JP3162271B2 - 複合誘導装置 - Google Patents

複合誘導装置

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JP3162271B2
JP3162271B2 JP22409595A JP22409595A JP3162271B2 JP 3162271 B2 JP3162271 B2 JP 3162271B2 JP 22409595 A JP22409595 A JP 22409595A JP 22409595 A JP22409595 A JP 22409595A JP 3162271 B2 JP3162271 B2 JP 3162271B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飛しょう体に搭
載し、飛しょう体を目標へ誘導するための複数個の誘導
装置で構成される複合誘導装置において、後方に配置さ
れた誘導装置の性能を劣化させる前方に配置された誘導
装置のブロッキングの低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば特開平04−31598
2号公報に示された従来の複合誘導装置を示す図であ
る。図において、1は、複合誘導装置の構成品を実装す
るための弾体、2は、例えば、周波数がKu帯の電波を
透過し、かつ、複合誘導装置の内部構成品を保護する比
誘電率εrの誘電体材料で形成されるレドーム、3は、
例えば、周波数がKu帯の電波を機械的に駆動されるジ
ンバル3bに取り付いた平面アレーアンテナ3aを経由
して空間へ放射し、目標からの反射波を受信するアクテ
ィブ電波誘導装置、4は、平面アレーアンテナ3aから
距離L 離れたレドーム2の先端部分に配置され、目標の
レーダから放射される高周波数帯域の電波を受信するた
めに上面と下面の直径がb2とb1と異なる円柱形状の
スパイラルアンテナで構成されるパッシブ電波誘導装置
(高周波帯)、5は、レドーム2の後方の弾体1に翼状
に設置され、目標のレーダから放射される低周波数帯域
の電波を受信するためにログペリアンテナで構成される
パッシブ電波誘導装置(低周波帯)、6は、目標の熱放
射を感知する光波センサ、7は、光波センサ6を保護
し、かつ、目標からの熱放射を透過する光波ドームであ
る。なお、図19(a)は複合誘導装置の横断面図であ
り、(b)は正面図である。
【0003】図20は目標のレーダから放射される高周
波数帯域の電波を受信するために上面と下面の直径がb
2とb1と異なる円柱形状のスパイラルアンテナで構成
されるパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の拡大図で
ある。なお、図20(a)はパッシブ電波誘導装置(高
周波帯)の側面図であり、(b)は正面図である。
【0004】図23は従来の複合誘導装置のパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)をレドーム先端の下部に設けた
図である。図において、1は、複合誘導装置の構成品を
実装するための弾体、2aは、例えば、周波数がKu帯
の電波を透過し、かつ、複合誘導装置の内部構成品を保
護する比誘電率εrの誘電体材料で形成される非対称形
状のレドーム、3は、例えば、周波数がKu帯の電波を
機械的に駆動されるジンバル3bに取り付いた平面アレ
ーアンテナ3aを経由して空間へ放射し、目標からの反
射波を受信するアクティブ電波誘導装置、4は、平面ア
レーアンテナ3aから距離L 離れた非対称形状のレドー
ム2aの先端下部分に配置され、目標のレーダから放射
される高周波数帯域の電波を受信するために上面と下面
の直径がb2とb1と異なる円柱形状のスパイラルアン
テナで構成されるパッシブ電波誘導装置(高周波帯)、
5は、非対称形状のレドーム2aの後方の弾体1に翼状
に設置され、目標のレーダから放射される低周波数帯域
の電波を受信するためにログペリアンテナで構成される
パッシブ電波誘導装置(低周波帯)、6は、目標の熱放
射を感知する光波センサ、7は、光波センサを保護し、
かつ、目標からの熱放射を透過する光波ドームである。
なお、図23(a)は複合誘導装置の横断面図であり、
(b)は正面図である。
【0005】図26は従来の複合誘導装置の光波センサ
をレドーム先端に設けた図である。図において、1は、
複合誘導装置の構成品を実装するための弾体、2は、例
えば、周波数がKu帯の電波を透過し、かつ、複合誘導
装置の内部構成品を保護する比誘電率εrの誘電体材料
で形成されるレドーム、3は、例えば、周波数がKu帯
の電波を機械的に駆動されるジンバル3bに取り付いた
平面アレーアンテナ3aを経由して空間へ放射し、目標
からの反射波を受信するアクティブ電波誘導装置、6
は、平面アレーアンテナ3aから距離L 離れたレドーム
2の先端部分に配置され、目標の熱放射を感知する光波
センサ、7は、光波センサを保護し、かつ、目標からの
熱放射を透過する光波ドーム、9は光波センサを冷却す
る直径cの冷却用金属ケーブル、5は、レドーム2の後
方の弾体1に翼状に設置され、目標のレーダから放射さ
れる電波を受信するためにログペリアンテナで構成され
るパッシブ電波誘導装置である。なお、図26(a)は
複合誘導装置の横断面図であり、(b)は正面図であ
る。
【0006】図27は目標の熱放射を感知する光波セン
サ6と光波センサを保護し、かつ、目標からの熱放射を
透過する光波ドーム7と光波センサを冷却する直径cの
冷却用金属ケーブル9の拡大図である。なお、図27
(a)は光波センサの側面図であり、(b)は正面図で
ある。
【0007】図30は従来の複合誘導装置の光波センサ
をレドーム先端の下部に設けた図である。図において、
1は、複合誘導装置の構成品を実装するための弾体、2
aは、例えば、周波数がKu帯の電波を透過し、かつ、
複合誘導装置の内部構成品を保護する比誘電率εrの誘
電体材料で形成される非対称形状のレドーム、3は、例
えば、周波数がKu帯の電波を機械的に駆動されるジン
バル3bに取り付いた平面アレーアンテナ3aを経由し
て空間へ放射し、目標からの反射波を受信するアクティ
ブ電波誘導装置、6は、平面アレーアンテナ3aから距
離L 離れた非対称形状のレドーム2aの先端下部分に配
置され、目標の熱放射を感知する光波センサ、7は、光
波センサを保護し、かつ、目標からの熱放射を透過する
光波ドーム、9は光波センサ6を冷却する直径cの冷却
用金属ケーブル、5は、非対称形状のレドーム2aの後
方の弾体1に翼状に設置され、目標のレーダから放射さ
れる電波を受信するためにログペリアンテナで構成され
るパッシブ電波誘導装置である。なお、図30(a)は
複合誘導装置の横断面図であり、(b)は正面図であ
る。
【0008】次に図19、図23、図26、図30に示
した複合誘導装置の動作についてそれぞれ説明する。図
19において機体の機軸中心に設けられたアクティブ電
波誘導装置3は、平面アレーアンテナ3aから電波を前
記平面アレーアンテナ3aから距離L 離れたレドーム2
の先端部分に配置されたパッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4に一部反射され、また、遮蔽され、かつ、レドー
ム2を透過して空間へ放射し、目標からの反射波を前記
レドーム2を透過し、パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4により反射され、かつ、遮蔽されながら平面アレ
ーアンテナ3aを経由して受信する。レドーム2の先端
の内側に設けられたパッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4は、目標のレーダから放射される高周波数帯域の電波
を受信する。また、レドーム2の後方の弾体1に翼状に
設けられたパッシブ電波誘導装置(低周波帯)5は、目
標のレーダから放射される低周波数帯域の電波を受信す
る。さらに、光波センサ6は、光波ドーム7を透過して
入射する目標からの赤外線を受信する。
【0009】これらアクティブ電波誘導装置3、パッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4、パッシブ電波誘導装置
(低周波帯)5、光波センサ6を複合して使用すること
により、目標までの距離、角度、方位情報を抽出し、目
標に向けて飛しょう体を誘導する。
【0010】図23において、機体の機軸中心に設けら
れたアクティブ電波誘導装置3は、平面アレーアンテナ
3aから電波を前記平面アレーアンテナ3aから距離L
離れたレドーム2aの先端下部に配置された光波センサ
6と光波センサ冷却用金属ケーブル9に一部反射され、
また、遮蔽され、かつ、レドーム2aを透過して空間へ
放射し、目標からの反射波を前記レドーム2aを透過
し、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4により反射さ
れ、かつ、遮蔽されながら平面アレーアンテナ3aを経
由して受信する。レドーム2aの先端下部の内側に設け
られたパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4は、目標の
レーダから放射される高周波数帯域の電波を受信する。
また、レドーム2aの後方の弾体1に翼状に設けられた
パッシブ電波誘導装置(低周波帯)5は、目標のレーダ
から放射される低周波数帯域の電波を受信する。さら
に、光波センサ6は、光波ドーム7を透過して入射する
目標からの赤外線を受信する。
【0011】これらアクティブ電波誘導装置3、パッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4、パッシブ電波誘導装置
(低周波帯)5、光波センサ6を複合して使用すること
により、目標までの距離、角度、方位情報を抽出し、目
標に向けて飛しょう体を誘導する。
【0012】図26において機体の機軸中心に設けられ
たアクティブ電波誘導装置3は、平面アレーアンテナ3
aから電波を前記平面アレーアンテナ3aから距離L 離
れたレドーム2の先端部分に配置されたパッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4に一部反射され、また、遮蔽さ
れ、かつ、レドーム2を透過して空間へ放射し、目標か
らの反射波を前記レドーム2を透過し、光波センサ6と
光波センサ6冷却用金属ケーブル9により反射され、か
つ、遮蔽されながら平面アレーアンテナ3aを経由して
受信する。レドーム2の先端の内側に設けられ、かつ、
光波センサ冷却用金属ケーブル9によりセンサ部分を冷
却された光波センサ6は、光波ドーム7を透過して入射
する目標からの赤外線を受信する。また、レドーム2の
後方の弾体1に翼状に設けられたパッシブ電波誘導装置
5は、目標のレーダから放射される電波を受信する。
【0013】これらアクティブ電波誘導装置3、パッシ
ブ電波誘導装置(低周波帯)5、光波センサ6を複合し
て使用することにより、目標までの距離、角度、方位情
報を抽出し、目標に向けて飛しょう体を誘導する。
【0014】図30において機体の機軸中心に設けられ
たアクティブ電波誘導装置3は、平面アレーアンテナ3
aから電波を前記平面アレーアンテナ3aから距離L 離
れたレドーム2aの先端下部に配置された光波センサ6
と光波センサ冷却用金属ケーブル9に一部反射され、ま
た、遮蔽され、かつ、レドーム2を透過して空間へ放射
し、目標からの反射波を前記レドーム2を透過し、光波
センサ6と光波センサ冷却用金属ケーブル9により反射
され、かつ遮蔽されながら平面アレーアンテナ3aを経
