JP4069427B2 - ランプユニット及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ランプユニット及びプロジェクタに関する。
従来、画像データに基づいて画像を形成してなるプロジェクタで用いられる光源ランプは、使用時間の経過に伴って徐々に明るさが低下するため、定期的に交換する必要がある。
光源ランプの交換に際しては、感電等の事故を防ぐために、光源ランプに接続されている電源回路によって供給される高圧電流が確実に遮断されている必要がある。
そこで、電源回路をカットすることができるメカニカルスイッチを電源回路に取付けることによって、電源回路を遮断することができる回路が一般的に知られている。
また、その他にも、例えば、電源がオンされている場合にはヒューズカバーが開かず、ヒューズカバーが開いているときには電源をオンにすることができないこととしたヒューズ付開閉器に関するインターロック装置(例えば、特許文献1参照)を利用することも可能である。
また、ヒューズを電源回路に取付けたものとして、電源スイッチを備える電子機器であって、スイッチ本体にヒューズホルダ部の電極を設けて、スイッチ本体とヒューズホルダ部とを一体化した電源スイッチが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭53−43862号公報 特開昭61−70352号公報
しかしながら、電源回路にメカニカルスイッチを設けた場合、コストがかかるとともに、プロジェクタの筐体内部にメカニカルスイッチの取付けスペースを確保する必要があり、さらにはスイッチの誤作動の可能性が危惧されるという問題があった。
また、特許文献1の公知技術によっても、上記と同様に、ヒューズカバーの開閉を検知するための手段を設けなくてはならず、コストと誤作動の問題を解決することは出来なかった。さらに、特許文献2の公知技術では、単に電源回路にヒューズホルダを取付けただけであって、電源のオン/オフとヒューズの抜き取り/取付けとはなんら関連付けられておらず、この発明によっては、電源回路を遮断することができるものではなかった。
そこで、本発明の課題は、光源ランプの交換時に、より低コストで確実に電源回路を遮断することができるランプユニット及びプロジェクタを提供することである。
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、光源ランプから照射された光を変調させて投写するプロジェクタにおいて、機器本体内に配置され、前記光源ランプに電源からの電圧を供給してなる電源回路と、前記電源回路に、電極を介して接続されるヒューズと、前記機器本体に取付けられるとともに、前記光源ランプの交換時に取外される蓋部と、前記蓋部に設けられ、前記ヒューズを貫入させてなる貫入孔を備えた貫入部と、前記ヒューズの一方の端面が当接してなる当接部と、を備えた固定部によって前記ヒューズが固定され、前記蓋部に取付けられ、前記光源ランプに接続された電気配線部材に設けられた第1のコネクタ部と、前記機器本体に設けられ、前記第1のコネクタ部に着脱自在に取付けられる第2のコネクタ部と、前記機器本体内に備えられ、前記蓋部が取付けられた際に前記ヒューズを収納する収納部と、を備え、前記蓋部が前記機器本体に取付けられた際
に、前記固定部に固定された前記ヒューズが前記電極に電気的に接続され、前記蓋部が前記機器本体から取外された際に、前記第1のコネクタ部から前記第2のコネクタ部が取外されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、電子機器の機器本体内に備えられるランプユニットであって、光源ランプと、前記光源ランプに電源からの電圧を供給してなる電源回路と、前記電源回路に、電極を介して接続されるヒューズと、前記機器本体に取付けられるとともに、前記光源ランプの交換時に取外される蓋部と、前記蓋部に設けられ、前記ヒューズを固定する固定部と、を備え、前記蓋部が前記機器本体に取付けられた際に、前記固定部に固定された前記ヒューズが前記電極に電気的に接続されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のランプユニットにおいて、前記光源ランプに接続された電気配線部材に設けられた第1のコネクタ部が、前記蓋部に取付けられ、前記第1のコネクタ部に着脱自在に取付けられる第2のコネクタ部が、前記機器本体に設けられ、前記蓋部が前記機器本体から取外された際に、前記第1のコネクタ部から前記第2のコネクタ部が取外されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のランプユニットにおいて、前記蓋部が前記機器本体に取付けられた際に、前記ヒューズを収納する収納部を、前記機器本体内に備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載のランプユニットにおいて、前記固定部は、前記ヒューズを貫入させてなる貫入孔を備えた貫入部と、前記ヒューズの一方の端面が当接してなる当接部と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、蓋部が機器本体に取付けられた際に、蓋部に設けられ
た固定部に固定されたヒューズが電極に電気的に接続して電源回路に接続されることとなり、蓋部が機器本体から取外されることによっては、固定部に固定されたヒューズも電極から外れて、電源回路が遮断されることとなる。
これにより、光源ランプの交換時に蓋部を取外すことによって、確実に電源回路を遮断することができる。
また、蓋部が機器本体に取付けられることによって、ヒューズが電極に接続して電源回路が通電状態となり、蓋部が機器本体から取外されることによって、ヒューズが電極から外されて電源回路が遮断されることとなる。
これにより、蓋部の機器本体への取付け及び取外し動作が、電源回路を通電状態若しくは遮断状態とするためのスイッチとしての機能を果たすこととなるため、電源回路にメカニカルなスイッチを設ける必要がなくなって、より低コストで確実に電源回路を遮断することができる。
さらに、蓋部が機器本体から取外されことによって、蓋部に取付けられた第1のコネクタ部から機器本体に設けられた第2のコネクタ部が取外されることとなる。
これにより、蓋部が機器本体から取外されることによって、ヒューズが電源回路より取外されて電源回路が遮断されるのと同時に、第1のコネクタ部から第2のコネクタ部が取外されて光源ランプが消灯されることとなって、安全性をより向上させることができる。
その上、蓋部が機器本体に取付けられた際に、電極が収納部に収納され、一方、蓋部が機器本体から取外された際、即ち、電極にヒューズが接続していない際には、収納部があることにより、電極が露出しないこととなって、指等が電極に接触する可能性を低減することができ、安全性を高めることができる。
そして、蓋部が機器本体に取付けられる際に、収納部がガイドとして機能し、ヒューズをスムーズに電極に接続させることができる。
その上、固定部が、貫入部と当接部とを備え、ヒューズが貫入部の貫入孔に貫入されて、ヒューズの端面が当接部に当接されることにより固定されることとなり、接着剤等を用いることなくヒューズを固定部に固定することができ、容易にヒューズを固定部から取外し、又は取付けることができる。
請求項2に記載の発明によると、蓋部が機器本体に取付けられた際に、蓋部に設けられた固定部に固定されたヒューズが電極に電気的に接続して電源回路に接続されることとなり、蓋部が機器本体から取外されることにより、固定部に固定されたヒューズも電極から外れて、電源回路が遮断されることとなる。
これにより、光源ランプの交換時に蓋部を取外すことによって、確実に電源回路を遮断することができる。
また、蓋部が機器本体に取付けられることにより、ヒューズが電極に接続して電源回路が通電状態となり、蓋部が機器本体から取外されることにより、ヒューズが電極から外されて電源回路が遮断されることとなる。これにより、蓋部の機器本体への取付け及び取外し動作が、電源回路を通電状態若しくは遮断状態とするためのスイッチとしての機能を果たすこととなるため、電源回路にメカニカルなスイッチを設ける必要がなくなって、より低コストで確実に電源回路を遮断することができる。
請求項3に記載の発明によると、請求項2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、蓋部が機器本体から取外されることによって、蓋部に取付けられた第1のコネクタ部から機器本体に設けられた第2のコネクタ部が取外されることとなる。
これにより、蓋部が機器本体から取外されることによって、ヒューズが電源回路より取外されて電源回路が遮断されるのと同時に、第1のコネクタ部から第2のコネクタ部が取外されて光源ランプが消灯されることとなって、安全性をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明によると、請求項2又は3に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、蓋部が機器本体に取付けられた際に、電極が収納部に収納され、一方、蓋部が機器本体から取外された際、即ち、電極にヒューズが接続していない際には、収納部によって電極が露出しないこととなって、指等が電極に接触する可能性を低減することができ、安全性を高めることができる。
