JPH06175043A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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Publication number
JPH06175043A
JPH06175043A JP4330765A JP33076592A JPH06175043A JP H06175043 A JPH06175043 A JP H06175043A JP 4330765 A JP4330765 A JP 4330765A JP 33076592 A JP33076592 A JP 33076592A JP H06175043 A JPH06175043 A JP H06175043A
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JP
Japan
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lamp
electrode
heat sink
pressing
light source
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Withdrawn
Application number
JP4330765A
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English (en)
Inventor
Sachihiro Okada
祥宏 岡田
Akihiro Amamiya
昭宏 雨宮
Isamu Karasawa
勇 唐沢
Masanobu Koitabashi
正信 小板橋
Tsuguhisa Sasai
嗣久 笹井
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
Masato Toda
真人 戸田
Keiji Handa
啓二 半田
Toshiaki Nishigori
俊明 錦織
Kazufumi Takamizawa
一史 高見澤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプ交換時の安全性を確保すると共に、電
源回路のトランスの小型化および装置の小型化を行う。 【構成】 光源装置11に装着されるランプ交換扉17
には、内側に電極押圧部25が設けられ、電極ON/O
FF用つまみ19が係合している。ランプハウス15の
側部には、ヒートシンク13に接続された押圧電極21
が設けられ、弾性部材24に保持され付勢されている。
押圧電極21に対向してランプ点灯回路23に接続され
た電極板22が配設されている。電極ON/OFF用つ
まみ19を回して締め付けることによって、電極押圧部
25が押圧電極21を押し付け、押圧電極21と電極板
22とが接触してヒートシンク13とランプ点灯回路2
3とが電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡に接続されて照
明光を出力する光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡に照明光を供給するた
めの光源装置では、キセノンランプ等の光源ランプはヒ
ートシンクに保持され、このヒートシンクを通じて光源
ランプへの電源供給が行われるような構成となってい
る。例えば特開平2−280109号公報に開示されて
いるように、光源ランプのヒートシンク部は、キセノン
ランプを保持すると共にこのランプと電気的に接続した
公報の第5図に示されるようなヒートシンクを、ランプ
点灯回路に接続された電極に直接取付ねじで接続固定し
た構造となっている。
【0003】このような構造の光源装置において、光源
ランプを交換する場合には、ランプ交換扉を開け、光源
ランプをヒートシンクと共に取り出してランプを交換す
るようにしている。従って、ランプ交換扉を開けると光
源ランプへの電源供給可能なヒートシンクが露出するた
め、このヒートシンクに直接触れて感電することを防止
するために、ランプ点灯回路内部に電源との絶縁を行う
トランスを設ける必要がある。
【0004】また、前記ランプ交換扉が開いたときにヒ
ートシンクへの電源供給を停止するインターロックスイ
ッチを設けて安全性を高めるようにした装置も提案され
ている。このようなインターロックスイッチを設けた光
源装置の構成例を図10に示す。