由して受信する。レドーム2aの先端下部の内側に設け
られ、かつ、光波センサ冷却用金属ケーブル9によりセ
ンサ部分を冷却された光波センサ6は、光波ドーム7を
透過して入射する目標からの赤外線を受信する。また、
レドーム2aの後方の弾体1に翼状に設けられたパッシ
ブ電波誘導装置5は、目標のレーダから放射される電波
を受信する。
【0015】これらアクティブ電波誘導装置3、パッシ
ブ電波誘導装置(低周波帯)5、光波センサ6を複合し
て使用することにより、目標までの距離、角度、方位情
報を抽出し、目標に向けて飛しょう体を誘導する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合誘導装置は
以上のように構成されているので、図19の複合誘導装
置はアクティブ電波誘導装置3の前方にパッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4が設けられているため、平面アレ
ーアンテナ3aの開口面を等価的に前記パッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4の直径b1の面積でブロックして
しまい、前記平面アレーアンテナ3aから、例えば、周
波数がKu帯の電波をレドーム2の先端部分に配置され
た前記平面アレーアンテナ3aから距離L 離れたパッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4に一部反射され、また、
遮蔽され、かつ、レドーム2を透過して空間へ放射し、
目標からの反射波を前記レドーム2を透過し、パッシブ
電波誘導装置(高周波帯)4により反射され、かつ、遮
蔽されながら平面アレーアンテナ3aを経由して受信す
る。その結果、アクティブ電波誘導装置3の所望の探知
性能、追尾性能等を得られないなどの問題点があった。
【0017】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽するパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
ブロッキング量は、平面アレーアンテナ3aの直径aと
ブロッキングとなるパッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の底面の直径b1で求まる。平面アレーアンテナa1
の直径aを周波数の関数である波長λで表し、a=14
λとする。また、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4
と平面アレーアンテナ3aとの距離L を、L =2aとす
る。ブロッキング量は、ブロッキング比b1/aとパッ
シブ電波誘導装置(高周波帯)4が取り付かない状態で
の平面アレーアンテナのアンテナ利得を1とした規格化
アンテナ利得で表される前記平面アレーアンテナ3aの
アンテナ利得の低下量で求めることができる。
【0018】図21に示すように、前記パッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4の底面の直径b1が大きくなり、
ブロッキング比b1/aが大きくなり、パッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4の形状が大きくなることで規格化
アンテナ利得は減少し、アクティブ電波誘導装置3の探
知距離性能は短くなる。また、ブロッキング比b1/a
が小さくなり、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
形状が小さくなることで規格化アンテナ利得は増加し、
アクティブ電波誘導装置3の探知距離性能は延伸する。
【0019】また、アクティブ電波誘導装置3から放射
された電波が前方に配置されたパッシブ電波誘導装置
(高周波帯)4に当り、跳ね返った電波が平面アレーア
ンテナ3aから前記アクティブ電波誘導装置3に入力さ
れ、高負荷が加わり前記アクティブ電波誘導装置3の送
信機、受信機等内部構成品を破壊するなどの問題点があ
った。
【0020】平面アレーアンテナ3aから放射された電
波がパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に当り、前記
平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる反射量は、パ
ッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の底面の直径b1の
レーダ断面積で求めることができる。
【0021】図22に示すように、ブロッキング比b1
/aが大きくなり、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の形状が大きくなることで底面の直径b1が大きくな
り、レーダ断面積が増加し、平面アレーアンテナ3aに
跳ね返ってくる電波は増加する。また、ブロッキング比
b1/aが小さくなり、パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4の底面の直径b1が小さくなることで底面の直径
b1が小さくなり、レーダ断面積が減少し、平面アレー
アンテナ3aに跳ね返ってくる電波は減少する。
【0022】一方、図23に示す複合誘導装置は、アク
ティブ電波誘導装置3の前方のレドーム2aの下部にパ
ッシブ電波誘導装置(高周波帯)4が設けられているた
め、平面アレーアンテナ3aの開口面を等価的に前記パ
ッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1の面積で
ブロックしてしまい、前記平面アレーアンテナ3aか
ら、例えば、周波数がKu帯の電波をレドーム2aの先
端下部に配置された前記平面アレーアンテナ3aから距
離L 離れたパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に一部
反射され、また、遮蔽され、かつ、レドーム2aを透過
して空間へ放射し、目標からの反射波を前記レドーム2
aを透過し、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4によ
り反射され、かつ、遮蔽されながら平面アレーアンテナ
3aを経由して受信する。その結果、アクティブ電波誘
導装置3の所望の探知性能、追尾性能等を得られないな
どの問題点があった。
【0023】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽するパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
ブロッキング量は、平面アレーアンテナ3aの直径aと
ブロッキングとなるパッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の底面の直径b1で求まる。平面アレーアンテナa1
の直径aを周波数の関数である波長λで表し、a=14
λとする。また、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4
と平面アレーアンテナ3aとの距離L を、L =2aとす
る。ブロッキング量はブロッキング比b1/aとパッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4が取り付かない状態での
平面アレーアンテナのアンテナ利得を1とした規格化ア
ンテナ利得で表される前記平面アレーアンテナ3aのア
ンテナ利得の低下量で求めることができる。
【0024】図24に示すように、前記パッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4の底面の直径b1が大きくなり、
ブロッキング比b1/aが大きくなり、パッシブ電波誘
導装置(高周波帯)4の形状が大きくなることで規格化
アンテナ利得は減少し、アクティブ電波誘導装置3の探
知距離性能は短くなる。また、ブロッキング比b1/a
が小さくなり、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
形状が小さくなることで規格化アンテナ利得は増加し、
アクティブ電波誘導装置3の探知距離性能は延伸する。
【0025】また、アクティブ電波誘導装置3から放射
された電波が前方のレドーム2aの下部に配置されたパ
ッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に当り、跳ね返った
電波が平面アレーアンテナ3aから前記アクティブ電波
誘導装置3に入力され、高負荷が加わり前記アクティブ
電波誘導装置3の送信機、受信機等内部構成品を破壊す
るなどの問題点があった。
【0026】平面アレーアンテナ3aから放射された電
波が前方のレドーム2aの下部に配置されたパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)4に当り、前記平面アレーアン
テナ3aに跳ね返ってくる反射量は、パッシブ電波誘導
装置(高周波帯)4の底面の直径b1のレーダ断面積で
求めることができる。
【0027】図25に示すように、ブロッキング比b1
/aが大きくなり、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の形状が大きくなることで底面の直径b1が大きくな
り、レーダ断面積が増加し、平面アレーアンテナ3aに
跳ね返ってくる電波は増加する。また、ブロッキング比
b1/aが小さくなり、パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4の底面の直径b1が小さくなることで底面の直径
b1が小さくなり、レーダ断面積が減少し、平面アレー
アンテナ3aに跳ね返ってくる電波は減少する。
【0028】図26に示す複合誘導装置は、アクティブ
電波誘導装置3の前方に光波センサ6が設けられている
ため、平面アレーアンテナ3aの開口面を等価的に前記
光波センサ6の直径bの面積と前記光波センサ6の直径
cの冷却用金属ケーブル9でブロックしてしまい、前記
平面アレーアンテナ3aから、例えば、周波数がKu帯
の電波をレドーム2の先端部分に配置された前記平面ア
レーアンテナ3aから距離L 離れた光波センサ6と冷却
用金属ケーブル9で一部反射され、また、遮蔽され、か
つ、レドーム2を透過して空間へ放射し、目標からの反
射波を前記レドーム2を透過し、光波センサ6と冷却用
金属ケーブル9により反射され、かつ、遮蔽されながら
平面アレーアンテナ3aを経由して受信する。その結
果、アクティブ電波誘導装置3の所望の探知性能、追尾
性能等を得られないなどの問題点があった。
【0029】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽する光波センサ6と冷却用金属ケーブル9の
ブロッキング量は、平面アレーアンテナ3aの直径aと
ブロッキングとなる光波センサ6の底面の直径bと直径
cの冷却用金属ケーブルの面積で求まる。平面アレーア
ンテナa1の直径aを周波数の関数である波長λで表
し、a=14λとする。また、光波センサ6と平面アレ
ーアンテナ3aとの距離L を、L =2aとする。ブロッ
キング量はブロッキング比b/aと光波センサ6が取り
付かない状態での平面アレーアンテナのアンテナ利得を
1とした規格化アンテナ利得で表される前記平面アレー
アンテナ3aのアンテナ利得の低下量で求めることがで
きる。ここで、ブロッキング比bは光波センサ6の底面
bと冷却用金属ケーブル9の面積を合計した値である。
【0030】図28に示すように、前記光波センサ6の
