JPH0667118B2 - 2線式伝送器用安全バリヤ - Google Patents

2線式伝送器用安全バリヤ

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JPH0667118B2
JPH0667118B2 JP63132883A JP13288388A JPH0667118B2 JP H0667118 B2 JPH0667118 B2 JP H0667118B2 JP 63132883 A JP63132883 A JP 63132883A JP 13288388 A JP13288388 A JP 13288388A JP H0667118 B2 JPH0667118 B2 JP H0667118B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/008Intrinsically safe circuits
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems
    • G08C19/02Electric signal transmission systems in which the signal transmitted is magnitude of current or voltage

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特にプロセス制御および同様な応用分野で使用
される2線式伝送器のための安全バリヤに関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
プロセス制御および同様な応用分野において、大地に対
して正の電位を持つ単一の直流電源よりかなりの数の2
線式伝送器およびそれらに関連するセンサへ電源を供給
する必要がしばしば生じる。第1図は代表的な公知の装
置の一例を示している。各伝送器はループ内の電流を制
御する可変抵抗器のような作用をして測定変数例えば圧
力、温度、流量または液レベルのような値を表現する。
代表的にはその信号は国際的に認められた標準である4
〜20mAの範囲の信号であり、それが制御室内で接地さ
れた250オームの抵抗に流れて指示、記録または制御機
器を動かすための1〜5Vの信号を発生することが要求
される。事実上すべての市販の計器システムでは大地に
対して正の電圧を発生することが必要とされる。
典型的な計器システムの電源装置は通常24Vであり、
22〜28Vの範囲で粗く安定化されている。したがって、
伝送器と伝送線と指示器のような任意の直列に接続され
た機器に対して与えられる電圧は最大電流20mAにおい
て最低で22マイナス5すなわち17Vである。ほとん
どの市販の伝送器は12V(希には10V)で動かなく
なるからこの装置において与えられる電圧は適切な値以
上である。余分な電圧は伝送器内で降下される。伝送器
ループに対して最近新たに要求されてきたことはそれら
が或る種の高性能の伝送器とでデジタルまたは周波数信
号をやりとりできることである。これらの信号は伝送器
それ自身によってあるいは受信局内の機器によってある
いは2本の伝送線にまたがって接続された携帯装置によ
って4〜20mAの直流に重畳される。以下この種の伝送
器を「賢い」伝送器と呼ぶこととする。
石油、ガス、石油化学、化学およびその他の可燃性ガ
ス、液体あるいは粉塵(穀物サイロ)が存在するプロセ
スにおいて、固有の安全技術によって爆発の危険から保
護することがだんだんと実施されるようになってきた。
代表的には、安全バリヤが第2図に示されるように、制
御室とプロセスとの間においてそれぞれ非接地の線に直
列に挿入されている。通常の運転時には各バリヤは減衰
を伴わずに所望の信号を通すが、安全領域いおいて電気
的な障害が発生した時はプロセスへ到達することのでき
る電圧と電流をバリヤが制限する。このことにより、危
険領域においてさらに起こる障害から発生するスパーク
が発火に至る程には大きくならないことが保証される。
実用上は、2個のバリアは単一の「2チャンネル」ユニ
ットとしてパッケージ化されている。
環境はスパークの容易さによって分類されている。“I
IC”ガスの類すなわち水素及びアセチレンに対して使
用して安全なバリヤは“IIB”または“IIA”ガス
