JPH0664081A - 透明・導電・防湿性積層シート - Google Patents
透明・導電・防湿性積層シートInfo
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- JPH0664081A JPH0664081A JP4242776A JP24277692A JPH0664081A JP H0664081 A JPH0664081 A JP H0664081A JP 4242776 A JP4242776 A JP 4242776A JP 24277692 A JP24277692 A JP 24277692A JP H0664081 A JPH0664081 A JP H0664081A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】静電気障害に対する防止性能、水蒸気，酸素，
炭酸ガス等に対するバリヤー性、及び透明性等を兼備す
る積層シートを提供する。 【構成】酸化錫または酸化アルミニウム蒸着フィルム５
とアルミニウム蒸着フィルム２とによる基材シート１０
と、該基材シート１０の一方の面の透明な導電性インキ
層３と、ドット状に積層されている表面樹脂層４と、基
材シート１０の他方の面の線状低密度ポリエチレン樹脂
層８と、パターン状に形成されている導電性塗料層９と
を有する積層シート１。
炭酸ガス等に対するバリヤー性、及び透明性等を兼備す
る積層シートを提供する。 【構成】酸化錫または酸化アルミニウム蒸着フィルム５
とアルミニウム蒸着フィルム２とによる基材シート１０
と、該基材シート１０の一方の面の透明な導電性インキ
層３と、ドット状に積層されている表面樹脂層４と、基
材シート１０の他方の面の線状低密度ポリエチレン樹脂
層８と、パターン状に形成されている導電性塗料層９と
を有する積層シート１。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、静電気によ
る障害を受け易い物品、例えば、ＩＣやＬＳＩ等の電子
部品用の包装袋として利用される積層シートに関する。
る障害を受け易い物品、例えば、ＩＣやＬＳＩ等の電子
部品用の包装袋として利用される積層シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＩＣやＬＳＩ等の電子部品の包装袋に
は、包装袋内の電子部品の静電気障害を防止するために
導電性を有する包装用材、例えば、ポリオレフィン系樹
脂シートからなる基材と該基材の片面あるいは両面に積
層されているカーボンブラックが内填されているポリオ
レフィン系樹脂フィルムとの積層シートや、アルミニウ
ム箔と２軸延伸ポリエステルフィルムとの積層シート等
が利用されている。
は、包装袋内の電子部品の静電気障害を防止するために
導電性を有する包装用材、例えば、ポリオレフィン系樹
脂シートからなる基材と該基材の片面あるいは両面に積
層されているカーボンブラックが内填されているポリオ
レフィン系樹脂フィルムとの積層シートや、アルミニウ
ム箔と２軸延伸ポリエステルフィルムとの積層シート等
が利用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、静電気障害
を受け易い物品の中には、例えば、磁気ディスク等のよ
うに、静電気に対して敏感なだけでなく湿気や酸素によ
る酸化の障害を受け易いものもあり、包装袋に対しては
静電気障害に対する防止性能と共に水蒸気および酸素に
対するバリヤー性能と、包装袋内の内容物を確認するこ
とのできる透明性とを兼備することが要求される。
を受け易い物品の中には、例えば、磁気ディスク等のよ
うに、静電気に対して敏感なだけでなく湿気や酸素によ
る酸化の障害を受け易いものもあり、包装袋に対しては
静電気障害に対する防止性能と共に水蒸気および酸素に
対するバリヤー性能と、包装袋内の内容物を確認するこ
とのできる透明性とを兼備することが要求される。
【０００４】しかるに、前述のカーボンブラックが内填
されているポリオレフィン系樹脂フィルムを利用した積
層シートは、水蒸気バリヤー性および酸素バリヤー性が
不十分なだけで無く包装袋内の内容物を確認し得る透明
性が得られない。また、アルミニウム箔が積層されてい
る積層シートは、水蒸気バリヤー性および酸素バリヤー
性については良好な性質を有するものの、包装袋内の内
容物を目視によって確認するに必要な透明性が得られな
い。
されているポリオレフィン系樹脂フィルムを利用した積
層シートは、水蒸気バリヤー性および酸素バリヤー性が
不十分なだけで無く包装袋内の内容物を確認し得る透明
性が得られない。また、アルミニウム箔が積層されてい
る積層シートは、水蒸気バリヤー性および酸素バリヤー
性については良好な性質を有するものの、包装袋内の内
容物を目視によって確認するに必要な透明性が得られな
い。
【０００５】これに対して本発明は、静電気障害に対す
る防止性能は勿論のこと、水蒸気および酸素に対するバ
リヤー性、さらには、包装袋内の内容物を目視によって
確認するに必要な透明性においても優れた性質を有する
積層シートを提供する。
る防止性能は勿論のこと、水蒸気および酸素に対するバ
リヤー性、さらには、包装袋内の内容物を目視によって
確認するに必要な透明性においても優れた性質を有する
積層シートを提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、酸化
錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによる厚さ２０〜
４００Åの蒸着層を有する第１の基材用フィルムと、厚
さ２０〜４００Åのアルミニウム蒸着層を有する第２の
