JPH0663882A - 産業用ロボットの教示装置 - Google Patents

産業用ロボットの教示装置

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JPH0663882A
JPH0663882A JP22183192A JP22183192A JPH0663882A JP H0663882 A JPH0663882 A JP H0663882A JP 22183192 A JP22183192 A JP 22183192A JP 22183192 A JP22183192 A JP 22183192A JP H0663882 A JPH0663882 A JP H0663882A
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JP
Japan
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teaching
manipulator
arm
data
value
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JP22183192A
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Inventor
Yoshiko Matsuoka
佳子 松岡
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0663882A publication Critical patent/JPH0663882A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の目的は実ロボットのマニピュレータの
動作範囲に応じて警告音を発生することができる産業用
ロボットの教示装置を提供することにある。また、第2
の目的はマニピュレータの先端速度に応じて警告音を発
生することが出来る産業用ロボットの教示装置を提供す
ることにある。 【構成】 ステップs5−13においては、音量Vol
umeが「0」より大きいか否かを判断する。この判断
処理によって、「true」と判断された場合には、ス
テップs5−14に進む。そして、ステップs5−14
においては、パーソナルコンピュータ3から、発信音を
発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗装ロボット等マニ
ピュレータの軌道を重視するロボットのオフラインティ
ーチングに用いて好適な産業用ロボットの教示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の教示装置においては、主
にCP(連続ポイント)教示が用いられている。すなわ
ち、教示用マニピュレータの各アームや手首をワークに
従って動かし、この間、一定時間が経過する毎にマニピ
ュレータ各部の検出器の出力をメモリに記憶させる。そ
して、この記憶させたデータに基づいて教示データを作
成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
産業用ロボットの教示システムにおいては、オフライン
で教示したデータを実ロボットで再生した場合、次のよ
うな事態が発生する場合がある。まず、第1に、教示し
たデータが実ロボットのマニピュレータの動作範囲を越
える場合には、教示用マニピュレータを使用して始めか
ら教示し直すか、実ロボットを使用したリモート教示に
よりデータを修正する必要がある。また、このような問
題を避けるためには、教示用マニピュレータとして、実
際に使用するマニピュレータと同じ形のものを使用しな
ければならない。
【0004】第2には、教示したデータによって実ロボ
ットを作動させると、実ロボットのマニピュレータ先端
速度が一定に保持できない場合がある。このような場合
には、特に塗装ロボットでは塗装品質が低下してしまう
という問題点があった。このように、実ロボットのマニ
ピュレータが動作範囲の限界にある距離以上接近した場
合や、マニピュレータ先端速度が一定に保たれない場合
には、教示者にその旨を知らせる必要がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は実ロボットのマニピュレータの動作範
囲に応じて警告音を発生することができる産業用ロボッ
トの教示装置を提供することにある。また、第2の目的
はマニピュレータの先端速度に応じて警告音を発生する
ことが出来る産業用ロボットの教示装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明にあっては、複数のアーム
と、前記各アーム間を回動自在に連結する連結装置と、
前記各アームの回転角度を検出する検出手段と、前記検
出手段の出力を読み込み、この読み込んだデータに基づ
いてアーム先端位置を算出する演算手段と、前記演算手
段によって算出されたアーム先端位置と基準データとを