のみすなわちエチレンまたはプロパンに対して安全なバ
リヤよりも高い抵抗値を持っている。不幸なことに、バ
リヤを導入すると伝送ループ沿いの電圧降下が増大し、
しばしば電圧の余裕がほとんどない状態までになり、ル
ープの設計は限界ぎりぎりとなる。特に、電源装置は精
密に安定化される必要があって、そのため或る不具合が
生じそれが電圧を一時的にわずかに上昇させたとしても
ただちに多くのバリヤにおいてヒューズがとぶ危険があ
る。例えば第2図は“IIC”ガスの類を含む任意の環
境で使用すべく設計された代表的な2チャンネルのバリ
ヤの2つのチャンネルの20mAにおける電圧降下を示し
ている。20mAにおける2つのチャンネルの電圧降下を
合わせると8.5Vになる。ヒューズをとばすことなくこ
のバリヤの流出チャンネルに印加し得る最大電圧は26.0
Vである。電源電圧がこの値に正確に保持されるとして
も、20mAにおいて伝送器と伝送線に供給できる電圧は
26マイナス(8.5+5)すなわち12.5Vに過ぎない。
代表的なケースのように伝送器自身が動作のために12
Vが必要であれば、この装置では長い伝送線、電源安定
化の不完全さ、共通の電源ケーブル又は直列に接続され
た機器における電圧降下、等々に対するわずかなマージ
ン(0.5V)が残るのみである。
これらの困難を克服するために満足のいく受動安全バリ
ヤを発明するために様々な試みがなされてきた。
1つの良く知られたそして広く使われている解決法は戻
り電流をバリヤの危険領域側で電圧信号(代表的には1
〜5V)に変換することである。電圧を返すことは電流
を返すことにより引き起こされる戻りチャンネルの電圧
降下をなくする効果がある。第2図に表わされたバリヤ
の或る形式のものはその目的で正確な250オームの抵抗
を内蔵している。電圧降下は1.7V減少し、電源が精密
に安定化されていれば伝送器および伝送線に対して14.2
Vを供給する。しかしながらこの構成は必ずしも満足で
きるものでなく、その理由はバリヤが搭載される母線を
基準とする電圧信号が発生されるからである。母線の電
位は実際には例えば共通ケーブルの電圧降下のためにレ
シーバ機器の0Vのレールの電位とは異なる。定義され
た電流信号が好まれるが、その理由はその信号がシステ
ム内の任意の接点地に対して一定の電圧を発生するから
であって、それによって配線の設置の設計と接地の実際
的問題が減少するからである。このことは特に大規模な
計器の設計において重要な考え方である。
別の提案された受動バリヤの解決法はIIBおよびII
Aガスのみで使用されるように設計されたバリヤを使用
することである。これらのガスはより大きなスパークに
耐えるので、バリヤの抵抗値はIICの場合に要求され
る抵抗値の約半分にできる。第2図に示されたバリヤが
IIBガス用として再度設計し直されるとその抵抗値は
約150オーム減少し、20mAで3V節約される。しかし
ながら、このやり方にはそれがIICガスに対して使用
できないという明白な欠点がある。水素やアセチレンは
存在していないことが多いが、使用者は彼らの判断を最
小限で済ますため簡単で広く適用し得る解決法を望んで
いる。
さらに可能な解決法は出力電圧を減らすことであり、こ
れは最近の半導体回路の能力のおかげでより小さな信号
すなわち0.2〜1.0Vを正確に処理できるようになり1〜
5Vの信号への要求を緩和することができることによる
ものである。これは原理的には正しく、そしてしばしば
実行されるが、実用上の傲慢な考え方によれば、1〜5
Vは世界のほとんどの地域で受け入れられた標準であ
り、ほとんどのレシーバ機器はそれに合わせて設計され
ているということである。
純粋に受動的なバリヤを用いることによっては理想的な
解決法が見い出せないので、トランジスタのような能動
的な要素を付加して性能を向上させた設計を生むべく研
究がなされた。
能動バリヤは核心部である「制限抵抗」が2又は3個の
トランジスタを用いた電流制限回路で置換されたものと
して知られている。これは与えられた最大電流に対する
電圧降下を減少せしめる。しかしながら公式の認定では
このようなバリヤには区域1および2の装置についての
使用に対して“ib”の信頼性定格しか与えられていな
い。その理由はそれらが発火を引き起こす恐れのある短
かい期間の過渡現象を通過させることがあるからであっ
