JPH0665743U - 蓋付ライターの開閉ロック機構 - Google Patents
蓋付ライターの開閉ロック機構Info
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- JPH0665743U JPH0665743U JP245093U JP245093U JPH0665743U JP H0665743 U JPH0665743 U JP H0665743U JP 245093 U JP245093 U JP 245093U JP 245093 U JP245093 U JP 245093U JP H0665743 U JPH0665743 U JP H0665743U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】意に反したストッパー片の安易なロック解除を
確実に阻止し、着火使用後の閉蓋操作にて自動的にロッ
ク状態に戻ることができるオートリターン機能を兼備し
た蓋付ライターの開閉ロック機構を提供せしめる。 【構成】連結軸3を介してライター本体1の頂部に開閉
自在に被冠された蓋体2の下端開口縁にロック片2aを
形成すると共に、該ロック片2aと対応する前記ライタ
ー本体1の固定部にロック係合部4を形成する。また、
風防5と前記連結軸3との間にコイルスプリング等から
なる変位制御手段6を配設し、前記蓋体2を、一旦、非
ロック状態に保持するための戻り防止手段7を兼備せし
める。尚、この戻り防止手段7は、前記蓋体2の内壁面
に突設された段差部7aと、該段差部7aと所望位置で
係合するようにライター本体1の上端縁近傍に形成され
た係合部7bとから形成するのが好ましい。
確実に阻止し、着火使用後の閉蓋操作にて自動的にロッ
ク状態に戻ることができるオートリターン機能を兼備し
た蓋付ライターの開閉ロック機構を提供せしめる。 【構成】連結軸3を介してライター本体1の頂部に開閉
自在に被冠された蓋体2の下端開口縁にロック片2aを
形成すると共に、該ロック片2aと対応する前記ライタ
ー本体1の固定部にロック係合部4を形成する。また、
風防5と前記連結軸3との間にコイルスプリング等から
なる変位制御手段6を配設し、前記蓋体2を、一旦、非
ロック状態に保持するための戻り防止手段7を兼備せし
める。尚、この戻り防止手段7は、前記蓋体2の内壁面
に突設された段差部7aと、該段差部7aと所望位置で
係合するようにライター本体1の上端縁近傍に形成され
た係合部7bとから形成するのが好ましい。
Description
【0001】
本考案は、蓋付ライターの開閉ロック機構の改良に関し、更に詳しくはライタ ーの外観を損ねることなく、また、部品点数がかからない簡単な手段でもって自 動的にロック操作がなされ得る、換言すれば、着火使用後の閉蓋操作にて自動的 にロック状態に戻ることができるオートリターン機能を備えた蓋付ライターの開 閉ロック機構に存する。
【0002】
従来、蓋付ライターの開閉ロック機構としては、例えば、図9に示すように、 ライター本体1を着脱自在に収容する外装ケース20と、該ケース20の頂部に 開閉自在に被冠された蓋体20Aと、該蓋体20Aの所望位置に突設された鍔体 20Bと、前記外装ケース20と前記鍔体20Bとを着脱自在に係止する係止リ ング20Cと、前記蓋体20Aと前記外装ケース20との係合を解除する操作釦 20Dとを備えてなるガスライターの安全装置があった(実開平2−54048 号公報参照)。
【0003】
しかしながら、実開平2−54048号公報に開示されている安全装置にあっ ては、構成上、否応なしに前記鍔体20Bと操作釦20Dとが蓋体20A若しく はケース20の表面に大きく突出してしまい、ライターの外面に凸凹が現出して しまうことから、ポケット等に入れた時に嵩張ってしまうといった欠点を有する ものであり、しかも、斯かる安全装置にあっては、蓋体20Aが意に反して開か ないように、前記係止リング20Cを手動で前記鍔体20Bに引っ掛けなければ ならず、また、蓋体20Aの開閉操作の度に斯かる係止リング20Cの引っ掛け 操作を繰り返さなければならないことも相俟って、ロック並びにロック解除動作 の操作性が頗る悪いものであった。
【0004】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ライターの外観を 損ねることなく簡単かつ確実に自動ロックされると共に、指等に触れても安易に 解除することがない、換言すれば、意に反したストッパーの安易なロック解除を 確実に阻止し、着火使用後の閉蓋操作にて自動的にロック状態に戻ることができ るオートリターン機能を兼備した蓋付ライターの開閉ロック機構を提供すること を目的としたものである。
