JPH0666182B2 - 超電導コイル - Google Patents

超電導コイル

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JPH0666182B2
JPH0666182B2 JP61023370A JP2337086A JPH0666182B2 JP H0666182 B2 JPH0666182 B2 JP H0666182B2 JP 61023370 A JP61023370 A JP 61023370A JP 2337086 A JP2337086 A JP 2337086A JP H0666182 B2 JPH0666182 B2 JP H0666182B2
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JP
Japan
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connecting portion
metal bobbin
coil
pancake
superconducting
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JP61023370A
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洋介 島貫
宏之 神谷
恒彦 山内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超電導コイルに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に超電導コイルは特開昭59−186310号公報
に記載のように、ソレノイド巻線、シングルパンケーキ
巻線及びダブルパンケーキ巻線等がある。特にジュール
発熱を極力少なくするために、超電導導体の接続個所を
減らす構造が用いられている。しかし極薄超電導導体を
巻回した超電導コイル、すなわち極薄超電導導体(例え
ば厚さ約0.1mm、幅10mm)を巻線する超電導コイル
について、次に述べるような問題があった。
(1).高磁場中に置かれるので強い電磁力が発生す
る。従って内周に金属ボビンを設け、超電導導体に張力
を加えながら巻線し、コイルの剛性を高めることが必要
である。
(2).金属ボビンは1ターンを形成するので磁束の変
化により循環電流が流れ、ジュール加熱する。
(3).エッヂワイズ曲げが難しいので、シングルパン
ケーキ巻線となる。
(4).パンケーキ内周側の接続は、ボビン外周部では
構造が複雑となるので、ボビンを介して行わなければな
らない。従って接続部の抵抗が増えジュール発熱量が多
くなる。
これらの問題を解決するように形成された超電導コイル
の従来例が第1図および第2図に示されている。同図に
示されているように超電導コイルは金属ボビン1にその
端部2aが接続された超電導導体である極薄超電導導体
2が金属ボビン1上にパンケーキ状に巻回され、かつこ
のパンケーキ状に巻回されたパンケーキコイル3が金属
ボビン1に設けた接続片4を介して少なくとも2個接続
して形成される。このようにして形成される超電導コイ
ルで金属ボビン1を、極薄超電導導体2および接続片4
が接続される接続部1aを設け、かつ接続部1aを銅
で、この他の部分1bを合金で形成した。このようにす
ることにより金属ボビン1の接続部1aの抵抗を小さ
く、この他の部分1bの抵抗は大きくして、ジュール発
熱による液体ヘリウムの蒸発損失を低減するようにし
た。
すなわちパンケーキコイル3の芯となる金属ボビン1に
接続部1aを設けたが、この接続部1aを純度の高い銅
とし、この他の部分1bを非磁性材料で剛性が大きく、
抵抗値の大きい合金、例えば黄銅またはステンレス鋼と
した。そしてこれら両者1a、1bをろう付け等によっ
て一体とし、金属ボビン1を形成した。パンケーキコイ
ル3は厚み0.1mm、幅10mmの極薄超電導導体2の端
部(超電導導体端部)2aを金属ボビン1の接続部1a
に半田付等により接続し、張力を加えながら所定回数巻
回し、口出し線5を持って形成してある。そしてこのパ
ンケーキコイル3の外周はバンド6およびボルト7で締
付け、パンケーキコイル3を剛性の高いものにしてあ
る。このようにして巻回形成されたパンケーキコイル3
は金属ボビン1の接続部1aの内周に設けた接続片4に
より、隣りのパンケーキコイル(図示せず)と接続され
る。
このように金属ボビン1を極薄超電導導体2の端部2a
および接続片が接続される接続部1aを銅とし、この他
の部分1bを非磁性体の合金とすることにより、次に述
べるような効果を奏することができる。すなわち超電導
コイルを形成するパンケーキコイル3を流れる電流i1
は、金属ボビン1の接続部1aを金属ボビン1の径方向
に流れる。ところでこの径方向に流れる接続部1aは純
度の高い銅材にしてあるので、接続部1aの抵抗は小さ
く、ジュール発熱は低減する。また、金属ボビン1は1
ターンコイルを形成し、磁場の変化により循環電流i2
が流れるが、接続部1a以外の部分1bを銅に比べ約4
倍の抵抗値を有する黄銅または約40倍の抵抗値を有す
るステンレス鋼としたので、循環電流i2が小さくな
り、ジュール発熱が低減する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術はジュール発熱の低減にある程度の効果が
期待できるものの、その効果は十分でなく、かつコンパ
クト化の点でも問題があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、ジュール
発熱による液体ヘリウムの蒸発損失を低減し、安定で、
かつコンパクトなパンケーキ巻きによる超電導コイルを