比較し、この比較結果に基づいて音を発生する手段とを
具備してなることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明にあっては、複数の
アームと、前記各アーム間を回動自在に連結する連結装
置と、前記各アームの回転角度を検出する検出手段と、
前記検出手段の出力を一定時間が経過する毎に読み込
み、この読み込んだデータに基づいてアーム先端の移動
速度を算出する演算手段と、前記演算手段によって算出
されたアーム先端の移動速度に応じて音を発生する手段
とを具備してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明にあっては、検出手段
は、連結装置によって回動自在に連結された各アームの
回転角度を検出する。演算手段は、前記検出手段の出力
を読み込み、この読み込んだデータに基づいてアーム先
端位置を算出する。音を発生する手段は、前記演算手段
によって算出されたアーム先端位置と基準データとを比
較し、この比較結果に基づいて音を発生する。
【0009】請求項2に記載の発明にあっては、検出手
段は、連結装置によって回動自在に連結された各アーム
の回転角度を検出する。演算手段は、前記検出手段の出
力を一定時間が経過する毎に読み込み、この読み込んだ
データに基づいてアーム先端の移動速度を算出する。音
を発生する手段は、前記演算手段によって算出されたア
ーム先端の移動速度に応じて音を発生する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0011】§1.第1の実施例 §1−1.第1の実施例の構成 図1は、本発明の一実施例における産業用ロボットの教
示システムの外観図である。同図において、1は教示用
マニピュレータである。この教示用マニピュレータ1に
おいて、20はおもりであり、教示用マニピュレータ1
を固定するためのものである。次に、14,15は、ア
ームであり、16〜18は手首である。8〜13は、連
結装置であり、各アームや各手首を回動可能に連結して
おり、各々の回転角度は、θ1〜θ6で表されている。ま
た、連結装置8〜13の内部には、各アーム、各手首の
回転角度θ1〜θ6を検出するためのエンコーダ8a〜1
3a(図示略)が各々内蔵されている。エンコーダ8a
〜13aの出力端子はケーブル19を介してカウンタモ
ジュール2に接続されている。
【0012】次に、5は教示スイッチであり、教示用マ
ニピュレータ1の各アームや各手首の姿勢記憶を指示す
るために設けられている。6はI/Oボードであり、B
USインタフェース7を介してパーソナルコンピュータ
3に接続されている。パーソナルコンピュータ3は、カ
ウンタモジュール2からBUSインタフェース7を介し
て供給される位置検出信号P0〜P5に基づいて演算を行
い、教示データを作成し、その演算結果を記憶する。そ
して、このようにして作成した教示データを補助記憶装
置であるフロッピーディスク4に書き込む(図2参
照)。なお、パーソナルコンピュータ3は発信音を発生
する機能を有している。
【0013】§1−2.第1の実施例の動作 教示マニピュレータ1の先端位置の動作範囲に基づいて
発信音を発生する場合について、図3,図5〜図6のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0014】まず、教示手順について、図3のフローチ
ャートを参照して説明する。教示者は、ワークを準備す
るとともに電源を投入する。次に、パーソナルコンピュ
ータ3のキーボードを操作して、実ロボットの機種を入
力する(ステップs3−1)。次に、ステップs3−2
に進む。
【0015】ステップs3−2においては、パーソナル
コンピュータ3はステップs3−1において入力された
機種(図4参照)のデータを読み出し、アーム長L1,
L2、手首長r4〜r6、ロボット形状、回転角度最大値
θmax、回転角度最小値θminを各々所定のメモリ値に設
定する。次に、ステップs3−3に進む。
【0016】ステップs3−3においては、教示者が教
示データ名をキーボードから入力する。次にステップs
3−4に進む。ステップs3−4においては、教示者が
教示を行う。そして、パーソナルコンピュータ3は一定
時間(10ミリセカント)毎に位置検出信号P0〜P5を
読み込み、これらの位置検出信号P0〜P5に基づいて教
示データを作成する。ステップs3−5においては、パ
ーソナルコンピュータ3は教示データをフロッピーディ
スク4に教示データを書き込む。
【0017】次に、ステップ3−4の教示処理の過程を
図5を参照して、さらに詳細に説明する。まず、教示者
は教示スイッチ5を操作してオンにする。すると、ステ
ップs5−1において、I/Oボード6を介して、パー
ソナルコンピュータ3は、フラグteach_f=「t
rue」を読み込む。なお、このフラグteach_f
は、教示スイッチ5が「オン」の場合に、「true」
になり、「オフ」の場合に、「false」の値を取る
ものである。次に、ステップs5−2に進む。