底面の直径bが大きくなり、ブロッキング比b/aが大
きくなり、光波センサ6の形状が大きくなることで規格
化アンテナ利得は減少し、アクティブ電波誘導装置3の
探知距離性能は短くなる。また、ブロッキング比b/a
が小さくなり、光波センサ6の形状が小さくなることで
規格化アンテナ利得は増加し、アクティブ電波誘導装置
3の探知距離性能は延伸する。
【0031】また、アクティブ電波誘導装置3から放射
された電波が前方に配置された光波センサ6と冷却用金
属ケーブル9に当り、跳ね返った電波が平面アレーアン
テナ3aから前記アクティブ電波誘導装置3に入力さ
れ、高負荷が加わり前記アクティブ電波誘導装置3の送
信機、受信機等内部構成品を破壊するなどの問題点があ
った。
【0032】平面アレーアンテナ3aから放射された電
波が光波センサ6と冷却用金属ケーブル9に当り、前記
平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる反射量は、光
波センサ6の底面の直径bと直径cの冷却用金属ケーブ
ル9のレーダ断面積で求めることができる。
【0033】図29に示すように、ブロッキング比b/
aが大きくなり、光波センサ6の形状が大きくなること
で底面の直径bが大きくなり、レーダ断面積が増加し、
平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる電波は増加す
る。また、ブロッキング比b/aが小さくなり、光波セ
ンサ6の底面の直径bが小さくなることで底面の直径b
が小さくなり、レーダ断面積が減少し、平面アレーアン
テナ3aに跳ね返ってくる電波は減少する。
【0034】一方、図30に示す従来の複合誘導装置
は、アクティブ電波誘導装置3の前方のレドーム2aの
下部に光波センサ6が設けられているため、平面アレー
アンテナ3aの開口面を等価的に前記光波センサ6の直
径bの面積と前記光波センサ6の直径cの冷却用金属ケ
ーブル9でブロックしてしまい、前記平面アレーアンテ
ナ3aから、例えば、周波数がKu帯の電波をレドーム
2aの先端下部に配置された前記平面アレーアンテナ3
aから距離L 離れた光波センサ6と冷却用金属ケーブル
9で一部反射され、また、遮蔽され、かつ、レドーム2
aを透過して空間へ放射し、目標からの反射波を前記レ
ドーム2aを透過し、光波センサ6と冷却用金属ケーブ
ル9により反射され、かつ、遮蔽されながら平面アレー
アンテナ3aを経由して受信する。その結果、アクティ
ブ電波誘導装置3の所望の探知性能、追尾性能等を得ら
れないなどの問題点があった。
【0035】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽する光波センサ6と冷却用金属ケーブル9の
ブロッキング量は、平面アレーアンテナ3aの直径aと
ブロッキングとなる光波センサ6の底面の直径bと直径
cの冷却用金属ケーブル9の面積で求まる。平面アレー
アンテナa1の直径aを周波数の関数である波長λで表
し、a=14λとする。また、光波センサ6と平面アレ
ーアンテナ3aとの距離L を、L =2aとする。ブロッ
キング量はブロッキング比b/aと光波センサ6が取り
付かない状態での平面アレーアンテナのアンテナ利得を
1とした規格化アンテナ利得で表される前記平面アレー
アンテナ3aのアンテナ利得の低下量で求めることがで
きる。ここで、ブロッキング比bは光波センサ6の底面
bと冷却用金属ケーブル9の面積を合計した値である。
【0036】図31に示すように、前記光波センサ6の
底面の直径bが大きくなり、ブロッキング比b/aが大
きくなり、光波センサ6の形状が大きくなることで規格
化アンテナ利得は減少し、アクティブ電波誘導装置3の
探知距離性能は短くなる。また、ブロッキング比b/a
が小さくなり、光波センサ6の形状が小さくなることで
規格化アンテナ利得は増加し、アクティブ電波誘導装置
3の探知距離性能は延伸する。
【0037】また、アクティブ電波誘導装置3から放射
された電波が前方のレドーム2aの下部に配置された光
波センサ6と冷却用金属ケーブル9に当り、跳ね返った
電波が平面アレーアンテナ3aから前記アクティブ電波
誘導装置3に入力され、高負荷が加わり前記アクティブ
電波誘導装置3の送信機、受信機等内部構成品を破壊す
るなどの問題点があった。
【0038】平面アレーアンテナ3aから放射された電
波が前方のレドーム2aの下部に配置された光波センサ
6と冷却用金属ケーブル9に当り、前記平面アレーアン
テナ3aに跳ね返ってくる反射量は、光波センサ6の底
面の直径bと直径cの冷却用金属ケーブル9のレーダ断
面積で求めることができる。
【0039】図32に示すように、ブロッキング比b/
aが大きくなり、光波センサ6の形状が大きくなること
で底面の直径bが大きくなり、レーダ断面積が増加し、
平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる電波は増加す
る。また、ブロッキング比b/aが小さくなり、光波セ
ンサ6の底面の直径bが小さくなることで底面の直径b
が小さくなり、レーダ断面積が減少し、平面アレーアン
テナ3aに跳ね返ってくる電波は減少する。
【0040】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4の形状を所望の大きさとし、かつ、前記パッシブ
電波誘導装置(高周波帯)4のブロッキングによる平面
アレーアンテナ3aへの電波の反射量を低減し、アクテ
ィブ電波誘導装置3に反射されて入力される電波を低減
することで送信機、受信機等内部構成品を破壊しない低
ブロッキング化を得ることを目的とする。
【0041】また、この発明は、光波センサ6の形状を
所望の大きさとし、かつ、前記光波センサ6のブロッキ
ングによる平面アレーアンテナ3aへの電波の反射量を
低減し、アクティブ電波誘導装置3に反射されて入力さ
れる電波を低減することで送信機、受信機等内部構成品
を破壊しない低ブロッキング化を得ることを目的とす
る。
【0042】
【課題を解決するための手段】この発明に係る複合誘導
装置は、従来のパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
直径b1のアクティブ電波誘導装置3に面した側に、ア
クティブ電波誘導装置3から送信された電波を平面アレ
ーアンテナ3aへ反射しないように金属体を具備したも
のである。
【0043】また、この発明の複合誘導装置は、従来の
パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1のアク
ティブ電波誘導装置3に面した側に、アクティブ電波誘
導装置3から送信された電波を平面アレーアンテナ3a
へ反射しないようにn角錐(nは3以上とする)の金属
体を具備したものである。
【0044】この発明の複合誘導装置は、従来のパッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1のアクティブ
電波誘導装置3に面した側に、アクティブ電波誘導装置
3から送信された電波を平面アレーアンテナ3aへ反射
しないように、前記パッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の直径b1の3/4の長さとなる高さLのn角錐(n
は3以上とする)の金属体を具備したものである。
【0045】また、この発明の複合誘導装置は、従来の
パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1のアク
ティブ電波誘導装置3に面した側に、アクティブ電波誘
導装置3から送信された電波を平面アレーアンテナ3a
へ反射しないように、前記パッシブ電波誘導装置(高周
波帯)4の直径b1の3/4の長さとなる高さLのn角
錐(nは3以上とする)の金属体を設け、n角錐の高さ
を3L/4とL/4の2段に分けるとともに、n角錐の
高さ3L/4の位置の直径をb1×3/8とした多面体
を構成した2段のn角錐の金属体を具備したものであ
る。
【0046】この発明の複合誘導装置は、従来のパッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1のアクティブ
電波誘導装置3に面した側に、アクティブ電波誘導装置
3から送信された電波を平面アレーアンテナ3aへ反射
しないように、前記パッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の直径b1の3/4の長さとなる高さLのn角錐(n
は3以上とする)の金属体を設け、n角錐の高さLを前
記パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1側か
ら高さを均等3分割する3段に分けるとともに、パッシ
ブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1側からn角錐
の高さがL/3の位置の直径をb1×3/4とし、n角
錐の高さが2L/3の位置の直径をb1×9/16とし
た多面体を構成した3段のn角錐を具備したものであ
る。
【0047】また、この発明の複合誘導装置は、従来の
パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の直径b1のアク
ティブ電波誘導装置3に面した側に、アクティブ電波誘
導装置3から送信された電波を平面アレーアンテナ3a
へ反射しないように、前記パッシブ電波誘導装置(高周
波帯)4の直径b1の3/4の長さとなる高さLのn角
錐(nは3以上とする)の金属体を設け、n角錐の高さ
を3L/4とL/4に2段に分けるとともにn角錐の高
さ3L/4の位置の直径をb1×3/8とした多面体を
構成し、かつ、その多面体を上下非対称形状となるよう
にした2段のn角錐の金属体を具備したものである。
【0048】この発明の複合誘導装置は、従来の光波セ
ンサ6の直径bのアクティブ電波誘導装置3に面した側
に、アクティブ電波誘導装置3から送信された電波を平
面アレーアンテナ3aへ反射しないように金属体を具備
したものである。
【0049】また、この発明の複合誘導装置は、従来の
光波センサ6の直径bのアクティブ電波誘導装置3に面
した側に、アクティブ電波誘導装置3から送信された電
波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないようにn角錐
(nは3以上とする)の金属体を具備したものである。
【0050】この発明の複合誘導装置は、従来の光波セ
ンサ6の直径bのアクティブ電波誘導装置3に面した側
に、アクティブ電波誘導装置3から送信された電波を平
面アレーアンテナ3aへ反射しないように、前記光波セ
ンサ6の直径bの3/4の長さとなる高さLのn角錐
(nは3以上とする)の金属体に、冷却用金属ケーブル
9からの反射も合わせて乱反射させる一辺が金属体の高
さLと同一とし、厚みが冷却用金属ケーブル9の直径c
と同一の三角形の翼を前記金属体に付加し、さらに、ア
クティブ電波誘導装置3に面した三角形の翼の一辺を幅
c/2としたテーパを設けた金属体を具備したものであ
る。
【0051】また、この発明の複合誘導装置は、従来の
光波センサ6の直径bのアクティブ電波誘導装置3に面
した側に、アクティブ電波誘導装置3から送信された電
波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないように、前記
光波センサ6の直径bの3/4の長さとなる高さLのn
角錐(nは3以上とする)の金属体を設け、n角錐の高
さを3L/4とL/4に2段に分けるとともに、n角錐
の高さを3L/4の位置の直径をb×3/8とした多面
