JPH0664897U - サーマルヘッド押えピンの取付構造 - Google Patents

サーマルヘッド押えピンの取付構造

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JPH0664897U
JPH0664897U JP1329493U JP1329493U JPH0664897U JP H0664897 U JPH0664897 U JP H0664897U JP 1329493 U JP1329493 U JP 1329493U JP 1329493 U JP1329493 U JP 1329493U JP H0664897 U JPH0664897 U JP H0664897U
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JP
Japan
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pin
thermal head
head
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mounting structure
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Application number
JP1329493U
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Inventor
彰 阿南
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンローラに対する圧接手段としてサー
マルヘッドに当接される押えピンのふらつき問題を解消
する改良されたサーマルヘッド押えピンの取付構造を提
供する。 【構成】 先端部にピンヘッド44Aと鍔状のストッパ
部44Bを、基端軸部44Cに先割れした爪部44Dを
設けた押えピン44を、爪部44Dを支持板をなす本体
フレーム37に設けたガイド穴46に脱出不能に挿通
し、ピンヘッド44Aを本体フレーム37の上に取り付
られた押え板45に設けたピン出し穴47から突没自在
に突出させ、本体フレーム37とストッパ部44Bとの
間に押えピン44を付勢するスプリング48を介挿して
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サーマルヘッドをプラテンローラに圧接するサーマルヘッド押えピ ンの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
印字ヘッドにサーマルヘッドを用いる画像記録装置では、記録部に配置される プラテンローラに記録紙の紙パス経路を挾んでサーマルヘッドを適当な接触圧で 圧接させるようにしている。その際、プラテンローラに対するサーマルヘッドの 圧接手段として、サーマルヘッドの背面側にスプリングで付勢された押えピンを 当接させるようにしたものがある。
【0003】 図5は押えピンを用いたサーマルヘッド圧接機構の従来例を図示している。同 図において、60はプラテンローラ、61はプラテンローラに圧接されるサーマ ルヘッド、62はサーマルヘッド61の背面側に当接されてサーマルヘッド61 をプラテンローラ60に押圧するサーマルヘッド押えピンを示す。ここにおいて 押えピン62は、サーマルヘッド61の下方に設けた支持板63とその上に取り 付られた押え板64との間に、基端軸部62Cをフリーにした状態で、先端部の ピンヘッド62Aを押え板64に設けたピン出し穴65から上方に突没自在に突 出させ、支持板63のバネ受部66とピンヘッド62Aの直下に設けられた鍔状 のストッパ部62Bとの間に押えピン62を上向きに付勢するコイルスプリング 67を介挿して取り付けられるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の取付構造では、先端部のピンヘッド62Aが押 え板64のピン出し穴65にガイドされる一方で、基端軸部62Cがフリーとな っているため、図5に二点鎖線で示すように、押えピン62のピンヘッド62A にふらつきを生じて、サーマルヘッド61に対する押えピン62の押圧位置や接 触圧にバラツキを生じやすく、延いてはサーマルヘッド61で印字される記録紙 に濃度むら等の印字不良を起こしやすいという問題点が見られる。
【0005】 本考案は、ピンのふらつき問題を解消する改良されたサーマルヘッド押えピン の取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に基づくサーマルヘッド押えピンの取付構造は、上記の目的を実現する ための手段として、先端部にピンヘッドと鍔状のストッパ部を、基端軸部に先割 れした爪部を設けた押えピンを、爪部を支持板に設けたガイド穴に脱出不能に挿 通し、ピンヘッドを支持板の上に取り付られた押え板に設けたピン出し穴から突 没自在に突出させ、支持板とストッパ部との間に押えピンを付勢するスプリング を介挿してなっている。
【0007】
【作用】
この取付構造を採用すれば、支持板と押え板との間に介装される押えピンが、 基端軸部の爪部を脱出不能に挿通させる支持板のガイド穴と、先端部のピンヘッ ドを突出させる押え板のピン出し穴とにより両側でガイドされるため、ピンヘッ ドのふらつきを防止することができる。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案に係るピン取付構造の適用具体例としてロール紙内蔵タイプの ファクシミリ装置の概要を示し、図2〜図4は同ファクシミリ装置に搭載される サーマルヘッドと押えピンの取付構造の詳細を図示している。そこで、まず図1 を参照して装置全体の概要について説明する。
