JPH0663948U - 緩衝器のピストン固定装置 - Google Patents

緩衝器のピストン固定装置

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JPH0663948U
JPH0663948U JP1132193U JP1132193U JPH0663948U JP H0663948 U JPH0663948 U JP H0663948U JP 1132193 U JP1132193 U JP 1132193U JP 1132193 U JP1132193 U JP 1132193U JP H0663948 U JPH0663948 U JP H0663948U
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JP
Japan
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piston
piston rod
small diameter
collar
fixing device
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Pending
Application number
JP1132193U
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English (en)
Inventor
宏行 金成
光正 飯嶋
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンロッドの強度及び疲労耐久性を向上
させたピストン固定装置を提供する。 【構成】 中空材を絞り成形することにより、一端側に
テーパ部3a及び小径部3bを有するピストンロッド3
を形成し、かつこのピストンロッド3のテーパ部3aに
カラー5を嵌合すると共に、このカラー5と上記小径部
3bに螺合したナット4の間でピストン2を締結するこ
とにより、ピストンロッド3に対してピストン2を固定
するようにしたもので、ピストンロッド3側にピストン
受け面を切削加工する必要がないので、ピストンロッド
3の強度及び疲労耐久性が大幅に向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として緩衝器に使用するピストンの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両などに使用される緩衝器には、加工時間を短縮したり、使用部品点 数を削減してコスト低減を図ったり、また軽量化を図るため、例えば実公平4− 25548号公報に開示してあるように中空なピストンロッドを使用したものが ある。
【0003】 また、中空なピストンロッドにピストンを固定する方法としては、図2に示す ようなピストン固定装置が採用されている。
【0004】 上記従来のピストン固定装置は、中空材の一端側をスウェージングにより絞り 成形することにより、ピストンロッドaの一端にテーパ部bを形成すると共に、 このテーパ部bの小径部を切削加工することによりピストンdを固定するための ピストン受け面dを形成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のピストンロッドaのように、絞り成形したテーパ部bに、切削 加工によりピストン受け面dを形成するようにしたものでは、絞り成形時に生じ たメタルフローを切削加工により切断してしまうと共に、横荷重が図2のB−B 線で示すピストン受け面dの角部に応力として集中するため、この部分B−Bの 強度や疲労耐久性が低下する虞がある。
【0006】 本考案は上記不具合を改善するためになされもので、ピストンロッドの強度及 び疲労耐久性を向上させた緩衝器のピストン固定装置を提供することを目的とす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、中空材を絞り成形することにより一端側 にテーパ部及び小径部を有するピストンロッドを形成し、且つこのピストンロッ ドのテーパ部にカラーを嵌合すると共に、上記小径部にピストンを嵌合し、この 小径部に螺合したナットの締め付けにより、上記カラーと上記ナットの間でピス トンを締結してピストンロッドにピストンを固定したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成により、ピストンロッドにピストン受け面を設ける必要がなく、また 横荷重による応力がカラーによって分散するため、ピストンロッドの強度及び疲 労耐久性が一段と向上する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に示す図面を参照して詳述する。
【0010】 図1は緩衝器のピストン固定装置を示す断面図で、この図で1は緩衝器の主要 部を構成するシリンダチューブ、2はシリンダチューブ1内に収容されたピスト ンで、中空なピストンロッド3の一端に固定されている。
【0011】 上記ピストンロッド3は、中空材を絞り成形することにより一端側にテーパ部 3aと小径部3bが形成されており、小径部3bの外周面にはナット4を螺合す るねじ部3cが形成されている。
【0012】 また、5は上記ピストンロッド3の小径部3b側よりテーパ部3aに嵌挿され た円筒状のカラーで、内周面にテーパ部3aの外周面に密着するテーパ面5aが 形成されていると共に、ピストン2側の端部外周面にテーパ部5bが形成されて いる。なお6はバルブシートである。
【0013】 次に、ピストンロッド3にピストン2を固定する組立て方法について説明する と、まずピストンロッド3の小径部3b側よりテーパ部3aにカラー5を嵌挿し 、次にバルブシート6、ピストン2、バルブシート6の順でピストンロッド3の 小径部3bに嵌挿する。
【0014】 そして、この状態で小径部3bのねじ部3cにナット4を螺合してナット4を 締付けることにより、カラー5とナット4の間でピストン2を締結するもので、 テーパ部3aに嵌合されたカラー5の端面がピストン受け面5cとなるので、ピ ストンロッド3側にピストン受け面5cを形成する必要がない。
【0015】 また緩衝器の使用中は、ピストン2に作用する荷重がカラー5を介してピスト ンロッド3へ伝達されるため、図1のA−A線部分に応力が集中するが、テーパ 状になっている為、従来のピストンロッドaを切削加工することにより形成した ピストン受け面dで受けるものに比べて応力が分散されるため、強度及び疲労耐 久性は大幅に向上する。
【0016】 また、上記ピストンロッド3の応力集中部分A−Aは、カラー5の長さLを変 えることにより任意に設定することができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上詳述したように、中空材を絞り成形することにより一端側にテー パ部及び小径部を有するピストンロッドを形成し、且つこのピストンロッドのテ ーパ部にカラーを嵌合すると共に、上記小径部にピストンを嵌合し、この小径部 に螺合したナットの締め付けにより、上記カラーと上記ナットの間でピストンを 締結してピストンロッドにピストンを固定したことから、ピストンロッド側にピ ストン受け面を形成する必要がないので、切削加工する必要がなく、加工に要す る工数の削減も図れるようになる。
【0018】 これによってピストンロッドのピストン受け面に応力が集中してこの部分の強 度や疲労耐久性が著じるしく低下するなどの不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例になる緩衝器のピストン固定
装置を示す断面図である。
【図2】従来の緩衝器のピストン固定装置を示す断面図
である。
【符号の説明】
2 ピストン 3 ピストンロッド 3a テーパ部 3b 小径部 4 ナット 5 カラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空材を絞り成形することにより一端側
    にテーパ部及び小径部を有するピストンロッドを形成
    し、且つこのピストンロッドのテーパ部にカラーを嵌合
    すると共に、上記小径部にピストンを嵌合し、この小径
    部に螺合したナットの締め付けにより、上記カラーと上
    記ナットの間でピストンを締結してピストンロッドにピ
    ストンを固定したことを特徴とする緩衝器のピストン固
    定装置。
JP1132193U 1993-02-19 1993-02-19 緩衝器のピストン固定装置 Pending JPH0663948U (ja)

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JPH0663948U true JPH0663948U (ja) 1994-09-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388101B1 (ko) * 1999-10-06 2003-06-18 주식회사 만도 자동차의 쇽업소버
WO2020203090A1 (ja) * 2019-04-05 2020-10-08 Thk株式会社 中空軸部材、転動装置

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