体を構成した2段のn角錐の金属体に、冷却用金属ケー
ブル9からの反射も合わせて乱反射させる一辺が金属体
の高さ3L/4と同一とし、厚みが冷却用金属ケーブル
9の直径cと同一の三角形の翼を前記金属体の高さが3
L/4の位置に付加し、さらに、アクティブ電波誘導装
置3に面した三角形の翼の一辺を幅c/2としたテーパ
を設けた金属体を具備したものである。
【0052】この発明の複合誘導装置は、従来の光波セ
ンサ6の直径bのアクティブ電波誘導装置3に面した側
に、アクティブ電波誘導装置3から送信された電波を平
面アレーアンテナ3aへ反射しないように、前記光波セ
ンサ6の直径bの3/4の長さとなる高さLのn角錐
(nは3以上とする)の金属体を設け、n角錐の高さL
を前記光波センサ6の直径b側から高さを均等3分割す
る3段に分けるとともに、光波センサ6の直径b側から
n角錐の高さがL/3の位置の直径をb×3/4とし、
n角錐の高さが2L/3の位置の直径をb×9/16と
した多面体を構成した3段のn角錐の金属体に、冷却用
金属ケーブル9からの反射も合わせて乱反射させる一辺
が金属体の高さL/3と同一とし、厚みが冷却用金属ケ
ーブル9の直径cと同一の三角形の翼を前記金属体の高
さがL/3の位置に付加し、さらに、アクティブ電波誘
導装置3に面した三角形の翼の一辺を幅c/2としたテ
ーパを設けた金属体を具備したものである。
【0053】また、この発明の複合誘導装置は、従来の
光波センサ6の直径bのアクティブ電波誘導装置3に面
した側に、アクティブ電波誘導装置3から送信された電
波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないように、前記
光波センサ6の直径bの3/4の長さとなる高さLのn
角錐(nは3以上とする)の金属体を設け、n角錐の高
さを3L/4とL/4に2段に分けるとともに、n角錐
の高さを3L/4の位置の直径をb×3/8とした多面
体を構成し、かつ、その多面体を上下非対称形状となる
ようにした2段のn角錐の金属体に、冷却用金属ケーブ
ル9からの反射も合わせて乱反射させる一辺が金属体の
高さ3L/4と同一とし、厚みが冷却用金属ケーブル9
の直径cと同一の三角形の翼を前記金属体の高さが3L
/4の位置に付加し、さらに、アクティブ電波誘導装置
3に面した三角形の翼の一辺を幅c/2としたテーパを
設けた金属体を具備したものである。
【0054】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の低ブロッキング化複合
誘導装置の一部を示す図である。図中、1から7は従来
の複合誘導装置と全く同一のものである。8はアクティ
ブ電波誘導装置3から送信された電波を平面アレーアン
テナ3aへ反射しないようにパッシブ電波誘導装置(高
周波帯)4に具備した2段の8角錐の金属体である。な
お、図1(a)は低ブロッキング化複合誘導装置の横断
面図であり、(b)は正面図である。
【0055】次に、動作について説明する。機体の機軸
中心に設けられたアクティブ電波誘導装置3は、平面ア
レーアンテナ3aから電波を前記平面アレーアンテナ3
aから距離L 離れたレドーム2の先端部分に配置された
パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4と2段の8角錐8
に一部反射され、また、遮蔽され、かつ、レドーム2を
透過して空間へ放射し、目標からの反射波を前記レドー
ム2を透過し、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に
より反射され、かつ、遮蔽されながら平面アレーアンテ
ナ3aを経由して受信する。
【0056】ここで、アクティブ電波誘導装置3から送
信された電波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないよ
うにパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に具備された
2段の8角錐の金属体8について説明する。図2はパッ
シブ電波誘導装置(高周波帯)4に具備された2段の8
角錐の金属体の拡大図である。8角錐の高さLは、前記
パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の前記アクティブ
電波誘導装置3に面した側の直径b1の3/4である。
また、8角錐の高さを3L/4とL/4の2段に分ける
とともに、8角錐の高さ3L/4の位置の直径をb1×
3/8とする16面体の構造である。なお、図2(a)
は金属体の側面図であり、(b)は平面アレーアンテナ
3a側から見た正面図である。
【0057】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽するパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
ブロッキング量は、前記パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4に2段の8角錐を具備しても、平面アレーアンテ
ナ3aの直径aとブロッキングとなるパッシブ電波誘導
装置(高周波帯)4の底面の直径b1で決定されるた
め、図21と同様の特性を示す。
【0058】一方、平面アレーアンテナ3aから放射さ
れた電波がパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に当
り、前記平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる反射
量は、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の底面に具
備した2段の8角錐のレーダ断面積で求めることができ
る。
【0059】2段の8角錐をパッシブ電波誘導装置(高
周波帯)4の底面に具備した場合のレーダ断面積を図3
に示す。ここでは、2段の8角錐の他に3角錐と20角
錐とした場合も同様に求めた。ブロッキング比b1/a
とレーダ断面積は、図22に示したパッシブ電波誘導装
置(高周波数帯)との場合と比較して、約20dBから
30dB改善され、平面アレーアンテナ3aに跳ね返っ
てくる電波が1/100から1/1,000に減少する
ことがわかった。
【0060】ここで、パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)の底面に具備する8角錐の金属体8の段数を1,
2,3段と可変させた場合のブロッキング比b1/aと
レーダ断面積の特性を以下に説明する。
【0061】図4はパッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4に具備された高さがLの1段の8角錐の金属体8aの
拡大図である。なお、図4(a)は金属体の側面図であ
り、(b)は平面アレーアンテナ3a側から見た正面図
である。
【0062】図5はパッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4に具備された高さがLの3段の8角錐の金属体8bの
拡大図である。8角錐の高さLを前記パッシブ電波誘導
装置(高周波帯)4の底面から均等3分割する3段に分
けるとともに、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
直径b1側から高さがL/3の位置の直径をb1×3/
4とし、高さが2L/3の位置の直径をb1×9/16
とした24面体の構造である。なお、図5(a)は金属
体の側面図であり、(b)は平面アレーアンテナ3a側
から見た正面図である。
【0063】8角錐をパッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4の底面に具備した場合のレーダ断面積を図6に示
す。ここでは、2段の8角錐の他に1段の8角錐と3段
の8角錐とした場合も同様に求めた。ブロッキング比b
1/aとレーダ断面積は、図22に示した2段のn角錐
(nは3以上)を具備しない場合と比較して、約20d
Bから30dB改善され、平面アレーアンテナ3aに跳
ね返ってくる電波が1/100から1/1,000に減
少することがわかった。
【0064】レドーム2の先端の内側に設けられたパッ
シブ電波誘導装置(高周波帯)4は、目標のレーダから
放射される高周波数帯域の電波を受信する。また、レド
ーム2の後方の弾体1に翼状に設けられたパッシブ電波
誘導装置(低周波帯)5は、目標のレーダから放射され
る低周波数帯域の電波を受信する。さらに、光波センサ
6は、光波ドーム7を透過して入射する目標からの赤外
線を受信する。
【0065】これらアクティブ電波誘導装置3、2段の
8角錐の金属体8付きパッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4、パッシブ電波誘導装置(低周波帯)5、光波セ
ンサ6を複合して使用することにより、目標までの距
離、角度、方位情報を抽出し、かつ、パッシブ電波誘導
装置(高周波帯)4に当たったアクティブ電波誘導装置
3からの送信電波を2段の8角錐の金属体8により乱反
射させ、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4で反射し
た電波がアクティブ電波誘導装置3に入力して構成品で
ある送信機、受信機等を破壊しないようにして、目標に
向けて飛しょう体を誘導する。
【0066】実施の形態2.図7は低ブロッキング化複
合誘導装置の一部を示す断面図である。図中、1から7
は従来の複合誘導装置と全く同一のものである。8cは
アクティブ電波誘導装置3から送信された電波を平面ア
レーアンテナ3aへ反射しないようにパッシブ電波誘導
装置(高周波帯)4に具備した上下非対称形状の2段の
8角錐の金属体である。なお、図7(a)は低ブロッキ
ング化複合誘導装置の横断面図であり、(b)は正面図
である。
【0067】次に、動作について説明する。機体の機軸
中心に設けられたアクティブ電波誘導装置3は、平面ア
レーアンテナ3aから電波を前記平面アレーアンテナ3
aから距離L 離れたレドーム2aの先端下部に配置され
たパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4と2段の8角錐
8cに一部反射され、また、遮蔽され、かつ、レドーム
2aを透過して空間へ放射し、目標からの反射波を前記
レドーム2aを透過し、パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4により反射され、かつ、遮蔽されながら平面アレ
ーアンテナ3aを経由して受信する。
【0068】ここで、アクティブ電波誘導装置3から送
信された電波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないよ
うにパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に具備された
2段の8角錐の金属体8cについて説明する。図8はパ
ッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に具備された上下非
対称形状の2段の8角錐の金属体の拡大図である。8角
錐の高さLは、前記パッシブ電波誘導装置(高周波帯)
4の前記アクティブ電波誘導装置3に面した側の直径b
1の3/4である。また、8角錐の高さを3L/4とL
/4の2段に分けるとともに、8角錐の高さ3L/4の
位置の直径をb1×3/8とする上下非対称の16面体
の構造である。なお、図8(a)は金属体の側面図であ
