JPH0667359U - 噴出容器 - Google Patents

噴出容器

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Publication number
JPH0667359U
JPH0667359U JP1259793U JP1259793U JPH0667359U JP H0667359 U JPH0667359 U JP H0667359U JP 1259793 U JP1259793 U JP 1259793U JP 1259793 U JP1259793 U JP 1259793U JP H0667359 U JPH0667359 U JP H0667359U
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JP
Japan
Prior art keywords
ejection
seal valve
pipe
cylinder chamber
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP1259793U
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English (en)
Inventor
泰徳 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitani Valve Co Ltd filed Critical Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容物を吐出後、経時において、ノズル内に
残った内容物がノズル先端から垂れることを防止する。 【構成】 押下釦14を押し下げて噴出管12を押し込
み、シリンダ室28内の圧を高めてシール弁18を開
き、噴出管12の横孔22eを通してシリンダ室28内
の内容物を噴出管12の噴出通路25内に入れ、その噴
出通路25を通して押下釦14のノズル14aから吐出
する噴出容器において、シール弁18を、シリンダ室2
8内の圧の高まりにより変形し、その低下により復元す
る可撓性材料で形成する。そのシール弁18と噴出管1
2との間に、シール弁18を変形するとき容積を狭め、
復元するとき閉じてからさらに容積を拡げる隙間26を
横孔22eと連通して設ける。そして、シール弁18を
復元するとき、噴出通路25内に残る内容物の一部を横
孔22eを通して隙間26に引き込み、ノズル14a近
くの内容物を奥へ吸い込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、容器本体の口部にポンプを取り付け、そのポンプを操作して容器 本体内の液体、乳液などの内容物を押下釦のノズルから小出しに吐出する噴出容 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の噴出容器は、たとえば図6に示すように、容器本体1の口部に ポンプ2を取り付け、押下釦3を押し下げて噴出管4をシリンダ5内に押し込み 、そのシリンダ室6内の圧を高めてシール弁7を開き、前記噴出管4の横孔4a を通して前記シリンダ室6内の内容物を前記噴出管4の噴出通路4b内に入れ、 その噴出通路4bを通して前記押下釦3のノズル3aから吐出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の噴出容器では、内容物を吐出後、ノズル3a内に残った 内容物が経時において徐々に流れ出してノズル3a先端から垂れ、容器本体1や そのまわりを汚す問題点があった。
【0004】 そこで、この考案の目的は、内容物を吐出後、経時において、ノズル内に残っ た内容物がノズル先端から垂れることを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案は、以下の図示実施例に示すとおり、押下釦14を押し下 げて噴出管12をシリンダ11内に押し込み、そのシリンダ室28内の圧を高め てシール弁18を開き、前記噴出管12の横孔22eを通して前記シリンダ室2 8内の内容物を前記噴出管12の噴出通路25内に入れ、その噴出通路25を通 して前記押下釦14のノズル14aから吐出する噴出容器において、前記シール 弁18を、前記シリンダ室28内の圧の高まりにより変形する可撓性材料でつく るとともに、そのシール弁18と前記噴出管12との間に、前記シリンダ室28 内の圧の低下により前記シール弁18を復元するときそれを閉じてから拡がる隙 間26を前記噴出通路25と連通して設けてなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
