JPH0667097A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JPH0667097A
JPH0667097A JP5062204A JP6220493A JPH0667097A JP H0667097 A JPH0667097 A JP H0667097A JP 5062204 A JP5062204 A JP 5062204A JP 6220493 A JP6220493 A JP 6220493A JP H0667097 A JPH0667097 A JP H0667097A
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勇 唐澤
Sachihiro Okada
祥宏 岡田
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
Yuichi Yamada
雄一 山田
Masanobu Koitabashi
正信 小板橋
Keiji Handa
啓二 半田
Toshiaki Nishigori
俊明 錦織
Akihiro Amamiya
昭宏 雨宮
Masato Toda
真人 戸田
Tsuguhisa Sasai
嗣久 笹井
Kazufumi Takamizawa
一史 高見澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプ交換時において活電部に直接触れるこ
とを防止すると共に、インターロックスイッチを不要と
し、トランスの絶縁構造を簡略化して装置を小型化す
る。 【構成】 光源装置21には、ランプ交換時に着脱する
第1ランプ交換扉30及び第2ランプ交換扉33が設け
られている。第2ランプ交換扉33はキセノンランプ2
2,ヒートシンク23からなるランプユニット32の前
面を覆うように略L字状の絶縁部材で構成され、上面部
の奥部には導電パターン35が設けられている。導電パ
ターン35は電極分離部36に嵌合してスタータとラン
プユニット32とを導通させるが、第2ランプ交換扉3
3を取り外すとこれに伴って導電パターン35が抜脱さ
れ、電極分離部36においてランプ両極へ電力を供給す
る回路が一定の絶縁距離以上の間隔を保って分離され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡に接続されて照
明光を出力する光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡に照明光を供給するた
めの光源装置では、キセノンランプ等の光源ランプはヒ
ートシンクに保持され、このヒートシンクを通じて光源
ランプへの電源供給が行われるような構成となってい
る。このような構造の光源装置において、光源ランプを
交換する場合には、ランプ交換扉を開け、光源ランプを
ヒートシンクと共に取り出して光源ランプを交換するよ
うにしている。従って、ランプ交換扉を開けると光源ラ
ンプへの電源供給可能なヒートシンクが露出するため、
前記ランプ交換扉が開いたときにヒートシンクへの電源
供給を停止するインターロックスイッチが設けられてい
る。また、光源ランプに並列に接続されているコンデン
サに蓄えられている電荷を放電し、感電を防止するため
のインターロックスイッチも設けられている。
【0003】図77に従来の光源装置におけるランプ点
灯回路の概略の構成を示す。このランプ点灯回路には、
商用電源1がヒューズ2,インターロックスイッチ3を
介してランプ用電源回路であるスイッチング電源4に接
続されるようになっている。このインターロックスイッ
チ3は、ランプ交換扉と連動しており、ランプ交換扉が
開けられたときに回路を遮断してスイッチング電源4へ
の電源の供給を断つようになっている。スイッチング電
源4内には、インバータトランスからなるトランス5が
設けられており、このトランス5において一次回路と二
次回路とを安全確保のため強化絶縁している。スイッチ
ング電源4の二次出力は、ランプ点灯時に高電圧を発生
するためのスタータ6を介してキセノンランプ7に接続
されている。スイッチング電源4とスタータ6との間に
は、二次回路に設けられたコンデンサの電荷を放電する
放電抵抗8及びインターロックスイッチ9が両極間に接
続されている。インターロックスイッチ9は、前記イン
ターロックスイッチ3と同様にランプ交換扉と連動して
おり、ランプ交換扉が開けられたときにショートして放
電抵抗8を二次回路に接続し、二次回路に蓄えられてい
る電荷を放出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の光源装
置では、一次側に設けられたインターロックスイッチ3
は、一次回路における電源ラインを直接遮断するもので
あり、大型で多くのスペースを必要としていた。また、
ランプ交換時において二次回路に設けられたコンデンサ
の電荷による感電を防止するため、放電用のインターロ
ックスイッチ9も必要であり、これにもスペースを要し
ていた。
【0005】さらに、インターロックスイッチの故障に
よって安全性を損なうことのないように、スイッチング
電源4のトランス5は強化絶縁構造とする必要がある。
安全規格上必要とされる一次回路、二次回路間の絶縁を
確保するため、各巻線間の沿面距離は8mm以上、空間距
離は5mm以上必要であり、これによりトランスが大型化
してしまう不具合があった。すなわち、図78に示すト
ランス5において、前述した一次巻線11,二次巻線1
2の各巻線間の沿面距離を確保するため、層間テープ1
3,スペーサテープ14の幅を広くする必要があり、ト
ランスが大きくなってしまっていた。
【0006】このように、インターロックスイッチを設
けるために多くのスペースを要したり、ランプ用電源回
路のトランスが大型化することによって、光源装置を小
型に構成することは困難であった。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、ランプ交換の際に交換者が光源ランプに接触可
能となった状態において、二次回路のスタータとランプ
接続電極との間を安全規格で定められた値以上の絶縁距
離を保って分離でき、これにより、活電部に直接触れる
ことを防止して安全性を向上できると共に、インターロ
ックスイッチを不要とし、かつトランスの絶縁構造を簡
略化することができ、装置を小型化することが可能な光
源装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による光源装置
は、光源ランプを交換する際に着脱するランプ交換扉を
有し、このランプ交換扉を脱したときに、ランプ点灯回
路経路中の両極を分離する電極分離部を備えたものであ
る。
【0009】
【作用】光源ランプを交換する際には、ランプ交換扉を
脱して光源ランプを取り外し、交換を行う。ここで、ラ
ンプ交換扉を脱したときに、電極分離部によってランプ
点灯回路の二次回路におけるスタータと光源ランプ電極
との間の経路中の両極を分離する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図9は本発明の第1実施例に係り、図
1は光源装置のランプハウス部の構成を示す側断面図、
図2は光源装置におけるランプ点灯回路の構成を示す回
路図、図3は光源ランプ及びこれを保持するヒートシン
クを示す側面図、図4は第2ランプ交換扉の構成を示す
斜視図、図5は図1のランプハウス部を上方から見た構
成説明図、図6は第2ランプ交換扉が嵌合する電気接点
部の構成を示す斜視図、図7は電気接点部と第2ランプ
交換扉の導電部との嵌合状態を示す説明断面図、図8は
第2ランプ交換扉が取り外された状態のランプハウス部
外観を示す斜視図、図9はヒートシンクが取り外された
状態のランプハウス部を正面から見た説明図である。
【0011】図1に示すように、本実施例の光源装置2
1は、図示しない内視鏡と接続され、光源装置21内に
配設された光源ランプとしてのキセノンランプ22から
の照明光を、内視鏡へ供給可能になっている。キセノン
ランプ22は、ランプへ電源供給可能なヒートシンク2
3によって保持され、固定ツマミ24によりランプハウ
ス部内の導電性を有するヒートシンク支持棒25に着脱
自在に取り付けられている。ヒートシンク23には、図
3に示すように、溝部26がL字状に設けられており、
ランプハウス部の後方に設けられた冷却用ファン27か
ら送られた空気が横方向から下方に向かって流れ、ラン
プハウス部の下部のダクト28から抜けるようになって
いる。これにより、キセノンランプ22及びヒートシン
ク23が冷却されるようになっている。
【0012】光源装置21の筐体29には、光源ランプ
を交換する際に開閉する第1ランプ交換扉30が扉固定
ツマミ31により固定されている。また、第1ランプ交
換扉30の内側には、キセノンランプ22とヒートシン
ク23とで構成されるランプユニット32の前方を覆う
第2ランプ交換扉33が設けられている。第2ランプ交
換扉33は、図4に示すように、略L字状の絶縁部材で
構成されており、前方面に第2ランプ交換扉33を引き
出す際に把持する取っ手34が設けられている。この取
っ手34は、第1ランプ交換扉30を筐体29に取り付
けたときに第1ランプ交換扉30に当接して押し込ま
れ、第2ランプ交換扉33がランプハウス部内に固定さ
れるようになっている。なお、第2ランプ交換扉33
は、装着する際に絶縁部材で構成されたランプハウス本
体37のガイド用挿入孔に沿って上面部が挿入されるよ
うになっている。第2ランプ交換扉33の上面端部に
は、導電パターン35が設けられており、第2ランプ交
換扉33を装着した際にランプハウス部の上方後部に設
けられた電気接点部36に嵌合して電気接点部36の2
つの電気接点を導通させるようになっている。なお、第
2ランプ交換扉33は、ランプハウス部より引き出す際
に内部のランプユニット32を触れることができないよ
うに、前面部の両側端部が側面へ折り曲げられ、絶縁部
材が側面前方部まで延出した形状となっている。
【0013】ここで、図2を参照して光源装置21にお
けるランプ点灯回路について説明する。ランプ点灯回路
には、商用電源41がヒューズ42を介してランプ用電
源回路であるスイッチング電源43に接続されるように
なっている。スイッチング電源43内には、インバータ
トランスからなるトランス44が設けられている。スイ
ッチング電源43の二次出力は、ランプ点灯時に高電圧
を発生するためのスタータ45を介してキセノンランプ
22に接続されている。このスタータ45とキセノンラ
ンプ22との間には、スタータ45の両極の出力とキセ
ノンランプ22の電極とをそれぞれ一定の絶縁距離以上
の間隔を保って分離する電極分離部46が設けられてい
る。本実施例では、キセノンランプ22の電極と導通し
たヒートシンク23に接続される前記電気接点部36に
おいて電極分離部46が構成されている。
【0014】前記電気接点部36は、図5に示すよう
に、スタータ45からの電線47が一方の電気接点に接
続され、他方の電気接点が電線48を介して前記ヒート