さらに、蓋部が機器本体に取付けられる際に、収納部がガイドとして機能し、ヒューズをスムーズに電極に接続させることができる。
請求項5に記載の発明によると、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、固定部が、貫入部と当接部とを備え、ヒューズが貫入部の貫入孔に貫入されて、ヒューズの端面が当接部に当接されることにより固定されることとなる。
これにより、接着剤等を用いることなくヒューズを固定部に固定することができ、容易にヒューズを固定部から取外し、又は取付けることができる。
[実施形態1]
次に、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。
以下に、本発明のランプユニットを備える電子機器としてのプロジェクタについて、ランプユニット1を備えるプロジェクタ100を用いて説明する。
図1は、画像データに基づいて、光源ランプから照射された光を変調させて投写するプロジェクタ100の概略斜視図である。
プロジェクタ100は、図1に示すように、例えば、光源ランプ111を備えるランプ
ユニット1と、当該ランプユニット1から照射された光を透過させるためのレンズアレイ(図示省略)と、当該レンズアレイを透過した光を反射させるための複数のミラー(図示省略)と、これらミラーによって反射された光をR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に分解するためのダイクロイックミラー(図示省略)と、当該ダイクロイックミラーによって分解されたRGB各色の光を反射させるためのR用液晶パネル(図示省略)、G用液晶パネル(図示省略)、B用液晶パネル(図示省略)と、RGB3色の光を合成して画像を形成するためのプリズム(図示省略)と、当該プリズムによって合成された画像を拡大するための投写レンズ2と、等を備えて構成される。
さらに、プロジェクタ100は、コンピュータ接続用ケーブル(図示省略)を備え、外部機器としての外部コンピュータ(図示省略)と電気的に接続している。そして、プロジェクタ100内に内蔵された内部メモリ(図示省略)の情報を書き換え可能に構成され、さらに、プロジェクタ100内部に内蔵された制御部(図示省略)より、当該内部メモリに記憶された画像データを光源ランプ111に出力することによって、光源ランプ111から照射された光を変調させて画像を投写する。
これらの各部品は、プロジェクタ100の化粧筐体101の内部に設けられる。化粧筐体101は、外形が底浅の直方体形状となっており、蓋部(後述する)が取付けられる底面101aと、投写レンズ2が取付けられる前面101bなどを備えて構成される。
化粧筐体101には、ランプユニット1を収納する機器本体としての外カバー102が取付けられている。より具体的には、外カバー102は、化粧筐体101にネジやビス(図示省略)によって固定される。
外カバー102には、光源ランプ111を点灯させるための専用電源であるバラスト基板(図示省略)に電気的に接続してなる電気配線部材であるバラスト電源用ケーブル3が取付けられている。
また、ランプユニット1は、図1及び図2に示すように、外カバー102内に収納されるランプ部11と、ランプ部11への電源を供給するための電源回路を備える基板部12と、ランプ部11及び基板部12の底部を覆うカバー部13と、等を備えて構成される。
尚、図2においては、ランプ部11及び基板部12の一部を外カバー102の外に露出させているが、これは説明を容易にするためであって、実際には、ランプ部11及び基板部12は外カバー102の内部に設けられている。
外カバー102の内側には、ランプ部11を外カバー102内部に導入するためのガイドレール(図示省略)が形成されている。
ランプ部11は、外カバー102の内側に設けられたガイドレール(図示省略)と嵌合可能なガイド(図示省略)を備える。そして、ランプ部11のガイドを外カバー102のガイドレールに嵌合させてスライドすることにより、ランプ部11を外カバー102に挿入したり、外カバー102から取外したりすることができるようになっている。ランプ部11を外カバー102に取付けるためには、ガイドレールに沿ってランプ部11を外カバー102に挿入した上で、ビスやネジ(図示省略)等の好適な手段によって、外カバー102に固定する。
