JPH0665242A - デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンおよびデカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン誘導体 - Google Patents

デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンおよびデカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン誘導体

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JPH0665242A
JPH0665242A JP4232571A JP23257192A JPH0665242A JP H0665242 A JPH0665242 A JP H0665242A JP 4232571 A JP4232571 A JP 4232571A JP 23257192 A JP23257192 A JP 23257192A JP H0665242 A JPH0665242 A JP H0665242A
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pyrrolo
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decahydrobenzo
naphthyridine
decahydro
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JP4232571A
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Robin D Clark
ディー.クラーク ロビン
Michael Spedding
スベディング マイクル
William Salisbury Redfern
サリスベリィ レッドファーン ウィリアム
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Syntex USA LLC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 α−アドレノセプタ−アンタゴニスト、と
くに選択的α−アドレノセプタ−アンタゴニストとし
て有用な化合物を提供する。 【構成】下記式〔I〕 〔式中 XおよびYは独立に、水素;ヒドロキシ;1〜
6個の炭素原子を有する低級アルキル;1〜6個の炭素
原子を有する低級アルコキシ;もしくはハロであるか、
またはXおよびYが隣接して両者が合体する場合にはメ
チレンジオキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシで
あり、 Rは、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキ
ル;3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル;フェ
ニルもしくはフェニル低級アルキル(フェニル基は、ハ
ロ、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルおよび1
〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシからなる群よ
り選ばれる1個もしくは2個の置換基で任意に置換され
ている)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 発明の分野 本発明は、単一なエナンチオマーとしての様々なデカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジンおよびデカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン誘導体、またはそのラセミもしくは非ラ
セミ混合物に関し、これらの化合物は、哺乳動物におい
て選択的なα−アドレノセプター遮断作用を示し、し
たがって、このような遮断によって影響される生理学的
状態の処置用の医薬として有用である。このような処置
には、たとえば、高血圧動物の血圧の低下、過敏性腸症
候群の処置、血小板凝集の阻害、低血糖の処置、男性イ
ンポテンスの緩和、糖尿病の軽減、および眼圧の低下が
包含される。
【0002】さらに、式(1)の化合物は、正常血圧哺
乳動物で、血圧を低下させることなく、ある種の末梢血
管の選択的な拡張を誘導し、これは全く予期し得ないも
のであった。したがって、式(1)の化合物は、糖尿病
およびその続発症たとえば糖尿病性網膜症、腎症、神経
症および関連循環傷害を含む末梢血管疾患の処置、皮膚
傷害および壊死性潰瘍の治療、ならびに間欠性跛行およ
びレイノー病の処置に、とくに有用である。
【0003】従来の開示 本発明の新規化合物は、単一なエナンチオマーとしての
様々な、デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジンならびにデカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン誘導体、または
それらのラセミもしくは非ラセミ混合物で、α−アド
レノセプターとして末梢血管疾患の治療に有用である。
構造的に若干類似の化合物は、米国特許第4,454,
139号、第4,550,114号、第4,791,1
08号、第4,886,798号およびNouveau
J.Chim.4(3),199−202(198
0)に記載されている。
【0004】発明の要約 本発明の一態様は、式
【化11】 〔式中、XおよびYは独立に、水素;ヒドロキシ;1〜
6個の炭素原子を有する低級アルキル;1〜6個の炭素
原子を有する低級アルコキシ;もしくはハロであるか、
またはXおよびYが隣接して両者が合体する場合にはメ
チレンジオキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシで
あり、Rは、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキ
ル;3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル;フェ
ニルもしくはフェニル低級アルキル(この場合、フェニ
ル基は、ハロ、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキ
ルおよび1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシか
らなる群より選ばれる1個もしくは2個の置換基で任意
に置換されている);または−ANHSO(この
場合、Aは1〜6個の炭素原子を有する低級アルキレン
であり、Rは1〜6個の炭素原子を有する低級アルキ
ルもしくは−NRであり、RおよびRは独立
に水素もしくは1〜6個の炭素原子を有する低級アルキ
ルであるか、またはRおよびRは両者で3〜8個の
炭素原子を有するシクロアルキルである)であり、nは
1または2である〕で表される新規な化合物またはその
医薬的に許容される塩に関し、これらの化合物はα
アドレノセプターとして有用であり、さらに末梢血管疾
患の処置にとくに有用である。
【0005】本発明の他の態様は、式(XI)の新規な
中間体、式(1)の化合物を1種または2種以上の医薬
的に許容される非毒性担体と混合して含有する医薬組成
物、および式(1)の化合物の使用に関連する方法に関
する。
【0006】発明の詳細な説明 定義 本明細書において使用される「アルキル」は、1〜8個
の炭素原子を有する分岐状または直鎖状の飽和1価炭化
水素基を意味し、たとえば、メチル、エチル、プロピ
ル、三級ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル等であ
る。
【0007】「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子
を有する分岐状または直鎖状の飽和1価炭化水素基を意
味し、とくに指示のない限り、たとえば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、三級ブチル、ブチル、n
−ヘキシル等である。
【0008】「低級アルコキシ」は、基−O−(低級ア
ルキル)を意味し、この場合、低級アルキルは上に定義
した通りである。
【0009】本明細書において使用される「シクロアル
キル」は、3〜8個の炭素原子を有する飽和1価単環炭
化水素基を意味し、たとえば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ
チルおよびシクロオクチルである。
【0010】本明細書において使用される「低級アルキ
レン」は、1〜6個の炭素原子を有する分岐状または直
鎖状の飽和2価単環炭化水素基を意味し、たとえば、メ
チレン、エチレン、プロピレン、2−メチルプロピレ
ン、1,2−ジメチルプロピレン、ヘキシレン等である
【0011】本明細書において使用される「不活性有機
溶媒」または「不活性溶媒」の語は、その反応に関して
記載された条件下に不活性な溶媒を意味する。たとえ
ば、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒド
ロフラン(“THF”)、ジメチルホルムアミド(“D
MF”)、クロロホルム(“CHCl”)、メチレン
クロリド(またはジクロロメタンもしくは“CHCl
”)、ジエチルエーテル、酢酸エチル、アセトン、メ
チルエチルケトン、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、三級ブタノール、ジオキサ
ン、ピリジン等である。とくにそうでない旨の指示がな
い限り、本発明の反応で用いられる溶媒は不活性溶媒で
ある。
【0012】本明細書において使用される「ハロ」は、
フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素である。
【0013】本明細書において使用される「フェニル」
は、低級アルキル、低級アルコキシ、およびハロからな
る群より選ばれる置換基で任意にモノ置換またはジ置換
された、すべての可能な異性体のフェニル基を包含す
る。
【0014】本明細書において使用される「フェニル低
級アルキル」は、上に定義された低級アルキル基に結合
した、上に定義されたフェニルを意味する。
【0015】「医薬的に許容される酸付加塩」は、その
遊離塩基の生物学的有効性および特性を保持し、生物学
的にまたは他の点で望ましくないものではない塩を指
し、無機酸、たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、
リン酸等、および有機酸、たとえば酢酸、プロピオン
酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、
マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、酒石
酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、サリチル酸等によって形成される。
【0016】「任意の」または「任意に」は、それに次
ぐ事柄または状況が起こっても起こらなくてもよいこ
と、その記述はその事柄または状況が起こる場合および
その事柄または状況が起こらない場合を包含することを
意味する。たとえば、「任意に置換されたフェニル」と
は、そのフェニルが置換されていてもいなくてもよいこ
と、その記述が非置換フェニルおよび置換フェニルの両
者を包含することを意味する。「ついで任意に、遊離塩
基をその酸付加塩に変換する」は、記述された方法が本
発明の範囲内に含まれるためにはその変換を実施しても
実施しなくても良いこと、すなわち、本発明は、遊離塩
基がその酸付加塩に変換される過程およびおよび変換さ
れない過程の両者を包含することを意味する。
【0017】「αおよびβ」の語は、描かれた化学構造
式中の不斉炭素原子における置換基の特異的立体配置を
示すものである。すなわち、破線で表示される「α」は
問題の位置おける基が描かれた分子の全体平面の下方に
あることを意味し、太線で表示される「β」は問題の位
置おける基が描かれた分子の全体平面の上方にあること
を意味する。
【0018】式(1)の構造式は、繁雑になるのを避け
て1つのエナンチオマーしか示していないが、式(1)
の化合物のラセミ型ならびにその個々のエナンチオマー
およびその非ラセミ混合物を表示するものと解すべきで
ある。例示の目的で、式(1)の化合物の2つのエナン
チオマーを、以下に(1A)および(1B)として示
す。
【化12】 本発明の範囲には、式(1)の化合物のラセミ型、なら
びにその個々のエナンチオマー(1A)および(1
B)、そしてそれらの非ラセミ混合物が包含される。
【0019】記号「(±)」は、個々の(±)および
(−)アイソマーのラセミ混合物の表示に使用される。
式(1)の化合物が純粋なエナンチオマーである場合
は、各キラル炭素原子における立体化学はCahn−I
ngold−PrelogのR−Sシステムにより、R
またはSのいずれかに特定される。この方法で、相対的
な立体化学が明白に伝えられる。
【0020】「アイソマー」は同一の分子式を有する異
なる化合物である。「ステレオアイソマー」は原子の空
間における配置の仕方のみが異なるアイソマーである。
「エナンチオマー」は互いに重ね合わせることのできな
い鏡像をなす一対のステレオアイソマーである。一対の
エナンチオマーの1:1混合物が「ラセミ混合物」であ
る。「ジアステレオマー」は互いに鏡像ではないステレ
オアイソマーである。「エピマー」は、1つの不斉中心
のコンフィギュレーションのみが異なるジアステレオマ
ーである。
【0021】本明細書において使用される「処置」の語
は、哺乳動物とくにヒトにおける疾患のすべての処置を
包含し、(i)ある疾患に対する素因はあるがまだその
疾患とは診断されていない対象における、その疾患の発
症の予防、(ii)疾患の阻止、すなわちその進展の停
止、または(iii)疾患の除去、すなわちその退行の
出現、が含まれる。
【0022】本明細書で使用される「α−アドレノセ
プターアンタゴニスト処置によって緩和される病的状
態」の語は、一般的なα−アドレノセプターアンタゴ
ニスト処置の有用なことが本技術分野において一般的に
知られているすべての病的状態、および本発明の特定の
α−アドレノセプターアンタゴニスト、式(1)の化
合物による処置の有用なことが明らかにされている病的
状態を包含することを意図するものである。このような
病的状態としては、たとえば、高血圧動物における血圧
の上昇、過敏性腸症候群、血小板凝集、高血糖、男性イ
ンポテンス、眼圧の上昇、糖尿病およびその続発症たと
えば糖尿病性網膜症、腎症、神経症および関連循環傷害
を含む末梢血管疾患、皮膚傷害および壊死性潰瘍、なら
びに間欠性跛行およびレイノー病が包含されるが、これ
らに限定されるものではない。
【0023】「治療的有効量」の語は、上述の処置が必
要な哺乳動物に投与した場合、その処置の目的が十分達
成される量を意味する。治療的有効量は、処置される対
象および疾患状態、疾患の重篤度、および投与方法に依
存して変動し、本技術分野の通常の熟練者によって定常
的に決定できる。
【0024】本発明の化合物には、nが1である化合物
およびnが2である化合物が包含される。式(1)にお
いてnが2である化合物の命名に使用される番号の付け
方を明らかにするために、以下の式にそれを例示する。
【化13】
【0025】以下に、式(1)においてnが2である代
表的化合物の命名法を例示する。式(1)においてnが
2、Xが3−メトキシ、Yが水素、Rが−ANHSO
であり、Aがプロピレン、Rがメチルであるラセ
ミ化合物は、(±)−3−メトキシ−12−〔3−(メ
タンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8aα,9,10,11,12,12aα,1
3,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンと命名される。
【0026】式(1)において、nが2、XおよびYが
両者で2,3−メチレンジオキシ、Rが−ANHSO
であり、Aがプロピレン、Rは−NRであ
り、RおよびRはいずれもメチルの化合物の(+)
−アイソマーは、(8aR,12aS,13aS)−
2,3−メチレンジオキシ−12−〔3−(N,N−ジ
メチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕
−5,6,8,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンと命名される。
【0027】式(1)においてnが1である化合物の命
名に使用される番号の付け方を示すために、以下の式に
それを例示する。
【化14】
【0028】以下に、式(1)においてnが1である代
表的化合物の命名法を例示する。式(1)においてnが
1、Xが3−メトキシ、Yが水素、Rが−ANHSO
であり、Aがプロピレン、Rがメチルであるラセ
ミ化合物は、(±)−(8aα,11aα,12aα)
−3−メトキシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジンと命名される。
【0029】式(1)において、nが1、XおよびYが
両者で2,3−メチレンジオキシ、Rが−ANHSO
であり、Aがプロピレン、Rは−NRであ
り、RおよびRはいずれもメチルである化合物の
(+)−アイソマーは、(8a,R,11aS,12a
S)−2,3−メチレンジオキシ−11−〔3−(N,
N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジンと命名される。
【0030】好ましい実施態様 本発明の化合物ファミリー中、好ましい群にはnが1の
化合物が包含される。この群中、好ましいサブグループ
には、Rが低級アルキルである化合物が包含される。こ
のサブグループ内の好ましい1つのクラスには、Xおよ
びYは独立に、水素もしくは低級アルコキシであるか、
またはXおよびYは両者でメチレンジオキシである化合
物が包含される。この群中の第二の好ましいサブグルー
プには、Rが−ANHSOである化合物が包含さ
れる。このサブグループ内の好ましい1つのクラスに
は、Aが2〜4個の炭素原子を有するアルキレン、R
が低級アルキルである化合物、とくにAがプロピレンで
ある化合物、そしてこの場合とくに、XおよびYは独立
に、水素もしくは低級アルコキシであるか、またはXお
よびYは両者でメチレンジオキシである化合物が包含さ
れる。このサブグループ内の第二の好ましいクラスに
は、Aが2〜4個の炭素原子を有するアルキレン、R
がNRである化合物、とくにAがプロピレン、R
およびRはいずれもメチルである化合物、そしてこ
の場合とくに、XおよびYは独立に、水素もしくは低級
アルコキシであるか、またはXおよびYは両者でメチレ
ンジオキシである化合物が包含される。
【0031】第二の好ましい群にはnが2、Rが−AN
HSOである化合物が包含される。この群中の好
ましい1つのクラスには、Aが2〜4個の炭素原子を有
するアルキレン、Rが低級アルキルである化合物、と
くにAがプロピレンである化合物、そしてこの場合とく
に、XおよびYは独立に、水素もしくは低級アルコキシ
であるか、またはXおよびYは両者でメチレンジオキシ
である化合物が包含される。この群中の第二の好ましい
クラスには、Aが2〜4個の炭素原子を有するアルキレ
ン、RがNRである化合物、とくにAがプロピ
レン、RおよびRはいずれもメチルである化合物、
そしてこの場合とくに、XおよびYは独立に、水素もし
くは低級アルコキシであるか、またはXおよびYは両者
でメチレンジオキシである化合物が包含される。
【0032】現時点で好ましい化合物は、(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−メ
タンスルホニル−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11−メ
タンスルホニル−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−3−メトキシ−11−〔3−(メタン
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3
−メトキシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,
11aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aR,12aS,13