基材用フィルムとを、第１の基材用フィルムの酸化錫，
酸化珪素または酸化アルミニウムによる蒸着層面と第２
の基材用フィルムのアルミニウム蒸着層面とが接当する
ようにして接着させた積層シートからなる基材シート
と、該基材シートの一方の面に形成されている透明な導
電性インキ層と、該透明な導電性インキ層の表面に多数
のドット状をなすようにして積層されている表面樹脂層
と、前記基材シートの他方の面に形成されている線状低
密度ポリエチレンフィルム層と、該線状低密度ポリエチ
レンフィルム層に積層されている線状のパターン印刷層
からなる導電性塗料層とを有する透明・導電・防湿性積
層シートからなる。
錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによる厚さ２０〜
４００Åの蒸着層を有する第１の基材用フィルムと、厚
さ２０〜４００Åのアルミニウム蒸着層を有する第２の
基材用フィルムとを、第１の基材用フィルムの酸化錫，
酸化珪素または酸化アルミニウムによる蒸着層面と第２
の基材用フィルムのアルミニウム蒸着層面とが接当する
ようにして接着させた積層シートからなる基材シート
と、該基材シートの一方の面に形成されている透明な導
電性インキ層と、該透明な導電性インキ層の表面に多数
のドット状をなすようにして積層されている表面樹脂層
と、前記基材シートの他方の面に形成されている線状低
密度ポリエチレンフィルム層と、該線状低密度ポリエチ
レンフィルム層に積層されている線状のパターン印刷層
からなる導電性塗料層とを有する透明・導電・防湿性積
層シートからなる。
【０００７】請求項２の発明は、請求項１の発明の透明
・導電・防湿性積層シートの構成において、透明な導電
性インキ層の表面に多数のドット状をなすようにして積
層されている表面樹脂層が、厚さ１〜１００μ、ドット
の幅(a) が１００〜１０００μ、隣接するドットとドッ
トとの間の間隔(b) が５０〜２００μで、かつ、｛ドッ
トの幅 (a)／隣接するドットとドットとの間の間隔(b)
｝＝１〜２０に形成されている積層シートからなる。
・導電・防湿性積層シートの構成において、透明な導電
性インキ層の表面に多数のドット状をなすようにして積
層されている表面樹脂層が、厚さ１〜１００μ、ドット
の幅(a) が１００〜１０００μ、隣接するドットとドッ
トとの間の間隔(b) が５０〜２００μで、かつ、｛ドッ
トの幅 (a)／隣接するドットとドットとの間の間隔(b)
｝＝１〜２０に形成されている積層シートからなる。
【０００８】請求項３の発明は、請求項１または請求項
２の発明の透明・導電・防湿性積層シートの構成におい
て、基材シートの他方の面に形成されている線状低密度
ポリエチレンフィルム層が厚さ２０〜１００μの線状低
密度ポリエチレン樹脂フィルムからなり、該線状低密度
ポリエチレンフィルム層に積層されている線状のパター
ン印刷層からなる導電性塗料層が、白色導電性チタン酸
カリウムウィスカーを含有する導電性塗料で形成されて
いる積層シートからなる。
２の発明の透明・導電・防湿性積層シートの構成におい
て、基材シートの他方の面に形成されている線状低密度
ポリエチレンフィルム層が厚さ２０〜１００μの線状低
密度ポリエチレン樹脂フィルムからなり、該線状低密度
ポリエチレンフィルム層に積層されている線状のパター
ン印刷層からなる導電性塗料層が、白色導電性チタン酸
カリウムウィスカーを含有する導電性塗料で形成されて
いる積層シートからなる。
【０００９】前記構成からなる本発明の透明・導電・防
湿性積層シートを利用する包装袋は、該積層シートにお
ける表面樹脂層が包装袋の外側表面層となるようにし
て、すなわち、該積層シートにおける線状のパターン印
刷層からなる導電性塗料層面が包装袋内の内容物と接す
るようにして包装袋に利用される。
湿性積層シートを利用する包装袋は、該積層シートにお
ける表面樹脂層が包装袋の外側表面層となるようにし
て、すなわち、該積層シートにおける線状のパターン印
刷層からなる導電性塗料層面が包装袋内の内容物と接す
るようにして包装袋に利用される。
【００１０】本発明の透明・導電・防湿性積層シートに
おいて、酸化錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによ
る厚さ２０〜４００Åの蒸着層を有する第１の基材用フ
ィルムと、厚さ２０〜４００Åのアルミニウム蒸着層を
有する第２の基材用フィルムとを接着させた積層シート
からなる基材シートは、例えば、２軸延伸ポリエステル
フィルム，２軸延伸ナイロンフィルム，２軸延伸ポリプ
ロピレンフィルム等の２軸延伸フィルムに、酸化錫，酸
化珪素または酸化アルミニウムによる蒸着層を形成した
厚さ１０〜７５μ程度のフィルムと、２軸延伸ポリエス
テルフィルム，２軸延伸ナイロンフィルム，２軸延伸ポ
リプロピレンフィルム等の２軸延伸フィルムにアルミニ
ウム蒸着層を形成した厚さ１２〜５０μ程度のフィルム
とを、各蒸着フィルムの蒸着層面同士をウレタン系接着
剤で貼着する等して得られる。
おいて、酸化錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによ
る厚さ２０〜４００Åの蒸着層を有する第１の基材用フ
ィルムと、厚さ２０〜４００Åのアルミニウム蒸着層を
有する第２の基材用フィルムとを接着させた積層シート
からなる基材シートは、例えば、２軸延伸ポリエステル
フィルム，２軸延伸ナイロンフィルム，２軸延伸ポリプ
ロピレンフィルム等の２軸延伸フィルムに、酸化錫，酸
化珪素または酸化アルミニウムによる蒸着層を形成した
厚さ１０〜７５μ程度のフィルムと、２軸延伸ポリエス
テルフィルム，２軸延伸ナイロンフィルム，２軸延伸ポ