ランプ部11は、光源ランプ111と、当該光源ランプ111を内部に収納してなる耐熱筐体112と、光源ランプ111と接続してなる電気配線部材としてのケーブル113と、等を備えて構成される。
光源ランプ111は、プロジェクタ100が投写する投写光の光源となるものであって、例えば、超高圧水銀ランプを用いることができる。
超高圧水銀ランプは超高圧水銀灯を用いた光源ランプであって、内蔵された電極間の距
離が約1〜2mmと非常に短いことより、光源ランプを設けるスペースが限られるプロジェクタ100においては、特に好適に用いることができる。尚、超高圧水銀ランプの他にも、適宜好適な光源ランプを用いることができる。
光源ランプ111は、化粧筐体101の前面101b方向に光を照射するように配される。
耐熱筐体112は、断熱性を備えた樹脂等によって形成される。耐熱筐体112は、駆動時に高温となる光源ランプ111の周辺に位置する機器や部品等を、光源ランプ111の発する熱から保護するためのボックス型の筐体である。耐熱筐体112は、光源ランプ111が光を照射する方向に開口してなる。
ケーブル113は、光源ランプ111に、当該光源ランプ111を点灯させるための専用電源であるバラスト電源(図示省略)に接続されたバラスト基板(図示省略)からの電圧を供給するための部材であって、樹脂被膜で覆われた導線を帯状に束ねた形状からなる。
ケーブル113は、耐熱筐体112の背面から導出されているとともに、外カバー102の側面に設けられた切欠部102aを通って外カバー102の外に延出している。
ケーブル113の一方の端部には、光源ランプ111に設けられたメスコネクタ(図示省略)に差し込まれたオスコネクタ(図示省略)が圧接され、ケーブル113の他方の端部には、第1のコネクタ部としてのコネクタ部114が圧接されている。
コネクタ部114は、バラスト基板に接続され、外カバー102に取付けられて、外カバー102の側面から導出されたバラスト電源用ケーブル3の端部に圧接された、第2のコネクタ部としてのソケット部31と着脱自在に構成される。
ケーブル113と、バラスト電源用ケーブル3とは、コネクタ部114とソケット部31を介して接続され、これによりバラスト基板と光源ランプ111とが電気的に接続される。
基板部12は、基板に、光源ランプ111に電源からの電圧を供給するための電源回路が設けられた電源回路部121と、電源回路部121に取付けられたA/Cインレット122と、同様に電源回路部121に設けられたホルダ部123と、収納部124と、等を備えて構成される。
電源回路部121は、電源からの電圧を供給する電源線(図示省略)に接続されており、耐熱筐体112の背面、即ち光源ランプ111の照射面の後ろ側に、回路が形成された面を化粧筐体101の底面101a側に向けて、外カバー102に、ネジやビス(図示省略)等の好適な手段によって固定される。
A/Cインレット122は、電源ケーブルを差し込むための差込口122aを備え、A/Cインレット122を介して電源からの電圧が電源回路部121に供給される。
A/Cインレット122は、電源回路部121に形成された電源回路上に電気的に接続されるように設けられ、差込口122aがランプユニット1の背面側を向くように固定される。
ホルダ部123は、ヒューズHを保持するために、電源回路部121に形成された電源回路上に、導電性金属からなる二枚の挟持板123aを二組設けることにより構成される。挟持板123aは鍵爪形状からなり、二枚の挟持板123aの鍵爪の凹面を対向させて、電源回路上に起立して配置される。二枚の挟持板123aは、それぞれ電源回路部121と電気的に接続されており、電極として機能する。
二組の狭持板123aがヒューズHの両端を二つの挟持板123aで挟んだ際に撓むことによって生じた弾性力により、ヒューズHがホルダ部123に固定されるようになって
いる。
そして、挟持板123aがヒューズHを挟持してホルダ部123にヒューズHが取付けられることによって、電源回路部121の電源回路が通電状態となり、挟持板123aがヒューズHを離してヒューズHがホルダ部123から取外されることによって、電源回路が遮断状態となる。
収納部124は、電源回路部121に形成された電源回路上に、ホルダ部123の周囲を取り囲むように設けられ、化粧筐体101の底面101a方向に開口する。
より具体的には、収納部124は、カバー部13が外カバー102を介して化粧筐体101に取付けられた際に、カバー部13に備えられた固定部132(後述する)と、当該固定部132に取付けられたヒューズHを収納可能に構成されている。
