JP3226346B2 - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP3226346B2
JP3226346B2 JP26380992A JP26380992A JP3226346B2 JP 3226346 B2 JP3226346 B2 JP 3226346B2 JP 26380992 A JP26380992 A JP 26380992A JP 26380992 A JP26380992 A JP 26380992A JP 3226346 B2 JP3226346 B2 JP 3226346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡に接続されて照
明光を出力する光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内に細長の挿入部を挿入することに
より、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、処置具
チャンネル内に処置具を挿通して、各種治療及び処置の
できる内視鏡が広く利用されている。また、医療分野に
限らず工業分野においても、ボイラ,タービン,エンジ
ン,化学プラントなどの内部の傷や腐蝕を観察したり検
査するための工業用内視鏡が広く利用されている。
【0003】従来より、内視鏡に照明光を供給するため
の光源装置は、キセノンランプなどの光源ランプをヒー
トシンクに保持する一方、このヒートシンクに通電して
光源ランプへの電源供給を行なう構成となっている。そ
して、前記光源ランプを交換する場合にはランプ交換扉
を開け、光源ランプをヒートシンクと共に取り出して光
源ランプを交換していた。このため、ランプ交換扉を開
いたときに電源供給可能なヒートシンクが露出するの
で、前記交換扉が開いたときにヒートシンクへの電源供
給を停止するインターロックスイッチを設けていた。ま
た、光源ランプに並列に接続されているコンデンサに蓄
えらた電荷を放電し、感電を防止するためのインターロ
ックスイッチも設けていた。
【0004】図30に示すように光源装置1は、キセノ
ンランプなどの光源ランプ2をヒートシンク3に保持す
ると共に、ランプ交換扉4を光源カバー5に図示しない
ヒンジなどで開閉自在となるように接続していた。そし
て、前記ランプ交換扉4を開閉することによって光源装
置1に配設されている押し板6を移動させてスポット溶
接などで固定したインターロックスイッチ7をオン・オ
フするように構成している。
【0005】すなわち、前記ランプ交換扉4が閉じてい
るときにはランプ交換扉が押し板6を押圧してインター
ロックスイッチ7をオン状態にするので光源ランプ2に
電力が供給されて点灯可能状態になる。しかし、前記ラ
ンプ交換扉4を開けると押し板6への押圧力が解除され
るのでインターロックスイッチ7はオフ状態となって光
源ランプ2への電力供給回路が遮断されるので外部から
触れても安全な状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランプ
交換扉を開閉することによって押し板を移動させてイン
ターロクスイッチをオン・オフさせるためには大型で多
くのスペースを必要としていた。
【0007】また、インターロックスイッチがオン・オ
フすることによって光源ランプへの電力供給回路を遮断
するようにしていたので、万一このインターロックスイ
ッチが故障したときの安全性を損なうことのないように
スイッチング電源内のトランスを強化絶縁構造とする必
要があった。このため、安全規格上必要とされる一次回
路、二次回路の絶縁を確保するために各巻き線間の沿面
距離を所定寸法だけ取る必要があるのでトランスが大型
化してしまうという不具合があった。
【0008】さらに、二次回路に設けたコンデンサの電
荷による感電を防止するため、コンデンサの電化を放電
させるためのインターロックスイッチとそのためのスペ
ースを必要とした。
【0009】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、光源ランプ交換の際にこの光源ランプを保持する
一方この光源ランプへの電源供給回路となるヒートシン
クへの電源供給をインターロックスイッチを用いること
なく遮断し形状を小型にした光源装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による光源装置