リプロピレンフィルム等の２軸延伸フィルムにアルミニ
ウム蒸着層を形成した厚さ１２〜５０μ程度のフィルム
とを、各蒸着フィルムの蒸着層面同士をウレタン系接着
剤で貼着する等して得られる。
【００１１】第１の基材用フィルムと第２の基材用フィ
ルムとの積層シートからなる基材シートにおける酸化
錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによる厚さ２０〜
４００Åの蒸着層により、水蒸気，酸素及び炭酸ガスに
対する良好なバリヤー性が奏される。また、２０〜４０
０Åのアルミニウム蒸着層により電磁波シールド性が奏
される。さらに、第１の基材用フィルムと第２の基材用
フィルムとにおける２軸延伸フィルムにより、包装袋に
必要とされるに十分な耐突き刺し性等の機械的強度が具
備される。
ルムとの積層シートからなる基材シートにおける酸化
錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによる厚さ２０〜
４００Åの蒸着層により、水蒸気，酸素及び炭酸ガスに
対する良好なバリヤー性が奏される。また、２０〜４０
０Åのアルミニウム蒸着層により電磁波シールド性が奏
される。さらに、第１の基材用フィルムと第２の基材用
フィルムとにおける２軸延伸フィルムにより、包装袋に
必要とされるに十分な耐突き刺し性等の機械的強度が具
備される。
【００１２】第１の基材用フィルムと第２の基材用フィ
ルムとの積層シートからなる基材シートの一方の面に形
成されている透明な導電性インキ層は、本発明の透明・
導電・防湿性積層シートを利用する包装袋に外部からの
要因による静電気障害を防止するもので、例えば、酸化
錫，酸化錫−アンチモン系，チタン酸カリウム系等によ
る導電性及び透明性において優れた性質を有する物質を
混合した塗料層として形成される。なお、この導電性イ
ンキ層は、該導電性インキ層を形成するための塗料中の
導電性粉末の量や塗料の塗布量等の調整により、導電性
インキ層の表面抵抗値が１０6 Ω/ □ 以下となるよう
にして形成されることが一応の目安であり、例えば、グ
ラビアコート法，３本リバース法等により厚さ１〜５μ
程度に形成される。
ルムとの積層シートからなる基材シートの一方の面に形
成されている透明な導電性インキ層は、本発明の透明・
導電・防湿性積層シートを利用する包装袋に外部からの
要因による静電気障害を防止するもので、例えば、酸化
錫，酸化錫−アンチモン系，チタン酸カリウム系等によ
る導電性及び透明性において優れた性質を有する物質を
混合した塗料層として形成される。なお、この導電性イ
ンキ層は、該導電性インキ層を形成するための塗料中の
導電性粉末の量や塗料の塗布量等の調整により、導電性
インキ層の表面抵抗値が１０6 Ω/ □ 以下となるよう
にして形成されることが一応の目安であり、例えば、グ
ラビアコート法，３本リバース法等により厚さ１〜５μ
程度に形成される。
【００１３】透明な導電性インキ層の表面に多数のドッ
ト状をなすようにして積層されている表面樹脂層、すな
わち、本発明の透明・導電・防湿性積層シートによる包
装袋を得る場合に該包装袋の外側表面層となる表面樹脂
層は、前記積層シートに対して耐摩耗性，光沢，滑り性
等の諸特性をもたらすものであり、例えば、ポリウレタ
ン，塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体，ポリスチレン，
ポリアミド，ポリエステル等の熱可塑性樹脂や、フェノ
ール樹脂，エポキシ樹脂等の硬化型樹脂等による厚さ１
〜１００μの多数のドット群によって形成され、通常、
透明な導電性インキ層の表面にグラビアコート法による
網目塗工を行なうことによって形成される。
ト状をなすようにして積層されている表面樹脂層、すな
わち、本発明の透明・導電・防湿性積層シートによる包
装袋を得る場合に該包装袋の外側表面層となる表面樹脂
層は、前記積層シートに対して耐摩耗性，光沢，滑り性
等の諸特性をもたらすものであり、例えば、ポリウレタ
ン，塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体，ポリスチレン，
ポリアミド，ポリエステル等の熱可塑性樹脂や、フェノ
ール樹脂，エポキシ樹脂等の硬化型樹脂等による厚さ１
〜１００μの多数のドット群によって形成され、通常、
透明な導電性インキ層の表面にグラビアコート法による
網目塗工を行なうことによって形成される。
【００１４】表面樹脂層を構成している多数のドット群
は、ドットの幅が１００〜１０００μ、隣接するドット
とドットとの間の間隔が５０〜２００μで、かつ、
「（ドットの幅）/ （ドットとドットとの間の間隔）」
が１〜２０程度に形成される。
は、ドットの幅が１００〜１０００μ、隣接するドット
とドットとの間の間隔が５０〜２００μで、かつ、
「（ドットの幅）/ （ドットとドットとの間の間隔）」
が１〜２０程度に形成される。
【００１５】多数のドット群によって構成される表面樹
脂層の厚さや、単一のドットの幅、隣接するドット同士
の間の間隔等が前述の各規定から外れると、表面樹脂層
の存在が積層シートの表面抵抗値を引き上げることにな
り、導電性インキ層の表面抵抗値と略同程度の表面抵抗
値を積層シートの表面抵抗値として維持し得なくなった
り、あるいは、表面樹脂層による導電性インキ層に対す
る表面保護作用が不十分になったりする。なお、表面樹
脂層を構成している各単一のドットの幅、及び、隣接す
るドット同士の間の間隔は、［図２］において斜線で表
示される各ドットにおいて、符号ａで表示されるドット
の最大幅がドットの幅 (a)であり、符号ｂで表示される
