JPH0662784U - ディスクの回転駆動装置のロータ装置 - Google Patents

ディスクの回転駆動装置のロータ装置

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JPH0662784U
JPH0662784U JP269193U JP269193U JPH0662784U JP H0662784 U JPH0662784 U JP H0662784U JP 269193 U JP269193 U JP 269193U JP 269193 U JP269193 U JP 269193U JP H0662784 U JPH0662784 U JP H0662784U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータ部に薄肉フレームを用いることにより
発生しやすいFGマグネットのはがれを防止した薄型の
ディスクの回転駆動装置を提供することを目的とする。 【構成】 ロータフレーム4の外周部にディスクを係合
するシャフトと略直角に設けたフランジ部9にFGマグ
ネット5と、ロータフレーム4の垂下部の内周側に駆動
マグネット14を固着させる。フランジ部9には複数の
穴部11aと、この穴部11aの外周部をFGマグネッ
ト設定面とは逆の面から設定面側に沈みこませるように
曲げ加工を施した突起部12aを設け、この突起部12
aによってできた空間13aにFGマグネットを一体的
に成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気ディスク等の円盤型記憶媒体の回転駆動装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
情報記憶装置として、ディスク径3.5インチ用フロッピーディスク装置が広 く用いられているが、最近これを駆動するための厚さ1/2インチ,10mmのデ ィスク装置が強く要求されている。
【0003】 以下に、従来のディスクの回転駆動装置について説明する。 図11は従来の回転駆動装置の断面図を示すものである。図12は従来の一体 成形した周波数発電機用マグネット(以下FGマグネットと略記する)部の断面 説明図である。図11,図12において21はシャフト、22はスピンドルハブ 、23は駆動ピン、24はロータフレーム、25はFGマグネット、26はハブ マグネット、27は潤性シート、28は回転レバー、29はロータフレーム24 のフランジ部、30は駆動マグネット、31はコイル、32はプリント基板、3 3はFGマグネットはがれ防止用穴部、34は面取部である。
【0004】 図に示すように、軸受ハウジングにボール軸受と焼結メタル軸受が固定され、 両軸受の内周部に挿入されて回転自在に支持されたシャフト21の一方にスピン ドルハブ22を介して、外周部にシャフト21と略直角に設けたフランジ部29 のあるカップ状のロータフレーム24を設け、ロータフレーム24の外周の垂下 部内側に駆動マグネット30を設け、ロータフレーム24の外周のフランジ部2 9にFGマグネット25を設ける。上記軸受ハウジングはプリント基板32に固 定され、さらに絶縁された積層ステータコアにコイル31が巻回されて、各相の コイル端はプリント基板32に半田付けされて、ステータコアは軸受ハウジング に固定されている。
【0005】 スピンドルハブ22の表面には潤性シート27を貼設し、この潤性シート27 の面より上方に突出するように弾性材の回動レバー28の先端に駆動ピン23を 設け、回動レバー28は支柱を中心として回動可能となされている。
【0006】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置について、以下その動作につ いて説明する。
【0007】 ディスク(図示せず)のシャフト係合孔にシャフト21が係合し、駆動ピン係 合孔に駆動ピン23が係合し、ディスクはモータと一体となって回転する。金属 製のディスクハブは、ロータフレーム24に一体成形されて磁化されたハブマグ ネット26に吸着することにより、潤性シート27の貼られたスピンドルハブ2 2の上にディスクハブが密着する。
【0008】 一体成形マグネットのはがれ防止構造は、図11,図12に示されるように、 ロータフレームに穴部を設け、マグネット設定面の逆面側に面取部を設けて、さ らにロータフレームのマグネット設定面側の穴部はマグネット設定面より出てい ない。
【0009】 FGマグネット25は、ロータフレーム24の外周部にシャフト21に略直角 に設けたフランジ部29のプリント基板30対向面側に構成し、このフランジ部 29にFGマグネットはがれ防止用の複数の穴部33を設け、その穴部のロータ フレーム天面側にFGマグネットはがれ防止のための面取部34を設けてFGマ グネット25のはがれ防止を施している。
【0010】 また、ハブマグネット26の位置のロータフレーム24の数カ所に一体成形マ グネットはがれ防止用の穴36を設け、ロータフレームの逆天面側に面取りをし て、ハブマグネット26を固定成形している。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
