JPH066412B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH066412B2
JPH066412B2 JP61060974A JP6097486A JPH066412B2 JP H066412 B2 JPH066412 B2 JP H066412B2 JP 61060974 A JP61060974 A JP 61060974A JP 6097486 A JP6097486 A JP 6097486A JP H066412 B2 JPH066412 B2 JP H066412B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 メータ表示位置に表示器の表示像が投影されるホログラ
ム板を設けることにより、ホログラム板に記録されてい
るホログラムに応じて表示器の表示像をホログラム板の
前面、面上又は後面の任意の位置に表示できるようにし
ている。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、表示器からの表示像をインストルメントパネ
ルのメータ表示位置に投影するようになした車両用表示
装置に関するものである。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕
従来、デザイン面や意匠性及び表示器の多様化による増
設スペースの確保などを考慮して、主要なメータ表示の
表示像を従来のメータ表示位置に設けられた反射板に投
影表示する第12図及び第13図に示すような装置が実
開昭60−152544号公報において提案されてい
る。
図において、インストルメントパネルのメータフード2
の下面に、液晶表示器、蛍光表示管などからなる表示器
3aを有する表示ユニット3が取付けられており、イン
ストルメントパネル1のメータ表示部に、アクリル樹脂
又はガラスなどの透明体の表面に金属膜を蒸着形成させ
て反射率を高めるようにした反射板4が配設されてお
り、表示器3aの表示像3bを反射板4に投影するよう
にしてある。
上記反射板4は可視光の全域をカバーできる高い反射率
を有し、車速、エンジン回転数、走行距離など主要なメ
ータ表示の表示像を異なる色の投影表示像5として表示
することができる。
ところが、上述のような従来の表示装置においては、反
射板4に表示器3aの表示像3bを投影することによっ
て形成される投影表示像5は、反射板4と表示器3aと
の間の距離分反射板4の背面から後方に位置するように
なる。この位置を変えるためには、反射板4に対する表
示器3aの位置を変えなければならないが、現実には、
表示器を設ける場所に限られていて、表示器3aを設け
た位置に応じた位置に投影表示像5が得られるにすぎな
い。すなわち、投影表示像5の位置は表示器3aと反射
板4の距離で決まる奥行きに固定され、任意に選択する
ことができなかったため、視認性のよい表示が得られな
い他、設計の自由度も少なかった。
本発明は上述した点に鑑み、表示器の設置位置に制限さ
れず、投影表示像を投影面上、該面の前後の任意の位置
に表示できるようになした車両用表示装置を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記問題点を解決するため本発明によりなされた車両用
表示装置は、インストルメントパネルのメータ表示位置
に設けられたホログラム板と、該ホログラム板に表示像
を投影できるような位置に設けた表示器とを備え、該表
示器の表示像をホログラム板に投影するようにしたこと
を特徴とする。
ホログラム板はそれに投影された表示像をそれに記録さ
れているホログラムに応じホログラム板の後方、面上、
前方のいずれにも表示することができ、表示像を投影す
る表示器の設置位置に左右されない任意の位置に表示像
を形成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明による車両用表示装置の一実施例を示す
図である。
図において、10は自動車12のインストルメントパネ
ルのメータ表示位置に設けられたホログラム板、14は
ホログラム板10の背後に設けられたダッシュボード1
2a内に組み込まれた計器盤、16はホログラム板10
の前方に配置され、ホログラム板10面に表示像を投影
する表示器である。該表示器16は蛍光表示管、発光ダ
イオード、バックライト付液晶表示器などにより構成さ
れ、ホログラム板10にその正反射像が映らないように
破線Aよりも矢印方向側に設けられる。第1図において
は、表示器16は計器盤フード12b先端の下面に設け
られているが、第2図に示すようにステアリングコラム
