JPH0666747B2 - 識別信号送出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、無線装置の識別信号送出装置に関する。

特に、フレーム同期信号と誤り検出符号を含む識別信号
を送出する機能と、フレーム同期信号と誤り検出符号を
含むデータを送出する機能とを合せ持つ識別信号送出装
置に関する。

［従来の技術］ 従来、この種の識別信号送出装置は、識別信号を送出す
るときの信号構成と、データを送出するときの信号構成
とをまったく異なったものとすることにより、識別信号
とデータとを区別していた。

このため、従来の装置は、独立した二種類のフレーム同
期信号もしくは誤り検出符号を発生する構成となってい
た。

［解決すべき課題］ 上述した従来の識別信号送出装置は、二種類の独立した
信号を発生させる構成となっていたので、装置が大きく
なるとともに、高価格となり、しかも信頼性が低いとい
う問題点を有していた。

本発明は上記の問題点にかんがみてなされたもので、低
価格で信頼性が高く、しかも装置の小型化を図ることの
できる識別信号送出装置の提供を目的とする。

［課題の解決手段］ 上記目的を達成するために本発明は、フレーム同期信号
と誤り検出符号を含む識別信号およびデータとを送出す
る識別信号送出装置において、前記データを送出すると
きに前記フレーム同期信号または前記誤り検出符号のい
ずれか、もしくは双方を反転して送出する構成としてあ
る。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図は本発明に係る識別信号送出装置の一実施例を示
すブロック図である。

図において、１は識別コード記憶回路であり、識別信号
1aを後述する第二の切替器５に出力する。

２はフレーム同期信号発生回路であり、フレーム同期信
号2aを出力する。このフレーム同期信号2aは、第一の切
替器４に直接入力されるとともに、反転器３により極性
を反転された信号2bとなって第一の切替器４に送られ
る。

そして、この第一の切替器４は、識別信号送出時は反転
器３を通らない非反転の信号2aに切り替え、データ送出
時は反転器３を経由して反転された信号2bに切り替え
て、これを後述する順序回路７に送出するようになって
いる。

５は第二の切替器であり、この第二の切替器５は、前記
第一の切替器４と連動している。そして、前記識別コー
ド記憶回路１からの識別信号1aとデータとを切り替え
て、誤り検出符号化器６へ送るようになっている。誤り
検出符号化器６は、誤り検出符号6aを出力する。

７は順序回路であり、前述したフレーム同期信号と識別
信号1aあるいはデータおよび誤り検出符号6aを信号フォ
ーマットにしたがって順に出力するようになっている。

以上のように構成することにより、反転器３を追加する
のみで識別信号送出時とデータ送出時とのフレーム同期
信号をまったく異なったものとすることができる。した
がって、受信側でデータを識別信号と誤ったり、また逆
に識別信号をデータと誤ることがなくなる。

なお、本実施例では、フレーム同期信号を反転させるよ
うに構成したが、誤り検出符号6aを反転させるように構
成したり、あるいは双方を反転させるように構成しても
同様な効果を得ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、フレーム同期信号または
誤り検出信号のいずれかもしくは双方を反転させること
により、一つの装置で容易に識別信号とデータとを送出
することができ、これによって、装置の小型化を図るこ
とができるとともに、低価格化および信頼性の向上を図
ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第一図は本発明に係る識別信号送出装置の一実施例を示
すブロック図である。 1:識別コード記憶回路 2:フレーム同期信号発生回路 3:反転器 4:第一の切替器 5:第二の切替器 6:誤り検出符号化器 7:順序回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】フレーム同期信号と誤り検出符号を含む識
   別信号およびデータとを送出する識別信号送出装置にお
   いて、前記データを送出するときに前記フレーム同期信
   号または前記誤り検出符号のいずれか、もしくは双方を
   反転して送出することを特徴とする識別信号送出装置。