JPH0663057U - 防災用保護衣 - Google Patents

防災用保護衣

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JPH0663057U
JPH0663057U JP1065293U JP1065293U JPH0663057U JP H0663057 U JPH0663057 U JP H0663057U JP 1065293 U JP1065293 U JP 1065293U JP 1065293 U JP1065293 U JP 1065293U JP H0663057 U JPH0663057 U JP H0663057U
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JP
Japan
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bag
mask
opening
head
protective clothing
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Pending
Application number
JP1065293U
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English (en)
Inventor
良一 今成
久美子 今成
Original Assignee
今成繊維工業株式会社
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Publication date
Application filed by 今成繊維工業株式会社 filed Critical 今成繊維工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震や火災等の災害時において、頭部保護だ
けでなく、熱や煙、粉塵等からも身体を保護することが
できる保護衣を提供する。 【構成】 衣服本体1の喉部付近を二重構造として上方
に開口部を有する袋体5を形成するとともに、該袋体5
の開口部縁部にマスク3を袋体5への出入自在となるよ
うに取付ける。また、頭部から首部を覆う袋形の頭巾2
の頭部を二重構造として前方に開口部を有する袋体10
を形成し、該袋体の中にタオル等の柔軟な布体を出入自
在となるように収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、地震や火災などの災害時に身体を保護するために用いられる防災 用保護衣に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
防災用の保護衣として知られるものは、身体の頭部から首部を一体的に覆うよ うに、厚手の布地を用いて袋状に形成された頭巾が一般的である。 また、特殊なものとしては、消防士が装着しているような難燃性の素材で作ら れたコートと、硬性部材で作られた頭部保護具と頭部保護具に連設された首部を 保護するスカート部からなる、いわゆるヘルメットとを組み合わせたものがある 。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかし、単なる頭巾では、防災時において落下物等から頭部を保護することは できるが、火災等の場合に、熱や煙、粉塵などから身体を保護することはできな いとともに、それに対応する手段も何ら講じられていない。
【0004】 一方、消防士等が装着する特殊な保護衣においては、落下物等から頭部を保護 することだけでなく、熱からも身体を保護することができ、さらに、マスクが装 備されることにより煙や粉塵からも身体を保護することができるが、一般の人が このような特殊な保護衣を準備しておくことは費用の面や利用する頻度の割合か らみて不適当であるとともに常備品としては収納に煩わしく不向きである。また 、万一と言う時のために携帯用として持ち歩くこともできない。 本願考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、以下の記載の考案 の完成によりその目的を達成することができたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本願考案は、身体の上半身前部から後部及び腕部を一体的に覆うとともに、頭 部から首部をゆったりと覆う袋形の頭巾、いわゆるフードと呼ばれるものを有し 、頭部を裾部の中に入れて被るようにして装着する衣服、又は身体の頭部から首 部、喉部及び肩部を一体的に覆う頭巾からなり、頭から被るようにして装着する 衣服において、衣服本体の喉部付近を二重構造として上方に開口部を有する袋体 を形成し、該袋体の開口部縁部に袋体への出入自在となるようにマスクを取付け てなるものである。
【0006】 また、頭巾の頭部を二重構造として前方に開口部を有する袋体を形成し、該袋 体の中にタオルなどの柔軟な布体を出入自在となるように収納したものである。 さらに、衣服及び/又は頭巾を難燃性素材としたものであるとともに、マスク に防煙、防塵フィルターを内蔵してなるものでもある。
【0007】
【作用】
普段は、マスクを折り畳んで喉部付近に形成した袋体の中へ収納しておき、災 害時に袋体よりマスクを取出し通常のマスクと同様に装着することにより、煙や 粉塵から身体が保護されることとなる。マスクは袋体開口部縁部に取付けられて いるので、マスク装着時は煙等が下方の喉付近から入り込むことを防ぐこととな る。
【0008】 また、頭部の袋体の中に収納されているタオル等の柔軟な布体はそのままでも 頭部保護用の緩衝材として作用するが、負傷の際に必要に応じて取出し、包帯等 の代わりとして応急処置に対応することとなる。
【0009】
【実施例】