シンク支持棒25に接続されて、ヒートシンク23と電
気的に導通するようになっている。もう一方の電極も同
様に、スタータ45からの電線47が電気接点部36,
電線48を介してヒートシンク支持棒25に接続され
て、ヒートシンク23と電気的に導通するようになって
いる。ここで、第2ランプ交換扉33が後方に押し込ま
れる形で取り付けられ、第2ランプ交換扉33の上面部
に設けられた導電パターン35が電気接点部36に嵌合
することにより、電気接点部36の2つの電極間が導通
してランプユニット32に電源を供給可能になってい
る。電気接点部36は、図6に示すように、絶縁部材で
構成された接点支持部材49に上下方向に対向した2対
の電気接点50,51が固定ビス52,53で固定され
ている。電気接点50,51は弾性部材で構成されてお
り、図7に示すように、第2ランプ交換扉33の上面端
部が挿入されると対向する2つの接点50a,50bが
押し開かれ、第2ランプ交換扉33端部の両面に形成さ
れた導電パターン35と圧接して2つの接点が電気的に
導通するようになっている。なお、第2ランプ交換扉3
3が外されて電気接点部36において回路が分離された
ときの絶縁距離は、電気接点50と51との間隔によっ
て規定されることになる。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
商用電源41に接続されたスイッチング電源43よりス
タータ45を介してキセノンランプ22へ電源を供給
し、キセノンランプ22を点灯させて照明光を内視鏡へ
供給する。
【0016】キセノンランプ22が寿命などにより暗く
なったり、点灯しなくなった場合、ランプを交換する
が、ランプ交換の際には、ランプ交換者はまず第1ラン
プ交換扉30を筐体29に固定している扉固定ツマミ3
1をまわして第1ランプ交換扉30を取り外す。この時
点では、ランプユニット32は電気的に導通しており活
電状態となっているが、絶縁性のある第2ランプ交換扉
33によって覆われており、活電部となっているヒート
シンク23等には触れることができない構造になってい
る。
【0017】次に、第2ランプ交換扉33を取り外して
ランプユニット32を露呈させる。第2ランプ交換扉3
3を取り外した状態を図8に示す。ランプハウス本体3
7の挿入孔開口部38より挿入されランプユニット32
の前方を覆う第2ランプ交換扉33が引き抜かれて外さ
れると、ランプユニット32のヒートシンク23が露呈
して取り外し可能な状態となる。このとき、第2ランプ
交換扉33が引き抜かれると、端部に形成された導電パ
ターン35が電気接点部36より抜脱され、電気接点部
36において2対の電気接点50と51との間の回路が
分離される。これにより、スタータ45からの電線47
と電線48以降のヒートシンク23及びキセノンランプ
22とは電気接点50,51間の絶縁距離を保って電気
的に絶縁され、ヒートシンク23への電源の供給が断た
れる。ここで、電気接点50,51間の距離は安全規格
で規定される絶縁距離以上の値としている。また、導電
パターン35が電気接点50,51より前記絶縁距離以
上離れるまでは、ヒートシンク23に触れることができ
ないように、第2ランプ交換扉33の側面前方部でヒー
トシンク23が覆われるようになっている。
【0018】そして、ランプ交換者はヒートシンク固定
ツマミ24をまわして固定を解除し、ヒートシンク23
と共にキセノンランプ22を光源装置から取り外した
後、キセノンランプ22の交換を行う。このとき、交換
者が触れるヒートシンク23は電源と電気的に分離して
おり、感電の虞れはない。ランプユニット32を取り外
した状態を図9に示す。ランプハウス部の奥部に設けら
れたヒートシンク支持棒25に挿入されたヒートシンク
23が取り付けられるようになっている。また、キセノ
ンランプ22が点灯しているときには、ヒートシンク支
持棒25の後側に設けられた冷却用ファン27よりヒー
トシンク23に向かって空気が送られ、この空気が底面
に設けられたダクト28より抜けてランプユニット32
が冷却される。また、第2ランプ交換扉33の上面部を
挿入するガイド用の挿入孔開口部38は、IEC等の安
全規格で規定された図10に示すテストピン55や図1
1に示すテストフィンガー56などで内部の電気接点部
36等の活電部を触れることができないような、例えば
3mm以下の幅の開口面積となっている。これにより、
電気接点部36までの奥行きは充分あるため、金属性の
細長い棒などを差し込まないかぎりは電気接点部36に
触れることは不可能であり、感電の危険性はない。
【0019】ランプ交換後、第2ランプ交換扉33を挿
入孔開口部38よりランプハウス本体37のガイド用挿
入孔に沿って挿入することにより、第2ランプ交換扉3
3の導電パターン35が電気接点部36の電気接点5
0,51に嵌合し、スタータ45とヒートシンク23及
びキセノンランプ22とが導通してキセノンランプ22
が通電状態となる。さらに、第1ランプ交換扉30を装
着することにより、第1ランプ交換扉30が第2ランプ
交換扉33に設けられた取っ手34に当接して第2ラン
プ交換扉33が押し込まれ、振動等による電気接点部3
6の電気接点50,51における抜脱を防止できる。
【0020】このように、ランプ交換扉に導電パターン
を設け、ランプ交換扉を着脱する際に導電パターンが電
気接点部に対して嵌合、分離するようにしてスタータと
ランプ電極間の回路を分離する電極分離部を構成するこ
とにより、ランプ交換の際に容易にかつ確実にヒートシ
ンクや光源ランプを絶縁することができる。また、電気
接点をランプハウス開口部の奥に設けているため、電気
接点部等の活電部に触れることができず、より安全とな
る。
【0021】従って、ランプ交換時において、交換者が
ヒートシンク等のランプユニットに触れることができる
状態となったときは、ランプユニットはIEC,UL等
の安全規格で定められている絶縁距離以上の距離を確保
して分離されているため、感電の虞れはなく安全であ
る。また、ランプ交換時に触れることができる部分は絶
縁距離を確保して確実に分離されるため、ランプ点灯回
路のスイッチング電源内の絶縁トランスは強化絶縁構造
とする必要がなく、トランスの小型化がはかれる。さら
に、ランプユニットが電気的に分離されており、漏れ電
流も問題にならないため、従来必要であったランプ交換
時に一次回路を遮断するためのインターロックスイッチ
は不要となる。また、二次回路に設けられたコンデンサ
の電荷による感電を防止するための、放電用のインター
ロックスイッチについても、スタータ以降の回路を分離
することにより不要となり、小型のマイクロスイッチで
スイッチング電源の発振を止めるだけでよくなる。これ
らにより、装置を小型化することが可能となる。
【0022】図12ないし図15は本発明の第2実施例
に係り、図12は光源装置のランプハウス部の構成を示
す側断面図、図13は第2ランプ交換扉が嵌合する電気
接点部の構成を示す斜視図、図14は電気接点部と第2
ランプ交換扉の導電部との嵌合状態を示す説明断面図、
図15は第2ランプ交換扉の変形例を示す斜視図であ
る。
【0023】第2実施例は、第2ランプ交換扉の導電
部、及びこれが嵌合する電気接点部の構成を変更した例
である。
【0024】図12に示すように、第2ランプ交換扉6
1は、第1実施例と同様に、略L字状の絶縁部材で構成
されており、上面部端部に金属棒62が突出して設けら
れている。この金属棒62が電気接点部63と嵌合し、
スタータとヒートシンクとの間の回路が導通するように
なっている。その他の構成は第1実施例と同様であり、
説明を省略する。
【0025】前記電気接点部63は、図13に示すよう
に、基板64上に各電極において3系統の導電パターン
66が形成されて構成されており、導電パターン66の
一端にスタータからの電線47が圧着された丸端子が固
定ビス65によって固定され、導電パターン66の一端
と電線47とが導通している。また、基板64にはヒー
トシンク23が当接して取り付けられるようになってお
り、導電パターン66の他端はヒートシンク23に接続
され、キセノンランプ22の電極と導通するようになっ
ている。
【0026】導電パターン66は、基板64に形成され
た挿入孔67によって分離されており、この挿入孔67
に第2ランプ交換扉61の金属棒62が嵌入することに
より、導電パターン66の両端が導通するようになって
いる。ここでは、第2ランプ交換扉61にはそれぞれの
電極において3本の金属棒62が設けられている。すな
わち、図14に示すように導電パターン66は挿入孔6
7においてスルーホール形状のように側面にもパターン
が設けられており、ここに金属棒62が圧接して両側の
導電パターン66が導通するようになっている。また、
挿入孔67にはすり割りが設けられており、金属棒62
が抜脱した際の沿面距離を確保している。なお、金属棒
62は、図15に示す変形例の第2ランプ交換扉68の
ように、各電極において1本ずつ設けるようにしても良
いし、電流容量に応じて何本設けてもかまわない。
【0027】第1実施例と同様に、光源ランプの交換の
際には、第2ランプ交換扉61を取り外し、電気接点部
63においてスタータとヒートシンク間の回路を分離す
る。第2ランプ交換扉61が装着されているときは、金
属棒62が挿入孔67に嵌入されて分離された導電パタ
ーン66の両端の導通がはかられ、光源ランプに電源が
供給される。一方、ランプ交換のため第2ランプ交換扉
61が外されると、これと共に金属棒62が抜脱される
ため、導電パターン66の両端が分離される。このとき
の絶縁距離は、パターン間の空間距離及びすり割りによ
り確保された沿面距離により確保される。
【0028】このように、本実施例においても第1実施
例と同様に、簡単な構成でランプ交換時における感電の
危険性を防止でき安全性を保持できると共に、トランス
の小型化、及びインターロックスイッチを不要とするこ
とができる。また、本実施例では、スタータに接続され
る導電パターンを直接ヒートシンクと接合しているた
め、配線を簡略化することができる。また、基板の挿入
孔に金属棒を嵌入して導電パターン間の導通をはかって
いるため、接点などの部材が不要となり、電気接点部の
簡略化、小型化につながる。なお、金属棒の本数を増や
すことにより、大電流を必要とするランプにも対応でき
る。
【0029】図16ないし図18は本発明の第3実施例
に係り、図16は光源装置のランプハウス部の構成を示
す側断面図、図17は第2ランプ交換扉の構成を示す斜
視図、図18は電気接点部と第2ランプ交換扉の導電部
との嵌合状態を示す説明図である。
【0030】第3実施例も、第2ランプ交換扉の導電
部、及びこれが嵌合する電気接点部の構成を変更した例
である。
【0031】図16及び図17に示すように、第2ラン
プ交換扉71は、第1実施例と同様に、略L字状の絶縁
部材で構成されており、上面部に第2ランプ交換扉71
を固定するための固定ツマミ72が回転可能に設けられ
ている。固定ツマミ72は絶縁部材で構成されており、