aS)−3−メトキシ−12−〔3−(メタンスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−
12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;お
よび(8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−
12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;である。
【0033】製造方法 式(VII)の化合物の製造 式(1)においてnが2であるラセミ化合物は、式(V
II)の中間体から製造される。式(VII)の化合物
の製造を以下の反応式Iに例示する。構造は、繁雑にな
るのを避けるため1つのエナンチオマーしか示さない
が、本文中にとくに指示がない限り、ラセミ混合物を表
すものと理解すべきである。
【化15】
【化16】
【0034】式(IV)の化合物の製造 式(II)の中間体、2−メチルニコチン酸ジエチルア
ミドはBer.,72B,563(1939)の開示に
従って製造される。式(III)の中間体、任意に置換
されたジヒドロイソキノリンは、Organic Re
actions,第VI巻,第74頁(1951)に開
示されたBischer−Napieralskiの方
法に従い、市販の任意に置換されたフェニルエチルアミ
ンのホルムアミドの環化により製造される。式(IV)
の化合物を製造するには、式(II)の化合物と式(I
II)の化合物を、強塩基、たとえばカリウムt−ブト
キシド、ナトリウムアミド、ナトリウムトリフェニルメ
タン、リチウムジエチルアミドまたは好ましくはリチウ
ムジイソプロピルアミドの存在下に、一緒に反応させ
る。反応は、好ましくはエーテル性溶媒中、たとえばジ
エチルエーテル、ジメトキシエタン、ジオキサンまたは
テトラヒドロフラン中、約0℃〜−50℃、好ましくは
約−10℃〜−40℃の温度で、約30分〜4時間行わ
れる。たとえば、ジイソプロピルアミンを、エーテル性
溶媒好ましくはテトラヒドロフラン中に溶解し、約−2
0℃〜−80℃、好ましくは約−65℃の温度に冷却す
る。この溶液に、約1モル当量のアルキルリチウム、好
ましくは1.6Mのn−ブチルリチウムを加える。この
冷却溶液に、約1モル当量の式(II)の化合物と約1
モル当量の式(III)の化合物のエーテル性溶媒好ま
しくはテトラヒドロフラン中混合物を加える。反応混合
物の温度を、約1時間をかけて約−10℃〜−40℃、
好ましくは約−20℃に上昇させ、ついで酸、好ましく
は塩酸で反応を停止させる。式(IV)の生成物、
(±)−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸
塩を単離し、慣用方法により、好ましくは再結晶によ
り、精製する。
【0035】式(V)および式(VI)の化合物の製造 酸塩、好ましくは塩酸塩としての式(IV)の化合物
を、ついで、不活性溶媒中、適当な不均一触媒、たとえ
ばパラジウム黒、酸化白金または好ましくはアルミナ上
ロジウムで水素化し、相当する式(V)および(VI)
のジアステレオマーの混合物を得る。たとえば、酢酸溶
液中、式(IV)の化合物の塩酸塩1gあたり、アルミ
ナ上5%ロジウム触媒0.1〜0.6g、好ましくは約
0.25gを加え、この混合物を約25〜80psi、
好ましくは約50psiの圧力で水素化する。反応は、
約0℃〜50℃、好ましくは約25℃の温度で、約24
〜72時間、好ましくは約42時間行われる。反応が実
質的に完了したならば、式(IV)および(V)の化合
物の混合物を常法で単離し、この混合物をシリカゲル上
クロマトグラフィーに付し、適当な溶媒混合物、たとえ
ばメチレンクロリド中5〜20%メタノールで溶出す
る。溶出する最初の成分は、(±)−5,6,8aβ,
9,10,11,12,12aβ,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン誘導体、式(VI)の化合物であり、溶出
する第二の成分は、(±)−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8
−オン誘導体、式(V)の化合物である。
【0036】式(VII)の化合物の製造 式(V)の化合物をついで、適当な還元剤、たとえばボ
ラン、トリエチルオキソニウムフルオロボレートついで
水素化ホウ素ナトリウム、カルボン酸の存在下水素化ホ
ウ素ナトリウム、または好ましくは水素化リチウムアル
ミニウムで、相当する式(VII)の化合物に還元す
る。たとえば、式(V)の化合物のエーテル性溶媒好ま
しくはテトラヒドロフラン中溶液を、同じエーテル性溶
媒中約1〜4モル当量、好ましくは約1.5〜2モル当
量の水素化リチウムアルミニウムの溶液に、約25℃で
徐々に加える。混合物をついで、約1〜10時間、好ま
しくは約3時間還流する。反応が実質的に完了したなら
ば、(±)−5,6,8aα,9,10,11,12,
12aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン誘導体、式
(VII)の化合物を分離し、慣用方法により、たとえ
ば酸塩の再結晶によって精製する。
【0037】(V),(VI)または(VII)の光学
的アイソマーの分離 式(V),(VI)および(VII)の化合物ならびに
関連化合物の光学的アイソマーを得る方法は、米国特許
第4,886,798号に開示されている。この開示は
すべて、参考として本明細書に導入する。たとえば、式
(V)のラセミ化合物は式(VA)および(VB)の化
合物として以下に示す2つのエナンチオマーに分離でき
る。
【化17】
【0038】さらに、式(VA)のエナンチオマーの製
造の好ましい操作は、米国特許出願第07/673,6
93号、Case No.27230に掲載されてい
る。この全開示を参考として本明細書に導入する。本願
出願および上記出願、両者の主題および請求された発明
は、同じ研究機関への譲渡が義務づけられている。
【0039】式(VA)または(VB)のエナンチオマ
ーを、ついで、式(VIIA)および(VIIB)とし
て下に例示する(VII)の化合物の適当なエナンチオ
マーに還元する〔ラセミ化合物(V)の還元について上
述したのと同様にして〕。
【化18】
【0040】式(XI)の化合物の製造 式(1)においてnが1である化合物は、式(XI)の
中間体から製造される。式(XI)の中間体の製造方法
を以下の反応式IIに例示する。構造は、繁雑になるの
を避けるため1つのエナンチオマーしか示さないが、本
文中にとくに指示がない限り、ラセミ混合物を表すもの
と理解すべきである。
【化19】
【0041】式(VIII)の化合物の製造 式(VIII)の中間体、1−tert−ブトキシカル
ボニル−2−メチルピロール−3−カルボン酸ジエチル
アミドは、以下の反応式IIIに示すように、3−(エ
トキシカルボニル)−2−メチルピロールから製造され
る。反応式III
【化20】 出発化合物、式(a)の3−(エトキシカルボニル)−
2−メチルピロールは、J.Org.Chem.,4
9,3327−3336(1984)に開示された方法
によって製造される。この物質を、Tetrahedr
on Lett.,48,4171−4174(197
7)に開示された方法に従って、式(b)の2−メチル
ピロール−3−カルボン酸ジエチルアミドに変換し、こ
れを、J.Org.Chem.,46,157−164
(1981)に開示された操作により式(VIII)の
1−tert−ブトキシカルボニル−2−メチルピロー
ル−3−カルボン酸ジエチルアミドに変換する。
【0042】式(IX)の化合物の製造 式(IX)の化合物の製造にあたっては、式(VII
I)の化合物の陰イオンを、強力な塩基、たとえば、カ
リウムt−ブトキシド、ナトリウムアミド、ナトリウム
トリフェニルメタン、リチウムジエチルアミドまたは好
ましくはリチウムジイソプロピルアミドと反応させて形
成させる。反応は、好ましくはエーテル性溶媒中、たと
えばジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジオキサ
ン、とくに好ましくはテトラヒドロフラン中、約−10
0℃〜−50℃、好ましくは約−70℃の温度で、約5
分〜1時間、好ましくは約30分行われる。たとえば、
ジイソプロピルアミンを、エーテル性溶媒好ましくはテ
トラヒドロフラン中に溶解し、約−60℃〜−80℃、
好ましくは約−70℃の温度に冷却する。この溶液に、
約1モル当量のアルキルリチウム、好ましくは1.6M
のn−ブチルリチウムを加える。この冷却溶液に、約1
モル当量の式(VIII)の化合物の、エーテル性溶媒
好ましくはテトラヒドロフラン中混合物を加え、ついで
同一の溶媒中約1モル当量の式(III)の化合物を加
える。約5分〜1時間後、好ましくは約30分後、反応
混合物の温度を、約30分をかけて約−20℃〜−40
℃、好ましくは約−30℃に上昇させ、水で反応を停止
させる。式(IX)の化合物、(±)−11−(ter
t−ブトキシカルボニル)ベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン誘導体を単離し、慣用方法
により、好ましくはクロマトグラフィーついで再結晶に
より、精製する。
【0043】式(X)の化合物の製造 式(IX)の化合物をついで、適当な不均一触媒、たと
えばパラジウム黒、酸化白金または好ましくはアルミナ
上ロジウムで水素化し、相当する式(X)を得る。たと
えば、適当な溶媒、たとえば酢酸または好ましくはエタ
ノール中に溶解した式(IX)の化合物1gあたり、ア
ルミナ上5%ロジウム触媒0.1〜0.6g、好ましく
は約0.25gを加え、この混合物を約25〜80ps
i、好ましくは約40psiの圧力で水素化する。反応
は、約0℃〜50℃、好ましくは約25℃の温度で、水
素の吸収が停止するまで、通常は約2〜4時間行われ
る。反応が実質的に完了したならば、生成物を常法によ
り単離し、これを適当な有機溶媒、好ましくはジクロロ
メタンに溶解する。次に、強酸、好ましくはトリフルオ
ロ酢酸を加え、t−ブトキシカルボニル保護基を除去す
る。反応は、約0℃〜50℃、好ましくは約25℃の温
度で約5〜48時間好ましくは約18時間行われる。反
応が完了したならば(±)−(8aα,11aα,12
aα)−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン誘導体、式(X)の化合物
を単離し、慣用方法により、好ましくはシリカゲル上ク
ロマトグラフィーにより、精製する。
【0044】式(XI)の化合物の製造 式(X)の化合物をついで、適当な還元剤、たとえば、
ボラン、トリエチルオキソニウムフルオロボレートつい
で水素化ホウ素ナトリウム、カルボン酸の存在下水素化
ホウ素ナトリウム、または好ましくは水素化リチウムア
ルミニウムで、相当する式(XI)の化合物に還元す
る。たとえば、式(X)の化合物のエーテル性溶媒好ま
しくはテトラヒドロフラン中溶液を、同じエーテル性溶
媒中約1〜モル当量、好ましくは約1.5〜2モル当量
の水素化リチウムアルミニウムの溶液に、約25℃で徐
々に加える。混合物をついで、約1〜10時間、好まし
くは約3時間還流する。反応が実質的に完了したなら
ば、(±)−(8aα,11aα,12aα)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロ−〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
誘導体、式(XI)の化合物を分離し、慣用方法により
精製するか、またはさらに精製することなくそのまま次
の反応に使用する。
【0045】光学的アイソマー(X)または(XI)の
分離 式(X)または(XI)の化合物の光学的アイソマー
は、慣用の分割方法、たとえば、式(X)または(X
I)の化合物を光学的に活性な酸と、0℃から分別結晶
用に採用される溶媒の還流温度までの温度で反応させて
形成させたジアステレオマーの分離(たとえば分別結
晶)によって得られる。このような光学的に活性な酸の
例には、カンファー−10−スルホン酸、2−ブロモー
カンファー−10−スルホン酸、ショウノウ酸、メント
キシ酢酸、酒石酸、リンゴ酸、ジアセチル酒石酸、ピロ
リジン−5−カルボン酸等の光学活性型がある。分離さ
れた純粋なジアステレオマー塩はついで、標準方法、た
とえば塩基処理で分解し、式(X)または(XI)の化
合物のそれぞれの光学的アイソマーを得る。
【0046】別法として、式(VII)の化合物および
関連化合物の光学的アイソマーの製造について上述した
のと類似の方法も使用できる。
【0047】式(1)の化合物の製造 式(1)においてnが2である化合物は式(VII)の
化合物から、式(1)においてnが2である化合物は式
(XI)の化合物から製造される。
【0048】式(1)においてRが低級アルキル、シク
ロアルキル、または任意に置換されたフェニルである化
合物の製造 式(1)においてRが低級アルキル、シクロアルキル、
または任意に置換されたフェニルである化合物は、以下
の反応式IVに示すようにして製造される。
【化21】
【0049】式(1)においてnが1または2であり、
Rが低級アルキル、シクロアルキル、または任意に置換
されたフェニルである化合物は、相当するそれぞれの式
(VII)または(XI)の化合物を式ZSOR(式
中、Zは塩素または臭素であり、Rは低級アルキル、シ
クロアルキル、または任意に置換されたフェニルであ
る)の置換スルホニルハライドと反応させることにより
製造される。式ZSORのスルホニルハライドは、と
くにAldrich Chemical Co.,から
市販品を入手するか、またはZiegler & Sp
ragueの方法(J.Org.Chem.,16,6
21,1951)によって製造できる。
【0050】たとえば、式(VII)または(XI)の
化合物を、1〜10モル当量、好ましくは約2モル当量
の無機塩基たとえば炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム
等、または好ましくは三級有機塩基たとえばピリジン、
N−メチルピリジン等、好ましくはトリエチルアミンを
含有する不活性有機溶媒たとえばベンゼン、トルエン、
酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
クロロホルムまたは好ましくはジクロロメタンに溶解す
る。混合物を約−10℃〜10℃、好ましくは約0℃に
冷却し、式ZSORの適当に置換されたスルホニルハ
ライド約1〜4モル当量、好ましくは約2モル当量を加
え、混合物を約30分〜4時間、好ましくは約1時間、
約10℃〜40℃、好ましくは約25℃の温度で攪拌す
る。ついで、不活性溶媒、好ましくはジエチルエーテル
を加え、式(1)においてRが低級アルキル、シクロア
ルキル、または任意に置換されたフェニルである化合
物、〔(8aα,11aα,12aα)−11−(置換
スルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン誘導体または(8aα,12
aα,13aα)−12−(置換スルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン誘導体〕を分離し、慣用方法により、
たとえば酸塩の再結晶によって精製する。
【0051】式(1)においてnが2である化合物の別
法による製造 式(1)においてnが2である化合物の別の合成方法
は、米国特許第4,791,108号に記載されてい
る。この全開示を参考として本明細書に導入する。
【0052】式(1)の化合物の好ましい製造 式(V),(VA)もしくは(VB)、または(X)も
しくは(X)のエナンチオマー化合物の、式(1)にお
いてnが1または2の相当する化合物への変換の好まし
い操作では、(V)もしくは(VA)、または(X)も
しくは(X)のエナンチオマーをまず、式ZSORの
適当に置換されたスルホニルハライドと反応させ、つい
で生成したラクタムを還元して式(1)の化合物を得
る。この一連の反応は、米国特許出願第07/673,
693号、Case No.27230および米国特許
第4,960,891号にさらに詳細に記載されてい
る。これらの記載は、参考として本明細書に導入する。
【0053】式(1)においてRが−ANHSO
である化合物の製造 式(1)においてRが−ANHSOである化合物
は、以下の反応式Vに記載のようにして製造される。式
中、Zは塩素または臭素であり、A,R,X,Y,お
よびnは上に定義した通りである。
【化22】
【化23】
【0054】式(XII)の化合物の製造 第一工程では、式(VII)または(XI)の化合物
を、式ZASOZ(式中、AおよびZは上に定義した通
りである)の化合物と反応させる。反応は、上に定義し
た不活性有機溶媒、好ましくはジクロロメタン中、約1
〜10モル当量、好ましくは約2モル当量の、上に定義
した無機塩基または三級有機塩基、好ましくはトリエチ
ルアミンの存在下に行う。混合物を約−10℃〜30
℃、好ましくは約0℃の温度に冷却し、式ZASO
の適当に置換されたスルホニルハライド約1〜4モル当
量、好ましくは約1.1モル当量を加える。混合物を約
5分〜1時間、好ましくは約30分間、攪拌する。反応
が実質的に完了したならば、式(XII)の相当する生
成物、〔(8aα,11aα,12aα)−11−(ω
−ハロアルキルスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン誘導体、または
(8aα,12aα,13aα)−12−(ω−ハロア
ルキルスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン誘導体〕を
分離し、慣用方法により、好ましくはクロマトグラフィ
ー、ついで酸塩、好ましくは塩酸塩の再結晶によって精
製する。
【0055】式(XIII)の化合物の製造 遊離塩基としての式(XII)の化合物をついで、アル
カリ金属アジドと反応させて、式(XIII)の相当す
る化合物を得る。一般的には、式(XII)の化合物を
約1〜5モル当量、好ましくは約2モル当量のアルカリ
金属アジド、好ましくはナトリウムアジドと、触媒量の
アルカリ金属ヨウ化物、好ましくはヨウ化ナトリウムの
存在下に反応させる。反応は、非プロトン性極姓溶媒、
好ましくはジメチルホルムアミド中、約50℃〜120
℃、好ましくは約80℃の温度で、約5〜48時間、好
ましくは約18時間行われる。反応が実質的に完了した
ならば、式(XIII)生成物、〔(8aα,11a
α,12aα)−11−(ω−アジドアルキルスルホニ
ル)−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン誘導体、または(8aα,12aα,1
3aα)−12−(ω−アジドアルキルスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン誘導体〕を慣用方法で単離し、
好ましくはさらに精製することなく次の反応に使用す
る。
【0056】式(XIV)の化合物の製造 式(XIII)の化合物をついで、適当な還元剤、たと
えばボラン、カルボン酸の存在下水素化ホウ素ナトリウ
ム、もしくは水素化リチウムアルミニウムで還元する
か、または好ましくは適当な不均一触媒、たとえばアル
ミナ上ロジウム、酸化白金、または好ましくはカーボン
上水酸化パラジウムを用い酸性条件下に水素化すると、
相当する式(XIV)の化合物が得られる。たとえばエ
タノール/塩酸中溶液とした式(XIII)の化合物1
gあたり、カーボン上水酸化パラジウム0.1〜0.6
g、好ましくは約0.4gを加え、この混合物を約25
〜80psi、好ましくは約50psiの圧力で水素化
する。反応は、約0℃〜50℃、好ましくは約25℃の
温度で、約1〜12時間好ましくは約3時間行われる。
反応が実質的に完了したならば、式(XIV)の化合物
〔(8aα,11aα,12aα)−11−(ω−アミ
ノアルキルスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン誘導体、または
(8aα,12aα,13aα)−12−(ω−アミノ
アルキルスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン誘導
体〕を単離し、慣用方法により、好ましくはクロマトグ
ラフィーついで酸塩、好ましくは塩酸塩の再結晶によっ
て精製する。
【0057】式(1)の化合物の製造 式(XIV)の化合物をついで、式ZSO(Zお
よびRは上に定義した通りである)の化合物と反応さ
せる。この反応は、上に定義した不活性有機溶媒、好ま
しくはジクロロメタン中、約1〜10モル当量、好まし
くは約2モル当量の上に定義した無機塩基または三級有
機塩基、好ましくはトリエチルアミンの存在下に行う。