【0005】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、ライター本体の頂部に開閉自在に被冠された蓋体と、該蓋体の開閉 操作を阻止せしめる開閉ロック機構とを備えたライターにおいて、前記開閉ロッ ク機構は、前記蓋体が前記ライター本体の頂部と整合する位置で同蓋体を開蓋阻 止状態にロックし、前記蓋体を水平方向へ変位させた際に前記ロック状態を解除 せしめるロック片を備えると共に、所定の力以上で前記蓋体を一方向へ押圧した 時にのみ前記蓋体の水平操作を許容せしめる変位制御手段と、開蓋操作がなされ るまで前記蓋体を非ロック状態に保持する戻り防止手段とを備えてなる蓋付ライ ターの開閉ロック機構に存し、延いては、一端が前記ライター本体の頂部に突設 された風防に当接され、他端が前記蓋体と前記ライター本体とを開閉自在に連結 する連結軸に当接されたスプリング等の付勢部材にて前記変位制御部材を形成す ると共に、前記戻り防止手段を、前記蓋体の内壁面に装着された段差部と、該段 差部に係合するように前記ライター本体の固定部に突設された係合部とで形成し 、前記蓋体の開蓋操作にて前記段差部と前記係合部との係合が解除されるように 組み付けてなる蓋付ライターの開閉ロック機構に存する。
【0006】 また、好ましくは、前記開閉ロック機構が、水平方向へ変位自在に取り付けら れた前記蓋体と、該蓋体に装着されたロック片と、該ロック片に対応する前記ラ イター本体の所望位置に装着されたロック係合部と、前記蓋体を一方向へ付勢せ しめる付勢部材とを備え、前記蓋体と前記ライター本体頂部との整合位置で前記 ロック片が前記ロック係合部に係合されて前記蓋体の開蓋操作を阻止し、前記付 勢部材の付勢力に抗して前記蓋体を水平方向に変位させた際に、前記ロック片と 前記ロック係合部との係合が解除されると共に、前記蓋体の内壁面に装着された 段差部と前記ライター本体の固定部に突設された係合部とが係合して前記蓋体を 非ロック状態に保持せしめ、かつ、前記蓋体の開蓋操作にて前記段差部と前記係 合部との係合が解除されるように組み付けるのが良い。
【0007】
このように構成される本考案の蓋付ライターの開閉ロック機構は、前記蓋体が 前記ライター本体の頂部と整合する位置で同蓋体を開蓋阻止状態にロックし、前 記蓋体を水平方向へ変位させた際に前記ロック状態を解除せしめるロック片を備 えると共に、所定の力以上で前記蓋体を一方向へ押圧した時にのみ前記蓋体の水 平操作を許容せしめる変位制御手段と、開蓋操作がなされるまで前記蓋体を非ロ ック状態に保持する戻り防止手段とを備えことによって、前記変位制御手段の付 勢力に抗した所定以上の力で前記蓋体をロック解除方向へと押圧しない限り、前 記蓋体の水平操作はなし得ないこととなり、安易にロック解除することがない。 しかも、ライターの外観からは斯かるロック機構が感取されることなく蓋体を水 平操作するだけで同ロック機構の係脱操作がなされることとなる。
【0008】 更に、前記変位制御手段を、一端が前記ライター本体の頂部に突設された風防 に当接され、他端が前記蓋体と前記ライター本体とを開閉自在に連結する連結軸 に当接されたスプリング等の付勢部材にて構成すれば、前記蓋体が前記風防から 遠ざかる方向へ常時、付勢されることとなり、該付勢部材の付勢力に抗して前記 蓋体を風防側へ押圧しない限り、前記ロック解除はなされ得ないこととなる。
【0009】 また、好ましくは、前記開閉ロック機構を、水平方向へ変位自在に取り付けら れた前記蓋体と、該蓋体に装着されたロック片と、該ロック片に対応する前記ラ イター本体の所望位置に装着されたロック係合部と、前記蓋体を一方向へ付勢せ しめる付勢部材とで構成し、前記蓋体と前記ライター本体頂部との整合位置で前 記ロック片が前記ロック係合部に係合されて前記蓋体の開蓋操作を阻止し、前記 付勢部材の付勢力に抗して前記蓋体を水平方向に変位させた際に、前記ロック片 と前記ロック係合部との係合が解除されると共に、前記蓋体の内壁面に装着され た段差部と前記ライター本体の固定部に突設された係合部とが係合して前記蓋体 を非ロック状態に保持せしめ、かつ、前記蓋体の開蓋操作にて前記段差部と前記 係合部との係合が解除されるように組み付ければ、閉蓋時は、前記ロック片が前 記係合部に係合されて蓋体を、常時、開蓋操作不可能状態(ロック状態)に保持 し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記蓋体を押圧することによって、初めて蓋 体が水平方向へと変位し前記ロック状態を解除することとなる。
