JPH066728A - 音声復調回路 - Google Patents

音声復調回路

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Publication number
JPH066728A
JPH066728A JP4158275A JP15827592A JPH066728A JP H066728 A JPH066728 A JP H066728A JP 4158275 A JP4158275 A JP 4158275A JP 15827592 A JP15827592 A JP 15827592A JP H066728 A JPH066728 A JP H066728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
demodulation
resonator
pll
pll loop
Prior art date
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Pending
Application number
JP4158275A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyasu Murata
憲保 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、PLLループにより構成されるFM
復調回路を用いて音声キャリアに一致した音声復調を行
う。 【構成】PLLループにより構成されるFM復調回路21
にスイッチ23,25,27を介して音声キャリアに対応する
5.5M共振子24、6.0M共振子26、6.5M共振子
28をそれぞれ接続し、FM復調回路21のPLLループで
のアンロック状態に相当するビート検出信号をPLLフ
ェーズロック判定回路29で検出するとともに、このビー
ト検出信号によりスイッチ23,25,27を順に切り換えてF
M復調回路21に接続される共振子24,26,28のうちで音声
キャリアと一致するものを選択し、PLLループをロッ
ク状態にして音声キャリアに一致した音声復調を得られ
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PAL方式マルチシス
テムに適用される音声復調回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにテレビジョンの放送方式
は、国によって異なっており、例えば、PAL方式につ
いては、西ヨーロッパで採用されているB/G方式、イ
ギリスで採用されているI方式などが知られている。
【0003】ところで、最近、テレビジョン受像機の小
形化は目覚ましく、携帯可能なものとして実用化されて
いる液晶テレビは、外国旅行などにも携帯され他の国で
使用される可能性があることから、放送方式の異なる場
合でも使用できるものが考えられている。
【0004】しかして、従来、PAL方式のもので放送
方式の違いにより音声信号の復調方式が相違している場
合でも、各放送方式に対応させてそれぞれ音声の復調を
可能にしたマルチシステムのものが実用化されている。
【0005】図4は、従来のPAL方式マルチシステム
(音声キャリア5.5、6.0、6.5MHzの3種
類)に適用される音声復調回路の一例を示すものであ
る。この場合、音声IF信号が5.5Mフィルタ1およ
び6.0Mフィルタ2を通して音声キャリア判定回路3
に入力されると、これらフィルタ1、2からの出力より
音声キャリアが判定され、この判定に応じてスイッチ
4、5、6のうちの一つが動作されて、5.5M移送器
7、6.0M移送器8、6.5M移送器9のいずれかが
選択され、FM復調回路10に接続される。そして、こ
の状態からFM復調回路10に入力される音声IF信号
が、リミッタアンプ101を通して掛算器102および
上述の選択された移送器7〜9に与えられると、移送器
7〜9からの出力が掛算器102にも与えられ、元の位
相の信号と掛算される。これにより掛算器102よりF
Mの周波数偏移に応じた疎密パルスが出力され、LPF
11を通して積分され音声の復調出力が得られることに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
音声復調回路では、FM復調前の音声IF信号により復
調キャリアを判別するようにしているので、少なくとも
2種類(ここでは5.5MHzと6.0MHz)のフィ
ルタが必要となり、その分回路構成が複雑になるととも
に、特に回路をIC化しようとすると、フィルタ部分の
IC化が難しいため復調回路すべてのIC化ができず経
済的にも不利になるという問題点があった。本発明は上
記事情に鑑みてなされたもので、回路構成を簡単化でき
るとともに、IC化にも対応することができる音声復調
回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、PLLループ
により構成されるFM復調手段、このFM復調手段に複
数のスイッチにより各別に接続された音声キャリアに対
応する共振子、前記FM復調手段のPLLループでのア
ンロック状態に相当する出力を検出する手段、この手段
により検出された出力に応じて前記スイッチを切り換え
前記FM復調手段に接続される音声キャリアに対応する
共振子を選択する手段により構成されている。
【0008】
【作用】この結果、本発明によれば、PLLループによ
り構成されるFM復調手段でのPLLループのアンロッ
ク状態に相当する出力によりFM復調手段に接続される