は、照明光を発生可能な光源ランプと、前記光源ランプ
を収納可能な外装を有する本体部と、前記本体部に設け
られ、前記光源ランプの電極に着脱自在に接続して前記
光源ランプを支持する導電性のランプ支持部材と、前記
ランプ支持部材と分離して前記本体部に設けられ、前記
光源ランプの供給電力を出力するための出力電極と、前
記光源ランプを交換するため、前記本体部に着脱自在な
ランプ交換扉と、前記ランプ交換扉に設けられ、前記ラ
ンプ支持部材と前記出力電極との間に挿脱される導電性
の接点部材と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】この構成で、光源ランプ交換時、ランプ交換扉
を光源装置から取り外すと光源ランプへの電源供給回路
が遮断される。そして、光源ランプ交換後、ランプ交換
扉を光源装置に取り付けると光源ランプへの電源供給回
路が復元する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図1
は光源装置及びランプ交換扉を示す斜視図、図2は光源
装置の全体図、図3は光源装置のアノード側の断面図、
図4は光源装置の平面断面図、図5は光源装置のカソー
ド側の断面図である。
【0013】図2に示すように光源装置10は、装置内
に配設されているキセノンランプなどの光源ランプから
の光をレンズを通して集光し、コネクタ11に接続した
図示しないファイバースコープ内のライトガイドを介し
て観察部を照明するようにしている。また、前記光源ラ
ンプを交換する際にはランプ交換扉12を取り外ずして
ヒートシンクに保持された光源ランプを交換することが
できるようになっている。
【0014】すなわち、図1に示すようにランプ交換扉
12は、交換扉固定用つまみ35を取り外すことによっ
て光源装置10から着脱自在となっている。そして、光
源装置10から取り外したランプ交換扉12には、樹脂
などの絶縁部材18の先端部を略U字状に切り抜いて形
成した両先端部に電気接点部としてのカソード側接点1
6及びアノード側接点17を設けている。
【0015】さらに、図3に示すように光源装置10の
樹脂で形成したベース板21にはアノード側ヒートシン
ク14及びこのアノード側ヒートシンク14を固定する
導電性を有する金属製のアノードハシラ19が固定され
ている。
【0016】前述した光源ランプ交換時に取りはずすラ
ンプ交換扉12の絶縁部材30の先端部には段部が形成
されると共に透孔が設けられ、この段部の深さより0.
1mm程度高いカラー24を介して前記アノード側接点
17及びカソード側接点16が可動可能となるようにネ
ジ固定されている。
【0017】また、前記アノードハシラ19に固定され
るアノード側ヒートシンク14には、このヒートシンク
14を所定の位置に案内するテーパーピン23などを圧
入するための盲穴と、位置決め固定するための取付シャ
フト30を挿通するクリアランスを最大0.1以下とな
るように形成した貫通穴と、取付シャフト31を挿通す
るクリアランスを大きめに設定した貫通穴とが設けられ
ている。また、前記貫通穴を挿通してヒートシンク14
をアノードハシラ19に固定する取付シャフト30、3
1の先端部には雄ネジが形成され、頭部には耐熱性樹脂
のツマミ29がシャフト30、31と一体的に取り付け
られている。
【0018】そして、前記ヒートシンク14をアノード
ハシラ19に取り付ける際には、まずヒートシンク14
に圧入したテーパーピン23をアノードハシラ19の案
内穴に挿通させシャフト31を仮締めし、ついでシャフ
ト30シャフト31の順で本締めして位置決め固定され
ている。
【0019】つづいて、図4に示すように耐熱性樹脂で
成形されたランプハウス13は、ベース板21にネジ固
定されている。そして、このランプハウス13に設けた
貫通穴にカラー26を介してアノード側中継電極25及
びカソード側中継電極34を可動可能に取り付ける一
方、このアノード側中継電極25及びカソード側中継電
極34をとランプハウス13にネジ固定されたバネ押さ
え28と中継電極25、34との間に配設した圧縮バネ
27によって常時ランプ交換扉方向に押圧している。
【0020】一方、図5に示すように上下に分割された
カソード側ヒートシンク15a、15bは、導電性を有
する金属製のカソードハシラ42に前後・左右に可動可
能となるように大きめのクリアランスを有する透孔にシ
ャフト30′挿通してネジ固定されている。
【0021】また、図3及び図5に示すように光源ラン
