などの問題点を解決しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、ドライクリーニング装置の被洗物処
理槽の外部に水冷ジャケットを設けると共に、同ジャケ
ットに使用する冷却水タンクを前記処理槽の下部に設
け、かつ同タンク内の冷却水をポンプにより前記水冷ジ
ャケットに循環送水する循環回路と、同回路に接続した
冷却器を有すると共に、前記水冷ジャケット、冷却水タ
ンク、ポンプ及び冷却器を連結する回路を閉ループで構
成してなるもので、これを問題点解決のための手段とす
るものである。
(作用) 被洗物の高温乾燥を実施することにより高温となった処
理槽が、その外面に設けた水冷ジャケットに通水される
冷却水によって急速に冷却され、被洗物の取り出し、投
入を行っている間に溶剤の沸点以下に温度が下がる。
被洗物の高温乾燥を実施する際にジャケット内に冷却水
が残留していると、熱が冷却水に奪われて乾燥能力が下
がる。これを防ぐためジャケット内の冷却水を必要時以
外は抜いておく。また処理槽の下部のタンクに、水冷ジ
ャケット中の冷却水を自然流下で排出して貯留しておく
と共に、このタンクに接続したポンプにより冷却水を冷
却器で冷却して再び水冷ジャケットに送る。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面について説明すると、図面は
本発明の実施例を示すドライクリーニング装置の系統図
である。さて被洗物13は、処理槽1内に収められた処理
ドラム2内で洗浄される。処理ドラム2は処理槽外部の
モータ(図示せず)により、洗濯、乾燥時は低速、遠心
脱液時には高速で回転する。そして洗濯時には溶剤タン
ク3から溶剤ポンプ4により溶剤が処理槽1内に供給さ
れる。また洗濯中は溶剤は処理槽1→溶剤ポンプ4→フ
ィルタ5→処理槽1と循環され、被洗物から除去された
汚れの一部がフィルタ5によって捕捉される。洗濯後、
使用された溶剤の一部または全部は蒸留器6に送られ、
蒸発した溶剤はコンデンサ7で凝縮回収される。
洗濯終了跡、乾燥工程に移る。乾燥工程ではファン8に
よって処理槽1内の空気を循環させ、エアヒータ710に
より加熱して被洗物13中の溶剤及び水を蒸発させる。蒸
発した溶剤及び水を含んだ空気は、エアクーラ9で冷却
され、溶剤が凝縮回収される。また被洗物中に残った微
量の溶剤は、活性槽11により吸着回収される。また、コ
ンデンサ7、エアクーラ9で凝縮した溶剤は、水分離器
12に通され、排水を分離した後溶剤タンク3に戻され
る。
乾燥終了後、処理槽冷却水ポンプ16により冷却水を入口
弁19経由で、下方からジャケット内へ通水する。この
際、ベント弁18は開になり、ジャケット内に冷却水が充
満した時点で自動的に閉となる。冷却水はジャケット14
の上部から排出され、冷却水タンク15を経由して再びポ
ンプ16により循環される。なお、冷却水はチラー・ユニ
ット、クリーニングタワー等の冷却器21を通して冷却す
るか、または冷却水タンク15中に冷却コイル17を設けて
冷却される。
処理槽の冷却が終了した後、入口弁19を閉じ、ベント弁
18及び水抜き弁20を開として自然流下により水抜きを行
う。排出した冷却水は冷却水タンク15に貯留する。
被洗物の高温乾燥によって処理槽壁面温度は70〜80℃ま
で上昇するが、これを被洗物の取り出し、再投入を行う
時間(約1分間)の間に溶剤(R113)の沸点(47.6℃)
以下に冷却する必要がある。
ここでドライクリーニング装置の処理槽部分の重量を約
200kg、比熱を約0.11 Kcal/kg℃とすると、処理槽の冷
却前後の温度差を40℃として、除去すべき熱量は200×
0.11×40=880 Kcalとなる。これをジャケット入口温度
25℃の冷却水により1分間で除去しようとすれば、必要
な流量は、 程度となる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本発明は構成されており、水冷
ジャケットの使用により高温となった処理槽を冷却し、
直ちに次回の運転を行うことを可能にしたため、次回運
転時の溶剤ロス、及び洗濯作業者の作業性が改善され、
被洗物の処理効率が向上する。また冷却水タンクを下部
に設けたので、必要時以外は自然流下によってジャケッ
ト内の水抜きをしておくことができ、被洗物乾燥時の熱
損失を防ぐことが可能である。更にジャケット、冷却水
を貯留するタンク、ポンプ及び冷却器を閉ループ回路で
連結したので、冷却水の循環再利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すドライクリーニング装置の
系統図である。 図の主要部分の説明 1……処理槽 2……処理ドラム 14……水冷ジャケット 15……冷却水タンク 16……冷却水ポンプ 21……冷却器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 昌雄 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (56)参考文献 特開 昭49−76348(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライクリーニング装置の被洗物処理槽の
    外部に水冷ジャケットを設けると共に、同ジャケットに
    使用する冷却水タンクを前記処理槽の下部に設け、かつ
    同タンク内の冷却水をポンプにより前記水冷ジャケット
    に循環送水する循環回路と、同回路に接続した冷却器を
    有すると共に、前記水冷ジャケット、冷却水タンク、ポ
    ンプ及び冷却器を連結する回路を閉ループで構成したこ
    とを特徴とするドライクリーニング装置における冷却装
    置。
JP60188830A 1985-08-28 1985-08-28 ドライクリ−ニング装置における冷却装置 Expired - Lifetime JPH0667432B2 (ja)

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JP60188830A JPH0667432B2 (ja) 1985-08-28 1985-08-28 ドライクリ−ニング装置における冷却装置

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JPS6247400A JPS6247400A (ja) 1987-03-02
JPH0667432B2 true JPH0667432B2 (ja) 1994-08-31

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