JPH0666014U - 中小容量型変圧器 - Google Patents

中小容量型変圧器

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Publication number
JPH0666014U
JPH0666014U JP1174493U JP1174493U JPH0666014U JP H0666014 U JPH0666014 U JP H0666014U JP 1174493 U JP1174493 U JP 1174493U JP 1174493 U JP1174493 U JP 1174493U JP H0666014 U JPH0666014 U JP H0666014U
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JP
Japan
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transformer
small
winding
coil
medium
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Pending
Application number
JP1174493U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 松本
恒夫 市川
Original Assignee
日本電気精器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気精器株式会社 filed Critical 日本電気精器株式会社
Priority to JP1174493U priority Critical patent/JPH0666014U/ja
Publication of JPH0666014U publication Critical patent/JPH0666014U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変圧器に付随する各周辺機器の駆動・電源供
給用変圧器としても機能することができる、換言すれば
周辺必須機器駆動用電源としても機能することができ
る。 【構成】 変圧器Tとしての本来備えている巻線1,2
の他に、適宜巻数の巻線3,4を付設し、この巻線3,
4から誘起する起電力を取り出して、周辺機器の電源と
して利用するようになっており、特に専用の電源を別に
必要としないため装置の小型化やコストの削減を図るこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電圧の変更を行う変圧機に係り、特にこの変圧器の周辺機器への 駆動用電力を同時に供給することができる中小容量型変圧器に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
例えば図4に示すようなインバータ用変圧器105は、インバータ100から の出力電圧を必要な電圧に変換するという目的で設けられており、専らこの電圧 変換という機能を有するだけであり、他に特別の機能を備えているものではない 。
【0003】 従って、例えばこの変圧器を使用する場合には、例えば変圧器から発生するジ ュール熱等を発散させるためのファンやインバータ装置,駆動・制御・計測・保 護等の制御機器のための制御機器(共に図略)等の周辺機器を駆動すべく、例え ばコイルL及びコンデンサCからなるACフィルタ101と変流器102との間 から電線若しくは銅バー等を介してファン用変圧器103や制御用変圧器104 を接続し、これによって適正な電圧に変換させたのちこれらの周辺機器へ給電さ せるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこのような変圧器にあっては、単一機器の電圧変換を唯一の目的とし 、また機能とするものであり、通常それ以上の機能は備えていないので、ファン 等の周辺機器にはそれ専用の電源や変圧器を用意する必要がある。 その結果、実装スペースが必然的に増大すると共に、これらの機器間の配線が 必要となり、その分小型化を図る上で障害となっている。
【0005】 そこで、この考案は、上記した従来の欠点に鑑み、変圧器に付随する各種周辺 機器の駆動・電源供給用変圧器としても機能することができる、換言すれば周辺 の必須機器の駆動用電源としても機能することができる付加価値の高い中小容量 型変圧器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案の中小容量型変圧器は、鉄心の周囲に巻装する変圧用の巻線の 他に適正巻数の巻線を付設し、この巻線から誘起する電力を取り出し、変圧器の 作動に伴って必要とする周辺機器へ供給するように構成したものである。 また、この考案の中小容量型変圧器は、変圧器の周辺機器を前記変圧器に実装 し、モールドにより一体化させたものである。
【0007】
【作用】
この請求項1に係る考案では、変圧器としての本来備えている巻線の他に、適 宜巻数の巻線を付設し、この巻線から誘起する起電力を取り出して、周辺機器の 電源として利用するようになっており、特に専用の電源や変圧器を別に必要とし ないため装置の小型化やコストの削減を図ることができる。 また、請求項2に係る考案では、配線が不要であると共に小型で耐震性の良好 なものが提供できる。
【0008】
【実施例】
以下この考案の一実施例について添付図面を参照しながら説明する。 図1はこの考案に係る中小容量型変圧器Tを示すものであり、この変圧器Tは 、鉄心(コア)に巻装した一次コイル1及び二次コイル2の他に、三次コイル3 及び四次コイル4を備えていると共に、二次コイル2の端子(以下二次端子20 とよぶ)側にACフィルタ用引出線5及び変流器(CT)6を備えている。
【0009】 なお、この実施例では単相用変圧器を構成しているが特にこれに限定されるも のではなく、例えば図3に示すような三相用変圧器T′についても適用すること ができる。この三相用変圧器T′の場合には、二次端子21,22,23に夫々 変流器61,62,63を接続すると共に、各二次端子21〜23にはACフィ ルタのコンデンサ接続用孔21A〜23Aを形成するようになっている。