プ45は、アノード側ヒートシンク14にネジ3本で位
置決め固定されると共に、上下に分割されるカソード側
ヒートシンク15a及び15bとの間に位置するように
配設されている。そして、前記カソード側ヒートシンク
15a及び15bは、上下への開閉が自在となるように
反ランプ交換扉側を板ばね41を介してネジ止め結合す
る一方、ランプ交換扉側をパッチンジョウ43で締め付
けて固定するようにしている。
【0022】さらに、前記図4に示すように光源ランプ
45を点灯するための高電圧を発生する図示しないスタ
ーター基板より延出されたアノード側配線32及びカソ
ード側配線33は、アノード側中継電極25及びカソー
ド側中継電極34にそれぞれ電気的に接続されている。
【0023】なお、前記ランプ交換扉12を固定するシ
ャフト36は、先端部に雄ネジを形成すると共に、前記
つまみ35をこのシャフトに一体的に固定している。
【0024】ここで、光源装置1に取り付けられるラン
プ交換扉12の作用を説明する。まず、ランプ交換扉1
2を光源装置10に取り付けるときには、このランプ交
換扉12に取り付けられている絶縁部材18の先端部に
配設されているアノード側接点17とカソード側接点1
6を光源部材の所定位置に配設されているランプハウス
13の所定位置まで挿入する。そして、ランプ交換扉1
2の外側に位置するつまみ35を回しアノードハシラ1
9及びカソードハシラ42に設けた雌ネジにシャフト3
6の先端に設けた雄ネジを固定して所定の位置に取り付
ける。
【0025】このように、前記ランプ交換扉12を光源
装置10に取り付けることによってアノード側接点17
及びカソード側接点16が所定位置に配設されるので、
アノード側配線32、アノード側中継電極25、アノー
ド側接点17、アノードハシラ19、アノード側ヒート
シンク14を経由するアノード側電源供給回路が構成さ
れると共に、同様にカソード側配線33、カソード側中
継電極34、カソード側接点16、カソードハシラ4
2、カソード側ヒートシンク15の上下を経由するカソ
ード側電源供給回路を構成することができる。
【0026】また、光源ランプ45を交換する際、光源
装置10からランプ交換扉12を取り外すことによって
アノード側接点17及びカソード側接点16が上述のよ
うに構成したアノード側及びカソード側電源供給回路か
ら離間されて光源ランプ45への電源供給回路が遮断さ
れ、光源ランプ45を保持するヒートシンク19、42
への電力の供給が停止するのでランプ交換時の感電の危
険性がなくなると共に、トランスの小型化及びインター
ロックスイッチをなくすことによって光源装置10の小
型化を可能にすることができる。
【0027】そして、アノード側中継電極25及びカソ
ード側中継電極34に当接する絶縁部材18の先端部に
設けたアノード側接点17及びカソード側接点16を可
動可能に取り付けることによって部品の寸法のバラツキ
によるがたなどを吸収することができる。
【0028】さらに、アノード側中継電極25及びカソ
ード側中継電極34を常時圧縮バネ27でランプ交換扉
側に押圧しているのでアノード側接点17及びカソード
側接点16に多少の寸法のバラツキがあっても確実に接
続することができる。
【0029】なお、つまみ35と絶縁部材18との間に
ワッシャー、スプリングワッシャー、ワッシャーを順次
配設してランプ交換扉12がランプハウス13に確実に
取り付けられるようになっている。
【0030】図6及び図7はパッチンジョウの変形例に
係り、図6はカソード側ヒートシンク部の断面図、図7
はパッチンジョウの拡大図である。前記図5に示すよう
に光源ランプを保持するカソード側ヒートシンク15a
及び15bは、パッチンジョウ43で締め付けて固定す
るようになっている。しかし、光源ランプ交換のとき前
記パッチンジョウ43を閉め忘れてもランプ交換扉12
を取り付けることができてしまった。
【0031】そこで、図6及び図7に示すように本実施
例においては、パッチンジョウ43′を覆うように押さ
え板51を取り付けている。その他の構成は前記実施例
と同様である。
【0032】上述のように押さえ板51でパッチンジョ
ウ43′を覆うことによって、光源ランプ交換後に万一
パッチンジョウ22を閉め忘れたときには、押さえ板5
1によってパッチンジョウ43′が脱落することなくカ
ソード側ヒートシンク15a、15bの間で直立してラ
ンプ交換扉12に当接して、ランプ交換扉12を光源装
置本体に取り付けられないようにすることによって光源
