JPH0666270U - ウオームギヤを備えたモータ用アーマチャ - Google Patents

ウオームギヤを備えたモータ用アーマチャ

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JPH0666270U
JPH0666270U JP1102193U JP1102193U JPH0666270U JP H0666270 U JPH0666270 U JP H0666270U JP 1102193 U JP1102193 U JP 1102193U JP 1102193 U JP1102193 U JP 1102193U JP H0666270 U JPH0666270 U JP H0666270U
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JP
Japan
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armature
worm gear
core
shaft
outer diameter
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Application number
JP1102193U
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English (en)
Inventor
恵吾 安形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーマチャシャフト外径よりも太いウオーム
ギヤ外径を有し、小型、軽量かつ、ギヤ強度確保のため
のモジュールの大きいウオーム歯形を達成することので
きるウオームギヤを備えたモータ用アーマチャを提供す
る。 【構成】 本考案に係るウオームギヤを備えたモータ用
アーマチャ10は、アーマチャコア11と一体となった
出力軸側シャフトにウオームギヤ13を一体に形成し、
ウオームギヤ13とアーマチャコア11との間のアーマ
チャシャフト12に嵌入したコンミュテータ14を備え
ており、ウオームギヤ13はアーマチャシャフト径D2
より大きく形成され、アーマチャコア11の出力軸側の
外径D1がウオームギヤ13の外径D3より大きいバー
リング加工部11cを有するコアシート11bがアーマ
チャコアの出力軸側端部に配設され、コアシート11b
のバーリング加工部11cにコンミュテータ14が配設
されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はウオームギヤを備えたモータ用アーマチャに係り、特にワイパモータ 用アーマチャに好適な出力軸側にウオームギヤを備えたモータ用アーマチャに関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アーマチャシャフトの出力側にウオームギヤを形成したモータ用アー マチャについては、ウオームギヤ強度確保のため、ウオームギヤの径を大きくす ることが要求されている。
【0003】 例えば、ワイパモータなどのウオーム減速を採用しているモータは、一般的に ウオームギヤとコアの間に中間部材である軸受(ボールベアリングあるいはメタ ル)等を有している。ウオーム転造によってシャフト径より大きなウオームギヤ 径とする寸法設定においては、コンミュテータ、ボールベアリング等の中間部材 をウオーム側から挿入して、ウオーム転造前のシャフト部に固定することは出来 ない。
【0004】 そのため、組み付けにおいて、中間部材を取付ける軸受部の内径は、必ずウオ ーム外径よりも大きくなるように設定している。このために、ウオーム転造前の 下径を必ず転造後でもシャフト径より大きくならないように、ウオーム転造前に シャフトを研削してシャフト径を小さくしている。またウオームギヤの外径、下 径などの制約条件により、ギヤ強度を向上させるために、必要なモジュールを大 きくできないという不都合もある。
【0005】 このように、アーマチャシャフトと一体となっているウオームギヤの製造に際 しては、出力軸側のアーマチャシャフトにウオームギヤを転造して形成するため に、ウオームギヤ側からコンミュテータ等の中間部材を組み付けるためには、コ ンミュテータ等の中間部材の内径より、ウオームギヤの外径を小さくする必要が ある。
【0006】 これをコンミュテータに基づいて詳述すれば、従来からモータ用アーマチャの コア部分の絶縁は、生産性向上のため、殆どが粉体を熱処理し絶縁処理を行なっ ており、この絶縁処理を行なうためには、250℃以上の熱処理を必要としてい る。一般にコンミュテータをアーマチャシャフトに取付けた後で、コア部分の熱 処理を行なうことは、コンミュテータにとって問題であり、熱処理を行なうこと ができない。
【0007】 このため、出力軸側にアーマチャシャフトと一体にウオームギヤを形成したモ ータ用アーマチャについては、構造上、コアの絶縁粉体処理後にコンミュテータ をアーマチャシャフトに装着するようにしている。