【0018】ステップs5−2においては、フラグte
ach_fの値が「true」であるか否かを判断す
る。この場合、上述のように、教示スイッチ5をオンに
したため、パーソナルコンピュータ3は、教示動作を行
うと判断する。次にステップs5−3に進む。ステップ
s5−3においては、レジスタaxisに「0」を代入
する。次に、ステップs5−4に進む。
【0019】ステップs5−4においては、レジスタa
xis内のデータが示すエンコーダ8a〜13aのいず
れかのデータをメモリAXに読み込む。次に、ステップ
s5−5に進む。ステップs5−5においては、位置検
出信号P0の値がメモリエリアθ[0]に代入される。
次に、ステップs5−6に進む。ステップs5−6にお
いては、ステップs5−5においてメモリエリアθ
[0]に代入した位置検出信号P0の値に係数AD_A
Gが乗算され、ラジアン単位に変換される。次に、ステ
ップs5−7に進む。
【0020】ステップs5−7においては、レジスタa
xisを「1」インクリメントする。次に、ステップs
5−8に進む。ステップs5−8においては、レジスタ
axisが「6」以上であるか否かを判断する。これ
は、教示用マニピュレータ1が、位置検出信号P0〜P5
の6種類のデータを出力することに基づいたものであ
る。この場合、レジスタaxisには「1」が設定され
ているため、「false」と判断され、ステップs5
−4に戻る。
【0021】次に、ステップs5−4においては、位置
検出信号P1をメモリAXに読み込む。そして、ステッ
プs5−5,s5−6を介して、ラジアン単位に変換さ
れた位置検出信号P1がメモリエリアθ[1]に格納さ
れる。その後、ステップs5−7,s5−8を介して、
再び、ステップs5−4に戻る。そして、位置検出信号
P2〜P5についても、同様にステップs5−4〜ステッ
プs5−8の処理を繰り返し行う。
【0022】すなわち、ステップs5−4〜ステップs
5−8の処理が、レジスタaxisが「0」〜「5」の
値をとる間繰り返し行われることによって、0軸〜5軸
に対応するラジアン単位に変換された位置検出信号P0
〜P5の値が、メモリエリアθ[0]〜メモリエリアθ
[5]に格納される。次に、ステップs5−9に進む。
【0023】ステップs5−9においては、メモリエリ
アθ[0]〜メモリエリア[5]のデータに基づいて、
教示用マニピュレータ1の先端位置姿勢を求める。この
演算は、次に示す数1、数2、数3、数4、数5、数
6、数7、数8、数9、数10、数11に従って行われ
ている。次に、ステップs5−10に進む。
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】
【数3】
【0027】
【数4】
【0028】
【数5】
【0029】
【数6】
【0030】
【数7】
【0031】
【数8】
【0032】
【数9】
【0033】
【数10】
【0034】
【数11】
【0035】ステップs5−10においては、実マニピ
ュレータの先端位置姿勢を上記の式を逆変換して、実マ
ニピュレータの各軸角度θa[0]〜θa[5]を計算す
る。次に、ステップs5−11に進む。
【0036】ステップs5−11においては、リミット
チェックを行う。このリミットチェックにおいては、各
軸角度θa[0]〜θa[5]のうち、もっとも制限角度
に近いものまたは越えているものの制限角度との差△θ
を求める。ここで、動作範囲のリミットチェックルーチ
ンについて、図6を参照して説明する。
【0037】ステップs6−1においては、差△θを
「0」に初期化する。次に、ステップs6−2〜ステッ
プs6−6に進む。このステップs6−2〜ステップs
6−6の処理は、レジスタaxisが「0」〜「5」の
値である間行われる。そして、レジスタaxisの値が
「6」になると、このループを抜ける。
【0038】まず、ステップs6−2においては、実マ
ニピュレータの0軸の軸角度θa[0]が「0」以上で
あるか否かを判断する。この判断処理によって、「tr
ue」と判断された場合には、ステップs6−3に進
み、制限最大値θamax[0]との差が差△θaに書き込
まれる。一方、「false」と判断された場合には、
ステップs6−4に進み、制限最小値θamin[0]との
差が△θaに書き込まれる。このように、ステップs6
−3またはステップs6−4の処理がなされた後、ステ
ップs6−5に進む。
【0039】ステップs6−5においては、差△θaの
絶対値と、ステップs6−1により、「0」に初期化さ
れた差△θの絶対値が比較される。これにより、差△θ
の絶対値より大きいと判断された場合には、ステップs
6−6に進む。ステップs6−6においては、差△θに
差△θa[0]を代入する。その後、ステップs6−2
に戻る。
【0040】その後、上述したように、ステップs6−
2〜ステップs6−6までの処理を繰り返し行い、レジ
スタaxisの値が「6」になると、ループを抜ける。
これにより、差△θa[0]〜差△θa[5]のうち、制
