JPH066566Y2 - 地中探査レーダ用アンテナ装置 - Google Patents

地中探査レーダ用アンテナ装置

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JPH066566Y2
JPH066566Y2 JP1988054720U JP5472088U JPH066566Y2 JP H066566 Y2 JPH066566 Y2 JP H066566Y2 JP 1988054720 U JP1988054720 U JP 1988054720U JP 5472088 U JP5472088 U JP 5472088U JP H066566 Y2 JPH066566 Y2 JP H066566Y2
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JP
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bent
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JP1988054720U
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勝 綱崎
一郎 杉本
隆 菊田
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Osaka Gas Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は地中埋設ガス導管等の地中埋設物体の有無を
非掘削で検知するためのレーダ型地中探査装置に用いら
れる地中探査レーダ用アンテナ装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
地中に埋設された物体の探査は、レーダ型地中探査装置
を用いて、地表面に平行に配置された送信アンテナによ
りマイクロ波領域の単一パルス状の送信電波を地表面か
ら地中に向かって放射し、地中埋設物体で反射された電
波を地表面に平行に配置された受信アンテナで捉え、こ
の受信電波におけるピークの有無により地中の物体の有
無を検知し、さらに送信電波放射時から受信電波のピー
クまでの時間によりその物体の埋設深さを検知すること
により行う。
上記のような地中探査に用いる地中探査レーダ用アンテ
ナ装置としては、10MHz〜400MHzの範囲でリター
ンロス特性が略フラットでリンギングが生じないものが
必要とされる。
このような地中探査レーダ用アンテナ装置としては、実
開昭61−18607号公報に開示されたものが知られ
ている。この地中探査レーダ用アンテナ装置は、第4図
および第5図に示すように、台形の同形同寸の平板から
なる一対のアンテナエレメント21,22を同一平面内
で上底部を内側にした状態で対称配置している。
この場合、一対のアンテナエレメント21,22の上底
部が給電部21a,22aとなり、下底部が終端部21
b,22bとなる。
そして、この一対のアンテナエレメント21,22が接
地されたアルミニウム製の一面(下面)開放の筐体23
に収容されている。上記筐体23は、内面全面に漏洩電
波吸収用のフェライト板24が貼り付けられている。
この地中探査レーダ用アンテナ装置は、地中探査用の電
波が一対のアンテナエレメント21,22から筐体23
の開放面(下面)を通して地中に放射されることにな
る。
また、一対のアンテナエレメント21,22から筐体2
3の非開放面へ向かって放射される電波は、フェライト
板24で吸収され、筐体23の非開放面からの漏洩電波
が電波法の規制値以下に抑制される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この地中探査レーダ用アンテナ装置は、筐体
23の内面全面にフェライト板24を貼り付けていたの
で、重いという問題があった。
したがって、この考案の目的は、筐体の非開放面からの
不要漏洩電波を低減することができ、しかも軽量化を達
成することができる地中探査レーダ用アンテナ装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の地中探査レーダ用アンテナ装置は、一面開放
