JPH0664367B2 - ホトポリマ静電マスタからの高解像性重ね合わせ画像 - Google Patents

ホトポリマ静電マスタからの高解像性重ね合わせ画像

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JPH0664367B2
JPH0664367B2 JP2081459A JP8145990A JPH0664367B2 JP H0664367 B2 JPH0664367 B2 JP H0664367B2 JP 2081459 A JP2081459 A JP 2081459A JP 8145990 A JP8145990 A JP 8145990A JP H0664367 B2 JPH0664367 B2 JP H0664367B2
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キヤサリン・エリザベス・ルーニー
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イー.アイ・デユポン・ド・ネモアース・アンド・コンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高解像性の重ね合わせ、または重畳像を作製す
るための方法に関するものである。さらに詳細に、本発
明はホトポリマ静電エレメントを用いる、高解像性の重
ね合わせ画像を作製するための方法に関するものであ
る。
従来の技術 光重合性のエレメントを静電的の用途に用いることがで
きるのは既知である。例えば、Ingersoll氏の米国特許
第3,286,025号は静電イメージングに関するものであ
る。ポリマ性のバインダ、エチレン系不飽和モノマ、お
よび光開始剤からなる光重合性層が画像状に露光され、
この露光は電導性が低下した重合区域を形成する。電導
性支持体上のこの画像状に重合した層をコロナ帯電し、
そしてトーニングまたは現像をするとき、現像された画
像は重合した区域上に形成される。Ingersoll氏は多数
枚のコピーを作ることができると述べ、光重合性層の非
画像区域を溶剤により洗い去り、この現像をされたエレ
メントをオフセツト印刷機にとり付け、そしてリソグラ
フ的方法で印刷をするという方法を説明している。しか
しながら、Ingersoll氏は現像された画像を別の支持体
に転写することについては述べていない。
Riesenfeld氏他の米国特許第4,732,831号においては、
光重合性の静電エレメントを用いる画像転写方法が述べ
られており、ここで光重合性層は画像状に露光をされ、
この間電導性の支持体上に存在する露光された区域は静
電的に帯電され、ついで逆極性に帯電された静電現像剤
を付与することにより現像され、そしてこの現像された
画像は別の表面に転写されるというものである。この米
国特許第4,732,831号では、単一のホトポリマ層が画像
担持フイルムまたはホトツールを用いて画像状に露光さ
れ、ついで帯電されそして同じ面上で現像される。この
方法では、転写に際し正像の画像を作るように反転され
る(第1図参照)逆像の潜像を光重合性層の面上に与え
るように、画像担持フイルムまたはホトツールが配置さ
れていない限り、受像用支持体への転写に際して逆像が
得られるという結末となる。
色分解ネガのような、第2の画像担持フイルムから導か
れた第2の画像が、画像化された静電的光重合性エレメ
ントに対し付加され、そのためトーニングれた静電的光
重合性エレメントから、高品質の高解像性の、重ね合わ
された画像が得られるということが望まれている。この
ような重ね合わせの高解像性画像は、液体静電現像剤を
用いて得られることが特に望まれている。
単一の静電マスタを用いて、別個の画像担持フイルムま
たはホトツールから導かれた画像の重ね合わせは、文書
または絵画の多数のコピーが1つの版以上に必要とさ
れ、この第2の版には初版に対し追加の文書または絵画
情報が含まれるような時には常に有効である。この用途
は追加情報が文書の受け手の側にだけ向けられている場
合にはいつでも見出される。この例には、ハイライト、
見出し、ロゴ、訂正、などの追加、あるいは権利情報な
ども含まれる。
本発明の2層重ね合わせは、米国特許第4,732,831号中
で述べられ以前に考えられていた、ホトポリマ静電エレ
メントの単一層により作られた、重ね合わせ画像よりも
利点を有している。この2層重ねあわせ光学的ポジ型、
同じくネガ型系に適用できる。また、静電的光重合性層
の重ね合わせは、ハードコピー出力装置中で第1の画像
担持層からプリントが作られ、そして第2の層のオフラ
インでの画像状露光がなされた後で、直接にラミネート
することにより行われる。
本発明の追加的な特徴は、2つの光重合性層の電荷減衰
速度を互に変えることができ、そのため第2層の画像か
ら導かれた重ね合わされた現像画像を、第1の層の画像
から導かれた第1の現像画像とは異なる色調とすること
ができる。この2色画像は、重畳された光重合性組成物
層をスコロトロンの1回通過により帯電させ、ついで異
なる色に着色された2つの現像剤で、引き続いて現像す
ることにより達成される。この2つの現像剤はどのよう
な組合せも用いることができ他の文書の色と異なる第2
の色調によって見出し、ロゴ、ハライトなどが強調され
る。
発明の要点 本発明によれば (A)電導性支持体、第1の光重合性層および剥離するこ
とのできるカバーシートから順次なる光重合性静電的エ
レメントを、カバーシートを通じて活性放射線に像露光
し; (B)この像露光された第1の光重合性層からカバーシー
トを剥離し; (C)この像露光された第1の光重合性層の表面に、一時
的支持体上に像露光された第2の光重合性層よりなる光
り重合性エレメントを、2つの光重合性層が接触するよ
うにラミネートし; (D)露光された第2の光重合性層から一時的支持体を剥
離し; (E)露光された第1および第2の光重合性層を静電的に
帯電させ;そして (F)静電的に帯電された露光像を現像剤で現像する ことからなる、高解像性画像を作製するための方法が提
供される。
本発明の1具体例によれば (A)一時的支持体、第1の光重合性層および剥離するこ
とのできるカバーシートから順序なる光重合性静電的エ
レメントを、カバーシートを通じて活性放射線に像露光
し; (B)この露光された第1の光重合性層からカバーシート
を剥離し; (C)この露光された第1の光重合性層の表面を電導性基
体にラミネートし; (D)この露光された第1の光重合性層から一時的支持体
を剥離し; (E)この像露光された第1の光重合性層に、一時的支持
体上に像露光された第2の光重合性層よりなる光重合性
エレメントを、2つの光重合性層が接触するようにラミ
ネートし; (F)露光された第2の光重合性層から一時的支持体を剥
離し; (G)この露光された第1および第2の光重合性層を静電
的に帯電させて露光域上に静電的電荷の潜像を形成さ
せ; (H)この静電的に帯電された露光画像を現像剤で現像す
る ことからなる、高解像性の正確な読取り画像を作製する
ための方法が提供される。
発明の具体的説明 静電エレメントの光硬化性(光重合性)層は、本質的に
有機ポリマ性バインダ、少なくとも1つのエチレン系不
飽和基をもつ少なくとも1つの化合物(これはモノマ、
光開始剤、必要に応じ連鎖移動剤、および必要に応じ
(1)1987年11月4日出願のBlanchet-Fincher氏他の米国
特許出願第116,655号中で述べられているような、p−
型電導性化合物として知られている有機電子供与体の少
なくとも1つか、もしくはn−型電導性化合物として知