ランプを確実に固定することができるので安全性が向上
する。
【0033】なお、図8及び図9に示すようにパッチン
ジョウ53と押さえ板52とを形成することによって押
さえ板52から外れた状態のパッチンジョウ53が直立
するように構成することによって上記変形例と同様の効
果を得られる。
【0034】ところで、図10に示すように従来より信
号線62をフェライトコア63の挿通路に通し、このフ
ェライトコアを電子機器のシールド部材61の横にネジ
止めすることにより信号線62などを伝播して漏れるノ
イズを除去することが知られている。しかし、上述の技
術においては、フェライトコア63とシールド部材61
の隙間からノイズが漏れてノイズを除去することができ
なかった。
【0035】そこで、以下に示すように構成することに
よって電子機器の信号線などから漏れるノイズを除去
し、更に、フェライトコアをシールド部材に固定するよ
うにしてもよい。
【0036】図11に示すように略中央に、電力または
信号を供給するケーブル62を通す挿通路65を形成し
たフェライト製コア63をシールドケース61の上部に
配設するとき、前記ケーブル62を挿通する挿通路66
を設けた凸状の金属ケース64でフェライト製コア63
を覆うと共に、この金属ケース64をシールドケース6
1に取り付けネジ67で固定している。
【0037】上述のように構成することによって前記シ
ールドケース61は、ノイズ源からのノイズを遮蔽する
一方、前記金属製ケース64はフェライト製コア63を
挿通する電力、または、信号を供給するケーブル62を
伝播して漏れるノイズ及び前記シールドケース61から
漏れるノイズを除去することができる。
【0038】また、図12に示すように上述の金属製ケ
ース64の内面にウレタン、ゴムまたは発泡スチロール
などの衝撃吸収材68を配設することによって、電力ま
たは信号を供給するケーブル62を伝播するノイズ及び
前記フェライト製コア63と前記シールドケース61と
から漏れるノイズをさらに効果的に遮蔽することができ
る。
【0039】さらに、図13に示すように略中央に、電
力または信号を供給するケーブル62を挿通する挿通路
65を形成したフェライト製コア63を開口部を有する
円筒形、或いは、立方形の金属ケース64′で覆うと共
に、この金属ケース64′を略凸形状の上部と底部とが
開口したて固定部材69で、金属ケース64′の側面と
シールドケース61の上面とを固定ネジ71及び70で
固定する。
【0040】このようにシールドケース61によってノ
イズ源からのノイズを遮蔽し、フェライト製コア63に
よって電力または信号を供給するケーブル62を伝播す
るノイズを除去すると共に、金属製ケース64′によっ
て前記シールドケース61から漏れるノイズ及びフェラ
イト製コア63から漏れるノイズを遮蔽することができ
る。
【0041】なお、図14に示すように前記図13の金
属ケース64′の内面にウレタン、ゴムまたは発泡スチ
ロールなどの衝撃吸収材68を配設してノイズをさらに
効果的に遮蔽することができる。
【0042】また、前記図11に示したシールドケース
に図15に示すようなネジ部を設けることによってシー
ルドケース61からのノイズの漏れをさらに効果的に遮
蔽することができる。その他の構成及び作用効果は前記
図11の実施例と同様である。 さらに、図16に示す
ように金属製ケース64にウレタン、ゴムまたは発泡ス
チロールなどの衝撃吸収材68を配設することによって
効果的にノイズを除去することができる。
【0043】一方、電極部とカソード側ヒートシンク下
部側とを以下のように構成することもできる。
【0044】図17及び図18に示すようにカソード側
のヒートシンク15aとヒートシンク15bとをパッチ
ンジョウ43で固定されるが、前記ヒートシンク15a
とヒートシンク15bとの反バッチンジョウ43側をバ
ネ部材41が回動自在となるようにカラーを介してネジ
固定している。回動自在に固定することによって、光源
ランプ45の製品のバラツキによる変形に追従できるよ
うにしている。
【0045】なお、光源ランプのアノード側へ固定する
際は、絶縁板にアノードヒートシンクを固定しこのアノ
ードヒートシンクに3本のネジによって固定している。
このように光源ランプを固定したユニットのカソード側
は、カソードヒートシンク15bより突出した電極接触
部79を絶縁板にネジ固定したカソード側電極部80に
ツマミ75を固定したシャフト77により固定されてカ
ソード側電極部が図示しないランプスターター基板の電
