JPH0662916A - ランドセルの開口縁補強方法 - Google Patents
ランドセルの開口縁補強方法Info
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- JPH0662916A JPH0662916A JP24731692A JP24731692A JPH0662916A JP H0662916 A JPH0662916 A JP H0662916A JP 24731692 A JP24731692 A JP 24731692A JP 24731692 A JP24731692 A JP 24731692A JP H0662916 A JPH0662916 A JP H0662916A
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- fold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 体裁がよいと共に、充分な補強強度が得られ
るランドセルの開口縁補強方法を提供する。 【構成】 横長の縁取り生地を幅方向に色分けし、主面
部の上に色が相違する横方向の襞部を設け、この襞部の
下端より主面部下端が下方に突出するようにし、該主面
部と襞部をランドセルの外面縁部に当接し、この襞部の
上方に連設する副面部を逆U字状に内側に折り返して縁
を被包・縁取りしてなる。
るランドセルの開口縁補強方法を提供する。 【構成】 横長の縁取り生地を幅方向に色分けし、主面
部の上に色が相違する横方向の襞部を設け、この襞部の
下端より主面部下端が下方に突出するようにし、該主面
部と襞部をランドセルの外面縁部に当接し、この襞部の
上方に連設する副面部を逆U字状に内側に折り返して縁
を被包・縁取りしてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランドセルの開口縁補
強方法に関するものである。
強方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、「図4」及び「図5」に示すごと
く、ランドセル本体10の主収納部の開口縁を、断面逆
U字条の縁取生地20aで、一方側の側板12aから前
板14を通って他方側側板12bに渡って一連に被包す
ると共に、該縁取生地20aを開口縁に逢着したランド
セルの開口縁補強方法が汎用されている。
く、ランドセル本体10の主収納部の開口縁を、断面逆
U字条の縁取生地20aで、一方側の側板12aから前
板14を通って他方側側板12bに渡って一連に被包す
ると共に、該縁取生地20aを開口縁に逢着したランド
セルの開口縁補強方法が汎用されている。
【0003】そして、上記縁取生地20aは、ランドセ
ル本体10の両側板12a,12bと前板14との縫合
部上端が裂け易いので補強する目的と、両側板12a,
12bと前板14の木端及び両者の縫合上端部を隠蔽し
て体裁を向上することを目的としている。なお、[図
5」中、25は縫い糸を示すものである。
ル本体10の両側板12a,12bと前板14との縫合
部上端が裂け易いので補強する目的と、両側板12a,
12bと前板14の木端及び両者の縫合上端部を隠蔽し
て体裁を向上することを目的としている。なお、[図
5」中、25は縫い糸を示すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記縁取生地
20aは、その幅を大きく設定すると補強効果は向上す
るが体裁が悪くなり、体裁を考慮すると充分な補強効果
は期待できないという課題を有している。
20aは、その幅を大きく設定すると補強効果は向上す
るが体裁が悪くなり、体裁を考慮すると充分な補強効果
は期待できないという課題を有している。
【0005】また、狭い幅で大きな補強力を得るには、
縁取生地20aの厚みを厚くすればよいことになるが、
厚い縁取生地20aは屈曲部等を有する複雑な形状の部
位の縁取り(「縁巻き」とも称する。)には襞が発生し
て極端に体裁を悪くするという課題を有している。
縁取生地20aの厚みを厚くすればよいことになるが、
厚い縁取生地20aは屈曲部等を有する複雑な形状の部
位の縁取り(「縁巻き」とも称する。)には襞が発生し
て極端に体裁を悪くするという課題を有している。
【0006】なお、上記襞とは、「図4」に示すように
側板12a,12bの上端が上方に突出する湾曲辺とな
っている場合、縁取生地20aは図示状態でその上辺側
に比較して下辺側が短くなる。そして、この上下両辺の
寸法差は縁取生地20aの伸縮で通常は該襞が生じない
ように処理しているが、縁取生地20aの肉厚が厚いと
伸縮性が低下するのでこの上下両辺の寸法差が襞となっ