限角度にもっともかけ離れているもの(すべての差△θ
a[0]〜差△θa[5]が制限角度内にある場合には、
もっとも制限範囲に近いもの)が、差△θとして書き込
まれることになる。そして、図5に示すステップs5−
12に進む。
【0041】ステップs5−12においては、上述の差
△θからオフセットoffsetを減算した値に、(−
1)×kを乗算することにより発信音の音量Volum
eを算出する。なお、この場合、図7に示す警告音の音
量と動作角度との関係が参照される。図7において、横
軸は発信音の音量を表す音量Volumeであり、縦軸
は軸角度θaを表している。次に、ステップs5−13
に進む。
【0042】ステップs5−13においては、音量Vo
lumeが「0」より大きいか否かを判断する。この判
断処理によって、「true」と判断された場合には、
ステップs5−14に進む。そして、ステップs5−1
4においては、パーソナルコンピュータ3から、発信音
を発生させる。その後、動作範囲チェック警告音の発生
ルーチンを終了する。なお、ステップs5−2およびス
テップs5−13において、「false」と判断され
た場合においては、警告音を発生することなく、この警
告音発生ルーチンを終了する。
【0043】その後、図3に示すステップs3−4に戻
る。そして、パーソナルコンピュータ3のキーボードか
ら教示終了モードが入力されたか否かが判断される。こ
の場合、教示終了モードがキーボードから入力されてい
なければ、ふたたび、図5に示すルーチンを行う。この
ような処理の後、教示終了モードが入力されると、上述
したように、ステップs3−5に進む。そして、作成さ
れた教示データをフロッピーディスク4に書き込むと、
教示者は教示を終了する。
【0044】なお、上述した図5に示すステップs5−
14においては、差△θに応じて警告音の大きさを変え
る処理を警告音の発信間隔を変化させる処理に変えても
よい。 この場合、図8が参照される。なお、図8にお
いて、横軸は発信間隔△Tを表しており、縦軸は軸角度
θaを表している。また、このステップs5−14にお
いては、発信音の周波数を変化させて音高を変化させて
もよい。
【0045】§2.第2の実施例 次に、第2の実施例を図9を参照して説明する。なお、
図9は、教示用マニピュレータ1の先端速度に反比例し
た間隔で発信音を発生させる音発生ルーチンである。ま
た、第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同一
であるため、その説明を省略する。
【0046】§2−1.第2の実施例の動作 まず、ステップs9−1〜ステップs9−8までは、図
5のステップs5−1〜ステップs5−8までと同様で
あるため、説明を省略する。ステップs9−1〜ステッ
プs9−8までの処理を行った後、ステップs9−9に
進む。
【0047】ステップs9−9においては、上述した数
1〜数11で表される式により、手首先端の位置x
(k)、姿勢Tr(k)を求める。次に、ステップs9−10
に進む。ステップs9−10においては、教示用マニピ
ュレータ1の移動距離v(k)を1サンプルまでの移動距
離v(k-1)、および、1サンプルの間の移動距離{x(k)
−x(k-1)}から、次の式により定義する。そして、
この式がパーソナルコンピュータ3によって演算され
る。次に、ステップs9−11に進む。 v(K)=v(k-1)+{x(k)−x(k-1)} ……
【0048】ステップs9−11においては、移動距離
v(k)の絶対値が、0.1mより大きいか否かを判断す
る。この判断処理によって、「true」と判断された
場合には、ステップs9−12に進む。
【0049】ステップs9−12においては、発信音を
パーソナルコンピュータ3から発生させる。この場合、
図10に示す警告音の発信間隔と教示用マニピュレータ
1の先端速度との関係が参照される。同図において、横
軸は警告音の発信間隔△Tであり、縦軸は教示用マニピ
ュレータ1の先端速度を表す速さvである。同図によれ
ば、教示用マニピュレータ1の先端速度が速いほど発信
間隔は速くなり、遅いほど発信間隔は遅くなる。これに
より、教示用マニピュレータ1の先端の動作状態が教示
者にわかりやすくなっている。その後、ステップs9−
13に進む。ステップs9−13においては、(ステッ
プs9−12において発信音が送出された後の)移動距
離v(k-1)を「0」に初期化する。次に、ステップs9
−14に進む。
【0050】一方、ステップs9−11において、「f
alse」と判断された場合には、ステップs9−15
に進む。ステップs9−15においては、移動距離v(k
-1)に、移動距離v(k)を書き込む。次に、ステップs9
−14に進む。ステップs9−14においては、先端位
置x(k-1)に、現在の先端位置x(k)を書き込む。その
後、図9のルーチンを終了する。なお、ステップs9−
2において、「false」と判断された場合において
は、直ちにこのルーチンを終了する。
【0051】§3.第3の実施例