源を供給する線材81を介し電極接点用バネ部材82と
接触して光源ランプ45に電源を供給することができる
ようになっている。
【0046】また、図18に示すようにツマミ75をし
っかりカソード側電極部80に固定しないとバネ78の
付勢力によりツマミ75が外側に押されてカバー部材7
6に接触して内部に装着されない構造とすることによっ
てシャフト77による固定を確実なものにすることがで
きるようになっている。
【0047】図19に示すように前記反パッチンジョウ
43側のバネ部材4の代わりに、ヒンジ81、段付きネ
ジ82を使用してカソード側のヒートシンク15aとヒ
ートシンク15bとを回動自在にして光源ランプ45を
固定するようにすることもできる。
【0048】さらに、従来の光源装置の光学系はレン
ズ、絞り調整機構などをL字型の板部材に配設しシャー
シに固定していたので光学系が振られて光量ダウンとい
う問題が発生していた。そこで光学ユニット部を以下の
ように構成することによって光量ダウンを減少させるこ
とができる。
【0049】図20及び図21に示すようにシャーシ8
8にはフロントパネル96の下端およびトップカバー下
端がビス止めされている。また、上端がフロントパネル
に近接するように曲げられている曲げ部を有する板部材
94がベース板89を介してシャーシ88に固定されて
いる。さらに、レンズ91、絞りはね駆動機構などを取
り付けたブラケット92及びスコープコネクター100
を光源装置に受け入れる金属製筒状のLGコネクター受
け93が板部材94に固定されている。
【0050】そして、LGコネクター受け93の他端に
は、LGコネクター受け100の金属部が光源装置の外
部に突出しないように樹脂製キャップ95が光源装置の
外側より螺着され、樹脂製キャップ95の規制面がフロ
ントパネル96に近接して設けられている。
【0051】上述のように構成されている光源装置にス
コープコネクター100を取り付けるにはスコープコネ
クター100を樹脂製キャップ95が螺着されているL
Gコネクター受け93に差し込み、Cリング102を溝
99に嵌合するまで挿入すれば良い。前記スコープコネ
クター100が固定されることによって光源装置への突
き当て面103が樹脂製キャップ95を押圧すると共
に、前記Cリング102とLGコネクター受け93の筒
内壁との嵌合力とにより樹脂製キャップ95を挟持する
ことにより樹脂製キャップ95の規制面95aフロント
パネル96に突き当たる。
【0052】また、スコープコネクター100を光源装
置から取り外す際には、Cリング102がみぞ99から
外れるときの力とCリング102とLGコネクター受け
93の筒内壁との嵌合力によりLGコネクター受け93
が矢印bの方向に引っ張られてLGコネクター受け93
に連結されている板部材94の曲げ部がフロントパネル
3に突き当たる。
【0053】このように、板部材94に連結されている
LGコネクター受け93、レンズ91、絞り調節機構な
どから成る光学ユニットがスコープコネクター100を
取り付ける際や取り外しの際の衝撃によって振られて
も、規制面95aおよび曲げ部94aにより光学ユニッ
トが一体的に規制される事によって光軸のズレによる光
量変化が減少する。
【0054】また、金属製のLGコネクター受け93を
熱伝導性の低い樹脂製のキャップ95で覆う事により光
源ランプからの熱を光源装置外部に伝え難くするという
効果も兼ね備えている。
【0055】従来キセノンランプを用いた内視鏡光源装
置においてキセノンランプは、ヒートシンクによって支
持されると共に、ヒートシンクにより放熱されていた。
またヒートシンクを冷却ファンにより空冷していたがフ
ァンの故障やダクトの閉塞によってランプの熱を十分放
熱することができずに異常過熱を発生させてランプの破
損などの事故をまねく可能性があった。そこで、以下の
ようにすることによって異常過熱によるランプの破損を
防止することによって安全性を向上させることができ
る。
【0056】図22に示すように従来の温度検知の方法
としては、ランプ放熱用のヒートシンク110の隙間に
電気的絶縁性がありかつ熱伝導性のあるシリコングリー
スなどのヒートコンパウンド113を塗り込み、その中
に規定の温度に達すると例えば接点を閉じる温度スイッ
チ112を埋め込んで温度の検出を行なうようにしてい
た。しかし、ヒートコンパウンド113の塗り込み量や
温度スイッチの埋め込み位置のズレなどによって温度検
出にバラツキが生じると共に、ヒートシンクがランプ電