混合物を、約0℃〜30℃、Rがアルキルの場合には
好ましくは約0℃、Rが−NRの場合には好ま
しくは約25℃に保持し、適当に置換された式ZSO
の化合物約1〜4モル当量、好ましくは約1.1モ
ル当量を加えた。Rがアルキルの場合には、混合物を
約5分間〜1時間、好ましくは約30分間攪拌する。R
が−NRの場合には、混合物を約12時間〜7
2時間、好ましくは約18時間撹拌する。反応が実質的
に完了したならば、式(1)の相当する生成物〔(8a
α,11aα,12aα)−11−(ω−置換スルホニ
ルアミノアルキルスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン誘導体、ま
たは(8aα,12aα,13aα)−12−(ω−置
換スルホニルアミノアルキルスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン誘導体〕を単離し、慣用方法により、好まし
くはクロマトグラフィーついで酸塩、たとえばマレイン
酸塩の再結晶によって精製する。
【0058】式(1)においてRが−NHである化
合物の製造 式(1)においてRが−NHである化合物の製造に
は、式(XIV)の化合物をまず、式ZSONHR
(式中、Zは上に定義した通りであり、Rはtert
−ブチルである)の化合物と反応させる。同様に式
(1)においてRが−NHRである化合物の製造に
は、式(XIV)の化合物をまず、式ZSONR
(式中、ZおよびRは上に定義した通りであり、R
はtert−ブチルである)の化合物と反応させる。
反応は、RがNRの場合について上述したのと
同様に行われる。反応が実質的に完了したならば、生成
物を、約0℃〜50℃、好ましくは約25℃の温度で、
約6〜48時間好ましくは約18時間、トリフルオロ酢
酸で処理する。反応が実質的に完了したらば、式(1)
においてRが−NHまたは−NHRである生成物
〔(8aα,11aα,12aα)−11−(ω−アミ
ノスルホニルアミノアルキルスルホニル)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
誘導体、または(8aα,12aα,13aα)−12
−(ω−アミノスルホニルアミノアルキルスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン誘導体〕を単離し、慣用方
法により、好ましくはクロマトグラフィーついで再結晶
によって精製する。
【0059】化合物の単離および精製 本明細書に記載の化合物および中間体の単離および精製
は、所望により、適当な分離または精製操作、たとえ
ば、濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、
薄層クロマトグラフィー、厚層クロマトグラフィー、製
造用低圧もしくは高圧液体クロマトグラフィーまたはそ
れらの組み合わせによって行うことができる。適当な分
離および単離操作の特定な例については、以下の実施例
を参考にすることができる。しかしながら、他の均等な
分離または単離操作の使用も、もちろん可能であった。
【0060】式(1)の化合物のエナンチオマーの分離 式(1)の化合物の個々のエナンチオマーの製造に関し
て上述した操作に加えて、式(1)の化合物のエナンチ
オマーは、慣用の分割方法、たとえば、式(1)のラセ
ミ化合物を式(X)または(XI)の化合物の光学的ア
イソマーの分離について上述した光学的に活性な酸と反
応させて形成したジアステレオマーの分離(たとえば分
別結晶)によっても得ることができる。
【0061】式(1)の化合物の塩 式(1)の化合物は、三級窒素原子の存在により、相当
する酸付加塩に変換することができる。この変換は、少
なくとも化学量論量の適当な酸、たとえば、塩酸、臭化
水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等、および適当な有機酸、
たとえば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビ
ン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレ
イン酸、フマール酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂
皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸等で処理する
ことによって行われる。通常は、遊離塩基を、不活性有
機溶媒、たとえばジエチルエーテル、酢酸エチル、クロ
ロホルム、エタノールまたはメタノール等に溶解し、酸
を同一溶媒にとって添加する。温度は0℃〜50℃に保
持する。生成した塩は、自然に沈殿させるか、または極
性のより低い溶媒によって析出させる。
【0062】式(1)の化合物の塩は、少なくとも化学
量論量の適当な塩基、たとえば水酸化ナトリウムもしく
はカリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、アン
モニア等で処理して遊離塩基に変換することができる。
【0063】好ましい方法 要約すると、本発明の化合物は以下の最終工程に従って
製造することができる。すなわち、 1.式(1)において XおよびYは独立に、水素;ヒドロキシ;1〜6個の炭
素原子を有する低級アルキル;1〜6個の炭素原子を有
する低級アルコキシ;もしくはハロであるか、またはX
およびYが隣接して両者が合体する場合にはメチレンジ
オキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシであり、R
は、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル;3〜8
個の炭素原子を有するシクロアルキル;フェニルもしく
はフェニル低級アルキル(フェニル基は、ハロ、1〜4
個の炭素原子を有する低級アルキルおよび1〜4個の炭
素原子を有する低級アルコキシからなる群より選ばれる
1個もしくは2個の置換基で任意に置換されている);
または−ANHSO(Aは1〜6個の炭素原子を
有する低級アルキレンであり、Rは1〜6個の炭素原
子を有する低級アルキルもしくは−NRであり、
この場合RおよびRは独立に水素もしくは1〜6個
の炭素原子を有する低級アルキルであるか、またはR
およびRは両者で3〜8個の炭素原子を有するシクロ
アルキルである)であり、nは1または2である化合物
を製造するにあたり、(a)式
【化24】 で表される化合物を、式、ZSOR(式中、Rは低級
アルキル、シクロアルキル、または任意に置換されたフ
ェニルであり、Zは塩素または臭素である)の化合物と
反応させるか;または(b)式(1)の化合物の遊離塩
基を酸と反応させて、医薬的に許容される酸付加塩を得
るか;または(c)式(1)の化合物の酸付加塩を塩基
と反応させて、相当する遊離塩基を得るか;または
(d)式(1)の化合物の酸付加塩を、式(1)の化合
物の他の医薬的に許容される酸付加塩に変換することか
らなる方法。
【0064】2.あるいは、式(1)において、Rは−
ANHSO(Aは1〜6個の炭素原子を有する低
級アルキレンであり、Rは1〜6個の炭素原子を有す
る低級アルキルもしくは−NRであり、この場合
およびRは独立に水素もしくは1〜6個の炭素原
子を有する低級アルキルであるか、またはRおよびR
は両者で3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル
である)である化合物を製造するにあたり、式
【化25】 (式中、A,X,Yおよびnは上に定義した通りであ
る)で表される化合物を、式、ZSO(式中、R
およびZは上に定義した通りである)で表される化合
物と反応させることからなる方法。
【0065】3.あるいは、式(1)の化合物を製造す
るにあたり、式
【化26】 (式中、n,R,XおよびYは上に定義した通りであ
る)で表される化合物を、適当な還元剤、好ましくは三
フッ化ホウ素エーテラートの存在下に水素化ホウ素ナト
リウムと反応させることからなる方法。
【0066】4.あるいは、式(1)の化合物を製造す
るにあたり、式
【化27】 (式中、Rは三級ブチルであり、n,A,R,Xお
よびYは上に定義した通りである)で表される化合物を
トリフルオロ酢酸と反応させることからなる方法。
【0067】有用性および投与 一般的有用性 式(1)の化合物およびその医薬的に許容される酸付加
塩は、価値ある薬理学的性質をもつことが見出され、と
くに標準的な実験室テストにおいてα−アドレノセプ
ターを選択的に遮断することが明らかにされた。したが
って、これらの化合物およびそれらを含有する医薬的に
許容される組成物は、α−レセプターの関連する生理
学的現象の調整、たとえば高血圧動物の血圧の低下、過
敏性腸症候群の処置、血小板凝集の阻害、高血糖の処
置、男性インポテンスの緩和、糖尿病の軽減、および眼
圧の低下に有用である。さらに、式(1)の化合物は、
末梢血管疾患、たとえば、糖尿病およびその続発症たと
えば糖尿病性網膜症、腎症、神経症および関連循環傷
害、皮膚傷害および壊死性潰瘍、ならびに間欠性跛行お
よびレイノー病の処置に、とくに有用である。
【0068】試 験 α−アドレノセプターアンタゴニズムの可能性は、例
4に記載されるように、Arunlakshana &
Schild (Br.J.Pharmacol.C
hemother.,14,48−58,1959)方
法により、invitroで測定される。別法として、
このような活性は、Caroon,J.M.らの方法
(J.Med.Chem.,25,666,1982)
によって確立させることもできる。血小板凝集の阻害
は、Bornの濁度測定法(J.Physiol.,1
62,67,1962)により、in vitroで測
定される。眼圧の低下は、Moses,R.A.,T
r.Am.Acad,Opth.Otol.,Jan−
Feb 1962:88−95の方法により、in v
ivoで示される。男性インポテンスの緩和について
は、P.Sodersten,D.A.Dammass
a & E.R.Smith,Hormones an
d Behavior,8,320−334(197
7)の記載によって、in vivoで示される。過敏
性腸症候群の緩和は、Macht & Barba−G
ose(Macht,D.T.& Barba−Gos
e,J.,J,Amer.Pharm.Ass.,2
0,558,1931)の方法を改良した試験によって
示される。化合物の抗高血圧活性は、Popovic
V.& Popovic P.,J.,Appl.Ph
ysiol.,19,727−728(1960)に記
載されたin vivoアッセイまたはその改良法によ
り、動脈カテーテル留置、無麻酔、自然高血圧ラットを
用いて測定できる。選択的血管拡張活性は、W.S.R
edfernらによって開発された未発表方法により
n vivoで示される。末梢選択性活性は、Naun
yn−Schniedeberg’s Arch.Ph
armac.,307,45−50(Koss & C
hristensen 1979);Br.J.Pha
rmac.,78,507−515(Beridgeら
1983);およびBr.J.Pharmac.,8
3,707−712(Gadier,1984)に記載
された方法で示される。
【0069】一般的投与 本発明の化合物の上記状態の処置への適用に際しては、
本明細書に記載の活性化合物および塩が、α−アドレ
ノセプターアンタゴニストの投与方法に許容されている
任意の様式で、たとえば経口、非経口および他の全身性
投与経路を介して投与できる。任意の医薬的に許容され
る投与様式、たとえば、固体、半固体または液体剤形、
たとえば錠剤、坐剤、ピル、カプセル、散剤、液剤、懸
濁剤等、好ましくは、正確な投与量の単回投与に適当な
単位剤形で、または、化合物の予め定められた速度での
長期投与用の制御放出剤形が使用できる。組成物は、通
常、慣用の医薬用担体または賦形剤、および式(1)の
化合物またはその医薬的に許容される塩を包含し、さら
に、他の医薬、医薬用剤、担体、補助剤等を包含させる
ことができる。
【0070】活性化合物の投与量は、処置される対象、
疾患の重篤度、投与方法、および処方する医師の判断に
依存する。しかしながら、有効用量は、0.001〜2
0mg/kg/日、好ましくは0.005〜10mg/
kg/日の範囲である。平均70kgのヒトの場合、こ
の値は、0.070〜1400mg/日、好ましくは
0.35〜700mg/kg/日になる。
【0071】固体組成物の場合は、慣用の非毒性固体担
体、たとえば、医薬用のマンニトール、乳糖、デンプ
ン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウ
ム、タルク、セルロース、クロスカルメロースナトリウ
ム、グルコース、スクロース、炭酸マグネシウム等が使
用される。上に定義された活性化合物は、たとえばポリ
アルキレングリコール、たとえばプロピレングリコール
を担体として用い、坐剤に処方することができる。医薬
として投与される液体組成物は、たとえば、上に定義さ
れた活性化合物および任意のいやくよう補助剤を、担体
たとえば、水、食塩水、デキストロース溶液、グリセロ
ール、エタノール等に、溶解、分散等を行い調製でき
る。投与される医薬組成物にはまた、所望により、微量
の非毒性補助物質、たとえば、湿潤剤または乳化剤、p
H緩衝剤等、たとえば酢酸ナトリウム、ソルビタンモノ
ラウレート、トリエタノールアミンオレエート等を含有
させることもできる。このような剤形を製造する実際の
方法は既知で、本技術分野の熟練者には明白であろう。
たとえば、Remington’s Pharmace
utical Scirnces,Mack Publ
ishing,Company,Easton,Pen
nsylvania,16版、1980が参考になる。
投与される組成物または処方は、いずれにしても、処置
される対象の症状を緩和するのに有効な量の活性化合物
1種または2種以上を含有する。活性成分(式(1)の
化合物またはその塩)を0.025〜95%の範囲で含
有し、残りが非毒性担体である剤形または組成物が好ま
しい。
【0072】経口投与用には、医薬的に許容される非毒
性組成物は、任意の通常使用される賦形剤、たとえば、
医薬用のマンニトール、乳糖、デンプン、ステアリン酸
マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルク、セルロ
ース、クロスカルメロースナトリウム、グルコース、ス
クロース、炭酸マグネシウム等を添加できる。このよう
な組成物は、溶液、懸濁液、錠剤、カプセル剤、散剤、
持続放出性処方等の形態とすることができる。このよう
な組成物には、活性成分0.1%〜95%、好ましくは
0.5%〜80%を含有させることができる。
【0073】非経口投与は、一般的に、皮下、筋肉内ま
たは静脈内への注射によって行われる。注射剤は、液体
溶液もしくは懸濁液、注射前に液体中に溶解もしくは懸
濁するのに適当な固体、または乳化液のいずれかの、慣
用の形態に調製することができる。適当な賦形剤には、
たとえば、水、食塩水、デキストロース溶液、グリセロ
ール、エタノール等がある。さらに、投与される医薬組
成物には、所望により、微量の非毒性補助物質、たとえ
ば、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤等、たとえば酢酸
ナトリウム、ソルビタンモノラウレート、トリエタノー
ルアミンオレエート等を含有させることもできる。
【0074】さらに最近開発された非経口投与方法に
は、たとえば米国特許第3,710,795号に記載さ
れているような、一定レベルの投与量が維持される徐放
または持続放出システムの体内埋没がある。この記載は
参考として本明細書に導入する。
【0075】このような非経口投与組成物中の活性化合
物の百分率含量は、その化合物の特定の性質ならびに活
性、および対象の要求に高度に依存する。しかしなが
ら、活性成分の百分率含量には溶液中0.01%〜10
%を使用することができ、組成物がついで上記百分率に
希釈される固体である場合にはさらに高くすることがで
きる。組成物は好ましくは、溶液中0.02〜8%の活
性成分からなる。
【0076】坐剤による全身投与の場合には、旧来の結
合剤および担体、たとえばポリアルキレングリコールま
たはトリグリセライドが使用できる。このような坐剤
は、活性成分0.05〜10%、好ましくは0.1〜2
%を含む混合物から形成される。
【0077】本発明の化合物を、異常に高い眼圧を伴う
眼の疾患または障害の処置に使用する場合には、投与
は、所望の応答を与える適当な局所濃度を生じる、医薬
的に許容される投与様式によって達成される。これに
は、点眼剤および制御放出挿入体を介した直接投与と、
上述のような全身投与がある。
【0078】眼に直接適用される点眼剤および溶液剤は
通常、活性成分0.001%〜10%好ましくは、0.
005%〜1%を、適当な緩衝剤、安定剤、および防腐
剤とともに含有する滅菌水溶液である。溶質の総濃度
は、可能ならば、生成した溶液が、涙液と等張で(これ
は絶対に必要なわけではない)、pH6〜8の範囲の同
等のpHをもたなければならない。通常の殺菌剤は、フ
ェニル酢酸水銀、チメロサール、クロロブタノール、お
よびベンザルコニウムクロリドである。通常の緩衝系お
よび塩は、たとえば、クエン酸塩、ホウ酸塩、またはリ
ン酸塩に基づくものであり、適当な安定剤にはグリセリ
ンおよびポリソルベート80が包含される。その水溶液
は、単に、溶質を適当量の水に溶解し、pHを約6.8
〜8.0に調整し、さらに水を加えて最終容量を調整
し、調製物を本技術分野で既知の方法で滅菌することに
よって処方できる。
【0079】生じた組成物の投与量レベルは、もちろん
点眼剤の濃度、対象の状態および処置に対する応答の個
体毎の大きさに依存する。しかしながら、典型的な眼用
組成物は、活性成分の0.1%溶液を1日1眼あたり約
2〜10滴の割合で投与される。
【0080】本発明の組成物はまた、哺乳動物への使用
に適用される他の局所用組成物と同様な任意の有利な方
法での投与のために、処方できる。これらの組成物は、
広範囲の医薬用担体またはビヒクルを補助的に用いて、
任意の慣用方法で使用するために提供される。このよう
な局所投与のためには、医薬的に許容される非毒性処方
は、半固体、液体、または固体、たとえばゲル、クリー
ム、ローション、溶液、懸濁液、軟膏、粉末等の形態で
提供される。一例としては、活性成分は、エタノール、
プロピレングリコール、プロピレンカルボネート、ポリ
エチレングリコール、アジピン酸ジイソプロピル、グリ
セロール、水等を、適当なゲル化剤、たとえばCarb
omers,Klucels等を用いてゲルに処方され
る。この処方には、所望により、微量の非毒性補助物
質、たとえば防腐剤、抗酸化剤、pH緩衝剤、表面活性
剤等を含有させることもできる。この種の剤形を製造す
る実際の方法は既知で、本技術分野の熟練者には明白で
あろう。たとえば、Remington’s Phar
maceutical Scirnces,MackP
ublishing Company,Easton,
Pennsylvania,16版、1980が参考に
なる。
【0081】以下の原料製造例および実施例により、本
発明を例示するが、これらは本発明の範囲を限定するも
のではない。原料製造例1 式(IV)の(±)−5,6,13,13a−テトラヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン塩酸塩および関連化合物 A.式(IV)においてXおよびYが水素である化合物
の製造 ジイソプロピルアミン(28ml)およびテトラヒドロ
フラン150mlを−65℃に冷却し、1.6Mのn−
ブチルリチウム125mlを添加した。得られた溶液
に、テトラヒドロフラン中16.2gの3,4−ジヒド
ロイソキノリンおよび38.4gの2−メチルニコチン
酸の溶液を加えた。混合物の温度を−20℃まで上昇さ
せ、600mlの3N塩酸、ついで200mlの水を加
えた。混合物をNHOHで塩基性とし、エーテルで2
回抽出した。エーテル抽出液を合わせて、無水硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、蒸発させ、残留物をメタノールに
溶解し、エーテル中無水塩酸で酸性にした。アセトン
(50ml)を加え、混合物を一夜放置する。結晶性生
成物を濾過して集めると、34gの(±)−5,6,1
3,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩、融点220
〜222℃が得られる。母液を蒸発させ、ついでエーテ
ルとNHOH水溶液の間に分配し、エーテルを蒸発さ
せて得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチルで溶出すると、さらに標記化合物7.