そして、使用時、押下釦14を押し下げて噴出管12を押し込み、シリンダ室 28内の圧力を高める。すると、シリンダ室28内の圧の高まりにより変形して シール弁18を開く。そして、シリンダ室28内の内容物を噴出管12の横孔2 2eを通して噴出通路25内に入れ、その噴出通路25を通して押下釦14のノ ズル14aから吐出する。 その後、シリンダ室28内の圧が低下するにともないシール弁18を復元する とき、シール弁18を閉じてからさらに復元して隙間26を拡げる。そして、噴 出通路25内の内容物の一部を横孔22eを通して該隙間26に引き込むととも に、ノズル14a内の内容物をその内部奥へと吸い込む。 それから、押下釦14から手を離すと、外向きの付勢力で噴出管12を押し上 げ、容器本体10内の内容物をシリンダ室28内に吸い上げる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、この考案の実施例について説明する。 図1は、この考案の一実施例である噴出容器の不使用時における要部の縦断面 図である。図示する噴出容器は、容器本体10の口部10aにポンプPを取り付 けて構成する。
【0008】 前記容器本体10は、ボトル形状で、口部10a外周におねじを有し、内部に シャンプーや乳液等の内容物を収納する。
【0009】 一方、ポンプPは、縦長に配置したシリンダ11、噴出管12、キャップ13 、および押下釦14等で構成する。前記シリンダ11は、途中に5つの段部11 b・11c・11d・11e・11fを設けて下方に向け順次小径とし、上端に はフランジ11gを設けるとともに、下端部内には吸込口11hに続けて管取付 口11iを設けてなる。そして、やや上部には径方向に貫通する通気孔11jを 開け、ほぼ中間部内周には逃げ凹部11kを設ける一方、前記吸込口11hの上 には下方に向けて漸次小径となる弁座11mを形成してなる。
【0010】 そして、管取付口11i内に吸上管15の上端を入れ、その管内と吸込口11 hと連通して接続する。また、シリンダ11内には、ボール弁16を入れて弁座 11m上に乗せてから、付勢部材17を挿入して下端を段部11e上に乗せてな る。その後、シリンダ11内には、シール弁18を取り付けた噴出管12を挿入 する。
【0011】 前記噴出管12は、管上部21と管下部22とで構成する。その管上部21は 、上下を貫通する軸孔21aを有し、下端部外周に拡径部21bを設けるととも に、その拡径部21bの上端外周に上向きに開いてシール部21cを設ける。
【0012】 前記シール弁18は、たとえばゴム材のような可撓性材料で短筒形状に形成す る。そのシール弁18のほぼ中間部外周には、内側に曲げて断面横向きU字形の 曲げ部18aを設ける。また、シール弁18の下端部には、前記曲げ部18aの 先端に大径筒部18bを一体に設け、その下端に外向きに開いてシール部18c を設けるとともに、曲げ部18aの途中から大径筒部18b内にそれと同心で小 径筒部18dを一体に設ける。そして、シール弁18の上端部を前記管上部21 の拡径部21b外周に嵌め付けてなる。
【0013】 一方、前記管下部22は、内部に上向き開口の軸孔22aを設ける一方、下端 部に二つの環状凸部22b・22cを階段状に設け、下端に鍔部22dを設ける 。前記環状凸部22bより上の外周には、径方向に貫通する横孔22eを設ける 。
【0014】 そして、前記シール弁18内を下から通して前記管下部22の上端部を前記軸 孔21aの下端部に圧入し、それら管上部22の軸孔22aと管下部21の軸孔 22aとを連通して噴出管12の噴出通路25を形成する。また、前記管下部2 2の上部外周にシール弁18を被せその小径筒部18dの下端内面に前記環状凸 部22b外周を接触して設けるとともに、そのシール弁18の弾性で小径筒部1 8dの下端を前記環状凸部22c上に押し当ててなる。そうして、シール弁18 と噴出管12との間には、前記横孔22eと連通して隙間26を形成してなる。
【0015】 しかして、前記噴出管12は、その下部を前記シリンダ11内に入れて鍔部2 2d下面を付勢部材17の上に乗せるとともに、前記シール弁18のシール部1 8cを前記シリンダ11の内面に押し当てて摺動自在に設け、管上部21の上端 部をシリンダ11から上方へ突出してなる。
【0016】 それから、そのシリンダ11の上端には、キャップ13を被せてなる。そのキ ャップ13は、頂部13a中央に中心孔13dを設けるとともに、その中心孔1 3dのまわりの頂部13aの下に短い小径筒部13bを、また頂部13aの上に 前記小径筒部13bより少し大径の拡径筒部13cをそれぞれ同心で一体に形成 する。そして、キャップ13の頂部13a内面を前記シリンダ11のフランジ1 1g上に乗せて係合するとともに、前記小径筒部13bをシリンダ11の上端部 内周に圧入して下端を前記シール弁18の大径筒部18b上に突き当て前記付勢 部材17を少し圧縮して設ける。
【0017】 しかして、前記付勢部材17の付勢力で前記噴出管12を押し上げてシール弁 18の大径筒部18b上面を前記キャップ13の小径筒部13b下端に押し当て 、そのシール弁18と前記ボール弁16間で前記シリンダ11内にシリンダ室2 8を形成してなる。また、前記キャップ13の小径筒部13b上部内面に前記噴 出管12のシール部21cを押し当ててその噴出管12を摺動自在に設けるとと もに、前記中心孔13dを通して前記管上部21の上端部を外部へ突出する。そ して、管上部21の上端に押下釦14を取り付けてそのノズル14a内と前記噴 出通路25とを連通する。