て現れるものである。なお、この襞は本発明の襞部22
と区別するため、以下では「縦襞」と言うことにする。
側板12a,12bの上端が上方に突出する湾曲辺とな
っている場合、縁取生地20aは図示状態でその上辺側
に比較して下辺側が短くなる。そして、この上下両辺の
寸法差は縁取生地20aの伸縮で通常は該襞が生じない
ように処理しているが、縁取生地20aの肉厚が厚いと
伸縮性が低下するのでこの上下両辺の寸法差が襞となっ
て現れるものである。なお、この襞は本発明の襞部22
と区別するため、以下では「縦襞」と言うことにする。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、体裁がよいと共に、充分な補強強度が得
られるランドセルの開口縁補強方法を提供することを目
的としたものである。
されたもので、体裁がよいと共に、充分な補強強度が得
られるランドセルの開口縁補強方法を提供することを目
的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、長尺な縁取生地20を、幅方向で色違
いとなるように着色し、上記縁取生地20は幅方向一端
側を下方に向け、その下部の所定幅を主面部21とな
し、この主面部21の上端に添った第一折曲線31で外
面側どうしが重なるように折り返し、さらに、主面部2
1の下端より所定の寸法上方によった位置に適合する第
二折曲線32で今度は裏面側どうしが重なるように折り
返して、襞内面部22aと上記主面部21とは色違いの
襞外面部22bとからなる襞部22を設け、上記襞部2
2を有した縁取生地20を、その主面部21と襞部22
とがランドセル本体10の外面側で開口縁部に沿うよう
になすと共に、該ランドセル本体10の一方側側板12
aから前板14を通って他端側側板12bに達するまで
一連に接合し、該襞部22より上方に連続する所定幅の
副面部23はランドセル本体10の裏面側に逆U字状に
折り返して両側板12a,12bと前板14との上端を
被包・縁取りし、上記主面部21と襞部22と副面部2
3とをランドセル本体10の開口縁部に縫合するように
なした技術的手段を講じたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、長尺な縁取生地20を、幅方向で色違
いとなるように着色し、上記縁取生地20は幅方向一端
側を下方に向け、その下部の所定幅を主面部21とな
し、この主面部21の上端に添った第一折曲線31で外
面側どうしが重なるように折り返し、さらに、主面部2
1の下端より所定の寸法上方によった位置に適合する第
二折曲線32で今度は裏面側どうしが重なるように折り
返して、襞内面部22aと上記主面部21とは色違いの
襞外面部22bとからなる襞部22を設け、上記襞部2
2を有した縁取生地20を、その主面部21と襞部22
とがランドセル本体10の外面側で開口縁部に沿うよう
になすと共に、該ランドセル本体10の一方側側板12
aから前板14を通って他端側側板12bに達するまで
一連に接合し、該襞部22より上方に連続する所定幅の
副面部23はランドセル本体10の裏面側に逆U字状に
折り返して両側板12a,12bと前板14との上端を
被包・縁取りし、上記主面部21と襞部22と副面部2
3とをランドセル本体10の開口縁部に縫合するように
なした技術的手段を講じたものである。
【0009】
【作用】次に、本発明の作用を説明する。まず、本発明
の縁取生地20は、ランドセル本体10の内面には副面
部23が、外面には主面部21と襞内面部22aと襞外
面部22bとが重なり、ランドセル本体10の開口木端
は副面部23をランドセル本体10の内側に折り返すこ
とで隠蔽され、また、縁取生地20は開口縁部外面側で
は三重に、内面側では一重に、合計四重に、重なること
でその部位を補強する作用を呈する。
の縁取生地20は、ランドセル本体10の内面には副面
部23が、外面には主面部21と襞内面部22aと襞外
面部22bとが重なり、ランドセル本体10の開口木端
は副面部23をランドセル本体10の内側に折り返すこ
とで隠蔽され、また、縁取生地20は開口縁部外面側で
は三重に、内面側では一重に、合計四重に、重なること
でその部位を補強する作用を呈する。
【0010】特に、本発明は、襞部22を設けてあるた
め、薄い縁取生地20を使用しても、それを重ね合わせ
ることで大きな補強力が得られる作用を有すると共に、
該縁取生地20が薄いことは、その伸縮性を有効に利用
して、屈曲部等においても縦襞を生じないように縁取り
が行える作用を呈する。
め、薄い縁取生地20を使用しても、それを重ね合わせ
ることで大きな補強力が得られる作用を有すると共に、