【0010】 その際、前記蓋体を押圧している指を離すと、該蓋体は、前記付勢部材の付勢 力にて元の位置まで戻ろうとするが、前記蓋体の内壁面に設けた段差部が前記係 合部に係合されて斯かる戻り動作を阻止することから、同蓋体は、一旦、この非 ロック状態に保持されることとなる。尚、この保持は、蓋体が開蓋操作で上位へ 回動変位することで解除されると共に、前記付勢部材の付勢力で蓋体は元の位置 へ戻りながら、開蓋されることとなる。
【0011】
次に本考案に係る蓋付ライターの開閉ロック機構の実施の一例を図面(図1乃 至図8)を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係る開閉ロック機構を備 えたガスライターであり、このガスライターAは、図1に示すように、ライター 本体1の頂部に開閉自在に被冠された蓋体2を備えている。
【0012】 該蓋体2は、前記ライター本体1の上端幅方向に形成された対向配置の楕円状 軸孔1a,1aと、該軸孔1a,1aに遊嵌支持された連結軸(リンク式ヒンジ )3を介して前記ライター本体1に対して開閉かつ変位(水平摺動)自在に連結 されており、同蓋体2の開閉操作を任意に阻止せしめる開閉ロック機構を備えて いる。
【0013】 この開閉ロック機構は、前記蓋体2の下端開口縁に形成されたロック片2aと (図3参照)、該ロック片2aと対応する前記ライター本体1の上端縁に一体成 形されたロック係合部4と、前記ライター本体1の頂部に突設された風防5と前 記連結軸3との間に装着されたコイルスプリング等からなる変位制御手段6とを 備えている。
【0014】 前記ロック片2aは、通常の開蓋操作すなわち蓋体2を単に上方向へ回動した だけでは開かないように前記ロック係合部4と係合されるもので(図3参照)、 前記変位制御手段6の付勢力に抗して前記蓋体2の連結軸3を風防5側へ押圧変 位させない限り、前記ロック状態は解除し得ないように組み付けされている(図 4参照)。
【0015】 一方、斯かるロック機構には、前記蓋体2を、一旦、非ロック状態に保持する ための戻り防止手段7が兼備されている。この戻り防止手段7は、前記蓋体2の 内壁側に突設された段差部7aと、該段差部7aと係合するようにライター本体 1のスリーブに形成された係合部7bとから形成されており、前記変位制御手段 6の付勢力に抗して前記蓋体2を所望位置まで押圧摺動させることによって、前 記段差部7aが前記係合部7bを飛び越して係合し、同蓋体2を、図4に示すよ うに、非ロック状態に、一旦、保持することとなる。尚、斯かる保持状態は、前 記蓋体2が開蓋操作で上位に回動変位することで解除されるものであり、前記変 位制御手段6の付勢力にて同蓋体2は所定位置まで戻りながら開蓋されるもので ある(図5参照)。
【0016】 他方、前記風防5は、図6に示すように、中に発火石(図示せず)を内設し上 端にヤスリ車8を回転自在に軸着してなる発火石支持筒9を抱持してなり、前記 発火石支持筒9の円柱部9aを前記ライター本体1の縦孔に嵌着して上位の大径 部9bをライター本体1の頂面に座着せしめることにより、後述する弁操作レバ ー10の位置決め支持をなしている。
【0017】 弁操作レバー10は、先端にガス噴出ノズル11の頸部に係合されるスリット 10aと、前記発火石支持筒9を挿通するための開口部10bとを備えており、 前記スリット10aを前記ガス噴出ノズル11に係合させた状態で、前記ライタ ー本体1の頂部に配設された一対の支持桁1b,1bを介して揺動自在に載置さ れている。換言すれば、この弁操作レバー10の一方端には、その外周縁に連通 した前記スリット10aを介して前記ガス噴出ノズル11の頸部が嵌合されてい るもので、他方端に連設された操作片10cを押し下げ操作することにより該弁 操作レバー10は前記支持桁1b,1bを中心として上下方向に揺動し前記ガス 噴出ノズル11の頸部を引出方向に動作させるものである。そして、斯かる弁操 作レバー10は、上から、前記発火石支持筒9を前記開口部10bに挿通して前 記風防5を整合すべく組み付けることによって抜け止めされている。