直方体状の金属製の筐体と、前記筐体内に収容された一
対のアンテナエレメントと、前記筐体の壁面に貼り付け
た電波吸収用のフェライト板とを備え、 前記一対のアンテナエレメントは、各々給電部から離れ
るにつれて幅が漸増しかつ略L形に折曲した折板形状を
なし、給電部から折曲部までの部分は互いに背中合わせ
の状態で対向しかつその間隔は前記給電部から離れるに
つれて徐々に増加し、折曲部から終端部までの部分は同
一平面内に位置する状態とし、 前記一対のアンテナエレメントの各々の折曲部から終端
部までの部分が前記筐体の開放面と略同一平面上に位置
し、前記一対のアンテナエレメントの各々の給電部から
折曲部までの部分が前記筐体の開放面から奥に位置し、
かつ前記一対のアンテナエレメントの中心軸が前記筐体
の開放面の一辺と略平行となるように、前記一対のアン
テナエレメントを配置し、 給電部を前記筐体の開放面と反対側の面を貫通させて前
記一対のアンテナエレメントの各々の給電部に接続し、 前記フェライト板を前記筐体における前記一対のアンテ
ナエレメントの両給電部,両折曲部および両終端部の近
傍箇所に重点的に貼り付けたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成においては、地中探査用の電波がアンテ
ナエレメントから筐体の開放面を通して地中へ放射され
る。この際、アンテナエレメントの電波の放射強度の高
い部分でもあり、またフェライトとの電磁結合でパルス
送受信信号の不要な振動の抑制効果が高い部分、つまり
筐体における一対のアンテナエレメントの両給電部,両
折曲部および両終端部の近傍箇所において筐体の壁面に
重点的に貼り付けたフィラメント板がアンテナエレメン
トから筐体の非開放面ヘ向かって放射される電波を有効
に吸収することになり、筐体の非開放面からの不要漏洩
電波を十分に低減することができる。
一方、筐体の壁面のアンテナエレメントの電波の放射強
度の低い部分の近傍箇所については、フェライト板を全
く貼り付けないかまたは少なくしているので、軽量化を
達成することができる。しかも、アンテナエレメントの
電波の放射強度の低い部分の近傍箇所においてフェライ
ト板がないことまたは少ないことは、筐体の非開放面か
らの不要漏洩電波をほとんど増加させることはない。
さらに、地中探査レーダは、パルス信号をアンテナに供
給し、地中埋設物からの反射信号が帰ってくる時間を深
さに換算して埋設物の位置を読み取っているので、反射
信号は極力幅の狭い波形をしている方が物標の分解能が
上がるために好ましいものであるが、本考案のような立
体形アンテナは、この条件に近づくように設計されたも
ので、一対のアンテナエレメントが、略L形に折曲した
折板形状をなし、給電部から折曲部までの部分は互いに
背中合わせの状態で対向しかつその間隔は給電部から離
れるにつれて徐々に増加し、折曲部から終端部までの部
分は同一平面内に位置する状態とし、一対のアンテナエ
レメントの各々の折曲部から終端部までの部分が筐体の
開放面と略同一平面上に位置し、一対のアンテナエレメ
ントの各々の給電部から折曲部までの部分が筐体の開放
面から奥に位置するように、一対のアンテナエレメント
を配置し、給電線を筐体の開放面と反対側の面を貫通さ
せて一対のアンテナエレメントの各々の給電部に接続す
る構成としたので、筐体の開放面と反対側の面から一対
のアンテナエレメントの給電部までの距離を短くするこ
とができ、したがって送信回路と送信アンテナ間および
受信回路と受信アンテナ間の給電線長を短縮することが
でき、送信および受信回路と送信および受信アンテナ間
の多重反射が抑制され、パルス信号が短時間で零に収納
し、波形の不要な振動が減少し、その結果、反射波形の
分解能つまり地中埋設物の分解能、特に垂直分解能を上
げることができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説
明する。この地中探査レーダ用アンテナ装置は、第1図
に示すように、例えばアルミニウム製であって接地され
た一面(下面)開放の筐体3内に一対のアンテナエレメ
ント1,2を収容し、筐体3の内壁面のアンテナエレメ
ント1,2の電波の放射強度の高い部分の近傍箇所に重
点的に電波吸収用のフェライト板4を貼り付けたことを