【0005】ランプ点灯回路1は、ランプ点灯用の電源
供給を行う制御回路2と、絶縁用のトランス3とを備え
ており、商用電源に接続されている。ランプハウス4内
には、ヒートシンク接続部と電極とを兼ねた導電部材5
が設けられており、ランプ点灯回路1のトランス3の二
次側出力に接続されている。導電部材5には、光源ラン
プ6を保持した導電性のヒートシンク7が接続固定され
るようになっており、ランプ点灯回路1より導電部材
5,ヒートシンク7を介して光源ランプ6へ電源供給さ
れ、ランプが点灯するようになっている。
【0006】また、ランプ点灯回路1の電源入力側に
は、回路を導通/遮断するインターロックスイッチ8が
設けられ、ランプハウス4の側部に配置されている。こ
のインターロックスイッチ8は、ヒートシンク7が固定
されたランプ交換扉9の開閉に連動してオンオフするよ
うになっており、光源ランプを交換する際にランプ交換
扉9を装置の筐体から外すと、インターロックスイッチ
8がオフしてランプ点灯回路1への電源供給回路が遮断
されるようになっている。
【0007】このように、ランプ交換扉が開いたときに
ヒートシンクへの電源供給を停止することにより、交換
者が活電部に触れて感電することを防止するようにして
いる。また、図示しないが、光源ランプに並列に接続さ
れたコンデンサに蓄えられている電荷を放電するため
に、トランスの二次側回路の両極間に放電抵抗およびイ
ンターロックスイッチを設け、ランプ交換扉が開いたと
きに二次側回路を放電抵抗を介してショートさせること
により、二次側回路に蓄積された電荷による感電を防止
するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の光源装
置では、絶縁用のトランスは、安全規格上強化絶縁構造
とする必要があるため、巻線間においてかなりの沿面距
離、あるいは空間距離をとることとなり、トランスが大
型化してしまう不具合があった。
【0009】また、ランプ交換時において、ヒートシン
クへの電源供給を停止するインターロックスイッチは、
一次回路における電源ラインを直接遮断するものであ
り、大型で多くのスペースを必要としていた。また、二
次回路に設けられた放電用のインターロックスイッチに
ついても、同様に多くのスペースを要していた。
【0010】このように、インターロックスイッチを設
けるために多くのスペースを要したり、ランプ用電源回
路のトランスが大型化することによって、光源装置を小
型に構成することは困難であった。
【0011】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、ランプ交換の際に交換者が光源ランプに接触可
能となった状態において、ランプ点灯回路とランプ接続
電極との間を安全規格で定められた値以上の絶縁距離を
保って分離でき、これにより、活電部に直接触れること
を防止して安全性を向上できると共に、インターロック
スイッチを不要とし、かつ電源回路内のトランスの絶縁
構造を簡略化することができ、電源回路のトランスの小
型化および装置の小型化が可能な光源装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による光源装置
は、光源ランプを交換する際に着脱するランプ交換扉
と、前記光源ランプに電気的に接続されたランプ側電極
部材と、前記光源ランプへ電力を供給するランプ点灯回
路に電気的に接続された電源側電極部材と、前記ランプ
交換扉を脱したときに、前記ランプ側電極部材と前記電
源側電極部材とを分離すると共に、前記ランプ交換扉を
装着したときに、前記ランプ側電極部材を前記電源側電
極部材に押し付けて導通させる電極分離・導通手段とを
備えたものである。
【0013】
【作用】ランプ交換扉を脱したときには、電極分離・導
通手段によって、光源ランプに接続されたランプ側電極
部材とランプ点灯回路に接続された電源側電極部材とが
分離される。ランプ交換扉を装着したときには、電極分
離・導通手段によって、前記ランプ側電極部材が前記電
源側電極部材に押し付けられて導通する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図
1は光源装置のランプハウス部の構成を示す断面図、図
2は光源装置の外観を示す斜視図、図3は光源装置にお
けるランプ点灯回路の構成を示す回路図である。
【0015】図1に示すように、本実施例の光源装置1
1は、図示しない内視鏡と接続され、光源装置11内に
配設された光源ランプとしてのキセノンランプ12から