【0018】 このように構成される本考案の蓋付ライターの開閉ロック機構は、閉蓋状態で 、前記蓋体2の下端開口縁に形成されたロック片2aと、該ロック片2aと対応 する前記ライター本体1の上端縁に一体成形された前記ロック係合部4とが係合 されて通常の開蓋操作を阻止させたロック状態に保持されているものであり(図 3参照)、前記蓋体2の連結軸3側を風防5に近づける方向へ押圧摺動すること によって、換言すれば、ライター本体1を握持する手の人差指を使って前記蓋体 2を前記変位制御手段6の付勢力に抗して風防2側へ押圧摺動させれば、図4に 示すように、前記蓋体2のロック片2aが前記ロック係合部4から外れると共に 、前記戻り防止手段7の段差部7aが前記係合部7bを飛び越して係合し、同蓋 体2を、一旦、開蓋操作可能状態(非ロック状態)に保持せしめる。
【0019】 次いで、常套の開蓋操作をなすことにより、すなわち、前記ライター本体1を 握持した手の親指で蓋体2を開けることにより前記保持状態は解除されて所定位 置まで開蓋されるものである(図5参照)。そして、通常の着火操作をなすこと により、すなわち、ヤスリ車6を回転させてそのまま前記弁操作レバー10の操 作片10cを押し下げ操作することにより、発火石が擦られてガス噴出ノズル1 1側に火花が発生すると共に、ガス噴出ノズル11の頸部が引出方向に動作され てガスタンク(図示せず)内のガスが、前記ガス噴出ノズル11の先端から外方 へと噴出され、その瞬間に前記火花が引火して所望長さの火炎を現出すべく着火 するものである。また、着火使用後には、蓋体2を閉蓋するだけで前記ロック片 2aと前記ロック係合部4とが係合し自動的に元のロック状態に保持されるもの である(図3参照)。
【0020】 尚、本考案の蓋付ライターの開閉ロック機構は、本実施例に限定されることな く、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれら の全てを包摂するものである。例えば、本実施例にあっては、前記蓋体2の連結 軸3側を風防5へ向けて押圧摺動させることで非ロック状態にしているが、これ に限定されることなく、同蓋体2の連結軸3側を風防5から遠ざける方向に押し 込み摺動させることによりロック解除ができるように組み付けても良い。
【0021】 また、本実施例では、前記蓋体2のロック片2aが係合されるロック係合部4 をライター本体1の上縁に連設しているが、図7に示すように、ロック係合部4 を別途独立させて立設しても良く、更には、図8に示すように、弁操作レバー1 0の後端に係合できるように凹設しても良い。また、本実施例では、前記蓋体2 にロック片2aを、前記ライター本体1にロック係合部4を設けているが、これ らを逆にすべく、すなわち、前記蓋体2に前記ロック係合部4を、前記ライター 本体1に前記ロック片2aを装着しても良いものである。
【0022】 更に、前記変位制御手段6としてコイルスプリング等の付勢部材を用いている が、これに限定されることなく、必要以上の力で押圧しないと互いが嵌合でき得 ないように当接配置された接合部材(図示せず)を用いても良いものである。尚 、本実施例ではフリント式ライターについて説明しているが、これに限定される ことなく、本考案がピエゾライターにも応用でき得ることは云うまでもない。
【0023】
本考案は上述のように構成され、前記蓋体が前記ライター本体の頂部と整合す る位置で同蓋体を開蓋阻止状態にロックし、前記蓋体を水平方向へ変位させた際 に前記ロック状態を解除せしめるロック片を備えると共に、所定の力以上で前記 蓋体を一方向へ押圧した時にのみ前記蓋体の水平操作を許容せしめる変位制御手 段と、開蓋操作がなされるまで前記蓋体を非ロック状態に保持する戻り防止手段 とを備えたことによって、前記変位制御手段に抗した所定以上の力で前記蓋体を ロック解除方向へ押圧しない限り、前記蓋体の水平操作はなし得ないため、意に 反した安易なロック解除や誤操作が防止できる有用な蓋付ライターの開閉ロック 機構を提供できることとなった。
【0024】 更に、前記変位制御手段を、一端が前記ライター本体の頂部に突設された風防 に当接され、他端が前記蓋体と前記ライター本体とを開閉自在に連結する連結軸 に当接されたスプリング等の付勢部材にて構成すれば、前記蓋体が前記風防から 遠ざかる方向へ常時、付勢されるため、該付勢部材の付勢力に抗して前記蓋体を 風防側へ押圧しない限り、前記ロック解除はなされ得ず、しかも、ライターの外 観からは斯かるロック機構が感取されずに蓋体を水平操作するだけで係脱操作が なされるため、ライターを一瞥してもそれがロック機構を兼備しているとは予想 もつかず、子供にロック機構の存在を悟られることなくライターに装着できると いった効果を奏すると共に、ライター本来のデザインをそのまま活かすことがで き、悪戯にライターの外観を損ねることもない。