【0009】 このファクシミリ装置には、装置本体1の後端部に設けられた記録紙収納ボッ クス2に、長尺記録紙(感熱紙)を紙管に捲回したロール紙Rが回転自在にセッ トされる。内蔵ロール紙Rからは、その前方に設けられたプラテンローラ3によ り記録紙Pが紙パス通路13を通して繰り出され、プラテンローラ3の下面に圧 接されたサーマルヘッド4で印字される。続いて、サーマルヘッド4で印字され た印字済の記録紙Pは、紙パス通路14を通して直後のカッターユニット5に導 通されて切断された後、印字・切断済の記録紙Pを、その前方のペーパーガイド 12a、12bの間に形成された湾曲した紙パス通路(Uターン排出経路)15 に通して上向きにUターンさせてから、その出口に設けた排紙ローラ6とピンチ ローラ7とにニップさせて、記録紙排出口8より本体上面を蓋封する記録紙カバ ー9に設けた記録紙排出部10の上に印字面を上向きにして排出させるようにし ている。
【0010】 上記のファクシミリ装置において、サーマルヘッド4、カッターユニット5及 び紙パス通路13、14、15の下側に配置されるペーパーガイド12a等は、 装置本体1の側に取り付けられる一方、プラテンローラ3、排紙ローラ6、ピン チローラ7及び紙パス通路13、14、15の上側に配置されるペーパーガイド 12b等は、カッターユニット5と一体に形成されたものを除いて、記録紙カバ ー9の側に取り付けられている。
【0011】 また、記録紙カバー9は、図示しないカバーフレームの後端部の両側をヒンジ 部11で装置本体1に枢支して、記録紙収容ボックス2とその前方の記録紙排出 経路を覆って装置本体1の上に開閉自在に取り付けられており、前端部には後述 する送信部に繰り込まれる送信原稿をセットする原稿マウント部16が設けられ ると共に、原稿マウント部16の内面には記録紙排出口8からカバー上の記録紙 排出部10に排出される記録紙Pを上から押える記録紙押え17が揺動自在に取 り付けられている。
【0012】 その他、図1において、20と21は、記録紙Pの繰出し、排出経路に設けた ペーパーセンサを示し、22は原稿マウント部16にセットされた送信原稿を繰 り込んで読取部に搬送する装置前端部の送信部を、23は送信部22の読取部に 臨んで本体1内に設けられる光学読取系を示す。24は装置本体1の後端部に搭 載される電源部を示す。
【0013】 次に、図2〜図4を参照して、上記のファクシミリ装置で本体1側に取り付け られるサーマルヘッド4と、このサーマルヘッド4をカバー側のプラテンローラ 3に圧接するためのサーマルヘッド押えピン44の取付構造について説明する。
【0014】 サーマルヘッド4は、図2に示す如く、プレート状をなす板金製のヘッドブラ ケット30の上に、ヘッドブラケット30の前端部に設けた切欠31の上にその 発熱印字部4Aを渡した状態で、下側からビス止め32、32して、予め一体に 組み付けられている。このサーマルヘッド4を固定したヘッドブラケット30に は、その前端部の両側から、カバー側に設けられるプラテンローラ3の軸端部を 挾み込むU字型に分岐した位置決めガイド33が上向きに突出されると共に、片 側には位置決めガイド33に連なる側壁部34の後端部から側方へピン(植付け ボルト)35が突設され、反対側の後端部には、ブラケット底部に前後方向の長 穴36が開口されている。
【0015】 一方、この場合、本体1側でサーマルヘッド4の支持部材をなす本体フレーム (本体ミドルプレート)37には、その後端部から取付板38が立ち上げられ、 取付板38の片側には、ピン35を突設するヘッドブラケット30の側壁部34 と対峙されるサイドブラケット39が前向きに曲げ出され、反対側からはヘッド ブラケット30の長穴36の開口部に対応させてアンダーブラケット40が前向 きに曲げ出されている。そして、本体フレーム37の取付板38と一体に形成さ れたサイドブラケット39には、ヘッドブラケット30の側壁部34から突設さ れるピン35を内側から遊挿し得る角穴の係合穴41が開口され、また同じく取 付板38と一体に形成されたアンダーブラケット40の中央部にはねじ穴42が 設けられている。
【0016】 上述したサーマルヘッド4の取付構造では、サーマルヘッド4を固定したヘッ ドブラケット30を、その片側から突設したピン35を支持部材をなす本体フレ ーム37のサイドブラケット39に開口させた係合穴41に遊挿係止し、反対側 に開口させた長穴36を支持部材をなす本体フレーム37のアンダーブラケット 40に設けたねじ穴42の上に位置決めして、長穴36を介してねじ穴42に一 本の段付ねじ43をねじ込むことにより、簡単にサーマルヘッド4の取り付けが 行えるようにしている。
【0017】 しかして、ヘッドブラケット30を介して本体フレーム37に取り付けられる サーマルヘッド4には、記録紙カバー9の閉止状態で、カバー側のプラテンロー ラ3に対する圧接手段として、これを上向きに付勢する複数個の押えピン44が 弾接されている。押えピン44とサーマルヘッド4に対する取付構造の詳細は、 以下の通りである。