の照明光を内視鏡へ供給可能になっている。キセノンラ
ンプ12は、放熱用のヒートシンク13によって電極部
が把持固定され、このヒートシンク13を通して電源供
給を受けるようになっている。ヒートシンク13は、ヒ
ートシンク支持部材14に固定されており、ランプハウ
ス15内に収納されるようになっている。ヒートシンク
13は、端部にネジ部が形成された細長の固定部材16
によってヒートシンク支持部材14に固定され、これに
より、キセノンランプ12の電極,ヒートシンク13,
ヒートシンク支持部材14が電気的に接続されるように
なっている。
【0016】また、光源装置11には、ランプ交換扉1
7が筐体に対して着脱自在に設けられている。ランプ交
換扉17は、ランプ交換の際に着脱してキセノンランプ
12を交換可能な状態にするものであり、図2に示すよ
うに例えば光源装置21の側面部に設けられている。こ
のランプ交換扉17は、取り付けネジ18によって着脱
可能に固定されるようになっており、装着された状態で
はヒートシンク13が覆われて露呈しないようになって
いる。このランプ交換扉17には、後述する電極部をオ
ンオフしてキセノンランプ12への電力供給回路を接続
・遮断する電極ON/OFF用つまみ19が設けられ、
つまみ先端側に設けられたネジ部がランプ交換扉17に
螺合している。
【0017】ランプハウス15の側部には、リード線2
0を介してヒートシンク支持部材14に電気的に接続さ
れたランプ側電極部材としての押圧電極21が設けられ
ている。この押圧電極21は、ランプ点灯回路23と接
続されランプハウス15の側部に押圧電極21と対向し
て固定された電源側電極部材としての電極板22に接触
するようになっており、押圧電極21と電極板22とが
接触することによって、ランプ点灯回路23とヒートシ
ンク支持部材14,ヒートシンク13,およびキセノン
ランプ12の電極とが電気的に接続され、ランプに電力
が供給されるようになっている。
【0018】押圧電極21は、ばね等の弾性部材24に
よって保持されており、図1において下方向に付勢され
ている。図1の状態では、押圧電極21と電極板22と
は弾性部材24によって補強絶縁距離(2.5mm)以
上の間隔を保つように強制的に分離されている。
【0019】ランプ交換扉17の裏側には、前記押圧電
極21を押し込んで電極板22と導通させる電極分離・
導通手段としての電極押圧部25が配設されている。電
極押圧部25は、先端部が細長に形成された押圧部材2
6を有しており、押圧部材26の基端部が前記電極ON
/OFF用つまみ19の先端部と嵌合している。押圧部
材26は、ランプ交換扉17を装着し電極ON/OFF
用つまみ19を回して締めたときに、押圧部材26の先
端部がランプハウス15前面部の開口部より挿入し、押
圧電極21を押し込むようになっている。押圧部材26
は、ランプ交換扉17の裏側に固定された保持部材27
内に移動可能に設けられ、押圧部材26の先端部が保持
部材27の開口部から突出している。また、保持部材2
7内部上面と押圧部材26の基端部つば部との間には、
ばね等の弾性部材28が設けられ、押圧部材26を保持
してランプ交換扉17側に付勢している。なお、押圧部
材26が挿入するランプハウス15前面部の開口部は、
IEC等の安全規格で規定されたテストピンやテストフ
ィンガーなどで内部の電極等の活電部を触れることがで
きないような、例えば3mm以下の幅または径の開口面
積となっている。
【0020】なお、ヒートシンク13およびヒートシン
ク支持部材14は、図示しないが、キセノンランプ12
のカソード,アノードの2つの電極に対応してそれぞれ
2つ、分割され互いに絶縁されて設けられている。ま
た、押圧電極21および電極板22もそれぞれ2つ設け
られている。
【0021】ここで、図3を参照して光源装置11にお
けるランプ点灯回路について説明する。ランプ点灯回路
には、商用電源31がヒューズ32を介してランプ用電
源回路であるスイッチング電源33に接続されるように
なっている。スイッチング電源33内には、インバータ
トランスからなるトランス34が設けられている。スイ
ッチング電源33の二次出力は、ランプ点灯時に高電圧
を発生するためのスタータ35を介してキセノンランプ
12に接続されている。このスタータ35とキセノンラ
ンプ12との間には、スタータ35の両極の出力とキセ
ノンランプ12の電極とをそれぞれ一定の絶縁距離以上
の間隔を保って分離する電極分離部が設けられている。
本実施例では、キセノンランプ12の電極と導通したヒ