12c等の適当な場所に配置されうる。なお、第3図に
示すようにホログラム板10を曲面状に形成した場合に
は、計器盤フード12bの長さを短くすることができ有
効である。なお、18は運転者の目である。
ホログラム板10はガラスのような透明基板の片面に例
えば重クロム酸ゼラチン感光材料などからなるホログラ
ム乳剤層を塗布してなるホログラム用写真乾板にホログ
ラムを記録したもので、表示器16からの投影表示像を
どの位置に形成するかによって、第4図乃至第6図の
(a)に示すような方法で記録が行われる。
第4図(a)は無限遠に投影表示像を表示するための記録
方法を示し、レーザ光をホログラム用写真乾板10′の
表から球面波からなる参照光LRとして照射すると共
に、凸レンズ20により平面波となしたレーザ光をホロ
グラム用写真乾板10′の裏から信号光LSとして照射
することによって、照射光LRと信号光LSとの重ね合わ
せによりホログラム乳剤層の厚み方向に干渉稿を層状に
記録したリップマン型のホログラム板10が得られる。
第4図(b)は上述のようにして得られたホログラム板1
0の再生方法を示し、図示のように表示器16の表示を
ホログラム記録時の参照光と同じ方向から投影すること
により、後述するブラッグ反射の条件に合った波長のみ
が強められて反射している。このため、表示器16の表
示像はホログラム板10の無限遠に見えるようになる。
第5図及び第6図は像をホログラム板10の近傍に表示
する場合を示す。第5図(a)に示すように、平面波とな
っているレーザ光をホログラム用写真乾板10′の裏か
ら該裏側近傍に焦点を有する凸レンズ20を介して信号
光LSとして、レーザ光を表から参照光LRとしてそれぞ
れ照射することによってホログラムを記録すると、第5
図(b)に示すように表示器16の表示像を投影すること
によってホログラム板10のすぐ後方に像が形成される
ようになる。
第6図(a)に示すように、ホログラム用写真乾板10′
の表側近傍に焦点を有するレンズ20を介して信号光L
Sを照射して得たホログラム板10の場合には、第6図
(b)に示すように像はホログラム板10のすぐ前方に形
成されるようになる。
上述のようにして得られたリップマン型のホログラム板
では、第7図(a)に示すように、その乳剤層10aに層
面にほぼ平行な多数の干渉稿10bが記録される。今、
干渉稿10bの間隔をΔxとすると、 なる式が成り立つ。該式中、λはレーザ光の波長、nは
乳剤層の屈折率、θは参照光と信号光との交叉角であ
る。
上述のような干渉稿10bが記録されている乳剤層10
aに第7図(b)に示すように、表示器16からの光が角
度αで入射されると、各干渉稿10bにおいて表示器か
らの光のうちの特定の波長λの光だけが反射される。こ
れを式で示せば、 となる。そして、このような現象がブラッグ反射でる。
上述のような特性を有するホログラム板10を第1図乃
至第3図に示すように従来構成の計器盤14の前面に配
置することにより、計器盤14の表示と表示器16から
の表示像とをオーバラップさせ、多重表示することがで
きる。
第8図は上述の構成により得られる多重表示の一例を示
す。同図では、速度計141、温度計142、燃料計1
43及び走行距離計144を有する機械式計器盤14の
前面に配置したホログラム板10に表示器(図示せず)
のエンジン回転数表示像とウォーニング表示像とを投影
し、速度計141の指針141aの中心部にエンジン回
転数101を、温度計142、燃料計143上にウォー
ニング102をそれぞれ重ねて表示している。この例に
おいて、例えばエンジン転回数101を緑色で計器盤1
4の文字板面上に、ウォーニング102を(赤色)で計
器盤14の前方数cmに浮き出させてそれぞれ表示させる
ことにより、ウォーニング102の表示が強調され、注
意を引きつけるという効果が得られる。
上述したようにエンジン回転数101を緑色で、ウォー
ニング102を(赤色)でそれぞれ表示するためのホロ
グラム板10は第9図に示すようにして作成される。同
図において、緑色の波長選択性をもちホログラム板の後
方の計器盤面上に緑色表示されるように記録aが行われ
た第1のホログラム板10aと、赤色の波長選択性をも
ちホログラム板の前方に(赤色)表示されるように記録
bが行われた第2のホログラム板10bと、カバーガラ
ス板10cの3枚が周辺部を透明な接着剤でシールし重
ね合わされることにより、ホログラム板10が作成され
る。
銀塩系感光材料を使用したホログラムは重クロム酸ゼラ
チンのものに比べ、透過率が低いので、従来構成の計器
盤の表示とホログラム板の投影表示像をオーバラップし
て多重表示することはできない。
現状では、重クロム酸ゼラチン感光材料を使用したホロ