【0008】 したがってウォームギヤとコアの間にコンミュテータが存在するモータ用アー マチャにおいては、コアの絶縁処理後にウォーム側からコンミュテータを装着す る必要があるため、アーマチャシャフト径よりもウォーム外径を大きく設定する ことはできない。このため、ウォーム転造前にアーマチャシャフトを切削加工し た上で、ウオーム転造し、転造後のウォーム外径をシャフト径よりも細くなるよ う(即ち同径以下)にしている。
【0009】 そこで、ギヤ強度確保のため、大きい歯形の必要なモータにおいては、ウォー ムギヤの外径を太くしようとすると、アーマチャシャフト径もそれ以上に太くす る必要が生じ、結果として重量が大きく、大型化につながってしまう。
【0010】 またアーマチャシャフトと、ウオームギヤとを別部材で形成し、これらをカッ プリングで連結した技術も提案されている(例えば実開昭63−127584号 公報参照)。しかしこのような技術では、組み付け工数,部品点数が増加し、量 産化には不向きであり、製造コストの上昇を招くことになる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、アーマチャコアと一体となった出力軸側のアーマチャシャフ トにウオームギヤを一体に形成し、ウオームギヤとシートコアとの間のアーマチ ャシャフトに嵌入した中間部材を備えたモータ用アーマチャにおいて、アーマチ ャシャフト外径よりも太いウオームギヤ外径を有し、小型、軽量かつ、ギヤ強度 確保のためのモジュールの大きいウオーム歯形を達成することのできるウオーム ギヤを備えたモータ用アーマチャを提供することにある。
【0012】 本考案の他の目的は、異なるアーマチャシャフトからなるモータ用アーマチャ において、コンミュテータの共通化を図り、量産化に適したウオームギヤを備え たモータ用アーマチャを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るウオームギヤを備えたモータ用アーマチャは、アーマチャコアと 一体となった出力軸側シャフトにウオームギヤを一体に形成し、該ウオームギヤ と前記アーマチャコアとの間のアーマチャシャフトに嵌入した中間部材を備えた モータ用アーマチャにおいて、出力軸側に形成される前記ウオームギヤは前記ア ーマチャシャフト径より大きく形成され、前記アーマチャコアの出力軸側の外径 が前記ウオームギヤより大きいバーリング加工部を有するコアシートがアーマチ ャコアの出力軸側端部に配設され、前記コアシートのバーリング加工部に前記中 間部材が配設されてなるものである。上記中間部材が、コンミュテータであると 、好適である。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。
【0015】 図1は、本考案に係るウオームギヤを備えたモータ用アーマチャの一実施例を 示す説明断面図である。 本例に係るモータ用アーマチャ10は、アーマチャコア11と、アーマチャシ ャフト12と、ウオームギヤ13と、コンミュテータ14と、を主要構成要素と している。
【0016】 アーマチャコア11は、積層シートコアであり、所定形状をしたシートコア1 1a,11a・・・を複数枚を積層すると共に互いにカシメて形成したものであ る。そして、出力軸側で後述するウオームギヤ13側の端部に位置するコアシー ト11bには、バーリング加工部11cが形成されている。このバーリング加工 部11cである円筒状の部分の内径は、次述するアーマチャシャフト12に嵌合 するように形成され、本例のバーリング加工部11cの外径D1は後述するウオ ームギヤ13の外径D3より大きく形成されている。
【0017】 本例のアーマチャシャフト12は、ストレートシャフト12であり、上記アー マチャコア11が取着される箇所には、アーマチャコア11を固定するためアー マチャシャフト12の外径D2より大きくなった鍛造加工部12aが、複数箇所 でアーマチャシャフト12の軸方向に形成されており、また出力軸側にウオーム ギヤ13を形成するウオーム転造が施されている。
【0018】 本例のウオームギヤ13は、上述のようにアーマチャシャフト12に転造によ って形成されるものであり、ウオーム転造後のウオーム外径D3は、シャフト1 2の外径D2よりもD3>D2となるように設定されている。
【0019】 コンミュテータ14は上記バーリング加工部11cに配置されるため、コンミ ュテータ14の内径はバーリング加工部11cに嵌入できるように、上記ウオー ムギヤ13の外径D3より大きく形成されると共に、バーリング加工部11cの 外径D1より若干大きく形成される。なおコンミュテータ14は、バーリング加 工部11cに圧入したり、接着剤等を用いて取着される。