ドットの縁部から隣接するドットの縁部迄の最短距離
が、隣接するドットとドットとの間の間隔 (b)である。
脂層の厚さや、単一のドットの幅、隣接するドット同士
の間の間隔等が前述の各規定から外れると、表面樹脂層
の存在が積層シートの表面抵抗値を引き上げることにな
り、導電性インキ層の表面抵抗値と略同程度の表面抵抗
値を積層シートの表面抵抗値として維持し得なくなった
り、あるいは、表面樹脂層による導電性インキ層に対す
る表面保護作用が不十分になったりする。なお、表面樹
脂層を構成している各単一のドットの幅、及び、隣接す
るドット同士の間の間隔は、［図２］において斜線で表
示される各ドットにおいて、符号ａで表示されるドット
の最大幅がドットの幅 (a)であり、符号ｂで表示される
ドットの縁部から隣接するドットの縁部迄の最短距離
が、隣接するドットとドットとの間の間隔 (b)である。
【００１６】本発明の透明・導電・防湿性積層シートに
おいては、基材シートの他方の面に形成されている線状
低密度ポリエチレンフィルム層と、該線状低密度ポリエ
チレンフィルム層に積層されている線状のパターン印刷
層からなる導電性塗料層とが積層シートの裏面樹脂層と
なるもので、該裏面樹脂層における導電性塗料層面が包
装袋の内容物と接する側となるようにして利用される。
おいては、基材シートの他方の面に形成されている線状
低密度ポリエチレンフィルム層と、該線状低密度ポリエ
チレンフィルム層に積層されている線状のパターン印刷
層からなる導電性塗料層とが積層シートの裏面樹脂層と
なるもので、該裏面樹脂層における導電性塗料層面が包
装袋の内容物と接する側となるようにして利用される。
【００１７】この線状低密度ポリエチレンフィルム層と
該線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層されている
線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層とによる裏
面樹脂層は、本発明の透明・導電・防湿性積層シートを
利用して得られる包装袋において、包装袋内の内容物と
包装袋との間の摩擦による静電気障害を防止する作用を
果たし、また同時に、本発明の透明・導電・防湿性積層
シートを利用する包装袋の封緘部が、前記導電性塗料層
で積層されていない部分の線状低密度ポリエチレンフィ
ルム層によるヒートシールによって形成され得るような
熱溶着特性をもたらす。前記線状低密度ポリエチレンフ
ィルム層は、先の封緘部を形成する際の熱溶着特性と本
発明の透明・導電・防湿性積層シートによるスムーズな
製袋特性とを具備させるに十分な厚さ、具体的には、１
０〜１００μ程度に形成される。
該線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層されている
線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層とによる裏
面樹脂層は、本発明の透明・導電・防湿性積層シートを
利用して得られる包装袋において、包装袋内の内容物と
包装袋との間の摩擦による静電気障害を防止する作用を
果たし、また同時に、本発明の透明・導電・防湿性積層
シートを利用する包装袋の封緘部が、前記導電性塗料層
で積層されていない部分の線状低密度ポリエチレンフィ
ルム層によるヒートシールによって形成され得るような
熱溶着特性をもたらす。前記線状低密度ポリエチレンフ
ィルム層は、先の封緘部を形成する際の熱溶着特性と本
発明の透明・導電・防湿性積層シートによるスムーズな
製袋特性とを具備させるに十分な厚さ、具体的には、１
０〜１００μ程度に形成される。
【００１８】線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層
されている線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層
は、具体的には、白色導電性チタン酸カリウムウイスカ
ーを含有する導電性塗料による線状のパターン印刷層に
されるのが好適である。
されている線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層
は、具体的には、白色導電性チタン酸カリウムウイスカ
ーを含有する導電性塗料による線状のパターン印刷層に
されるのが好適である。
【００１９】
【作用】本発明の透明・導電・防湿性積層シートは、該
積層シートにおける表面樹脂層側が包装袋の外側表面側
となるようにして、すなわち、線状のパターン印刷層か
らなる導電性塗料層を具備する線状低密度ポリエチレン
フィルム層側が包装袋内の内容物と接する側となるよう
にして利用され、例えば、ＩＣやＬＳＩ等の電子部品の
包装体を得る際の包装用材として使用される。
積層シートにおける表面樹脂層側が包装袋の外側表面側
となるようにして、すなわち、線状のパターン印刷層か
らなる導電性塗料層を具備する線状低密度ポリエチレン
フィルム層側が包装袋内の内容物と接する側となるよう
にして利用され、例えば、ＩＣやＬＳＩ等の電子部品の
包装体を得る際の包装用材として使用される。
【００２０】本発明の透明・導電・防湿性積層シートに
おいては、該積層シート中の酸化錫，酸化珪素または酸
化アルミニウムによる蒸着層を有する第１の基材用フィ
ルムが水蒸気，酸素及び炭酸ガス等に対するバリヤー性
を果たし、アルミニウム蒸着層を有する第２の基材用フ
ィルムが電磁波シールド性を果たし、またこれらの第１
の基材用フィルムと第２の基材用フィルムとが同時に、
包装用材に必要とされる耐突き刺し性等の機械的強度を
具備させる。
おいては、該積層シート中の酸化錫，酸化珪素または酸
化アルミニウムによる蒸着層を有する第１の基材用フィ