グラムは可視域短波長の紫から黄までの表示色を出すこ
とが実用的に可能であり、将来的には感光材料や現像処
理法の研究により可視域全ての色を出すことができるも
のと思われる。
また、波長選択性は記録時のレーザ光の波長、および乳
剤層の干渉稿の間隔によって決定される。
例えば重クロム酸ゼラチンを用いたリップマンホログラ
ムでは、特定波長の約90%が反射され、他の波長域の
光は約90%透過される。従って、計器盤の表示の視認
性を損うことなく鮮明な投影表示像を得ことができる。
第10図は電子式計器盤14の前面に配置したホログラ
ム板10にウォーニング表示145に重ねてエンジン回
転数表示103をバーコード式に表示した他の表示例を
示す。ウォーニング表示145は通常走行時に点灯され
る機会は少ないので、このウォーニング表示145に回
転数表示103を行っても何ら支障なく、小さな限られ
たメータ表示面に多くの情報を表示することができると
いう効果が得られる。
上述した実施例ではホログラム板10の背後に計器盤1
4が配置されているが、該計器盤14は必ずしも必要と
しない。ホログラム板10の背後に計器盤14を設けな
い場合には、ホログラム板10を透過して計器盤表示を
見る必要がないので、第11図に示すように黒色艶消し
板又は黒色マット板22をホログラム板10の背後に重
ね合わせて配置し、表示のコントラストの向上を図るこ
とができる。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、投影表示像が表示
器の位置に制限されない任意の位置に形成されるため、
常に視認性のよい表示を得ることができると共に、設計
の自由度も増大するなどの効果が得られる。
また、本発明によれば、ホログラム板が波長選択性を有
し、特定波長の光を良好に反射し、他の波長成分の光を
良好に透過するため、ホログラム板の背後の計器盤の表
示の鮮明度を損うことなく、ホログラム板に投影された
表示像を鮮明に見ることができる。従って、表示器の投
影表示像と計器盤の表示を重ね合せた表示を行うことが
可能になり、限られた小さな表示面に多くの情報を表示
できるようになる。
また、好ましい実施例では、投影表示像が多色で形成で
きるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車両用表示装置の一実施例を示す
図、第2図及び第3図は他の実施例をそれぞれ示す図、
第4図乃至第6図は種々のホログラムの記録、再生をそ
れぞれ示す図、第7図はホログラムの波長選択性を説明
するための図、第8図は本発明による車両用表示装置の
表示例を示す図、第9図は第8の表示例に使用されるホ
ログラム板の作成を説明するための図、第10図は他の
表示例を示す図、第11図は本発明による車両用表示装
置の更に他の実施例を示す図、第12図及び第13図は
従来の装置例を示す図である。 10…ホログラム板、14…計器盤、16…表示器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示器からの表示像をインストルメントパ
    ネルのメータ表示位置に投影する車両用表示装置におい
    て、 前記メータ表示位置に設けられたホログラム板と、 該ホログラム板に表示像を投影できるような位置に設け
    た表示器とを備え、 該表示器の表示像を前記ホログラム板に投影するように
    したことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】前記ホログラム板が波長選択性の異なる複
    数のホログラムを有し、多色表示を行うようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の車両用表示
    装置。
  3. 【請求項3】インストルメントパネルのメータ表示位置
    に設けられたホログラム板と、該ホログラム板に表示像
    を投影できるような位置に設けた表示器とを備え、該表
    示器の表示像を前記ホログラム板に投影するようにした
    車両用表示装置において、 前記ホログラム板の背面側に設けた計器盤を更に備え、 該計器盤の表示と前記表示器の表示像とをオーバラップ
    して多重表示することを特徴とする車両用表示装置。
  4. 【請求項4】前記ホログラム板が波長選択性の異なる複
    数のホログラムを有し、多色表示を行うようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の車両用表示
    装置。
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