【0020】 上記構成からなるモータ用アーマチャ10の組み付けについて説明する。アー マチャシャフト12は、ストレートシャフトの出力軸側にウオームギヤ13が転 造されて、反出力軸側には鍛造加工部12aが施されており、アーマチャコア1 1を反ウオームギヤ13側のアーマチャシャフト12に形成された鍛造加工部1 2aに圧入して固定する。
【0021】 このときバーリング加工部11cを施したシートコア11bを有するアーマチ ャコア11をウオーム転造側に、バーリング加工部11cが配置されるように装 着する。そしてコアシート11に絶縁粉体を施し、熱処理を行なう。その後、コ ンミュテータ14、ボールベアリング15をウオームギヤ13側から挿入して、 シートコア11bのバーリング加工部11cに固定する。
【0022】 本例のように構成すると、バーリング加工部11cを施したコアシート11b をシートコア11の端部に一体に積層しているために、シートコア11を一つの 部材として取り扱うことができる。またバーリング加工部11cを行なったコア シート11bの厚さ等を調整することができるので、このバーリング加工部11 cを行なうコアシート11bの厚さ等を変更して、アーマチャシャフト12径の 異なるものであっても、モータの種類に対応してコアシート11bの厚さを調整 することにより、同一のコンミュテータ14を、複数の異なるアーマチャシャフ ト12に組み付けることが可能となり、従来のようなアーマチャシャフト12の 外径に合わせて内径の異なるコンミュテータを用いる必要がなく、コンミュテー タの共通化を図ることができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、従来のようにアーマチャシャフトのウオーム転造部を研削すること なしに、ストレートシャフトをそのまま転造することができるため、従来と同一 のアーマチャシャフト径であっても、より大きなウオームギヤを提供することが でき、かつ、余分な研削をする必要もなくなり作業工数を少なくでき、量産化に 適したものとなる。
【0024】 そして、アーマチャコアと一体となった出力軸側のアーマチャシャフトにウオ ームギヤを一体に形成し、ウオームギヤとシートコアとの間のアーマチャシャフ トに嵌入した中間部材を備えたモータ用アーマチャにおいて、アーマチャシャフ トの外径よりも太いウオームギヤ外径を有し、小型、軽量かつ、ギヤ強度確保の ためのモジュールの大きいウオーム歯形を達成することのできるウオームギヤを 備えたモータ用アーマチャを提供することができる。
【0025】 さらに考案によれば、異なるアーマチャシャフトからなるモータ用アーマチャ において、コンミュテータの共通化を図り、量産化に適したウオームギヤを備え たモータ用アーマチャを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウオームギヤを備えたモータ用ア
ーマチャの一実施例を示す説明断面図である。
【符号の説明】
10 モータ用アーマチャ 11 アーマチャコア 11b コアシート 11c バーリング加工部 12 アーマチャシャフト 13 ウオームギヤ 14 コンミュテータ D1 バーリング加工部の外径 D2 アーマチャシャフトの外径 D3 ウオームギヤの外径

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーマチャコアと一体となった出力軸側
    シャフトにウオームギヤを一体に形成し、該ウオームギ
    ヤと前記アーマチャコアとの間のアーマチャシャフトに
    嵌入した中間部材を備えたモータ用アーマチャにおい
    て、出力軸側に形成される前記ウオームギヤは前記アー
    マチャシャフト径より大きく形成され、前記アーマチャ
    コアの出力軸側の外径が前記ウオームギヤより大きいバ
    ーリング加工部を有するコアシートがアーマチャコアの
    出力軸側端部に配設され、前記コアシートのバーリング
    加工部に前記中間部材が配設されてなるウオームギヤを
    備えたモータ用アーマチャ。
  2. 【請求項2】 前記中間部材は、コンミュテータである
    請求項1記載のウオームギヤを備えたモータ用アーマチ
    ャ。
JP1102193U 1993-02-19 1993-02-19 ウオームギヤを備えたモータ用アーマチャ Pending JPH0666270U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542756A (ja) * 1999-04-15 2002-12-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気モータの電機子の電機子軸にウオームを付ける方法及び該方法で製作された電機子
WO2004102772A1 (ja) * 2003-05-19 2004-11-25 Asmo Co., Ltd. アーマチャシャフトの製造方法、アーマチャシャフト及び回転電機

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