図12のようなフランジ部に穴を設け、その穴のロータフレーム天面側に面取 りをし、FGマグネットはがれ防止をする従来の構成は、板厚が0.8mmや0. 6mm以上のものでおこなっている。
【0012】 しかしながら、モータの薄型化に伴いロータフレームの板厚をさらに薄く、た とえば0.4mmの板厚になった場合は、フランジ部に設けた穴に面取りを施すこ とが大変困難であり、ヒートサイクル試験などの耐熱性が悪くなり、FGマグネ ットのはがれ防止ができないという問題を有していた。
【0013】 また、同様に薄肉のロータフレームに一体的に成形するハブマグネットでも、 面取りによるはがれ防止ができないという問題を有していた。
【0014】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、組立作業の合理化やさらなる薄 型化を実現することのできるFGマグネット,ハブマグネットを一体的に成形す るロータ部フレームを有するディスクの回転駆動装置のロータ装置を安価に提供 することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案のディスクの回転駆動装置のロータ装置は ロータ部をロータフレームとフランジフレームに分割し、あるいは同一材料で1 個として構成する。
【0016】 ハブマグネットの位置のロータフレームには数ヵ所にハブマグネット側にフレ ーム突起部のあるはがれ防止の穴を設ける。また、ロータ部のフランジ部にはF Gマグネット側に突起部のあるはがれ防止の穴を複数個設け、薄いフレーム材の 場合においてもマグネットはがれ防止の効果が得られるようにし、ハブマグネッ トとFGマグネットをロータ部フレームに一体的に成形する。
【0017】 また、リング形状の金属製のフランジフレーム面にゴム製のFGマグネットを 貼り、フランジフレームの内径部端面をロータフレームの外周部に固定する。
【0018】
【作用】
ハブマグネットとFGマグネットとをロータ部フレームに一体的に成形する構 成によって、組立作業の合理化ができる。
【0019】 薄肉の板厚のロータ部フレームに一体的にマグネットを形成するので、薄型の 回転駆動装置のロータ構造を安価に供給することができる。
【0020】
【実施例】
(実施例1) 以下本考案の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】 図1は本考案の第1の実施例におけるディスクの回転駆動装置のロータフレー ムフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図、図2はロータフレームフラン ジ部のはがれ防止用穴部の断面説明図である。
【0022】 図1,図2において4はロータフレーム、5はFGマグネット、9はロータフ レーム4のフランジ部、10はプリント基板、11aはFGマグネット5のはが れ防止用穴部、12aはFGマグネット5のはがれ防止用穴部11a外周の突起 部、13aは突起部12aでできた空間、14は駆動マグネット、15はプリン ト基板上の発電線素群である。
【0023】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のFGマグネッ ト部について、図1を参照しながら説明する。
【0024】 ロータフレーム4の外周部にシャフト1(図3参照)と略直角に設けたフラン ジ部9にFGマグネット5を備え、そのロータフレーム4の垂下部の内周側に駆 動マグネット14を固着させている。
【0025】 フランジ部9には複数の穴部11aと、この穴部11aの外周部をFGマグネ ット5設定面とは逆の面からその設定面側に沈みこませるように曲げ加工を施し た突起部12aを設け、フランジ部9の突起部12aによってできた空間13a を一体的に成形してはがれ防止をしたFGマグネット5を備えている。
【0026】 ディスクは一定回転数、たとえば300rpmや360rpmで回転しなくて はならないので、モータは一定回転数で回転するように制御する必要がある。F Gマグネット面に周波数発電用磁極が着磁され、その対向面のプリント基板10 面に発電線素群15よりなる発電コイルを設け、その周波数発電用磁極による発 電電圧をモータの駆動回路に供給してモータを制御している。
【0027】 (実施例2) 以下本考案の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0028】 図3は本考案の第2の実施例におけるディスクの回転駆動装置の断面図である 。
【0029】 図3において1はシャフト、2はスピンドルハブ部、3は駆動ピン、4はロー タフレーム、5はFGマグネット、6はハブマグネット、7は潤性シート、8は ステータコア、10はプリント基板、11bはハブマグネット6のはがれ防止用 穴部、12bはハブマグネット6のはがれ防止用穴部11b外周の突起部、13 bは突起部12bでできた空間、14は駆動マグネットである。ロータフレーム のフランジ部のFGマグネット部は第1の実施例と同じであるので説明は省略す る。