て、市場の大多数はそれらが使用し得る区域0への適用
が比較的多いにもかかわらず“ia”の定格を期待して
いる。現在の“ia”への解決法は第2のバリヤチャン
ネル経由で危険区域から電流を戻すのでなく、負荷をバ
リヤの安全区域側で直接的に駆動することによってい
る。そして流出チャンネルは伝送器と伝送線のみに電源
を供給する。それはもはや負荷および第2のチャンネル
に必要な電圧をさらに供給する必要はない。流出チャン
ネル間の漏れ電流が誤差を生まないように、これらの装
置にはチャンネルに印加される電圧がツェナーダイオー
ドが著しく導通し始めるレベル以下に自動的に保たれる
ことを保証するための或る形式の安定化回路が通常組込
まれている。この事には問題はないが、もちろんバリヤ
に直接接続されている監視用(コンパレータ)アンプに
よって引かれる電流は20mAに対して無視できる大きさ
でなければならない。例えばそれは数マイクロアンペア
を超えてはならない。
この形式の能動的な“ia”のバリヤの1つはカレント
ミラー装置として知られている。第3図に示すようにこ
の方式では第2の「並列」電流12が安全領域の負荷を
駆動すべく共通の電源から供給される。それは2個の公
称値の等しい抵抗R1およびR2と高利得、低ドリフ
ト、直流コンパレータA1の作用により伝送器の電流I
1と等しくなる。回路は電圧増幅器J1及びJ2もまた
含んでいる。バリヤには正の電位が与えられている。第
2のコンパレータA2はバリヤの入力間の電圧を伝送器
の電流または供給電圧の如何にかかわらずバリヤ内のツ
ェナーダイオードが導通し始める値よりも幾分低い電圧
レベル(Vref)に維持する。
このアンプによって引かれる電流は20mAと比べて無視
できる値すなわち数マイクロアンペアでなければならな
い。危険領域の伝送線間が短絡してヒューズがとんだり
電源が過負荷になることを防ぐため、第4図のような電
流制限回路が含まれる場合もある。電流が20mAを著し
く超えると、この回路は電圧アンプJ1の制御信号に打
ち勝ってアンプJ1をオフにする。ほとんどすべての応
用上の問題を非常に満足がいく程に解決するにもかかわ
らず、カレントミラー装置には次の様ないくつかの欠点
がある。
(a)伝送器の電流の繰り返しの精度は高いが不可避的に
完全ではない。
(b)2つのアンプと基準電圧の「オーバーヘッド」的な
要求のために最大出力における消費電流は40mA以下で
なく、実際、35Vでは60mAにも達する。
(c)バリヤは「賢い」伝送器からデジタル信号又は周波
数信号を受けても他の方向へそれらを送信することがで
きない、すなわちそれは本質的に双方向でない。
(d)仮に22Vの電源から14Vの出力を得るためにバ
リヤは実際標準的でない「安全記述(safety descriptio
n)」(最大出力電圧および最小制限抵抗)を有してい
る。
(e)2つの演算増幅器とR1とR2の間の値の差および
製造時のアンプのオフセットを小さくするための調整工
程が必要なので非常にコストが高い(1チャンネルの受
動バリヤの約2倍)。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明の目的は従来技術の前述のような欠点を克服ある
いは最小限にする改良された安全バリヤを提供すること
にある。
本発明の安全バリヤはフローティング電源またはその等
価物を用いる考えに基づいている。
広くには、本発明によれば2線式伝送器にエネルギを供
給する安全バリヤであって、バリヤは伝送器より引き出
される電流と実質的に等しい直流電流を接地した負荷へ
バリヤが配給することを可能とするためのフローティン
グ直流電源またはその等価物を含む安全バリヤが提供さ
れる。
好ましくは、フローティング直流電源はバリヤ内に設置
されフローティング電源を発生する手段を伴う外部直流
電源より誘導される。
前記手段は発振器、トランスと整流および平滑回路とを
すべてバリヤ内に具備する。
トランスは好ましくは昇圧トランスである。
また、発振器は1つまたはそれ以上のダイオードポンプ
回路を駆動してトランスの必要なしで同一の機能を達成
しても良い。
或る具体例において、1つまたはそれ以上の開閉される
インダクタが得られる電圧をブーストするために設けら
れる。スイッチのオン時間は必要な電圧ブーストを提供