られている有機電子受容体の少なくとも1つか、または
(2)1987年11月4日出願のBlancher-Fincher氏他の米国
特許出願第117,189号中で述べられたような置換芳香族
アミノ化合物、および好ましくは強酸のいずれかであり
得る)から構成されている。好ましくは連鎖移動剤が存
在する。
本発明書と特許請求の範囲中で用いられている「本質的
に…構成されて」とは、光硬化性層中に主要各成分に加
えて、本発明の特徴が達成される妨げとならない、その
他の成分が存在し得ることを意味している。存在できる
これら他成分は以下に示される。ポリマ性バイダ、エチ
レン系不飽和化合物、好ましくはヘキサアリールビイミ
ダゾール化合物(HABI)を含む光開始剤、および連鎖移動
剤などはChambers氏の米国特許第3,479,185号、Baum氏
他の米国特許第3,652,275号、Cescon氏の米国特許第3,7
84,557号、Dueber氏の米国特許第4,162,162号、およびD
essauer氏の米国特許第4,252,887号などの中で述べられ
ており、これらの各記述と前記の2件の米国特許出願を
ここに参考として挙げておく。
バインダ 適当な有機ポリマ性バインダには次のものが含まれる:
そのコポリマを含めてメチルメタアクリレートポリマ樹
脂、ポリビニルブチラールとポリビニルホルマールのよ
うなポリビニルアセタール類、ビニリデンクロリドコポ
リマ類(例えばビニリデンクロリド/アクリロニトリ
ル、ビニリデンクロリド/メタアクリレートおよびビニ
リデンクロリド/ビニルアセテートなどのコポリマ)、
合成ゴム類(例えばブタジエン/アクリロニトリルコポ
リマおよびクロロ−2−ブタジエン−1,3−ポリマ)、
セルロースエステル類(例:セルロースアセテート、セ
ルロースアセテートスクシネートおよびセルロースアセ
テートブチレート)、ポリビニルエステル類(例えばポ
リビニルアセテート/アクリレート、ポリビニルアセテ
ート/メタアクリレートおよびポビニルルアセテー
ト)、ポリビニルクロリドおよびコポリマ類(例えばポ
リビニルクロリド/アセテート)、ポリウレタン類、ポ
リスチレンなどである。好ましいバインダはポリ(スチ
レン/メチルメタアクリレート)とポリメチルメタアク
リレートである。露光をされ光硬化した画像区域の好ま
しい抵抗値の範囲は約1014〜1016Ω−cmで、これはバイ
ンダの抵抗値1016〜1020Ω−cmの範囲に相当する。
エチレン系不飽和化合物 HABIで開始される系で用いるように公知特許中で特定さ
れている。エチレン系不飽和重合性または光架橋性化合
物はどれでも用いることができる。ここで用いられてい
る「モノマ」の用語には、単純なモノマとともに、通常
数平均分子量が1500以下で、架橋結合をしうるエチレン
系基をもつポリマも含まれる。数平均分子量は既知の浸
透圧法で測定することができる。好ましいモノマ類はエ
チレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、グリセロールジアクリレート、グリセロールトリ
アクリレート、エチレングリコールジメタアクリレー
ト、1,2−プロパンジオールジメタアクリレート、1,2,4
−ブタントリオールトリメタアクリレート、1,4−ジオ
ールジアクリレート、1,4−ベンゼンジオールジメタア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラメタアクリレ
ート、1,3−プロパンジオールジアクリレート、1,5−ペ
ンタンジオールジメタアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレートのようなジ−、トリ−およびテト
ラ−アクリレート類とメタアクリレート類;分子量が10
0〜500のポリエチレングリコールのビスアクリレート類
とビスメタアクリレート類、などである。特に好ましい
モノマはエトキシ化されたトリメチロールプロパントリ
アクリレートである。
エチレン系不飽和化合物中の不純物は電荷キヤリアの供
給源となる。そこで光硬化性層全体の放電速度は、これ
らのイオン化し得る不純物により大部分決定される。一
般にエチレン系不飽和化合物の抵抗値は105〜109Ω−cm
の範囲であり、得られる組成物は光硬化性層の未露光区
域で1011〜1013Ω−cmの抵抗値を有している。
光開始剤 好ましい開始剤はHABI光開始剤、2,2′,4,4′,5,5′−
ヘキサアリールビイミダゾールで、時には2,4,5−トリ
アリールイミダゾリルダイマと呼ばれるものであり、こ
れは活性放射線に対する露光に際して、対応するトリア
リールイミダゾリルフリーラジカルを作るように解離す
る。前記したように、HABIおよび静電的の用途以外の応
用についての、HABIで開始される光重合性系の使用は多
数の特許の中で示されている。これらにはCescon氏の米
国特許第3,784,557号;Chambers氏の同第3,479,185号;
Chang氏他の同第3,549,367号;Baum氏他の同第3,652,27
5号;Dueber氏の同第4,162、169号;Dessauer氏の同第4,
252,887号;Chambers氏他の同第4,264,708号;およびTa
naka氏他の同第4,459,349号などが含まれ、これら各特
許の記述を参考に挙げておく。公知の各特許中で述べら
れた2−o−置換HABIは、どれも本発明において用いる
ことができる。このHABIは次の一般式で表わすことがで
き、 ここで各Rはアリール基を示している。2−o−置換HA
BIは、2および2′の位置のアリール基がo−置換され
ているものである。アリール基上の他の位置は未置換の
ままであるか、あるいは露光に際してHABIの解離を妨げ
ないような基、またはホトポリマ系の電気的あるいはそ
の他の特性を損なわないような置換基をもつことができ
る。
好ましいHABIは2−o−クロロ置換ヘキサフエニルビイ
ミダゾールであり、フエニル基のその他の位置は未置換
かあるいはクロロ、メチルまたはメトキシで置換されて
いる。もっとも好ましいHABIは2,2′,4,4′−テトラキ
ス(o−クロロフエニル)−5,5′−ビス(m,p−ジメト
キシフエニル)−ビイミダゾール(TCTM-HABI)および2,
2′−ビス(o−クロロフエニル)−4,4′,5,5′−テト
ラフエニル−ビイミダゾールである。
HABI化合物を作るための方法は異性体およびその他不純
物の混合体を生成する。これら不純物が高い濃度の材料
を用いると、高い感光性の光重合性組成物を得ることが
できるが、結晶化のため貯蔵ないし保存の安定性が不良
である。種々の方法による材料の精製により比較的に純
粋な材料とすることができ、これは結晶化を生じない高
濃度で使用できることが認められている。
HABIはメチレンクロリド中に溶解し、過し、そしてメ
タノールまたはエーテルを加えて再結晶させることによ
り、充分精製することができる。必要なれば、メチレン
クロリド中のHABI溶液は、再結晶に先立ってシリカゲル
のカラム中を通過させることもできる。HABIの好ましい
精製法は以下の通りである: TCTM-HABI (1)好ましい方法 赤褐色のTCTM-HABI(融点範囲170°〜215℃)50gを、
エタノール425mlと蒸留水100mlの混合液に加えた。この
スラリを5〜10分間かきまぜついで30分間静置した。赤
色の上澄液の大部分を取り除いた。蒸留水200mlを加
え、新たなスラリを5〜10分間かきまぜ、そして54番
(迅速)紙により過をした。集めた固体は120℃で
3〜5時間乾燥させた。得られた白色の固体は44g(88