他端には導電部73が設けられている。また、スタータ
からの電線47が接続される金属棒75が設けられ、固
定ビス74によって電線47と接続されている。一方、
ヒートシンク23は金属等からなる導電性の支持棒76
に取り付けられ、電気的に接続されている。前記固定ツ
マミ72先端部に設けられた導電部73が金属棒75及
び支持棒76に嵌合することにより、スタータとヒート
シンクとの間の回路が導通するようになっている。その
他の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0032】導電部73、金属棒75及び支持棒76で
構成された電気接点部は、図18に示すように構成され
ている。金属棒75及び支持棒76の端部は、端面が凹
面状となるように形成されており、一方、導電部73の
両端は凸面状に端面が形成されている。第2ランプ交換
扉71の固定ツマミ72を回転させるとこれに伴って導
電部73が回転し、金属棒75及び支持棒76の端面と
圧接するように嵌合する。これにより、金属棒75と支
持棒76とが導通するようになっている。このように金
属棒75と支持棒76とが導通状態のとき、導電部73
に連動する固定ツマミ72は垂直の位置となり、第2ラ
ンプ交換扉71がランプハウス本体37に対して固定さ
れるようになっている。なお、金属棒75と支持棒76
との間は、安全規格で規定される絶縁距離が確保されて
いる。
【0033】第1実施例と同様に、光源ランプの交換の
際には、第2ランプ交換扉71を取り外し、スタータと
ヒートシンク間の回路を分離する。固定ツマミ72によ
って第2ランプ交換扉71がランプハウス本体37に固
定されて装着されているときは、固定ツマミ72端部の
導電部73が金属棒75及び支持棒76に嵌合してお
り、金属棒75と支持棒76との導通がはかられ、光源
ランプに電源が供給される。一方、ランプ交換のために
固定ツマミ72を回転させて水平の位置とすると、固定
ツマミ72がランプハウス本体37の溝部より外れて第
2ランプ交換扉71は取り外し可能となる。これと同時
に、固定ツマミ72と連動している導電部73が金属棒
75及び支持棒76より分離し、金属棒75と支持棒7
6とが電気的に分離する。第2ランプ交換扉71が取り
外されて交換者がランプ電極に接触可能となった状態で
は、ヒートシンク23に接続される支持棒76は金属棒
75と一定の絶縁距離を保って分離されており、感電の
危険性はない。
【0034】このように、本実施例においても第1実施
例と同様に、簡単な構成でランプ交換時における感電の
危険性を防止でき安全性を保持できると共に、トランス
の小型化、及びインターロックスイッチを不要とするこ
とができる。また、本実施例では、支持棒76はヒート
シンクの固定と光源ランプへ電流を供給する導体とを兼
ねており、より装置構成を簡略化できる。また、固定ツ
マミ72は、導電部と連動して光源ランプへの通電を行
うと共に、第2ランプ交換扉を固定することができ、よ
り確実にランプ交換扉を固定してランプユニットを保護
することができる。
【0035】図19ないし図25は本発明の第4実施例
に係り、図19は第4実施例のランプハウス部の概略の
構成を示す説明図、図20はランプユニットの構成を示
す正面図、図21はランプユニットをアノード側から見
た側面図、図22はランプユニットをカソード側から見
た側面図、図23はランプ交換扉及びランプユニット保
持部材の構成を示す斜視図、図24はランプハウス部の
側断面図、図25はランプ交換扉及びランプユニット保
持部材を取り外した状態のランプハウス部を正面から見
た説明図である。
【0036】まず、図19を参照して第4実施例の光源
装置におけるランプハウス部の概略の構成を説明する。
ランプ交換扉81には、キセノンランプ及びヒートシン
クを含むランプユニット82を保持するランプユニット
保持部材83が取り付けられており、ランプ交換扉81
を着脱することによりランプユニット82を一体的に着
脱可能に構成されている。ランプユニット保持部材83
は、光源装置本体84に固定されたランプハウス85内
に挿入されて装着されるようになっている。なお、ラン
プユニット保持部材83及びランプハウス85は絶縁部
材で構成されている。ランプハウス85の後方にはソケ
ット88が設けられており、このソケット88にキセノ
ンランプへ電力を供給する電源86が電線87を介して
接続されている。前記ランプユニット82のヒートシン
クには電極89が突出して設けられており、この電極8
9がランプハウス85に設けられたソケット孔を挿通し
てソケット88に嵌合するようになっている。
【0037】ランプユニット82は、図20に示すよう
に、キセノンランプ22と、キセノンランプ22のアノ
ードを電気的に接続しランプを保持するアノード側ヒー
トシンク90aと、キセノンランプ22のカソードを電
気的に接続しランプを保持するカソード側ヒートシンク
90bとを備えて構成されている。ヒートシンク90a
にはアノード電極89aが、ヒートシンク90bにはカ
ソード電極89bがそれぞれ上部に突出して設けられて
いる。なお、これらの電極89a,89bは幅が3mm
以下(t≦3mm)に設定されている。ランプユニット
をアノード側から見た側面図を図21に、カソード側か
ら見た側面図を図22に示す。カソード側ヒートシンク
90bは、上下2つに分割されており、分割された各々
の一方の側面が弾性材93で接続されている。カソード
側ヒートシンク90bのもう一方の側面にはクランプ錠
91が設けられており、開口度を可変に開閉自在の構成
となっている。キセノンランプ22は、アノード側は3
つの固定ビス92によってヒートシンク90aに固定さ
れており、カソード側はヒートシンク90bの挿通孔に
挿通した状態でクランプ錠91を締めることによりカソ
ード電極用金属環と共に固定されるようになっている。
【0038】前記ランプユニット82を保持するランプ
ユニット保持部材83は、絶縁部材で構成されており、
図23に示すように、箱型の形状で後面及び側面に開口
部を有している。この側面の開口部よりランプユニット
82を挿入して保持できるようになっている。また、上
面部には、ランプユニット82を挿入する際に前記電極
89a,89bを通すための切り欠き部が設けられてい
る。なお、後面の開口部は冷却用ファンからの冷却風を
取りこむためのものである。ランプユニット82を取り
出す際には、取り付ける場合とは逆に図中の矢印の方向
に抜脱して取り外すような構成となっている。ランプユ
ニット保持部材83の前面には、ランプ交換扉81が装
着されている。ランプ交換扉81には、ランプユニット
保持部材83及びランプ交換扉81をランプハウス85
に固定するための取付ネジ94が左右に設けられてい
る。また、前記冷却風を吹き出すスリット状の開口部が
複数設けられている。
【0039】ランプユニット82を装着したランプユニ
ット保持部材83、及びランプ交換扉81は、図24に
示すようにランプハウス85に取り付けられるようにな
っている。ランプハウス85は絶縁部材で構成されてお
り、上部にはヒートシンク90a,90bの電極89
a,89bと嵌合するソケット88が設けられている。
このソケット88は、一次回路95にトランス44を介
して接続される電源86へ電線87を介して接続されて
いる。ランプハウス85の上面部には、図25に示すよ
うに、前記電極89a,89bが係入する溝部97が設
けられている。また、ランプハウス85の前面開口部の
左右には、前記取付ネジ94が螺合するインサートナッ
ト96が設けられている。すなわち、ランプユニット保
持部材83及びランプ交換扉81をランプハウス85の
前面開口部より挿入すると、ヒートシンク90a,90
bの電極89a,89bが溝部97に係入して挿入さ
れ、奥部に設けられたソケット88に嵌合してヒートシ
ンク90a,90bとソケット88とが導通するように
なっている。なお、溝部97の幅は、3mm以下に設定
されている。ランプ交換扉81と一体になったランプユ
ニット保持部材83をランプハウス85内に収納した
後、取付ネジ94をインサートナット96に締着するこ
とにより、ランプユニット保持部材83をランプハウス
85に対して固定できるようになっている。
【0040】次に、本実施例の作用について説明する。
キセノンランプ22を装置に取り付ける際には、まず、
キセノンランプ22をヒートシンク90に取り付ける。
キセノンランプ22のアノード側はヒートシンク90a
に固定ビス92で固定し、カソード側はヒートシンク9
0bの開口を広げ、キセノンランプ22のカソード電極
用金属環を入れてクランプ錠91でヒートシンク90b
を締め付け固定する。これにより、キセノンランプ22
とヒートシンク90a,90bとは一体とされランプユ
ニット82となる。そして、ランプユニット82をラン
プユニット保持部材83の側面開口部より挿入して収納
する。ランプユニット保持部材83は、ランプ交換扉8
1に固定されているため、ランプユニット保持部材83
をランプハウス85の前面開口部より挿入してランプ交
換扉81をランプハウス85前面に押し付け、取付ネジ
94をインサートナット96に締着することで、ランプ
交換扉81はランプハウス85に密着され、ランプユニ
ット保持部材83に保持されたランプユニット82はラ
ンプハウス85内部の奥端部まで収納される。
【0041】すると、前記アノード電極89a、カソー
ド電極89bはソケット88に嵌合して電気的に接続さ
れ、電源86がキセノンランプ22に導通する。電源8
6は、トランス44によって一次回路95と絶縁された
状態でランプユニット82に電力を供給する。このトラ
ンス44の構造は、基礎絶縁を満たす構造となってお
り、一次と二次の巻き線間の沿面距離は3mm以上とら
れている。
【0042】また、この状態で前記ランプユニット82
は、ランプハウス85とランプユニット保持部材83に
よって装置の外装に対して絶縁されている。また、前記
ランプ交換扉81に設けられた冷却風吹き出し用開口部
には、これと位置を合わせてランプユニット保持部材8
3に開口部が設けられており、この冷却風吹き出し用開
口部における絶縁は前記ランプユニット保持部材83の
厚み分の沿面距離で行われる。ランプ交換扉81の冷却
風吹き出し用開口部は、幅または径を3mm以下にして
おくことで、IEC等の安全規格に規定されたテストピ
ンの侵入を防ぐようにする。
【0043】一方、ランプを交換するときは、前記取付
ネジ94をゆるめてランプ交換扉81及びランプユニッ
ト保持部材83をランプハウス85から引き離してい
く。これにより、ヒートシンク90の電極89a,89
bとソケット88とは分離され、ランプユニット82へ
の電力の供給が断たれる。ここで、アノード電極89
a、カソード電極89bの形状を幅3mm、長さ6mm
とすると、アノード電極89a、カソード電極89bと
前記ソケット88との距離が、例えばIEC601−1
に規定された補強絶縁の沿面距離である4mm以上離れ
るためには、前記ランプ交換扉81をランプハウス85
から10mm引き離せば良い。また、IEC601−1