【0025】 また、好ましくは、前記開閉ロック機構を、水平方向へ変位自在に取り付けら れた前記蓋体と、該蓋体に装着されたロック片と、該ロック片に対応する前記ラ イター本体の所望位置に装着されたロック係合部と、前記蓋体を一方向へ付勢せ しめる付勢部材とで構成し、前記蓋体と前記ライター本体頂部との整合位置で前 記ロック片が前記ロック係合部に係合されて前記蓋体の開蓋操作を阻止し、前記 付勢部材の付勢力に抗して前記蓋体を水平方向に変位させた際に、前記ロック片 と前記ロック係合部との係合が解除されると共に、前記蓋体の内壁面に装着され た段差部と前記ライター本体の固定部に突設された係合部とが係合して前記蓋体 を非ロック状態に保持せしめ、かつ、前記蓋体の開蓋操作にて前記段差部と前記 係合部との係合が解除されるように組み付ければ、常時、ロック状態に保持され ている蓋体を、前記付勢部材の付勢力に抗してロック解除方向へ押圧することに よって、初めて蓋体が水平方向へと変位し開蓋操作可能状態になり、また、その 際、前記蓋体を押圧している指を離したとしても、蓋体の内壁面に設けた段差部 が前記係合部に係合されることから、同蓋体は、元の位置に戻ることなく、一旦 、非ロック状態に保持されるため、一連した着火操作の中で、直ぐ様に蓋体が元 のロック状態に戻ってしまうといった不都合を解消できると共に、着火使用後の 閉蓋操作にて自動的に元のロック状態に戻るため、意に反したロック解除やロッ クのし忘れを解消できることとなった。
【0026】 しかも、変位制御手段以外の部品点数の増加が強いられることもないといった 効果を奏するものであり、通常部品の組み付けだけで簡単にロック機構が構成さ れるため、従来多くの手数を要していたロック構成部品の組立作業が不要になる ものである。
【0027】 このように本考案の蓋付ライターの開閉ロック機構は、デッドスペースの有効 利用を図るべくロック機構が組み付けできることから、ロック機構が嵩張ってラ イター全体の形状が複雑になったり、ライターの外観を損ねることがなく、また 、従来の如きロックレバーやスライダー片等の余計な部品を排除した最低限の部 品点数だけで(変位制御手段の付勢部材だけで)、簡単かつ確実に開蓋操作を阻 止できるものであり、延いては片手だけで(人差指一本だけで)ロック状態が簡 単に解除できると共に、着火使用後の閉蓋時には自動的に元のロック状態に戻る ことができるオートリターン機能を兼備した蓋付ライターの開閉ロック機構を提 供できるものである。
【0028】 尚、本考案の開閉ロック機構は、構成が単純であるため大量生産に適し、価格 も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的 価値が甚だ大であり、使い捨てライターのニーズにも応えることができるもので ある。
【図1】本考案に係る開閉ロック機構を備えたライター
の開蓋状態を示す斜視図ある。
の開蓋状態を示す斜視図ある。
【図2】図2(a)は同ライターのロック状態を示す正
面図、図2(b)は同ライターの非ロック状態を示す正
面図である。
面図、図2(b)は同ライターの非ロック状態を示す正
面図である。
【図3】同操作ロック機構のロック状態を示す要部縦断
面図である。
面図である。
【図4】同操作ロック機構の非ロック状態を示す要部縦
断面図ある。
断面図ある。
【図5】同ライターの開蓋状態を示す要部縦断面図であ
る。
る。
【図6】同ライターの組付分解斜視図である。
【図7】図7(a)は開閉ロック機構(ロック状態)の
他の実施例を示す要部縦断面図、図7(b)は非ロック
状態を示す同要部縦断面図である。
他の実施例を示す要部縦断面図、図7(b)は非ロック
状態を示す同要部縦断面図である。
【図8】開閉ロック機構(ロック状態)の他の実施例を
示す要部縦断面図である。
示す要部縦断面図である。
【図9】図9(a)は従来の蓋付ライターの開閉ロック
機構を示す正面図、図9(b)は同斜視図(開蓋状態)
である。
機構を示す正面図、図9(b)は同斜視図(開蓋状態)
である。
1 ライター本体 1a 軸孔 1b 支持桁 2 蓋体 2a ロック片 3 連結軸 4 ロック係合部 5 風防 6 変位制御手段 7 戻り防止手段 7a 段差部 7b 係合部 8 ヤスリ車 9 発火石支持筒 9a 円筒部 9b 大径部 10 弁操作レバー 10a スリット 10b 開口部 10c 操作片 11 ガス噴出ノズル
Claims (4)
- 【請求項1】ライター本体の頂部に開閉自在に被冠され
た蓋体と、該蓋体の開閉操作を阻止せしめる開閉ロック
機構とを備えたライターにおいて、前記開閉ロック機構
は、前記蓋体が前記ライター本体の頂部と整合する位置
で同蓋体を開蓋阻止状態にロックし、前記蓋体を水平方
向へ変位させた際に前記ロック状態を解除せしめるロッ