特徴とする。
この場合、一対のアンテナエレメント1,2は、給電部
1a,2aから終端部1b,2bへいくにつれて幅広と
なる末広がりの形状を有し、中間で折り曲げることによ
り折曲部1c,2cから給電部1a,2a側の部分を立
ち上がらせている。そして、一対のアンテナエレメント
1,2の折曲部1c,2cから終端部1b,2b側の部
分を例えば同一平面内に配置するとともに、給電部1
a,2aを内側にした状態で対称配置している。
また、上記のアンテナエレメント1,2においては、給
電部1a,2aと折曲部1c,2cと終端部1b,2b
とが電波の放射強度の高い部分となり、これは漏洩電波
の空間分布を調べた結果判明したものである。
また、フェライト板4は、筐体3の内壁面のアンテナエ
レメント1,2の電波の放射強度の高い部分の近傍箇
所、すなわち給電部1a,2a,折曲部1c,2cおよ
び終端部1b,2bの近傍箇所に貼り付けてあり、筐体
3の内壁面の上記以外の箇所にはフェライト板の貼り付
けを省いている。なお、フェライト板4は、例えばTD
K社製の品番IB−001ないしIB−003の何れか
(縦×横×厚さが100×100×9mm)を用い、それ
を複数枚組み合わせて筐体3の内面に貼り付けている。
したがって、筐体3の内部寸法は、例えば幅Wが420
mm、奥行Dが220mm、高さHが109mmとなる。
また、一対のアンテナエレメント1,2の給電部1a,
2aには、バラン(図示せず)等を介して同軸ケーブル
(図示せず)が接続され、筐体3の開放面と対向する面
(上面)から筐体3外に同軸ケーブルが引き出される。
この地中探査レーダ用アンテナ装置においては、地中探
査用の電波が一対のアンテナエレメント1,2から筐体
3の開放面を通して地中へ放射される。この際、一対の
アンテナエレメント1,2の電波の放射強度の高い部分
の近傍箇所、すなわち給電部1a,2a,折曲部1c,
2cおよび終端部1b,2bの近傍箇所において筐体3
の内壁面に貼り付けたフェライト板4が一対のアンテナ
エレメント1,2から筐体3の非開放面へ向かって放射
される電波を有効に吸収することになり、筐体3の非開
放面からの不要漏洩電波を十分に低減することができ
る。
一方、筐体3の内壁面のアンテナエレメント1,2の電
波の放射強度の低い部分の近傍箇所、すなわち給電部1
a,2aと折曲部1c,2cとの中間部および終端部1
b,2bと折曲部1c,2cとの中間部の近傍箇所につ
いては、フェライト板4を全く貼り付けていないので、
軽量化を達成することができる。しかも、一対のアンテ
ナエレメント1,2の電波の放射強度の低い部分の近傍
箇所においてフェライト板4がないことは、筐体3の非
開放面からの不要漏洩電波をほとんど増加さることはな
い。
ここで、実施例と従来例の両地中探査レーダ用アンテナ
装置について電波の吸収の程度の差を明確にするため
に、実施例と従来例における漏洩電界強度を電波法に定
められた方法で測定した結果を示す。
フェライト板24を全面に貼り付けた従来例および部分
的にフェライト板4を省いた実施例の両方とも、322
MHzの周波数における距離3mにおける電界強度が規制
値の31dBμ/m以下の25dBμ/m程度であり、
両者にほとんど差がなかった。
また、重量的には、実施例のフェライト板4のトータル
重量は、14Kgであり、フェライト板24を全面に貼
り付けた従来例に比べて4Kg少なくすることができ
た。
ここで、従来例(第4図および第5図)の地中探査レー
ダ用アンテナ装置と実施例(第1図ないし第3図)の地
中探査レーダ用アンテナ装置について、第6図に示すよ
うなモノパルス波を両地中探査レーダ用アンテナ装置に
入力した場合の、各地中探査レーダ用アンテナ装置の送
信信号波形を第7図および第8図に示す。従来例では送
信信号波形が第7図のようになり、実施例では第8図の
ようになる。両図を比較すると、実施例の方が不要振動
が収斂するにが早いことが明らかである。
この実施例の地中探査レーダ用アンテナ装置は、一対の
アンテナエレメント1,2を、各々給電部1a,2aか
ら離れるにつれて幅が漸増する形状としたことにより、
広帯域特性をもたせて地中探査のためのモノパルス波を
リンギングが少ない状態で地中に電波として放射するこ
とができる。