り、(b)は平面アレーアンテナ3a側から見た正面図
である。
【0069】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽するパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の
ブロッキング量は、前記パッシブ電波誘導装置(高周波
帯)4に2段の8角錐を具備しても、平面アレーアンテ
ナ3aの直径aとブロッキングとなるパッシブ電波誘導
装置(高周波帯)4の底面の直径b1で決定されるた
め、図24と同様の特性を示す。
【0070】一方、平面アレーアンテナ3aから放射さ
れた電波がパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に当た
り、前記平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる反射
量は、パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4の底面に具
備した上下非対称形状の2段の8角錐のレーダ断面積で
求めることができる。
【0071】上下非対称形状の2段の8角錐をパッシブ
電波誘導装置(高周波帯)4の底面に具備した場合のレ
ーダ断面積を図9に示す。ブロッキング比b1/aとレ
ーダ断面積は、図25に示したパッシブ電波誘導装置
(高周波帯)4の場合と比較して、約20dBから30
dB改善され、平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってく
る電波が1/100から1/1,000に減少すること
がわかった。
【0072】レドーム2aの先端下部の内側に設けられ
たパッシブ電波誘導装置(高周波帯)4は、目標のレー
ダから放射される高周波数帯域の電波を受信する。ま
た、レドーム2aの後方の弾体1に翼状に設けられたパ
ッシブ電波誘導装置(低周波帯)5は、目標のレーダか
ら放射される低周波数帯域の電波を受信する。さらに、
光波センサ6は、光波ドーム7を透過して入射する目標
からの赤外線を受信する。
【0073】これらアクティブ電波誘導装置3、上下非
対称形状の2段の8角錐の金属体8c付きパッシブ電波
誘導装置(高周波帯)4、パッシブ電波誘導装置(低周
波帯)5、光波センサ6を複合して使用することによ
り、目標までの距離、角度、方位情報を抽出し、かつ、
パッシブ電波誘導装置(高周波帯)4に当ったアクティ
ブ電波誘導装置3からの送信電波を上下非対称形状の2
段の8角錐の金属体8cにより乱反射させ、パッシブ電
波誘導装置(高周波帯)4で反射した電波がアクティブ
電波誘導装置3に入力して構成品である送信機、受信機
等を破壊しないようにして、目標に向けて飛しょう体を
誘導する。
【0074】実施の形態3.図10はこの発明の低ブロ
ッキング化複合誘導装置の一部を示す図である。図中、
1から7は従来の複合誘導装置と全く同一のものであ
る。8dはアクティブ電波誘導装置3から送信された電
波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないように光波セ
ンサ6に具備した三角形の翼が付加された2段の8角錐
の金属体、9は光波センサ6を冷却するための冷却用金
属ケーブルである。なお、図10(a)は低ブロッキン
グ化複合誘導装置の横断面図であり、(b)は正面図で
ある。
【0075】次に、動作について説明する。機体の機軸
中心に設けられたアクティブ電波誘導装置3は、平面ア
レーアンテナ3aから電波を前記平面アレーアンテナ3
aから距離L 離れたレドーム2の先端部分に配置された
光波センサ6と光波センサ6冷却用金属ケーブル9に一
部反射され、また、遮蔽され、かつ、レドーム2を透過
して空間へ放射し、目標からの反射波を前記レドーム2
を透過し、光波センサ6により反射され、かつ、遮蔽さ
れながら平面アレーアンテナ3aを経由して受信する。
【0076】ここで、アクティブ電波誘導装置3から送
信された電波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないよ
うに光波センサ6に具備された三角形の翼付2段の8角
錐の金属体8dについて説明する。図11は光波センサ
6に具備された三角形の翼付2段の8角錐の金属体の拡
大図である。8角錐の高さLは、前記光波センサ6の直
径bの3/4である。また、8角錐の高さを3L/4と
L/4の2段に分けるとともに、8角錐の高さ3L/4
の位置の直径をb×3/8とする16面体とし、かつ、
光波センサ6の冷却用金属ケーブル9からの反射も合わ
せて乱反射させる一辺が金属体の高さ3L/4と同一と
し、厚みが冷却用金属ケーブル9の直径cと同一の三角
形の翼を金属体8dの高さが3L/4の位置に付加し、
さらに、アクティブ電波誘導装置3に面した三角形の翼
の一辺を幅c/2としたテーパを設けた金属体を具備し
た構造である。なお、図11(a)は金属体の側面図で
あり、(b)は平面アレーアンテナ3a側から見た正面
図である。
【0077】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽する光波センサ6のブロッキング量は、前記
光波センサ6に三角形の翼付2段の8角錐を具備して
も、平面アレーアンテナ3aの直径aとブロッキングと
なる光波センサ6の底面の直径bで決定されるため、図
28と同様の特性を示す。
【0078】一方、平面アレーアンテナ3aから放射さ
れた電波が光波センサ6と冷却用金属ケーブル9に当
り、前記平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる反射
量は、光波センサ6の底面に具備した三角形の翼付2段
の8角錐のレーダ断面積で求めることができる。
【0079】三角形の翼付2段の8角錐を光波センサ6
の底面に具備した場合のレーダ断面積を図12に示す。
ここでは、三角形の翼付2段の8角錐の他に3角錐と2
0角錐とした場合も同様に求めた。ブロッキング比b/
aとレーダ断面積は、図29に示した光波センサ6と冷
却用金属ケーブル9の場合と比較して、約20dBから
30dB改善され、平面アレーアンテナ3aに跳ね返っ
てくる電波が1/100から1/1,000に減少する
ことがわかった。
【0080】ここで、光波センサ6の底面に具備する8
角錐の金属体8dの段数を1,2,3段と可変させた場
合のブロッキング比b/aとレーダ断面積の特性を以下
に説明する。
【0081】図13は光波センサ6に具備された高さが
Lの1段の8角錐の金属体8eの拡大図である。光波セ
ンサ6の冷却用金属ケーブル9からの反射も合わせて乱
反射させる一辺が金属体の高さLと同一とし、厚みが冷
却用金属ケーブル9の直径cと同一の三角形の翼を金属
体8eの高さがLの位置に付加し、さらにアクティブ電
波誘導装置3に面した三角形の翼の一辺を幅c/2とし
たテーパを設けた金属体を具備した構造である。なお、
図13(a)は金属体の側面図であり、(b)は平面ア
レーアンテナ3a側から見た正面図である。
【0082】図14は光波センサ6に具備された高さが
Lの3段の8角錐の金属体8fの拡大図である。8角錐
の高さLを前記光波センサ6の底面から均等3分割する
3段にわけるとともに、光波センサ6の直径bから高さ
がL/3の位置の直径をb×3/4とし、高さが2L/
3の位置の直径をb×9/16とする24面体とし、か
つ、光波センサ6の冷却用金属ケーブル9からの反射も
合わせて乱反射させる一辺が金属体の高さL/3と同一
とし、厚みが冷却用金属ケーブル9の直径cと同一の三
角形の翼を金属体8fの高さがL/3の位置に付加し、
さらに、アクティブ電波誘導装置3に面した三角形の翼
の一辺の幅c/2としたテーパを設けた金属体を具備し
た構造である。なお、図14(a)は金属体の側面図で
あり、(b)は平面アレーアンテナ3a側から見た正面
図である。
【0083】三角形の翼付き8角錐を光波センサ6の底
面に具備した場合のレーダ断面積を図15に示す。ここ
では、三角形の翼付き3段の8角錐の他に三角形の翼付
き1段の8角錐と三角形の翼付き3段の8角錐とした場
合も同様に求めた。ブロッキング比b/aとレーダ断面
積は、図29に示した光波センサ6と冷却用金属ケーブ
ル9の場合と比較して、約20dBから30dB改善さ
れ、平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる電波が1
/100から1/1,000に減少することがわかっ
た。
【0084】レドーム2の先端の内側に設けられ、か
つ、光波センサ6冷却用金属ケーブル9によりセンサ部
分を冷却された光波センサ6は、光波ドーム7を透過し
て入射する目標からの赤外線を受信する。また、レドー
ム2の後方の弾体1に翼状に設けられたパッシブ電波誘
導装置(低周波帯)5は、目標のレーダから放射される
電波を受信する。
【0085】これらアクティブ電波誘導装置3、三角形
の翼付き2段の8角錐の金属体8d付き光波センサ6、
パッシブ電波誘導装置(低周波帯)5を複合して使用す
ることにより、目標までの距離、角度、方位情報を抽出
し、かつ、光波センサと冷却用金属ケーブル9に当った
アクティブ電波誘導装置3からの送信電波を三角形の翼
付き2段の8角錐の金属体8dにより乱反射させ、光波
センサ6と冷却用金属ケーブル9で反射した電波がアク
ティブ電波誘導装置3に入力して構成品である送信機、
受信機等を破壊しないようにして、目標に向けて飛しょ
う体を誘導する。
【0086】実施の形態4.図16はこの発明の低ブロ
ッキング化複合誘導装置の一部を示す断面図である。図
中、1から7は従来の複合誘導装置と全く同一のもので
ある。8gはアクティブ電波誘導装置3から送信された
電波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないように光波
センサ6に具備した三角形の翼が付加された上下非対称
形状の2段の8角錐の金属体、9は光波センサ6を冷却
するための冷却用金属ケーブルである。なお、図16
(a)は低ブロッキング化複合誘導装置の横断面図であ
り、(b)は正面図である。
【0087】次に、動作について説明する。機体の機軸
中心に設けられたアクティブ電波誘導装置3は、平面ア
レーアンテナ3aから電波を前記平面アレーアンテナ3
aから距離L 離れたレドーム2aの先端下部に配置され
た光波センサ6と光波センサ6冷却用金属ケーブル9に
一部反射され、また、遮蔽され、かつ、レドーム2aを
透過して空間へ放射し、目標からの反射波を前記レドー
ム2aを透過し、光波センサ6により反射され、かつ、
遮蔽されながら平面アレーアンテナ3aを経由して受信
する。
【0088】ここで、アクティブ電波誘導装置3から送
信された電波を平面アレーアンテナ3aへ反射しないよ
うに光波センサ6に具備された三角形の翼付上下非対称
形状の2段の8角錐の金属体8gについて説明する。図
17は光波センサ6に具備された三角形の翼付上下非対
称形状の2段の8角錐の金属体の拡大図である。8角錐
の高さLは、前記光波センサ6の直径bの3/4であ
る。また、8角錐の高さを3L/4とL/4の2段に分
けるとともに、8角錐の高さ3L/4の位置の直径をb
×3/8とする上下非対称の16面体とし、かつ、光波
センサ6の冷却用金属ケーブル9からの反射も合わせて
乱反射させる一辺が金属体の高さ3L/4と同一とし、
厚みが冷却用金属ケーブル9の直径cと同一の三角形の
翼を金属体8gの高さが3L/4の位置に付加し、さら
に、アクティブ電波誘導装置3に面した三角形の翼の一
辺をc/2としたテーパを設けた金属体を具備した構造
である。なお、図17(a)は金属体の側面図であり、