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は金属ボビンを超電導導体および接続片が接続
される接続部を設け、かつ接続部を銅で、この他の部分
を合金で形成すると共に、接続部を、この他の部分の厚
みより薄く形成し、かつこの接続部分に薄くした接続部
分の幅より小さな幅を有する接続片を接続することによ
り、達成される。
〔作用〕
接続部には接続片の両端に肉薄の部分が形成されるよう
になって、この部分の電気抵抗は高くなり、従ってこの
接続部においても循環電流が流れ難くなる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
3図には本発明の一実施例が示されている。なお従来と
同じ部品には同じ符号を付したので説明を省略する。本
実施例では金属ボビン1Aを超電導導体および接続片4
が接続される接続部1a0を設け、かつ接続部1a0を銅
で、この他の部分1bを合金で形成すると共に、接続部
1a0を、この他の部分1bの厚みより薄く形成し、か
つこの接続部分に薄くした接続部分の幅より小さな幅を
有する接続片4を接続した。このようにすることによ
り、接続部1a0には接続片4の両端に肉薄の部分が形
成されるようになって、この部分の電気抵抗は高くな
り、従ってこの接続部1a0においても循環電流が流れ
難くなり、ジュール発熱による液体ヘリウムの蒸発損失
を低減し、安定で、かつコンパクトなパンケーキ巻きに
よる超電導コイルを得ることができる。
すなわち接続部1a0を、この他の部分1bの厚みより
薄くした。すなわち金属ボビン1Aを、その内周に接続
片4を取り付ける溝を設けて接続部1a0の肉厚t2をこ
の他の部分1bの肉厚t1より薄くして形成した。この
ようにすることにより従来の場合に比べ接続部1a0
抵抗はt2/t1倍(1倍未満)に減少でき、かつ金属ボ
ビン1Aの1ターン抵抗は逆に大きくすることができる
ようになって、従来の場合よりもジュール発熱を減少さ
せることができる。また、接続部1a0に接続した接続
片4が金属ボビン1Aより出張らなくなって、従来の場
合よりも超電導コイルをコンパクトにすることができ
る。
〔発明の効果〕
上述のように本発明は超電導コイルをジュール発熱によ
る液体ヘリウムの蒸発損失を低減し、安定で、かつコン
パクトなパンケーキ巻きとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超電導コイルのパンケーキコイルの平面
図、第2図は同じく従来の金属ボビンの縦断側面図、第
3図は本発明の超電導コイルの一実施例の金属ボビンの
縦断側面図である。 1、1A…金属ボビン、1a、1a0…接続部、1b…
接続部以外の部分、2…極薄超電導導体(超電導導
体)、2a…超電導導体端部、3…パンケーキコイル、
4…接続片、6…バンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 恒彦 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 日立ニ ユークリアエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ボビンにその端部が接続された超電導
    導体が前記金属ボビン上にパンケーキ状に巻回され、か
    つこのパンケーキ状に巻回されたパンケーキコイルが前
    記金属ボビンの内側に設けた接続片を介して少なくとも
    2個接続してなる超電導コイルにおいて、前記金属ボビ
    ンを前記超電導導体および接続片が接続される接続部を
    設け、かつ前記接続部を銅で、この他の部分を合金で形
    成すると共に、前記接続部を、この他の部分の厚みより
    薄く形成し、かつこの接続部分に前記薄くした接続部分
    の幅より小さな幅を有する接続片を接続するようにした
    ことを特徴とする超電導コイル。
JP61023370A 1986-02-05 1986-02-05 超電導コイル Expired - Lifetime JPH0666182B2 (ja)

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JP61023370A JPH0666182B2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 超電導コイル

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JP61023370A JPH0666182B2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 超電導コイル

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JPS62229805A JPS62229805A (ja) 1987-10-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5274983B2 (ja) * 2008-10-31 2013-08-28 株式会社東芝 超電導コイル装置
JP5887085B2 (ja) * 2011-08-11 2016-03-16 株式会社フジクラ 超電導コイル及びその製造方法

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JPS476762U (ja) * 1971-02-15 1972-09-22
JPS58189508U (ja) * 1982-06-12 1983-12-16 住友電気工業株式会社 Nb↓3Sn熱処理用ボビン

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