に規定される図10に示したテストピン、及び図11に
示したテストフィンガーがランプユニット82に触れな
いようにするためには、ランプユニット82の端面と前
記ランプ交換扉81の端面との距離を12mm以上に設
定する。
【0044】ランプユニット82をランプハウス85か
ら完全に引き抜いて取り外すと、図25に示すようにな
り、電極89a,89bが係入する溝部97の幅は3m
m以下に設定されているため、活電部に触れる可能性の
ある開口部は3mm以下のものしか存在しない。
【0045】このように、ランプ交換扉とランプユニッ
トとを一体とし、ランプ交換の際にランプ交換扉を取り
外すとこれに連動してランプユニットの電極と電源に接
続される接点とを分離できるようにすることによって、
第1実施例と同様に、安全性を保つと共に、装置を小型
化することができる。すなわち、本実施例の構成によれ
ば、ランプを収納した時、ランプ交換の際、ランプを引
き抜いた後のいずれにおいても、絶縁のための沿面距離
を保つことができるため感電の虞れもなく、これによ
り、電源内の絶縁トランスの構造は基礎絶縁以下の絶縁
のみで安全が保証でき、またインターロックスイッチも
必要なくなるため、安全規格(例えばIEC601−
1)を満足してかつ装置全体を小型化できる。
【0046】図26ないし図32は本発明の第5実施例
に係り、図26はランプユニットの構成を示す正面図、
図27はランプユニットをアノード側から見た側面図、
図28はランプユニットをカソード側から見た側面図、
図29はランプ交換扉及びランプユニット保持部材の構
成を示す斜視図、図30はランプユニット保持部材の上
面に装着する固定用バンドの構成を示す側面図、図31
はランプユニット保持部材に固定用バンドを装着した状
態を示す側断面図、図32はランプ交換扉及びランプユ
ニット保持部材を取り外した状態のランプハウス部を正
面から見た説明図である。
【0047】第5実施例は第4実施例の変形例であり、
ランプユニットのヒートシンクにおける電極の構成を変
更した例である。
【0048】図26に示すように、ランプユニット10
1は、キセノンランプ22と、アノード側ヒートシンク
102a、及びカソード側ヒートシンク102bとを備
えて構成されている。ヒートシンク102aには複数
(本実施例では3個)のアノード電極103aが、ヒー
トシンク102bには複数(本実施例では3個)のカソ
ード電極103bがそれぞれ上部に突出して設けられて
いる。なお、これらの電極103a,103bは幅が3
mm以下に設定されている。ランプユニットをアノード
側から見た側面図を図27に、カソード側から見た側面
図を図28に示す。本実施例では、アノード電極103
a,カソード電極103bは複数設けられており、電極
における電流容量が増すため、その分電極の前後方向の
長さは短く設定されている。
【0049】前記ランプユニット101を保持するラン
プユニット保持部材104は、図29に示すように、第
4実施例と同様の形状で、絶縁部材で構成されている。
ランプユニット保持部材104の前面には、ランプ交換
扉81が装着されている。このランプユニット保持部材
104は、上面と後面上部における前記ヒートシンク1
02の電極103a,103bを通すための切り欠き部
に後述する固定用バンドを装着するためのバンド装着用
孔105a,105bが設けられている。
【0050】前記ランプユニット保持部材104に装着
する固定用バンド108は、図30に示すように、平板
状で一端がJ字状に曲げられ、他端が直角に曲げられた
形状に構成されている。直角に曲げられた端部には、前
記バンド装着用孔105aに係合して固定するための凸
状の係止部が設けられている。この固定用バンド108
は、ランプユニット保持部材104にランプユニット1
01を収納した状態で、図31に示すように、ランプユ
ニット保持部材104に装着され、ランプユニット10
1の位置決め及び脱落を防止することができるようにな
っている。このとき、固定用バンド108のJ字状の端
部を後面上部のバンド装着用孔105bに係入した後、
直角に曲げられた端部を上面のバンド装着用孔105a
に係合させ、装着するようになっている。
【0051】前記ランプユニット保持部材104を取り
外した状態のランプハウス部を図32に示す。ランプハ
ウス106の上面部には、前記ヒートシンク102の電
極103a,103bの数に応じて、電極103a,1
03bが係入する複数の溝部107が設けられ、第4実
施例と同様に溝部107の奥部にソケットが設けられて
いる。なお、溝部107の幅は、3mm以下に設定され
ている。
【0052】その他の構成は第4実施例と同様であり、
説明は省略する。
【0053】本実施例の作用は第4実施例とほぼ同様で
ある。異なる点は、アノード電極103a,カソード電
極103bは複数個設けられることによって、電極にお
ける電流容量が増すため、その分電極の前後方向の長さ
は短く設定でき、安全規格(例えばここではIEC60
1−1)で規定された補強絶縁の沿面距離4mmを確保
するためにランプユニット保持部材104を引き出す距
離は短くなる。これにより、ランプユニット保持部材1
04に収納されたランプユニット101とランプ交換扉
81の端面との距離は、第4実施例における12mmよ
りも短くすることができる。
【0054】また、固定用バンド108をランプユニッ
ト保持部材104に装着してランプユニット101を固
定することにより、ランプユニット101の脱落を防止
できると共に、ランプユニット101の位置決めも行う
ことができる。
【0055】従って、第4実施例と同様に、ランプ交換
扉とランプユニットとを一体とし、ランプ交換の際にラ
ンプ交換扉を取り外すとこれに連動してランプユニット
の電極と電源に接続される接点とを分離できるようにす
ることによって、安全性を保つと共に、装置を小型化す
ることができる。
【0056】図33ないし図40は本発明の第6実施例
に係り、図33はランプユニットの構成を示す正面図、
図34はランプユニットをアノード側から見た側面図、
図35はランプユニットをカソード側から見た側面図、
図36はランプ交換扉及びランプユニット保持部材の構
成を示す側断面図、図37はランプ交換扉及びランプユ
ニット保持部材の上面図、図38は図36のA−A線断
面図、図39はランプハウス部の側断面図、図40はラ
ンプ交換扉及びランプユニット保持部材を取り外した状
態のランプハウス部を正面から見た説明図である。
【0057】第6実施例も第4実施例の変形例であり、
ランプユニットのヒートシンクにおける電極の構成を変
更した例である。
【0058】図33に示すように、ランプユニット11
0は、キセノンランプ22と、アノード側ヒートシンク
111a、及びカソード側ヒートシンク111bとを備
えて構成されている。本実施例では、側部に棒状の電極
が設けられており、ヒートシンク111aには複数(本
実施例では4個)のアノード電極112aが、ヒートシ
ンク111bには複数(本実施例では4個)のカソード
電極112bがそれぞれ列状に突出して設けられてい
る。なお、これらの電極112a,112bは直径が3
mm以下に設定されている。ランプユニットをアノード
側から見た側面図を図34に、カソード側から見た側面
図を図35に示す。図33及び図34におけるヒートシ
ンク111a,111bの上面(ランプユニット110
をランプユニット保持部材に収納する状態では底面)に
は、位置決め用穴113が(例えばヒートシンク111
aに2個)設けられている。その他は第4実施例と同様
に構成されており、説明を省略する。
【0059】前記ランプユニット110を保持するラン
プユニット保持部材114は、図36に示すように、絶
縁部材で構成されており、箱型の形状で後面及び側面に
開口部を有している。この側面の開口部よりランプユニ
ット110を挿入して保持できるようになっている。ラ
ンプユニット保持部材114の上面図を図37に、図3
6のA−A線断面図を図38に示す。ランプユニット保
持部材114の底面には、ランプユニット110の位置
決めのため、ヒートシンク111に設けられた位置決め
用穴113に嵌合する位置決め用凸部115が設けられ
ている。後面の開口部116は、ランプユニット110
の電極112a,112bを突出させるための開口部と
なっている。また、ランプユニット保持部材114の前
面には、ランプ交換扉81が装着されている。なお、側
面の円形の開口部117は、キセノンランプ22からの
照明光を出射するための出射窓である。
【0060】ランプユニット110を装着したランプユ
ニット保持部材114、及びランプ交換扉81は、図3
9に示すようにランプハウス120に取り付けられるよ
うになっている。ランプハウス120は絶縁部材で構成
されており、後部にはヒートシンク111の電極112
と嵌合するソケット119が設けられている。このソケ
ット119は、一次回路95にトランス44を介して接
続される電源86へ電線118を介して接続されてい
る。ランプハウス120後面部のソケット119前面に
位置する部分には、図40に示すようにソケット孔12
1が設けられており、このソケット孔121をヒートシ
ンク111の電極112が挿通し、ソケット119に嵌
合するようになっている。また、ランプハウス120の
前面開口部の左右には、前記取付ネジ94が螺合するイ
ンサートナット96が設けられている。すなわち、ラン
プユニット保持部材114及びランプ交換扉81をラン
プハウス120の前面開口部より挿入すると、ヒートシ
ンク111の電極112が後面部のソケット孔121に
挿入され、ソケット119に嵌合してランプユニット1
10とソケット119とが導通するようになっている。
なお、ソケット孔121の直径は、3mm以下に設定さ
れている。ランプ交換扉81と一体になったランプユニ
ット保持部材114をランプハウス120内に収納した
後、取付ネジ94をインサートナット96に締着するこ
とにより、ランプユニット保持部材114をランプハウ
ス120に対して固定できるようになっている。
【0061】次に、本実施例の作用について説明する。
ランプユニット110は、第4実施例と同様に、ヒート
シンク111a,111bにキセノンランプ22を取り
付けて組み立てられる。そして、ランプユニット110
は、ランプユニット保持部材114に側方より挿入さ
れ、位置決め用凸部115に位置決め用穴113が嵌合
することにより位置決めされて収納される。次に、ラン
プユニット保持部材114をランプハウス120の前面
開口部より挿入してランプ交換扉81をランプハウス1
20前面に押し付け、取付ネジ94をインサートナット
96に締着することで、ランプ交換扉81はランプハウ
ス120に密着され、ランプユニット保持部材114に
保持されたランプユニット110はランプハウス120
内部の奥端部まで収納される。
【0062】すると、前記アノード電極112a、カソ
ード電極112bは、ソケット孔121を挿通しソケッ
ト119に嵌合して電気的に接続され、電源86がキセ
ノンランプ22に導通し電力が供給される。電源86と