%)で、170°〜220℃の融点範囲(m.r.)を有している。
(2)別の方法 赤褐色のTCTM-HABI 50gをエタノール250mlと水200mlの
混合液に加えた。このスラリを10分間かきまぜた後、1
0点間静置し、5番(遅い)紙を通して過した。固
体を集め、乾燥後に前記と類似の収量とm.r.の白色粉末
を得た。
o-Cl-HABI o-Cl-HABI(m.r.205°〜7℃)225gをメチレンクロライ
ド1800mlに加え、溶液を沸騰するまで加熱した。EMサイ
エンス社製の活性炭DARCO G−60150gをついでこれ
に加えた。混合物は30〜45分間沸騰させ、マンビルプロ
ダクツ社製のセライト 珪藻土を通じ真空下に熱時過
をした。液を濃縮し、m.r.203〜205℃の固体約135g
(60%)を得た。材をメチレンクロリド200mlで洗
い、液を濃縮してm.r.230〜207℃の固体約45g(20
%)を得た。
光硬化性組成物中で有用なこの他の光開始剤には、多核
キノン類、芳香族ケトン類およびベンゾインエーテル類
なども含まれる。有用な多核キノン類は:α−エチルア
ントラキノン、9,10−アントラキノン、1−クロロアン
トラキノン、2−クロロアントラキノン、2−メチルア
ントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、オクタ
メチルアントラキノン、1,4−ナフトキノン9,10−フエ
ナントレンキノン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−
ベンズアントラキノン、2−メチル−1,4−ナフトキノ
ン、2,3−ジクロロナフトキノン、1,4−ジメチルアント
ラキノン、2,3−ジメチルアントラキノン、2−フエニ
ルアントラキノン、2,3−ジフエニルアントラキノン、
アントラキノンスルホン酸ナトリウム、3−クロロ−2
−メチルアントラキノン、レテネキノン、7,8,9,10−テ
トラヒドロナフタセンキノン、1,2,3,4−テトラヒドロ
ベンザアントラセン−7,12−ジオン;芳香族ケトン類
は、例えばベンゾフエノン、ミヒユラー氏ケトン(4,4′
-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフエノン)、4,4′−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフエノン、4−アクリルオキシ−4′−ジメ
チルアミノベンゾフエノン、4−アクリルオキシ−4′
−ジエチルアミノベンゾフエノン、4−メトキシ−4′
−ジメチルアミノベンゾフエノン、フエナントレンキノ
ン、2,7−ジ−t−ブチルフエナントレンキノン、な
ど;ベンゾインエーテル類は、例えばベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフエ
ニルエーテル、メチルベンゾイン、エチルベンゾインな
どである。
好ましい成分として光重合性組成物中に存在するもの
は、1987年11月4日に出願されたBlancher-Fincher氏他
の米国特許出願第116,655号の、第6頁第1行〜第7頁
第20行に述べられている、少なくとも1つの有機電子供
与体(またはp−型電導性化合物として知られてい
る)、もしくは少なくとも1つの有機電子受容体(また
はn−型電導性化合物として知られている)であるか;
あるいは1987年11月4日に出願されたBlanchet-Fincher
氏他の米国特許出願第117,189号の、第12頁第18行〜第1
8頁第11行に述べられた置換芳香族アミノ化合物および
好ましくは強酸であり、この2件の米国特許出願の記述
を参考に挙げておく。有用な電子供与体と電子受容体と
は、光重合性組成物の重量を基準に少なくとも0.1重量
%の分量で存在し、それぞれ+2.5eV以下の酸化電位ま
たは−3.0eV以上の還元電位を有している。置換芳香族
アミノ化合物は、光重合性組成物の全重量を基準に少な
くとも3重量%の量で存在する。
置換芳香族アミノ化合物の酸化されていない形のものと
組合わせて、光重合性層中には強酸が存在し、これはア
ミノ化合物のアミノ窒素の1モル当り0.33〜1.0モルの
分量に存在し、そしてこれら化合物の組合わせは、光重
合性層の全重量を基準にした重量%で、置換芳香族アミ
ノ化合物が少なくとも1.6重量%の量で存在することを
条件に、少なくとも3重量%の分量に存在する。置換芳
香族アミノ化合物と酸との組合わせは、光硬化性層の全
重量を基準に合計量で3〜15重量%、好ましくは3〜5
重量%に存在する。酸に対する化合物の割合は、モル基
準で1つのアミノ基の分子当り酸1モルである。
連鎖移動剤 HABIで開始される光重合性糸で用いるために、前述の各
米国特許中で特定されている連鎖移動剤(CTA)はどれも
使用することができる。例えばBarm氏他の米国特許第3,
652,275号ではN−フエニルグリシン、1,1−ジメチル−
3,5−ジケトシクロヘキサン、および有機のチオール類
例えば2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプ
トベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンズイミダゾ
ール、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトア
セテート)、4−アセトアミドチオフエノール、メルカ
プトスクシン酸、ドデカンチオール、およびベータメル
カプトエタノールなどを示している。連鎖移動剤として
用いることのできるその他の化合物には当業周知の各種
第3級アミン類、2−メルカプトエタンスルホン酸、1
−フエニル−4H−テトラゾール−5−チオール、6−メ
ルカプトプリン1水化物、ビス−(5−メルカプト−1,
3,4−チオジアゾール)−2−イル、2−メルカプト−
5−ニトロベンズイミダゾール、および2−メルカプト
−4−スルホ−6−クロロベンズオキサゾールなどが含
まれる。好ましいCATは2−メルカプトベンズオキサゾ
ール(2-MBO)と2−メルカプトベンゾチアゾール(2-MBT)
である。特に好ましいものは以下に示すようにして2−
MBOのため精製され2−MBOと2−MBTである: 2−MBO:最良の融点193°〜194℃ (1)やや不純なロツト(m.r.191°〜193℃)には以下の方
法が用いられる: メタノール1500ml中2−MBO 300gのスラリを5〜10分
間かきまぜた後静置する。普通溶剤層は不純物による赤
色の外観を呈する。不溶解の固体は、ブフナロート中の
5号紙を通じて減圧下に別する。固体は冷メタノー
ルにより洗い、集めて70°〜80℃のオーブン中で3〜5
時間乾かされ、ついで粉砕されさらに1時間乾かされ
る。m.r.193°〜194℃の白色粉末約150g(50%)が得
られる。
(2)不純なロツト(m.r.191℃以下)には以下の方法が用
いられる: 褐色の2−MBO 250g、前記した活性炭DARCO G−60 5
0g、メチレンクロライド1500ml、およびメタノール600
mlが4のエルレンマイヤフラスコ中で、おだやかに沸
騰させながら30〜40分間かくはんされた。混合物は低い
真空下に4号(迅速)紙を通じて熱過した。赤色の
液体を集め、液から2−MBOが析出するまで低真空下に
濃縮した。新たに200mlのメタノールを加え、得られた
スラリは大きな塊りを砕くためにかきまぜられた。スラ
リは5号紙を通じて過し、新しいメタノール50mlで
洗った。無色の沈澱を集め、70°〜80℃で3〜5時間前