(b)は平面アレーアンテナ3a側から見た正面図であ
る。
【0089】アクティブ電波誘導装置3から送信される
電波を遮蔽する光波センサ6のブロッキング量は、前記
光波センサ6に三角形の翼付き上下非対称形状の2段の
8角錐を具備しても、平面アレーアンテナ3aの直径a
とブロッキングとなる光波センサ6の底面の直径bで決
定されるため、図31と同様の特性を示す。
【0090】一方、平面アレーアンテナ3aから放射さ
れた電波が光波センサ6と冷却用金属ケーブル9に当た
り、前記平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる反射
量は、光波センサ6の底面に具備した三角形の翼付き上
下非対称形状の2段の8角錐のレーダ断面積で求めるこ
とができる。
【0091】三角形の翼付き上下非対称形状の2段の8
角錐を光波センサ6の底面に具備した場合のレーダ断面
積を図18に示す。ブロッキング比b/aとレーダ断面
積は、図32に示した光波センサ6と冷却用金属ケーブ
ル9の場合と比較して、約20dBから30dB改善さ
れ、平面アレーアンテナ3aに跳ね返ってくる電波が1
/100から1/1,000に減少することがわかっ
た。
【0092】レドーム2aの先端下部の内側に設けら
れ、かつ、光波センサ6冷却用金属ケーブル9によりセ
ンサ部分を冷却された光波センサ6は、光波ドーム7を
透過して入射する目標からの赤外線を受信する。また、
レドーム2aの後方の弾体1に翼状に設けられたパッシ
ブ電波誘導装置(低周波帯)5は、目標のレーダから放
射される電波を受信する。
【0093】これらアクティブ電波誘導装置3、三角形
の翼付き上下非対称形状の2段の8角錐の金属体8g付
き光波センサ6、パッシブ電波誘導装置(低周波帯)5
を複合して使用することにより、目標までの距離、角
度、方位情報を抽出し、かつ、光波センサ6と冷却用金
属ケーブル9に当ったアクティブ電波誘導装置3からの
送信電波を三角形の翼付き上下非対称形状の2段の8角
錐の金属体8gにより乱反射させ、光波センサ6と冷却
用金属ケーブル9で反射した電波がアクティブ電波誘導
装置3に入力して構成品である送信機、受信機等を破壊
しないようにして、目標に向けて飛しょう体を誘導す
る。
【0094】なお、上記実施の形態1〜4ではアクティ
ブ電波誘導装置のアンテナとして平面アレーアンテナを
例に上げて説明したが、このアンテナとして開口面アン
テナ、ヘリカルアレーアンテナ、フェーズドアレーアン
テナ、ホーンアンテナを用いても良いことは言うまでも
ない。
【0095】
【発明の効果】以上のように、この発明によればレドー
ムの先端内部に設けられたパッシブ電波誘導装置にアク
ティブ電波誘導装置から放射された電波が当っても、パ
ッシブ電波誘導装置のアクティブ電波誘導装置に面した
アンテナ開口径b1の底面に金属体を具備する構成にし
たので、アクティブ電波誘導装置から送信された電波が
乱反射され、アクティブ電波誘導装置に入射しないよう
にでき、また、入射したパッシブ電波誘導装置からの反
射波によりアクティブ電波誘導装置の構成品である送信
機、受信機等を破壊しない効果がある。
【0096】また、この発明によればレドームの先端内
部に設けられたパッシブ電波誘導装置にアクティブ電波
誘導装置から放射された電波が当っても、パッシブ電波
誘導装置のアクティブ電波誘導装置に面したアンテナ開
口径b1の底面にn角錐(nは3以上とする)の金属体
を具備する構成にしたので、アクティブ電波誘導装置か
ら送信された電波が乱反射され、アクティブ電波誘導装
置に入射しないようにでき、また、入射したパッシブ電
波誘導装置からの反射波によりアクティブ電波誘導装置
の構成品である送信機、受信機等を破壊しない効果があ
る。
【0097】この発明によればレドームの先端内部に設
けられたパッシブ電波誘導装置にアクティブ電波誘導装
置から放射された電波が当っても、パッシブ電波誘導装
置のアクティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b
1の底面に高さLがパッシブ電波誘導装置のアンテナ開
口径の3/4としたn角錐(nは3以上とする)の金属
体を具備する構成にしたので、アクティブ電波誘導装置
から送信された電波が乱反射され、アクティブ電波誘導
装置に入射しないようにでき、また、入射したパッシブ
電波誘導装置からの反射波によりアクティブ電波誘導装
置の構成品である送信機、受信機等を破壊しない効果が
ある。
【0098】また、この発明によればレドームの先端内
部に設けられたパッシブ電波誘導装置にアクティブ電波
誘導装置から放射された電波が当っても、パッシブ電波
誘導装置のアクティブ電波誘導装置に面したアンテナ開
口径b1の底面に高さLがパッシブ電波誘導装置のアン
テナ開口径の3/4とし、かつ、高さが3L/4の位置
の直径をパッシブ電波誘導装置の開口径b1の3/8と
する2段のn角錐(nは3以上とする)の金属体を具備
する構成にしたので、アクティブ電波誘導装置から送信
された電波が乱反射され、アクティブ電波誘導装置に入
射しないようにでき、また、入射したパッシブ電波誘導
装置からの反射波によりアクティブ電波誘導装置の構成
品である送信機、受信機等を破壊しない効果がある。
【0099】この発明によればレドームの先端内部に設
けられたパッシブ電波誘導装置にアクティブ電波誘導装
置から放射された電波が当っても、パッシブ電波誘導装
置のアクティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b
1の底面に高さLがパッシブ電波誘導装置のアンテナ開
口径の3/4とし、かつ、高さを均等3分割するととも
に、高さがL/3の位置の直径をパッシブ電波誘導装置
の開口径b1の3/4とし、高さが2L/3の位置の直
径をパッシブ電波誘導装置の開口径b1の9/16とす
る3段のn角錐(nは3以上とする)の金属体を具備す
る構成にしたので、アクティブ電波誘導装置から送信さ
れた電波が乱反射され、アクティブ電波誘導装置に入射
しないようにでき、また、入射したパッシブ電波誘導装
置からの反射波によりアクティブ電波誘導装置の構成品
である送信機、受信機等を破壊しない効果がある。
【0100】また、この発明によればレドームの先端下
部の内部に設けられたパッシブ電波誘導装置にアクティ
ブ電波誘導装置から放射された電波が当っても、パッシ
ブ電波誘導装置のアクティブ電波誘導装置に面したアン
テナ開口径b1の底面に高さLがパッシブ電波誘導装置
のアンテナ開口径の3/4とし、かつ、高さが3L/4
の位置の直径をパッシブ電波誘導装置の開口径b1の3
/8とし、かつ、上下非対称形状となるようにした2段
のn角錐(nは3以上とする)の金属体を具備する構成
にしたので、アクティブ電波誘導装置から送信された電
波が乱反射され、アクティブ電波誘導装置に入射しない
ようにでき、また、入射したパッシブ電波誘導装置から
の反射波によりアクティブ電波誘導装置の構成品である
送信機、受信機等を破壊しない効果がある。
【0101】この発明によればレドームの先端内部に設
けられた光波センサにアクティブ電波誘導装置から放射
された電波が当っても、光波センサのアクティブ電波誘
導装置に面した直径bの底面に金属体を具備する構成に
したので、アクティブ電波誘導装置から送信された電波
が乱反射され、アクティブ電波誘導装置に入射しないよ
うにでき、また、入射した光波センサからの反射波によ
りアクティブ電波誘導装置の構成品である送信機、受信
機等を破壊しない効果がある。
【0102】また、この発明によればレドームの先端内
部に設けられた光波センサにアクティブ電波誘導装置か
ら放射された電波が当っても、光波センサのアクティブ
電波誘導装置に面した直径bの底面にn角錐(nは3以
上とする)の金属体を具備する構成にしたので、アクテ
ィブ電波誘導装置から送信された電波が乱反射され、ア
クティブ電波誘導装置に入射しないようにでき、また、
入射した光波センサからの反射波によりアクティブ電波
誘導装置の構成品である送信機、受信機等を破壊しない
効果がある。
【0103】この発明によればレドームの先端内部に設
けられた光波センサにアクティブ電波誘導装置から放射
された電波が当っても、光波センサのアクティブ電波誘
導装置に面した直径bの底面に高さLが光波センサの直
径の3/4とし、かつ、一辺が金属体の高さLと同一と
し、厚みが冷却用金属ケーブルの直径と同一の三角形の
翼を付加したn角錐(nは3以上とする)の金属体を具
備する構成にしたので、アクティブ電波誘導装置から送
信された電波が乱反射され、アクティブ電波誘導装置に
入射しないようにでき、また、入射した光波センサから
の反射波によりアクティブ電波誘導装置の構成品である
送信機、受信機等を破壊しない効果がある。
【0104】また、この発明によればレドームの先端内
部に設けられた光波センサにアクティブ電波誘導装置か
ら放射された電波が当っても、光波センサのアクティブ
電波誘導装置に面した直径bの底面に高さLが光波セン
サの直径の3/4とし、高さが3L/4の位置の直径を
光波センサの直径の3/8とし、かつ、一辺が金属体の
高さ3L/4と同一とし、厚みが冷却用金属ケーブルの
直径と同一の三角形の翼を付加した2段のn角錐(nは
3以上とする)の金属体を具備する構成にしたので、ア
クティブ電波誘導装置から送信された電波が乱反射さ
れ、アクティブ電波誘導装置に入射しないようにでき、
また、入射した光波センサからの反射波によりアクティ
ブ電波誘導装置の構成品である送信機、受信機等を破壊
しない効果がある。
【0105】この発明によればレドームの先端内部に設
けられた光波センサにアクティブ電波誘導装置から放射
された電波が当っても、光波センサのアクティブ電波誘
導装置に面した直径bの底面に高さLが光波センサの直
径の3/4とし、高さを均等3分割するとともに、高さ
がL/3の位置の直径を光波センサの直径bの3/4と
し、高さが2L/3の位置の直径を光波センサの直径b
の9/16とし、かつ、一辺が金属体の高さL/3と同
一とし、厚みが冷却用金属ケーブルの直径と同一の三角
形の翼を付加した3段のn角錐(nは3以上とする)の
金属体を具備する構成にしたので、アクティブ電波誘導
装置から送信された電波が乱反射され、アクティブ電波
誘導装置に入射しないようにでき、また、入射した光波
センサからの反射波によりアクティブ電波誘導装置の構
成品である送信機、受信機等を破壊しない効果がある。
【0106】また、この発明によればレドームの先端下
部の内部に設けられた光波センサにアクティブ電波誘導
装置から放射された電波が当っても、光波センサのアク
ティブ電波誘導装置に面した直径bの底面に高さLが光
波センサの直径の3/4とし、高さが3L/4の位置の
直径を光波センサの直径の3/8とし、かつ、一辺が金
属体の高さ3L/4と同一とし、厚みが冷却用金属ケー
ブルの直径と同一の三角形の翼を付加し、上下非対称形
状となるようにした2段のn角錐(nは3以上とする)
の金属体を具備する構成にしたので、アクティブ電波誘
導装置から送信された電波が乱反射され、アクティブ電
波誘導装置に入射しないようにでき、また、入射した光
波センサからの反射波によりアクティブ電波誘導装置の
構成品である送信機、受信機等を破壊しない効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による複合誘導装置
を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された2段の8角錐の拡
大図である。
【図3】 この発明の実施の形態1におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された2段の3,8,2