5gの遊離塩基が得られる。遊離塩基は、融点72〜7
3℃を示す。
【0082】B.XおよびYの異なる式(IV)の化合
物の製造 3,4−ジヒドロイソキノリンに代えて以下の式(II
I)の化合物:6−メトキシ−3,4−ジヒドロイソキ
ノリン;6,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロイソキ
ノリン;5,8−ジメトキシ−3,4−ジヒドロイソキ
ノリン;6,7−メチレンジオキシ−3,4−ジヒドロ
イソキノリン;6,7−(エチレン−1,2−ジオキ
シ)−3,4−ジヒドロイソキノリン;を用いて上記原
料製造例1Aの操作と同様に処理すると、式(IV)の
以下の化合物:(±)−3−メトキシ−5,6,13,
13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩、融点244〜24
6℃;(±)−2,3−ジメトキシ−5,6,13,1
3a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン−8−オン塩酸塩、融点238〜240
℃;(±)−1,4−ジメトキシ−5,6,13,13
a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン塩酸塩、;(±)−2,3−メチ
レンジオキシ−5,6,13,13a−テトラヒドロイ
ソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン塩酸塩、融点177〜179℃;および(±)−2,
3(エチレン−1,2−ジオキシ)−5,6,13,1
3a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン−8−オン;が得られた。
【0083】C.XおよびYの異なる式(IV)の化合
物の製造 同様に、3,4−ジヒドロイソキノリンに代えて以下の
式(111)の化合物:8−メチル−3,4−ジヒドロ
イソキノリン;7−メチル−3,4−ジヒドロイソキノ
リン;6−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン;
6,7−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン;6
−エチル−3,4−ジヒドロイソキノリン;6−イソブ
チル−3,4−ジヒドロイソキノリン;6−n−ヘキシ
ル−3,4−ジヒドロイソキノリン;8−メトキシ−
3,4−ジヒドロイソキノリン;7−メトキシ−3,4
−ジヒドロイソキノリン;5−メトキシ−3,4−ジヒ
ドロイソキノリン;6−エトキシ−3,4−ジヒドロイ
ソキノリン;6−イソブトキシ−3,4−ジヒドロイソ
キノリン;6−n−ヘキシロキシ−3,4−ジヒドロイ
ソキノリン;6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロイソキ
ノリン;6,7−ジヒドロキシ−3,4−ジヒドロイソ
キノリン;7,8−ジメトキシ−3,4−ジヒドロイソ
キノリン;5,8−ジメトキシ−3,4−ジヒドロイソ
キノリン;5,6−ジメトキシ−3,4−ジヒドロイソ
キノリン;6,7−ジエトキシ−3,4−ジヒドロイソ
キノリン;6,7−ジ−n−ブトキシ−3,4−ジヒド
ロイソキノリン;7,8−メチレンジオキシ−3,4−
ジヒドロイソキノリン;5,6−メチレンジオキシ−
3,4−ジヒドロイソキノリン;8−クロロ−3,4−
ジヒドロイソキノリン;7−クロロ−3,4−ジヒドロ
イソキノリン;6−クロロ−3,4−ジヒドロイソキノ
リン;5−クロロ−3,4−ジヒドロイソキノリン;6
−ブロモ−3,4−ジヒドロイソキノリン;6−フルオ
ロ−3,4−ジヒドロイソキノリン;7−フルオロ−
3,4−ジヒドロイソキノリン;を用いて上記原料製造
例1Aの操作と同様に処理すると、式(IV)の以下の
例示的化合物:(±)−1−メチル−5,6,13,1
3a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−2−メチル−
5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1
−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;
(±)−3−メチル−5,6,13,13a−テトラヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン塩酸塩;(±)−2,3−ジメチル−5,6,
13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−3
−エチル−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩
酸塩;(±)−3−イソブチル−5,6,13,13a
−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフ
チリジン−8−オン塩酸塩;(±)−3−n−ヘキシル
−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;
(±)−1−メトキシ−5,6,13,13a−テトラ
ヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン
−8−オン塩酸塩;(±)−2−メトキシ−5,6,1
3,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−4
−メトキシ−5,6,13,13a−テトラヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン
塩酸塩;(±)−3−エトキシ−5,6,13,13a
−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフ
チリジン−8−オン塩酸塩;(±)−3−イソブトキシ
−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;
(±)−3−n−ヘキシルオキシ−5,6,13,13
a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−3−ヒドロキシ
−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;
(±)−2,3−ジヒドロ−5,6,13,13a−テ
トラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン−8−オン塩酸塩;(±)−1,2−ジメトキシ−
5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1
−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;
(±)−1,4−ジメトキシ−5,6,13,13a−
テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン塩酸塩;(±)−3,4−ジメトキシ
−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;
(±)−2,3−ジエトキシ−5,6,13,13a−
テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン塩酸塩;(±)−2,3−ジ−n−ブ
トキシ−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸
塩;(±)−1,2−メチレンジオキシ−5,6,1
3,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−
3,4−メチレンジオキシ−5,6,13,13a−テ
トラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン−8−オン塩酸塩;(±)−1−クロロ−5,6,
13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−2
−クロロ−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩
酸塩;(±)−3−クロロ−5,6,13,13a−テ
トラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン−8−オン塩酸塩;(±)−4−クロロ−5,6,
13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;(±)−3
−ブロモ−5,6,13,13a−テトラヒドロイソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩
酸塩;(±)−3−フルオロ−5,6,13,13a−
テトラヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン塩酸塩;(±)−2−フルオロ−5,
6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩;が得ら
れる。
【0084】原料製造例2 (±)−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン(V)および
(±)−5,6,8aβ,9,10,11,12,12
aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン(VI)、なら
びに式(V)および(VI)の関連化合物の製造 A.式(V)および(VI)においてXおよびYが水素
である化合物の製造 上記原料製造例1に示すようにして製造した(±)−
5,6,13,13a−テトラヒドロイソキノ〔2,1
−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン塩酸塩30
g、および7.5gの5%Rh−Alの300m
l酢酸中混合物を、50psiで42時間水素化した。
触媒を濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮した。残留物
をメチレンクロリドとNHOH水溶液の間に分配し、
メチレンクロリド層を分離し、溶媒を減圧下に除去し
た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、メ
チレンクロリド中5〜20%メタノールで溶出して精製
した。溶出した最初の成分は、(±)−5,6,8a
β,9,10,11,12,12aβ,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン(VI)(9.7g)、融点105〜
106℃であった。溶出した第二の成分は、(±)−
5,6,8aα,9,10,11,12,12aα,1
3,13a−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン(V)(11.0g)、融
点91〜92℃であった。
【0085】B.XおよびYは水素、メトキシ、メチレ
ンジオキシまたはエチレンジオキシから選ばれる式
(V)および(VI)の化合物の製造 同様に、(±)−5,6,13,13a−テトラヒドロ
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−
オン塩酸塩を、たとえば原料製造例1Bに記載したよう
にして得られた他の式(IV)の化合物に代え、上記原
料製造例2Aの操作に従って、以下の式(V)および
(VI)の化合物を製造した。 (±)−3−メトキシ−5,6,8aβ,9,10,1
1,12,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;および(±)−3−メトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン、融点118〜119℃;(±)−2,3
−ジメトキシ−5,6,8aβ,9,10,11,1
2,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;お
よび(±)−2,3−ジメトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン;(±)−1,4−ジメトキシ−5,6,
8aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13
aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン;および(±)−1,4−ジメト
キシ−5,6,8aα,9,10,11,12,12a
α,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−2,
3−メチレンジオキシ−5,6,8aβ,9,10,1
1,12,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;および(±)−2,3−メチレンジオキシ−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−2,3−(エチ
レン−1,2−ジオキシ)−5,6,8aβ,9,1
0,11,12,12aβ,13,13aα−デカヒド
ロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8
−オン;および(±)−2,3−(エチレン−1,2−
ジオキシ)−5,6,8aα,9,10,11,12,
12aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;
【0086】C.様々なXおよびYを有する式(V)お
よび(VI)の化合物の製造 同様に、(±)−5,6,13,13a−テトラヒドロ
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−
オン塩酸塩を、たとえば、原料製造例1Cに記載したよ
うにして得られた他の式(IV)の化合物に代え、上記
原料製造例2Aの操作に従って以下の式(V)および
(VI)の化合物が製造される。 (±)−1−メチル−5,6,8aβ,9,10,1
1,12,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;および(±)−1−メチル−5,6,8aα,9,
10,11,12,12aα,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン;(±)−2−メチル−5,6,8aβ,9,
10,11,12,12aβ,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン;および(±)−2−メチル−5,6,8a
α,9,10,11,12,12aα,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン;(±)−3−メチル−5,6,8a
β,9,10,11,12,12aβ,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン;および(±)−3−メチル−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−2,3−ジメチ
ル−5,6,8aβ,9,10,11,12,12a
β,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;および(±)
−2,3−ジメチル−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;(±)−3−エチル−5,6,8aβ,9,10,
11,12,12aβ,13,13aα−デカヒドロイ
ソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;および(±)−3−エチル−5,6,8aα,9,
10,11,12,12aα,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン;(±)−3−イソブチル−5,6,8aβ,
9,10,11,12,12aβ,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン;および(±)−3−イソブチル−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−3−n−ヘキシ
ル−5,6,8aβ,9,10,11,12,12a
β,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;および(±)
−3−n−ヘキシル−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;(±)−1−メトキシ−5,6,8aβ,9,1
0,11,12,12aβ,13,13aα−デカヒド
ロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8
−オン;および(±)−1−メトキシ−5,6,8a
α,9,10,11,12,12aα,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン;(±)−2−メトキシ−5,6,8
aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13a
α−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフ
チリジン−8−オン;および(±)−2−メトキシ−
5,6,8aα,9,10,11,12,12aα,1
3,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−4−メト
キシ−5,6,8aβ,9,10,11,12,12a
β,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;および(±)
−4−メトキシ−5,6,8aα,9,10,11,1
2,12aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;
(±)−3−エトキシ−5,6,8aβ,9,10,1
1,12,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;および(±)−3−エトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン;(±)−3−イソブトキシ−5,6,8
aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13a
α−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフ
チリジン−8−オン;および(±)−3−イソブトキシ
−5,6,8aα,9,10,11,12,12aα,
13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−3−n−
ヘキシルオキシ−5,6,8aβ,9,10,11,1
2,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;お
よび(±)−3−n−ヘキシルオキシ−5,6,8a
α,9,10,11,12,12aα,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン;(±)−3−ヒドロキシ−5,6,
8aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13
aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン;および(±)−3−ヒドロキシ
−5,6,8aα,9,10,11,12,12aα,
13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−2,3−
ジヒドロキシ−5,6,8aβ,9,10,11,1
2,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;お
よび(±)−2,3−ジヒドロキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン;(±)−1,2−ジメトキシ−5,6,
8aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13
aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン;および(±)−1,2−ジメト
キシ−5,6,8aα,9,10,11,12,12a
α,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−1,
4−ジメトキシ−5,6,8aβ,9,10,11,1
2,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;お
よび(±)−1,4−ジメトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン;(±)−3,4−ジメトキシ−5,6,
8aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13
aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン;および(±)−3,4−ジメト
キシ−5,6,8aα,9,10,11,12,12a
α,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−2,
3−ジエトキシ−5,6,8aβ,9,10,11,1
2,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;お
よび(±)−2,3−ジエトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン−8−オン;(±)−2,3−ジ−n−ブトキシ−
5,6,8aβ,9,10,11,12,12aβ,1
3,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;および(±)−
2,3−ジ−n−ブトキシ−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8
−オン;(±)−1,2−メチレンジオキシ−5,6,
8aβ,9,10,11,12,12aβ,13,13
aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン−8−オン;および(±)−1,2−メチレ
ンジオキシ−5,6,8aα,9,10,11,12,
12aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−
2−クロロ−5,6,8aβ,9,10,11,12,
12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;および
(±)−2−クロロ−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロイソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;(±)−3−クロロ−5,6,8aβ,9,10,
11,12,12aβ,13,13aα−デカヒドロイ
ソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オ
ン;および(±)−3−クロロ−5,6,8aα,9,
10,11,12,12aα,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン;(±)−4−クロロ−5,6,8aβ,9,
10,11,12,12aβ,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン;および(±)−4−クロロ−5,6,8a
α,9,10,11,12,12aα,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン;(±)−3−ブロモ−5,6,8a
β,9,10,11,12,12aβ,13,13aα
−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン−8−オン;および(±)−3−ブロモ−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−3−フルオロ−
5,6,8aβ,9,10,11,12,12aβ,1
3,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;および(±)−3
−フルオロ−5,6,8aα,9,10,11,12,
12aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;(±)−
2−フルオロ−5,6,8aβ,9,10,11,1
2,12aβ,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン;お
よび(±)−2−フルオロ−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8
−オン;
【0087】原料製造例3 式(VII)の(±)−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンお
よび関連化合物の製造 A.式(VII)においてXおよびYは水素である化合
物の製造 原料製造例2に示したようにして製造された9.6gの
(±)−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オン(V)をテトラ
ヒドロフラン50mlに溶解した溶液を、テトラヒドロ
フラン75ml中2.5gの水素化リチウムアルミニウ
ムの溶液に徐々に加えた。得られた混合物を3時間還流
下に攪拌し、冷却し、2.5mlの水、2.5mlの1
5%水酸化ナトリウム、および7.5mlの水で順次処
理した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させると、8.8
gの(±)−5,6,8aα,9,10,11,12,
12aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン(VII)が
粘稠な油状物が得られた。油状物をエタノールに溶解
し、エーテル中無水塩酸で酸性にすると、二塩酸塩が結
晶化した。融点290〜295℃。
【0088】B.XおよびYは水素、メトキシ、メチレ
ンジオキシまたはエチレンジオキシから選ばれる式(V
II)の化合物の製造 同様に、(±)−5,6,8aα,9,10,11,1
2,12aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オンの代
わりに、たとえば原料製造例2Bに記載されたようにし
て得られた式(V)の化合物を使用し、上記原料製造例
3Aの操作に従い、式(VII)の以下の相当する化合
物が製造された。 (±)−3−メトキシ−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(±)−2,3−ジメトキシ−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン;(±)−1,4−ジメトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−2,3−メチレンジオキシ−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(±)−2,3−(エチレン
−1,2−ジオキシ)−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0089】C.様々なXおよびYを有する式(VI
I)の化合物の製造 同様に、(±)−5,6,8aα,9,10,11,1
2,12aα,13,13aα−デカヒドロイソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−8−オンの代
わりに、たとえば原料製造例2Cに記載されたようにし
て得られた式(V)の他の化合物を使用し、上記の原料
製造例3Aの操作に従い、式(VII)の以下の例示的
化合物が製造される。 (±)−1−メチル−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(±)−2−メチル−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(±)−3−メチル−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(±)−2,3−ジメチル−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン;(±)−3−エチル−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン;(±)−3−イソブチル−5,6,8aα,9,
10,11,12,12aα,13,13aα−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(±)−3−n−ヘキシル−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−1−メトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−2−メトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−4−メトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−3−エトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−3−イソブトキシ−5,6,8a
α,9,10,11,12,12aα,13,13aα
−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(±)−3−n−ヘキシルオキシ−
5,6,8aα,9,10,11,12,12aα,1
3,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−3−ヒドロキシ
−5,6,8aα,9,10,11,12,12aα,
13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1
−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−2,3−ジヒ
ドロキシ−5,6,8aα,9,10,11,12,1
2aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−1,
2−ジメトキシ−5,6,8aα,9,10,11,1
2,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イ
ソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)
−1,4−ジメトキシ−5,6,8aα,9,10,1
1,12,12aα,13,13aα−デカヒドロ−8
H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(±)−3,4−ジメトキシ−5,6,8aα,9,1
0,11,12,12aα,13,13aα−デカヒド
ロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリ
ジン;(±)−2,3−ジエトキシ−5,6,8aα,
9,10,11,12,12aα,13,13aα−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(±)−2,3−ジ−n−ブトキシ−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(±)−1,2−メチレンジ
オキシ−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−2−
クロロ−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−3−
クロロ−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−4−
クロロ−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−3−
ブロモ−5,6,8aα,9,10,11,12,12
aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−3−
フルオロ−5,6,8aα,9,10,11,12,1
2aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(±)−2−
フルオロ−5,6,8aα,9,10,11,12,1
2aα,13,13aα−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0090】原料製造例4 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシー5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジンおよび(8aS,12aR,13a
R)−3−メトキシ−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンならびに式
(VIIA)および式(VIIB)の関連化合物の製造 式(VIIA)および式(VIIB)において、Xが3
−メトキシ、Yが水素である化合物の製造 A.式(V)の化合物、(±)−3−メトキシ−5,
6,8aα,9,10,11,12,12aα,13,
13aα−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン−8−オン1.95gおよび1.0g
の(R)−(+)−α−メチルベンジルイソシアネート
のメチレンクロリド50ml中溶液を、室温で30分間
攪拌した。ついで溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリ
カゲル上多段中圧クロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル中5%メタノールで溶出した。溶出した最初の化合物
は、(8aS,12aS,13aS)−3−メトキシ−
12−(1−R−フェネチルアミノカルボニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフ
チリジン−8−オン、融点198〜199℃,〔α〕2
5=+36.5(クロロホルム)であり、続いて(8a
R,12aR,13aR)−3−メトキシ−12−(1
−R−フェネチルアミノカルボニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オン、融点220〜221℃,〔α〕 25=−1
1.4(クロロホルム)であった。
【0091】B.(8aS,12aS,13aS)−3
−メトキシ−12−(1−R−フェネチルアミノカルボ
ニル)−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロイソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン−8−オン11.5gのテトラ
ヒドロフラン75ml中溶液を、テトラヒドロフラン7
5ml中2.0gの水素化リチウムアルミニウム溶液に
徐々に加えた。得られた混合物を還流下に2時間攪拌
し、冷却し、2.5mlの水、2.5mlの15%水酸
化ナトリウム、および7.5mlの水で順次処理した。
混合物を濾過し、濾液を蒸発させると、8.8gの(8
aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12−
(1−R−フェネチルアミノカルボニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジンが泡状物として得られた。この泡状物をさら
に精製することなくそのまま、次の反応に使用した。
【0092】C.10.5gの(8aR,12aS,1
3aS)−3−メトキシ−12−(1−R−フェネチル
アミノカルボニル)−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンを、n−ブ
タノール中2Nナトリウムn−ブトキシド125mlに
溶解し、この溶液を4時間還流した。冷却後、水を加
え、溶液を2N塩酸で酸性にした。ついで、溶液を酢酸
エチルで洗浄し、水性部分を水酸化アンモニウム水溶液
で塩基性にし、さらにメチレンクロリドで抽出した。次
に、抽出液から減圧下に溶媒を除去し、残留物をシリカ
ゲル上クロマトグラフィーに付し、メチレンクロリド中
10〜20%メタノールで溶出し、式(VIIA)の化
合物、(8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン、融点125〜127℃,
〔α〕 25=−150.7(クロロホルム)を得た。
【0093】D.式(VIIA)および(VIIB)に
おいて、XおよびYは水素、メトキシおよびメチレンジ
オキシから選ばれる化合物の製造 同様に、(±)−3−メトキシ−5,6,8aα,9,
10,11,12,12aα,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オンに代えて、たとえば原料製造例2Bに示したよ
うにして製造した式(V)の化合物を使用し、上述の原
料製造例4A,4Bおよひ4Cの操作に従って、以下の
式(VIIA)およひ式(VIIB)の化合物が製造さ
れた。 (8aS,12aR,13aR)−3−メトキシー5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン、融点125〜127℃,〔α〕
25=+154.5(クロロホルム) (8aR,12aS,13aS)−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン (8aS,12aR,13aR)−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン (8aR,12aS,13aS)−2,3−メチレンジ
オキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−2,3−メチレンジ
オキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン
【0094】E.様々なXおよびYを有する式(VII
A)および(VIIB)の化合物の製造 同様に、(±)−3−メトキシ−5,6,8aα,9,
10,11,12,12aα,13,13aα−デカヒ
ドロイソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン−
8−オンに代えて、たとえば原料製造例2Bに示したよ
うにして製造される式(V)の他の化合物を使用し、上
述の原料製造例4A,4Bおよび4Cの操作に従って、
以下の式(VIIA)および(VIIB)の例示的化合
物が製造される。 (8aR,12aS,13aS)−2,3−ジメトキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−2,3−ジメトキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−1,4−ジメトキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−1,4−ジメトキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−2,3−(エチレン
−1,2−ジオキシ)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−2,3−(エチレン
−1,2−ジオキシ)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−1−メチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−1−メチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−2−メチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−2−メチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−メチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−メチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−2,3−ジメチル−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−2,3−ジメチル−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−エチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−エチル−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−イソブチル−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−イソブチル−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−n−ヘキシル−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−n−ヘキシル−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−1−メトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−1−メトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−2−メトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−2−メトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−4−メトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−4−メトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−2−
メチル−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−メトキシ−2−
メチル−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−エトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−エトキシ−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−イソプロポキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−イソプロポキシ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−イソプトキシ−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−イソプトキシ−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−n−ヘキシルオ
キシ−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−n−ヘキシルオ
キシ−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン (8aR,12aS,13aS)−3−ヒドロキシ−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン (8aS,12aR,13aR)−3−ヒドロキシ−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12aS,13a
S)−2,3−ジヒドロキシ−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aS,12aR,13aR)−2,3−ジヒド
ロキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12a
S,13aS)−1,2−ジメトキシ−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aS,12aR,13aR)−1,2−ジ
メトキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12a
S,13aS)−1,4−ジメトキシ−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aS,12aR,13aR)−1,4−ジ
メトキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12a
S,13aS)−3,4−ジメトキシ−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aS,12aR,13aR)−3,4−ジ
メトキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12a
S,13aS)−2,3−ジエトキシ−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aS,12aR,13aR)−2,3−ジ
エトキシ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12a
S,13aS)−2,3−ジ−n−ブトキシ−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aS,12aR,13aR)−2,
3−ジ−n−ブトキシ−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aR,12aS,13aS)−1,2−メチレンジオキ
シ−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aS,12aR,1
3aR)−1,2−メチレンジオキシ−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aR,12aS,13aS)−2−クロロ
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aS,12aR,1
3aR)−2−クロロ−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aR,12aS,13aS)−3−クロロ−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aS,12aR,13aR)−3−ク