カバー部13は、外カバー102に着脱可能に設けられる蓋部131と、蓋部131に設けられ、ヒューズHを固定してなる固定部132と、等を備えて構成される。
蓋部131は、平面視略矩形の板状部材からなり、ランプユニット1の底面を構成するように、外カバー102の底面101a側に取付けられる。具体的には、蓋部131は、電源回路が形成された電源回路部121の基板と平行となるように配され、外カバー102にビスやネジ(図示省略)等の好適な手段によって取付けられる。
蓋部131は、光源ランプ111の交換時等に取外され、光源ランプ111を交換した後に再び取付けられる。
固定部132は、蓋部131が外カバー102に取付けられた際に、電源回路部121の、電源回路が形成された面と対向する平面に取付けられる。
固定部132は、ヒューズHを貫入させてなる貫入孔133を備える貫入部134と、ヒューズHを貫入部134の貫入孔133に貫入させた場合に、ヒューズHの一方の端面が当接してなる当接部135と、等を備えて構成される。貫入孔133は、貫入部134の上方に設けられ、貫入孔133の直径は、ヒューズHの直径に略等しく形成される。
貫入部134と当接部135とは、互いの平面を対向させて配置され、ヒューズHの長さの略半分の長さの間隔を設けて蓋部131に取付けられる。
ヒューズHは、異常電流が発生した際に、電源回路を遮断して、ランプユニット1を保護するための安全装置であって、例えば、電源回路のショートや各種回路部品の故障などに起因する過電流によって生じるランプユニット1の発熱を感知し、周囲の発熱によって可溶体が溶断することにより回路を遮断する温度ヒューズや、過電流による自己発熱を利用してヒューズエレメントを溶断し、回路を遮断させる電流ヒューズ等、適宜好適なヒューズを用いることができる。本実施形態においては、温度ヒューズを用いた。
ヒューズHは、例えば、2本のリード線間に易融合金を可溶体として接合し、当該可溶体が内部に収まるようにセラミック管に挿入し、セラミック管の両端を樹脂で封止したものである。
従って、ヒューズHの両端部分はリード線からなる導電部H1、H1によって構成され、ヒューズHの中央部分はセラミック管からなる絶縁部H2によって構成される。
ヒューズHは、貫入部134の貫入孔133に差し込まれて、当接部135に一方の導電部H1の端部を当接させて固定部132に取付けられる。即ち、ヒューズHの絶縁部H2の一部が貫入部134で覆われた状態であって、両端に設けられた二つの導電部H1、H1は貫入部134より露出した状態で固定部132に取付けられる。
従って、蓋部131が外カバー102に取付けられている場合には、ヒューズHの両端に形成された導電部H1、H1がそれぞれ2枚の狭持板123aによって狭持されること
によって、ヒューズHがホルダ部123に保持されてなる。この場合、電極としての狭持板123aとヒューズHの導電部H1が電気的に接続されて、電源回路は通電状態となる。
一方、光源ランプ111の交換時などにおいて、蓋部131が外カバー102から取外されると、蓋部131がプロジェクタ100の底面101a方向に引き抜かれ、これに連動して、蓋部131に固定された固定部132に取付けられたヒューズHがホルダ部123より取外されて、電源回路が遮断状態となる。
投写レンズ2は、プリズムによって合成された画像を拡大して、スクリーン(図示省略)等に目的の画像を形成する。投写レンズとしては、球面レンズや非球面レンズ等を用いることができ、その他の好適なレンズやミラーを適用することができる。本実施形態においては、球面レンズを用いた。投写レンズ2は、球面レンズの凸面が化粧筐体101の前面101bより露出するように設けられる。
以上に説明したプロジェクタ100によっては、蓋部131が外カバー102に取付けられた際に、蓋部131に設けられた固定部132に固定されたヒューズHが電極としての狭持板123aに電気的に接続して電源回路部121に設けられた電源回路に接続されることとなり、蓋部131が外カバー102から取外されることにより、固定部132に固定されたヒューズHも狭持板123aから外れて、電源回路が遮断されることとなる。これにより、光源ランプ111の交換時に蓋部131を取外すことによって、確実に電源回路を遮断することができる。
