JPH0663123B2 - 肩パッド及びその製造方法 - Google Patents
肩パッド及びその製造方法Info
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- JPH0663123B2 JPH0663123B2 JP5091192A JP5091192A JPH0663123B2 JP H0663123 B2 JPH0663123 B2 JP H0663123B2 JP 5091192 A JP5091192 A JP 5091192A JP 5091192 A JP5091192 A JP 5091192A JP H0663123 B2 JPH0663123 B2 JP H0663123B2
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- Japan
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- shoulder pad
- shoulder
- core
- shape
- core body
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上着(ブラウス、コー
ト、ジャケット等)の肩に接当する部分に内側から取り
付けて、その部分の形を整え、上着のデザインを維持す
るための肩パッドに関する。
ト、ジャケット等)の肩に接当する部分に内側から取り
付けて、その部分の形を整え、上着のデザインを維持す
るための肩パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の肩パッドには、図10で示すよう
に、大小大きさを異とする不織布21からなる芯地素材22
を中央部(肩当て頂部23付近)が膨らみを持つように順
に重ね合わせて接着し、肩にフィットするように彎曲状
に曲げたもの(特開昭52-58643号公報参照)等があっ
た。
に、大小大きさを異とする不織布21からなる芯地素材22
を中央部(肩当て頂部23付近)が膨らみを持つように順
に重ね合わせて接着し、肩にフィットするように彎曲状
に曲げたもの(特開昭52-58643号公報参照)等があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記肩パッ
ドは、彎曲断面24が図10に示すように、肩当て前部25
から後部26にかけて平行に積層した積層面となっている
ので、彎曲形状が平らな方向に戻ろうとする力(図10
における上方矢印方向参照)の方が強く働き、肩当て前
端部27及び肩当て後端部28が肩から浮き上がってしま
い、肩パッドと肩とのなじみが大変悪い上、肩当て頂部
23においても、肩とのフィット性に欠けてしまう。
ドは、彎曲断面24が図10に示すように、肩当て前部25
から後部26にかけて平行に積層した積層面となっている
ので、彎曲形状が平らな方向に戻ろうとする力(図10
における上方矢印方向参照)の方が強く働き、肩当て前
端部27及び肩当て後端部28が肩から浮き上がってしま
い、肩パッドと肩とのなじみが大変悪い上、肩当て頂部
23においても、肩とのフィット性に欠けてしまう。
【0004】特にクリーニングなどをする度に前記芯地
素材22は平らな方向に近づいて変形してしまい、肩パッ
ドのソフト性や弾力性も弱くなってしまう。また、上述
のように彎曲断面24の積層の目が横目になっていると、
その目に沿って折れやすくなり、上着の重量に耐えられ
なくなると、肩先に接当する部分が落ち込んでしまい、
型崩れし、上着自体も変形してしまう。
素材22は平らな方向に近づいて変形してしまい、肩パッ
ドのソフト性や弾力性も弱くなってしまう。また、上述
のように彎曲断面24の積層の目が横目になっていると、
その目に沿って折れやすくなり、上着の重量に耐えられ
なくなると、肩先に接当する部分が落ち込んでしまい、
型崩れし、上着自体も変形してしまう。
【0005】本発明は、上述の問題点を克服して、製造
技術的に安価な態様で、且つクリーニング等による変形
や、端部の浮き上がりや肩先に接当する部分の落ち込み
が生じることなく、ソフト性・弾力性を維持でき、肩と
のなじみ(フィット性)が大変良い肩パッド及びその製
造方法を提供することを目的としている。