該縁取生地20が薄いことは、その伸縮性を有効に利用
して、屈曲部等においても縦襞を生じないように縁取り
が行える作用を呈する。
【0011】そして、縁取生地20を幅方向で色違いと
なるように着色し、主面部21の上に色違いの襞部22
を、該主面部21が下方に突出するように重ねているの
で、縁取生地20の幅が広くなっても、色が相違するこ
とで斬新な意匠的な表現作用と、あたかも幅の狭い縁取
りが上下に二段になされたかのように表現され体裁を悪
化しない作用とを呈するものである。
なるように着色し、主面部21の上に色違いの襞部22
を、該主面部21が下方に突出するように重ねているの
で、縁取生地20の幅が広くなっても、色が相違するこ
とで斬新な意匠的な表現作用と、あたかも幅の狭い縁取
りが上下に二段になされたかのように表現され体裁を悪
化しない作用とを呈するものである。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面にしたがっ
て説明する。
て説明する。
【0013】まず、本発明は長尺な縁取生地20を、幅
方向で色違いとなるように着色する。
方向で色違いとなるように着色する。
【0014】上記着色は通常は染色で行われるが、その
他、塗装・印刷等の従来公知な方法を採用してもよいこ
とは無論である。また、着色する色は適宜選定すればよ
いが、意匠的に目立つようになすため一色(望ましく
は、主面部21の色)は必ずランドセル本体10の表地
とは色が異なるようになしてあり、本実施例では「図
3」に二点鎖線で示す色分け線100の上方がランドセ
ル本体10の表地と同色の着色面部101、下方がそれ
とは異なる色に着色した着色面部102としている。な
お、この色分け線100は、「図3」では上下中央より
多少下に下がった位置となしてあるが、この色分け線1
00の位置は、後述する襞部22の襞外面部22b以上
(「図3」では第四折曲線33より上方)とはならず、
同じく後述する、襞部22の下端(「図2」の線L1)
以下に下がらない範囲(「図3」で第一折曲線31より
下方であってもよい。)であればよい。
他、塗装・印刷等の従来公知な方法を採用してもよいこ
とは無論である。また、着色する色は適宜選定すればよ
いが、意匠的に目立つようになすため一色(望ましく
は、主面部21の色)は必ずランドセル本体10の表地
とは色が異なるようになしてあり、本実施例では「図
3」に二点鎖線で示す色分け線100の上方がランドセ
ル本体10の表地と同色の着色面部101、下方がそれ
とは異なる色に着色した着色面部102としている。な
お、この色分け線100は、「図3」では上下中央より
多少下に下がった位置となしてあるが、この色分け線1
00の位置は、後述する襞部22の襞外面部22b以上
(「図3」では第四折曲線33より上方)とはならず、
同じく後述する、襞部22の下端(「図2」の線L1)
以下に下がらない範囲(「図3」で第一折曲線31より
下方であってもよい。)であればよい。
【0015】そして、上記縁取生地20は幅方向一端側
を下方に向け、その下部の所定幅を主面部21となし、
この主面部21の上端に添った第一折曲線31で外面側
どうしが重なるように折り返し、さらに、主面部21の
下端より所定の寸法上方によった位置に適合する第二折
曲線32で今度は裏面側どうしが重なるように折り返し
て、襞内面部22aと上記主面部21とは色違いの襞外
面部22bとからなる襞部22を設けてある。
を下方に向け、その下部の所定幅を主面部21となし、
この主面部21の上端に添った第一折曲線31で外面側
どうしが重なるように折り返し、さらに、主面部21の
下端より所定の寸法上方によった位置に適合する第二折
曲線32で今度は裏面側どうしが重なるように折り返し
て、襞内面部22aと上記主面部21とは色違いの襞外
面部22bとからなる襞部22を設けてある。
【0016】すなわち、上記縁取生地20は、横長にし
て横方向の襞部22を設けてあり、この襞部22の下方
(「図2」において線L1の下方)には下(「図2」に
おいて該襞部22の内面側、すなわち右側)に重なる異
色の主面部21の一部が突出する(「図2」に線L2で
示す主面部の下端が、線L1で示した襞部22の下端よ
り図下方に位置する。)ようになしてある。
て横方向の襞部22を設けてあり、この襞部22の下方
(「図2」において線L1の下方)には下(「図2」に
おいて該襞部22の内面側、すなわち右側)に重なる異
色の主面部21の一部が突出する(「図2」に線L2で
示す主面部の下端が、線L1で示した襞部22の下端よ
り図下方に位置する。)ようになしてある。
【0017】そして、上記襞部22を有した縁取生地2
0を、その主面部21と襞部22とがランドセル本体1