一次回路95とを絶縁するトランス44は、第4実施例
と同様に基礎絶縁を満たす構造となっており、一次と二
次の巻き線間の沿面距離は3mm以上とられている。
【0063】また、この状態で前記ランプユニット11
0は、ランプハウス120とランプユニット保持部材1
14によって装置の外装に対して絶縁されている。ま
た、前記ランプ交換扉81に設けられた冷却風吹き出し
用開口部おける絶縁は、第4実施例と同様にランプユニ
ット保持部材114の厚み分の沿面距離で行われる。ラ
ンプ交換扉81の冷却風吹き出し用開口部は、幅または
径を3mm以下にしておくことで、IEC等の安全規格
に規定されたテストピンの侵入を防ぐようにする。
【0064】一方、ランプを交換するときは、前記取付
ネジ94をゆるめてランプ交換扉81及びランプユニッ
ト保持部材114をランプハウス120から引き離して
いく。これにより、ランプユニット110の電極112
a,112bとソケット119とは分離され、ランプユ
ニット110への電力の供給が断たれる。ここで、アノ
ード電極112a、カソード電極112bの形状を直径
3mm、長さ6mmとすると、アノード電極112a、
カソード電極112bと前記ソケット119との距離
が、例えばIEC601−1に規定された補強絶縁の沿
面距離である4mm以上離れるためには、ランプユニッ
ト保持部材114,ランプハウス120の厚みをそれぞ
れ1.5mmとすると、前記ランプ交換扉81をランプ
ハウス120から7mm引き離せば良い。また、IEC
601−1に規定される図10に示したテストピン、及
び図11に示したテストフィンガーがランプユニット1
10に触れないようにするためには、ランプユニット1
10の端面と前記ランプ交換扉81の端面との距離を7
mm以上に設定する。
【0065】なお、前記カソード電極112a,アノー
ド電極112bと、前記ソケット119との距離が、例
えばIEC601−1に規定される強化絶縁の絶縁距離
である8mmを越える位置まで引き出した状態において
も、前記テストピン、テストフィンガーが前記ランプユ
ニット110に触れないようにランプ交換扉81を大き
くすることにより、安全規格上前記トランス44は基礎
絶縁を満たさないより小さな構造とすることができる。
【0066】ランプユニット110をランプハウス12
0から完全に引き抜いて取り外すと、図40に示すよう
になり、電極112a,112bが係入するソケット孔
121の径は3mm以下に設定されているため、活電部
に触れる可能性のある開口部は3mm以下のものしか存
在しない。
【0067】従って、第4実施例と同様に、ランプ交換
扉とランプユニットとを一体とし、ランプ交換の際にラ
ンプ交換扉を取り外すとこれに連動してランプユニット
の電極と電源に接続される接点とを分離できるようにす
ることによって、安全性を保つと共に、装置を小型化す
ることができる。
【0068】図41ないし図46は本発明の第7実施例
に係り、図41は光源装置のランプハウス部の構成を示
す側断面図、図42は図41のA−A線断面を上方から
見た断面図、図43は図41のランプハウス部の側面
図、図44はランプハウス内部に設けられる電気接点部
の構成を示す斜視図、図45はランプユニットの構成を
示す斜視図、図46はランプ交換扉の構成を示す斜視図
である。
【0069】図41ないし図43に示すように、本実施
例の光源装置のランプハウス部は、筐体131に絶縁部
材のベース板132の下端部がビス止めされて固定され
ており、ベース板132の上端部には絶縁部材よりなる
ランプハウス133が固定されている。ランプハウス1
33の下部には、L字状の金属柱134が固定されてお
り、金属柱134の上部には後述するヒートシンクを固
定するためのビス孔が設けられている。ランプハウス1
33には、金属柱134の側面に当接する絶縁壁135
が突出して設けられており、この絶縁壁135を隔てて
金属柱134と相対する位置に、他端がランプを点灯さ
せるための高圧発生回路を介して電源と接続されている
電極ブロック136が固定されている。この金属柱13
4及び電極ブロック136を含む電気接点部の斜視図を
図44に示す。金属柱134及び電極ブロック136の
前方には、金属柱134及び電極ブロック136と当接
して金属柱134と電極ブロック136とを導通させる
弾性部材で構成された電極137が設けられている。こ
の電極137は、絶縁部材よりなるスライド部材138
に固定されている。スライド部材138の端部には、引
っ張りバネ139が取り付けられており、この引っ張り
バネ139の他端が固定部材140によってランプハウ
ス133内に固定されている。
【0070】前記ランプハウス133の内部構成は、図
42に示すように、左右対称に電極ブロック136a,
136b、金属柱134a,134b、電極137a,
137b、スライド部材138a,138b等が配置さ
れている。
【0071】図45に示すように、キセノンランプ22
のアノード側にはヒートシンク141aが、カソード側
にはヒートシンク141bが着脱自在に固定されてお
り、ヒートシンク141a,141bはそれぞれ金属柱
134の上端に着脱自在に固定されている。すなわち、
金属柱134とキセノンランプ22とはヒートシンク1
41を介して導通するようになっている。
【0072】筐体131の側面、すなわちランプハウス
133の側面開口部には、ランプ交換扉144が着脱自
在に装着するようになっている。このランプ交換扉14
4は、図46に示すように、内側側面下部の左右に突出
部145a,145bが設けられている。また、ランプ
ハウス133内には、前記突出部145が挿通されるガ
イド筒143が設けられており、ランプハウス133内
に固定された図43(a)に示すガイド筒保持部材14
2によって可動的に保持されている。なお、図43
(b)は、ガイド筒保持部材142を取り除いた状態を
示している。すなわち、ランプ交換扉144がランプハ
ウス133に装着される際に、前記突出部145a,1
45bがガイド筒143内に挿通され、スライド部材1
38の側端面まで導かれて、それぞれのスライド部材1
38a,138bを金属柱134a,134b及び電極
ブロック136a,136bの方向へ押し込むようにな
っている。
【0073】次に、本実施例の作用について説明する。
ランプ交換扉144を筐体131の側面に取り付けるこ
とにより、ランプ交換扉144に固定されている2つの
突出部145a,145bがそれぞれガイド筒143内
を挿通してスライド部材138の側端面まで導かれ、突
出部145a,145bによってそれぞれのスライド部
材138a,138bが押し込まれる。スライド部材1
38が押されることにより、スライド部材138に固定
されている電極137a,137bがそれぞれ電極ブロ
ック136a,136bと金属柱134a,134bと
に当接し、電極ブロック136と金属柱134とが導通
して、電源よりキセノンランプ22に電力が供給され
る。
【0074】光源ランプを交換する際に、ランプ交換扉
144を筐体131より取り外すと、ランプ交換扉14
4の突出部145a,145bがガイド筒143に沿っ
て引き出される。すると、スライド部材138a,13
8bは、突出部145による押圧から解放され引っ張り
バネ139により引き戻されるため、スライド部材13
8a,138bに固定されている電極137a,137
bは電極ブロック136a,136b及び金属柱134
a,134bより充分な距離を保って離れる。これによ
り、電極ブロック136と金属柱134との間の回路が
分離され、キセノンランプ22への電力の供給が断たれ
る。このように、ランプ交換扉144を取り外すと、ヒ
ートシンク141a,141bが露呈して取り外し可能
な状態となる。このとき、ヒートシンク141a,14
1bには電力が供給されておらず、電極ブロック136
と金属柱134とは一定の絶縁距離以上を保って分離さ
れているため、感電の虞れはない。
【0075】本実施例の構成によっても、第1実施例と
同様に、簡単な構成でランプ交換の際にヒートシンクと
電源との間の回路を分離でき、ランプ交換時における感
電の危険性を防止して安全性を保持できると共に、トラ
ンスの小型化、及びインターロックスイッチを不要とす
ることができ、装置の小型化が可能となる。
【0076】図47は本発明の第8実施例に係る光源装
置のランプハウス部の構成を示す上視断面図である。
【0077】本実施例のランプハウス部には、ヒートシ
ンク151a,151bとキセノンランプ22とで構成
されるランプユニットが、ランプハウス157内に挿入
されて取り付けられるようになっている。ヒートシンク
151a,151bには、キセノンランプ22へ電源を
供給するための、直径あるいは幅が3mm未満の電極1
52がそれぞれ突出して設けられている。また、ヒート
シンク151a,151bには耐熱性のネジ153が挿
通しており、ネジ153の端部には耐熱絶縁部材で構成
されたツマミ154が螺合してヒートシンク151a,
151bに固定されている。
【0078】ヒートシンク151a,151bの前方に
は、金属で構成されたランプ交換扉155が設けられて
おり、このランプ交換扉155にツマミ154が挿通し
てネジ153と螺合し、ヒートシンク151a,151
bとランプ交換扉155とが一体となるように構成され
ている。また、ツマミ154及びネジ153は、ランプ
交換扉155に対して回転自在の状態になるようにEリ
ング156で固定されている。ランプ交換扉155の周
縁部は、全周にわたり前記電極152より4mm以上長
く、またヒートシンク151からは最短部でも4mm以
上離れるようにランプハウス157側へ折り曲げられて
いる。また、ランプ交換扉155には冷却風が通るスリ
ット状のダクトが施されている。
【0079】ランプハウス157は、耐熱絶縁部材によ
り構成され、奥部に前記ネジ153が螺合するネジ穴1
58が設けられている。また、前記電極152が挿通す
る円形またはスリット状のソケット孔159が設けら
れ、ソケット孔159の奥部には、ランプ点灯用電源に
接続され前記電極152が嵌合して電力を供給するソケ
ット160が配設されている。前記ソケット孔159
は、直径あるいは幅が3mm未満に設定されている。す
なわち、ヒートシンク151a,151bを挿入してネ
ジ153をネジ穴158に螺合して固定すると、ヒート
シンク151a,151bの電極152がソケット孔1
59を挿通してソケット160に嵌合し、電源とヒート
シンク151とが導通するようになっている。また、ラ
ンプハウス157は、光源装置の金属で構成された筐体
161に取り付けられている。筐体161の前記ランプ
交換扉155と当接する部分には、導電ゴム162が設
けられており、ランプ交換扉155を装着した際にラン
プ交換扉155と筐体161とが導電ゴム162により
確実に導通され、電磁シールドが行われるようになって
いる。
【0080】ランプ交換の際には、まずツマミ154を
回転させてネジ153をランプハウス157のネジ穴1
58より外し、ヒートシンク151a,151b及びキ