ロロ−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12aS,1
3aS)−4−クロロ−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aS,12aR,13aR)−4−クロロ−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aR,12aS,13aS)−3−ブ
ロモ−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aS,12aR,1
3aR)−3−ブロモ−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aR,12aS,13aS)−3−フルオロ−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aS,12aR,13aR)−3−
フルオロ−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aR,12a
S,13aS)−2−フルオロ−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aS,12aR,13aR)−2−フルオロ−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;
【0095】原料製造例5 2−メチルピロール−3−カルボン酸ジエチルアミドの
製造 トルエン30ml中1.6mlのジエチルアミンの溶液
に、7.5mlの2Mトリメチルアルミニウムを加え、
混合物を20分間攪拌した。この混合物に、1.53g
の2−メチルピロール−3−カルボン酸エチルエステル
を加え、反応混合物を一夜還流した。混合物を冷却し、
2N塩酸で酸性にし、酢酸エチルで2回、メチレンクロ
リドで3回抽出した。抽出液を合わせて、減圧下に溶媒
を除去し、残留物をシリカゲル上フラッシュクロマトグ
ラフィーに付し、75%酢酸エチル/ヘキサンで溶出す
ると、1.5gの2−メチルピロール−3−カルボン酸
ジエチルアミドが得られた。融点120〜121℃。
【0096】原料製造例6 1−tert−ブトキシカルボニル−2−メチルピロー
ル−3−カルボン酸ジエチルアミドの製造 25mlのアセトニトリル中3.6gの2−メチルピロ
ール−3−カルボン酸ジエチルアミドの溶液に、4.7
6gのジ−(tert−ブチル)カルボネートおよび
0.10gの4−ジメチルアミノピリジンを加えた。こ
の混合物を1時間攪拌し、水を加え、生成物を酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水で洗浄し、溶媒を減圧下に除
去した。残留物をシリカゲル上フラッシュクロマトグラ
フィーに付し、40%酢酸エチル/ヘキサンで溶出し、
1.5gの1−tert−ブトキシカルボニル−2−メ
チルピロール−3−カルボン酸ジエチルアミドを油状物
として得た。
【0097】原料製造例7 式(IX)の(±)−11−(tert−ブトキシカル
ボニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒ
ドロ−3−メトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン−8−オンおよび関連化合物の製造 A.式(IX)においてXは3−メトキシ、Yは水素で
ある化合物の製造 ジイソプロピルアミン(2.8ml、20mmol)テ
トラヒドロフラン75mlを−70℃に冷却し、2.5
Mのn−ブチルリチウム12.5ml(20mmol)
を加えた。得られた溶液に、10mlのテトラヒドロフ
ラン中、4.2g(15mmol)の1−(tert−
ブトキシカルボニル)−2−メチルピロール−3−カル
ボン酸ジエチルアミドの溶液を加え混合物を約3分間攪
拌した。この混合物に、10mlのテトラヒドロフラン
中2.9g(18mmol)の6−メトキシ−3,4−
ジヒドロイソキノリンを添加した。混合物を−70℃で
約30分間攪拌し、ついで約30分を要して温度を−3
0℃に上昇させた。水(100ml)を加え、混合物を
酢酸エチルで2回抽出した。酢酸エチル抽出液を合わせ
て無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、蒸発させ残留物
をフラッシュクロマトグラフィーに付し、25%酢酸エ
チル/ヘキサンで溶出し、3gの油状物を得た。この油
状物をジエチルエーテルから結晶化すると、(±)−1
1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,
11,12,12a−ヘキサヒドロ−3−メトキシベン
ゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン、
融点121〜122℃が得られた。
【0098】B.XおよびYは2,3−メチレンジオキ
シである式(IX)の化合物の製造 同様に、6−メトキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン
の代わりに、原料製造例1Bに記載されたような6,7
−メチレンジオキシ−3,4−ジヒドロイソキノリンを
使用し、上記原料製造例7Aの操作に従い、式(IX)
の以下の化合物が製造された。 (±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−2,
3−メチレンジオキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン−8−オン、融点171〜172℃
【0099】C.様々なXおよびYを有する式(IX)
の化合物の製造 同様に、6−メトキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン
の代わりに、式(III)の他の化合物を使用し、上記
原料製造例7Aの操作に従い、式(IX)の以下の化合
物が製造される。 (±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−1−
メトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
−8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシカル
ボニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒ
ドロ−2−メトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン−8−オン;(±)−11−(tert−ブ
トキシカルボニル)−5,6,8,11,12,12a
−ヘキサヒドロ−4−メトキシベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−
(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−3−エトキシベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−3−
イソブトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシ
カルボニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキ
サヒドロ−3−n−ヘキシルオキシベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−
(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−3−ヒドロキシベン
ゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−2,
3−ジヒドロキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン−8−オン;(±)−11−(tert−ブト
キシカルボニル)−5,6,8,11,12,12a−
ヘキサヒドロ−2,3−ジメトキシベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−
(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−1,4−ジメトキシ
ベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オ
ン;(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)
−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−
3,4−ジメトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン−8−オン;(±)−11−(tert−ブ
トキシカルボニル)−5,6,8,11,12,12a
−ヘキサヒドロ−2,3−ジエトキシベンゾ〔a〕ピロ
ロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11
−(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−2,3−ジ−n−ブ
トキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−
8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシカルボ
ニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒド
ロ−1,2−メチレンジオキシベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−
(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−3,4−メチレンジ
オキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−
8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシカルボ
ニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒド
ロ−2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ)ベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−1−
メチルベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−
8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシカルボ
ニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒド
ロ−2−メチルベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノ
リジン−8−オン;(±)−11−(tert−ブトキ
シカルボニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘ
キサヒドロ−3−メチルベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−(tert
−ブトキシカルボニル)−5,6,8,11,12,1
2a−ヘキサヒドロ−2,3−ジメチルベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−1
1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,
11,12,12a−ヘキサヒドロ−3−エチルベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−3−
イソブチルベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン−8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシカ
ルボニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサ
ヒドロ−3−n−ヘキシルベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−(ter
t−ブトキシカルボニル)−5,6,8,11,12,
12a−ヘキサヒドロ−1−クロロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−
(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−2−クロロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−11−(tert−ブトキシカルボニル)−
5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ−3−
クロロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−
8−オン;(±)−11−(tert−ブトキシカルボ
ニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒド
ロ−3−ブロモベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノ
リジン−8−オン;(±)−11−(tert−ブトキ
シカルボニル)−5,6,8,11,12,12a−ヘ
キサヒドロ−2−フルオロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン;(±)−11−(ter
t−ブトキシカルボニル)−5,6,8,11,12,
12a−ヘキサヒドロ−3−フルオロベンゾ〔a〕ピロ
ロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
【0100】原料製造例8 (±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン−8−オンおよび式(X)の関連化合物
の製造 A.式(X)において、Xが3−メトキシ、Yが水素で
ある化合物の製造 原料製造例7に示すようにして製造された(±)−11
−(tert−ブトキシカルボニル)−5,6,8,1
1,12,12a−ヘキサヒドロ−3−メトキシベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン15
gと3.5gの5%Rh−Alの200mlエタ
ノール中混合物を40psiで約4時間水素化した。触
媒を濾過して除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物
を100mlのメチレンクロリドに溶解し、15mlの
トリフルオロ酢酸を加えた。混合物を室温で18時間攪
拌したのち、メチレンクロリドとNHOH水溶液の間
に分配し、メチレンクロリド層を分離し、溶媒を減圧下
に除去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに
より精製し、1%水酸化アンモニウム/10%メタノー
ル/メチレンクロリドで溶出すると(±)−(8aα,
11aα,12aα)−3−メトキシ−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−
オン(X)、融点98〜99℃が得られた。
【0101】B.XおよびYは2,3−メチレンジオキ
シである式(X)の化合物の製造 同様に、(±)−11−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ
−3−メトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノ
リジン−8−オンの代わりに、たとえば原料製造例7B
に示されたようにして製造された(±)−11−(te
rt−ブトキシカルボニル)−5,6,8,11,1
2,12a−ヘキサヒドロ−2,3−メチレンジオキシ
ベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オ
ンを用い、上記原料製造例8Aの操作に従い、以下の式
(X)の化合物が製造された。 (±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3−メ
チレンジオキシ−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン、融点175〜1
76℃
【0102】C.様々なXおよびYを有する式(X)の
化合物の製造 同様に(±)−11−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−5,6,8,11,12,12a−ヘキサヒドロ
−3−メトキシベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノ
リジン−8−オンの代わりに、たとえば原料製造例7C
に示すようにして製造された式(IX)の他の化合物を
使用し、上記原料製造例8Aの操作に従い、式(X)の
以下の例示的化合物が製造される。 (±)−(8aα,11aα,12aα)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12aα)
−1−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8a
α,11aα,12aα)−2−メトキシー5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12aα)
−4−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8a
α,11aα,12aα)−3−エトキシ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12aα)
−3−イソブトキシ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−
(8aα,11aα,12aα)−3−n−ヘキシルオ
キシ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−3−ヒドロキシ−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3
−ジヒドロキシ−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8a
α,11aα,12aα)−2,3−ジメトキシ−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−1,4−ジメトキシ−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3,4−ジ
メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8a
α,11aα,12aα)−2,3−ジエトキシ−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−2,3−ジ−n−ブトキシ−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−1,2
−メチレンジオキシ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−
(8aα,11aα,12aα)−3,4−メチレンジ
オキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8aα,11
aα,12aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジオ
キシ)−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8aα,11
aα,12aα)−1−メチル−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−2−メ
チル−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−3−メチル−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;
(±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジ
メチル−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8aα,11
aα,12aα)−3−エチル−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−イ
ソブチル−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−(8a
α,11aα,12aα)−3−n−ヘキシル−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−1−クロロ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−
(8aα,11aα,12aα)−2−クロロ−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−3−クロロ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−
(8aα,11aα,12aα)−3−ブロモ−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−2−フルオロ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン−8−オン;(±)−
(8aα,11aα,12aα)−3−フルオロ−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン−8−オン;
【0103】原料製造例9 (±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジンおよび式(XI)の関連化合物の製造 A.(XI)において、Xが3−メトキシ、Yが水素で
ある化合物の製造 原料製造例8に示すようにして製造された(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
−8−オン(X)7.6gをテトラヒドロフラン125
mlに溶解し、この溶液に、テトラヒドロフラン100
ml中1.0gの水素化リチウムアルミニウムの溶液を
徐々に加えた。得られた混合物を還流下に3時間攪拌
し、冷却し、2.5mlの水、2.5mlの15%水酸
化ナトリウム、および7.5mlの水で順次処理した。
混合物を濾過し、濾液を蒸発させると、(±)−(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
が油状物として得られた。この油状物はさらに精製する
ことなくそのまま次の反応に使用した。
【0104】B.XおよびYは2,3−メチレンジオキ
シである式(XI)の化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オンの代わりに、たと
えば原料製造例8Bに示すようにして製造された(±)
−(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレン
ジオキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オンを用い、上記原料
製造例9Aの操作に従い、以下の式(XI)の化合物が
製造された。 (±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3−メ
チレンジオキシ−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン
【0105】C.様々なXおよびYを有する式(XI)
の化合物の製造 同様に(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−
メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン−8−オンの代わりに、たと
えば原料製造例8Cに示されたようにして製造された式
(X)の他の化合物を使用し、上記原料製造例9Aの操
作に従い、式(XI)の以下の例示的化合物が製造され
る。 (±)−(8aα,11aα,12aα)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−1−メ
トキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11aα,12
aα)−2−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,
11aα,12aα)−4−メトキシ−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−エトキ
シ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−3−イソブトキシ−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−n−ヘキシルオキシ
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(±)−(8aα,11aα,12aα)
−3−ヒドロキシ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−ジヒドロキシ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3
−ジメトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−1,4−ジメトキシ−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3,4−ジ
メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)一2,3−ジエトキシ−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジ
−n−ブトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−1,2−メチレンジオキシ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−3,4
−メチレンジオキシ−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジ
オキシ)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−1−メチル−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8
aα,11aα,12aα)−2−メチル−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メ
チル−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(±)−(8aα,11aα,12a
α)−2,3−ジメチル−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−エチル−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−イ
ソブチル−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−3−n−ヘキシル−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(±)−(8aα,11aα,12aα)−1−クロロ
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(±)−(8aα,11aα,12aα)
−2−クロロ−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11a
α,12aα)−3−クロロ−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−ブロモ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(±)−(8aα,11aα,12aα)−2−フ
ルオロ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン;(±)−(8aα,11aα,12
aα)−3−フルオロ−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
【0106】原料製造例10 (±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−11−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジンおよび式(XII)の関連化合物の製造 A.式(XII)において、Aがプロピレン、Xが3−
メトキシ、Yが水素、Zがクロロ、nが1である化合物
の製造 原料製造例9に示すようにして製造された(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
(XI)と7mlのトリエチルアミンをメチレンクロリ
ド150mlに溶解し、この溶液を0℃に冷却し、ジク
ロロメタン50ml中5.5gの3−クロロプロパンス
ルホニルクロリドを加えた。発熱反応が認められた。得
られた混合物を0℃で30分間攪拌し、次に希水酸化ア
ンモニウムで洗浄した。メチレンクロリド層を分離し、
溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲルクロマト
グラフィーで精製し、50%酢酸エチル/ヘキサンで溶
出すると、式(XII)においてnが1である化合物、
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−11−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジンが油状物として得られた。
【0107】B.式(XII)において、Aがプロピレ
ン、Xが3−メトキシ、Yが水素、Zがクロロ、nが2
である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンの代わりに、たとえば原料製
造例4に示すようにして製造された(8aR,12a
S,13aS)−3−メトキシ−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン
を用い、上記原料製造例10Aの操作に従い、以下の式
(XII)においてnが2の化合物が製造された。 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン、油状物;これを、エタノール/エーテル混合物
中、無水塩酸で処理して塩酸塩に変換すると、(8a
R,12aS,13aS)−3−メトキシ−12−(3
−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン
塩酸塩、融点203〜205℃が得られた。〔α〕
25=+28.7°(c=0.55、メタノール)
【0108】C.nが1、A、X、YおよびZは様々な
式(XII)の化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンを、たとえば原料製造例9に
示されたようにして製造された式(XI)のラセミ化合
物または式(XI)の化合物の単一のエナンチオマーに
任意に置換し、また3−クロロプロパンスルホニルクロ
リドを、式ZASOZ(式中、Zはクロロであり、A
は1〜6個の炭素原子を有する低級アルキレンである)
の適当なハロアルキルスルホニルハライドに任意に置換
し、上記原料製造例10Aの操作に従い、式(XII)
においてnが1の以下の化合物がラセミ型または光学活
性型として製造される。 (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(クロロメタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−(2
−クロロエタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−メトキシ−11−(4−クロ
ロブタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−メトキシ−11−(3−クロロ−
2−メチルプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−(3
−クロロ−1,2−ジメチルプロパンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メト
キシ−11−(6−クロロヘキサンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−11−(3−
クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−1−メトキシ−11−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2−メトキシ−11−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−4−メトキシ−11−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−エトキシ−11−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−イソプトキシ−11−(3−
クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−n−ヘキシルオキシ−11−
(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−3−ヒドロキシ−11−
(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2,3−ジヒドロキシ−
11−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジメト
キシ−11−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−1,4−ジメ
トキシ−11−(3−クロロプロパンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3,4−
ジメトキシ−11−(3−クロロプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−ジエトキシ−11−(3−クロロプロパンスルホニ
ル)−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
2,3−ジ−n−ブトキシ−11−(3−クロロプロパ
ンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジヘキシルオキシ−11−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11
−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−11−(クロロメタンスルホニル)−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(2−クロロエタンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチ
レンジオキシ−11−(4−クロロブタンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−メチレンジオキシ−11−(3−クロロ−2−メチル
プロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11−
(3−クロロ−1,2−ジメチルプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−メチレンジオキシ−11−(6−クロロヘキサンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1,2−メチレンジオキシ−11−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3,4−メチレンジオキシ−11
−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2,3−(エチレン−
1,2−ジオキシ)−11−(3−クロロブロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1−メチル−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−メチル−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−メチル−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9;10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジメチル−11−(3−クロロプロパ
ンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−エチル−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−イソブチル−11−(3−クロロプロパン
スルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−n−ヘキシル−11−(3−クロロプロパ
ンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1−クロロ−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−クロロ−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−クロロ−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−プロモ−11−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−フルオロ−11−(3−クロロプロパンス
ルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−フルオロ−11−(3−クロロプロパンス
ルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;
【0109】D.nが2、A、X、YおよびZは様々な
式(XII)の化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンを、たとえば、原料製造例3
に示されたようにして製造された式(VII)の適当な
ラセミ化合物、または式(VIIA)もしくは(VII
B)の単一のエナンチオマーに任意に置換し、また3−
クロロプロパンスルホニルクロリドを、式ZASO
(式中、Zはクロロであり、Aは1〜6個の炭素原子を
有する低級アルキレンである)の適当なハロアルキルス
ルホニルハライドに任意に置換し、上記原料製造例10
Aの操作に従い、式(XII)においてnが2の以下の
化合物がラセミ型または光学活性型として製造される。 (8aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−12
−(クロロメタンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−
12−(2−クロロエタンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−メ
トキシ−12−(4−クロロブタンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−(3−クロロ−2−メチルプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−メトキシ−12−(3−ク
ロロ−1,2−ジメチルプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−(6−クロロヘキサンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2,3−メチレンジオキシ−12−(3−クロロ
プロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−12−(クロロメタンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3
−メチレンジオキシ−12−(2−クロロエタンスルホ
ニル)−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12−
(4−クロロブタンスルホニル)−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−12−(3−クロロ−2−メチルプロパン
スルホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12
−(3−クロロ−1,2−ジメチルプロパンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−メチレンジオキシ−12−(6−ク
ロロヘキサンスルホニル)−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジメトキシ
−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1,
4−ジメトキシ−12−(3−クロロプロパンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ)−
12−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1−メ
チル−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
2−メチル−12−(3−クロロプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−メチル−12−(3−クロロプロパンス
ルホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,1
2a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2,3−ジメチル−12−(3−
クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−エチル−1
2−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−イ
ソブチル−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−3−n−ヘキシル−12−(3−クロロプロパン
スルホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−1−メトキシ−12−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2−メトキシ−12−
(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−4−メトキ
シ−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−2−メチル−12−(3−クロロプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−エトキシ−12−(3−ク
ロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−3−イソプロポキシ
−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−
イソプロポキシ−12−(3−クロロプロパンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−n−ヘキシルオキシ−12−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−ヒドロキシ−12−
(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジ
ヒドロキシ−12−(3−クロロプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−1,2−ジメトキシ−12−(3−クロロプ
ロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−1,4−ジメトキシ−12
−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3,4−ジ
メトキシ−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2,3−ジエトキシ−12−(3−クロロプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−2,3−ジ−n−ブトキシ−1
2−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1,2
−メチレンジオキシ−12−(3−クロロプロパンスル
ホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2−クロロ−12−(3−クロロプロ
パンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−クロロ−12−(3−クロ
ロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−4−クロロ−12−(3
−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−ブロモ−1
2−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−フ
ルオロ−12−(3−クロロプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;および(8aα,12aα,
13aα)−2−フルオロ−12−(3−クロロプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0110】原料製造例11 (±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジンおよび式(XIV)の関連化合物の製造 A.式(XIII)においてAがプロピレン、Xが3−