技術的に安価な態様で、且つクリーニング等による変形
や、端部の浮き上がりや肩先に接当する部分の落ち込み
が生じることなく、ソフト性・弾力性を維持でき、肩と
のなじみ(フィット性)が大変良い肩パッド及びその製
造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の技術的手段を講じる。即ち、中心部厚
肉の略半楕円形を有し、肩当て前部、肩当て頂部、肩当
て後部が一体的に肩の形状に適合して逆U字型に彎曲さ
れてなる芯体と、その芯体を包囲するカバー体とを備え
た肩パッドにおいて、前記芯体は、前記肩当て前部の先
端部と肩当て後部の先端部を結ぶ線分方向と積層方向が
一致するよう積層された不織布を一体的に熱圧縮成形し
てなることを特徴とし、その製造方法としては、不織布
の所定枚数を積層して結合一体化した所定厚さを有する
不織布の積層体を作成し、この積層体の積層方向が肩パ
ッドの肩当て前部の先端部と肩当て後部の先端部を結ぶ
線分方向と一致する方向になるよう、積層体を切断、型
抜き、熱圧縮成形して肩パットの芯体を成形し、この芯
体をカバー体で包囲して形成することを特徴としてい
る。また、前記芯体を成形するにあたっては、積層体を
切断して芯布を作成し、この芯布を肩パットの形状に型
抜き裁断にて芯素材を作成し、この芯素材を熱圧縮成形
したり、前記積層体を切断して芯布を作成し、この芯布
を熱圧縮加工によって肩パットの形状に型抜き成形する
ことを特徴としている。
に、本発明は次の技術的手段を講じる。即ち、中心部厚
肉の略半楕円形を有し、肩当て前部、肩当て頂部、肩当
て後部が一体的に肩の形状に適合して逆U字型に彎曲さ
れてなる芯体と、その芯体を包囲するカバー体とを備え
た肩パッドにおいて、前記芯体は、前記肩当て前部の先
端部と肩当て後部の先端部を結ぶ線分方向と積層方向が
一致するよう積層された不織布を一体的に熱圧縮成形し
てなることを特徴とし、その製造方法としては、不織布
の所定枚数を積層して結合一体化した所定厚さを有する
不織布の積層体を作成し、この積層体の積層方向が肩パ
ッドの肩当て前部の先端部と肩当て後部の先端部を結ぶ
線分方向と一致する方向になるよう、積層体を切断、型
抜き、熱圧縮成形して肩パットの芯体を成形し、この芯
体をカバー体で包囲して形成することを特徴としてい
る。また、前記芯体を成形するにあたっては、積層体を
切断して芯布を作成し、この芯布を肩パットの形状に型
抜き裁断にて芯素材を作成し、この芯素材を熱圧縮成形
したり、前記積層体を切断して芯布を作成し、この芯布
を熱圧縮加工によって肩パットの形状に型抜き成形する
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係る肩パッドの芯体は、成形素材であ
る不織布の積層方向が肩パッドの肩当て前部の先端部と
肩当て後部の先端部を結ぶ線分方向と一致して形成され
ているので、肩当て頂部から肩当て前部及び肩当て後部
にかけての伸縮性に優れ肩とのフィット性、弾力性が充
分に維持できる。また、肩当て前部と肩当て後部の先端
部分ではほとんど一枚ものの不織布となっているので、
逆にその部分での伸縮性はなく、しかも、肩先部から首
元部にかけてが一枚ものなので肩先で積層の目に沿って
落ち込む心配も全くなく、全体的に常に逆U字型に彎曲
を保持しようとする力が生じて、型崩れすることがな
い。
る不織布の積層方向が肩パッドの肩当て前部の先端部と
肩当て後部の先端部を結ぶ線分方向と一致して形成され
ているので、肩当て頂部から肩当て前部及び肩当て後部
にかけての伸縮性に優れ肩とのフィット性、弾力性が充
分に維持できる。また、肩当て前部と肩当て後部の先端
部分ではほとんど一枚ものの不織布となっているので、
逆にその部分での伸縮性はなく、しかも、肩先部から首
元部にかけてが一枚ものなので肩先で積層の目に沿って
落ち込む心配も全くなく、全体的に常に逆U字型に彎曲
を保持しようとする力が生じて、型崩れすることがな
い。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0009】図面において、図1は本発明に係る肩パッ
ドの芯体の彎曲断面を示す斜視図、図2〜図7はその製
造方法を示す一実施例の説明図である。本発明の肩パッ
ドの形状は、公知の形状と同様で図1に示すように、肩