記のように乾燥した。192℃以上の融点の製品約50%が
得られる。
添加剤 ポリマ性バインダ、エチレン系不飽和化合物、開始剤、
および好ましい連鎖移動剤の主要各成分のほかに光硬化
性組成物は補助開始剤、熱安定剤、可塑剤、光学増白
剤、エネルギ転位色素(即ち可視光用増感剤)、UV吸収
剤、光抑制剤、などの慣用の成分を含むことができる。
好ましい熱安定剤は1,4,4−トリメチル−2,3−ジアゾ−
ビシクロ−(3,2,2)−ノン−2−エン−N,N−ジオキシド
(TAOBN)である。ロイコ色素、例えばロイコマラカイト
グリーン、ロイコクリスタルバイオレツト、およびBarm
氏他の米国特許第3,652,275号の、第7欄第40行〜第11
欄第31行で述べられたロイコ色素なども存在させること
ができ、この特許の説明を参考に挙げておく。可視光用
増感剤と光抑制剤とは、Dueber氏の米国特許第4,162,16
2およびPazos氏の米国特許第4,198,242号中に説明され
ており、この説明も参考にここに挙げておく。
一般に主要各成分は以下の概略的な比率で用いられる:
バインダ40〜75%、好ましくは50〜65%;モノマ15〜40
%、好ましく20〜32%;開始剤1〜20%、好ましく1〜
16%;そして連鎖移動剤0〜5%、好ましくは0.1〜4
%である。これらはいずれも光重合性組成物の全重量を
基準にした重量%である。好ましい比率は各成分のため
に選択された個々の化合物に依存するのである。例え
ば、電導性の高いモノマは未露光区域から電荷を除くの
に効率的であるので、電導性の低いモノマより少量で使
用できるのである。
光硬化性層中に加えられる、HABIのような光開始剤と2
−MBOのような連鎖移動剤などの分量は、フイルム感度
の要求性に依存するであろう。感光性の高い組成物は、
デイジタルカラープルーフのような、デイジタル化され
た情報を記録するレーザ画像化に用いることができる。
例えばネガチブを通じて露光するようなアナログ的の応
用で、フイルムの感光度は露光のモードに依存する。露
光装置が水平ベツド型のもので、ネガがホトポリママト
リツクス上に置かれるならば、60秒ぐらいまでの露光を
することができ、写真的に感度のおそいフイルムも許容
される。集光された放射線源によるドラム露光装置で
は、画素当りの露光は短時間であり、高感光度のホトポ
リマ層がより有効である。
光硬化性層は、メチレンクロリドのような溶剤中に、光
重合性系の各成分を通常重量比で約15:85〜25:75の割
合で混合し、基体に塗布し、溶剤を蒸発することにより
作られる。塗膜の厚みは均一で、かつ乾燥時約3〜15μ
m、好ましくは7〜12μmとすべきである。乾燥塗布量
は約30〜150mg/dm2、好ましくは70〜130mg/dm2である。
光重合性エレメントの支持体は、ホトポリマ層がそれに
塗布またはラミネートでき、そして必要に応じてそれか
らピールまたは剥離により容易に取り除くことのできる
ものなら、どのような面でも良い。適当な電導性の支持
体にはアルミニウム、銅、亜鉛、銀、などのような金属
板;電導性ポリマフイルム;その片面または両面に蒸着
またはスパツタリングで金属、電導性の金属酸化物また
は金属ハライドを被着した紙、ガラス、合成樹脂、など
のような支持体;電導性ポリマを被着した支持体;ある
いは金属、電導性の金属酸化物または金属ハライド、電
導性ポリマ、カーボン、またはその他の電導性充填材な
どを含んでいるポリマ性バインダを被着した支持体など
が含まれる。適当な剥離することのできる支持体には、
ポリエチレンテレフタレートおよびその他のポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリマ性フイ
ルムで、その表面上に、例えばシリコンリリース層、ゼ
ラチン下引き層などの適当な剥離層をもつものが含まれ
る。
光重合性エレメントのためのカバーシートは、光重合性
層から例えばストリツプまたはその他の除去操作によ
り、容易に取り除かれなければならない。適当なカバー
シートの実例にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、などが含まれる。このカバーシートはシリコ
ンあるいは剥離性の助けとなるその他の材料により処理
される。
光重合性エレメントは、エネルギ源である活性放射線に
より露光され、これにより露光された区域は硬化または
光重合される。適当な放射線は、光重合性層を作るのに
用いた個々の光重合性層組成物の感光性に関連する。一
般には標準的な紫外線エネルギ源が用いられる。しかし
ながら、光重合性組成物が可視光に対しても感光性であ
るならば、そのような型の光源を使用することができ
る。露光源はまたレーザであっても良い。露光のための
放射線はデジタルまたはアナログのいずれかの手法で変
調することができる。アナログ露光には、放射線源と光
重合性層との間に介在させた、ラインまたはハーフトー
ンネガあるいはその他のパターンが用いられる。画像の
写真フイルムのネガの場合は、その乳剤側を光重合性層
に隣接させるのが好ましい。デジタル露光は、ラスタ状
にふいるむを走査しうる、コンピュータ制御の可視光放
射レーザによるものである。デジタル露光のためには、
例えば高濃度のヘキサアリールビイミダゾール光開始
剤、連鎖移動剤を含み、そして増感色素によってより高
い波長の光に増感された、高感光度の光重合性エレメン
トが用いられる。
2つのホトポリマ層の組成は、静電的帯電後に第1の層
上の画像の電荷は短かい時間、t1で消失するが、第2の
層ではより長い時間、t2で電荷が消失するように、電荷
の減衰速度を異ならせることができる。代表的な、短い
減衰時間をもつ光重合性組成物は、1987年11月4日出願
のBlanchet-Fincher氏他の米国特許出願第116,665号、
または1987年11月4日出願のBlanchet-Fincher氏他の米
国特許出願第117,189号中に説明されており;より長い
減衰時間をもつ組成物はRiesenfeld氏他の米国特許第4,
732,831号中で説明されており、これらの各記述を参考
に挙げておく。t1以前のトーニングでは両方の層がトー
ニングされた第1の画像を生じるが、t1とt2との間のト
ーニングではよりおそい減衰速度をもつ層だけがトーニ
ングされた第2の画像を生ずる。そこで第2の層上のト
ーニング像は、第1の層のものと同じ色にも違う色にも
することができる。
画像状露光に先立ってまたはその後で、カバーシートは
当業者に知られているようにしてストリツプまたは剥離
により取り除くことができる。露光をされたホトポリマ
面はそれからカバーシートが取り除かれ、ついで一時的
面または支持体上の画像状に露光された光重合性層から
なる光重合性エレメントに対して、一般に高められた温
度において2つの光重合性層が密接するようにラミネー
トされる。この一時的表面にポリエチレンテレフタレー
トおよびその他のポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、などのようなポリマ性フイルムで、その上に
例えばシリコンレリーズ層、ゼラチン下引き層、などの
適当なレリーズ層をもつものが含まれる。この一時的の
表面はまた、電導性のポリマフイルム、紙、合成樹脂、
などのようなもので、その片面または両面上に蒸着また
はスパツタリング化学付着により金属、電導性の酸化
物、あるいは金属ハライドなどが塗布されている電導性
支持体とすることもできる。好ましくは非電導性の一時
的支持体が安価であるため使用される。このエレメント
の画像露光に用いられるハーフトーンネガまたはホトツ
ールは、第1のエレメントの画像状露光に用いたものと