メトキシ、Yが水素、nが1である化合物の製造 上記原料製造例10に示すようにして製造された(±)
−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−1
1−(3−クロロプロパンスルホニル)−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジンおよ
び式(XII)1.6gのナトリウムアジドおよび50
mgのヨウ化ナトリウムの25ml N,N−ジメチル
ホルムアミド中混合物を一夜80℃で攪拌した。反応混
合物を250mlの水中に注ぎ、ジエチルエーテルで3
回抽出した。有機層を水、ついで食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を除去すると、残留
物として、式(XIII)においてnが1である化合
物、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メ
トキシ−11−(3−アジドプロパンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジンが残る。
【0111】B.式(XIV)においてAがプロピレ
ン、Xが3−メトキシ、Yが水素、nが1である化合物
の製造 式(XIII)の化合物をついで、過剰の無水塩酸を含
有する100mlのエタノールに溶解し、1.7gのカ
ーボン上20%水酸化パラジウムを加えた。混合物を5
0psiで18時間水素化し、ついで濾過し、溶媒を減
圧下に除去した。残留物をメチレンクロリドと水酸化ア
ンモニウム水溶液に分配し、メチレンクロリド層を分離
し、溶媒を減圧下に除去すると、式(XIV)において
nが1の化合物、(±)−(8aα,11aα,12a
α)−3−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンが得られた。
【0112】C.式(XIV)においてAがプロピレ
ン、Xが3−メトキシ、Yが水素、nが2である化合物
の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンを、たとえば、原料製造例1
0Bに示すようにして製造した(8aR,12aS,1
3aS)−3−メトキシ−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンに代
え、上記原料製造例11Aおよび11Bの操作に従っ
て、以下の式(XIV)においてnが2の化合物が製造
された。(8aR,12aS,13aS)−3−メトキ
シ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン、油状物;これを、エタノール/エー
テル混合物中無水塩酸で処理して塩酸塩に変換すると、
(8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン塩酸塩が得られた。〔α〕=+26.8°(c
=0.22、メタノール)
【0113】D.式(XIV)においてnが1、A、X
およびYは様々である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−クロロプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、ラセミ混合物または単一にエナンチオマ
ーとしての式(XII)においてnが1である化合物に
置換し、上記原料製造例11Aおよび11Bの操作に従
い、以下の式(XIV)においてnが1の化合物がラセ
ミまたは光学活性型として製造される。 (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(アミノメタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−(2
−アミノエタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−メトキシ−11−(4−アミ
ノブタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−メトキシ−11−(3−アミノ−
2−メチルプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−(3
−アミノ−1,2−ジメチルプロパンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メト
キシ−11−(6−アミノヘキサンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−11−(3−
アミノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−1−メトキシ−11−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2−メトキシ−11−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
1,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−4−メトキシ−11−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−エトキシ−11−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−イソブトキシ−11−(3−
アミノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−n−ヘキシルオキシ−11−
(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−3−ヒドロキシ−11−
(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2,3−ジヒドロキシ−
11−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジメト
キシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−1,4−ジメ
トキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3,4−
ジメトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−ジエトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニ
ル)−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
2,3−ジ−n−ブトキシ−11−(3−アミノプロパ
ンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジヘキシルオキシ−11−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11
−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−11−(アミノメタンスルホニル)−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(2−アミノエタンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチ
レンジオキシ−11−(4−アミノブタンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−メチレンジオキシ−11−(3−アミノ−2−メチル
プロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11−
(3−アミノ−1,2−ジメチルプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−メチレンジオキシ−11−(6−アミノヘキサンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1,2−メチレンジオキシ−11−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3,4−メチレンジオキシ−11
−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2,3−(エチレン−
1,2−ジオキシ)−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1−メチル−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−メチル−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−メチル−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジメチル−11−(3−アミノプロパ
ンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−エチル−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−イソブチル−11−(3−アミノプロパン
スルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−n−ヘキシル−11−(3−アミノプロパ
ンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1−クロロ−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−クロロ−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−クロロ−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−ブロモ−11−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−フルオロ−11−(3−アミノプロパンス
ルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−フルオロ−11−(3−アミノプロパンス
ルホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;
【0114】E.式(XIV)においてnが2、A、X
およびYは様々である化合物の製造 同様に、(8aR,12aS,13aS)−3−メトキ
シ−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンを、ラセミ混合物または単
一にエナンチオマーとしての式(XII)においてnが
2である化合物に置換し、上記原料製造例11Aおよび
11Bの操作に従い、以下の式(XIV)においてnが
2の化合物がラセミまたは光学活性型として製造され
る。 (8aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−12
−(アミノメタンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−
12−(2−アミノエタンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−メ
トキシ−12−(4−アミノブタンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−(3−アミノ−2−メチルプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−メトキシ−12−(3−ア
ミノ−1,2−ジメチルプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−(6−アミノヘキサンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2,3−メチレンジオキシ−12−(3−アミノ
プロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−12−(アミノメタンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3
−メチレンジオキシ−12−(2−アミノエタンスルホ
ニル)−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12−
(4−アミノブタンスルホニル)−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−12−(3−アミノ−2−メチルプロパン
スルホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12
−(3−アミノ−1,2−ジメチルプロパンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−メチレンジオキシ−12−(6−ア
ミノヘキサンスルホニル)−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジメトキシ
−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1,
4−ジメトキシ−12−(3−アミノプロパンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ−1
2−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1−メ
チル−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
2−メチル−12−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−メチル−12−(3−アミノプロパンス
ルホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,1
2a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2,3−ジメチル−12−(3−
アミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−エチル−1
2−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−イ
ソブチル−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−3−n−ヘキシル−12−(3−アミノプロパン
スルホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−1−メトキシ−12−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2−メトキシ−12−
(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−4−メトキ
シ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−2−メチル−12−(3−アミノプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−エトキシ−12−(3−ア
ミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−3−イソプロポキシ
−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3一
イソプロポキシ−12−(3−アミノプロパンスルホニ
ル)−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−n−ヘキシルオキシ−12−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−ヒドロキシ−12−
(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジ
ヒドロキシ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−1,2−ジメトキシ−12−(3−アミノプ
ロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−1,4−ジメトキシ−12
−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3,4−ジ
メトキシ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2,3−ジエトキシ−12−(3−アミノプロパ
ンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−2,3−ジ−n−ブトキシ−1
2−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1,2
−メチレンジオキシ−12−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2−クロロ−12−(3−アミノプロ
パンスルホニル)−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−クロロ−12−(3−アミ
ノプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−4−クロロ−12−(3
−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−ブロモ−1
2−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−フ
ルオロ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2−フルオロ−12−(3−アミノプロパンスル
ホニル)−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0115】例 1 式(I)の(±)−(8aα,11aα,12aα)−
3−メトキシ−11−メタンスルホニル−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジンおよ
び式(I)においてRがアルキル、シクロアルキル、フ
ェニル、またはフェニル低級アルキル、nが1である関
連化合物の製造 A.式(I)においてRがメチル、Xが3−メトキシ、
Yが水素、nが1である化合物の製造 原料製造例7に示すようにして製造された1.6gの
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン(XI)、および1mlのトリエチルア
ミンを25mlのメチレンクロリドに取り、この混合物
を0℃に冷却し、0.4mlのメタンスルホニルクロリ
ドを加えた。得られた混合物を0℃で39分間攪拌し、
ついで希水酸化アンモニウムで洗浄した。メチレンクロ
リド層を分離し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製すると、式(I)に
おいてnが1、Rがアルキルである化合物、(±)−
(8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−メタンスルホニル−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジンが油状物として得られ
た。油状物をエタノールに溶解し、エーテル中無水塩酸
で酸性にすると、塩酸塩が結晶化した。融点253〜2
54℃
【0116】B.式(I)においてRがメチル、Xおよ
びYが2,3−メチレンジオキシ、nが1である化合物
の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンを、たとえば、原料製造例9
に示したようにして製造された(±)−(8aα,11
aα,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジンに置換し、上記原料製造例1Aの操作に従い、nが
1である式(I)の以下の化合物が製造された。(±)
−(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレン
ジオキシ−11−メタンスルホニル−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン塩酸
塩、融点258〜259℃
【0117】C.式(I)においてnが1、Rがアルキ
ル、シクロアルキル、フェニル、またはフェニル低級ア
ルキルで、XおよびYは様々である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンを、たとえば、上記原料製造
例9Cに示したようにして製造された、ラセミ混合物ま
たは単一にエナンチオマーとしての式(XI)の化合物
に任意に置換し、また、メタンスルホニルクロリドを式
ZSOR(Rは低級アルキル、シクロアルキル、任意
に置換されたフェニルまたはフェニル低級アルキルであ
り、Zはクロロまたはブロモである)の適当な化合物で
任意に置換し、上記原料製造例1Aの操作に従い、nが
1である式(I)の以下の化合物がラセミまたは光学活
性型として製造される。 (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(1−エタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(1−プロパンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(2−メチルプロパンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(1−ヘキサンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(フェニルスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(4−メトキシフェニルスルホニル)−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−(フェニルメチルスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−11−(メタンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−ジエトキシ
−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−ジ−n−ブ
トキシ−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−ジヘキシル
オキシ−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(1−エタンスルホニル)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(1−プロパンスルホニル)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(2−メチルプロパンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(1−ヘキサンスルホニル)−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(フェニルスルホニル)−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(4−メトキシフェニルスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−(フェニルメチルスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン (8aα,11aα,12aα)−1,2−メチレンジ
オキシ−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3,4−メチレンジ
オキシ−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−11−(メタンスル
ホニル)−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−1−メトキシ−11
−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2−メトキシ−11
−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−4−メトキシ−11
−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−エトキシ−11
−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−イソブトキシ−
11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−n−ヘキシルオ
キシ−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−ヒドロキシ−1
1−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−ジヒドロキ
シ−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−ジメトキシ
−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−1,4−ジメトキシ
−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3,4−ジメトキシ
−11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−(エチレン
−1,2−ジオキシ)−11−(メタンスルホニル)−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン (8aα,11aα,12aα)−1−メチル−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン(8aα,11aα,
12aα)−2−メチル−11−(メタンスルホニル) −5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−メチル−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2,3−ジメチル−
11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−エチル−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−イソブチル−1
1−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−n−ヘキシル−
11−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−1−クロロ−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2−クロロ−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−クロロ−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−ブロモ−11−
(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−2−フルオロ−11
−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン (8aα,11aα,12aα)−3−フルオロ−11
−(メタンスルホニル)−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン
【0118】例2 式(1)においてRが低級アルキルである(±)−
(8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジンおよび関連化合物の製造 A.式(1)においてAがプロピレン、Rがメチル、
Xが3−メトキシ、Yが水素、nが1である化合物の製
原料製造例9に示すようにして製造された1.6gの
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン(XIV)および1mlのトリエチルアミンを25
mlのメチレンクロリドに取り、この混合物を0℃に冷
却し、0.4mlのメタンスルホニルクロリドを加え
た。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、ついで希
水酸化アンモニウムで洗浄した。メチレンクロリド層を
分離し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲル
クロマトグラフィーで精製すると、式(1)においてn
が1、Rがアルキルの化合物、(±)−(8aα,1
1aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3−(メ
タンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジンが油状物として得られた。油状物を酢酸エチルとヘ
キサンの混合物から結晶化すると、融点145〜146
℃の固体が生成した。
【0119】B.式(1)においてAがプロピレン、R
がメチル、Xが3−メトキシ、Yが水素、nが2であ
る化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、たとえば原料製造例11Cに示したよう
にして製造された(8aR,12aS,13aS)−3
−メトキシ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンに置換し、上記例2Aの操
作に従い、nが2である式(1)の以下の化合物が製造
され、そのマレイン酸塩に変換された。 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンマレイン酸塩、融点108
〜109℃,〔α〕D=+9.9°(c=1.1,メタ
ノール)
【0120】C.式(1)においてRが低級アルキ
ル、A,X,Yおよびnは様々である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、たとえば、上記原料製造例11Dおよび
11Eに示したようにして製造された、ラセミ混合物ま
たは単一にエナンチオマーとしての、式(XIV)にお
いてnが1または2の化合物に任意に置換し、また、メ
タンスルホニルクロリドを式ZSO(Rは低級
アルキル、Zはクロロまたはブロモである)の化合物で
任意に置換し、上記例2Aの操作に従い、nが1または
2、Rは低級アルキルである式(1)の以下の化合物
が、ラセミまたは光学活性型として製造される。 (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−〔3−(エタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−〔3−(プロパンスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3−(ヘ
キサンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ
−11−(メタンスルホニルアミノメタンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メ
トキシ−11−〔2−(メタンスルホニルアミノ)エタ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−メトキシ−11−〔4−(メタンスルホニ
ルアミノ)ブタンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3
−(メタンスルホニルアミノ)−2−メチルプロパンス
ルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−メトキシ−〔3−(メタンスルホニルアミ
ノ)−1,2−ジメチルプロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ
−11−〔6−(メタンスルホニルアミノ)ヘキサンス
ルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−1−メトキシ−11−〔3−(メタンスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2−メトキシ−11−
〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−4
−メトキシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−エトキシ−11−〔3−(メタン
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−3−イソブトキ
シ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−n−ヘキシルオキシ−11−〔3−(メタ
ンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−3−ヒドロキシ
−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンス
ルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジヒドロキシ−11−〔3−(メタン
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジメト
キシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1,4−ジメトキシ−11−〔3−(メタンス
ルホニルアミノ)ブロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−3,4−ジメトキシ
−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンス
ルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジエトキシ−11−〔3−(メタンス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジ−n−ブ
トキシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−2,3−ジヘキシルオキシ−11−〔3−
(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−
メチレンジオキシ−11−〔3−(メタンスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11
−〔3−(エタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
2,3−メチレンジオキシ−11−〔3−(プロパンス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−〔3−(ヘキサンスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11−〔(メ
タンスルホニルアミノ)メタンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−11−〔2−(メタンスルホニルアミノ)
エタンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11−〔4−
(メタンスルホニルアミノ)ブタンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチ
レンジオキシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミ
ノ)−2−メチルプロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)−
1,2−ジメチルプロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−11−〔6−(メタンスルホニルアミノ)ヘキ
サンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−1,2−メチレンジオキシ−11−〔3−
(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3,4−
メチレンジオキシ−11−〔3−(メタンスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−(エチレン1,2−ジオ
キシ)−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−1−メチル−11−〔3−(メタンスルホ
ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2−メチル−11−〔3
−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メチ
ル−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジメチル−11−〔3−(メタンスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−3−エチル−11−〔3
−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−イソ
ブチル−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−3−n−ヘキシル−11−〔3−(メタン
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−1−クロロ−1
1−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
2−クロロ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−クロロ−11−〔3−(メタンス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−3−ブロモ−11−
〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2
−フルオロ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−フルオロ−11−〔3−(メタン
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−
12−〔3−(エタンスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−3−メトキシ−12−〔3−(プロパ
ンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−
メトキシ−12−〔3−(ヘキサンスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−12−
(メタンスルホニルアミノメタンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−〔2−(メタンスルホニルアミ
ノ)エタンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−12−
〔4−(メタンスルホニルアミノ)ブタンスルホニル〕
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−メトキシ−12−〔3−(メタンスルホ
ニルアミノ)−2−メチルプロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−〔3−(メタンスルホニルアミ
ノ)−1,2−ジメチルプロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−〔6−(メタンスルホニルアミ
ノ)ヘキサンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−12−〔3−(メタ
ンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2,
3−メチレンジオキシ−12−〔3−(メタンスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−12−〔3−(エタンスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−12−〔3−(プロパンスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−1
2−〔3−(ヘキサンスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12−
(メタンスルホニルアミノメタンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
2,3−メチレンジオキシ−12−〔2−(メタンスル
ホニルアミノ)エタンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−メ
チレンジオキシ−12−〔4−(メタンスルホニルアミ
ノ)ブタンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)−2−メ
チルプロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−2,3−メチレンジ
オキシ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)−
1,2−ジメチルプロパンスルホニル〕−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3
−メチレンジオキシ−12−〔6−(メタンスルホニル
アミノ)ヘキサンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジメト
キシ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−1,4−ジメトキシ−12−
〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ)−
12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−1−メチル−12−〔3−(メタンス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2−メ
チル−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−メチル−12−〔3−(メ
タンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
2,3−ジメチル−12−〔3−(メタンスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−エチル−1
2−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−3−イソブチル−12−〔3−(メタ
ンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−
n−ヘキシル−12−〔3−(メタンスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−1−メトキシ−12
−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2−メトキシ−12−〔3−(メタンスルホ
ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−4−メトキ
シ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−3−メトキシ−2−メチル−12
−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−エトキシ−12−〔3−(メタンスルホ
ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3−イソプ
ロポキシ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−3−イソプロポキシ−12
−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−n−ヘキシルオキシ−12−〔3−(メ
タンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−ヒドロキシ−12−〔3−(メタンスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジヒドロキ
シ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−1,2−ジメトキシ−12−〔3
−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−1,4−ジメトキシ−12−〔3−(メタンスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3,4−ジ
メトキシ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ,8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−2,3−ジエトキシ−12
−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−ジ−n−ブトキシ−12−〔3−
(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−1,2−メチレンジオキシ−12−〔3−(メタ
ンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2−
クロロ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−クロロ−12−〔3−(メ
タンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
4−クロロ−12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−ブロモ−12−〔3