セノンランプ22で構成されるランプユニットと一体と
なったランプ交換扉155をランプハウス157から取
り外す。このとき、ランプ交換扉155の折り曲げられ
た周縁部が前記電極152の長さより4mm以上長いた
め、活電状態となっているヒートシンク151を外部よ
り触れことができる隙間が生じる前に、4mm以上の絶
縁距離を保って確実に電極152がソケット160より
分離され、ヒートシンク151への電力の供給が断たれ
る。また、ランプユニットを取り外した後では、ランプ
ハウス157のソケット孔159は直径あるいは幅が3
mm未満であるため、ソケット160には容易に触れる
ことができない。これにより、感電の虞れがなく光源ラ
ンプの交換を行うことができる。
【0081】このように、本実施例の構成によっても、
第1実施例と同様に、簡単な構成でランプ交換の際にヒ
ートシンクと電源との間の回路を分離でき、ランプ交換
時における感電の危険性を防止して安全性を保持できる
と共に、トランスの小型化、及びインターロックスイッ
チを不要とすることができ、装置の小型化が可能とな
る。
【0082】図48及び図49は本発明の第9実施例に
係り、図48はランプユニットの構成を示す斜視図、図
49はランプハウスの構成を示す側断面図である。
【0083】第9実施例は、第8実施例の変形例であ
り、ランプユニットにおけるヒートシンクの電極、及び
ランプハウスのソケットの構成を変更した例である。
【0084】図48に示すように、ランプ交換扉155
にはヒートシンク161a,161bが第8実施例と同
様に取り付けられている。このヒートシンク161a,
161bには、上面部に幅が3mm以下の電極162が
それぞれ突出して設けられている。一方、図49に示す
ように、ランプハウス163には、上面部に幅3mm未
満のスリット164が設けられており、スリット164
の上部にランプ点灯用電源と接続されるソケット165
が配設されている。その他は第8実施例と同様に構成さ
れており、説明は省略する。なお、ヒートシンク161
の電極162及びこれに嵌合するソケット165は、側
面部あるいは下面部に設けても良い。
【0085】このように、ヒートシンクの電極及びこれ
に嵌合するソケットを上面部に設けた場合においても、
第8実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0086】図50ないし図53は本発明の第10実施
例に係り、図50は電気接点部の概略構成を示す断面
図、図51は電気接点部に電極ユニットを用いたときの
例を示す断面図、図52は電気接点部の電極ユニットを
取り外した状態を示す断面図、図53は電極ユニットを
示す斜視図である。
【0087】図50に示すように本実施例の光源装置の
電極分離部は、ランプ交換扉を兼用した絶縁部材171
に一体的に配設したランプユニット172をランプハウ
ス173に固定する接続部材に構成している。前記接続
部材は、ランプユニット172を構成する絶縁部材17
1及び光源ランプ電極174に設けた透孔を挿通する金
属性の雄ねじ175と、この雄ねじ175に螺合する雌
ねじ部176を備えた雌ねじ付き電極177とから形成
している。また、前記雄ねじ175の手元側には耐熱絶
縁部材で形成したツマミ178を配設する一方、このツ
マミの前部に光源ランプ電極174に当接する金属性の
ワッシャ179を配設している。
【0088】なお、前記雌ねじ付き電極177には図示
しない点灯回路から延出したリード線180を接続する
一方、この雌ねじ付き電極177の金属部分が露出しな
いように光源ランプ電極側に絶縁部材181を配設して
いる。
【0089】上述のように構成した電極分離部の作用を
説明する。前記電極分離部を構成する雄ねじ175をラ
ンプ交換扉を兼用したランプユニット172の透孔に挿
通してランプハウス173に配設した雌ねじ付き電極1
77に形成した雌ねじ部176に螺合する。すると、図
示しないランプ点灯回路と光源ランプ電極174とがラ
ンプ点灯回路から延出されたリード線180,リード線
が接続された雌ねじ付き電極177、雌ねじ付き電極1
77に形成した雌ねじ部176に螺合する雄ねじ175
及びこの雄ねじ175に配設したワッシャ179を介し
て導通して、ランプに電力を供給する。
【0090】また、前記ランプユニット172の雄ねじ
175をランプハウス173に設けた雌ねじ付き電極1
77の雌ねじ部176から取り外すことによって光源ラ
ンプ電極174とランプ点灯回路とが分離してランプへ
の電力の供給を停止する。
【0091】このように、ランプユニットをランプハウ
スに固定する接続手段である雄ねじ及び雌ねじを利用し
た簡単な構成でランプ点灯回路と光源ランプ電極との間
の経路中の回路を分離する電極分離部を形成することに
より、ランプ交換の際に容易、且つ、確実にヒートシン
ク及び光源ランプを絶縁することができる。
【0092】また、ランプ交換時における感電の危険性
を防止して安全性を保持できると共に、トランスの小型
化、及びインターロックスイッチを不要とすることがで
き、装置の小型化が可能となる。その他の作用及び効果
は前記第1実施例と同様である。
【0093】さらに、図51及び図52に示すように前
記図50の雌ねじ付き電極177の光源ランプ電極側だ
けに絶縁部材181を設ける代わりに、前記雌ねじ付き
電極177を絶縁部材で形成した箱体182に収納して
電極ユニット183を形成して、前記実施例と同様に雄
ねじ175を雌ねじ付き電極177に螺合したり、或
は、取り外したりすることによって光源ランプ電極17
4とランプ点灯回路との導通・分離を行うことによって
電気安全性を確実に保つことができる。
【0094】なお、図53に示すように電極ユニット1
83は、地面側に雌ねじ付き電極177の雌ねじ部17
6に螺合する雄ねじ175が挿通する透孔184を形成
する一方、天面側には雄ねじの逃げ孔185を形成して
いる。また、雌ねじ付き電極177に接続するリード線
180を挿通する透孔186を側面部に長穴として形成
して、雌ねじ付き電極177が天地方向に移動可能なよ
うにしている。
【0095】図54及び図55は本発明の第11実施例
に係り、図54は電極分離部を示す断面図、図55は前
記図54の作用を説明する平面図である。
【0096】第11実施例は前記第10実施例の第1変
形例であり、図54及び図55に示すように光源装置の
電極分離部を図示しないランプ点灯回路から延出するリ
ード線を接続した電極板190と、この電極部190と
当接する第1の羽根部191及び光源ランプ電極から延
出したリード線193に接続する第2の羽根部192と
を設けたワンタッチ固定部194から形成している。
【0097】前記ワンタッチ固定部194は、第1の羽
根部191,第2の羽根部192及び軸部195とで略
キ字形状を成しており、前記第1の羽根部191と第2
の羽根部192との間でランプハウスを形成する絶縁板
173a及びこのランプハウスに配設した電極板190
を挟持するようにしている。また、前記ワンタッチ固定
部194の手元側には耐熱絶縁部材で形成したツマミ1
78を配設している。
【0098】一方、ランプハウスの絶縁板173aには
第1の羽根部191を挿通するための長穴173bが形
成され、ランプユニットには第2の羽根部192を挿通
するための長穴171aが形成されている。
【0099】上述のように構成した電極分離部の作用を
説明する。図55(a)に示すようにランプユニット1
72に配設したワンタッチ固定部194の第1の羽根部
191をランプハウスの絶縁板173aに形成した長穴
173bに一致させて挿通し、同図の(b)に示すよう
にツマミ178を回転させて第1の羽根部191を約9
0度回転させる。すると、第1の羽根部191がラ電極
板190に当接すると共に、第1の羽根部191と第2
の羽根部192とによって前記電極板190とランプハ
ウスの絶縁板173aとが挟持固定される。このことに
より、図示しないランプ点灯回路と光源ランプ電極17
4とがリード線180,リード線180が接続した電極
板190、電極板190に当接した第1の羽根部19
1,軸部195,第2の羽根部192及び光源ランプ電
極174に接続されたリード線193を介して導通する
ことによりランプに電力が供給される。また、前記ワン
タッチ固定部194のツマミ178を回転させて同図
(a)のように第1の羽根部191を長穴173bに一
致させてランプハウスから取り外すことによって光源ラ
ンプ電極とランプ点灯回路とを分離してランプへの電力
の供給を停止する。
【0100】このように、ランプユニットをランプハウ
スに一体的に固定する接続手段としてワンタッチ固定部
を使用することにより、ランプユニットの着脱を容易に
行うことができる。また、電極板に当接する第1の羽根
部と光源ランプ電極から延出したリード線が接続された
第2の羽根部とでランプ点灯回路と光源ランプ電極との
間の経路中の回路を分離する電極分離部を形成すること
ができるので、ランプ交換の際に容易、且つ、確実にヒ
ートシンク及び光源ランプを絶縁することができる。そ
の他の効果及び作用は前記第10実施例と同様である。
【0101】図56ないし図58は本発明の第12実施
例に係り、図56は遮蔽板を設けた電源装置に電極分離
部を接続した状態を示す断面図、図57は遮蔽板によっ
て電極分離部を遮蔽する状態を示す断面図、図58は遮
蔽板を手動にしたときの例を示す断面図である。
【0102】第12実施例は前記第10実施例の第2変
形例に係り、図56及び図57に示すように光源装置の
電極分離部は、図示しないランプ点灯回路から延出する
リード線180を接続した雌ねじ付き電極177に光源
ランプ電極174を当接させると共に、前記雌ねじ付き
電極177の雌ねじ部176に雄ねじ175を螺合して
一体的に固定している。また、前記雌ねじ付き電極17
7の手元側には電極分離部などの活電部に触れることが
できないように遮蔽版201を配設している。
【0103】前記遮蔽板201は、絶縁部材で形成され
た薄板であり、略中央にスライド用透孔202を形成し
ている。そして、この遮蔽板201をランプハウスに形
成した隙間部203に付勢部材204と共に配設してい
る。一方、ランプユニット172には前記遮蔽板201
のスライド用透孔202に挿入して遮蔽板201を前記
付勢手段204の付勢力に抗してスライドさせるガイド
斜面205を備えた突部206を形成している。
【0104】上述のように構成した光源装置の作用を説
明する。まず、ランプユニット172に形成した突部2
06を遮蔽板201のスライド用透孔202に挿通させ
ると、前記突部206に設けたガイド斜面205がスラ
イド用透孔202に当接して雌ねじ付き電極177を遮
蔽していた遮蔽板201を移動させていく。次に、前記
雌ねじ付き電極177の雌ねじ部176に雄ねじ175
を螺合して前記図56に示すように図示しないランプ点
灯回路と光源ランプ電極174とをリード線180,リ
ード線180を接続した電極部177及びこの電極部1
77に当接した光源ランプ電極174を介して導通する