ートシンク13に接続された押圧電極21と、ランプ点
灯回路のスタータ35に接続された電極板22とによっ
て電極分離部が構成されている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
商用電源31に接続されたスイッチング電源33よりス
タータ35を介してキセノンランプ12へ電源を供給
し、キセノンランプ12を点灯させて照明光を内視鏡へ
供給する。
【0023】キセノンランプ12が寿命などにより暗く
なったり、点灯しなくなった場合、ランプを交換する
が、このとき、ランプ交換者は取り付けネジ18を緩め
てランプ交換扉17を取り外し、ヒートシンク13をラ
ンプハウス15より取り出してランプ交換を行う。
【0024】ランプ交換をする際には、まず電極ON/
OFF用つまみ19を緩めると、押圧部材26は電極押
圧部25の弾性部材28によってランプ交換扉17側に
押し戻され、押圧電極21を電極板22から離す方向に
駆動される。すると、弾性部材24によって押圧電極2
1が図1の下方向に押し戻され、押圧電極21と電極板
22とが分離される。完全に電極ON/OFF用つまみ
19を緩めると、押圧電極21は電極板22より補強絶
縁として必要な絶縁距離2.5mm以上離れる。この絶
縁距離は、弾性部材24の弾性力によって保持される。
これにより、ランプ点灯回路23とヒートシンク13と
の間の回路が分離され、ヒートシンク13への電源の供
給が断たれる。
【0025】次に、取り付けネジ18を緩めてランプ交
換扉17を取り外す。このとき、ヒートシンク13とラ
ンプ点灯回路23とは、押圧電極21と電極板22との
分離により絶縁されており、感電の恐れはない。また、
ランプハウス15前面部の開口部は、3mm以下の径と
なっており、内部の電極等の活電部を触れることはでき
ない。
【0026】ランプ交換が終了すると、前記と逆の動作
でランプ交換扉17を装着して取り付けネジ18で固定
した後、電極ON/OFF用つまみ19を締め付ける。
これにより、押圧部材26が押し上げられて先端部がラ
ンプハウス15前面部の開口部より挿入し、押圧電極2
1を押し込む。すると、押圧電極21は弾性部材24の
弾性力に抗して電極板22に接触し、電気的に導通す
る。この状態で、ランプ点灯回路23より、電極板2
2,押圧電極21,リード線20,ヒートシンク支持部
材14,ヒートシンク13を介して、キセノンランプ1
2へ電力が供給される。
【0027】なお、電極押圧部25は、2つの押圧電極
21および電極板22に対応して2つ設けても良いし、
同時に2つの押圧電極21を押し付けるような構造とし
ても良い。
【0028】以上のように、ランプ交換扉に電極押圧部
を設け、ランプハウスの3mm以下の開口部を通してキ
セノンランプへ接続された電極と点灯回路へ接続された
電極とを接触させたり分離したりすることによって、ラ
ンプ交換の際にランプ交換扉を開けてランプ及びヒート
シンクを触れることが可能になったときに、容易にかつ
確実にヒートシンクや光源ランプを分離、絶縁すること
ができる。また、ランプ交換時に触れることができる部
分は、点灯回路からUL,IEC等の安全規格で定めら
れている絶縁距離を確保して確実に絶縁されているた
め、ランプ点灯回路のスイッチング電源内の絶縁トラン
スは強化絶縁構造とする必要がなく基礎絶縁のみで良い
ため、トランスの小型化がはかれる。
【0029】さらに、ランプユニットが電気的に分離さ
れており、漏れ電流も問題にならないため、従来必要で
あったランプ交換時に一次回路を遮断するためのインタ
ーロックスイッチは不要となる。また、二次回路に設け
られたコンデンサの電荷による感電を防止するための、
放電用のインターロックスイッチについても、スタータ
以降の回路を分離することにより不要となる。これらに
より、装置を小型化することが可能となる。
【0030】図4及び図5は本発明の第2実施例に係
り、図4は光源装置のランプハウス部の構成を示す断面
図、図5は電極押圧部の構成を示す断面図である。
【0031】第2実施例は、第1実施例の電極押圧部の
構成を変更したものである。
【0032】図4に示すように、本実施例の光源装置4
1は、第1実施例と同様にキセノンランプ12を保持し
たヒートシンク13が設けられ、ヒートシンク支持部材
14に固定されてランプハウス15内に収納されてい
る。
【0033】また、光源装置41の筐体に取り付けられ
るランプ交換扉42は、取り付けネジ43および44に
よって着脱可能に固定されるようになっている。このラ