音声キャリアに対応する共振子が選択されることによ
り、音声キャリアに一致した音声復調が行われるように
なる。これにより、音声キャリアを判定するためのフィ
ルタを必要とすることがなくなり、回路構成を簡単にし
てIC化にも対応できるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。
【0010】図1は同実施例の概略構成を示すものであ
る。図において、21はFM復調(PLL検波)回路
で、このFM復調回路21は位相比較器211、ループ
フィルタ212、VCXO(電圧制御発振器)213に
よるPLLループにより構成されている。ここでの、F
M復調回路21を構成するPLLループは、音声IF信
号と同一周波数、同一位相になるように動作するもの
で、そのPLL誤差出力としてFMの周波数偏移に応じ
た信号を出力し、これをLPF22を通して積分して音
声復調出力を得るようにしている。
【0011】FM復調回路21のVCXO213には、
スイッチ23と5.5M共振子24の直列回路、スイッ
チ25と6.0M共振子26の直列回路、スイッチ27
と6.5M共振子28の直列回路を並列に接続してい
る。この場合、各スイッチ23、25、27はPLLフ
ェーズロック判定回路29により選択的に動作されるよ
うにしている。図2は、このようなPLLフェーズロッ
ク判定回路29の概略構成を示すものである。
【0012】ここで、上述のFM復調回路21では、P
LLループにある一定の有限幅のロックレンジが存在す
るためVCXO213と入力周波数(音声IF信号)が
完全に異なりPLLループがロックしないと、PLL誤
差出力として入力周波数とVCXO213の発信周波数
の差周波数のビート信号(500KHzまたは1MH
z)が発生する。
【0013】そこで、PLLフェーズロック判定回路2
9では、図3(a)に示すPLL誤差出力aが入力され
ると、ビート信号だけを抽出するスレッシュ電圧を設定
したコンパレータ291により、同図(b)に示す信号
に変換し、これをAM変換回路292に与える。AM変
換回路292は、ダイオード292a、抵抗292b、
コンデンサ292cを有するもので、コンパレータ29
1からの出力をAM検波して同図(c)に示す出力と
し、これをコンパレータ293で波形整形して同図
(d)に示すビート検出信号として出力するようにして
いる。
【0014】一方、上述のFM復調回路21の各スイッ
チ23、25、27の制御回路としてフリップフロップ
294〜296で構成される巡回型のシフトレジスタを
設けている。このシフトレジスタは、フリップフロップ
294のCK端子にHレベル信号の立上がりエッジが入
力されるごとにフリップフロップ294〜296のそれ
ぞれのQ端子のHレベル出力を先に送っていき、スイッ
チ23、25、27の1つだけをオン動作するようにし
ている。
【0015】そして、図3(e)に示す垂直同期信号が
入力されるタイミングで図3(d)に示すビート検出信
号が与えられると、アンドゲート297より同図(f)
に示すHレベルが出力され、各スイッチ23、25、2
7のオン動作を一つ先に送り、一方、ビート検出信号が
与えられず、アンドゲート297の出力がLレベルのま
まであれば、各スイッチ23、25、27の動作を現状
で維持するようにしている。
【0016】なお、PLLループのロック動作は、スイ
ッチ23、25、27の切り換え(共振子24、26、
28の切り換え)により直ちに得られることがないの
で、図3(e)に示すように垂直同期信号を用いてロッ
ク判定を1V期間だけホールドするようにしている。次
に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。
【0017】いま、FM復調回路21に音声IF信号が
入力されると、FM復調回路21を構成するPLLルー
プは、音声IF信号と同一周波数、同一位相になるよう
に動作し、そのPLL誤差出力としてFMの周波数偏移
に応じた信号が出力され、LPF22を通して音声復調
出力が得られるようになる。
【0018】ここで、FM復調回路21のVCXO21
3に接続される共振子が音声キャリアと異なるような場
合、PLLループはアンロック状態となり、PLL誤差
出力として入力周波数(音声IF信号)とVCXO21
3の発信周波数の差の周波数成分のビート信号を発生す
る。
【0019】このビート信号は、PLLフェーズロック
判定回路29に送られる。PLLフェーズロック判定回
路29では、図3(a)〜(d)に示すようにしてビー
ト検出信号が出力され、これにより図3(e)に示す垂
直同期信号が入力されるタイミングで、アンドゲート2
97より同図(f)に示すHレベルが出力され、フリッ
プフロップ294〜296で構成される巡回型のシフト
レジスタによりスイッチ23、25、27のオン動作が
一つ先送りされる。
【0020】この結果、PLLループがアンロック状態
にあってビート検出信号が出力される間は、スイッチ2
3、25、27のオン動作が順次切り換えられ、VCX
O213に接続される共振子は、5.5M共振子24、
6.0M共振子26、6.5M共振子28の順で切り換
えられるようになるので、いずれかのスイッチがオンし
た時点で、VCXO213に接続される共振子が音声キ
ャリアと一致するようになり、これによりPLLループ
がロック状態になり、音声キャリアに一致した音声復調
を得られることになる。
【0021】従って、このようにすれば音声キャリアに
一致した音声復調動作を音声キャリアを判定するフィル
タを使用することなく実現することができるので、従来