極への電流の経路であることから温度スイッチとヒート
シンクとを確実に絶縁する必要があるために組立性、リ
ペア性においても作業が煩雑であった。
【0057】またヒートシンク110は、ランプ交換の
際にはランプと共に引き出されるため、温度スイッチ1
12をヒートシンク110を固定する光源側のヒートシ
ンク支持台111に埋め込む必要があった。
【0058】このため、検出のバラツキを減らし、電気
的絶縁性を保ち組立性も簡易なランプ異常過熱検知機構
が望まれていた。
【0059】そこで、図24ないし図26に示すように
光源ランプ45が接続されたヒートシンク110が挿入
されるとバネ性を有する金属板117に接触する。な
お、この金属板117には絶縁チューブで周囲を覆われ
た温度スイッチ112′が設けられている。
【0060】上述のように構成することによってヒート
シンク110の熱は、金属板117を介して温度スイッ
チ117に伝達される。また、金属板117にはバネ性
があるので、ヒートシンク110を挿入したときのヒー
トシンクへの接触面積及び押し力量を同じにすることが
できるので安定的に温度を管理することができる。さら
に、温度スイッチ117は、ヒートシンク110との電
気的絶縁を絶縁チューブにより確保されている。
【0061】このように、ランプ冷却ファンの停止、冷
却用ダクトの閉塞などの要因によりランプ45及びヒー
トシンク110の温度が異常に上昇した場合でもヒート
シンク110に接触している金属板117に熱が伝達さ
れさらに絶縁チューブを介して温度スイッチに熱が伝達
されて温度を管理するようになっているので、ランプ破
損にいたる温度に上昇する前に温度スイッチ112′を
オンにしてランプへの電源の供給を停止することができ
るようになっている。
【0062】また、図27に示すようにランプ45を取
り付けたヒートシンク110の上面を斜めにカットし
て、その面に斜めにカットした金属板122を嵌合さ
せ、この金属板122を弾性ゴム123の弾性力によっ
てヒートシンク110が挿入されたときに密着させて絶
縁シート121を介して温度スイッチ120に温度が伝
達されるように構成することによって、ヒートシンク1
10と金属板122のテーパー面とが弾性ゴムの弾性力
によって接触面を広くして押し当てられるのでより効率
よくヒートシンク110の熱を温度スイッチに伝達して
温度の管理を行うことができる。
【0063】最後に、電気機器の電源コードが商用電源
に接続されていることを告知する方法として電源を入力
することにより定電圧回路を動作させてLEDなどの表
示灯に電源を供給し点灯させるものがある。しかし、図
28に示すように商用電源130よりDC出力をとりだ
す場合、整流器131によりACを整流し大要領の一次
平滑コンデンサ132を用いてリップルを除き、商用電
源が接続されていることを告知するLED138を点灯
させていた。ところが、商用電源を整流し平滑するため
の電解コンデンサの容量によっては、電源コードが電源
から抜かれて定電圧回路への電源の供給が断たれた状態
であってもメインスイッチ136が切られていた場合に
は機器内の回路の電力消費が行われないために一定時
間、電源接続告知のLED138が点灯し続けてしまっ
た。
【0064】そこで、機器に設けられているメインスイ
ッチ141に変更すると共にダミー抵抗143を追加す
ることによって、回路への電源の供給がたたれている場
合にはダミーの抵抗により電力消費を行い、電源コード
が商用電源から抜かれ機器への電源が断たれている場合
には平滑コンデンサの容量をダミー抵抗にて消費してL
EDの消灯時間を短縮するようにしている。
【0065】すなわち、整流したDC電源により電源コ
ードの接続を告知するLED138を点灯させるとき、
メインスイッチ141をオンさせておくことによりメイ
ン出力用のDC−ACインバータ134を動作させるた
めの制御回路142に通電してメイン出力を得る一方、
前記制御回路142に並列なDCファン137などの負
荷が動作する。また、メインスイッチ141は、双投ス
イッチになっておりオフ状態のときには放電抵抗143
(ダミー抵抗)に接続されている。
【0066】このように、電源コードが抜かれてメイン
スイッチ141がオン状態のときにはDCファン137
などの回路で平滑コンデンサ132に蓄えられている電
荷を消費し、またメインスイッチ141がオフ状態のと
きには放電抵抗138により電荷を消費してLED13