ンプ交換扉42を固定する一方の取り付けネジ44は、
電極押圧部45に係合するようになっており、電極部を
オンオフしてキセノンランプ12への電力供給回路を接
続・遮断する電極ON/OFF用つまみを兼ねている。
【0034】電極押圧部45は、棒状の絶縁部材からな
る押圧部材46を有しており、この押圧部材46はヒー
トシンク支持部材14に電気的に接続された押圧電極2
1に連結している。押圧部材46の基端部のつば部と、
これに対向するランプハウス15壁面との間には、ばね
等からなる弾性部材47が配設されており、押圧部材4
6が図4において下方向、すなわちランプ交換扉42側
に付勢されている。押圧電極21は、電極押圧部45が
取り付けネジ44によって押し込まれないときは、弾性
部材47によって電極板22と補強絶縁距離(2.5m
m)以上の間隔を保つように強制的に分離されている。
【0035】電極押圧部45は、図5に示すように構成
されている。すなわち、押圧部材46の先端部に押圧電
極21が連結され、押圧部材46の基端部に形成された
円形状の凹部に嵌合する円盤状の回転部材47が設けら
れている。回転部材47は、押圧部材46にネジ止めさ
れて固定された押え部材48によって、押圧部材46の
凹部から脱しないように回転自在に保持されている。回
転部材47には、先端部に押え部材48の穴径より小さ
な径の軸部を有し、後端部に前記取り付けネジ44の先
端ネジ部が嵌合する方形の凹部が形成されたクラッチ部
材49がネジ止めされて連結されている。これにより、
電極押圧部45のクラッチ部材49および回転部材47
は、押圧部材46に対して回動可能となっている。
【0036】その他は第1実施例と同様に構成されてお
り、詳細の説明は省略する。
【0037】ランプ交換をする際には、取り付けネジ4
3および44を緩めてランプ交換扉42を取り外すが、
電極ON/OFF用つまみを兼ねた取り付けネジ44を
緩めると、取り付けネジ44が後退することで押圧部材
46は弾性部材47の反発力によってランプ交換扉42
側に押し戻され、押圧電極21が電極板22から離れる
方向に駆動される。このときの取り付けネジ44の回転
は、電極押圧部45のクラッチ部材49および回転部材
47が押圧部材46に対して回転摺動することによって
吸収される。
【0038】ランプ交換扉42がランプハウス15から
完全に離れると、押圧電極21の基端部のつば部はラン
プハウス15の押圧電極保持部壁面までつき当たり、押
圧電極21と電極板22とは補強絶縁距離まで分離され
る。これにより、ランプ点灯回路23とヒートシンク1
3との間の回路が補強絶縁距離以上分離され、ヒートシ
ンク13への電源の供給が断たれる。
【0039】ランプ交換が終了すると、前記と逆の動作
でランプ交換扉42を装着して取り付けネジ43および
44を締め付けて固定する。取り付けネジ44が締め込
まれると、これに嵌合したクラッチ部材49および回転
部材47が回転しながら電極押圧部45の押圧部材46
を弾性部材47の反発力に抗して押し込み、押圧部材4
6に連結された押圧電極21が電極板22に近接してい
く。ランプ交換扉42を閉じて取り付けネジ44を完全
に締め付けると、押圧電極21は電極板22に完全に接
触し、ランプ点灯回路23とヒートシンク13とが電気
的に導通する。この状態で、ランプ点灯回路23より、
電極板22,押圧電極21,リード線20,ヒートシン
ク支持部材14,ヒートシンク13を介して、キセノン
ランプ12へ電力が供給される。
【0040】このように、ランプ交換扉を固定する取り
付けネジを電極押圧部に連結可能に設け、電極ON/O
FF用つまみを兼ねるようにした場合においても、ラン
プ交換の際にランプ交換扉を開けると、ランプ点灯回路
とヒートシンクとが安全規格で定められている絶縁距離
を確保して確実に分離するため、交換者がランプ交換の
際にヒートシンク等に触れても感電の危険性がなく、安
全性を確保できる。また、ランプハウス15前面部の開
口部は、3mm以下の径となっており、内部の電極等の
活電部を触れることはできず、安全規格上問題ない。従
って、第1実施例と同様に、ランプ点灯回路のスイッチ
ング電源内の絶縁トランスは強化絶縁構造とする必要が
なく基礎絶縁のみで良いため、トランスの小型化がはか
れ、装置を小型化することが可能となる。
【0041】図6は本発明の第3実施例に係る光源装置
のランプハウス部の構成を示す断面図である。
【0042】第3実施例は、ヒートシンクと一体的に電
極部を設け、ランプ交換扉の着脱と連動して接触・分離