すべく用いられる。オン時間は例えば1周期の0.25倍で
ある。開閉されるインダクタはダイオードポンプ回路に
対して交流駆動を直接提供する。
1つの好適な具体例において、バリヤは大地に対して負
の極性の信号を通過させるように電位が与えられ負荷に
配給される電流は大地に対して正である。バリヤに印加
される電圧は好ましくはバリヤが導通し始めるレベル以
下のレベルに自動的に保たれ、その手段は安定化回路で
あり、それは電源電圧と負荷の電圧降下における変動を
補償する。安定化回路はスイッチングレギュレータで良
い。
負荷の電圧における変動の補償は好ましくはバリヤが
「賢い」伝送器へ及びそれからの双方向において重畳さ
せたデジタルまたは周波数信号を通過させる程度の時間
で遅延される。
望ましくは、外部電源から引き出される電流はバリヤ内
のヒューズをとばさないかまたは電源が過負荷にならな
いレベルに自動的に制限される。
本発明の安全バリヤは次の利点を有している。
(a)伝送器と負荷の電流は同一の電流はものであるので
非常に精度が高い。
(b)唯1つの電流が存在するのみで余分な電力は供給さ
れないので、電流消費が小さく、代表的には40mAの領
域にある。
(c)賢い伝送器からのデジタル又は周波数信号を受ける
能力ばかりかそれらを他の方向へ通過させる能力もあ
る。
(d)安全記述(最大出力電圧、最小制限抵抗)は例えば
28V、300オームというように標準的である。
(e)カレントミラー装置と比べて低コストであり、その
理由はそれが1つ以上のコンパレータアンプ(その電圧
ドリフトが問題)および製造中の校正を必要としないか
らである。
〔実施例〕
第5図はフローティング電源が負の電位を与えられたバ
リヤと共働して伝送器からの電流で直接的に負荷を駆動
するバリヤを示している。
フローティング電源は共通電源(20〜25V)から公知の
手段で誘導され、これらの手段は例えば電流制限回路1
0、電圧安定化回路12、高周波発振器14、および小
形の昇圧トランスTRと整流平滑回路RSとを具備する
ユニット16とを含んでいる。
コンパレータアンプAはフローティング電源電圧を制御
することによりバリヤの入力間の電圧をバリヤ内のツェ
ナーダイオードが導通し始める電圧よりも幾分低い電圧
レベル(Vref)に維持する。原理的にはこのことは絶縁
されたトランスTRの別の側でなされる。
制御ループは電流が増加するにつれてフローティング電
流の電圧を増加させて、負荷の電圧降下の増加を中和す
る効果を有している。言い換えれば、電源は上昇する電
圧/電流特性を有している。電圧安定化回路12の周波
数応答はコンデンサC1によって制限されている。この
ことは「賢い」伝送器からデジタルまたは周波数信号を
受け取るばかりでなく他の方向へそれらを通過させるこ
とを可能にする。
第6図は第5図と等価な回路であって、トランスTRが
ダイオードポンプ回路で置換されたものを表わしてい
る。ポンプはダイオードD1およびD2、コンデンサC
2および共通の電源で動く発振器を具備し、フローティ
ング電源と同様な形で作用して、バリヤから流れ出る電
流に正確に等しい電流で負荷を駆動する。この等値性を
成り立たせるために必要なことはコンデンサC2が直流
の漏れ電流を生じないことのみである。ダイオードの漏
れ電流、ダイオード自身の容量および発振器の波形には
無関係である。前と同様に、コンパレータアンプAは電
源電圧あるいは負荷の電圧降下の如何にかかわらず正し
い電圧がバリヤの入口に印加されることを保証するため
に電圧安定化回路12を制御する。バリヤから出て負荷
へ供給される電流はパルス化された直流であるから、こ
の回路には平滑(蓄電)コンデンサが必要であり、それ
は著しい漏れがあってはならない。必要があればこの実
用上の問題はより小さな平滑コンデンサでも適するよう
に逆位相で作用する2つの独立したダイオードポンプ回
路を採用することで大きく減少することができる。発振
器の電圧の波高値はバリヤへ印加される電圧(たとえば
21V)と負荷へ配給される電圧(たとえば5V)と2
つのポンプダイオードの電圧降下(仮に1V)との和す
なわち28.5Vを超えなければならない。これは代表的な
供給電圧の最低値(22V)を超えているので何らかの
手段で昇圧することが望ましい。これは第7図で示され
る例で達成し得る。
