JPH0666720U - 障害回復訓練用腰受付吊具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 肩受具を両脇下に差込み体重を浮かして使
用する障害回復訓練吊具を、連続使用する場合に途中で
人休みして肩の疲れを防止することを目的とする。 【構成】 前記のような障害回復訓練用吊具の一部にエ
アシリンダ等の動力によって作動するリンク等の連動機
構を介して昇降するサドレ５を配設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、平成４年１２月７日実用新案登録出願した障害回復用歩行訓練具に 示すような、吊上機を使用する吊具の一部に、昇降可能とした腰受を設けたもの である。

【０００２】

【従来の技術】

前記訓練具の吊具は、体重に浮かす目的で肩受具を両脇下に差込んで使用する ようになっているが、両肩だけで体重を浮かす吊具では肩が疲れるので、連続使 用する場合は途中で数回一休みする必要がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は吊具の一部に動力によって上下する腰受サドルを設け、使用中はサド ルを下げて体より離し、休息するときはサドルを上げ、これに腰掛けて肩にかか る力を無くすことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するため本考案は、左右に肩受４を有する吊具の中央に配設 した吊金具１の下部に、昇降リンク６、７を介してサドル５を取付け、該リンク と吊金具との間に該サドルを上下動させる動力機構を設けたものである。

【０００５】 なお動力機構としては、使用者が手許で操作できる図示のようなエアシリンダ ８、モータ１１等のほかにも、一般の動力発生装置を適宜に応用できる。

【０００６】

【作 用】

本考案の腰受付吊具を使用するには、まづ使用者の背丈に応じて取付位置調整 用選択孔３を使用して吊金具１を横置金具２の適当位置に取付け、サドル５を上 昇させてこれに腰掛け、肩受４を脇下に差込んだ後サドル５を下げて使用者の身 体より離し、体重を肩受４で支承させつつ図外の吊上機を作動させる。

【０００７】 使用途中で休息する場合は、サドル５を上昇させると肩受の力が無くなるので 安楽に休める。

【０００８】

【実施例】

図１（Ａ）は本考案第１実施例の使用態様における側面図、（Ｂ）は吊具の正 面図、図２は第２実施例の吊具の一部側面図である。

【０００９】 図１（Ａ）（Ｂ）において、１は図外の吊上機に吊下げるようにした横置金具 ２の中央に取付位置調整用選択孔３を介して取付けたサドル用の吊金具で、左右 に腕杆４ａを介して使用者の脇下に差込む肩受４を取付ける。

【００１０】 ５は吊金具１の下部に昇降用リンク６、７を介して取付けたサドルで、該リン クと吊金具との間にエアシリンダ８を設けて成るものである。

【００１１】 また図２は第２実施例の一部を示し、リンクを作動させるためにリンク６と吊 金具１との間にモータ１１、減速機１２、クランク１３、連結棒１４より成る連 動機構を設けたものである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、人体を吊上機で吊上げ、体重の一部を両肩で受けるようにした吊具 に応用するもので、吊具使用中において疲れた場合は、サドルを引上げて一時休 息することにより、引続き障害回復訓練を楽に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ） は本考案障害回復訓練用腰受付吊具第
１実施例の使用態様を示す側面図、（Ｂ）は吊具の正面
図。

【図２】本考案第２実施例吊具の一部側面図。

【符号の説明】

１ 吊金具 ２ 横置金具 ３ 選択孔 ４ 肩受 ４ａ 腕杆 ５ サドル ６、７ リンク ８ エアシリンダ １１ モータ １２ 減速機 １３ クランク １４ 連結棒

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 体重を浮かす目的で肩受４を両脇下に差
   込んで使用する吊具において、該吊具の下部に動力によ
   り昇降可動とした腰受用サドル５を設けて成る障害回復
   訓練用腰受付吊具。
2. 【請求項２】 吊上機に取付けた横置金具２の中央に吊
   金具１を設け、該吊金具の下部に昇降リンク６、７を介
   してサドル５を取付け、前記リンクにエアシリンダ８、
   モータ１１等の動力源を連係させて成る請求項１に記載
   の障害回復訓練用腰受付吊具。