するようにした例である。
【0043】本実施例の光源装置51は、キセノンラン
プ12を保持して一体的に設けられたヒートシンク52
を有しており、耐熱性のある絶縁部材で構成されたラン
プ交換扉53に固定されている。ランプ交換扉53は、
取り付けネジ54および55によって光源装置51の筐
体に着脱可能に固定されるようになっており、ランプ交
換扉53を装着することによって、このランプ交換扉5
3に固定されたヒートシンク52がランプハウス56内
に収納されるようになっている。
【0044】ヒートシンク52は、ランプ交換扉53側
の一端部に電極部57が延出して設けられている。この
電極部57は、ヒートシンク52と一体的に設けるだけ
でなく、電気的に接続されていれば別部材で構成しても
良い。電極部57上には、弾性を有する接点ブラシ58
が電気的に接続されて配設されており、取り付けネジ5
5の先端側ネジ部59が接点ブラシ58に接触するよう
に挿通している。この取り付けネジ55の先端側ネジ部
59は、電気導電部材から構成され、接点ブラシ58に
対して摺動可能であり、先端側ネジ部59とヒートシン
ク52とが電極部57,接点ブラシ58を介して電気的
に導通するようになっている。なお、取り付けネジ55
のつまみ部は、感電しないよう安全のため絶縁部材から
なっている。
【0045】ランプハウス56の側部には、分離電極部
60が設けられており、取り付けネジ55の先端側ネジ
部59がランプハウス56前面の開口部より分離電極部
60内に挿入可能となっている。分離電極部60内に
は、先端側ネジ部59が螺合可能な電極板61が配設さ
れており、電極板61がリード線62を介して図示しな
いランプ点灯回路に接続されている。なお、ランプハウ
ス56前面の開口部は、先端側ネジ部59の径とほぼ同
等の大きさであり、かつ安全規格で規定されたテストピ
ンやテストフィンガーなどで内部の電極板61等の活電
部を触れることができないような、例えば3mm以下の
幅または径の開口面積となっている。
【0046】ランプ交換扉53を装着する場合は、一体
に固定されたヒートシンク52をランプハウス56内に
収納し、取り付けネジ54および55を締め付けて固定
する。このとき、取り付けネジ55は、先端側ネジ部5
9が接点ブラシ58に接触した状態で分離電極部60内
に挿入される。取り付けネジ55を締め付けると、先端
側ネジ部59は電極板61に螺合し、電極板61が先端
側ネジ部59,接点ブラシ58を介してヒートシンク5
2の電極部57と電気的に接続される。これにより、ラ
ンプ点灯回路とヒートシンク52とが電気的に導通し、
キセノンランプ12へ電力が供給される。
【0047】一方、ランプを交換する場合は、取り付け
ネジ54および55を緩めて取り外し、ランプ交換扉5
3およびヒートシンク52を取り外す。取り付けネジ5
5が取り外されると、先端側ネジ部59が電極板61よ
り外れ、電極板61とヒートシンク52の電極部57と
が分離される。これにより、ランプ点灯回路とヒートシ
ンク52との間の回路が分離され、ヒートシンク52へ
の電源の供給が断たれる。
【0048】このとき、ランプ点灯回路に接続されてい
る活電部である電極板61は、ランプハウス56側部の
分離電極部60内にあって絶縁保護されており、かつ交
換者の指が入らない大きさの開口部が形成されているの
みであるため、ランプ交換時に活電部に触れることなく
安全にランプ交換ができる。また、ヒートシンク52は
ランプ点灯回路と分離されているため、感電の恐れはな
い。
【0049】従来は、図10に示したように、ランプ点
灯回路に接続された活電部となる電気導電部材がランプ
ハウス内に設けられていたため、交換者がランプ交換す
る際に、活電部に触れる可能性があり、例えばランプ交
換扉に連動したインターロックスイッチにより活電部を
電気的に遮断する構造が必要であった。さらに、絶縁強
度を保つために、点灯回路内のトランスの構造も、空間
距離、沿面距離を十分に確保する必要があり、トランス
が大型化し、コストアップしてしまう不具合があった。
【0050】一方、本実施例のように、ランプ交換扉の
着脱動作に伴って接続・分離する電極部を設けることに
より、ランプ交換の際に確実にランプ点灯回路とヒート
シンクとを分離することができる。また、活電部は絶縁
距離が十分に確保され、かつ交換者が直接触れることが
できないため、ランプ交換時の安全性を保つことができ
る。さらに、インターロックスイッチを削除でき、トラ
ンスの構造も簡略化できるので、装置の小型化、コスト