ルムが水蒸気，酸素及び炭酸ガス等に対するバリヤー性
を果たし、アルミニウム蒸着層を有する第２の基材用フ
ィルムが電磁波シールド性を果たし、またこれらの第１
の基材用フィルムと第２の基材用フィルムとが同時に、
包装用材に必要とされる耐突き刺し性等の機械的強度を
具備させる。
【００２１】また、基材シートと多数のドット状をなす
ようにして積層されている表面樹脂層との間に形成され
ている透明な導電性インキ層の存在が、本発明の透明・
導電・防湿性積層シートを利用して得られる包装袋に、
外部からの要因による静電気障害を防止する作用を果た
す。
ようにして積層されている表面樹脂層との間に形成され
ている透明な導電性インキ層の存在が、本発明の透明・
導電・防湿性積層シートを利用して得られる包装袋に、
外部からの要因による静電気障害を防止する作用を果た
す。
【００２２】また、本発明の透明・導電・防湿性積層シ
ートによる包装袋を得る場合に、包装袋の外側表面層と
なる表面樹脂層が、耐摩耗性，光沢，滑り性等の諸特性
をもたらす。特に、この表面樹脂層の存在が積層シート
の表面抵抗値を引き上げる要因となるために、従来は、
導電性インキ層の表面には保護作用を奏するに十分な厚
さの表面保護層を形成することができなかったが、本発
明の透明・導電・防湿性積層シートにおける表面樹脂層
は多数のドット群によって形成されているために、表面
保護層を導電性インキ層の表面の全体に亙って形成する
場合に比較してその厚さをより厚くすることができ、表
面樹脂層による優れた表面保護作用が果たされる。
ートによる包装袋を得る場合に、包装袋の外側表面層と
なる表面樹脂層が、耐摩耗性，光沢，滑り性等の諸特性
をもたらす。特に、この表面樹脂層の存在が積層シート
の表面抵抗値を引き上げる要因となるために、従来は、
導電性インキ層の表面には保護作用を奏するに十分な厚
さの表面保護層を形成することができなかったが、本発
明の透明・導電・防湿性積層シートにおける表面樹脂層
は多数のドット群によって形成されているために、表面
保護層を導電性インキ層の表面の全体に亙って形成する
場合に比較してその厚さをより厚くすることができ、表
面樹脂層による優れた表面保護作用が果たされる。
【００２３】さらに、基材シートの他方の面に形成され
ている「線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層され
ている線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層」
が、本発明の透明・導電・防湿性積層シートを利用する
包装袋内の内容物と包装袋との間に発生する摩擦による
静電気障害を防止する作用を果たし、また、基材シート
の他方の面に形成されている線状低密度ポリエチレンフ
ィルム層のうちの線状のパターン印刷層からなる導電性
塗料層で被覆されていない部分の熱溶着特性によって、
本発明の透明・導電・防湿性積層シートによる包装袋の
封緘部をヒートシールによって形成し得るような熱溶着
特性が果たされる。
ている「線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層され
ている線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層」
が、本発明の透明・導電・防湿性積層シートを利用する
包装袋内の内容物と包装袋との間に発生する摩擦による
静電気障害を防止する作用を果たし、また、基材シート
の他方の面に形成されている線状低密度ポリエチレンフ
ィルム層のうちの線状のパターン印刷層からなる導電性
塗料層で被覆されていない部分の熱溶着特性によって、
本発明の透明・導電・防湿性積層シートによる包装袋の
封緘部をヒートシールによって形成し得るような熱溶着
特性が果たされる。
【００２４】さらにまた、請求項３の発明の透明・導電
・防湿性積層シートは、線状低密度ポリエチレンフィル
ム層面に形成されている線状のパターン印刷層からなる
導電性塗料層が、白色導電性チタン酸カリウムウィスカ
ーを含有する導電性塗料層からなるものであり、該導電
性塗料層による静電防止作用が高温，高湿度雰囲気中に
おいても低下するようなことがなく、汎用の静電防止剤
の塗布や汎用の静電防止剤の内填によっては奏され得な
い作用、すなわち、雰囲気中の温度や湿度に影響を受け
ることのない恒久的な静電防止作用を果たす。
・防湿性積層シートは、線状低密度ポリエチレンフィル
ム層面に形成されている線状のパターン印刷層からなる
導電性塗料層が、白色導電性チタン酸カリウムウィスカ
ーを含有する導電性塗料層からなるものであり、該導電
性塗料層による静電防止作用が高温，高湿度雰囲気中に
おいても低下するようなことがなく、汎用の静電防止剤
の塗布や汎用の静電防止剤の内填によっては奏され得な
い作用、すなわち、雰囲気中の温度や湿度に影響を受け
ることのない恒久的な静電防止作用を果たす。
【００２５】
【実施例】以下、本発明の透明・導電・防湿性積層シー
トの具体的な構成を、製造実施例に基づいて説明する。
トの具体的な構成を、製造実施例に基づいて説明する。
【００２６】「実施例１」酸化錫・アンチモン系顔料
（三菱マテリアル (株) ：Ｔ−１）１００重量部と、塩
化ビニルの含有量が８０重量％の塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体樹脂とポリメチルメタクリレート樹脂との混
合樹脂（混合重量比：１／１）３３重量部と、分散剤
（ホモゲール Ｌ １８２０）１．５重量部とを、トル
エンとメチルエチルケトンとの等量の混合溶剤に溶解
し、透明な導電性インキ層形成用の塗料（Ａ）を調整し