−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−3−フルオロ−12−〔3−(メタンスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2−フルオロ−
12−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0121】例3 式(1)においてRがNRである(±)−(8
aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−
〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンス
ルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンおよび関連化合物の製造 A.式(1)においてAがプロピレン、RおよびR
がメチル、Xが3−メトキシ、Yが水素、nが1である
化合物の製造 原料製造例9に示すようにして製造された1.6gの
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン(XIVにおいてnが1)ならびに1mlのトリエ
チルアミンおよび1.5mlのジメチルアミノスルホニ
ルクロリドを25mlのメチレンクロリドに取り、この
混合物を25℃で18時間攪拌した。メチレンクロリド
層を水酸化アンモニウム水溶液で洗浄し、有機層を分離
し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製すると、式(1)においてnが
1、RがNRである化合物、(±)−(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3
−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジンが油状物として得られた。油
状物を酢酸エチルとヘキサンの混合物から結晶化する
と、融点150〜151℃の固体が生成した。
【0122】B.式(1)においてAがプロピレン、R
およびRがメチル、Xが3−メトキシ、Yが水素、
nが2である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、たとえば原料製造例11Cに示したよう
にして製造された(8aR,12aS,13aS)−3
−メトキシ−12−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンに置換し、上記例3Aの操
作に従い、nが2である式(1)の以下の化合物が製造
され、そのマレイン酸塩に変換された。 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンマレイ
ン酸塩、融点165〜167℃,〔α〕+17.18
°(c=1.35,メタノール)
【0123】C.式(1)においてRがNR
A,X,Yおよびnは様々である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、たとえば、上記原料製造例11Dおよび
11Eに示したようにして製造された、ラセミ混合物ま
たは単一にエナンチオマーとしての、式(XIV)にお
いてnが1または2の化合物に任意に置換し、また、ジ
メチルアミノスルホニルクロリドを式ZSO(R
はNR、Zはクロロまたはブロモである)の化
合物で任意に置換し、上記例3Aの操作に従い、nが1
または2で、Rは−NRである式(1)の以下
の化合物が、ラセミ混合物または単一エナンチチオマー
として製造される。 (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−〔3−(N−メチル−N−エチルアミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3−
(N,N−ジエチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−メトキシ−11−〔3−(N,N−ジヘキ
シルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メト
キシ−11−〔3−(シクロヘキシルアミノスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−11−〔3−(N,N−ジ
メチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−1−メ
トキシ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホ
ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−2−メトキシ−11−
〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−4−メトキシ−11−〔3−(N,N−ジ
メチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−エ
トキシ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホ
ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−3−イソブトキシ−11
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−n−ヘキシルオキシ−11−〔3
−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−ヒドロキシ−11−〔3−(N,N−ジメ
チルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−
ジヒドロキシ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノ
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジメト
キシ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−1,4−ジメトキシ−11
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3,4−ジメトキシ−11−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−リエトキシ−11−〔3−(N,N−
ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
2,3−ジ−n−ブトキシ−11−〔3−(N,N−ジ
メチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3
−ジヘキシルオキシ−11−〔3−(N,N−ジメチル
アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチ
レンジオキシ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノ
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−11−〔3−(N−メチル−N−エチルア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチ
レンジオキシ−11−〔3−(N,N−ジエチルアミノ
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−11−〔3−(N,N−ジヘキシルアミノ
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−メチレ
ンジオキシ−11−〔3−(シクロヘキシルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−1,2−メチレンジオキ
シ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3,4−メチレンジオキシ
−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジ
オキシ)−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−1−メチル−11−〔3
−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2−メチル−11−〔3−(N,N−ジメチル
アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−3−メチル−
11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−ジメチル−11−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−エチル−11−〔3−(N,N−ジメチル
アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−3−イソブチ
ル−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−ヘキシル−11−〔3
−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)ヘキサ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−1−クロロ−11−〔3−(N,N−ジメチル
アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,11aα,12aα)−2−クロロ−
11−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,1
0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−クロロ−11−〔3−(N,
N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
3−ブロモ−11−〔3−(N,N−ジメチルアミノス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2−フルオロ−11
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−3−フルオロ−11−〔3−(N,N
−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,12aα,13aα)−3
−メトキシ−12−〔3−(N−メチル−N−エチルア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−メトキシ−12−〔3−(N,N−ジエチルアミノ
スルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−3−メ
トキシ−12−〔3−(N,N−ジヘキシルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3−メトキ
シ−12−〔3−(シクロヘキシルアミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキ
シ−12−〔3−(N−メチル−N−エチルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−メ
チレンジオキシ−12−〔3−(N,N−ジエチルアミ
ノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2,
3−メチレンジオキシ−12−〔3−(N,N−ジヘキ
シルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2,3−メチレンジオキシ−12−〔3−(シク
ロヘキシルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−ジメトキシ−12−〔3−(N,N
−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−1,4−ジメトキシ−12−〔3−(N,N
−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ)−
12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−1−メチル−12−
〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−2−メチル−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−3−メチル−12−〔3−(N,
N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2,3−ジメチル−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−3−エチル−12−〔3−(N,
N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−3−イソブチル−12−〔3−(N,
N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−3−n−ヘキシル−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−1−メトキシ−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2−メトキシ−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−4−メトキシ−12−〔3−
(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−3−メトキシ−2−メチル−12
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−エトキシ−12−
〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−3−イソプロポキシ−12
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−イソプロポキシ−1
2−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−3−n−ヘキシルオ
キシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−ヒドロキシ
−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジヒド
ロキシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホ
ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−1,2−ジ
メトキシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−1,4−ジ
メトキシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3,4−ジ
メトキシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジ
エトキシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジ
−n−ブトキシ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミ
ノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−1,
2−メチレンジオキシ−12−〔3−(N,N−ジメチ
ルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−2−クロロ−12−〔3−(N,N−ジメチルア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−クロロ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−4−ク
ロロ−12−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−ブロモ−1
2−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−3−フルオロ−12
−〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−2−フルオロ−12−
〔3−(N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0124】例4 式(1)においてRがNHである(±)−(8a
α,11aα,12aα)−3−メトキシ−11−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジンおよび関連化合物の製造 A.式(1)においてAがプロピレン、RがNH
Xが3−メトキシ、Yが水素、nが1である化合物の製
原料製造例9に示すようにして製造された1.6gの
(±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
シ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン(XIVにおいてnが1)ならびに1mlのトリエ
チルアミンおよび0.5mlのジメチルアミノスルホニ
ルクロリドを25mlのメチレンクロリドに取り、この
混合物を25℃で18時間攪拌した。メチレンクロリド
層を水酸化アンモニウム水溶液で洗浄し、有機層を分離
し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲル上フ
ラッシュクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチルで溶
出した。残留物を6mlのトリフルオロ酢酸中で一晩攪
拌し、ついで過剰の酸を減圧下に除去した。残留物をシ
リカゲル上フラッシュクロマトグラフィーで精製し10
%メタノール/メチレンクロリドで溶出し、生成物を酢
酸エチル/ヘキサンから結晶化すると、式(1)におい
てnが1の化合物、(8aα,11aα,12aα)−
3−メトキシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジンが得られた。融点15
7〜158℃
【0125】B.式(1)においてAがプロピレン、R
がNH、Xが3−メトキシ、Yが水素、nが2であ
る化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、たとえば原料製造例11に示したように
して製造された(8aR,12aS,13aS)−3−
メトキシ−12−〔3−(アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8a,9,10,11,12,12a,1
3,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジンに置換し、上記例4Aの操
作に従い、nが2である式(1)の以下の化合物が製造
され、そのマレイン酸塩に変換された。 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン,〔α〕+21.4°
(c=0.7,メタノール)
【0126】C.式(1)においてRがNH、A,
X,Yおよびnは様々である化合物の製造 同様に、(±)−(8aα,11aα,12aα)−3
−メトキシ−11−(3−アミノプロパンスルホニル)
−5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,
12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕
キノリジンを、たとえば、上記原料製造例11Dおよび
11Eに示したようにして製造された、ラセミ混合物ま
たは単−にエナンチオマーとしての、式(XIV)にお
いてnが1または2の化合物に任意に置換し、また、t
ert−ブチルアミノスルホニルクロリドを式ZSO
NHR(Zは上に定義した通りであり、Rはter
t−ブチルである)または式ZSONR(Zは
上に定義した通りであり、RおよびR3は上に定義
した通りであり、Rはtert−ブチルである)の適
当な化合物で任意に置換し、上記例4Aの操作に従い、
nが1または2であり、Rは−NHまたはNHR
3である式(1)の以下の化合物が、ラセミまた は光
学活性型として製造される。 (8aα,11aα,12aα)−3−メトキシ−11
−〔3−(N−メチルアミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−メトキシ−11−〔3−(N−エチルアミ
ノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−11−〔3−
(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−1−メト
キシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−4−メトキシ−11−〔3−(アミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,12a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−エトキシ−11−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−イソ
ブトキシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−3−n−ヘキシルオキシ−11−〔3−
(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−3−ヒド
ロキシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−2,3−ジヒドロキシ−11−〔3−(ア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
ジン;(8aα,10aα,12aα)−2,3−ジメ
トキシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−1,4−ジメトキシ−11−〔3−(アミ
ノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−3,4−ジメト
キシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−ジエトキシ−11−〔3−(アミノス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−2,3−ジ−n−ブ
トキシ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,1
1,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピ
ロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,
12aα)−2,3−ジヘキシルオキシ−11−〔3−
(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2,3−
メチレンジオキシ−11−〔3−(アミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−2,3−メチレンジオキシ−11
−〔3−(N−メチルアミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−メチレンジオキシ−11−〔3−(N
−エチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
1,2−メチレンジオキシ−11−〔3−(アミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−3,4−メチレンジオキ
シ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ)−1
1−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,
12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3
−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
1−メチル−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕
ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11a
α,12aα)−2−メチル−11−〔3−(アミノス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,
8a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒ
ドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;
(8aα,11aα,12aα)−3−メチル−11−
〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11a,1
2,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−
e〕キノリジン;(8aα,11aα,12aα)−
2,3−ジメチル−11−〔3−(アミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,
10,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,1
1aα,12aα)−3−エチル−11−〔3−(アミ
ノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
カヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
ン;(8aα,11aα,12aα)−3−イソブチル
−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンス
ルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,11
a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−n−ヘキシル−11−〔3−(アミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8
a,9,10,11,11a,12,12a−デカヒド
ロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8
aα,11aα,12aα)−1−クロロ−11−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2−クロ
ロ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−クロロ−11−〔3−(アミノスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,11aα,12aα)−3−ブロモ−11−〔3−
(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8,8a,9,10,11,11a,12,1
2a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キ
ノリジン;(8aα,11aα,12aα)−2−フル
オロ−11−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,
11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔a〕ピロロ
〔2,3−e〕キノリジン;(8aα,11aα,12
aα)−3−フルオロ−11−〔3−(アミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
ンゾ〔a〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;(8a
α,12aα,13aα)−3−メトキシ−12−〔3
−(N−メチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−3−メトキシ−12−〔3−(N−エ
チルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−1
2−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12−
〔3−(N−メチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−2,3−メチレンジオキシ−12
−〔3−(N−エチルアミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−2,3−ジメトキシ−12−
〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−1,4−ジメトキシ−12−〔3−(エチル
アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
2,3−(エチレン−1,2−ジオキシ)−12−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−1−メチル−12−〔3−(アミノスルホニルア
ミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2−メチル−1
2−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12a
α,13aα)−3−メチル−12−〔3−(アミノス
ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8
a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
フチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2,3
−ジメチル−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−エチル−12−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−3−イソブチル−12−〔3−(アミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−n−ヘキシ
ル−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−1−メトキシ−12−〔3−(ア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
aデカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
2−メトキシ−12−〔3−(アミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−4−メトキシ−12
−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−メトキシ−2−メチル−12−〔3−
(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−3−エトキシ−12−〔3−(アミノスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−3−イソプロポ
キシ−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパ
ンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12ad,13aα)−3−イソプロポキシ−12−
〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−3−n−ヘキシルオキシ−12−〔3−(ア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
3−ヒドロキシ−12−〔3−(アミノスルホニルアミ
ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,
11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H
−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
(8aα,12aα,13aα)−2,3−ジヒドロキ
シ−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,1
2aα,13aα)−1,2−ジメトキシ−12−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−1,4−ジメトキシ−12−〔3−(アミノスル
ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
リジン;(8aα,12aα,13aα)−3,4−ジ
メトキシ−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プ
ロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,
12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソ
キノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8a
α,12aα,13aα)−2,3−ジエトキシ−12
−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,1
3aα)−2,3−ジ−n−ブトキシ−12−〔3−
(アミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−1,2−メチレンジオキシ−12−〔3−(アミ
ノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,
8a,9,10,11,12,12a,13,13a−
デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕
ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−2−
クロロ−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロ
パンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,1
2,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキ
ノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,
12aα,13aα)−3−クロロ−12−〔3−(ア
ミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,
6,8a,9,10,11,12,12a,13,13
a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,
6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13aα)−
4−クロロ−12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)
プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,10,1
1,12,12a,13,13a−デカヒドロ−8H−
イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;(8
aα,12aα,13aα)−3−ブロモ−12−〔3
−(アミノスルホニルアミノ)ブロパンスルホニル〕−
5,6,8a,9,10,11,12,12a,13,
13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕
〔1,6〕ナフチリジン;(8aα,12aα,13a
α)−3−フルオロ−12−〔3−(アミノスルホニル
アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,1
0,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ−
8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ン;(8aα,12aα,13aα)−2−フルオロ−
12−〔3−(アミノスルホニルアミノ)プロパンスル
ホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン;
【0127】例5 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンのその塩酸塩へ
の変換 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンの20mlメタ
ノール溶液に、過剰のメタノール中3%塩化水素を加え
る。沈殿が完結するまでジエチルエーテルを加える。つ
いで生成物を濾過し、エーテルで洗浄し、風乾し、エタ
ノール/ジエチルエーテルから再結晶すると、(8a
R,12aS,13aS)−3−メトキシ−12−〔3
−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン塩酸塩が生成する。同
様にして、式(1)のすべての化合物の遊離塩基は、適
当な酸、たとえば、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、
酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュ
ウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フ
マール酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マン
デル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸等で処理して、酸付加塩に変換でき
る。
【0128】例6 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,−1−g〕〔1,6〕ナフチリジンの塩の遊離塩
基への変換 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン塩酸塩を50m
lの酢酸エチルに懸濁し、過剰の希炭酸カリウム水溶液
と、塩が完全に溶解するまで攪拌する。ついで有機層を
分離し、水で2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、蒸発させると、(8aR,12aS,13aS)−
3−メトキシ−12−〔3−(ジメチルアミノスルホニ
ルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,9,
10,11,12,12a,13,13a−デカヒドロ
−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジ
ンが得られる。同様にして、式(1)のすべての化合物
の酸付加塩は、相当する化合物の遊離塩基の型に変換で
きる。
【0129】例7 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンの酸付加塩の直
接交換 (8aR,12aS,13aS)−3−メトキシ−12
−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパン
スルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,
12a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジン酢酸塩(1.0
g)を5N塩酸水溶液50mlに溶解し、この溶液を蒸
発乾固する。生成物を酢酸エチルに懸濁し、濾過し、風
乾し、メタノール/アセトンから再結晶すると、(8a
R,12aS,13aS)−3−メトキシ−12−〔3
−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホ
ニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12
a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,
1−g〕〔1,6〕ナフチリジン塩酸塩が得られる。同
様に、塩酸を他の酸、たとえば、硫酸、硝酸、リン酸等
に代えると、式(1)のすべての化合物の他の酸付加塩
が製造される。
【0130】例8〜13では、活性成分は、(8aR,
12aS,13aS)−3−メトキシ−12−〔3−
(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンスルホニ
ル〕−5,6,8a,9,10,11,12,12a,
13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−
g〕〔1,6〕ナフチリジン塩酸塩であり、1日量は2
0mgとする。これは、同一または異なる投与量の式
(1)の他の化合物またはその医薬的に許容される塩に
置き換えることができる。
【0131】 例8 経口投与用組成物 成分 % Wt/wt 活性成分 20 % 乳糖 79.5 ステアリン酸マグネシウム 0.5 2成分を混合し、各100mgを含有するカプセルに充
填する。1カプセルがほぼ1日総用量になる。
【0132】 例9 経口投与用組成物 成分 %wt/wt 活性成分 20.0% ステアリン酸マグネシウム 0.5 クロスカルメロースナトリウム 2.0 乳糖 76.5 PVP(ポリピニルピロリドン) 1.0 上記成分を混合し、溶媒としてメタノールを用いて顆粒
化する。処方物をついで乾燥し、適当な打錠機を用いて
錠剤(活性化合物20mgを含有)に成型する。
【0133】 例10経口投与用組成物(IV) 成分 %wt/wt 活性成分 0.25g 食塩 等張にする 注射用水 100mlとする 上記成分を注射用水の一部に溶解する。ついで容液を攪
拌しながら、十分量の食塩を加えて、溶液を等張にす
る。残りの注射用水を加えて、溶液の全量を調整し、
0.2ミクロンのメンブレンフィルターを通して濾過
し、滅菌条件下に充填する。
【0134】 例11 坐剤 成分 %wt/wt 活性成分 1.0% ポリエチレングリコール1000 74.5% ポリエチレングリコール4000 24.5% 成分を−緒に熔融し、蒸気浴上で混合し、鋳型に注いで
総重量2.5gとする。
【0135】 例12 局所投与用組成物 成分 グラム 活性成分 0.2〜2 スパン60 2 ツイーン60 2 鉱油 5 ペトロラタム 10 メチルパラベン 0.15 プロピルパラベン 0.05 BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール) 0.01 水 全量100とする 水以外の上記全成分を混合し、攪拌しながら60℃に加
熱する。ついで60℃で激しく攪拌しながら十分な水を
加えて成分を乳化し、ついで、水を加えて全量を100
gとする。
【0136】 例13 眼への局所投与用組成物 成分 %wt/Vol 活性成分 0.10 塩化ベンザルコニウム 0.02 EDTA 0.01 フェニルエタノール 0.25 ホウ酸 1.62 pH調整 水 100ml 最初の4成分を、必要全量未満の水に溶融し、pHを
7.4に調整する。ついで、残りの水を加えて容量を1
00mlにする。
【0137】例14 前および後シナプスα−アドレノセプター遮断アッセ
プロトコール:体重250〜600gの範囲の雌性Du
nkin Hartleyモルモットから、回腸プレパ
レーションを採取し、これを、以下の組成の生理タイロ
ード液を含む30mlの摘出臓器浴にセットした。 タイロード液組成(mmol・L−1):NaCl−1
36.89,KCl−2.68,MgCl・6H
−1.05,NaHPO・2HO−0.42,グ
ルコース−5.55,NaHCO−11.9,CaC
・6HO−1.8 混合物は100%酸素を通気し、37℃に保持した。1
gの初期張力を適用した。腔部を貫通するステンレス鋼
電極を介して0.1Hzの電気刺激をプレパレーション
に加えた(パルス時間1msec、超極大電圧)。生じ
た収縮をチャートレコーダーで等尺的に記録した。1時
間の平衡期間後にアゴニストUK 14304に対する
初期累積用量−反応曲線を求めた。次に、プレパレーシ
ョンを完全に洗浄してすべてのアゴニストを除去し、さ
らに40分間平衡状態を保持させたのち、2回目の累積
用量−反応曲線を作成し、対照とした。プレパレーショ
ンをついで式(1)のα−アドレノセプタ−アンタゴ
ニストで40分間処理し、そのアゴニストに対して濃度
−反応曲線を測定した。UK 14304への反応のア
ンタゴニズムはArunlakshana & Sch
ild(Br.J.Pharmacol.Chemot
her.14,48−58,1959)の方法によって
定量し、pA値を求めた。本発明の化合物はこの方法
による試験で活性を示した。別法として、式(1)の化
合物の前および後シナプスα−アドレノセプター遮断
作用は、Caron,J.Mらの方法(J.Med.C
hem.25,666,1982;米国特許第4,79
1,108号)の操作でも測定できる。本発明の化合物
はこの操作で試験した場合にも活性を示す。
【0138】例15 血小板凝集阻害作用の測定 プロトコール:血小板は標準法によって集め、試験すべ
きインヒビターの存在下、またはインヒビターを加えず
対照として、Aggregation Module
Incubator−Cuvette中でイキュベート
した。血小板の凝集はインデューサーの添加後に観察
し、サンプルは潜時の存在、凝集曲線の傾斜、ならびに
凝集曲線の最大高を、対照と比較して評価した。IC
50値、すなわち50%阻害に必要なインヒビターの濃
度は適当な用量−反応曲線上の変曲点から計算できる。
本発明の化合物は、この操作で試験した場合、活性を示
す。
【0139】例16 眼圧に対する作用の測定 プロトコール:試験すべき化合物を食塩水に溶解し、眼
に局所的に適用する。眼内圧は適用直前と以後所定の時
間間隔で、角膜表面の小領域を平坦化するのに必要な力
を測定するプローブによって測定する。この方法はMo
ses,R.A.,Tr.Am.Acad.Opth.