の低減が可能となる。
【0051】図7ないし図9は本発明の第4実施例に係
り、図7は光源装置のランプハウス部の構成を示す断面
図、図8は分離電極部の第1の変形例を示す断面図、図
9は分離電極部の第2の変形例を示す断面図である。
【0052】第4実施例は、第3実施例の変形例であ
り、ヒートシンクの電極部およびランプハウス側部に設
けられる分離電極部の構成を変更した例である。
【0053】図7に示すように、本実施例の光源装置7
1は、第3実施例と同様にキセノンランプ12を保持し
たヒートシンク72を有しており、ランプ交換扉73に
固定されている。ランプ交換扉73は、取り付けネジ7
4によって光源装置71の筐体に着脱可能に固定される
ようになっており、ランプ交換扉73を装着することに
よって、ヒートシンク72がランプハウス56内に収納
されるようになっている。
【0054】ヒートシンク72は、ランプ交換扉73側
の一端部に電極部75が延出して設けられ、この電極部
75は、端部が直角に折れ曲がってランプ交換扉73に
対して垂直方向に植立している。
【0055】ランプハウス56の側部には、分離電極部
76が設けられており、前記電極部75の先端部がラン
プハウス56前面の開口部より分離電極部76内に挿入
可能となっている。分離電極部76内には、リード線6
2を介して図示しないランプ点灯回路に接続された電極
板77が摺動可能に配設されており、ばね等の弾性部材
78によって保持されている。なお、ランプハウス56
前面の開口部は、安全規格で規定されたテストピンやテ
ストフィンガーなどで内部の電極板77等の活電部を触
れることができないような、3mm以下の幅または径の
開口面積となっている。
【0056】ランプ交換扉73を装着する場合は、一体
に固定されたヒートシンク72をランプハウス56内に
収納し、取り付けネジ74を締め付けて固定する。この
とき、ヒートシンク72の電極部75の先端部がランプ
ハウス56前面の開口部より分離電極部60内に挿入さ
れ、電極部75と電極板77とが電気的に接触する。そ
して、取り付けネジ74を締め付けることにより、弾性
部材78の弾性圧力により電極部75と電極板77とが
確実に接触する。これにより、ランプ点灯回路とヒート
シンク72とが電気的に導通し、キセノンランプ12へ
電力が供給される。
【0057】一方、ランプを交換する場合に、取り付け
ネジ74を緩めて、ランプ交換扉73およびヒートシン
ク72を取り外すと、ヒートシンク72の電極部75が
電極板77より離れ、電極板77とヒートシンク72と
が分離される。これにより、ランプ点灯回路とヒートシ
ンク72との間の回路が分離され、電源の供給が断たれ
る。
【0058】このとき、ランプ点灯回路に接続されてい
る活電部である電極板77は、ランプハウス56側部の
分離電極部76内にあって絶縁保護されており、かつ交
換者の指が入らない大きさの開口部が形成されているの
みであるため、ランプ交換時に活電部に触れることなく
安全にランプ交換ができる。
【0059】図8に分離電極部の第1の変形例を示す。
この変形例の分離電極部81は、弾性を有する板バネ状
の電極板82が配設されており、リード線62を介して
図示しないランプ点灯回路に接続されている。この電極
板82にヒートシンク72の電極部75の先端部が押し
付けられて電気的に接触するようになっている。このよ
うに弾性部材を兼ねた電極板82を設けた場合において
も、前述の第4実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0060】図9に分離電極部の第2の変形例を示す。
この変形例の分離電極部85は、分離電極部85内に固
定された電極板87を備えている。また、ヒートシンク
72の電極部75の先端部には、弾性部材を内設し軸方
向に摺動可能な接点部86が設けられている。前記電極
板87に電極部75先端部の接点部86が押し付けられ
て電気的に接触するようになっている。このようにヒー
トシンク72の電極部75側に弾性部材を備えて摺動す
る接点部86を設けた場合においても、前述の第4実施
例と同様の作用、効果が得られる。
【0061】以上のように、分離電極部の一方をヒート
シンクと一体化した電極部で構成した場合においても、
第3実施例と同様にランプ交換時の安全性を確保できる
と共に、装置の小型化、コストの低減が可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ンプ交換の際に交換者が光源ランプに接触可能となった