【0052】§3−1.第3の実施例の構成 第3の実施例の構成について、図11を参照して説明す
る。同図において、21は、D/Aコンバータである。
このD/Aコンバータは、パーソナルコンピュータ3か
ら供給されるデジタル信号をアナログ信号に変換して出
力する。次に、22はサーボドライバであり、D/Aコ
ンバータ21から供給されるアナログ信号の値に応じた
大きさで電流iを出力する。
【0053】次に、28はオルゴールであり、モータ2
3、傘歯車24、25、ドラム26、発音体27から構
成されている。まず、モータ23はサーボドライバ22
から供給される電流iの値に応じてその軸が回転する。
この回転は傘歯車24,25を介してドラム26に伝達
される。
【0054】オルゴールのドラム26には、その側面に
必要に応じて複数の突起が設けられているとともに、傘
歯車25の回転に応じてオルゴールの発音体27をはじ
くことができる。そして、このオルゴール28は電流i
の大きさに応じた速さで楽音を奏でる。なお、図11に
おいて第1の実施例と同一のものについては、同一の符
号で示したため、その説明を省略する。
【0055】§3−2.第3の実施例の動作 次に、第3の実施例を図12を参照して説明する。な
お、図12は、教示用マニピュレータ1の先端速度に応
じてオルゴール28を鳴らすルーチンである。また、図
12において、ステップs12−1〜ステップs12−
10までは上述した図9に示すステップs9−1〜ステ
ップs9−10と同一であるため、その説明を省略す
る。ここで、第4の実施例において、ステップs12−
1〜ステップs12−10の処理が終了したとする。
【0056】次に、ステップs12−11においては、
先端速度v(K)の絶対値をレジスタvに書き込む。次
に、ステップs12−12に進む。ステップs12−1
2においては、レジスタvに設定された値を、D/Aコ
ンバータ21に出力する。D/Aコンバータ21は、こ
のレジスタvに設定されている値をアナログ信号に変換
する。D/Aコンバータ21の出力信号はサーボドライ
バ22、モータ23を介して出力され、傘歯車24,2
5を回転させる。したがって、傘歯車24,25の回転
により、ドラム26が回転しその突起の場所に応じて発
音体27がはじかれる。これにより、先端速度v(k)の
大きさに応じた楽音が出力される。次に、ステップs1
2−13に進む。ステップs12−13においては、移
動距離x(k)をx(k-1)に代入する。
【0057】§4.第4の実施例 次に、第4の実施例を図13、図14を参照して説明す
る。なお、図13は教示用マニピュレータ1の先端位置
を制限する場合の教示手順を表す図であり、図14は教
示用マニピュレータ1の先端位置を制限する場合の音発
生ルーチンを表す図である。なお、第4の実施例の構成
は上述した他の実施例と同一であるため、その説明を省
略する。
【0058】教示者は、ワークを準備するとともに電源
を投入する。次に、パーソナルコンピュータ3のキーボ
ードを操作して、実ロボットの機種を入力する(ステッ
プs13−1)。次に、ステップs13−2に進む。
【0059】ステップs13−2においては、パーソナ
ルコンピュータ3はステップs13−1において入力さ
れた機種のデータを読み出し、アーム長L1,L2、手首
長r4〜r6、ロボット形状、回転角度最大値θmax、回
転角度最小値θminを各々所定のメモリ値に設定する。
次に、ステップs13−4に進む。
【0060】ステップs13−4においては、パーソナ
ルコンピュータ3のキーボードから教示用マニピュレー
タ1の先端が動作範囲の制約を受けるか否かを設定す
る。また、ステップs13−4において、制約を受ける
と入力された場合には、ステップs13−3に進む。ス
テップs13−3においては、教示用マニピュレータ1
の先端の動作範囲が制約される面、例えば、xy平面、
yz平面、xz平面が指定されるとともに、指定した面
と干渉する成分(例えば、zx平面ならば先端位置のy
成分)の値が指定される。次に、ステップs13−5に
進む。なお、ステップs13−4において、制約を受け
ないと判断された場合には、その後、ステップs13−
3を行うことなくステップs13−5に進む。ステップ
s13−5においては、教示者が教示データ名をキーボ
ードから入力する。次にステップs13−6に進む。
【0061】ステップs13−6においては、教示者が
教示を行う。そして、パーソナルコンピュータ3は一定
時間(10ミリセカント)毎に位置検出信号P0〜P5を
読み込み、位置検出信号P0〜P5に基づいて教示データ
を作成する。ステップs13−7においては、パーソナ
ルコンピュータ3は教示データをフロッピーディスク4
に教示データを書き込む。
【0062】次に、ステップs13−6の教示処理の過
程を図14を参照して、さらに詳細に説明する。なお、
ステップs14−1〜ステップs14−9については、
図9に示すステップs9−1〜ステップs9−9と同一
であるため、その説明を省略する。次に、ステップs1
4−10においては、ステップs13−3で指定した成