また、蓋部131が外カバー102に取付けられることにより、ヒューズHが電極としての狭持板123aに接続して電源回路部121に設けられた電源回路が通電状態となり、蓋部131が外カバー102から取外されることにより、ヒューズHが電極から外されて電源回路が遮断されることとなる。これにより、蓋部131の外カバー102への取付け及び取外し動作が、電源回路を通電状態若しくは遮断状態とするためのスイッチとしての機能を果たすこととなるため、電源回路にメカニカルなスイッチを設ける必要がなくなって、より低コストで確実に電源回路を遮断することができる。
さらに、蓋部131が外カバー102に取付けられた際に、電極としての狭持板123aが収納部124に収納され、一方、蓋部131が外カバー102から取外された場合、即ち、電極にヒューズHが接続していない場合には、収納部124によって電極が露出しないこととなって、指等が電極に接触する可能性を低減することができ、安全性を高めることができる。
その上、蓋部131が外カバー102に取付けられる際に、収納部124がガイドとして機能し、ヒューズHをスムーズに電極にとしての狭持板123aに接続させることができる。
そして、固定部132が、貫入部134と当接部135とを備え、ヒューズHが貫入部134の貫入孔133に貫入されて、ヒューズHの端面が当接部135に当接されることにより固定されることとなり、接着剤等を用いることなくヒューズHを固定部132に固定することができ、容易にヒューズHを固定部132から取外し、又は取付けることができる。
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。尚、プロジェクタ100と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
以下に、本発明のランプユニットを備える電子機器としてのプロジェクタについて、図3及び図4を参照し、ランプユニット4を備えるプロジェクタ200を用いて説明する。
ランプユニット4は、プロジェクタ200の機器本体を構成する化粧筐体101の内部
に設けられる。より具体的には、化粧筐体101に、ネジやビス(図示省略)によって固定される外カバー102の内部に取付けられる。
外カバー102には、光源ランプ111を点灯させるための専用電源であるバラスト電源(図示省略)のバラスト基板(図示省略)に電気的に接続してなる電気配線部材であるバラスト電源用ケーブル3が取付けられており、バラスト電源用ケーブル3の一方の端部には、ソケット部31が圧接されている。バラスト電源用ケーブル3は、外カバー102の、化粧筐体101に面する側の側面から導出されている。
ランプユニット4は、光源ランプ111に電源からの電圧を供給するための電源回路が設けられた基板部12と、外カバー102に取付けられることによって、ランプユニット4の底部を覆うカバー部43と、等を備えて構成される。図3においては、基板部12は外カバー102の内部に取付けられている。
カバー部43は、外カバー102に着脱可能に設けられる蓋部131と、当該蓋部131に取付けられた、光源ランプ111と、当該光源ランプ111を内部に収納してなる耐熱筐体112と、光源ランプ111と接続してなる電気配線部材としてのケーブル113と、ヒューズHを固定してなる固定部132と、光源ランプ111と接続してなるケーブル113の先端に圧接されたコネクタ部114を固定してなる取付部436と、等を備えて構成される。
取付部436は、平面視略矩形状の板状部材からなり、コネクタ部114を蓋部131に取付けてなる。
具体的には、コネクタ部114は、蓋部131の、固定部132が取付けられてなる面にビスやネジ(図示省略)等によって取付けられ、コネクタ部114の差込口の差込面が上方を向き、蓋部131の平面と平行となるように取付けられる。従って、コネクタ部114が圧接されてなるケーブル113は180°ひねられた形で蓋部131に設置される。
当該コネクタ部114に、バラスト電源用ケーブル3の端部に圧接されたソケット部31が差し込まれることによって、バラスト基板(図示省略)と、光源ランプ111とが電気的に接続された状態となる。
従って、光源ランプ111の交換時などにおいて、蓋部131が外カバー102から取外されると、蓋部131が底面方向に引き抜かれ、これに連動して、蓋部131に固定された光源ランプ111が取外される。このとき、蓋部131に固定されたコネクタ部114も一体的に取外されるため、ソケット部31よりコネクタ部114が自動的に取外される。
以上に説明したプロジェクタ200によると、蓋部131を取外すことによって、これと一体的に、蓋部131に取付けられたコネクタ部114から、外カバー102に設けられたソケット部31が取外されることとなる。
これにより、蓋部131が外カバー102から取外されることによって、ヒューズHが基板部12に形成された電源回路より取外されて電源回路が遮断されるのと同時に、コネクタ部114からソケット部31が自動的に取外されて光源ランプ111が消灯されることとなって、安全性をより向上させることができる。
尚、外カバー102は必ずしも必要ではなく、直接化粧筐体にランプユニットを取付けることとしても構わない。この場合、光源ランプに冷却機構が備えられていることが好ましい。
本発明の第1の実施形態における、プロジェクタ100の概略斜視図である。 ランプユニット1の周辺構造を説明するための概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態における、プロジェクタ200の概略斜視図である。 ランプユニット4の周辺構造を説明するための概略斜視図である。
符号の説明
1 ランプユニット
11 ランプ部
111 光源ランプ
112 耐熱筐体
113 ケーブル(電気配線部材)
114 コネクタ部(第1のコネクタ部)
12 基板部
121 電源回路部
122 A/Cインレット
123 ホルダ部
123a 狭持板(電極)
124 収納部
13 カバー部
131 蓋部
132 固定部
133 貫入孔
134 貫入部
135 当接部
3 バラスト電源用ケーブル
31 ソケット部(第2のコネクタ部)
100 プロジェクタ(電子機器)
101 化粧筐体
102 外カバー(機器本体)
4 ランプユニット
43 カバー部
436 固定部
200 プロジェクタ

Claims (5)

  1. 光源ランプから照射された光を変調させて投写するプロジェクタにおいて、
    機器本体内に配置され、前記光源ランプに電源からの電圧を供給してなる電源回路と、
    前記電源回路に、電極を介して接続されるヒューズと、
    前記機器本体に取付けられるとともに、前記光源ランプの交換時に取外される蓋部と、
    前記蓋部に設けられ、前記ヒューズを貫入させてなる貫入孔を備えた貫入部と、前記ヒューズの一方の端面が当接してなる当接部と、を備えた固定部によって前記ヒューズが固定され、
    前記蓋部に取付けられ、前記光源ランプに接続された電気配線部材に設けられた第1のコネクタ部と、
    前記機器本体に設けられ、前記第1のコネクタ部に着脱自在に取付けられる第2のコネクタ部と、
    前記機器本体内に備えられ、前記蓋部が取付けられた際に前記ヒューズを収納する収納部と、を備え、
    前記蓋部が前記機器本体に取付けられた際に、前記固定部に固定された前記ヒューズが前記電極に電気的に接続され、
    前記蓋部が前記機器本体から取外された際に、前記第1のコネクタ部から前記第2のコネクタ部が取外されることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 電子機器の機器本体内に備えられるランプユニットであって、
    光源ランプと、
    前記光源ランプに電源からの電圧を供給してなる電源回路と、
    前記電源回路に、電極を介して接続されるヒューズと、
    前記機器本体に取付けられるとともに、前記光源ランプの交換時に取外される蓋部と、
    前記蓋部に設けられ、前記ヒューズを固定する固定部と、を備え、
    前記蓋部が前記機器本体に取付けられた際に、前記固定部に固定された前記ヒューズが前記電極に電気的に接続されることを特徴とするランプユニット。
  3. 請求項2に記載のランプユニットにおいて、
    前記光源ランプに接続された電気配線部材に設けられた第1のコネクタ部が、前記蓋部に取付けられ、
    前記第1のコネクタ部に着脱自在に取付けられる第2のコネクタ部が、前記機器本体に設けられ、
    前記蓋部が前記機器本体から取外された際に、前記第1のコネクタ部から前記第2のコネクタ部が取外されることを特徴とするランプユニット。
  4. 請求項2又は3に記載のランプユニットにおいて、
    前記蓋部が前記機器本体に取付けられた際に、前記ヒューズを収納する収納部を、前記機器本体内に備えることを特徴とするランプユニット。
  5. 請求項2〜4の何れか一項に記載のランプユニットにおいて、
    前記固定部は、
    前記ヒューズを貫入させてなる貫入孔を備えた貫入部と、
    前記ヒューズの一方の端面が当接してなる当接部と、
    を備えることを特徴とするランプユニット。
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