第7図は断続的にクランプされるインダクタLによって
必要な電圧ブーストを得るダイオードポンプ回路を示し
ている。このようなインダクタは広く用いられており低
コストで多量に容易に得ることができる。発振器18は
必要な電圧ブーストを得るに充分な「オン時間」、代表
的には1周期の25%のオン時間でトランジスタスイッ
チSを駆動する。スイッチSがクランプされる間、イン
ダクタLの電流は増加し、コンデンサC2はバリヤの蓄
電コンデンサC3からダイオードD1を経て電流を引き
出す。スイッチSが開となると、インダクタLとコンデ
ンサC2の接続点は正の電位へ浮き、ダイオードD2を
経て蓄電コンデンサC4へ電流を流し負荷へ供給する。
その間にインダクタLを流れる電流は減少する。コンデ
ンサC2にも2つの蓄電コンデンサ3,C4にも漏れが
ないとすれば、負荷に流れる電流はバリヤを流れる電流
と等しくなるはずである。コンデンサC2間の電圧はそ
のために自動的に調節される。インダクタLの両端の電
圧は直流抵抗による電圧降下を無視すれば1サイクルに
わたってゼロであるはずであるから(換言すればコア内
の磁束の変化は連続的であるから)、必要な供給電圧は
V=(Vref+v+0.75+0.75)(1−0.25)であり、た
だしD1とD2の電圧降下は共に0.75でスイッチSのオ
ン時間は1周期の1/4である。したがってこの例にお
いて必要な供給電圧は(21+5+1+1.5)(0.75)=2
1.4Vであり、通常得られる最低電圧22Vよりもわず
かに低い。
電圧ブーストの程度は発振器18のデューティー比を選
択することにより要求される値に適合させ得る。記述さ
れた簡単な回路は単一のスイッチSによってブーストの
程度を定める機能とポンプを駆動するための交流信号を
供給する機能との組み合わせを実現している。これらの
機能を組み合わせない別の同様な回路も可能である。特
に第8図に示されるように、2つのスイッチS1および
S2を使用することができて、昇圧された電圧はフロー
ティングではなく接地されたコンデンサに貯えられ、安
定化回路(レギュレータ)はスイッチングレギュレータ
である。
バリヤ間に適切な一定電圧Vrefを維持する別の方法は第
9図に示されている。本図にはフローティング直流電源
が描かれているが、同じ原理がダイオードポンプ回路に
も等しく適用される。電源の電圧は通常の手段で一定に
保たれ、実質的に1の電流利得を持つ電圧アンプJを介
して負荷を駆動する。実際にはJはカスケード接続した
2〜3個のトランジスタで良い。Jのベースは一定電位
に保たれているから、Vrefもまた一定となる。負荷によ
る電圧降下の変動に対する補償はアンプJの両端の電圧
における絶対値が等しく極性が逆である変動によって自
動的に達成される。
本装置は賢い伝送器と共に使用することを意図したバリ
ヤにおいて特別な利点を有している。すべての分流ダイ
オード(shunt-diode)を使ったバリヤは通常デジタル
信号または少なくとも数kHzまでの周波数信号を受け入
れる。しかしながら、前述のようなフローティング電源
装置は電圧補償回路すなわち第9図のアンプJの応答が
適切に遅延または禁止されなければそれらを反対方向へ
通過させない。不幸なことにこれは4〜20mAの測定信
号の変動に対するバリヤの応答を遅くするかあるいは換
言するれば応答性を悪くする。したがって、問題は2つ
の周波数を識別することと妥協点を見い出すことの1つ
である。示された形式の回路の特別な利点はアンプJの
ベース端子が高インピーダンスであるので小形で安価な
要素を用いてフィルタまたはその他の回路を組み込むこ
とが可能であるということである。第9図のC11,R1
1;C12,R12によって例示されるような多段フィルタ
は通信周波数と要求される測定の応答周波数が大きく異
なっていなければ有益である。
〔発明の効果〕
前述した如く本発明の安全バリヤは次の様な利点を有し
ている。
(a)伝送器と負荷の電流は同一のものであるから非常に
精度が高い。
(b)唯1つの電流が存在するのみで余分な電力は供給さ
れないので、消費電流が小さく、代表的には40mAの領
域にある。
(c)賢い伝送器からのデジタル又は周波数信号を受ける
能力ばかりかそれらを他の方向へ通過させる能力もあ
る。
(d)安全記述(最大出力電圧、最小制限抵抗)は例えば
28V、300オームというように標準的である。