また、このような地中探査のためのモノパルス波を地中
に電波として放射し、またその反射波を受信するための
地中探査レーダ用アンテナ装置は、一対のアンテナエレ
メント1,2の周囲(筐体3の非開放面;地中へ向かう
方向以外の面)を金属製の筐体3で囲うとともにその内
面に漏洩電波吸収用のフェライト板4を貼り付けている
ので、地表には電波が漏れないようにすることができる
とともに、筐体3の開放面に設けた一対のアンテナエレ
メント1,2自体から放射される電波が筐体3の内面等
で反射された後地中に放射されるのを抑制することがで
き、地中へ形状の整った狭パルス幅のモノパルス波を放
射でき、地中探査精度を向上させることができる。
この際、一対のアンテナエレメント1,2の形状から、
不要電波の漏洩が集中する部分でもあり、またフェライ
トとの電磁結合でパルス送受信信号の不要な振動の抑制
効果が高い部分、つまり筐体3における一対のアンテナ
エレメント1,2の両給電部1a,2a,両折曲部1
c,2cおよび両終端部1b,2bの近傍箇所に重点的
にフェライト板4を貼り付け、それ以外の箇所のフェラ
イト板の貼り付けを省くあるいは少なくするという構成
を採用したことにより、不要電波の漏洩を抑えつつ、全
体を軽量化し、地中探査を行う際の持ち運びを容易に行
うことができる。
さらに、一対のアンテナエレメント1,2が、略L形に
折曲した折板形状をなし、給電部1a,2aから折曲部
1c,2cまでの部分は互いに背中合わせの状態で対向
しかつその間隔は給電部1a,2aから離れるにつれて
徐々に増加し、折曲部1c,2cから終端部1b,2b
までの部分は同一平面内に位置する状態とし、一対のア
ンテナエレメント1,2の各々の折曲部1c,2cから
終端部1b,2bまでの部分が筐体3の開放面と略同一
平面上に位置し、一対のアンテナエレメント1,2の各
々の給電部1a,2aから折曲部1c,2cまでの部分
が筐体3の開放面から奥に位置するように、一対のアン
テナエレメント1,2を配置し、給電線を筐体3の開放
面と反対側の面を貫通させて一対のアンテナエレメント
1,2の各々の給電部1a,2aに接続する構成とした
ので、筐体3の開放面と反対側の面から一対のアンテナ
エレメント1,2の給電部1a,2aまでの距離を短く
することができ、したがって送信回路と送信アンテナ間
および受信回路と受信アンテナ間の給電線長を短縮する
ことができ、送信および受信回路と送信および受信アン
テナ間の多重反射が抑制され、パルス信号が短時間で零
に収斂し、波形の不要な振動が減少し、その結果、反射
波形の分解能つまり地中埋設物の分解能、特に垂直分解
能を上げることができる。
なお、上記実施例では、一対のアンテナエレメント1,
2の電波の放射強度の低い部分の近傍箇所、すなわち給
電部1a,2aろ折曲部1c,2cとの中間部および終
端部1b,2bと折曲部1c,2cとの中間部の近傍箇
所には、フェライト板を全く貼り付けなかったが、給電
部1a,2a,折曲部1c,2cおよび終端部1b,2
bの近傍より薄手のフェライト板を貼り付ける構成もこ
の発明に含まれ、軽量化の効果を達成することができ
る。また、フェライト板4は、筐体3の内壁面に貼り付
けたが、外壁面に貼り付けてもよい。
〔考案の効果〕
この考案の地中探査レーダ用アンテナ装置は、一対のア
ンテナエレメントを、各々給電部から離れるにつれて幅
が漸増する形状としたことにより、広帯域特性をもたせ
て地中探査のためのモノパルス波をリンギングが少ない
状態で地中に電波として放射することができる。
また、このような地中探査のためのモノパルス波を地中
に電波として放射し、またその反射波を受信するための
地中探査レーダ用アンテナ装置は、一対のアンテナエレ
メントの周囲(筐体の非開放面;地中へ向かう方向以外
の面)を金属製の筐体で囲うとともにその内面に漏洩電
波吸収用のフェライト板を貼り付けているので、地表に
は電波が漏れないようにすることができるとともに、筐
体の開放面に設けた一対のアンテナエレメント自体から
放射される電波が筐体内面等で反射された後地中に放射
されるのを抑制することができ、地中へ形状の整った狭
パルス幅のモノパルス波を放射でき、地中探査精度を向
上させることができる。
この際、一対のアンテナエレメントの形状から、不要電