ことによりランプに電力を供給する。
【0105】また、前記雄ねじ175を雌ねじ付き電極
177の雌ねじ部176から取り外すしてランプユニッ
ト172をランプハウス173から抜去することによっ
て、光源ランプ電極174とランプ点灯回路とを分離し
てランプへの電力の供給を停止すると共に、遮蔽板20
1が付勢部材204の付勢力によって雌ねじ付き電極側
方向に移動して雌ねじ付き電極177を遮蔽する。
【0106】このように、雌ねじ付き電極を遮蔽する遮
蔽板を設けることにより、ランプユニットを取り外した
ときに電極分離部などの活電部が露呈することがないの
で電極分離部に誤って接触して感電するなどの事故を未
然に防止することにより安全性が大幅に向上する。な
お、その他の作用及び効果は前記第10実施例と同様で
ある。
【0107】また、図58に示すように遮蔽板201に
取っ手208を設け、この遮蔽板201を手で開閉動作
させることにより、ランプユニット172の構造及び遮
蔽板201の構造を簡略化することができる。なお、遮
蔽板201を常に雌ねじ付き電極側に付勢するように付
勢手段を設けておいても良い。
【0108】図59及び図60は本発明の第13実施例
に係り、図59はランプ交換扉の構成を示す斜視図、図
60はランプハウス部の概略構成を示す断面図である。
【0109】図59に示すようにランプ交換扉211に
は、例えば、N極側をランプハウス側に位置させた磁石
212を配設している。そして、図60に示すように前
記交換扉211をランプハウス173に固定するように
なっている。
【0110】また、前記ランプハウス内にはヒートシン
クに設けた光源ランプ電極174にリード線213を介
して接続される電極板214が配設されると共に、前記
磁石212のN極にN極を対設させた磁石215を一端
部備えた板ばね電極216を配設している。なお、前記
板ばね電極216の他端部にはランプ点灯回路から延出
されたリード線217が接続されている。
【0111】上述のように構成した光源装置の作用を説
明する。N極側をランプハウス側に位置させた磁石21
2を配設した交換扉211がランプハウス173に接続
されると、この交換扉211に配設した磁石211に板
ばね電極216の一端部に配設した磁石215が反発
し、板ばね電極216を支点218を中心に湾曲させて
板ばね電極216を電極板214に当接させて図示しな
いランプ点灯回路と光源ランプ電極とが導通することに
よりランプに電力が供給される。また、前記交換扉21
1を取り外すことによって板ばね電極216の磁石21
5に働く磁力が消滅してばねの付勢力によって電極板2
14から板ばね電極216が離れて光源ランプ電極とラ
ンプ点灯回路とが分離してランプへの電力の供給を停止
する。
【0112】このように、交換扉を取り外したときに電
極分離部などの活電部がまったく露呈することが無いの
で電極分離部に接触して感電するなどの事故を完全に防
止することができるので安全性が大幅に向上する。な
お、その他の作用及び効果は前記第1実施例と同様であ
る。
【0113】ところで、図61に示すようにランプユニ
ット220を図示しないランプハウスに固定するボルト
221を取り外し、例えば、光源装置本体222を持ち
上げることによってランプユニット220だけを取り外
すことができるようにすることもできる。
【0114】図62は本発明の第14実施例に係るラン
プハウスとランプユニットとの構成を示す断面図であ
る。
【0115】図に示すようにランプユニット220の底
面部を絶縁部材223で形成すると共に、この絶縁部材
223にキセノンランプ224を保持したヒートシンク
225を一体的に設けている。そして、前記絶縁部材2
23は、取り付けネジ226によってランプハウス22
7に着脱可能に固定されるようになっており、絶縁部材
223を装着することによって、この絶縁部材223に
固定されたヒートシンク225がランプハウス内の所定
位置に収納されるようになっている。
【0116】ヒートシンク225には光源ランプ電極2
28が形成されており、光源ランプ電極上には弾性を有
する接点ブラシ229が電気的に配設され、取り付けネ
ジ226のネジ周辺部226aが接点ブラシ229に接
触するようになっている。この取り付けネジ226は、
導電部材で形成され、手元側には耐熱絶縁部材で形成し
たツマミ230を配設している。一方、ランプハウス2
27の側部には雌ねじ付き電極231が設けてある。前
記雌ねじ付き電極231は、リード線232を介して図
示しないランプ点灯回路に接続されている。
【0117】上述のように構成した電極分離部の作用を
説明する。ランプユニット220を装着する場合は、一
体に固定されたヒートシンク225をランプハウス22
7内に収納し、取り付けネジ226を締め付けて固定す
る。このとき、取り付けネジ226の周辺部226aが
接点ブラシ229に接触した状態で雌ねじ付き電極23
1の雌ねじ233に螺合する。すると、ランプ点灯回路
から延出したリード線232,雌ねじ付き電極231,
雌ねじ付き電極231の雌ねじ部233に螺合する雄ね
じ226,雄ねじの周辺部226aに接触する接点ブラ
シ229を介してランプ点灯回路と光源ランプ電極22
8とが電気的に導通して接続することによりランプへ電
力を供給する。
【0118】また、取り付けネジ226を取り外すと、
雄ねじが雌ねじ付き電極231から外れてランプ点灯回
路と光源ランプ電極との間の回路が分離されランプへの
電源の供給を停止する。
【0119】このように、ランプユニットをランプハウ
スに固定する接続手段である雄ねじ及び雌ねじとの簡単
な構成でランプ点灯回路と光源ランプ電極との間の経路
中の回路を分離する電極分離部を形成することにより、
ランプ交換の際に容易、且つ、確実にヒートシンク及び
光源ランプを絶縁することができ、ランプ交換時におけ
る感電の危険性を防止して安全性を保持できると共に、
トランスの小型化、及びインターロックスイッチを不要
とすることができ、装置の小型化が可能となる。その他
の作用及び効果は前記第1実施例と同様である。
【0120】図63ないし図69は本発明の第15実施
例に係り、図63はランプハウスとランプユニットとの
構成を示す断面図、図64は前記ランプハウス部の電極
分離部に弾性部材を用いたときの断面図、図65は前記
ランプハウス部の電極分離部の弾性部材に板ばねを用い
たときの断面図、図66は前記図64の他の例を示す断
面図、図67は前記図65の他の例を示す断面図、図6
8は前記図65のその他の例を示す断面図、図69は前
記図65のまた他の例を示す断面図である。
【0121】第15実施例は前記第14実施例の変形例
に係り、図63に示すようにヒートシンク225に設け
た光源ランプ電極228に凸部241を形成する一方、
この凸部241に当接する電極板242を絶縁部材で形
成したランプハウス227の内側面に配設している。
【0122】なお、前記絶縁部材で形成したランプハウ
ス227の前記電極板242が配置された位置には前記
光源ランプ電極228の凸部241が挿通する透孔22
7aが形成されている。また、前記電極板242はリー
ド線232を介してランプ点灯回路243と接続されて
いる。さらに、この電極板242は、絶縁板244と一
体的に形成されており、前記絶縁板244にはランプユ
ニット220をランプハウス227に一体的に固定する
ときの接続手段となる雌ねじ部が形成されている。
【0123】上述のように構成した電極分離部の作用を
説明する。ランプユニットを装着するとき、ヒートシン
ク225をランプハウス内に収納する。このとき、ヒー
トシンク225に設けた光源ランプ電極228の凸部2
41がランプハウス227に形成した透孔227aを挿
通してランプハウス227の内側に配置してある電極板
242に対設する。ここで、取付けネジ226でランプ
ユニット220とランプハウス227とを螺合して一体
的に固定すると、ランプユニット220がランプハウス
227の所定位置に位置決め固定されて光源ランプ電極
228の凸部241と電極板242とが当接してランプ
点灯回路243と光源ランプ電極228とを電気的に導
通してランプへ電力を供給する。また、取り付けネジ2
26を取り外すことによって、光源ランプ電極228の
凸部241の先端面が電極板242から離間してランプ
点灯回路243と光源ランプ電極228との間の回路を
分離してランプへの電源の供給を停止する。
【0124】このように、ランプ点灯回路と光源ランプ
電極との間の経路中の回路を分離する電極分離部を絶縁
部材で形成したランプハウスの内側面に配設すると共
に、取付けネジと螺合する雌ねじ部を絶縁部材に形成し
たことによってランプ交換時における感電の危険性を大
幅に防止した安全性の高い光源装置を形成することがで
きる。その他の作用及び効果は前記第14実施例と同様
である。
【0125】また、図64ないし図69に示すようにラ
ンプハウス内側面の電極分離部或は光源ランプ電極24
1の先端部に付勢部材251を配設したり、電極板24
2の代わり板ばね電極252を配設して接触安定性の向
上を図っている。
【0126】図70及び図71は本発明の第16実施例
に係り、図70は遮蔽板を設けたランプハウス部の斜視
図、図71は遮蔽板を設けたランプハウス部の断面図で
ある。
【0127】第16実施例は、前記第12実施例の応用
例であると共に前記第15実施例の変形例である。図7
0及び図71に示すように板ばね電極252で形成した
分離電極部に遮蔽板261を配設している。本実施例の
板ばね電極252から延出するリード線232は図示し
ないランプ点灯回路に接続されている。さらに、この板
ばね電極252は、光源ランプ電極228の凸部241
が押し込まれていない状態のときには付勢手段である、
例えば、ばね262によって付勢される絶縁部材261
によって板ばね電極252を遮蔽している。そして、光
源ランプ電極228の凸部241が挿入されると前記遮
蔽板261が移動して板ばね電極252と凸部241と
が電気的に接触するようになっている。
【0128】このように絶縁部材によって電極部が露呈
しないので電気安全性を確保することができる。
【0129】図72ないし図76は本発明の第17実施
例に係り、図72はランプハウスとランプユニットとの
関係を示す斜視図、図73は電極分離部の導通状態を示
す説明図、図74は電極分離部の分離状態を示す説明
図、図75は他の電極分離部の導通状態を示す説明図、
図76は他の電極分離部の分離状態を示す説明図であ
る。
【0130】図72に示すように光源装置本体271に
はランプユニット272が組み込まれるようになってい
る。ランプユニットの絶縁板上にはシートシンク273
及び光源ランプ電極274とが配設されており、このシ
ートシンク273及び光源ランプ電極274とを前記光
源装置本体271に形成したヒートシンク挿通口275
及び光源ランプ電極用スリット276に配設するように
なっている。
【0131】前記ランプユニット272を光源装置本体
271の所定位置に配設すると、絶縁部材277aと2
77bとに掛け渡されていたブリッジ電極278に光源