た。
（三菱マテリアル (株) ：Ｔ−１）１００重量部と、塩
化ビニルの含有量が８０重量％の塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体樹脂とポリメチルメタクリレート樹脂との混
合樹脂（混合重量比：１／１）３３重量部と、分散剤
（ホモゲール Ｌ １８２０）１．５重量部とを、トル
エンとメチルエチルケトンとの等量の混合溶剤に溶解
し、透明な導電性インキ層形成用の塗料（Ａ）を調整し
た。
【００２７】次いで、［図１］において、アルミニウム
蒸着層「導電性：２００Ω」を有する厚さ２５μの２軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる透明
な第２の基材用フィルム「熱線遮断フィルム：ルミクー
ル Ｍタイプ （# ２５）ＦＢ−５０シルバー」２の２
軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面に、前述
の塗料（Ａ）をグラビアコート法によって塗工し、厚さ
３μの透明な導電性インキ層３を形成し、続いて、該透
明な導電性インキ層３の表面に、下記組成（Ｂ）による
表面樹脂層形成用の塗工剤をグラビアコートでの網目コ
ート法によって塗工し、厚さ３μ，ドットの幅(a) ５０
０〜６００μ、隣接するドット同士の間の間隔(b) ８０
〜１００μからなる多数のドット群による表面樹脂層４
を形成した。
蒸着層「導電性：２００Ω」を有する厚さ２５μの２軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる透明
な第２の基材用フィルム「熱線遮断フィルム：ルミクー
ル Ｍタイプ （# ２５）ＦＢ−５０シルバー」２の２
軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面に、前述
の塗料（Ａ）をグラビアコート法によって塗工し、厚さ
３μの透明な導電性インキ層３を形成し、続いて、該透
明な導電性インキ層３の表面に、下記組成（Ｂ）による
表面樹脂層形成用の塗工剤をグラビアコートでの網目コ
ート法によって塗工し、厚さ３μ，ドットの幅(a) ５０
０〜６００μ、隣接するドット同士の間の間隔(b) ８０
〜１００μからなる多数のドット群による表面樹脂層４
を形成した。
【００２８】 塗工剤（Ｂ） セルロースアセテート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１．２重量部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂・・・・１０．０重量部 ウレタン樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１．４重量部 ポリエステルポリオール・・・・・・・・・・・・・・・・・・３．０重量部 可塑剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２．０重量部 ワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１．０重量部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３０．３重量部 トルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２１．６重量部 酢酸エチル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２９．６重量部
【００２９】しかる後に、先の第１の基材用フィルム２
のアルミニウム蒸着層面に、酸化錫蒸着層を有する厚さ
１２μの２軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
からなる第１の基材用フィルム５の酸化錫蒸着層面をウ
レタン系接着剤層６によって積層した。なお、符号１０
で表示される部分が第１の基材用フィルム５と第２の基
材用フィルム２とによる基材シートである。
のアルミニウム蒸着層面に、酸化錫蒸着層を有する厚さ
１２μの２軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
からなる第１の基材用フィルム５の酸化錫蒸着層面をウ
レタン系接着剤層６によって積層した。なお、符号１０
で表示される部分が第１の基材用フィルム５と第２の基
材用フィルム２とによる基材シートである。
【００３０】さらに、第１の基材用フィルム５の２軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面に対し、厚さ
２０μのポリエチレン樹脂の押出しコート層７を利用
し、裏面に白色導電性チタン酸カリウムウィスカーを含
有する塗工剤による平行線状のパターン印刷層からなる
導電性塗料層９を有する厚さ３０μの線状低密度ポリエ
チレン樹脂フィルムすなわち静電気シールドフィルム
（大塚化学 (株) ：フィルスタット）８を、前記導電性
塗料層９が最外層となるようにして貼着し、本発明の１
実施例品たる透明・導電・防湿性積層シート１を得た。
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面に対し、厚さ
２０μのポリエチレン樹脂の押出しコート層７を利用
し、裏面に白色導電性チタン酸カリウムウィスカーを含
有する塗工剤による平行線状のパターン印刷層からなる
導電性塗料層９を有する厚さ３０μの線状低密度ポリエ
チレン樹脂フィルムすなわち静電気シールドフィルム
（大塚化学 (株) ：フィルスタット）８を、前記導電性