分(例えば、zx平面ならば先端位置のy成分)が制限
値を越えていないか否かを判断する。この判断処理の結
果「false」と判断された場合には、ステップs1
4−11に進む。
【0063】ステップs14−11においては、パーソ
ナルコンピュータ3が警告音を発生する。上述したよう
に、音高を変化させても、発信間隔を変化させてもいず
れでもよい。なお、ステップs14−10において、
「true」と判断された場合、および上述したステッ
プs14−11の処理を終了した後は、直ちに図14に
示す処理を終了する。その後、図13に示すステップs
13−6に戻る。
【0064】次に、ステップs13−6においては、教
示モード終了入力がなされていなければ、図14に示す
処理を繰り返して行う。その後、教示者が必要なデータ
を教示した後、パーソナルコンピュータ3のキーボード
から、教示モード終了入力を行うとステップs13−7
に進む。そして、上述したように教示したデータをフロ
ッピーディスク4に書き込み、処理を終了する。
【0065】§5.他の変形例 次に、図5に示す動作範囲チェック警告音発生ルーチン
の他の実施例について、図15を参照して説明する。
【0066】ステップs15−1からステップs15−
8については、図5(図9または図12)に示すフロー
チャートと同一であるため、その説明を省略する。次
に、ステップs15−9においては、各軸の角速度およ
びリミットまでの角度を求めリミットに到達するまでの
時間を求める。この処理について、図16を参照してさ
らに説明する。
【0067】まず、ステップs16−1においては時間
Tの最大値である「1000」を代入する。次に、ステ
ップs16−2〜ステップs16−6に進む。このステ
ップs16−2〜ステップs16−6の処理は、レジス
タaxisが「0」〜「5」の値である間行われる。そ
して、レジスタaxisの値が「6」になると、このル
ープを抜ける。
【0068】まず、ステップs16−2においては、実
マニピュレータの0軸の軸角度が「0」以上であるか否
かを判断する。この判断処理によって、「true」と
判断された場合には、ステップs16−3に進み、制限
最大値θamax[0]との差が差eに書き込まれる。一
方、「false」と判断された場合には、ステップs
16−4に進み、制限最小値θamin[0]との差がeに
書き込まれる。次に、ステップs16−5に進む。
【0069】ステップs16−5においては、角速度ω
をステップs16−5に示す式に基づいて算出する。次
に、ステップs16−6に進む。ステップs16−6に
おいては、時間tを求める。この時間tは、t=e/ω
として定義されている。次に、ステ16−7に進む。ス
テップs16−7においては、時間tが時間Tより小さ
いか否かを判断する。この判断において、「true」
と判断された場合には、ステップs16−8に進み、時
間Tに時間tの値を代入する処理を行う。その後、ステ
ップs16−2に戻る。
【0070】そして、上述したように、ステップs16
−2〜ステップs16−6までの処理を繰り返し行い、
レジスタaxisの値が「6」になると、ループを抜け
る。これにより、動作範囲に到達するまでの時間Tが求
められることとなる。次に、図5に示すステップs15
−10に進む。
【0071】ステップs15−10においては、時間T
が予め定めた制限時間最小値Tmin以下になったか否か
を判断する。この処理において、「true」と判断さ
れた場合には、ステップs15−11に進む。ステップ
s15−11においては、警告音を発生する。次に、ス
テップs15−12に進む。また、ステップs15−1
0において、「false」と判断された場合において
は、警告音を発生することなく、ステップs15−12
に進む。
【0072】ステップs15−12においては、レジス
タaxisに「0」を代入する処理を行う。次に、ステ
ップs15−13に進む。ステップs15−13におい
ては、1時刻前の各軸角度に現在の各軸角度を入力す
る。次に、ステップs15−14に進む。ステップs1
5−14においては、レジスタaxisを「1」インク
リメントする処理を行う。次に、ステップs15−15
に進む。ステップs15−15においては、レジスタa
xisが「6」以上であるか否かを判断する処理を行
う。そして、レジスタaxisが「6」以上であった場
合には、処理を終了する。また、ステップs15−2に
おいて、「false」と判断された場合においても、
他の処理を行うことなく処理を終了する。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の発明にあっては、音を
発生する手段が演算手段によって算出されたアーム先端
位置と基準データとを比較し、この比較結果に基づいて
音を発生するため、教示者に知らせることができる。
【0074】請求項2に記載の発明にあっては、音を発
生する手段が演算手段によって算出されたアーム先端の
移動速度に応じて音を発生するため、教示者に知らせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における産業用ロボットの教