同じものでも良いしまた異なっていても良い。ラミネー
トは当業者に良く知られた方法で行われる。温度は光重
合性層が変質する温度よりも高くなってはならない。ラ
ミネート後に、一時的支持体は露光された光重合性層か
ら剥離またはストリツプされる。ストリツプと剥離方法
は当業者に良く知られている。
光重合性層の好ましい帯電法はコロナ放電である。他の
帯電法、例えばキヤパシタ放電、などを用いることもで
きる。
画像状に露光された光重合性層は静電的に帯電された
後、空気に対し開放されたその面が、第1の静電乾式ト
ナー現像剤または静電液体現像剤によって現像され、こ
の後者の方が好ましい。静電乾式トナー現像剤は当業者
に良く知られている。周知の静電液体現像剤と周知の現
像剤の適用方法はどんなものでも用いることができる。
好ましい液体静電現像剤は、非極性液体中の着色した樹
脂トナー粒子サスペンジヨンであり、これは一般にイオ
ン性または両イオン性の電荷制御剤化合物によつて帯電
されている。非極性の液体は分岐鎖脂肪族炭化水素のア
イソパール (エクソン社製)であり、これは30以下の
カウリーブタノール値をもち、必要に応じてMitchell氏
の米国特許第4,631,244号と同第4,663,264号、Taggi氏
の米国特許第4,670,370号、Larson氏とTrout氏の米国特
許第4,681,831号、El−Sayed氏とTaggi氏の米国特許
第4,702,984号、Larson氏の米国特許第4,702,985号、Tr
out氏の米国特許第4,707,429号、およびMitchell氏の米
国特許第4,734,352号などで述べられている各種の補助
剤を含んでいる。以上の各特許の記述を参考に挙げてお
く。前記の非極性液体はイソパラフイン系炭化水素のせ
まい範囲の高純度留分のもので、以下の沸点範囲を有し
ている:アイソパール −G 157〜176℃;アイソパー
−H 176〜191℃;アイソパール −K 177〜197
℃;アイソパール −L 188〜206℃;アイソパール
−M 207〜254℃;アイソパール −V 254〜329℃。
この他の既知の炭化水素液体も同様に用いることができ
る。好ましい液体静電現像剤用の樹脂はエチレン (80〜99.9%)/アクリルまたはメタアクリル酸(20〜
0%)/アクリルまたはメタアクリル酸のC1〜5アル
キルエステル(0〜20%)のコポリマであり、例えば19
0℃においてメルトインデツクス値100を有するエチレン
(89%)とメタアクリル酸(11%)とのコポリマであ
る。前記の各米国特許中で示された樹脂類も有用であ
り、これらの各特許からの樹脂に関する記述をここに参
考に挙げておく。樹脂トナー粒子は、ホリバ計器会社製
のホロバCAPA-500遠心粒子解析器で測定して、好ましく
は10μm以下の平均粒子サイズ(面積で)を有してい
る。非極性液体に可溶性のイオン性または両イオン性成
分は、レシチンおよびウイトコ化学社製の塩基性バリウ
ムペトロネート 油溶性ペトロレウムスルホネートであ
る。光硬化性組成物中で有用なモノマ類の多くは、これ
らのアイソパール 炭化水素類、特にアイソパール
Lと、同様にその他の非極性液体にも可溶性である。そ
のために、多数のコピーを作るためアイソパール をベ
ースとしたトナーでくり返しトーニングすると、未露光
の区域からモノマが抽出されることにより、マスタの電
気的諸性質を悪くさせる。好ましいモノマはアイソパー
炭化水素中に比較的に不溶性であり、そしてこれら
の液体の長期の接触でもこれらモノマで作られた皮膜が
過度に犯されないようなものである。これ以外の、さら
に可溶性なモノマで作られた光重合性静電エレメントで
も、溶剤作用の小さな分散媒をもつ液体現像剤を使用し
て、多数枚のコピーを作るのに用いることができる。
乾式トナー現像剤によるトーニングまたは液体静電現像
剤による現像の後で、この現像された画像は像を作成す
めために、紙のような受像用支持体または別の表面に転
写することができる。この他の受像用支持体は、限定は
されないがポリマ性フイウム、布または印刷をすること
のできる材料および面などが含まれる。集積回路板を作
るために、転写面は絶縁板としてその上に電導性の回路
配線をこの方法によりプリントすることができ、あるい
はその上にレジストがこの方法でプリントをされる銅の
層で被覆されているフアイバガラス板のような、導体で
覆われている絶縁板とすることもできる。転写は静電的
の手段またはその他の手段、例えば粘着性の受像体面と
接触させあるいは圧力と熱とを付与し、もしくはこれら
各方法の組合わせにより行われる。静電転写は既知の方
式、例えば、電導性のシリンダ上に受像用支持体を置
き、トーニングされた面をこの紙と0.002〜0.1インチ
(0.05〜2.54mm)の間隔として、このすき間をアイソパ
ール 炭化水素で満たすことにより行われる。この電導
性シリンダにポジ電位を加え、現像剤のネガのトナー粒
子を、光硬化性静電マスタから受像用支持体、例えば
紙、の上に移動させる。別の方式で、用紙は押圧ロール
を用いて現像された画像と接触するように置くか、また
はネガ電圧に維持したコロナで2つの表面を互いに密着
するように圧接させる。押圧後、用紙の裏側にポジのコ
ロナ放電を与え、現像剤のトナー粒子を光硬化性静電マ
スタから用紙上に移動させる。単一の画像状に露光され
た光重合性エレメントから多数の画像を作るに際して
は、静電帯電、トーニングおよび転写の各工程をくり返
すのが必要なだけである。各転写には別個の受像用支持
体または表面を必要とする。
産業上の利用性 静電マスタを用いる画像の重ね合わせは、文書または絵
画の多数のコピーに1つ以上の版を必要とし、この第2
の版には初版に対して追加的な文書または絵画情報が含
まれるような時には常に有用である。この応用は追加的
な情報が文書の受け手の側にだけ向けられている場合に
見られるものである。この例にはハイライト、見出し、
ロゴ、訂正などの追加、とまた時に権利的の情報などが
含まれる。
実施例 以下に実施例を示すが発明を限定するものではなく、こ
こでパーセントは重量によるものである。実施例1〜3
において、エレメントの各部を示す数字は図面中に用い
た数字に対応している。実施例1と2は第2図で示され
る、実施例3は第3図中に示されている。実施例7は第
4図と第5図に示された発明の具体例を説明している。
実施例1 ポリ(スチレン−メチルメタアクリレート)57.0%、エ
トキシ化されたトリメチロールプロパントリアクリレー
ト28.6%、2,2′4,4′−(クロロフエニル)−5,5′−
ビス(m.p−ジメトキシフエニル)−ビイミダゾール10.
6%、および2−メチカプトベンズオキサゾール3.8%か
らなる光重合性組成物が、厚み0.004インチ(0.0102cm)
のアルミ化されたポリエチレンテレフタレートフイルム
基体6の上に塗布された。厚み0.00075インチ(0.0019c
m)のポリプロピレンカバーシート3が、この乾燥した光
重合性層1にラミネートされた。この光重合性エレメン
トは、モデルTU64ビオラツクス 5002光源装置(イクス
ポジユアシステム社製)とホトポリマタイプ5027ランプ
とを備えた、ドウシツトオプシヨンX露光装置(ドウシ
ツト社製)を使用し、乳剤剤をカバーシートに密着させ
たハーフトーンネガフイルム4′を通じて、8強度単位
に画像状露光をした。ついでカバーシートが取り除かれ
た。
前述の光重合性組成物を有する第2の塗膜が、厚み0.00
7インチ(0.0178cm)の一時的ポリエチレンテレフタレー
ト支持体2の上に別に作られた。厚み0.00075インチ(0.