波の漏洩が集中する部分でもあり、またフェライトとの
電磁結合でパルス送受信信号の不要な振動の抑制効果が
高い部分、つまり筐体における一対のアンテナエレメン
トの両給電部,両折曲部および両終端部の近傍箇所に重
点的にフェライト板を貼り付け、それ以外の箇所のフェ
ライト板の貼り付けを省くあるいは少なくするという構
成を採用したことにより、不要電波の漏洩を抑えつつ、
全体を軽量化し、地中探査を行う際の持ち運びを容易に
行うことができる。
さらに、一対のアンテナエレメントが、略L形に折曲し
た折板形状をなし、給電部から折曲部までの部分は互い
に背中合わせの状態で対向しかつその間隔は給電部から
離れるにつれて徐々に増加し、折曲部から終端部までの
部分は同一平面内に位置する状態とし、一対のアンテナ
エレメントの各々の折曲部から終端部までの部分が筐体
の開放面と略同一平面上に位置し、一対のアンテナエレ
メントの各々の給電部から折曲部までの部分が筐体の開
放面から奥に位置するように、一対のアンテナエレメン
トを配置し、給電線を筐体の開放面と反対側の面を貫通
させて一対のアンテナエレメントの各々の給電部に接続
する構成としたので、筐体の開放面と反対側の面から一
対のアンテナエレメントの給電部までの距離を短くする
とができ、したがって送信回路と送信アンテナ間および
受信回路と受信アンテナ間の給電線長を短縮することが
でき、送信および受信回路と送信および受信アンテナ間
の多重反射が抑制され、パルス信号が短時間で零に収斂
し、波形の不要な振動が減少し、その結果、反射波形の
分解能つまり地中埋設物の分解能、特に垂直分解能を上
げるとができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示す平面図、第2
図は同じく正面断面図、第3図は同じく斜視図、第4図
は従来の地中探査レーダ用アンテナ装置の一例を示す平
面図、第5図は同じく正面断面図、第6図は地中探査レ
ーダ用アンテナ装置への入力波形を示す波形図、第7図
は従来の地中探査レーダ用アンテナ装置の送信信号の波
形図、第8図は実施例の地中探査レーダ用アンテナ装置
の送信信号の波形図である。 1,2……アンテナエレメント、3……筐体、4……フ
ェライト板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−29205(JP,A) 特開 昭61−79305(JP,A) 実開 昭57−176170(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面開放直方体状の金属製の筐体と、前記
    筐体内に収容された一対のアンテナエレメントと、前記
    筐体の壁面に貼り付けた電波吸収用のフェライト板とを
    備え、 前記一対のアンテナエレメントは、各々給電部から離れ
    るにつれて幅が漸増しかつ略L形に折曲した折板形状を
    なし、給電部から折曲部までの部分は互いに背中合わせ
    の状態で対向しかつその間隔は前記給電部から離れるに
    つれて徐々に増加し、折曲部から終端部までの部分は同
    一平面内に位置する状態とし、 前記一対のアンテナエレメントの各々の折曲部から終端
    部までの部分が前記筐体の開放面と略同一平面上に位置
    し、前記一対のアンテナエレメントの各々の給電部から
    折曲部までの部分が前記筐体の開放面から奥に位置し、
    かつ前記一対のアンテナエレメントの中心軸が前記筐体
    の開放面の一辺と略平行となるように、前記一対のアン
    テナエレメントを配置し、 給電線を前記筐体の開放面と反対側の面を貫通させて前
    記一対のアンテナエレメントの各々の給電部に接続し、 前記フェライト板を前記筐体における前記一対のアンテ
    ナエレメントの両給電部,両折曲部および両終端部の近
    傍箇所に重点的に貼り付けたことを特徴とする地中探査
    レーダ用アンテナ装置。
JP1988054720U 1988-04-22 1988-04-22 地中探査レーダ用アンテナ装置 Expired - Lifetime JPH066566Y2 (ja)

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