ランプ電極274及びヒートシンク273が電気的に接
続されると共に、絶縁部材277bと277cとに掛け
渡されていた電源トランス電極279と光源ランプ電極
274とが電気的に接続してヒートシンク273と電源
トランス280とが電気的に接続する。また、図74に
示すようにランプユニット272を取り外したときには
ブリッジ電極278に電気的に接続していたヒートシン
ク273と光源ランプ電極274とが分離すると共に、
電源トランス電極279と電気的に接続していた光源ラ
ンプ電極274とが分離して電源トランス280とヒー
トシンク273とが絶縁される。
【0132】このように、ランプユニットを挿脱して絶
縁部材に掛け渡したブリッジ電極及び電源トランス電極
にヒートシンクや光源ランプ電極を電気的に接続するこ
とによって容易に経路中の回路を分離する電極分離部を
形成することができる。また、ランプ交換時における感
電の危険性を防止して安全性を保持できると共に、トラ
ンスの小型化、及びインターロックスイッチを不要とす
ることができ、装置の小型化が可能となる。その他の作
用及び効果は前記第1実施例と同様である。
【0133】また、図75及び図76に示すようにヒー
トシンク273と光源ランプ電極274とをリード線2
81で接続しても同様の効果を得ることができる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ンプ交換の際に交換者が光源ランプに接触可能となった
状態において、二次回路のスタータとランプ接続電極と
の間を安全規格で定められた値以上の絶縁距離を保って
分離でき、これにより、活電部に直接触れることを防止
して安全性を向上できると共に、インターロックスイッ
チを不要とし、かつトランスの絶縁構造を簡略化するこ
とができ、装置を小型化することが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図9は本発明の第1実施例に係り、
図1は光源装置のランプハウス部の構成を示す側断面図
【図2】光源装置におけるランプ点灯回路の構成を示す
回路図
【図3】光源ランプ及びこれを保持するヒートシンクを
示す側面図
【図4】第2ランプ交換扉の構成を示す斜視図
【図5】図1のランプハウス部を上方から見た構成説明
【図6】第2ランプ交換扉が嵌合する電極分離部の構成
を示す斜視図
【図7】電極分離部と第2ランプ交換扉の導電部との嵌
合状態を示す説明断面図
【図8】第2ランプ交換扉が取り外された状態のランプ
ハウス部外観を示す斜視図
【図9】ヒートシンクが取り外された状態のランプハウ
ス部を正面から見た説明図
【図10】安全規格で規定されたテストピンを示す図
【図11】安全規格で規定されたテストフィンガーを示
す図
【図12】図12ないし図15は本発明の第2実施例に
係り、図12は光源装置のランプハウス部の構成を示す
側断面図
【図13】第2ランプ交換扉が嵌合する電極分離部の構
成を示す斜視図
【図14】電極分離部と第2ランプ交換扉の導電部との
嵌合状態を示す説明断面図
【図15】第2ランプ交換扉の変形例を示す斜視図
【図16】図16ないし図18は本発明の第3実施例に
係り、図16は光源装置のランプハウス部の構成を示す
側断面図
【図17】第2ランプ交換扉の構成を示す斜視図
【図18】電極分離部と第2ランプ交換扉の導電部との
嵌合状態を示す説明図
【図19】図19ないし図25は本発明の第4実施例に
係り、図19は第4実施例のランプハウス部の概略の構
成を示す説明図
【図20】ランプユニットの構成を示す正面図
【図21】ラップユニットをアノード側から見た側面図
【図22】ランプユニットをカソード側から見た側面図
【図23】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材の
構成を示す斜視図
【図24】ランプハウス部の側断面図
【図25】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材を
取り外した状態のランプハウス部を正面から見た説明図
【図26】図26ないし図32は本発明の第5実施例に
係り、図26はランプユニットの構成を示す正面図
【図27】ランプユニットをアノード側から見た側面図
【図28】ランプユニットをカソード側から見た側面図
【図29】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材の
構成を示す斜視図
【図30】ランプユニット保持部材の上面に装着する固
定用バンドの構成を示す側面図
【図31】ランプユニット保持部材に固定用バンドを装
着した状態を示す側断面図
【図32】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材を
取り外した状態のランプハウス部を正面から見た説明図
【図33】図33ないし図40は本発明の第6実施例に
係り、図33はランプユニットの構成を示す正面図
【図34】ランプユニットをアノード側から見た側面図
【図35】ランプユニットをカソード側から見た側面図
【図36】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材の
構成を示す側断面図
【図37】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材の
上面図
【図38】図36のA−A線断面図
【図39】ランプハウス部の側断面図
【図40】ランプ交換扉及びランプユニット保持部材を
取り外した状態のランプハウス部を正面から見た説明図
【図41】図41ないし図46は本発明の第7実施例に
係り、図41は光源装置のランプハウス部の構成を示す
側断面図
【図42】図41のA−A線断面を上方から見た断面図
【図43】図41のランプハウス部の側面図
【図44】ランプハウス内部に設けられる電極分離部の
構成を示す斜視図
【図45】ランプユニットの構成を示す斜視図
【図46】ランプ交換扉の構成を示す斜視図
【図47】本発明の第8実施例に係る光源装置のランプ
ハウス部の構成を示す上視断面図
【図48】図48及び図49は本発明の第9実施例に係
り、図48はランプユニットの構成を示す斜視図
【図49】ランプハウスの構成を示す側断面図
【図50】図50ないし図53は本発明の第10実施例
に係り、図50は電気接点部の概略構成を示す断面図
【図51】電気接点部に電極ユニットを用いたときの例
を示す断面図
【図52】電気接点部の電極ユニットを取り外した状態
を示す断面図
【図53】電極ユニットを示す斜視図
【図54】図54及び図55は本発明の第11実施例に
係り、図55は電極分離部を示す断面図
【図55】前記図54の作用を説明する平面図
【図56】図56ないし図58は本発明の第12実施例
に係り、図56は遮蔽板を設けた電源装置に電極分離部
を接続した状態を示す断面図
【図57】遮蔽板によって電極分離部を遮蔽する状態を
示す断面図
【図58】遮蔽板を手動にしたときの例を示す断面図
【図59】図59及び図60は本発明の第13実施例に
係り、図59はランプ交換扉の構成を示す斜視図
【図60】ランプハウス部の概略構成を示す断面図
【図61】光源装置本体とランプユニットとの関係を示
す斜視図
【図62】本発明の第14実施例に係るランプハウスと
ランプユニットとの構成を示す断面図
【図63】図63ないし図69は本発明の第15実施例
に係り、図63はランプハウスとランプユニットとの構
成を示す断面図
【図64】前記ランプハウス部の電極分離部に弾性部材
を用いたときの断面図
【図65】前記ランプハウス部の電極分離部の弾性部材
に板ばねを用いたときの断面図
【図66】前記図64の他の例を示す断面図
【図67】前記図65の他の例を示す断面図
【図68】前記図65のその他の例を示す断面図
【図69】前記図65のまた他の例を示す断面図
【図70】図70及び図71は本発明の第14実施例に
係り、図70は遮蔽板を設けたランプハウス部の斜視図
【図71】遮蔽板を設けたランプハウス部の断面図
【図72】図72ないし図76は本発明の第15実施例
に係り、図72はランプハウス部トランプユニットとの
関係を示す斜視図
【図73】電極分離部の導通状態を示す説明図
【図74】電極分離部の分離状態を示す説明図
【図75】他の電極分離部の導通状態を示す説明図
【図76】他の電極分離部の分離状態を示す説明図
【図77】図77及び図78は従来例に係り、図77は
従来の光源装置におけるランプ点灯回路の概略の構成を
示す回路図
【図78】トランスの内部構成を示す断面図
【符号の説明】
21…光源装置 22…キセノンランプ 23…ヒートシンク 25…ヒートシンク支持棒 29…筐体 30…第1ランプ交換扉 32…ランプユニット 33…第2ランプ交換扉 35…導電パターン 36…電極分離部 37…ランプハウス本体 38…挿入孔開口部 41…商用電源 43…スイッチング電源 44…トランス 45…スタータ 46…電極分離部 50,51…電気接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 雄一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小板橋 正信 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 半田 啓二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 錦織 俊明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 雨宮 昭宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 戸田 真人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 笹井 嗣久 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高見澤 一史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプを交換する際に着脱するラン
    プ交換扉を有し、このランプ交換扉を脱したときに、ラ
    ンプ点灯回路経路中の両極を分離する電極分離部を備え
    たことを特徴とする光源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7140893B2 (en) 2003-02-24 2006-11-28 Fujinon Corporation Light source device for medical endoscope
JP2010160923A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Olympus Medical Systems Corp 医療用光源装置

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