塗料層９が最外層となるようにして貼着し、本発明の１
実施例品たる透明・導電・防湿性積層シート１を得た。
【００３１】［実験］前述の実施例で得られた各透明・
導電・防湿性積層シートの諸物性を［表１］に示す。な
お、［表１］に示す物性は下記の通りの方法によって測
定した値である。
導電・防湿性積層シートの諸物性を［表１］に示す。な
お、［表１］に示す物性は下記の通りの方法によって測
定した値である。
【００３２】１： 表面固有抵抗（Ω/ □） アドバンテスト製ＴＲ８６０１ ２： 半減期（秒） スタチックオネストメーター（ＴＯＡ製Ｓ−５１０９） ３： 表面層脱落試験 セロファン粘着テープによる試験 ４： 突き刺し強度（ｋｇ） 食品衛生法２０号 ５： ヒートシール強度（ｋｇ／１５ｍｍ幅） ６： 透湿度（ｇ／ｍ2 ・ｄａｙ） ＪＩＳ Ｚ ０２０８ ７： 酸素透過度（ｇ／ｍ2 ・ｄａｙ ・ａｔｍ）２３
℃，０％ＲＨ ８： 静電シールド特性（Ｖ） ＭＩＬ−Ｂ−１７０５Ｃ
℃，０％ＲＨ ８： 静電シールド特性（Ｖ） ＭＩＬ−Ｂ−１７０５Ｃ
【００３３】
【表１】
【００３４】「実施例２」実施例１による透明・導電・
防湿性積層シート１の構成において、酸化錫蒸着層を有
する厚さ１２μの２軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムからなる第１の基材用フィルム５の代わりに、
酸化アルミニウム蒸着層を有する厚さ１２μの２軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムを第１の基材用フ
ィルムとして利用する以外は全て実施例１の透明・導電
・防湿性積層シートと対応する構成を具備する本発明の
透明・導電・防湿性積層シートの別の実施例品を得た。
防湿性積層シート１の構成において、酸化錫蒸着層を有
する厚さ１２μの２軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムからなる第１の基材用フィルム５の代わりに、
酸化アルミニウム蒸着層を有する厚さ１２μの２軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムを第１の基材用フ
ィルムとして利用する以外は全て実施例１の透明・導電
・防湿性積層シートと対応する構成を具備する本発明の
透明・導電・防湿性積層シートの別の実施例品を得た。
【００３５】
【効果】本発明の透明・導電・防湿性積層シートは、主
として包装袋用の包装用材として利用されるもので、外
部からの要因による静電気障害を防止し、また、包装袋
内の内容物と包装用材との間の摩擦による静電気障害を
防止し、しかも、内容物を包装袋の外部から視認し得る
透明性を有し、さらに、水蒸気，酸素，炭酸ガス等に対
するバリヤー性、耐突き刺し性，表面保護性等の機械的
性能において優れ、かつ、ヒートシールによる封緘性能
をも有している。
として包装袋用の包装用材として利用されるもので、外
部からの要因による静電気障害を防止し、また、包装袋
内の内容物と包装用材との間の摩擦による静電気障害を
防止し、しかも、内容物を包装袋の外部から視認し得る
透明性を有し、さらに、水蒸気，酸素，炭酸ガス等に対
するバリヤー性、耐突き刺し性，表面保護性等の機械的
性能において優れ、かつ、ヒートシールによる封緘性能
をも有している。
【００３６】本発明の透明・導電・防湿性積層シート
は、これらの特性により特に静電気による障害を受け易
い物品、例えばＩＣやＬＳＩ等の電子部品を包装する包
装袋として利用され、これらの物品の保存性能において
極めて優れた性質を有する。
は、これらの特性により特に静電気による障害を受け易
い物品、例えばＩＣやＬＳＩ等の電子部品を包装する包
装袋として利用され、これらの物品の保存性能において
極めて優れた性質を有する。
【００３７】さらに、本発明の透明・導電・防湿性積層
シートは、静電シールド特性（ＭＩＬ−Ｂ−１７０５）
に関して３０Ｖ以下の数値を有し、ＭＩＬ規格の静電シ
ールド特性をクリヤーする包装袋となるため、利用価値
に優れた効果を有する。
シートは、静電シールド特性（ＭＩＬ−Ｂ−１７０５）
に関して３０Ｖ以下の数値を有し、ＭＩＬ規格の静電シ
ールド特性をクリヤーする包装袋となるため、利用価値
に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の透明・導電・防湿性積層シートの１実
施例品を模型的に示す断面図である。
施例品を模型的に示す断面図である。
【図２】本発明の透明・導電・防湿性積層シートにおけ
る表面保護層のドット群の状態を説明する平面図であ
る。
る表面保護層のドット群の状態を説明する平面図であ
る。
１…透明・導電・防湿性積層シート ２…厚さ２０〜４００Åのアルミニウム蒸着層を有する
第２の基材用フィルム ３…透明な導電性インキ層 ４…多数のドット群による表面樹脂層 ５…酸化錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによる厚
さ２０〜４００Åの蒸着層を有する第１の基材用フィル
ム ６…接着剤層 ７…ポリエチレン樹脂の押出しコート層 ８…線状低密度ポリエチレンフィルム層 ９…線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層 10…基材シート
第２の基材用フィルム ３…透明な導電性インキ層 ４…多数のドット群による表面樹脂層 ５…酸化錫，酸化珪素または酸化アルミニウムによる厚
さ２０〜４００Åの蒸着層を有する第１の基材用フィル
ム ６…接着剤層 ７…ポリエチレン樹脂の押出しコート層 ８…線状低密度ポリエチレンフィルム層 ９…線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層 10…基材シート