状態において、ランプ点灯回路とランプ接続電極との間
を安全規格で定められた値以上の絶縁距離を保って分離
でき、これにより、活電部に直接触れることを防止して
安全性を向上できると共に、インターロックスイッチを
不要とし、かつ電源回路内のトランスの絶縁構造を簡略
化することができ、電源回路のトランスの小型化および
装置の小型化が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、
図1は光源装置のランプハウス部の構成を示す断面図
【図2】光源装置の外観を示す斜視図
【図3】光源装置におけるランプ点灯回路の構成を示す
回路図
【図4】図4及び図5は本発明の第2実施例に係り、図
4は光源装置のランプハウス部の構成を示す断面図
【図5】電極押圧部の構成を示す断面図
【図6】本発明の第3実施例に係る光源装置のランプハ
ウス部の構成を示す断面図
【図7】図7ないし図9は本発明の第4実施例に係り、
図7は光源装置のランプハウス部の構成を示す断面図
【図8】分離電極部の第1の変形例を示す断面図
【図9】分離電極部の第2の変形例を示す断面図
【図10】従来の光源装置のランプハウス部の構成を示
す断面図
【符号の説明】
11…光源装置 12…キセノンランプ 13…ヒートシンク 14…ヒートシンク支持部材 15…ランプハウス 17…ランプ交換扉 18…取り付けネジ 19…電極ON/OFF用つまみ 21…押圧電極 22…電極板 23…ランプ点灯回路 25…電極押圧部 26…押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小板橋 正信 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 笹井 嗣久 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野口 利昭 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 戸田 真人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 半田 啓二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 錦織 俊明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高見澤 一史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプを交換する際に着脱するラン
    プ交換扉と、 前記光源ランプに電気的に接続されたランプ側電極部材
    と、 前記光源ランプへ電力を供給するランプ点灯回路に電気
    的に接続された電源側電極部材と、 前記ランプ交換扉を脱したときに、前記ランプ側電極部
    材と前記電源側電極部材とを分離すると共に、前記ラン
    プ交換扉を装着したときに、前記ランプ側電極部材を前
    記電源側電極部材に押し付けて導通させる電極分離・導
    通手段と、 を備えたことを特徴とする光源装置。
JP4330765A 1992-12-10 1992-12-10 光源装置 Withdrawn JPH06175043A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2093485A2 (en) 2008-02-25 2009-08-26 Olympus Medical Systems Corporation Light source apparatus

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2093485A2 (en) 2008-02-25 2009-08-26 Olympus Medical Systems Corporation Light source apparatus
EP2093485A3 (en) * 2008-02-25 2010-09-29 Olympus Medical Systems Corp. Light source apparatus
US8076854B2 (en) 2008-02-25 2011-12-13 Olympus Medical Systems Corp. Light source apparatus

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