先部1から首元部2 方向に向かって略半楕円形を有し、
その中心点当たりに相当する中心部P を一番厚肉とし
て、自然と逆U字型に彎曲成形したものである。
ドの芯体の彎曲断面を示す斜視図、図2〜図7はその製
造方法を示す一実施例の説明図である。本発明の肩パッ
ドの形状は、公知の形状と同様で図1に示すように、肩
先部1から首元部2 方向に向かって略半楕円形を有し、
その中心点当たりに相当する中心部P を一番厚肉とし
て、自然と逆U字型に彎曲成形したものである。
【0010】本発明の肩パッドは、所定枚数の不織布3
を、肩当て前部4 、肩当て頂部5 、肩当て後部6 の順に
一体的に積層させ、前記肩当て前部4 の先端部F と肩当
て後部6 の先端部R を結ぶ線分A 方向が、不織布3 の彎
曲断面7 における積層方向Bと一致するように、即ち、
前記彎曲断面7 の積層の目が前記線分A に対する垂直方
向と一致して平行状に並ぶように、熱圧縮加工により肩
の形状に適合させて成形した芯体8 から構成されてい
る。
を、肩当て前部4 、肩当て頂部5 、肩当て後部6 の順に
一体的に積層させ、前記肩当て前部4 の先端部F と肩当
て後部6 の先端部R を結ぶ線分A 方向が、不織布3 の彎
曲断面7 における積層方向Bと一致するように、即ち、
前記彎曲断面7 の積層の目が前記線分A に対する垂直方
向と一致して平行状に並ぶように、熱圧縮加工により肩
の形状に適合させて成形した芯体8 から構成されてい
る。
【0011】前記芯体8 には、更にフェルト性の一枚生
地で構成されたカバー体9 (図7参照)が包囲され、前
記芯体8 とこのカバー体9 にて肩パッドを形成してい
る。前記芯体8 は、その彎曲断面7 全体の積層の目が、
上述のように、線分A に対する垂直方向と一致して平行
した縦目となるようにしているので、肩当て頂部5にお
いては、目に沿って充分の伸縮性があり(図1の肩当て
頂部5 における矢印参照)、どのような肩幅の人でも、
その肩幅に適合でき、フィット性が高い。
地で構成されたカバー体9 (図7参照)が包囲され、前
記芯体8 とこのカバー体9 にて肩パッドを形成してい
る。前記芯体8 は、その彎曲断面7 全体の積層の目が、
上述のように、線分A に対する垂直方向と一致して平行
した縦目となるようにしているので、肩当て頂部5にお
いては、目に沿って充分の伸縮性があり(図1の肩当て
頂部5 における矢印参照)、どのような肩幅の人でも、
その肩幅に適合でき、フィット性が高い。
【0012】また、逆に肩当て前部4 及び肩当て後部6
においては、その部分がほとんど一枚ものの不織布3 と
なっているので伸縮力はなく、両端部まで上下方向に延
びきってしまう恐れがないので、型崩れすることもなく
なる。更に、肩先部1 から首元部2 方向に向かっては全
く伸縮性がないので、肩先で目に沿って折れ曲がり、落
ち込んでしまうこともなく、同時に弾力性も保持でき
る。勿論、不織布3 を使用しているので、強度があり、
耐水性、通気性に優れていることなどは言うまでもな
い。
においては、その部分がほとんど一枚ものの不織布3 と
なっているので伸縮力はなく、両端部まで上下方向に延
びきってしまう恐れがないので、型崩れすることもなく
なる。更に、肩先部1 から首元部2 方向に向かっては全
く伸縮性がないので、肩先で目に沿って折れ曲がり、落
ち込んでしまうこともなく、同時に弾力性も保持でき
る。勿論、不織布3 を使用しているので、強度があり、
耐水性、通気性に優れていることなどは言うまでもな
い。
【0013】次に、前記のような肩パッドを製造する方
法及び材料等の実施例について図面に基づき説明する。
極太中空糸状のコンジュゲートポリエステル繊維と低融
点を有する繊維でコートされたポリエステル繊維とのバ
インダーからなる不織布3 を図2で示すように所定枚
数、その厚み方向に積層し、接着剤は使用せずに蒸気プ
レスにて熱圧縮して各層を結合させ、図3で示すよう
な、ブロック状の一体化した所定厚さ(略、肩パッドの
前後方向幅に相当する厚さ)を有する不織布3 の積層体
10を作成する。
法及び材料等の実施例について図面に基づき説明する。
極太中空糸状のコンジュゲートポリエステル繊維と低融
点を有する繊維でコートされたポリエステル繊維とのバ
インダーからなる不織布3 を図2で示すように所定枚
数、その厚み方向に積層し、接着剤は使用せずに蒸気プ
レスにて熱圧縮して各層を結合させ、図3で示すよう
な、ブロック状の一体化した所定厚さ(略、肩パッドの
前後方向幅に相当する厚さ)を有する不織布3 の積層体
10を作成する。
【0014】この積層体10の積層方向(矢印B )を肩パ
ッドの前後方向に対応させ、しかも中心部P を一番厚肉
として自然に膨らみを持たせ、端部(肩当て前部4 や肩
当て後部6 、首元部2 に相当する部分)は薄肉となるよ
う、図4で示すように交互のはすかけ状に、積層体10の
積層方向B の目を縦に半円弧線11を描いて切断し(この
場合、図4右側に示すように肩当て頂部5 側から削り取
っていっても、図4左側に示すように肩当て前部4 と肩
当て後部6 側から削り取っていっても構わない。)、図
5に示すような半円筒状の芯布12を作成する。
ッドの前後方向に対応させ、しかも中心部P を一番厚肉
として自然に膨らみを持たせ、端部(肩当て前部4 や肩
当て後部6 、首元部2 に相当する部分)は薄肉となるよ
う、図4で示すように交互のはすかけ状に、積層体10の
積層方向B の目を縦に半円弧線11を描いて切断し(この
場合、図4右側に示すように肩当て頂部5 側から削り取
っていっても、図4左側に示すように肩当て前部4 と肩
当て後部6 側から削り取っていっても構わない。)、図
5に示すような半円筒状の芯布12を作成する。
【0015】次に、前記芯布12を肩パッド形状に型抜き
裁断して図6に示すような芯素材13を作成し、更に前記
芯素材13を熱圧縮加工して図1に示すような芯体8 を成
形する。最後に、前記芯体8 をポリエステル等からなる
細糸不織布のフェルト状一枚生地やレーヨン、アセテー
ト等からなる裏地用生地などで構成した、芯体8 より大
き目のカバー体9 で包囲して、図7に示すような肩パッ
トが完成する。
裁断して図6に示すような芯素材13を作成し、更に前記
芯素材13を熱圧縮加工して図1に示すような芯体8 を成
形する。最後に、前記芯体8 をポリエステル等からなる
細糸不織布のフェルト状一枚生地やレーヨン、アセテー
ト等からなる裏地用生地などで構成した、芯体8 より大
き目のカバー体9 で包囲して、図7に示すような肩パッ
トが完成する。
【0016】尚、前記芯体8 の作成においては、例え
ば、前記積層体10から肩パッド形状への型抜き裁断、及
び熱圧縮加工までを一気に行ってもよいし、また、積層
体10から芯布12を切断作成し、その後、肩パッド形状へ
の型抜き裁断と熱圧縮加工を同時に行って作成してもよ
い。
ば、前記積層体10から肩パッド形状への型抜き裁断、及
び熱圧縮加工までを一気に行ってもよいし、また、積層
体10から芯布12を切断作成し、その後、肩パッド形状へ
の型抜き裁断と熱圧縮加工を同時に行って作成してもよ
い。
【0017】前記実施例では、図4で示すように、積層
体10の積層方向B の目を縦に半円弧線11を描いて切断す
ることで、結果的に肩パッドの肩当て前部4 の先端部F
と肩当て後部6 の先端部R を結ぶ線分A 方向が、不織布
3 の積層方向B と一致する形状となったが、例えば、図
8に示すように、三角柱型の不織布3'を円柱状、或いは
楕円柱状に積層一体化し、その円柱状積層体10' をスラ
イスして芯布12' を作成し、その芯布12' を、肩パッド
形状に型抜き裁断し、肩パッドの形状に適合させた彎曲
形に曲げ、熱圧縮加工を行うことで芯体8'を作成する方
法でも、結果的には上記方法で作成した完成品肩パッド
と同様に、肩当て前部4'の先端部と肩当て後部6'の先端
部を結ぶ線分A 方向が、不織布3'の彎曲断面7'の積層方
向B と一致する形状となりうるので可能である。
体10の積層方向B の目を縦に半円弧線11を描いて切断す
ることで、結果的に肩パッドの肩当て前部4 の先端部F
と肩当て後部6 の先端部R を結ぶ線分A 方向が、不織布
3 の積層方向B と一致する形状となったが、例えば、図
8に示すように、三角柱型の不織布3'を円柱状、或いは
楕円柱状に積層一体化し、その円柱状積層体10' をスラ
イスして芯布12' を作成し、その芯布12' を、肩パッド
形状に型抜き裁断し、肩パッドの形状に適合させた彎曲
形に曲げ、熱圧縮加工を行うことで芯体8'を作成する方
法でも、結果的には上記方法で作成した完成品肩パッド
と同様に、肩当て前部4'の先端部と肩当て後部6'の先端
部を結ぶ線分A 方向が、不織布3'の彎曲断面7'の積層方
向B と一致する形状となりうるので可能である。
【0018】尚、図9で示すように、不織布3 の積層体
10の積層方向B に沿って、平行状にスライスして芯布1
2" を作成し、その芯布12" を肩パッド形状に型抜き裁
断し、彎曲形に曲げ、熱圧縮加工を行うことで芯体8"を
作成する方法では、肩パッドの肩当て前部4"と肩当て後
部6"部分で、積層の目が完全に平行にはならず、多少崩
れてしまうが、これも肩当て前部4 の先端部と肩当て後
部6 の先端部を結ぶ線分A 方向が、不織布3 の積層方向
B と一致する形状の中に含めることとする。
10の積層方向B に沿って、平行状にスライスして芯布1
2" を作成し、その芯布12" を肩パッド形状に型抜き裁
断し、彎曲形に曲げ、熱圧縮加工を行うことで芯体8"を
作成する方法では、肩パッドの肩当て前部4"と肩当て後
部6"部分で、積層の目が完全に平行にはならず、多少崩
れてしまうが、これも肩当て前部4 の先端部と肩当て後
部6 の先端部を結ぶ線分A 方向が、不織布3 の積層方向
B と一致する形状の中に含めることとする。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る肩パッドの芯体8 は、不織
布3 を所定枚数その厚み方向に積層して各層を結合一体
化した所定厚さを有する不織布3 の積層体10を作成し、
この積層体10の積層方向B を肩パッドの肩当て前部4 の
先端部F と肩当て後部6 の先端部R を結ぶ線分A 方向と
一致させて、肩パットの形状に型抜き裁断、熱圧縮加工
することで成形し、この芯体8 にカバー体9 を包囲する
だけの簡単な手段で肩パッドを形成しているので、製造
技術的に安価な態様であり、且つ、肩パッド自体の変形
や、端部(肩当て前部4 や肩当て後部6 、肩先部1 に相
当する部分)の浮き上がりや肩先に接当する部分の落ち
込み等が生じることなく、ソフト性・弾力性を維持で
き、肩とのフィット性が大変良い肩パッドと成る。
布3 を所定枚数その厚み方向に積層して各層を結合一体
化した所定厚さを有する不織布3 の積層体10を作成し、
この積層体10の積層方向B を肩パッドの肩当て前部4 の
先端部F と肩当て後部6 の先端部R を結ぶ線分A 方向と
一致させて、肩パットの形状に型抜き裁断、熱圧縮加工
することで成形し、この芯体8 にカバー体9 を包囲する
だけの簡単な手段で肩パッドを形成しているので、製造
技術的に安価な態様であり、且つ、肩パッド自体の変形
や、端部(肩当て前部4 や肩当て後部6 、肩先部1 に相
当する部分)の浮き上がりや肩先に接当する部分の落ち
込み等が生じることなく、ソフト性・弾力性を維持で
き、肩とのフィット性が大変良い肩パッドと成る。
【図1】本発明に係る肩パッドの芯体の彎曲断面を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の製造方法を示す説明図で、不織布を示
すものである。
すものである。
【図3】本発明の製造方法を示す説明図で、積層体を示
すものである。
すものである。
【図4】本発明の製造方法を示す説明図で、切断線を示
すものである。
すものである。
【図5】本発明の製造方法を示す説明図で、芯布を示す
ものである。
ものである。
【図6】本発明の製造方法を示す説明図で、芯素材を示
すものである。
すものである。
【図7】本発明の製造方法を示す説明図で、完成品の肩
パッドを示すものである。
パッドを示すものである。
【図8】本発明の他の製造方法を示す要部説明図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の製造方法を示す要部説明図であ
る。
る。
【図10】従来例の肩パッドの芯体の彎曲断面を示す斜
視図である。
視図である。
1 肩先部 2 首元部 3 不織布 4 肩当て前部 5 肩当て頂部 6 肩当て後部 7 芯体の彎曲断面 8 芯体 9 カバー体 10 積層体 12 芯布 13 芯素材 A 肩当て前部の先端部と肩当て後部の先端部を結ぶ線
分 B 不織布(積層体)の積層方向 P 中心部
分 B 不織布(積層体)の積層方向 P 中心部
Claims (4)
- 【請求項1】 中心部(P) 厚肉の略半楕円形を有し、肩
当て前部(4) 、肩当て頂部(5) 、肩当て後部(6) が一体
的に肩の形状に適合して逆U字型に彎曲されてなる芯体
(8) と、その芯体(8) を包囲するカバー体(9) とを備え
た肩パッドにおいて、 前記芯体(8) は、前記肩当て前部(4) の先端部(F) と肩
当て後部(6) の先端部(R) を結ぶ線分(A) 方向と積層方
向(B) が一致するよう積層された不織布(3) を一体的に
熱圧縮成形してなることを特徴とする肩パッド。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の肩パッドの製造方
法であって、 不織布(3) の所定枚数を積層して結合一体化した所定厚
さを有する不織布(3)の積層体(10)を作成し、この積層
体(10)の積層方向(B) が肩パッドの肩当て前部(4) の先
端部(F) と肩当て後部(6) の先端部(R) を結ぶ線分(A)
方向と一致する方向になるよう、積層体(10)を切断、型
抜き、熱圧縮成形して肩パットの芯体(8) を成形し、こ
の芯体(8) をカバー体(9) で包囲して形成することを特
徴とする肩パットの製造方法。 - 【請求項3】 前記肩パットの芯体(8) の成形におい
て、 積層体(10)を切断して芯布(12)を作成し、この芯布(12)
を肩パットの形状に型抜き裁断にて芯素材(13)を作成
し、この芯素材(13)を熱圧縮成形することを特徴とする
請求項2記載の肩パットの製造方法。 - 【請求項4】 前記肩パットの芯体(8) の成形におい
て、 積層体(10)を切断して芯布(12)を作成し、この芯布(12)
を熱圧縮加工によって肩パットの形状に型抜き成形する
ことを特徴とする請求項2記載の肩パットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091192A JPH0663123B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 肩パッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091192A JPH0663123B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 肩パッド及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247707A JPH05247707A (ja) | 1993-09-24 |
JPH0663123B2 true JPH0663123B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=12871967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5091192A Expired - Lifetime JPH0663123B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 肩パッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663123B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2811161B2 (ja) * | 1995-03-10 | 1998-10-15 | 株式会社新研 | パットの成形・袋詰め装置 |
JP4783584B2 (ja) * | 2004-04-30 | 2011-09-28 | 株式会社東洋クオリティワン | 衣料・衣服用パッド、その製造方法及び衣料・衣服 |
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1992
- 1992-03-09 JP JP5091192A patent/JPH0663123B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH05247707A (ja) | 1993-09-24 |
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