【0018】 しかして、図示するように、容器本体10の口部10a外周に前記キャップ1 3をねじ付けて上述したポンプPを取り付け、容器本体10内に前記シリンダ1 1や吸上管15を収納する。
【0019】 そして、噴出容器を使用するときは、押下釦14に指を掛けて押し下げ、噴出 管12を押し込む。そして、シリンダ室28内の圧を高め、その圧の高まりでシ ール弁18を押し上げる。すると、図2に示すように、曲げ部18aで撓んでシ ール弁18が変形し前記小径筒部18dが前記環状凸部22cの上および環状段 部22bの外周との接触から離れてシール弁18を開くとともに、同時に隙間2 6を狭める。そうして、シリンダ室28内の内容物を横孔22eを通して噴出通 路25内に入れ、その噴出通路25を通して押下釦14のノズル14aから外部 へ吐出する。
【0020】 その吐出継続中に、シール弁18のシール部18cが図3に示すように前記逃 げ凹部11kに位置すると、その逃げ凹部11kを介してシリンダ室28内とシ リンダ11上部内とが連通する。そのため、シリンダ室28内に残っている圧が 逃げてシリンダ室28内の圧が一気に低下する。そして、シリンダ室28内の圧 の低下と同時に前記シール弁18が復元する。そのシール弁18が復元するとき 、前記小径筒部18dを前記環状凸部22bの外周に接触してシール弁18を閉 じ、シリンダ室28内と噴出通路25の連通を遮断してノズル14aからの吐出 を止める一方、シール弁18を閉じてから図4に示すようにさらに環状凸部22 cの上に小径筒部18dの下端を突き当てるまで前記環状凸部22bの外面を摺 動して前記隙間26を拡げる。そのとき、噴出通路25内の内容物を横孔22e を通して前記隙間26に引き込むとともに、ノズル14a内の内容物をその内部 奥へと吸い込む。
【0021】 それから、前記押下釦14から手を離すと、付勢部材17の付勢力で噴出管1 2を押し上げる。そのとき、図5に示すように、シール弁18のシール部18c をシリンダ11の内面に押し当ててシリンダ室28内とシリンダ11上部内との 連通を遮断する。そして、図1に示す状態に復帰するとき、前記シリンダ室28 内を負圧化し、ボール弁16を開いて容器本体10内の内容物をシリンダ室28 内に吸上げる。
【0022】
【考案の効果】
したがって、この考案によれば、シリンダ室内の圧の低下にともないシール弁 を復元して閉じるとき、閉じてからさらに復元して隙間を拡げ、噴出通路内に残 る内容物の一部を該隙間に吸い込みノズル内の内容物をその内部奥へと引き込む ので、経時、内容物がノズル先端から垂れることを防止でき、その結果、容器や そのまわりを汚すことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である噴出容器の不使用時
における要部の縦断面図である。
【図2】その噴出容器の使用時、シリンダ室内の圧の高
まりでシール弁を開いた状態を示す縦断面図である。
【図3】そのシリンダ室内の圧が低下した直後の状態を
示す縦断面図である。
【図4】そのシリンダ室内の圧の低下によりシール弁が
完全に復元した状態を示す縦断面図である。
【図5】前記押下釦から手を離した直後の状態を示す縦
断面図である。
【図6】従来の噴出容器の不使用時における要部の縦断
面図である。
【符号の説明】
11 シリンダ 12 噴出管 14 押下釦 18 シール弁 22e 横孔 25 噴出通路 26 隙間 28 シリンダ室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押下釦を押し下げて噴出管をシリンダ内
    に押し込み、そのシリンダ室内の圧を高めてシール弁を
    開き、前記噴出管の横孔を通して前記シリンダ室内の内
    容物を前記噴出管の噴出通路内に入れ、その噴出通路を
    通して前記押下釦のノズルから吐出する噴出容器におい
    て、前記シール弁を、前記シリンダ室内の圧の高まりに
    より変形する可撓性材料でつくるとともに、そのシール
    弁と前記噴出管との間に、前記シリンダ室内の圧の低下
    により前記シール弁を復元するときそれを閉じてから拡
    がる隙間を前記噴出通路と連通して設けてなる、噴出容
    器。
JP1259793U 1993-02-25 1993-02-25 噴出容器 Pending JPH0667359U (ja)

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JP1259793U JPH0667359U (ja) 1993-02-25 1993-02-25 噴出容器

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ID=11809766

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110844315A (zh) * 2019-04-24 2020-02-28 沈利庆 喷雾泵头

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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