【0010】 一次コイル1は、インバータ7の出力端子と接続されており、鉄心にコイルを n1 回巻装させた構成となっている。 二次コイル2は、二次端子20を介して接続される所要の機器(図略)を駆動 させるのに必要な適正電圧V2 へ変換させるため、鉄心にコイルをn2 回巻装さ せた構成となっている。
【0011】 また、この二次コイル2は、インバータ7から発生するノイズを除去するため コンデンサCと共にACフィルタ8の一部を構成するリアクタとしても機能して おり、換言すればリーケージトランスとして機能しており、二次端子20の一部 に開口した接続用孔20Aから引出した引出線5を介してコンデンサCが接続さ れている。 ただし、ここでその二次コイル2の巻数n2 は次式 V2 =(n2 /n1 )V1 (ただしV1 は一次コイル1へ出力される電圧値) を満足するように構成されている。
【0012】 三次コイルは、変圧器Tから発生する主にジュール熱の冷却促進を図る変圧器 専用ファン(図略)への駆動電源供給を行うためのものであり、換言すればファ ン電源として機能するものであり、適正な電圧V3 を取り出すため鉄心コイルn 3 回巻装させた構成となっている。ただし、ここでそのコイルの巻数n3 は次式 V3 =(n3 /n1 )V1 を満足するように構成されている。
【0013】 四次コイル4は、インバータ装置を駆動・制御・保護するためのものであり、 換言すれば制御電源として機能するものであり、適正な電圧V4 を取り出すため 鉄心にコイルをn4 回巻装させた構成となっている。ただし、このコイルの巻数 n4 についても、次式 V4 =(n4 /n1 )V1 を満足するように構成されている。 なお、三次コイル3及び四次コイル4から引出された三次端子30及び四次コ イル40には夫々ファンや適宜の周辺機器(共に図略)が接続されているが、フ ァンを含むこれらの周辺機器は予め接続して変圧器Tと一体にモールドさせてお けばこれら機器の実装用金具が不要になると共に実装作業が必要なく、同時に装 置の小型化等も図ることができる。
【0014】 変流器6は、変圧器Tを過大電流から保護すると共に二次端子20を介して接 続される所要の機器に適正な電流が流れるように調整するものであり、この実装 例では図2に示すように二次端子20の一部に直接接続させた状態で変圧器T本 体に実装・固定されており、特に配線コード等を用いて配線する必要がないよう に構成されている。
【0015】 従って、この実施例によれば、二次端子20の一部から開口した接続用孔20 Aを介して引出線5が容易かつ確実に接続できるため、半田等を用いた接続作業 が必要なく接続時間も短縮できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の請求項1に係る中小容量型変圧器によれ ば、変圧器として本来備えている巻線とは別に、適宜巻数の巻線を付設し、この 巻線から誘起する起電力を取り出して周辺機器の電源として利用できるようにな っており、特に専用の電源を別に必要としないため装置の小型化や製造コストの 削減を図ることができると共に、付加価値の高いものが提供できる。
【0017】 また、請求項2に係る中小容量型変圧器によれば、変圧器とこれに付随する周 辺機器とをモールドにより一体成型することにより、各種機器の面倒な実装作業 や配線作業が別に必要なくなるため、装置の小型化、取付作業の工数削減、さら には耐震性の向上に伴う信頼度の増大等、各種の効果が期待でき実用的価値が飛 躍的に増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る変圧器を示す配線図。
【図2】同変圧器の側面図。
【図3】変形例に係る三相式変圧器を示す正面図。
【図4】従来例を示す配線図。
【符号の説明】
1 一次巻線 2 二次巻線 3 三次巻線 4 四次巻線 5 引出線 6 変流器 8 ACフィルタ 20 二次端子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心の周囲に巻装する変圧用の巻線の他
    に適正巻数の巻線を付設し、 この巻線から誘起する電力を取り出し、変圧器の作動に
    伴って必要とする周辺機器へ供給するように構成したこ
    とを特徴とする中小容量型変圧器。
  2. 【請求項2】 変圧器の周辺機器を前記変圧器に実装
    し、モールドにより一体化させたことを特徴とする請求
    項1に記載の中小容量型変圧器。
JP1174493U 1993-02-22 1993-02-22 中小容量型変圧器 Pending JPH0666014U (ja)

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JP1174493U JPH0666014U (ja) 1993-02-22 1993-02-22 中小容量型変圧器

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JP1174493U JPH0666014U (ja) 1993-02-22 1993-02-22 中小容量型変圧器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666014U true JPH0666014U (ja) 1994-09-16

Family

ID=11786535

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1174493U Pending JPH0666014U (ja) 1993-02-22 1993-02-22 中小容量型変圧器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021002088A1 (ja) * 2019-07-03 2021-01-07 株式会社日立産機システム 静止誘導機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021002088A1 (ja) * 2019-07-03 2021-01-07 株式会社日立産機システム 静止誘導機器
JP2021009975A (ja) * 2019-07-03 2021-01-28 株式会社日立産機システム 静止誘導機器

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