0角錐のブロッキング比を変化させた場合のレーダ断面
積を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された1段の8角錐の拡
大図である。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された3段の8角錐の拡
大図である。
【図6】 この発明の実施の形態1におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された1,2,3段の8
角錐のブロッキング比を変化させた場合のレーダ断面積
を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による複合誘導装置
を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された上下非対称形状の
2段の8角錐の拡大図である。
【図9】 この発明の実施の形態2におけるパッシブ電
波誘導装置(高周波帯)に具備された上下非対称形状の
2段の8角錐のブロッキング比を変化させた場合のレー
ダ断面積を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による複合誘導装
置を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態3における光波セン
サに具備された2段の8角錐の拡大図である。
【図12】 この発明の実施の形態3における光波セン
サに具備された2段の3,8,20角錐のブロッキング
比を変化させた場合のレーダ断面積を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態3における光波セン
サに具備された1段の8角錐の拡大図である。
【図14】 この発明の実施の形態3における光波セン
サに具備された3段の8角錐の拡大図である。
【図15】 この発明の実施の形態3における光波セン
サに具備された1,2,3段の8角錐のブロッキング比
を変化させた場合のレーダ断面積を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による複合誘導装
置を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4における光波セン
サに具備された上下非対称形状の2段の8角錐の拡大図
である。
【図18】 この発明の実施の形態4における光波セン
サに具備された上下非対称形状の2段の8角錐のブロッ
キング比を変化させた場合のレーダ断面積を示す図であ
る。
【図19】 従来の複合誘導装置を示す図である。
【図20】 従来の複合誘導装置に使用されているブロ
ッキングとなるパッシブ電波誘導装置(高周波帯)の拡
大図である。
【図21】 従来の複合誘導装置のパッシブ電波誘導装
置(高周波帯)のブロッキング比による規格化アンテナ
利得の特性図である。
【図22】 従来の複合誘導装置のパッシブ電波誘導装
置(高周波帯)のブロッキング比によるレーダ断面積を
示す図である。
【図23】 従来の他の複合誘導装置を示す図である。
【図24】 従来の他の複合誘導装置のパッシブ電波誘
導装置(高周波帯)のブロッキング比による規格化アン
テナ利得の特性図である。
【図25】 従来の他の複合誘導装置のパッシブ電波誘
導装置(高周波帯)のブロッキング比によるレーダ断面
積を示す図である。
【図26】 従来のさらに他の複合誘導装置を示す図で
ある。
【図27】 従来の複合誘導装置に使用されているブロ
ッキングとなる光波センサの拡大図である。
【図28】 従来の複合誘導装置の光波センサのブロッ
キング比による規格化アンテナ利得の特性図である。
【図29】 従来の複合誘導装置の光波センサのブロッ
キング比によるレーダ断面積を示す図である。
【図30】 従来の他の複合誘導装置を示す図である。
【図31】 従来の他の複合誘導装置の光波センサのブ
ロッキング比による規格化アンテナ利得の特性図であ
る。
【図32】 従来の他の複合誘導装置の光波センサのブ
ロッキング比によるレーダ断面積を示す図である。
【符号の説明】
1 弾体、2 レドーム、2a 非対称形状のレドー
ム、3 アクティブ電波誘導装置、3a 平面アレーア
ンテナ、3b ジンバル、4 パッシブ電波誘導装置
(高周波帯)、5 パッシブ電波誘導装置(低周波
帯)、6 光波センサ、7 光波ドーム、8 2段の8
角錐の金属体、8a 1段の8角錐の金属体、8b 3
段の8角錐の金属体、8c 上下非対称形状の2段の8
角錐の金属体、8d 三角形の翼付き2段の8角錐の金
属体、8e 三角形の翼付き1段の8角錐の金属体、8
f 三角形の翼付き3段の8角錐の金属体、8g 三角
形の翼付き上下非対称形状の2段の8角錐の金属体、9
冷却用金属ケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 17/88 F41G 7/22

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端の内側に設けられ、目標のレーダ
    から放射される第1の周波数帯域の電波を受信するアン
    テナ開口径が異なるb1とb2のアンテナを有する第1
    のパッシブ電波誘導装置と、レドーム後方の弾体に翼状
    に設けられ、第1の周波数帯域の電波と異なる目標のレ
    ーダから放射される第2の周波数帯域の電波を受信する
    アンテナを有する第2のパッシブ電波誘導装置と、レド
    ーム外に設けられ目標の熱放射を感知する光波センサと
    を、それぞれ開口面を共有せずに分離して設置した複合
    誘導装置において、前記アクティブ電波誘導装置から放
    射された電波が前記第1のパッシブ電波誘導装置に当た
    り、その電波が前記アクティブ電波誘導装置に入射しな
    いように、前記第1のパッシブ電波誘導装置の前記アク
    ティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b1の底面
    に前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射させる金
    属体を設置したことを特徴とする複合誘導装置。
  2. 【請求項2】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端の内側に設けられ、目標のレーダ
    から放射される第1の周波数帯域の電波を受信するアン
    テナ開口径が異なるb1とb2のアンテナを有する第1
    のパッシブ電波誘導装置と、レドーム後方の弾体に翼状
    に設けられ、第1の周波数帯域の電波と異なる目標のレ
    ーダから放射される第2の周波数帯域の電波を受信する
    アンテナを有する第2のパッシブ電波誘導装置と、レド
    ーム外に設けられ目標の熱放射を感知する光波センサと
    を、それぞれ開口面を共有せずに分離して設置した複合
    誘導装置において、前記アクティブ電波誘導装置から放
    射された電波が前記第1のパッシブ電波誘導装置に当た
    り、その電波が前記アクティブ電波誘導装置に入射しな
    いように、前記第1のパッシブ電波誘導装置の前記アク
    ティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b1の底面
    に前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射させるn
    角錐(nは3以上とする)の金属体を設置したことを特
    徴とする複合誘導装置。
  3. 【請求項3】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端の内側に設けられ、目標のレーダ
    から放射される第1の周波数帯域の電波を受信するアン
    テナ開口径が異なるb1とb2のアンテナを有する第1
    のパッシブ電波誘導装置と、レドーム後方の弾体に翼状
    に設けられ、第1の周波数帯域の電波と異なる目標のレ
    ーダから放射される第2の周波数帯域の電波を受信する
    アンテナを有する第2のパッシブ電波誘導装置と、レド
    ーム外に設けられ目標の熱放射を感知する光波センサと
    を、それぞれ開口面を共有せずに分離して設置した複合
    誘導装置において、前記アクティブ電波誘導装置から放
    射された電波が前記第1のパッシブ電波誘導装置に当た
    り、その電波が前記アクティブ電波誘導装置に入射しな
    いように、前記第1のパッシブ電波誘導装置の前記アク
    ティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b1の底面
    に、前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射させる
    前記第1のパッシブ電波誘導装置のアンテナ開口径b1
    の3/4の長さを高さLとしたn角錐(nは3以上とす
    る)の金属体を設置したことを特徴とする複合誘導装
    置。
  4. 【請求項4】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端の内側に設けられ、目標のレーダ
    から放射される第1の高周波数帯域の電波を受信するア
    ンテナ開口径が異なるb1とb2のアンテナを有する第
    1のパッシブ電波誘導装置と、レドーム後方の弾体に翼
    状に設けられ、第1の周波数帯域の電波と異なる目標の
    レーダから放射される第2の周波数帯域の電波を受信す
    るアンテナを有する第2のパッシブ電波誘導装置と、レ
    ドーム外に設けられ目標の熱放射を感知する光波センサ
    とをそれぞれ開口面を共有せずに分離して設置した複合
    誘導装置において、前記アクティブ電波誘導装置から放
    射された電波が前記第1のパッシブ電波誘導装置に当た
    り、その電波が前記アクティブ電波誘導装置に入射しな
    いように、前記第1のパッシブ電波誘導装置の前記アク
    ティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b1の底面
    に、前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射させる
    前記第1のパッシブ電波誘導装置(高周波帯)のアンテ
    ナ開口径b1の3/4の長さを高さLとし、かつ、高さ
    Lを前記第1のパッシブ電波誘導装置の底面から3L/
    4とL/4の2段に分けて多面体を構成した2段のn角
    錐(nは3以上とする)の金属体を設置したことを特徴
    とする複合誘導装置。
  5. 【請求項5】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端の内側に設けられ、目標のレーダ
    から放射される第1の周波数帯域の電波を受信するアン
    テナ開口径が異なるb1とb2のアンテナを有する第1
    のパッシブ電波誘導装置と、レドーム後方の弾体に翼状
    に設けられ、第1の周波数帯域の電波と異なる目標のレ
    ーダから放射される第2の周波数帯域の電波を受信する
    アンテナを有する第2のパッシブ電波誘導装置と、レド
    ーム外に設けられ目標の熱放射を感知する光波センサと
    をそれぞれ開口面を共有せずに分離して設置した複合誘