0の外面側で開口縁部に沿うようになすと共に、該ラン
ドセル本体10の一方側側板12aから前板14を通っ
て他端側側板12bに達するまで一連に接合し、該襞部
22より上方に連続する所定幅の副面部23はランドセ
ル本体10の裏面側に逆U字状に折り返して両側板12
a,12bと前板14との上端を被包、縁取りしてあ
る。
0を、その主面部21と襞部22とがランドセル本体1
0の外面側で開口縁部に沿うようになすと共に、該ラン
ドセル本体10の一方側側板12aから前板14を通っ
て他端側側板12bに達するまで一連に接合し、該襞部
22より上方に連続する所定幅の副面部23はランドセ
ル本体10の裏面側に逆U字状に折り返して両側板12
a,12bと前板14との上端を被包、縁取りしてあ
る。
【0018】上記ランドセル本体10は従来公知なもの
で、底板12cの両側に直角状に折り曲げた側版12
a,12bを連設してなる襠部材12の後辺側に、背板
13の両側辺部と底辺部とを縫合し、該襠部材12の前
辺側には、前板13の両側辺部と底辺部とを縫合して形
成されているのも従来と同じである。
で、底板12cの両側に直角状に折り曲げた側版12
a,12bを連設してなる襠部材12の後辺側に、背板
13の両側辺部と底辺部とを縫合し、該襠部材12の前
辺側には、前板13の両側辺部と底辺部とを縫合して形
成されているのも従来と同じである。
【0019】なお、上記ランドセル本体10は、その背
板13の上端に冠蓋11の基端部が逢着され、この冠蓋
11の自由端は図では省略したが「サガリ」と称する一
方側係止具が取り付けられ、また、底板12cの外面に
は他方側係止具(図示せず)が取付けられ、該冠蓋11
の自由端側は底板12c(場合によっては、前板14ま
たは、その外面側に取付けられる副収納体40の副収納
部前板42でもよい。)に着脱可能に係止されるように
なしてあるのも従来と同じである。
板13の上端に冠蓋11の基端部が逢着され、この冠蓋
11の自由端は図では省略したが「サガリ」と称する一
方側係止具が取り付けられ、また、底板12cの外面に
は他方側係止具(図示せず)が取付けられ、該冠蓋11
の自由端側は底板12c(場合によっては、前板14ま
たは、その外面側に取付けられる副収納体40の副収納
部前板42でもよい。)に着脱可能に係止されるように
なしてあるのも従来と同じである。
【0020】さらに、上記ランドセル本体10は、図で
は省略したが、背板13の外面に一対の背負帯の上端が
取付けられ、この背負帯の下端は底板12cに取付けら
れるようになしてあるのも従来と同じである。
は省略したが、背板13の外面に一対の背負帯の上端が
取付けられ、この背負帯の下端は底板12cに取付けら
れるようになしてあるのも従来と同じである。
【0021】そして、上記縁取生地20による開口縁の
縁取りは、「図2」に最も明らかに示すごとく、ランド
セル本体10の生地(この生地は「図2」では側板12
aであって、基板12dの外面に表地12eを重ねてな
り、該基板12dと表地12eとの間には補強材12f
を介装してある。)の外面側には、その主面部21が重
なると共に該主面部21の外面側に襞部22が重なり、
また上記生地の内面側には副面部23が重なるようにな
してある。なお、副面部23をランドセル本体10の裏
面側に逆U字状に折り返すには、「図3」に示す第三折
曲線33と第四折曲線34で二回直角状に折り曲げれば
よいが、実際にはこの第三折曲線33と第四折曲線34
とは明確に存在するものでなく該第三折曲線33と第四
折曲線34との間で半円弧状に折り返した状態に近いも
の、言い換えると「図2」に示す断面コの字状より断面
逆U字状に近いものとなる。
縁取りは、「図2」に最も明らかに示すごとく、ランド
セル本体10の生地(この生地は「図2」では側板12
aであって、基板12dの外面に表地12eを重ねてな
り、該基板12dと表地12eとの間には補強材12f
を介装してある。)の外面側には、その主面部21が重
なると共に該主面部21の外面側に襞部22が重なり、
また上記生地の内面側には副面部23が重なるようにな
してある。なお、副面部23をランドセル本体10の裏
面側に逆U字状に折り返すには、「図3」に示す第三折
曲線33と第四折曲線34で二回直角状に折り曲げれば
よいが、実際にはこの第三折曲線33と第四折曲線34
とは明確に存在するものでなく該第三折曲線33と第四
折曲線34との間で半円弧状に折り返した状態に近いも
の、言い換えると「図2」に示す断面コの字状より断面
逆U字状に近いものとなる。
【0022】そして、上記主面部21と襞部22と副面
部23とをランドセル本体10の開口縁部に縫合してな
る。
部23とをランドセル本体10の開口縁部に縫合してな
る。