以下、本願考案の実施例を図面に基づいて説明する。本願考案の防災用保護衣 全体は、難燃性素材からなっており、図1に示すとおり、衣服本体(1)の喉部 付近を二重構造として上方に開口部を有する袋体(5)を形成する。袋体(5) は、喉部付近から胸部付近まで縦方向へ切り込みを入れ、ファスナー(7)によ り開閉自在とし、該ファスナー(7)を開くことにより形成される三角状の空間 部に二重構造の襠部を設け、該襠部を袋状とすることにより袋体(5)を形成す る。袋体(5)は、ファスナー(7)の閉時は、衣服本体(1)の内側へ収納さ れ袋体(5)の開口部(6)も窄まった状態であるが、ファスナー(7)の開時 は、衣服本体(1)の表面に露出し袋体(5)の開口部(6)も拡がった状態と なる。また、袋体は図5又は図6に示すように、襠部を設けず単に喉部付近に袋 体(25)を形成しその開口部をファスナー(27)により開閉自在となるよう にしたものでもよいし、喉部付近に形成した袋体(35)を覆うように頭巾(3 2)の顎部付近端部左右どちらか一方を適度に延長し、ホック(37)等の金具 により袋体(35)の露出、被覆が自在となるようにしてもよい。
【0010】 マスク(3)は、図2に示すように、袋体(5)の開口部(6)縁部に縫い着 ける。マスク(2)は、縫い目から折り畳むことにより袋体(5)内への収納が 可能となるとともに、使用時に袋体(5)から容易に取り出すことができ、かつ 、分離して紛失することがないように取付ける。また、マスクの取付けはこれに 限らず、図4に示すように、マスク(13)の下方縁部と袋体(5)の開口部( 6)縁部に互いに結合される面テープ(8,9)をそれぞれ設け、必要に応じて 着脱自在となるようにしてもよい。
【0011】 但し、ボタン等の止め具のように止め具間に適度な間隔を有してマスクを取付 けるようにすると、着脱は自在となるが止め具と止め具の間から煙や粉塵が進入 する恐れがあるので、マスクの下方縁部はなるべく連続的に取付けたほうがよい 。尚、マスクは防煙、防塵フィルターが内蔵された構造となっている。
【0012】 また、図3の示すように、頭巾(2)の頭部を二重構造として袋体(10)を 形成する。頭巾はキルティング地のような肉厚の素材を用いる。該袋体(10) の中には、タオル等の柔軟な布体(15)を出入自在となるように収納し、該袋 体(10)が容易に落ちないように、又二重構造とした頭巾がずれないように該 袋体(10)の前方開口部(14)縁部に面テープ(11a,11b)をそれぞ れ設ける。
【0013】 このように構成された防災用保護衣は、災害の際、頭部を裾部の中へ入れて被 るようにして装着し、必要に応じ喉部付近に設けた袋体の中からマスクを取出し 装着して避難し、負傷の際は頭部に設けた袋体より布体を取出し応急処置を施す ことに用いる。
【0014】
【効果】
以上のように本願考案によれば、特殊な保護衣を準備しなくても十分に頭部保 護だけでなく、熱や煙、粉塵などから身体を保護することが可能となる。しかも 簡単に小さく折り畳んで収納することができるので、常備品として収納するにも 嵩張らず有効であるとともに、携帯用として持ち歩けば万一という時に何処でも 容易に装着することができ、不慮の災難から身体を保護することができることと なる。
【0015】 さらに、普段はマスクは袋体の中へ収納されているので、普段着として用いて も何ら違和感がないとともに、頭部の袋体の中にタオル等が収納されるので、ス ポーツウエアとして適したものとすることもでき、防災用保護衣に限らず広く衣 服として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案の防災用保護衣を示す全体図。
【図2】 マスクの取付構造を示す部分拡大図。
【図3】 頭巾部の構造を示す部分拡大断面図。
【図4】 マスクの取付構造の他の実施例を示す部分拡
大図。
【図5】 マスクを収納する袋体の構造の他の実施例を
示す部分拡大図。
【図6】 マスクを収納する袋体の構造の他の実施例を
示す部分拡大図。
【図7】 本願考案の防災用保護衣の他の実施例を示す
全体図。
【符号の説明】
A,A′・・・・・・防災用保護衣 1 ・・・・・・衣服本体 2 ・・・・・・頭巾(フード) 3,13・・・・・・マスク 5,10・・・・・・袋体 7 ・・・・・・ファスナー 8,9,11・・・・面テープ 15 ・・・・・・布体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の上半身前部から後部及び腕部を一
    体的に覆うとともに頭部から首部を覆う袋形の頭巾を有
    する衣服において、喉部付近を二重構造として上方に開
    口部を有する袋体を形成し、該袋体の開口部縁部に出入
    自在となるようにマスクを取付けてなることを特徴とす
    る防災用保護衣。
  2. 【請求項2】 身体の頭部から首部、喉部及び肩部を一
    体的に覆う頭巾において、喉部付近を二重構造として上
    方に開口部を有する袋体を形成し、該袋体の開口部縁部
    に出入自在となるようにマスクを取付けてなることを特
    徴とする防災用保護衣。
  3. 【請求項3】 頭巾の頭部を二重構造として前方に開口
    部を有する袋体を形成し、該袋体の中にタオルなどの柔
    軟な布体が出入自在となるように収納されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の防災用保護衣。
  4. 【請求項4】 衣服及び/又は頭巾は、難燃性素材から
    なることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災用保
    護衣。
  5. 【請求項5】 マスクは、防煙、防塵フィルターを内蔵
    してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災
    用保護衣。
JP1065293U 1993-02-17 1993-02-17 防災用保護衣 Pending JPH0663057U (ja)

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