【0018】 各押えピン44は可撓性を有するプラスチック材料により一体成形され、図2 と図4に示すように、先端部にピンヘッド44Aとその直下に鍔状のストッパ部 44Bを設け、段付きの基端軸部44Cに先割れした爪部44Dを設けてなる。 これらの押えピン44は、それぞれサーマルヘッド4の下側にその支持板を兼ね て配設される前記本体フレーム37と、本体フレーム37の上に取り付けられる 押え板45との間に上向き付勢状態で上下動自在に介装されている。詳細には、 基端軸部44Cの先割れした爪部44Dを、本体フレーム37の底部に設けたそ れよりもやや口径の小さいガイド穴46に該爪部44Dを弾性変形させつつ上か ら強制的に差し込んで脱出不能に挿通し、他方、先端部のピンヘッド44Aを押 え板45に設けたピン出し穴47から上方へ突没自在に突出させ、これをヘッド ブラケット30の切欠31を通してサーマルヘッド4の発熱印字部4Aの下面に 直接当接させると共に、本体フレーム37の底部と押えピン44のストッパ部4 4Bとの間にピンヘッド44Aを上向きに付勢するコイルスプリング48を介挿 して取り付けられている。
【0019】 なお、各押えピン44は、押え板45を取り外した状態で、爪部44Dをガイ ド穴46から抜き取るようにすると、本体フレーム37から簡単に取り外しする ことができ、必要なときには、予め本体フレーム37と押え板45とに対応させ て複数箇所に設けられているガイド穴45とピン出し穴47を選ぶことにより、 取付位置とピン数を変更、増減できるようにしている。
【0020】 上記の取付構造を採用すれば、図4に示す如く、支持板をなす本体フレーム3 7と押え板45との間に介装される押えピン44が、基端軸部44Cの爪部44 Dを脱出不能に挿通させる本体フレーム37のガイド穴46と、先端部のピンヘ ッド44Aを突出させる押え板45のピン出し穴46とにより上下両側でガイド されるため、押えピン44の自由な上下動を妨げることなく、ピンヘッド44A のふらつきを防止することができる。
【0021】 従って、従来構造で問題となったサーマルヘッド4に対する押えピン44のふ らつきによる押圧位置や接触圧の変動が阻止され、濃度むら等の印字不良の発生 を未然に防ぐことができる。
【0022】 本考案に係るサーマルヘッド押えピンの取付構造は、上述したサーマルヘッド を装置本体側に、プラテンローラをカバー側に取り付ける形式のものに限らず、 サーマルヘッドを押えピンでプラテンローラに圧接する形式の画像記録装置の記 録部には一般的に適用可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上の通り、本考案に基づく押えピンの取付構造であれば、サーマルヘッドに 当接される押えピンのふらつきが防止され、押えピンの押圧位置や接触圧に変動 のない安定したサーマルヘッドの押圧条件が確保されるため、押圧条件のバラツ キにより印字の画質低下を招く問題を的確に解消することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る押えピン取付構造の適用例を示す
ファクシミリ装置の断面概要図である。
【図2】実施例を示すサーマルヘッドと押えピンの分解
斜視図である。
【図3】サーマルヘッドに対する押えピンの取付状態を
示す要部の平面図である。
【図4】図3のA−A線矢視断面図である。
【図5】押えピン取付構造の従来例を示す要部の断面図
である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 記録紙収納ボックス 3 プラテンローラ 4 サーマルヘッド 4A 発熱印字部 5 カッターユニット 9 記録紙カバー 30 ヘッドブラケット 31 切欠 44 押えピン 44A ピンヘッド 44B ストッパ部 44C 基端軸部 44D 爪部 45 押え板 46 ガイド穴 47 ピン出し穴 48 スプリング R ロール紙 P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/032 A 8721−5C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にピンヘッドと鍔状のストッパ部
    を、基端軸部に先割れした爪部を設けた押えピンを、爪
    部を支持板に設けたガイド穴に脱出不能に挿通し、ピン
    ヘッドを支持板の上に取り付られた押え板に設けたピン
    出し穴から突没自在に突出させ、支持板とストッパ部と
    の間に押えピンを付勢するスプリングを介挿してなるこ
    とを特徴とするサーマルヘッド押えピンの取付構造。
JP1329493U 1993-02-27 1993-02-27 サーマルヘッド押えピンの取付構造 Pending JPH0664897U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086769A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Citizen Watch Co Ltd ラインサーマルプリンタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086769A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Citizen Watch Co Ltd ラインサーマルプリンタ
JP4499264B2 (ja) * 2000-09-12 2010-07-07 シチズンホールディングス株式会社 ラインサーマルプリンタ

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