and Otol.,Jan−Feb 1962:88
−95に記録されている。本発明の化合物はこの操作で
試験した場合、活性を示す。
【0140】例17 ラットの性行動に対する作用の測定 P.Sodersten,D.A.Dammassa
& E.R,Smith;“Sexual Behav
ior in Developing Male Ra
ts”,Hormones & Behavior,8
巻、320〜334頁(1977)参照 体重200〜250gの性的にナィーブな雄性ラット2
匹を正常な明暗サイクル下に(点燈5:00a.m.,
消燈7:00p.m)同一のケージに入れた。10日間
の順化期間の後に、動物は体重によってグループ分け
し、12日目または13日目に試験を実施した。試験す
べき化合物は、性的活動を評価する30分前に投与し
た。逆の明暗サイクル(消燈10:00a.m.,点燈
8:00p.m)の室で飼育した刺激雌性Spragu
e−Dawleyラットには、試験48時間前に0.1
mlのゴマ油中20mgのエストラジオール安息香酸エ
ステルを、また試験4〜6時間前に0.1mlのゴマ油
中1mgのプロゲステロンを注射して性的受容性を与え
た。試験化合物で処理した各雄性ラットは観察ケージ内
に置き、10分間順化させた。ついで刺激雌動物をケー
ジに入れ、雄動物の行動をEsterline Ang
us挙動レコーダーによって記録した。記録された行動
は、マウンティング、挿入および射精とした。挿入潜時
(試験開始から最初の挿入までの時間)、射精潜時(最
初の挿入から射精までの時間)および射精後間隔(射精
から、挿入につぐ次の射精までの時間)も記録した。挿
入潜時が15分以上であった場合、射精潜時が30分以
上であった場合、、または射精後間隔が15分を越えた
場合は試験を中止した。本発明の化合物は、この操作で
試験した場合、活性を示した。この活動性の増加は、行
動評点の上昇によって測定された。
【0141】例18 潰瘍性大腸炎症候群 プロトコール:使用した試験はMacht & Bar
ba−Goseの方法(Macht,D.T.& Ba
rba−Gose,J.,J.Am.Pharm.As
s.20,558,1931)の改良法で、腸の炭末ミ
ールの通過を、通過時間の指標として追跡するものであ
る。本実験では、無麻酔マウス(15〜20g)に、炭
末ミールと同時に塩化バリウム(300mg/kg)を
経口投与して、腸の通過を加速した。動物は10分後に
屠殺し、炭末の移動距離を測定した。アンタゴニスト化
合物は15分前に経口的に処置し、バリウム刺激下の炭
末ミールの腸移動に対するその作用を計算した。本発明
の化合物はこの操作で試験した場合に活性を示す。
【0142】例19 血糖低下アッセイ 式(1)の化合物を、雄ビーグル犬の群に投与し(10
μg/kg静脈内または30μg/kg経口)血漿イン
スリンの上昇と血漿グルコースの低下を認めた。この作
用は抗糖尿病薬として有用である可能性を示している。
この操作で試験すると、本発明の化合物は活性を示す。
【0143】例20 坑高血圧アッセイ 式(1)の化合物は、静脈内投与した場合、無麻酔自然
高血圧ラットの血圧を降下させることから、抗高血圧活
性を有する。平均血圧は尾動脈に植え込んでカテーテル
によってモニタリングする。この操作で試験すると、本
発明の化合物は活性を示す。
【0144】例21 選択的血管拡張作用 尾部皮膚温度およびコア温度 体重200〜300gのSprague−Dawley
ラットを対で、アッセイ前2〜6日間、18〜20℃の
温度においてケージに入れる。最初の測定の1時間前
に、ラットは通気のよい、透明な保持ケージ(長さ18
cm、幅12cm、高さ10cm)に入れ、ケージの背
部の径2cmの開口部に尾を通し、尾を、その開口部の
すぐ上の背壁面から突出させた棒にテーピングして拘束
した。プラスチックまたはゴムで被覆した熱電対を肛門
括約から奥へ5cmまで挿入し、尾部にテーピングし
た。平板の熱電対(径7mm)を、二層のテープを用い
て尾部の背面に固定した。周囲温度(Ta)、コア温度
(Tc)、および尾部皮膚温度(Ts)を5分間隔で7
5分間測定した。4回目の読みの直後にラットに薬剤を
経口チューブまたは皮下注射によって投与した。各処置
について、測定結果を適当な対照群と比較した。式
(1)の化合物は尾部皮膚温度の上昇を起こし、この操
作で試験した場合、本発明の化合物は活性を示した。
【0145】例22 末梢選択性のアッセイ Naunyn−Schniedeberg′s Arc
h.Pharmacol.307,45−50(Kos
s & Christensen,1979;Br.
J.Pharmacol.78,507−515(Be
ridgeら、1983);Br.J.Pharmac
ol.83,707−712(Gadieら、198
4)参照 プロトコール: A.α−アドレノセプタ−アゴニスト BHT 92
0の標準チャレンジ用量(3〜10mcg/kg,i
v)をピッチしたラットに10分間隔で投与した。式
(1)の化合物は用量を上昇して静脈内に注射し、各用
量は各アゴニストチャレンジの5分前に投与した。アゴ
ニストに対する昇圧反応を50%低下させる式(1)の
化合物の用量(ED50)を計算した。 B.麻酔ラットにクロニジン(0.3mg/kg,s
c)を注射し、長期にわたる(約1時間持続)散瞳を起
こさせた。式(1)の化合物は10分間隔で、用量を上
昇させていって静脈内注射し、各投与5分後に瞳孔の直
径を測定した。クロニジンに対する反応を50%低下さ
せる(1)の用量(ED50)を計算した。 昇圧反応のアンタゴニズムについてのED50値(末梢
活性を示す)は、散瞳のアンタゴニズムについて計算さ
れたED50値(中枢神経系活性を示す)より明らかに
低値を示した。したがって、式(1)の化合物は末梢作
用に高い選択性を示した。
【0146】毒性 上述の生物学的アッセイにおいて、重大な毒性作用は認
められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/47 ADP AED 9360−4C (72)発明者 マイクル スベディング イギリス国スコットランド,エジンバラ, ジュニバーグリーン,フォウリス クレセ ント 28 (72)発明者 ウィリアム サリスベリィ レッドファー ン イギリス国スコットランド,エジンバラ, イースト クレアモント ストリート 5

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、 XおよびYは独立に、水素;ヒドロキシ;1〜6個の炭
    素原子を有する低級アルキル;1〜6個の炭素原子を有
    する低級アルコキシ;もしくはハロであるか、またはX
    およひYが隣接して両者が合体する場合にはメチレンジ
    オキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシであり、 Rは、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル;3〜
    8個の炭素原子を有するシクロアルキル;フェニルもし
    くはフェニル低級アルキル(フェニル基は、ハロ、1〜
    4個の炭素原子を有する低級アルキルおよび1〜4個の
    炭素原子を有する低級アルコキシからなる群より選ばれ
    る1個もしくは2個の置換基で任意に置換されてい
    る);または−ANHSO(Aは1〜6個の炭素
    原子を有する低級アルキレンであり、Rは1〜6個の
    炭素原子を有する低級アルキルもしくは−NR
    あり、この場合RおよびRは独立に水素もしくは1
    〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであるか、また
    はRおよびRは両者で3〜8個の炭素原子を有する
    シクロアルキルである)であり、 nは1または2である。ただし、nが2の場合には、R
    は低級アルキル、シクロアルキル、フェニルまたはフェ
    ニル低級アルキルではない〕で表される化合物またはそ
    の医薬的に許容される塩
  2. 【請求項2】 nは1、Rは低級アルキルもしくは−A
    NHSOである「請求項1」記載の化合物または
    その医薬的に許容される塩
  3. 【請求項3】 XおよびYは独立に、水素もしくは1〜
    4個の炭素原子を有する低級アルキルであるか、または
    XおよびYは両者でメチレンジオキシである「請求項
    2」記載の化合物またはその医薬的に許容される塩
  4. 【請求項4】 (±)−(8aα,11aα,12a
    α)−3−メトキシ−11−メタンスルホニル−5,
    6,8,8a,9,10,11,11a,12,12a
    −デカヒドロベンゾ〔〕ピロロ〔2,3−e〕キノリ
    ジン;または (±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3−メ
    チレンジオキシ−11−メタンスルホニル−5,6,
    8,8a,9,10,11,11a,12,12a−デ
    カヒドロベンゾ〔〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジ
    ン;または (±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
    シ−11−〔3−(メタンスルホニルアミノ)プロパン
    スルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,11,1
    1a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔〕ピロロ
    〔2,3−e〕キノリジン;または (±)−(8aα,11aα,12aα)−2,3−メ
    チレンジオキシ−11−〔3−(メタンスルホニルアミ
    ノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,1
    0,11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ
    〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジンである「請求項
    3」記載のラセミ化合物またはその化合物の医薬的に許
    容される塩
  5. 【請求項5】 Aは2〜4個の炭素原子を有するアルキ
    レンであり、Rは低級アルキルもしくは−NR
    である「請求項3」記載の化合物またはその医薬的に許
    容される塩
  6. 【請求項6】 (±)−(8aα,11aα,12a
    α)−3−メトキシ−11−〔3−(アミノスルホニル
    アミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,
    9,10,11,11a,12,12a−デカヒドロベ
    ンゾ〔〕ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;または (±)−(8aα,11aα,12aα)−3−メトキ
    シ−11−〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)
    プロパンスルホニル〕−5,6,8,8a,9,10,
    11,11a,12,12a−デカヒドロベンゾ〔
    ピロロ〔2,3−e〕キノリジン;である「請求項5」
    記載のラセミ化合物またはその化合物の医薬的に許容さ
    れる塩
  7. 【請求項7】 nは2である「請求項1」記載の化合物
    またはその医薬的に許容される塩
  8. 【請求項8】 Rは−ANHSOである「請求項
    7」記載の化合物またはその医薬的に許容される塩
  9. 【請求項9】 Aは2〜4個の炭素原子を有するアルキ
    レンであり、Rは低級アルキルもしくは−NR
    である「請求項8」記載の化合物またはその医薬的に許
    容される塩
  10. 【請求項10】 XおよびYは独立に、水素もしくは1
    〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシであるか、ま
    たはXおよびYは両者でメチレンジオキシである「請求
    項9」記載の化合物またはその医薬的に許容される塩
  11. 【請求項11】 Xは3−メトキシ、Yは水素、Aはプ
    ロピレン、Rはメチルである「請求項10」記載のラ
    セミ化合物、すなわち(±)−(8aα,12aα,1
    3aα)−3−メトキシ−12−〔3−(メタンスルホ
    ニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
    9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
    ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
    リジンまたはその医薬的に許容される塩
  12. 【請求項12】 「請求項11」に記載の化合物の
    (+)−アイソマー、すなわち、(8aR,12aS,
    13aS)−3−メトキシ−12−〔3−(メタンスル
    ホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8a,
    9,10,11,12,12a,13,13a−デカヒ
    ドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチ
    リジンまたはその医薬的に許容される塩
  13. 【請求項13】 Xは3−メトキシ、Yは水素、Aはプ
    ロピレン、RおよびRはいずれもメチルである「請
    求項10」記載のラセミ化合物、すなわち(±)−(8
    aα,12aα,13aα)−3−メトキシ−12−
    〔3−(ジメチルアミノスルホニルアミノ)プロパンス
    ルホニル〕−5,6,8a,9,10,11,12,1
    2a,13,13a−デカヒドロ−8H−イソキノ
    〔2,1−g〕〔1,6〕ナフチリジンまたはその医薬
    的に許容される塩
  14. 【請求項14】 「請求項13」記載の化合物の(+)
    −アイソマー、すなわち、(8aR,12aS,13a
    S)−3−メトキシ−12−〔3−(ジメチルアミノス
    ルホニルアミノ)プロパンスルホニル〕−5,6,8
    a,9,10,11,12,12a,13,13a−デ
    カヒドロ−8H−イソキノ〔2,1−g〕〔1,6〕ナ
    フチリジンまたはその医薬的に許容される塩
  15. 【請求項15】 式 【化2】 〔式中、 XおよびYは独立に、水素、ヒドロキシ、1〜6個の炭
    素原子を有する低級アルキル、1〜6個の炭素原子を有
    する低級アルコキシ、もしくはハロであるか、またはX
    およびYが隣接して両者が合体する場合にはメチレンジ
    オキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシである〕で
    表される中間体
  16. 【請求項16】 XおよびYは独立に、水素もしくは1
    〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシであるか、ま
    たはXおよびYは両者でメチレンジオキシである「請求
    項15」記載の化合物またはその医薬的に許容される塩
  17. 【請求項17】 医薬的に許容される非毒性担体および
    「請求項1〜14」のいずれかに記載の化合物の治療有
    効量からなる医薬組成物
  18. 【請求項18】 「請求項1〜14」のいずれかに記載
    の化合物の治療有効量からなる、α−アドレノセプタ
    ーアンタゴニストによる処置で緩和する病的状態を有す
    る哺乳動物の処置のための請求項17の医薬組成物
  19. 【請求項19】 式 【化3】 〔式中、 XおよびYは独立に、水素;ヒドロキシ;1〜6個の炭
    素原子を有する低級アルキル;1〜6個の炭素原子を有
    する低級アルコキシ;もしくはハロであるか、またはX
    およびYが隣接して両者が合体する場合にはメチレンジ
    オキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシであり、 Rは、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル;3〜
    8個の炭素原子を有するシクロアルキル;フェニルもし
    くはフェニル低級アルキル(フェニル基は、ハロ、1〜
    4個の炭素原子を有する低級アルキルおよび1〜4個の
    炭素原子を有する低級アルコキシからなる群より選ばれ
    る1個もしくは2個の置換基で任意に置換されてい
    る);または−ANHSO(Aは1〜6個の炭素
    原子を有する低級アルキレンであり、Rは1〜6個の
    炭素原子を有する低級アルキルもしくは−NR
    あり、この場合RおよびRは独立に水素もしくは1
    〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであるか、また
    はRまたはRは両者で3〜8個の炭素原子を有する
    シクロアルキルである)であり、 nは1または2である〕で表される化合物またはその医
    薬的に許容される塩の治療有効量および医薬として許容
    される無毒性担体からなる糖尿病の続発症、たとえば糖
    尿病性網膜症、腎症、神経症、または関連循環傷害を含
    む末梢血管疾患処置用医薬組成物
  20. 【請求項20】 式 【化4】 〔式中、 XおよびYは独立に、水素;ヒドロキシ;1〜6個の炭
    素原子を有する低級アルキル;1〜6個の炭素原子を有
    する低級アルコキシ;もしくはハロであるか、またはX
    およびYが隣接して両者が合体する場合にはメチレンジ
    オキシもしくはエチレン−1,2−ジオキシであり、 Rは、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル;3〜
    8個の炭素原子を有するシクロアルキル;フェニルもし
    くはフェニル低級アルキル(フェニル基は、ハロ、1〜
    4個の炭素原子を有する低級アルキルおよび1〜4個の
    炭素原子を有する低級アルコキシからなる群より選ばれ
    る1個もしくは2個の置換基で任意に置換されてい
    る);または−ANHSO(Aは1〜6個の炭素
    原子を有する低級アルキレンであり、Rは1〜6個の
    炭素原子を有する低級アルキルもしくは−NR
    あり、この場合RおよびRは独立に水素もしくは1
    〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであるか、また
    はRまたはRは両者で3〜8個の炭素原子を有する
    シクロアルキルである)であり、 nは1または2である。ただし、nが2の場合には、R
    は低級アルキル、シクロアルキル、フェニルまたはフェ
    ニル低級アルキルではない〕で表される化合物またはそ
    の医薬的に許容される塩を製造するにあたり、 (a)式 【化5】 (式中、X、Yおよびnは上に定義した通りである)で
    表される化合物を、式、ZSOR(式中、Rは低級ア
    ルキル、シクロアルキル、または任意に置換されたフェ
    ニルであり、Zは塩素または臭素である)の化合物でス
    ルホニル化するか、または (b)式 【化6】 (式中、A,X,Yおよびnは上に定義した通りであ
    る)で表される化合物を、式、ZSO(式中、R
    およびZは上に定義した通りである)で表される化合
    物と反応させるか、または (c)式 【化7】 (式中、n,R,XおよびYは上に定義した通りであ
    る)で表される化合物を、適当な還元剤、好ましくは三
    フッ化ホウ素エーテラートの存在下に水素化ホウ素ナト
    リウムで還元するか、または (d)式 【化8】 (式中、Rは三級ブチルであり、n,A,R,Xお
    よびYは上に定義した通りである)で表される化合物
    を、トリフルオロ酢酸と反応させるか、または (e)式(1)の化合物の遊離塩基を、医薬的に許容さ
    れる酸付加塩を与える酸と反応させるか、または (f)式(1)の化合物の酸付加塩を、相当する遊離塩
    基を与える塩基と反応させるか、または (g)式(1)の化合物の酸付加塩を、式(1)の他の
    医薬的に許容される酸付加塩に変換する方法
  21. 【請求項21】 式 【化9】 (式中、XおよびYは上に定義した通りである)で表さ
    れる化合物を製造するにあたり、式(X) 【化10】 (式中、XおよびYは上に定義した通りである)で表さ
    れる化合物を適当な還元剤、好ましくは水素化リチウム
    アルミニウムで還元する方法
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