示システムの外観図である。
【図2】本発明の一実施例における産業用ロボットの教
示システムのデータの流れを表す図である。
【図3】本発明の一実施例におけるフローチャートであ
り、教示手順を表す図である。
【図4】本発明の一実施例におけるマニピュレータおよ
び手首のモデルを表す図である。
【図5】本発明の一実施例におけるフローチャートであ
り、動作範囲チェック警告音の音発生ルーチンを表す図
である。
【図6】本発明の一実施例におけるフローチャートであ
り、動作範囲のリミットチェックルーチンを表す図であ
る。
【図7】本発明の一実施例における警告音の音量と動作
角度との関係を表す図である。
【図8】本発明の一実施例における警告音の発信間隔△
Tと動作角度との関係を表す図である。
【図9】本発明の一実施例におけるフローチャートであ
り、マニピュレータ先端速度に反比例した間隔で発信音
を発生させる音発生ルーチンを表す図である。
【図10】本発明の一実施例における警告音の発信間隔
とマニピュレータ先端速度との関係を表す図である。
【図11】本発明の一実施例における産業用ロボットの
教示システムの外観図である。
【図12】本発明の一実施例におけるフローチャートで
あり、マニピュレータ先端速度に応じてオルゴールを鳴
らすルーチンを表す図である。
【図13】本発明の一実施例におけるフローチャートで
あり、マニピュレータ先端位置を制限する場合の教示手
順を表すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施例におけるフローチャートで
あり、マニピュレータ先端位置に制限する場合の音発生
ルーチンを表す図である。
【図15】本発明の一実施例におけるフローチャートで
あり、動作範囲チェック警告音の音発生ルーチンを表す
図である。
【図16】本発明の一実施例におけるフローチャートで
あり、動作範囲に到達するまでの時間Tの算出ルーチン
を表す図である。
【符号の説明】
1 教示用マニピュレータ 2 カウンタモジュール 3 パーソナルコンピュータ 4 フロッピーディスク 5 教示スイッチ 6 I/Oボード 7 BUSインターフェース 8〜13 連結装置 8a〜13a エンコーダ 14,15 アーム 16,17,18 手首 19 ケーブル 20 おもり 21 D/Aコンバータ 22 サーボドライバ 23 モータ 24,25 傘歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアームと、 前記各アーム間を回動自在に連結する連結装置と、 前記各アームの回転角度を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力を読み込み、この読み込んだデータ
    に基づいてアーム先端位置を算出する演算手段と、 前記演算手段によって算出されたアーム先端位置と基準
    データとを比較し、この比較結果に基づいて音を発生す
    る手段とを具備してなる産業用ロボットの教示装置。
  2. 【請求項2】 複数のアームと、 前記各アーム間を回動自在に連結する連結装置と、 前記各アームの回転角度を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力を一定時間が経過する毎に読み込
    み、この読み込んだデータに基づいてアーム先端の移動
    速度を算出する演算手段と、 前記演算手段によって算出されたアーム先端の移動速度
    に応じて音を発生する手段とを具備してなる産業用ロボ
    ットの教示装置。
JP22183192A 1992-08-20 1992-08-20 産業用ロボットの教示装置 Withdrawn JPH0663882A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001525263A (ja) * 1997-12-06 2001-12-11 エラン・シャルトエレメンテ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 高い安全性が要求される技術設備、特にマニピュレータの監視のための監視・制御装置及び方法
WO2011153569A1 (de) * 2010-06-08 2011-12-15 Keba Ag Verfahren zum programmieren oder vorgeben von bewegungen oder abläufen eines industrieroboters
US9579795B2 (en) 2011-05-10 2017-02-28 Sony Corporation Robot device, method of controlling the same, and program for controlling the same

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