JP2006191962A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ランプ光源80の陽極と陰極にそれぞれ接触しつつランプ光源の熱を外部に排出する、導電性材料からなり、かつ凹部45、65を有する陽極側ヒートシンク40及び陰極側ヒートシンク60と、陽極側ヒートシンクと陰極側ヒートシンクを固定部材32、33に固定する、共に導電性材料からなる一対の固定ねじ50、70と、を備え、凹部45、65内に固定ねじの摘み部52、72を位置させたことを特徴とする内視鏡用光源装置。
【選択図】 図3
Description
内視鏡用光源装置の金属製のケーシングの底板上には、ランプ電源と、ランプ電源に電気的に接続されたイグナイタが設けられている。さらに該底板上には、共に金属製の陽極側支持部材と陰極側支持部材が固定されており、陽極側支持部材とイグナイタは陽極側給電線によって電気的に接続されており、陰極側支持部材とイグナイタは陰極側給電線によって接続されている。この陽極側支持部材と陰極側支持部材には、金属製の陽極側ヒートシンクと陰極側ヒートシンクが、金属製の固定ねじによってそれぞれ固定されている。さらに、陽極側ヒートシンクと陰極側ヒートシンクに形成された支持孔にはランプ光源が嵌合固定されており、ランプ光源の陽極は陽極側ヒートシンクと接触しており、ランプ光源の陰鏡は陰極側ヒートシンクと接触している。
このような構成の内視鏡用光源装置は、ランプ電源で電力を発生すると、高圧電流がイグナイタからプラス側給電線、陽極側支持部材及び陽極側ヒートシンクを介してランプ光源の陽極に流れ、さらに、ランプ光源の陰極から陰極側ヒートシンク、陰極側支持部材、マイナス側給電線、及びイグナイタを介してランプ電源に戻る。すると、ランプ光源内で放電が起こり、ランプ光源が点灯する。
さらに、上述のように陽極側及び陰極側のヒートシンクと支持部材には高圧電流が流れるので、これらに接触している固定ねじにも高圧電流が流れる。従って、固定ねじの摘み部とケーシングの側壁の間の距離が所定距離より短いと、両者の間でスパークが発生してしまう。しかし、スパークを防止するために摘み部とケーシングの側壁の間隔を長めに設定すると、内視鏡用光源装置の内部空間が大型化するため、結果的に内視鏡用光源装置が大型化してしまう。
図1に示す電子内視鏡(内視鏡)10は、操作部11と挿入部12を有し、挿入部12の先端部には、操作部11に設けた湾曲操作装置13の操作に応じて上下及び左右方向に湾曲される湾曲部12aが設けられている。湾曲部12aの先端面には、図示しない観察窓(対物窓)と照明光学系が設けられている。
陽極側支持部材32と陰極側支持部材33の左側面(図3の左側の面)はそれぞれ取付面38と取付面39となっている。陽極側支持部材32の取付面38には、多数の放熱部(放熱フィン)41(図7参照。図2、図4から図6では図示を簡略化している)と、中心部を前後方向に貫通する断面円形の支持孔42とを具備する陽極側ヒートシンク40の固定面(右側面)43が当接している。そして、陽極側ヒートシンク40の上部の複数の放熱部41に形成された各貫通孔44を固定ねじ50が直線的に貫通している。固定ねじ50の右端部に形成されたねじ部51が、陽極側支持部材32の取付面38に形成されたねじ孔38aに螺合しており、陽極側ヒートシンク40は、その固定面43が取付面38に接触した状態で陽極側支持部材32に固定されている。図7等に示すように、陽極側ヒートシンク40の左側面46の上部には凹部45が凹設されている。固定ねじ50には、固定ねじ50を回転操作するための摘み部52が一体的に設けられており、固定ねじ50のねじ部51をねじ孔38aに螺合すると、摘み部52が凹部45内に位置する。従って、図7に示すように、摘み部52の左側面は陽極側ヒートシンク40の左側に突出しない。
これら陽極側ヒートシンク40と固定ねじ50は共に金属等の導電性材料によって成形されている。
これら陰極側ヒートシンク60と固定ねじ70も、陽極側ヒートシンク40及び固定ねじ50と同様に金属等の導電性材料によって成形されている。
ランプ光源80の前面をなす出射面81、集光レンズL1、集光レンズL2、及び挿入孔22aは全て、前後方向を向く共通の軸線に対して同軸をなしている。