Claims (3)
- 【請求項１】 酸化錫，酸化珪素または酸化アルミニ
ウムによる厚さ２０〜４００Åの蒸着層を有する第１の
基材用フィルムと、厚さ２０〜４００Åのアルミニウム
蒸着層を有する第２の基材用フィルムとを、第１の基材
用フィルムの酸化錫，酸化珪素または酸化アルミニウム
による蒸着層面と第２の基材用フィルムのアルミニウム
蒸着層面とが接当するようにして接着させた積層シート
からなる基材シートと、該基材シートの一方の面に形成
されている透明な導電性インキ層と、該透明な導電性イ
ンキ層の表面に多数のドット状をなすようにして積層さ
れている表面樹脂層と、前記基材シートの他方の面に形
成されている線状低密度ポリエチレンフィルム層と、該
線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層されている線
状のパターン印刷層からなる導電性塗料層とを有するこ
とを特徴とする透明・導電・防湿性積層シート。 - 【請求項２】 透明な導電性インキ層の表面に多数の
ドット状をなすようにして積層されている表面樹脂層
が、厚さ１〜１００μ、ドットの幅(a) が１００〜１０
００μ、隣接するドットとドットとの間の間隔(b) が５
０〜２００μで、かつ、｛ドットの幅 (a)／隣接するド
ットとドットとの間の間隔(b) ｝＝１〜２０であること
を特徴とする請求項１記載の透明・導電・防湿性積層シ
ート。 - 【請求項３】 基材シートの他方の面に形成されてい
る線状低密度ポリエチレンフィルム層が厚さ２０〜１０
０μの線状低密度ポリエチレン樹脂フィルムからなり、
該線状低密度ポリエチレンフィルム層に積層されている
線状のパターン印刷層からなる導電性塗料層が、白色導
電性チタン酸カリウムウィスカーを含有する導電性塗料
層からなることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の透明・導電・防湿性積層シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04242776A JP3122976B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 透明・導電・防湿性積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04242776A JP3122976B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 透明・導電・防湿性積層シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664081A true JPH0664081A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3122976B2 JP3122976B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=17094116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04242776A Expired - Fee Related JP3122976B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 透明・導電・防湿性積層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122976B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000301652A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-10-31 | Kyodo Printing Co Ltd | 帯電防止層を含む透明なラミネートフィルム |
| JP2001129936A (ja) * | 1998-12-03 | 2001-05-15 | Kyodo Printing Co Ltd | 帯電防止層を備えるラミネートフィルムおよびその製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0618147U (ja) * | 1992-08-20 | 1994-03-08 | ダイハツ工業株式会社 | スパイラルケーブルの配置構造 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP04242776A patent/JP3122976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001129936A (ja) * | 1998-12-03 | 2001-05-15 | Kyodo Printing Co Ltd | 帯電防止層を備えるラミネートフィルムおよびその製造方法 |
| JP2000301652A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-10-31 | Kyodo Printing Co Ltd | 帯電防止層を含む透明なラミネートフィルム |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3122976B2 (ja) | 2001-01-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |