JPH03222504A - 不可視物体探知用アンテナ - Google Patents

不可視物体探知用アンテナ

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JPH03222504A
JPH03222504A JP2016278A JP1627890A JPH03222504A JP H03222504 A JPH03222504 A JP H03222504A JP 2016278 A JP2016278 A JP 2016278A JP 1627890 A JP1627890 A JP 1627890A JP H03222504 A JPH03222504 A JP H03222504A
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antenna
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裕二 永島
Hirotaka Yoshida
浩隆 吉田
Ryosuke Arioka
有岡 良祐
Junichi Masuda
順一 増田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、池中やコンクリート等の不可視媒体中に存在
する埋設管、空洞、鉄筋、傷等を非破壊的に探知する不
可視物体探知用アンテナに関する。
(従来の技術) 電磁波を利用した不可視物体の探知装置においては、従
来、三角形状の一対のアンテナエレメントにインパルス
またはモノサイクル形状の電気信号を供給して、アンテ
ナエレメントで変換された電磁波を不可視媒体中に伝播
させ、この電磁波が不可視媒体と電気的性質が異なる例
えば土中の埋設管等の箇所で反射される反射波を三角形
状の一対のアンテナエレメントで受信し、電気信号に変
換し、この変換された電気信号により不可視物体を探知
している。
第6図は従来の不可視物体探知用アンテナに使用される
アンテナエレメント11を示す図である。
同図に示すアンテナエレメント11は、一対の三角形状
の金属平板1からなり、両金属平板1の頂点を所定距離
隔離し互いに対向して同一平面内に配設されて構成され
ている。互いに対向した頂点がアンテナの給電点であり
、この頂点に対向する底辺の長さが開放端長さLb、給
電点から開放点までの最短距離を軸方向長さLax、対
向した2つの頂点間距離をLcとする。
第7図(a)、(b)、(c)はそれぞれ第6図に示す
アンテナエレメント11を組み入れた不可視物体探知用
アンテナの上側からの断面図、方の側部からの断面図、
他方の側部からの断面図、すなわち同図(c)の線B−
B’ に沿った断面図、同図(a)の線c−c’ に沿
った断面図、同図(a)のA−A’ に沿った断面図で
ある。
第7図に示す不可視物体探知用アンテナは、第6図のア
ンテナエレメント11が配設されている平面の片側の空
間が金属の箱からなるシャーシ2で覆われ、このシャー
シ2とアンテナエレメント11の各金属板1の開放端部
の両端が抵抗体3によって電気的に接続されている。ま
た、シャーシ2とアンテナエレメント11との間の空間
には、電磁波の不要反射を抑えるため、電波吸収体4が
挿入されている。更に、アンテナエレメント11に電気
信号を供給する給電回路6がアンテナエレメント11の
給電点に直接接続されている。アンテナエレメント11
自体は電波透過板7上に配設されている。
なお、この不可視物体探知用アンテナは電磁波を送信す
る電磁波送信用アンテナおよび電磁波を受信する電磁波
受信用アンテナの2つのアンテナとして使用し得るが、
電磁波送信用アンテナとして使用される場合には、上述
したようにアンテナエレメント11の対向する頂点が給
電点になり、この給電点に前記給電回路6が接続され、
電磁波受信用アンテナとして使用される場合には、アン
テナエレメント11の対向する頂点は受信点になり、こ
の受信点に反射信号を受信する受信回路が接続される。
以上のように構成される不可視物体探知用アンテナは、
実際の測定に使用される場合、第8図に示すように給電
回路が組み込まれた不可視物体探知用アンテナからなる
電磁波送信用アンテナ8と受信回路が組み込まれた不可
視物体探知用アンテナからなる電磁波受信用アンテナ9
とを並べて、不可視媒体である例えば土の上方に設けら
れ、これにより地中内の例えば15cmの深さの所と5
0cmの深さの所にそれぞれ埋設されている2つの金属
管を探知する。
第9図は第8図に示す状況で観測された信号を受信レベ
ル別に示している図である。この観測信号において、最
も時間的に早い位置で観測される波形10は、送信用ア
ンテナ8から受信用アンテす9に大気を通じて直接伝播
した波と地表面での反射波との合成波である。以下、こ
の波を直接結合成分10と称する。
一方、ここでの地中電波伝播速度は、7.15cm/n
5ecであるため、埋設深度15cm。
50cmの金属管からの伝播時間T(nsec)は、埋
設深度をL(cm)として次式を利用し、T−2L/7
.15・・・ (1) それぞれ、4.2nsecおよび14nsecとなる。
(発明が解決しようとする課題) 上述した測定方法において、15cmに埋設されている
金属管からの反射波20は、振幅値の非常に大きい直接
結合成分10に重畳するため、第9図(a)に示すよう
に受信レベルを小さくして測定する必要かある。また、
地中に侵入した電磁波は急激に減衰するため、50’c
mに埋設された金属管で反射された波30の振幅は、直
接結合成分と比較して非常に小さいものとなる。このた
め、第9図(a)に示されるように受信レベルが小さく
ては、50 cmに埋設された金属管からの反射波30
を観測することができない。逆に、第9図(b)に示す
ように受信レベルを大きくすると、50cmに埋設され
た金属管からの反射波30を観測することはできるが、
15cmに埋設された金属管からの反射波20を観測す
ることはできない。この結果、直接結合成分に影響を受
ける比較的地表面近傍に埋設された管からの反射波と影
響を受けない埋設深度の管からの反射波を同一の受信レ
ベルで観測することができないため、そのどちらかの存
在を探知することができないという問題がある。
また、不可視物体探知用アンテナは、小型、軽量、可搬
性が求められ、特に測定平面方向の小型化が必要とされ
る。この小型化のためには、アンテナエレメントを小さ
くすること、すなわちアンテナエレメントの軸方向長さ
Lax、またはアンテナエレメントの開放端長さLbを
短くする必要があるが、軸方向長さLaxの減少は探知
可能深度の減少を引き起こし、また開放端長さLbの減
少は分解能の低下を引き起こし、探知能力が極端に低下
するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、探知能力を損なうことなく、直接結合成分
を減少して同一受信レベルですべての不可視物体を探知
でき、小型化を図ることができる不可視物体探知用アン
テナを提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の不可視物体探知用ア
ンテナは、1つの頂点を所定距離離隔し、同一平面で対
向して配設された一対の三角形状の金属板から構成され
、各金属板の前記頂点に対向する1つの開放辺の両端に
存在する各頂点から前記開放辺上で所定距離離れた位置
にある2つの点から前記開放辺に対して所定角度を有す
る線に沿って各金属板を金属平面に対して所定角度折り
曲げて形成されるアンテナエレメントと、該アンテナエ
レメントに接触することなく、該アンテナエレメントが
配設されている平面に対しアンテナエレメントの折り曲
げられた部分に対向する空間を覆うシャーシと、前記ア
ンテナエレメントの折り曲げられた2つの頂点と前記シ
ャーシとを電気的に接続する抵抗体と、前記シャーシと
アンテナエレメントの間の空間に不要な反射波を吸収す
るように配設された電波吸収体と、同一平面内に配設さ
れているアンテナエレメントを構成する一対の金属板の
向かい合った頂点からなる給電点または受信点に接続さ
れ、給電または受信動作を行う回路手段と、前記アンテ
ナエレメントが配設されている電波透過板とを有するこ
とを要旨とする。
また、本発明の不可視物体探知用アンテナは、1つの頂
点を所定距離離隔し、同一平面で対向して配設された一
対の三角形状の金属板から構成され、各金属板の前記頂
点に対向する1つの開放辺から所定距離離れて該開放辺
に平行な直線に沿って各金属板を金属平面に対して所定
角度折り曲げて形成されるアンテナエレメントと、該ア
ンテナエレメントに接触することなく、該アンテナエレ
メントが配設されている平面に対しアンテナエレメント
の折り曲げられた部分に対向する空間を覆うシャーシと
、前記アンテナエレメントの前記頂点に対向する前記1
つの開放辺の両端の2つの頂点と前記シャーシとを電気
的に接続する抵抗体と、前記シャーシとアンテナエレメ
ントの間の空間に不要な反射波を吸収するように配設さ
れた電波吸収体と、同一平面内に配設されているアンテ
ナエレメントを構成する一対の金属板の向かい合った頂
点からなる給電点または受信点に接続され、給電または
受信動作を行う回路手段と、前記アンテナエレメントが
配設されている電波透過板とを有することを要旨とする
(作用) 本発明の不可視物体探知用アンテナでは、対の三角形状
の金属板の開放辺の両端に存在する各頂点を含む三角領
域を所定角度折り曲げて形成されるアンテナエレメント
を有し、該アンテナエレメントをそれぞれ有する送信用
および受信用の不可視物体探知用アンテナを並べて不可
視媒体近傍に配設し、送信用の不可視物体探知用アンテ
ナから放射した電磁波の反射波を受信用の不可視物体探
知用アンテナで受信して不可視物体を探知している。
また、本発明の不可視物体探知用アンテナでは、一対の
三角形状の金属板の開放辺を所定距離平行に所定角度折
り曲げて形成されるアンテナエレメントを有し、該アン
テナエレメントをそれぞれ有する送信用および受信用の
不可視物体探知用アンテナを並べて不可視媒体近傍に配
設し、送信用の不可視物体探知用アンテナから放射した
電磁波の反射波を受信用の不可視物体探知用アンテナで
受信して不可視物体を探知している。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わる不可視物体探知用ア
ンテナに使用されるアンテナエレメント110を示す図
であり、第2図は第1図のアンテナエレメント110を
使用した本発明の一実施例に係わる不可視物体探知用ア
ンテナを示す図である。第1図において、同図(a)は
アンテナエレメント110を完成する前の展開図であり
、同図(b)は完成したアンテナエレメント110の斜
視図であり、同図(c)は同図(b)の矢印の方向から
見たアンテナエレメント110の側面図である。また、
第2図において、同図(a)、(b)(c)はそれぞれ
不可視物体探知用アンテナの上側からの断面図、一方の
側部からの断面図、他方の側部からの断面図、すなわち
同図(c)の線B−B’ に沿った断面図、同図(a)
の線c−c’に沿った断面図、同図(a)のA−A’ 
に沿った断面図である。
第1図に示すアンテナエレメント110は、同図(a)
に示す三角形状の一対の金属板12がらなり、両金属板
12の頂点12aを所定距離Lc離隔し互いに対向して
同一平面に配設されるとともに、前記頂点12aに対向
する辺12b1すなわち開放辺12bの両端に存在する
2つの頂点12c、12dを含む三角領域を第1図(b
)(c)に示すように折り曲げて構成したものである。
更に詳細には、前記頂点12C,,12dを含んで折り
曲げられた三角領域は、頂点12c、12dから前記開
放辺12bに沿ってそれぞれ所定距離り、、L2離れた
点から開放辺12bに対して所定角度φ1.φ2をなす
点線に沿うとともに、金属板12の平面に対して所定角
度θ1.θ2に金属板12を折り曲げて構成されている
。このように構成されるアンテナエレメント110にお
いて、前記開放辺の長さLbは開放端長さであり、頂点
12aから開放辺12bへの最短距離が軸方向長さLa
xであり、2つの頂点12aの間の距離が頂点間距離L
cであり、距離り、、L2は折り曲げ長さであり、角度
φ1.φ2.θ1.θ2は折り曲げ角度である。
第2図に示す不可視物体探知用アンテナは、第1図のよ
うに構成されるアンテナエレメント110を使用して構
成したものであり、アンテナエレメント110の折り曲
げられた部分が向いている片側の空間が金属の箱からな
るシャーシ2て覆われ、このシャーシ2とアンテナエレ
メント110の各金属板12の開放端部の両端が例えば
100〜300オームの抵抗体3によって電気的に接続
されている。また、シャーシ2とアンテナエレメント1
10との間の空間には、電磁波の不要反射を抑えるため
、電波吸収体4が挿入されている。
更に、アンテナエレメント110に例えば幅数n5ec
程度のインパルスまたはモノサイクル信号を供給する給
電回路6がアンテナエレメント110の頂点12aから
なる給電点に直接接続されてイル。アンテナエレメント
110自体は厚さ2cm程度の電波透過板7上に配設さ
れている。なお、上述したように、第2図の不可視物体
探知用アンテナは電磁波を送信する電磁波送信用アンテ
ナおよび電磁波を受信する電磁波受信用アンテナの2つ
のアンテナとして使用し得るが、電磁波送信用アンテナ
として使用される場合には、上述したようにアンテナエ
レメント11の対向する頂点が給電点になり、この給電
点に前記給電回路6が接続され、電磁波受信用アンテナ
として使用される場合には、アンテナエレメント11の
対向する頂点は受信点になり、この受信点に反射信号を
受信する受信回路が接続される。
第3図は本発明の他の実施例に係わる不可視物体探知用
アンテナに使用されるアンテナエレメント120を示す
図であり、第4図は第3図のアンテナエレメント120
を使用した本発明の他の実施例に係わる不可視物体探知
用アンテナを示す図である。第3図において、同図(a
)はアンテナエレメント120を完成する前の展開図で
あり、同図(b)は完成したアンテナエレメント120
の斜視図であり、同図(c)は同図(b)の矢印の方向
から見たアンテナエレメント110の側面図である。ま
た、第2図において、同図(a)。
(b)、(c)はそれぞれ不可視物体探知用アンテナの
上側からの断面図、一方の側部からの断面図、他方の側
部からの断面図、すなわち同図(c)の線B−B’ に
沿った断面図、同図(a)の線CC゛に沿った断面図、
同図(a)のA−A’ に沿った断面図である。
第3図に示すアンテナエレメント120は、第1図に示
すアンテナエレメント110と同様に、三角形状の一対
の金属板12からなり、両金属板12の頂点12aを所
定距離Lc離隔し互いに対向して同一平面に配設される
とともに、前記頂点12aに対向する開放辺12bを所
定距離L3離して、第3図(b)、(c)に示すように
平行に所定角度θ3折り曲げて構成したものである。
第4図に示す不可視物体探知用アンテナは、第3図のア
ンテナエレメント120を使用して構成したものであり
、前述した第2図の不可視物体探知用アンテナと同様に
構成されている。なお、第4図に示す不可視物体探知用
アンテナにおいて、第2図に示す構成要素と同じものに
は同じ符号を付し、その構成を省略する。
第2図および第4図に示すようにそれぞれ構成される不
可視物体探知用アンテナは、実際の測定に使用される場
合、前述した第8図に示すと同様に給電回路が組み込ま
れた不可視物体探知用アンテナからなる電磁波送信用ア
ンテナと受信回路が組み込まれた不可視物体探知用アン
テナからなる電磁波受信用アンテナとを並べて、不可視
物体が埋設されている不可視媒体の近傍に設け、送信用
アンテナから不可視媒体内に向けて電磁波を放射し、不
可視媒体内に埋設されている不可視物体等からの反射波
を受信用アンテナで受信して、不可視物体を探知するよ
うになっている。
上述した第2図および第4図の2つの不可視物体探知用
アンテナをそれぞれ使用されるアンテナエレメント11
0および120をそれぞれタイプAおよびタイプBとし
、実際に作成したアンテナエレメントの大きさを次の表
1,2に示す。
(以下余白) 表1 表2 第5図(a)、(b)は、それぞれ上述した測定方法で
第8図に示した地中に埋設されている金属管を表1.2
に示す実際の寸法のタイプA、 Bのアンテナエレメン
トを使用した第2図および第4図の不可視物体探知用ア
ンテナによって観測した場合の信号波形を示す図である
。第5図(a)。
(b)に示す観測信号において、最も時間的に早い位置
には送信用アンテナ8から受信用アンテナ9に大気を通
じて直接伝播した波と地表面での反射波との合成波であ
る直接結合成分10が観測され、この後に埋設深度15
cm、50cmの2つの金属管からの反射波20.30
が同一受信レベルで同時に観測される。反射波の波形も
前述した第9図に示す従来技術で観測された波形と同等
であり、探知能力の低下は見られない。
このように不可視物体探知用アンテナの探知能力を損な
うことなく、観測信号のうち直接結合成分だけを減少し
ながら、同じ受信レベルで深度の異なる複数の埋設管を
同時に探知することができる。
次に示す表3は、従来のアンテナエレメントに対する前
述した表1.2の寸法のアンテナエレメントの縮小率を
水平方向開放端長さ、水平方向軸方向長さ、水平方向面
積縮小率の3項目に分けて比較した結果を示しているも
のである。
表3 なお、ここにおいて、水平方向とは、アンテナエレメン
トの配置されている平面、すなわち電波透過板7の同一
平面を示している。また、括弧0内の数値は従来タイプ
と比較した場合の縮小率である。
上述したように、観測される信号波形は、直接結合成分
の減少を除いて、従来のアンテナで観測される信号と同
様であり、アンテナの探知能力を損なうことなく、アン
テナの小型化を達成できる。
なお、上述した表1.2に示す寸法は決定的なものでな
く、多少のずれは本発明の効果に影響したものである。
但し、タイプAのアンテナエレメントにおいては、折れ
曲がり距離は開放端長さの3分の1以下であることが望
ましく、タイプBのアンテナエレメントにおいては、折
れ曲がり長さは軸方向長さの2分の1以下であることが
望ましい。
また、上記実施例では、地中に埋設された金属管を探知
する場合について説明したが、これに限定されるもので
なく、例えば地中の空洞、地層等、土と電気的に異なる
性質を有する流域の探知にも効果がある。更に、地中に
限らず、コンクリート、水のような電磁波透過媒体の中
に存在する物体、例えば鉄筋、空洞、傷等の探知にも適
用できるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、一対の二角形状
の金属板の開放辺の両端に存在する各頂点を含む三角領
域を所定角度折り曲げて形成されるアンテナエレメント
または一対の三角形状の金属板の開放辺を所定距離平行
に所定角度折り曲げて形成されるアンテナエレメントを
有し、該アンテナエレメントをそれぞれ有する送信用お
よび受信用の不可視物体探知用アンテナを並べて不可視
媒体近傍に配設し、送信用の不可視物体探知用アンテナ
から放射した電磁波の反射波を受信用の不可視物体探知
用アンテナで受信して不可視物体を探知しているので、
探知能力を損なうことなく、観測信号のうちの直接結合
成分を減少できるとともに、アンテナの水平方向の面積
を小さくでき、コンパクトで効率的な不可視物体探知用
アンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる不可視物体探知用ア
ンテナに使用するアンテナエレメントを示す図、第2図
は第1図のアンテナエレメントを使用する本発明の一実
施例に係わる不可視物体探知用アンテナを示す図、第3
図は本発明の他の実施例に係わる不可視物体探知用アン
テナに使用するアンテナエレメントを示す図、第4図は
第3図のアンテナエレメントを使用する本発明のための
実施例に係わる不可視物体探知用アンテナを示す図、第
5図は第2図および第4図の不可視物体探知用アンテナ
によって不可視物体を観測した信号を示す図、第6図は
従来のアンテナエレメントを示す図、第7図は第6図の
従来のアンテナエレメントを使用した不可視物体探知用
アンテナを示す図、第8図は不可視物体探知用アンテナ
による不可視物体の測定状況を示す説明図、第9図は第
7図の従来の不可視物体探知用アンテナで不可視物体を
観測した信号を示す図である。 12・ ・金属板、 2・1シヤーシ、 3・ ・抵抗体、 4.5・・・電波吸収体、 6・ ・給電回路(受信回路)、 7・ ・電波透過板、 8・・・電磁波送信用アンテナ、 9・ ・電磁波受信用アンテナ、 110.120・争・アンテナエレメント。 時間(nsec) 第5図 (a)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1つの頂点を所定距離隔離し、同一平面で対向し
    て配設された一対の三角形状の金属板から構成され、各
    金属板の前記頂点に対向する1つの開放辺の両端に存在
    する各頂点から前記開放辺上で所定距離離れた位置にあ
    る2つの点から前記開放辺に対して所定角度を有する線
    に沿って各金属板を金属平面に対して所定角度折り曲げ
    て形成されるアンテナエレメントと、該アンテナエレメ
    ントに接触することなく、該アンテナエレメントが配設
    されている平面に対しアンテナエレメントの折り曲げら
    れた部分に対向する空間を覆うシャーシと、前記アンテ
    ナエレメントの折り曲げられた2つの頂点と前記シャー
    シとを電気的に接続する抵抗体と、前記シャーシとアン
    テナエレメントの間の空間に不要な反射波を吸収するよ
    うに配設された電波吸収体と、同一平面内に配設されて
    いるアンテナエレメントを構成する一対の金属板の向か
    い合った頂点からなる給電点または受信点に接続され、
    給電または受信動作を行う回路手段と、前記アンテナエ
    レメントが配設されている電波透過板とを有することを
    特徴とする不可視物体探知用アンテナ。
  2. (2)1つの頂点を所定距離隔離し、同一平面で対向し
    て配設された一対の三角形状の金属板から構成され、各
    金属板の前記頂点に対向する1つの開放辺から所定距離
    離れて該開放辺に平行な直線に沿って各金属板を金属平
    面に対して所定角度折り曲げて形成されるアンテナエレ
    メントと、該アンテナエレメントに接触することなく、
    該アンテナエレメントが配設されている平面に対しアン
    テナエレメントの折り曲げられた部分に対向する空間を
    覆うシャーシと、前記アンテナエレメントの前記頂点に
    対向する前記1つの開放辺の両端の2つの頂点と前記シ
    ャーシとを電気的に接続する抵抗体と、前記シャーシと
    アンテナエレメントの間の空間に不要な反射波を吸収す
    るように配設された電波吸収体と、同一平面内に配設さ
    れているアンテナエレメントを構成する一対の金属板の
    向かい合った頂点からなる給電点または受信点に接続さ
    れ、給電または受信動作を行う回路手段と、前記アンテ
    ナエレメントが配設されている電波透過板とを有するこ
    とを特徴とする不可視物体探知用アンテナ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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