ランプ光源80は点灯中に多量の熱を発するが、この熱は陽極側ヒートシンク40の放熱部41と陰極側ヒートシンク60の放熱部61から外部(ケーシング21の内部空間)に排熱され、さらに、ケーシング21に穿設された排熱孔(図示略)からケーシング21外部に排出されるので、ランプ光源80が許容限度を超えて高温化することはない。
ランプ光源80は挿入部12を体腔内や機械内へ挿入する場合は常時点灯させる。そして、体腔内や機械内から挿入部12を抜き取った後に上記スイッチOFF操作すれば、ランプ光源80は消灯する。
例えば、プラス側給電線36を陽極側支持部材32を介さずに陽極側ヒートシンク40に直接接続したり、マイナス側給電線37を陰極側支持部材33を介さずに陰極側ヒートシンク60に直接接続して実施することが可能である。
さらに、固定ねじ50と固定ねじ70の陽極側ヒートシンク40と陰極側ヒートシンク60の貫通方向や、凹部45と凹部65の凹設位置は適宜変更可能である。
11 操作部
12 挿入部
12a 湾曲部
13 湾曲操作装置
14 ユニバーサルチューブ
14a コネクタ部
14b ライトキャリングバンドルスリーブ
15 導光ファイバ
15a 入射端面
20 プロセッサ
21 ケーシング
21a 前壁
21b 円形孔
21c 底板
21d 左側壁
22 支持筒
22a 挿入孔
30 ランプ電源
31 イグナイタ
32 陽極側支持部材(固定部材)
33 陰極側支持部材(固定部材)
34 36 プラス側給電線
35 37 マイナス側給電線
38 39 取付面
39a ねじ孔
40 陽極側ヒートシンク
41 放熱部(放熱フィン)
42 支持孔
43 固定面
44 貫通孔
45 凹部
46 左側面
50 固定ねじ
51 ねじ部
52 摘み部
60 陰極側ヒートシンク
61 放熱部(放熱フィン)
62 支持孔
63 固定面
64 貫通孔
65 凹部
66 左側面
70 固定ねじ
71 ねじ部
72 摘み部
80 ランプ光源
81 出射面
82 陽極
83 陰極
90 レンズホルダ
91 レンズ固定孔
L1 L2 集光レンズ
Claims (2)
- 導電性材料からなるケーシングと、
このケーシング内の固定部材に、固定ねじを介してそれぞれ着脱可能に固定される導電性材料からなる陽極側ヒートシンクと陰極側ヒートシンクと、
この陽極側と陰極側のヒートシンクにそれぞれ導通する陽極と陰極を有し、該陽極側と陰極側のヒートシンクを介して給電されるランプ光源と、
ランプ電源で発生した電力を陽極側ヒートシンクと陰極側ヒートシンクを介して上記ランプ光源に供給するイグナイタと、
を有する内視鏡用光源装置において、
上記陽極側ヒートシンク及び陰極側ヒートシンクの表面に凹部を凹設し、各凹部内に上記固定ねじの摘み部をそれぞれ位置させて、該摘み部と上記ケーシングとの上記固定ねじの軸線方向の最短距離を、該ケーシングと上記陽極側と陰極側のヒートシンクとの該軸線方向の最短距離よりも大きく設定したことを特徴とする内視鏡用光源装置。 - 請求項1記載の内視鏡用光源装置において、
上記固定部材が、上記陽極側ヒートシンクが接触した状態で固定される陽極側支持部材と、上記陰極側ヒートシンクが接触した状態で固定される陰極側支持部材とを備え、
上記陽極側支持部材及び陰極側支持部材を共に導電性材料から成形し、
上記陽極側支持部材及び陰極側支持部材を上記イグナイタに、プラス側給電線とマイナス側給電線を介してそれぞれ接続した内視鏡用光源装置。
Priority Applications (1)
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JP2005003935A JP2006191962A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 内視鏡用光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005003935A JP2006191962A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 内視鏡用光源装置 |
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ID=36798491
Family Applications (1)
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2005
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