0019cm)のポリプロピレンカバーシート3が、この乾燥
した光重合性層1にラミネートされた。このエレメント
は第2のハーフトーンネガフイルム4を通じて、8強度
単位前記のように画像状露光をされた。カバーシート3
は取り除いた。第2の光重合性層の裸となった面は第1
の光重合性層1の面に対して、220°F(104℃)に加熱
した2重ロール装置を用いて1インチ(2.54cm)/秒の
速度で、2つの光重合性層が密着するようにラミネート
した。一時的ポリエチレンテレフタレート支持体2がつ
いで取り除かれ、アルミ化されたポリエチレンテレフタ
レート支持体上に、2つの光重合性層のラミネートした
ものが残留する。
この光重合性フイルムの重層したものは、+4.8kVのコ
ロトロンを0.5インチ(1.77cm)/秒で通過させることに
よりポジに帯電させた。この光重合性フイルム面7は、
この帯電したフイルムと平面現像電極との間の0.04イン
チ(1.016mm)のギヤツプに満した、ネガ帯電の液体静電
現像液(トナー8)によってついでトーニングされた。
この液体現像液は次の方法を用いて作られた: エチレン(89%)とメタアクリル酸(11%)とのコポリ
マ、190℃でのメルトインデツクス100、酸価66の200
g、スターリング NSカーボンブラツク(キヤボツト社
製)25.6g、モナストラル ブルーBT 583D(ホイバツ
ハ社製)1.6g、およびアイソパール −L(エクソン
社製)1000gが、ユニオンプロセス1−S摩砕機(ユニ
オンプロセス社製)中に、直径0.1875インチ(0.4763cm)
のステンレス鋼球とともに入れられた。内容物は100℃
±10℃に加熱し、220rpmで2時間摩砕した。装置はつい
で摩砕を続けながら25℃±5℃に冷却し、アイソパール
−Hの700gを加えた。摩砕を330rpmで16時間継続
し、ホリバのCAPA 500遠心粒子サイズ解析器を用いて測
って平均融資サイズ(面積で)1.5μmをもつトナー粒
子分散物を得た。このトナー原液をステンレス鋼球から
分離し、アイソパール −Hを加えて固体分2%に希釈
した。このトナー2kgにアイソパール −H中のレシチ
ン(フイツシヤ科学社製)10%溶液12gを加えて帯電さ
せた。この帯電したトナーはアイソパール −Hを加え
て固体分0.5%にうすめ、帯電されたホトポリマ画像を
トーニングするのに用いられた。
得られるトーニング画像は2つの光重合性層画像の重ね
合わせのものである。下の層(電導性支持体に接してい
る方の層)から得られる画像は、露光のために用いたハ
ーフトーンネガフイルム4′を、乳剤側を下にして見た
ときのそれと同じ向きのものであった。上の層から得ら
れる画像は、露光のために用いたハーフトーンネガフイ
ルム4の画像からは側方に反転している。上の層からト
ーニングされた画像に対して、2〜97%のハーフトーン
ドツト範囲(150線/インチスクリン)が達成された。
このトーニングされた画像はバイアスロールを用いて紙
に静電的に転写される。プレインウエルゾリテアオフセ
ツトエナメル紙(プレインウエル社製)が、+200Vの電
圧を与えた金属ドラムの周りに巻き付けられた。トーニ
ングされた光重合性フイルムはこの紙から0.006インチ
(0.015cm)の間隔に置かれ、このすき間はアイソパール
−Hで満たされた。転写は0.17インチ(0.432cm)/秒
で行われる。画像の向きの反転が転写に際して生ずる、
つまり紙の上の画像はトーニングされた光重合性フイル
ムのものとは逆の向きとなる。紙はバイアスロールから
取り外され、トーニング像を溶融し紙に定着するために
110℃で1分間加熱される。転写されたドツト範囲は、
上の光重合性層に対応する画像については2〜90%(150
線/インチスクリン)で、下の光重合性層に対する画像
については30〜90%であった。
実施例2 ポリメチルメタアクリレート57.0%、エトキシ化された
トリメチロールプロパントリアクリレート28.6%、2,
2′,4,4′−テトラキス(o−クロロフエニル)−5,5′
−ビス(m.p.−ジメトキシフエニル)−ビイミダゾール
10.6%、および2−メルカプトベンズオキサゾール3.8
%からなる光重合性組成物が、厚み0.004インチ(0.0102
cm)のアルミ化したポリエチレンテレフタレートフイル
ム支持体6上に塗布された。厚み0.00075インチ(0.0019
cm)のポリプロピレンカバーシート3が、この乾燥した
光重合性層1にラミネートされた。この光重合性エレメ
ントは実施例1中で述べたようにして、ハーフトーンネ
ガフイルム4′を通じて画像状に露光をされた。
第2の光重合性塗膜(前記と同じ組成)は、ゼラチンの
接着性塗膜を有する、厚み0.004インチ(0.0102cm)のポ
リエチレンテレフタレート支持体2の上に別途作られ
た。厚み0.00075インチ(0.0019cm)のポリプロピレンカ
バーシート3が、この乾燥した光重合性層1にラミネー
トされた。このエレメントは第2のハーフトーンネガフ
イルム4を通じて画像状に露光され、カバーシート3が
取り除かれ、そしてこの光重合性層の裸となった表面
は、実施例1で述べたようにして、第1の光重合性層1
の表面にラミネートされた。つぎに一時的ポリエチレン
テレフタレート支持体2が取り除かれ、アルミ化された
ポリエチレンテレフタレート支持体上に露光された2つ
の光重合性層が残留される。
この光重合性フイルムは0.5インチ(1.77cm)/秒で+4.5
kVのコロトロンを通過させて帯電し、実施例1で述べた
ように表面7は液体トナー8でトーニングした。得られ
るトーニングされた画像は、下の層(電導性支持体に接
している層)から得られる露光に用いたハーフトーンネ
ガフイルム4′のものと同じ向きの画像と共に、2つの
光重合性層の画像の重ね合ったものである。上の層から
得られる画像は露光に用いたハーフトーンネガフイルム
4の画像と向きが反転されたものである。
このトナー画像は実施例1で述べたようにして紙に転写
されそして融着された。4〜90%(150線/インチスクリ
ン)のハーフトーンドツト範囲が上の層からの画像につ
いて達成され、下の層の画像からは良好なべた部とライ
ンワークとをもっていた。
実施例3 実施例1で述べた光重合性組成物がアルミ化したポリエ
チレンテレフタレート6の上に塗布され、実施例1中で
述べたようにして露光され、そしてカバーシート3が取
り除かれた。
同じ組成の第2の光重合性塗膜が、シリコンレリーズ皮
膜をもつ、厚み0.001インチ(0.0025cm)のポリエチレン
テレフタレートフイルムベースからなる、一時的支持体
2の上に作られた。厚み0.00075インチ(0.0019cm)のポ
リプロピレンカバーシート3が、乾燥したこの光重合性
層1に対しラミネートされた。この層は第2のハーフト
ーンネガフイルム4を通じて、その乳剤側をカバーシー
ト3と接着させて画像状に露光された。シリコンのレリ
ーズ下引をされたポリエチレンテレフタレートフイルム
ベース2を取り除き、裸とされた光重合性層1の面つま
り露光をされたのと反対側の面が、第1の光重合性層の
表面にラミネートされた。ポリプロピレンのカバーシー
ト3がついで取り除かれた。
この重層された光重合性フイルムは実施例2で述べたよ
うにして帯電され、フイルム面7は実施例1で述べたよ
うにして液体現像液8で現像した。得られる現像画像
は、露光のために用いたハーフトーンネガフイルム4と
4′のものと同じ向きの、下の層(電導性支持体に接し
ている層)と上の層との両者から得られる画像をもっ