8の消灯時間を短縮できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源ランプ交換の際にこの光源ランプを保持する一方この
光源ランプへの電源供給回路となるヒートシンクへの電
源供給をインターロックスイッチを用いることなく遮断
し形状を小型にした光源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図
1は光源装置及びランプ交換扉を示す斜視図
【図2】光源装置の全体図
【図3】光源装置のアノード側の断面図
【図4】光源装置の平面断面図
【図5】光源装置のカソード側の断面図
【図6】図6ないし図9はパッチンジョウの変形例に係
り、図6はカソード側ヒートシンク部の断面図
【図7】パッチンジョウの拡大図
【図8】パッチンジョウの押し板の形状を示す図
【図9】パッチンジョウの他の構成を示す図
【図10】図10ないし図16はノイズ除去の金属ケー
スに係り、図10はシールドケースとノイズ除去用コア
との関係を示す説明図
【図11】ノイズ除去用コアを凸形状の金属ケースで覆
った状態を示す図
【図12】図11の金属ケース内面に振動吸収部材を配
設した状態を示す図
【図13】金属ケースを保持部材を介して固定した状態
を示す図
【図14】図13の金属ケースの内面に振動吸収部材を
配設した状態を示す図
【図15】シールドケースに金属ケースを固定するネジ
部を設けた図
【図16】図15の金属ケースの内面に振動吸収部材を
配設した状態を示す図
【図17】図17ないし図19はカソード側ヒートシン
クに係り、図17は上側ヒートシンクと下側ヒートシン
クとの固定状態及び下側ヒートシンクと電極部との固定
状態を示す説明図
【図18】図17の下側ヒートシンクと電極部との固定
部の拡大図
【図19】上側ヒートシンクと下側ヒートシンクとの反
パッチンジョウ側の固定状態を示す説明図
【図20】図20及び図21は光源装置の光学系に係
り、図20は光源装置の光学系を示す断面図
【図21】光源装置とスコープコネクタとの接続を示す
説明図
【図22】図22ないし図27はヒートシンクの温度管
理に係り、図22は従来のヒートシンクの温度測定状態
を示す説明側面断面図
【図23】従来のヒートシンクの温度測定状態を示す説
明平面断面図
【図24】ヒートシンクの側面に金属板を押圧して温度
測定する状態を示す図
【図25】温度測定部の拡大平面図
【図26】温度測定部の拡大側面図
【図27】ヒートシンクの温度測定方法の他の例を示す
【図28】従来のLED消灯回路を示す回路図
【図29】本実施例のLED消灯回路を示す回路図
【図30】従来の光源装置の概略構成を示す説明図
【符号の説明】
10…光源装置 12…ランプ交換扉 18…絶縁部材 16…カソード側接点(電気接点部) 17…アノード側接点(電気接点部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小板橋 正信 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 笹井 嗣久 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−129798(JP,A) 特開 平3−146026(JP,A) 特開 平2−25820(JP,A) 特開 平2−280109(JP,A) 特開 平1−217801(JP,A) 特開 昭60−262370(JP,A) 特開 平6−67097(JP,A) 実開 昭57−185303(JP,U) 実開 昭59−190010(JP,U) 実開 昭59−27537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を発生可能な光源ランプと、 前記光源ランプを収納可能な外装を有する本体部と、 前記本体部に設けられ、前記光源ランプの電極に着脱自
    在に接続して前記光源ランプを支持する導電性のランプ
    支持部材と、 前記ランプ支持部材と分離して前記本体部に設けられ、
    前記光源ランプの供給電力を出力するための出力電極
    と、 前記光源ランプを交換するため、前記本体部に着脱自在
    なランプ交換扉と、 前記ランプ交換扉に設けられ、前記ランプ支持部材と前
    記出力電極との間に挿脱される導電性の接点部材と、 を具備したことを特徴とする 光源装置。
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