の少なくとも2種類(ここでは5.5MHzと6.0M
Hz)のフィルタを用いたものに比べ、回路構成を簡単
にでき、特に回路をIC化しようとする場合も、復調回
路すべてについてのIC化に対処できるようにもなり、
経済的にも有利にできる。なお、本発明は上記実施例に
のみ限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して
実施できる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、PLLループにより構
成されるFM復調手段でのPLLループのアンロック状
態に相当する出力によりFM復調手段に接続される音声
キャリアに対応する共振子が選択され、音声キャリアに
一致した音声復調が行われるようになるので、従来のよ
うに音声キャリアを判定するためのフィルタを必要とす
ることがなくなり、回路構成を簡単にできるとともに、
回路をIC化しようとする場合も、回路すべてについて
IC化に対処することができるようになり、経済的も有
利にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】実施例に用いられるPLLフェーズロック判定
回路の概略構成を示す図。
【図3】PLLフェーズロック判定回路の動作を説明す
るためのタイムチャート。
【図4】従来の音声復調回路の一例の概略構成を示す
図。
【符号の説明】 21…FM復調回路、211…位相比較器、212…ル
ープフィルタ、213…VCXO(電圧制御発振器)、
22…LPF、23、25、27…スイッチ、24…
5.5M共振子、26…6.0M共振子、28…6.5
M共振子、29…PLLフェーズロック判定回路、29
1…コンパレータ、292…AM変換回路、293…コ
ンパレータ、294〜296…フリップフロップ、29
7…アンドゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLLループにより構成されるFM復調
    手段と、 このFM復調手段に複数のスイッチにより各別に接続さ
    れた音声キャリアに対応する共振子と、 前記FM復調手段のPLLループでのアンロック状態に
    相当する出力を検出する手段と、 この手段により検出された出力に応じて前記スイッチを
    切り換え前記FM復調手段に接続される音声キャリアに
    対応する共振子を選択する手段とを具備したことを特徴
    とする音声復調回路。
JP4158275A 1992-06-17 1992-06-17 音声復調回路 Pending JPH066728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4158275A JPH066728A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 音声復調回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP4158275A JPH066728A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 音声復調回路

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Publication Number Publication Date
JPH066728A true JPH066728A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15668048

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4158275A Pending JPH066728A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 音声復調回路

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JP (1) JPH066728A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6344168B1 (en) 1999-08-30 2002-02-05 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Method of producing R-Fe-B type sintered magnet, method of preparing alloy powder material for R-Fe-B type sintered magnet, and method of preserving the same
US7282825B2 (en) 2004-12-28 2007-10-16 Denso Corporation Structure of rectifier for automotive alternator ensuring reliable electrical connection
DE10119772B4 (de) * 2000-04-21 2014-02-20 Hitachi Metals, Ltd. Pulverpresseinrichtung und Verfahren zur Herstellung eines Seltenerdmagneten unter deren Verwendung

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