【0023】上記縫合は、「図2」に最も明らかに示す
ごとく、縫い糸25によって従来法で行われるのは無論
である。
ごとく、縫い糸25によって従来法で行われるのは無論
である。
【0024】なお、図中、40は副収納部で、この副収
納部40は、柔軟性の襠部材41の後辺側をランドセル
本体10の襠部材12a,12bと前板14との間に挿
入して共に縫合し、該襠部材41の前辺側には副収納部
前板42を縫合し、さらに、該襠部材41の途中には仕
切43を取付けてある。また、50は該副収納部前板4
2の外面に取付けたポケット部で、上部開口にファスナ
ー51を設け、前面部52には時間割等の透視窓53,
54を設けてある。さらに、60は上記副収納部40の
膨縮を調整する緊締帯を示すものである。
納部40は、柔軟性の襠部材41の後辺側をランドセル
本体10の襠部材12a,12bと前板14との間に挿
入して共に縫合し、該襠部材41の前辺側には副収納部
前板42を縫合し、さらに、該襠部材41の途中には仕
切43を取付けてある。また、50は該副収納部前板4
2の外面に取付けたポケット部で、上部開口にファスナ
ー51を設け、前面部52には時間割等の透視窓53,
54を設けてある。さらに、60は上記副収納部40の
膨縮を調整する緊締帯を示すものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のごときであるので、縁取
生地20を折り重ねることで、充分な強度を有したラン
ドセルの開口縁補強方法を提供できるものである。
生地20を折り重ねることで、充分な強度を有したラン
ドセルの開口縁補強方法を提供できるものである。
【0026】また、本発明は縁取生地20を折り重ねる
ことで、いたずらに該縁取生地20を肉厚なものとする
必要性がなくなるので、伸縮性に富んだ薄手の縁取生地
20が採用でき、その結果、縁取部位に縦襞が生じない
体裁のよいランドセルの開口縁補強方法を提供できるも
のである。
ことで、いたずらに該縁取生地20を肉厚なものとする
必要性がなくなるので、伸縮性に富んだ薄手の縁取生地
20が採用でき、その結果、縁取部位に縦襞が生じない
体裁のよいランドセルの開口縁補強方法を提供できるも
のである。
【0027】さらに、本発明は、縁取生地20を色分け
したため、主面部21と襞部22(外襞面22b)とが
異なる色になるため、観る者にとっては、主面部21の
幅は襞部22より下方に突出する幅のみと見え、結果と
して幅が広くて補強力の大きい主面部21を幅が狭いよ
うに見せかけ、体裁を悪化せずに補強力を向上できる効
果を有するものである。
したため、主面部21と襞部22(外襞面22b)とが
異なる色になるため、観る者にとっては、主面部21の
幅は襞部22より下方に突出する幅のみと見え、結果と
して幅が広くて補強力の大きい主面部21を幅が狭いよ
うに見せかけ、体裁を悪化せずに補強力を向上できる効
果を有するものである。
【0028】なお、従来のランドセルは、背板と、付属
金具、縫合糸とを除いた主要部全外面は単一色とするの
が通常であったが、本発明は異色(必ずしも全部がラン
ドセルと色が異なるものではなく、少なくとも、主面部
21の襞部22より下方に突出部位が異色)の縁取生地
20を採用することで、前板14と側版12a,12b
との連結部がより一体的に見え、スッキリとして、か
つ、該連結部の強固性を表現できる斬新なデザインのラ
ンドセルの開口縁補強方法を提供できるものである。
金具、縫合糸とを除いた主要部全外面は単一色とするの
が通常であったが、本発明は異色(必ずしも全部がラン
ドセルと色が異なるものではなく、少なくとも、主面部
21の襞部22より下方に突出部位が異色)の縁取生地
20を採用することで、前板14と側版12a,12b
との連結部がより一体的に見え、スッキリとして、か
つ、該連結部の強固性を表現できる斬新なデザインのラ
ンドセルの開口縁補強方法を提供できるものである。
【図1】本発明ランドセルの開口縁補強方法により製造
された、ランドセルの一部切欠斜視図である。
された、ランドセルの一部切欠斜視図である。
【図2】「図1」のA−A線部断面図である。
【図3】本発明に使用される縁取生地の部分展開平面図
である。
である。
【図4】従来法によって製造された、ランドセルの一部
切欠斜視図である。
切欠斜視図である。
【図5】「図4」のB−B線部断面図である。
10 ランドセル本体 12a 側板 12b 側板 14 前板 20 縁取生地 21 主面部 22 襞部 22a 襞内面部 22b 襞外面部 23 副面部 31 第一折曲線 32 第二折曲線
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺な縁取生地(20)を、幅方向で色