た、2つの光重合性層の画像の重ね合わせのものであ
る。この現像画像は実施例1で述べたようにして紙に転
写され融着される。上の層の画像から4〜93%(150線/
インチスクリン)のハーフトーンドツト範囲が得られ、
下の層の画像からは良好なべた部とラインワークとが得
られた。
実施例4 実施例1で述べた光重合性組成物が、厚み0.0007インチ
(0.018cm)のポリエチレンテレフタレート上の酸化イン
ジユウム−錫からなる、透明電導性基体に塗布された。
厚み0.00075インチ(0.0019cm)のポリプロピレンカバー
シートが、乾燥したこの光重合性層にラミネートされ、
このエレメントは実施例1で述べたようにして、ハーフ
トーンネガフイルムを通じ画像状に露光された。第2の
光重合性塗膜、実施例3で述べた第2の塗膜は実施例3
のように露光され、ついで前述の光重合性エレメントの
光重合性層に、実施例3で述べたようにラミネートし
た。カバーシートを取り除き、酸化インジウム−錫の塗
布されたポリエチレンテレフタレート支持体上の、2層
にラミネートされている光重合性層を残留させた。
このフイルムは実施例2で述べたようにして帯電し、実
施例1のように現像した。結果は実施例3に比肩するも
のであった。
実施例5 画像化した光重合性組成物の2重層を、実施例3で述べ
たようにして作成した。このフイルムは1インチ(2.54c
m)/秒の速度で+5.5kVのコロトロンを通過させて帯電
した。乾燥静電トナー現像剤(コダツクエクタプリント
85複写器用、モノコンポーネントAトナー、イーストマ
ンコダツク社製)を、フイルムの表面を通っておだやか
に吹き付けるように付与した。上の層からの画像は15本
/mmの解像力をもち、下の層からの画像はべた部とライ
ンワークとの良好なトーニグを有していた。
実施例6 ポリメチルメタアクリレート50.3%、エトキシ化された
トリメチロールプロパントリアクリレート29%、2,2′
4,4′−テトラキス(o−クロロフエニル)−5,5′−ビ
ス(m.p.−ジメトキシフエニル)ビイミダゾール10.6
%、ビス(p−ジエチルアミノ−o−トリル)フエニル
メタン3.0%、p−トルエンスルホン酸3.3%および2−
メルカプトベンゾオキサゾール3.8%からなる光重合性
組成物が、厚み0.004インチ(0.0102cm)のアルミ化した
ポリエチレンテレフタレートフイルム基体上に塗布され
た。厚み0.00075インチ(0.0019cm)のポリプロピレンカ
バーシートが、乾燥したこの光重合性層にラミネートさ
れた。この光重合性エレメントは、モデルTU64ビオラツ
クス 5002光源装置(イクスポジユアシステム社製)と
ホトポリマタイプ5027ランプとを備えた、ドウシツトオ
プシヨンX露光装置(ドウシツト社製)を使用し、乳剤
側をカバーシートに密着させたハーフトーンネガフイル
ムを通じて、2強度単位に画像状露光をした。ついでカ
バーシートが取り除かれた。
ポリメチルメタアクリレート57%、エトキシ化されたト
リメチロールプロパントリアクリレート28.6%、2,2′
4,4′−テトラキス(o−クロロフエニル)−5,5′−ビ
ス(m.p.−ジメトキシフエニル)−ビイミダゾール10.6
%、および2−メルカプトベンゾオキサゾール3.8%か
らなる第2の光重合性組成物が、厚み0.007インチ(0.01
02cm)の一時的ポリエチレンテレフタレート支持体上に
塗布された。厚み0.00075インチ(0.0019cm)のポリプロ
ピレンカバーシートが、乾燥したこの光重合性層にラミ
ネートされた。このエレメントは第2のハーフトーンネ
ガフイルムを通じて、前記の露光組成物により16強度単
位の画像露光をされ、カバーシートが取り除かれた。光
重合性層の裸にされた表面は第1の光重合性層の面に対
して、230°F(110℃)に加熱した2重ロール装置に1
インチ(2.54cm)/秒の速度で4者を通過させることによ
り、2つの光重合性層が密着されるようラミネートされ
た。一時的ポリエチレンテレフタレート支持体がついで
取り除かれ、アルミ化したポリエチレンテレフタレート
支持体上にラミネートされた2つの光重合性層が残され
る。
この重層した光重合性層は、0.5インチ(1.77cm)/秒の
速さで+5.4kVのコロトロンを通過させることによりポ
ジに帯電される。このフイルムは帯電の3秒後に、帯電
したフイルムと平らな現像板との間の0.04インチ(1.016
mm)の現像ギヤツプを用いて、ネガ帯電のシアン液体静
電トナーでまず現像し、帯電の45秒後に、再び+50Vの
バイアスをかけた平らな現像電極との間の0.04インチ
(1.019mm)の現像ギヤツプを用いて、ネガ帯電の黒色液
体静電トナーによって第2の現像をされた。
シアンの現像液は以下の方法を用いて作られる:ユニオ
ンプロセス1−S摩砕機(ユニオンプロセス社製)中に
下記各成分を入れる: 各成分は100℃±10℃に加熱され、直径0.1875インチ
(4.76mm)のステンレス鋼球とともに、2時間230rpmのロ
ータ速度で摩砕した。摩砕を続けながら、摩砕機を周囲
温度にまで冷却し、27のカウリーブタノール値をもつ非
極性液体、アイソパール −H(エクソン社製)の700
gを加えた。摩砕を330rpmのロータ速度で22時間継続
し、面積で1.6μmの平均サイズをもつトナー粒子を得
た。分散媒体を取り除き、トナー粒子分散物は追加のア
イソパール −Hにより固体分2%に希釈された。この
液の1500gに対して、フイシヤー科学社製の精製級レシ
チンの10%のアイソパール溶液10gと、シエブロン社製
のオローラ の10重量%アイソパール溶液30gとを添加
した。
黒色の現像液は以下の方法を用いて作られる:ユニオン
プロセス1−S摩砕機(ユニオンプロセス社製)中に下
記各成分を入れる: 各成分は100℃±10℃に加熱され、直径0.1875インチ
(4.76mm)のステンレス鋼球とともに、2時間230rpmのロ
ーラ速度で摩砕をした。摩砕を続けながら、摩砕機を周
囲温度にまで冷却し、27のカウリ−ブタノール値をもつ
非極性液体、アイソパール −L(エクソン社製)の70
0gを加えた。摩砕を330rpmのロータ速度で19時間継続
し、面積で1.6μmの平均サイズをもつトナー粒子を得
た。分散媒体を取り除き、トナー粒子分散物は追加のア
イソパール −Hにより固体分2%に希釈された。この
液の2000gに対して、ウイトコ化学社製の塩基製バリウ
ムペトロネート 油溶性のペトロレウムスルホネートの
10%アイソパール −L溶液の14gを添加した。
得られる2色にトーニングされた画像は、2つの光重合
性層の画像の重ね合わせのものである。第1のハーフト
ーンネガフイルムに対応する、下の層(電導性支持体に
接している層)から得られる画像はシアンにトーニング
されている。第2のハーフトーンネガフイルムに対応す
る、上の層から得られる画像はシアンと黒の両方で現像
され、そこで黒色の外観を呈する。
この2色に現像された画像は、バイアスロールを用いて
紙に静電的に転写される。プレインウエルゾリテアオフ
セツトエナメル紙(プレインウエル社製)を金属ドラム
に巻き付け、これに+500Vを印加した。現像をされた
光重合性フイルムは紙から0.006インチ(0.016cm)離し、
このすき間にはアイソパール −Hが満たされる。転写
は0.5インチ(1.77cm)/秒の速さで行われた。紙をバイ
アスロールから取り外し、現像された画像を溶融して紙
に定着するために110℃で1分間加熱した。
実施例7 実施例1で述べた光重合性組成物が、一時的支持体用ベ