(e)カレントミラー装置と比べて低コストであり、その
理由はそれが1つ以上のコンパレータアンプ(その電圧
ドリフトが問題)および製造中の校正を必要としないか
らである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は先行技術の安全バリヤを表わす図、 第5図はトランス結合したフローティング電源を用いた
本発明の係る安全バリヤの第1の具体例を表わす図、 第6図はダイオードポンプによる電源を用いた本発明に
係る安全バリヤの第2の具体例を表わす図、 第7図は本発明に係る安全バリヤの第3の具体例を表わ
す図、 第8図は第7図に示されたバリヤを使用した回路の変形
を表わす図、 第9図は本発明に係る安全バリヤの第4の具体例を表わ
す図である。 図において、 TR…昇圧トランス、RS…整流平滑回路、 TX…伝送器、 A…コンパレータアンプ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2線式伝送器にエネルギを供給する安全バ
    リヤであって、該バリヤは該伝送器より引き出される電
    流と実質的に等しい直流電流を接地した負荷へ該バリヤ
    が配給することを可能とするフローティング直流電源ま
    たはダイオードポンプ回路を含み、該フローティング直
    流電源またはダイオードポンプ回路は外部直流電源に接
    続され、少なくとも1つの安定化回路を含み、そこにお
    いて、該安定化回路はバリヤに印加される電圧をバリヤ
    が導通し始めるレベル以下のレベルに自動的に保ち、電
    源電圧と負荷の電圧降下における変動を補償することを
    特徴とする2線式伝送器用安全バリヤ。
  2. 【請求項2】前記少なくとも1つの安定化回路はスイッ
    チングレギュレータを具備する請求項1記載の安全バリ
    ヤ。
  3. 【請求項3】単一チャンネルの分流ダイオードの安全バ
    リアである請求項1又は2記載の安全バリヤ。
  4. 【請求項4】フローティング電源を発生する前記手段は
    バリヤ内にあり、発振器、トランスと整流および平滑回
    路とを具備する請求項1,2又は3記載の安全バリヤ。
  5. 【請求項5】前記トランスは昇圧トランスである請求項
    4記載の安全バリヤ。
  6. 【請求項6】前記ダイオードポンプ回路は発振器で駆動
    され、該ダイオードポンプ回路はバリヤから引き出され
    る電流と等しい電流で負荷を駆動する請求項1,2又は
    3記載の安全バリヤ。
  7. 【請求項7】前記発振器の波高値電圧をブーストするた
    めであり前記ダイオードポンプ回路と組み合わされた少
    なくとも1つの開閉されるインダクタを含む請求項6記
    載の安全バリヤ。
  8. 【請求項8】前記少なくとも1つのインダクタは必要な
    電圧ブーストを提供するオン時間を有するスイッチ手段
    により制御される請求項7記載の安全バリヤ。
  9. 【請求項9】前記オン時間は1周期の1/4である請求
    項8記載の安全バリヤ。
  10. 【請求項10】前記少なくとも1つの開閉されるインダ
    クタは前記ダイオードポンプ回路に対して交流駆動を直
    接提供する請求項7,8又は9記載の安全バリヤ。
  11. 【請求項11】バリヤ間の電圧を一定に維持する手段を
    含み、該手段は一方のフローティング直流電源又はダイ
    オードポンプ回路と他方の駆動される負荷との間に接続
    され電流利得が1である電圧増幅手段を具備する電圧補
    償回路を具備する請求項1,2又は3記載の安全バリ
    ヤ。
  12. 【請求項12】バリヤは大地に対して負の極性の信号を
    通過させるように電位が与えられ負荷に配給される電流
    は大地に対して正である請求項1〜11のいずれか1項記
    載の安全バリヤ。
  13. 【請求項13】負荷の電圧における変動に対する補償は
    バリヤが双方向において重畳されたデジタルまたは周波
    数信号を通過させる程度の時間で遅延される請求項1〜
    12のいずれか1項記載の安全バリヤ。
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