違いとなるように着色し、 上記縁取生地(20)は幅方向一端側を下方に向け、そ
の下部の所定幅を主面部(21)となし、この主面部
(21)の上端に添った第一折曲線(31)で外面側ど
うしが重なるように折り返し、さらに、主面部(21)
の下端より所定の寸法上方によった位置に適合する第二
折曲線(32)で今度は裏面側どうしが重なるように折
り返して、襞内面部(22a)と上記主面部(21)と
は色違いの襞外面部(22b)とからなる襞部(22)
を設け、 上記襞部(22)を有した縁取生地(20)を、その主
面部(21)と襞部(22)とがランドセル本体(1
0)の外面側で開口縁部に沿うようになすと共に、該ラ
ンドセル本体(10)の一方側側板(12a)から前板
(14)を通って他端側側板(12b)に達するまで一
連に接合し、該襞部(22)より上方に連続する所定幅
の副面部(23)はランドセル本体(10)の裏面側に
逆U字状に折り返して両側板(12a,12b)と前板
(14)との上端を被包・縁取りし、 上記主面部(21)と襞部(22)と副面部(23)と
をランドセル本体(10)の開口縁部に縫合するように
なしたランドセルの開口縁補強方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247316A JPH0771527B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | ランドセルの開口縁補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247316A JPH0771527B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | ランドセルの開口縁補強方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662916A true JPH0662916A (ja) | 1994-03-08 |
JPH0771527B2 JPH0771527B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=17161588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4247316A Expired - Fee Related JPH0771527B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | ランドセルの開口縁補強方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0771527B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6922975B1 (en) | 1999-07-21 | 2005-08-02 | Kanebo Cosmetics, Inc. | Cosmetic material sheet and method for manufacture of the sheet and apparatus for use in the manufacture |
JP2014183859A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-10-02 | Seiban:Kk | 背負い鞄 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP4247316A patent/JPH0771527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6922975B1 (en) | 1999-07-21 | 2005-08-02 | Kanebo Cosmetics, Inc. | Cosmetic material sheet and method for manufacture of the sheet and apparatus for use in the manufacture |
JP2014183859A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-10-02 | Seiban:Kk | 背負い鞄 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0771527B2 (ja) | 1995-08-02 |
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