ース2に塗布された。ポリプロピレンカバーシート3が
乾燥したこの光重合性層1にラミネートされる。このよ
うに形成された光重合性エレメントは、実施例1で述べ
たように乳剤側をカバーシートに密着した、ハーフトー
ンネガフイルム4′を通じて画像状に露光する。ついで
カバーシートを取り除き、光重合性層の裸となった面
は、アルミ化ポリエチレンテレフタレートからなる電導
性支持体6にラミネートされる。ついで一時的支持体用
ベース2が取り除かれる。
前記光重合性組成物の第2の塗膜もまた一時的支持体用
ベース2に塗布される。ポリプロピレンカバーシート3
が乾燥したこの光重合性層1にラミネートされる。この
光重合性エレメントは、その乳剤側をカバーシートに密
着した、第2のハーフトーンネガフイルム4を通じて画
像状に露光する。ついで一時的支持体2を取り除き、光
重合性層の裸にされた面(露光されたのと反対側の面)
は、第1の光重合性層1にラミネートされる。つぎにカ
バーシート3を取り除き、アルミ化したポリエチレンテ
レフタレート支持体6の上に、ラミネートされた2つの
光重合性層が残される。
この重層したホトポリマフイルムは、実施例1で述べた
ように帯電しそしてトーニングする。得られるトーニン
グ像は2つの光重合性層の画像の重ね合わせである。下
の層(電導製支持体に接している層)から得られる画像
は、露光のために用いたハーフトーンネガフイルム4′
とは逆向きのものである。上の層から得られる画像は、
露光に用いたハーフトーンネガフイルム4と同じ向きの
ものである。
以上の代りに、前記の光重合性組成物の第2の塗膜を、
一時的支持体2の上に塗布する。ポリプロピレンカバー
シート3を、乾燥したこの光重合性層1にラミネートし
た。このエレメントはその乳剤側をカバーシートに密着
した、第2のハーフトーンネガフイルム4を通じて画像
状に露光をする。ついでカバーシートを取り除き、光重
合性層の裸にされた面は第1の光重合性層1の面にラミ
ネートする。一時的支持体2をつぎに取り除き、アルミ
化したポリエチレンテレフタレート支持体6の上に、ラ
ミネートされた2つの光重合性層が残される。
この重層したホトポリマフイルムは、実施例1で述べた
ように帯電してそしてトーニングする。得られる現像さ
れた画像は2つの光重合性層の像の重ね合わせである。
下の層(電導製支持体に接している層)から得られる画
像と上の層から得られる画像とは、露光のために用いた
ハーフトーンネガフイルムとは逆の向きのものである。
現像された画像の転写に際して向きの逆転が生じ、その
ため紙の上の重ね合わせ画像は、ハーフトーンネガフイ
ルムのものと同じ向きとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ホトポリマ静電エレメントの断面図と、従来
技術にり転写画像を作成する各工程とを示すものであ
る。 第2図と第3図は、ホトポリマ静電エレメントの断面図
と、本発明により高解像性の重ね合わせ、または重畳画
像を作成する各工程を示すものである。 第4図と第5図は、ホトポリマ静電エレメントの断面図
と、本発明により高解像性の重ね合わせ、または重畳画
像を作成する別の工程を示すものである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)電導性支持体、第1の光重合性層およ
    び剥離することのできるカバーシートから順次なる光重
    合性静電的エレメントを、カバーシートを通じて活性放
    射線に像露光し; (B)この像露光された第1の光重合性層からカバーシー
    トを剥離し; (C)この像露光された第1の光重合性層の表面に、一時
    的支持体上に像露光された第2の光重合性層よりなる光
    重合性エレメントを、2つの光重合性層が接触するよう
    にラミネートし; (D)露光された第2の光重合性層から一時的支持体を剥
    離し; (E)露光された第1および第2の光重合性層を静電的に
    帯電させ;そして (F)静電的に帯電された露光像を現像剤で現像する ことからなる、高解像性画像を作製するための方法。
  2. 【請求項2】現像した画像が受像用支持体に転写される
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】静電的に帯電された露光画像が第1の現像
    剤で現像されて第1の光重合性層の電荷が消失した後、
    第2の光重合性層の電荷が第2の現像剤によって現像さ
    れる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】最後に現像された画像が受像用支持体に転
    写される請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】各光重合性層は有機ポリマ性バインダ、少
    なくとも1つのエチレン系の不飽和基をもつ少なくとも
    1つの化合物、および光開始剤から本質的に構成される
    ものである、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】光重合性層は連鎖移動剤を含有する請求項
    5記載の方法。
  7. 【請求項7】(A)一時的支持体、第1の光重合性層およ
    び剥離することのできるカバーシートから順序なる光重
    合性静電的エレメントを、カバーシートを通じて活性放
    射線に像露光し; (B)この露光された第1の光重合性層からカバーシート
    を剥離し; (C)この露光された第1の光重合性層の表面を電導性基
    体にラミネートし; (D)この露光された第1の光重合性層から一時的支持体
    を剥離し; (E)この像露光された第1の光重合性層に、一時的支持
    体上に像露光された第2の光重合性層よりなる光重合性
    エレメントを、2つの光重合性層が接触するようにラミ
    ネートし; (F)露光された第2の光重合性層から一時的支持体を剥
    離し; (G)この露光された第1および第2の光重合性層を静電
    的に帯電させて露光域上に静電的電荷の潜像を形成さ
    せ; (H)この静電的に帯電された露光画像を現像剤で現像す
    る ことからなる、高解像性の正確な読取り画像を作製する
    ための方法。
  8. 【請求項8】現像した画像が受像用支持体に転写される
    請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】静電的に帯電され現像された露光画像が、
    第1の現像剤で現像されて第1の光重合性層の電荷が消
    失した後、第2の光重合性層の電荷が第2の現像剤によ
    って現像される請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】最後に現像された画像が受像用支持体に
    転写される請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】各光重合性層は本質的に有機ポリマ性バ
    インダ、少なくとも1つのエチレン系の不飽和基をもつ
    少なくとも1つの化合物、および光開始剤から構成され
    る請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】光重合性層は連鎖移動剤を含有する請求
    項11記載の方法。
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