    導装置において、前記アクティブ電波誘導装置から放射
    された電波が前記第1のパッシブ電波誘導装置に当た
    り、その電波が前記アクティブ電波誘導装置に入射しな
    いように、前記第1のパッシブ電波誘導装置の前記アク
    ティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b1の底面
    に、前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射させる
    前記第1のパッシブ電波誘導装置のアンテナ開口径b1
    の3/4の長さを高さLとし、かつ、高さLを前記第1
    のパッシブ電波誘導装置の底面から均等3分割する3段
    に分けて多面体を構成した3段のn角錐(nは3以上と
    する)の金属体を設置したことを特徴とする複合誘導装
    置。
  6. 【請求項6】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体の非対称形状レドーム先端部分の下部の内側に設
    けられ、目標のレーダから放射される第1の周波数帯域
    の電波を受信するアンテナ開口径が異なるb1とb2の
    アンテナを有する第1のパッシブ電波誘導装置と、レド
    ーム後方の弾体に翼状に設けられ、第1の周波数帯域の
    電波と異なる目標のレーダから放射される第2の周波数
    帯域の電波を受信する第2のパッシブ電波誘導装置と、
    レドーム外に設けられ目標の熱放射を感知する光波セン
    サとを、それぞれ開口面を共有せずに分離して設置した
    複合誘導装置において、前記アクティブ電波誘導装置か
    ら放射された電波が前記第1のパッシブ電波誘導装置に
    当たり、その電波が前記アクティブ電波誘導装置に入射
    しないように、前記第1のパッシブ電波誘導装置の前記
    アクティブ電波誘導装置に面したアンテナ開口径b1の
    底面に、前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射さ
    せる前記第1のパッシブ電波誘導装置のアンテナ開口径
    b1の3/4の長さを高さLとし、かつ、高さLを前記
    第1のパッシブ電波誘導装置(高周波帯)の底面から3
    L/4とL/4の2段に分けて多面体を構成し、さらに
    その多面体を上下非対称形状となるように構成した2段
    のn角錐(nは3以上とする)の金属体を設置したこと
    を特徴とする複合誘導装置。
  7. 【請求項7】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端に設けられ冷却用金属ケーブルが
    付加されて目標の熱放射を感知する直径bの円筒形状の
    光波センサと、レドーム後方の弾体に翼状に設けられ、
    目標のレーダから放射される電波を受信するアンテナを
    有するパッシブ電波誘導装置とをそれぞれ開口面を共有
    せずに分離して設置した複合誘導装置において、前記ア
    クティブ電波誘導装置から放射された電波が前記光波セ
    ンサと前記冷却用金属ケーブルに当たり、その電波が前
    記アクティブ電波誘導装置に入射しないように、前記光
    波センサの前記アクティブ電波誘導装置に面した光波セ
    ンサの底面に、前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱
    反射させる金属体を設置したことを特徴とする複合誘導
    装置。
  8. 【請求項8】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端に設けられ冷却用金属ケーブルが
    付加されて目標の熱放射を感知する直径bの円筒形状の
    光波センサと、レドーム後方の弾体に翼状に設けられ、
    目標のレーダから放射される電波を受信するパッシブ電
    波誘導装置とをそれぞれ開口面を共有せずに分離して設
    置した複合誘導装置において、前記アクティブ電波誘導
    装置から放射された電波が前記光波センサと前記冷却用
    金属ケーブルに当たり、その電波が前記アクティブ電波
    誘導装置に入射しないように、前記光波センサの前記ア
    クティブ電波誘導装置に面した光波センサの底面bに、
    前記アクティブ電波誘導装置の電波を乱反射させるn角
    錐(nは3以上とする)の金属体を設置したことを特徴
    とする複合誘導装置。
  9. 【請求項9】 飛しょう体の機体内に設けられ、センサ
    自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を受
    信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、前
    記機体のレドーム先端に設けられ直径cの冷却用金属ケ
    ーブルが付加されて目標の熱放射を感知する直径bの円
    筒形状の光波センサと、レドーム後方の弾体に翼状に設
    けられ、目標のレーダから放射される電波を受信するパ
    ッシブ電波誘導装置とをそれぞれ開口面を共有せずに分
    離して設置した複合誘導装置において、前記アクティブ
    電波誘導装置から放射された電波が前記光波センサと前
    記冷却用金属ケーブルに当たり、その電波が前記アクテ
    ィブ電波誘導装置に入射しないように、前記光波センサ
    の前記アクティブ電波誘導装置に面した光波センサの底
    面bに、前記狭帯域アクティブ電波誘導装置の電波を乱
    反射させる前記光波センサの直径bの3/4の長さを高
    さLとしたn角錐(nは3以上とする)の金属体を設置
    し、かつ、前記冷却用金属ケーブルからの反射も合わせ
    て乱反射させる一辺の長さが前記n角錐の金属体の高さ
    Lと同一とし厚みを前記冷却用金属ケーブルの直径cと
    同一の三角形の翼を前記n角錐の金属体に付加し、前記
    三角形の翼の前記アクティブ電波誘導装置に面した一辺
    に幅c/2のテーパを設けたことを特徴とする複合誘導
    装置。
  10. 【請求項10】 飛しょう体の機体内に設けられ、セン
    サ自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を
    受信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、
    前記機体のレドーム先端に設けられ直径cの冷却用金属
    ケーブルが付加されて目標の熱放射を感知する直径bの
    円筒形状の光波センサと、レドーム後方の弾体に翼状に
    設けられ、目標のレーダから放射される電波を受信する
    パッシブ電波誘導装置とをそれぞれ開口面を共有せずに
    分離して設置した複合誘導装置において、前記アクティ
    ブ電波誘導装置から放射された電波が前記光波センサと
    前記冷却用金属ケーブルに当たり、その電波が前記アク
    ティブ電波誘導装置に入射しないように、前記光波セン
    サの前記アクティブ電波誘導装置に面した光波センサの
    底面bに、前記光波センサの直径bの3/4の長さを高
    さLとし、かつ、高さLを前記光波センサの底面から3
    L/4とL/4の2段に分けて多面体を構成した2段の
    n角錐(nは3以上とする)の金属体を設置し、さら
    に、前記冷却用金属ケーブルからの反射も合わせて乱反
    射させる一辺の長さが前記n角錐の金属体の高さ3L/
    4と同一とし厚みを前記冷却用金属ケーブルの直径cと
    同一の三角形の翼を前記n角錐(nは3以上とする)の
    金属体の高さが3L/4の位置に付加し、前記三角形の
    翼の前記アクティブ電波誘導装置に面した一辺に幅c/
    2のテーパを設けたことを特徴とする複合誘導装置。
  11. 【請求項11】 飛しょう体の機体内に設けられ、セン
    サ自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を
    受信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、
    前記機体のレドーム先端に設けられ直径cの冷却用金属
    ケーブルが付加されて目標の熱放射を感知する直径bの
    円筒形状の光波センサと、レドーム後方の弾体に翼状に
    設けられ、目標のレーダから放射される電波を受信する
    パッシブ電波誘導装置とをそれぞれ開口面を共有せずに
    分離して設置した複合誘導装置において、前記アクティ
    ブ電波誘導装置から放射された電波が前記光波センサと
    前記冷却用金属ケーブルに当たり、その電波が前記アク
    ティブ電波誘導装置に入射しないように、前記光波セン
    サの前記アクティブ電波誘導装置に面した光波センサの
    底面bに、前記光波センサの直径bの3/4の長さを高
    さLとし、かつ、高さLを前記光波センサの底面から均
    等3分割する3段に分けて多面体を構成した3段のn角
    錐(nは3以上とする)の金属体を設置し、さらに、前
    記冷却用金属ケーブルからの反射も合わせて乱反射させ
    る一辺の長さが前記n角錐の金属体の高さL/3と同一
    とし厚みを前記冷却用金属ケーブルの直径cと同一の三
    角形の翼を前記n角錐(nは3以上とする)の金属体の
    高さがL/3の位置に付加し、前記三角形の翼のアクテ
    ィブ電波誘導装置に面した一辺に幅c/2のテーパを設
    けたことを特徴とする複合誘導装置。
  12. 【請求項12】 飛しょう体の機体内に設けられ、セン
    サ自体が電波を空間へ放射し目標から反射された電波を
    受信するアンテナを有するアクティブ電波誘導装置と、
    前記機体の非対称形状レドーム先端部分の下部の内側に
    設けられ直径cの冷却用金属ケーブルが付加されて目標
    の熱放射を感知する直径bの円筒形状の光波センサと、
    レドーム後方の弾体に翼状に設けられ、目標のレーダか
    ら放射される電波を受信するパッシブ電波誘導装置とを
    それぞれ開口面を共有せずに分離して設置した複合誘導
    装置において、前記アクティブ電波誘導装置から放射さ
    れた電波が前記光波センサと前記冷却用金属ケーブルに
    当たり、その電波が前記狭帯域アクティブ電波誘導装置
    に入射しないように、前記光波センサの前記狭帯域アク
    ティブ電波誘導装置に面した光波センサの底面に、前記
    光波センサの直径bの3/4の長さを高さLとし、か
    つ、高さLを前記光波センサの底面から3L/4とL/
    4の2段に分けて多面体を構成し、かつ、その多面体を
    上下非対称形状となるように構成した2段のn角錐(n
    は3以上とする)の金属体を設置し、さらに、前記冷却
    用金属ケーブルからの反射も合わせて乱反射させる一辺
    の長さが前記n角錐の金属体の高さ3L/4と同一とし
    厚みを前記冷却用金属ケーブルの直径cと同一の三角形
    の翼を前記n角錐(nは3以上とする)の金属体の高さ
    が3L/4の位置に付加し、前記三角形の翼のアクティ
    ブ電波誘導装置に面した一辺に幅c/2のテーパを設け
    たことを特徴とする複合誘導装置。
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