ク片を備えると共に、所定の力以上で前記蓋体を一方向
へ押圧した時にのみ前記蓋体の水平操作を許容せしめる
変位制御手段と、開蓋操作がなされるまで前記蓋体を非
ロック状態に保持する戻り防止手段とを備えてなること
を特徴とする蓋付ライターの開閉ロック機構。 - 【請求項2】前記変位制御手段は、一端が前記ライター
本体の頂部に突設された風防に当接され、他端が前記蓋
体と前記ライター本体とを開閉自在に連結する連結軸に
当接されたスプリング等の付勢部材からなることを特徴
とする請求項1に記載の蓋付ライターの開閉ロック機
構。 - 【請求項3】前記戻り防止手段は、前記蓋体の内壁面に
装着された段差部と、該段差部に係合するように前記ラ
イター本体の固定部に突設された係合部とから形成され
ると共に、前記蓋体の開蓋操作にて前記段差部と前記係
合部との係合が解除されるように組み付けられたことを
特徴とする請求項1に記載の蓋付ライターの開閉ロック
機構。 - 【請求項4】ライター本体の頂部に開閉自在に被冠され
た蓋体と、該蓋体の開閉操作を任意的に阻止せしめる開
閉ロック機構とを備えたライターにおいて、前記開閉ロ
ック機構は、水平方向へ変位自在に取り付けられた前記
蓋体と、該蓋体に装着されたロック片と、該ロック片に
対応する前記ライター本体の所望位置に装着されたロッ
ク係合部と、前記蓋体を一方向へ付勢せしめる付勢部材
とを備え、前記蓋体と前記ライター本体頂部との整合位
置で前記ロック片が前記ロック係合部に係合されて前記
蓋体の開蓋操作を阻止し、前記付勢部材の付勢力に抗し
て前記蓋体を水平方向に変位させた際に、前記ロック片
と前記ロック係合部との係合が解除されると共に、前記
蓋体の内壁面に装着された段差部と前記ライター本体の
固定部に突設された係合部とが係合して前記蓋体を非ロ
ック状態に保持せしめ、かつ、前記蓋体の開蓋操作にて
前記段差部と前記係合部との係合が解除されるように組
み付けられたことを特徴とする蓋付ライターの開閉ロッ
ク機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP245093U JP2548941Y2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 蓋付ライターの開閉ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP245093U JP2548941Y2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 蓋付ライターの開閉ロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665743U true JPH0665743U (ja) | 1994-09-16 |
JP2548941Y2 JP2548941Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=11529625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP245093U Expired - Lifetime JP2548941Y2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 蓋付ライターの開閉ロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548941Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007521751A (ja) * | 2003-07-01 | 2007-08-02 | ブルドス,ジェフ | ライター付きのモバイル電気通信装置 |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP245093U patent/JP2548941Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007521751A (ja) * | 2003-07-01 | 2007-08-02 | ブルドス,ジェフ | ライター付きのモバイル電気通信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2548941Y2 (ja) | 1997-09-24 |
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