【0030】 図に示すように、軸受ハウジングに焼結メタル軸受を圧入固定し、モータシャ フト1の下方部を回動自在に支持している。その軸受ハウジングがプリント基板 10に固定され、コイルを巻回した絶縁されたステータコア8を固定して取り付 けるステータハウジングをプリント基板10に取り付け、各相のコイル端をプリ ント基板10に半田付けしてステータを構成する。
【0031】 モータシャフト1の上方部にはロータフレーム4の一部でスピンドルハブ部2 を構成し、スピンドルハブ部2の面には潤性シート7が貼設され、シャフト1が ロータフレーム4に圧入されている。ロータフレーム4の外周部にシャフト1と 略直角に設けたフランジ部9を設け、そのフランジ部9にFGマグネット5を一 体的に成形し、そのロータフレーム4の垂下部の内周側に駆動マグネット14を 固着し、ロータを構成している。また、ロータには、ディスクをチャッキングす る機構部品が具備されている。
【0032】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のハブマグネッ ト部について、以下説明する。
【0033】 ディスクの駆動原理は従来の装置と同じで、ディスクのシャフト係合孔にシャ フト1が係合し、駆動ピン係合孔に駆動ピン3が係合し、ディスクはモータと一 体となって回転する。潤性シート7の貼られたスピンドルハブ部2の上にディス クハブが乗せられ、その金属製のディスクハブはロータフレーム4と一体成形さ れ、磁化されたハブマグネット6で吸着させられている。
【0034】 ハブマグネット6の位置のロータフレーム4の数ヵ所に設けた複数の穴部11 bと、複数の穴部11bの外周部をハブマグネット6設定面とは逆の面からその 設定面側に沈みこませるように曲げ加工を施した突起部12bを設け、ハブマグ ネット6位置の突起部12bによってできた空間13bを一体的に成形してはが れ防止をしたハブマグネット6を備えている。
【0035】 (実施例3) 以下本考案の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0036】 図4は本考案の第3の実施例におけるディスクの回転駆動装置のフランジフレ ームのフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図である。
【0037】 図4において4はロータフレーム、5はFGマグネット、10はプリント基板 、11aはFGマグネット5のはがれ防止用穴部、12aはFGマグネット5の はがれ防止用穴部11a外周の突起部、13aは突起部12aでできた空間、1 4は駆動マグネット、15はプリント基板10上の発電線素群、16はフランジ フレーム、16aはフランジフレーム16のフランジ部、16bはフランジフレ ーム16のロータフレームの垂下部の外周部を覆う部分である。
【0038】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のFGマグネッ ト部について、図4を参照しながら説明する。
【0039】 ロータフレーム4の外周部にフランジフレーム16を介してFGマグネット5 を設け、そのロータフレーム4の垂下部の内周側に駆動マグネット14を固着さ せる。
【0040】 フランジフレーム16にはカップ状のロータフレーム4の垂下部の外周部を覆 う部分16bでロータフレーム4に固定するために、フランジフレーム16に円 筒覆い部16bの数ヵ所に図4のような切り込み部16cを設け、フランジフレ ーム16の円筒の覆い部16bの外径より接着剤や溶接スパッタ跡がでないよう に、その切り込み部16cでロータフレーム4とフランジフレーム16とを接着 や溶接等で固定する。
【0041】 さらに、フランジフレーム16のフランジ部16aには複数の穴部11aと、 複数の穴部11aの外周部をFGマグネット5設定面とは逆の面からその設定面 側に沈みこませるように曲げ加工を施した突起部12aを設け、フランジ部16 aの突起部12aによってできた空間13aを一体的に成形してはがれ防止をし たFGマグネット5を備えている。
【0042】 カップ状のロータフレーム4とフランジフレーム16と2ピースで構成をする ことにより、ロータフレーム4の板厚よりもフランジフレーム16の板厚を薄く して、その板厚さだけ第1の実施例よりもFGマグネット部を薄くすることがで きる。
【0043】 (実施例4) 以下本考案の第4の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0044】 図5は本考案の第4の実施例におけるディスクの回転駆動装置のフランジフレ ームのフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図である。
【0045】 図5において4はロータフレーム、5はFGマグネット、10はプリント基板 、11aはFGマグネット5のはがれ防止用穴部、12aはFGマグネット5の はがれ防止用穴部11a外周の突起部、13aは突起部12aでできた空間、1 4は駆動マグネット、15はプリント基板10上の発電線素群、16はフランジ フレーム、16aはフランジフレーム16のフランジ部、16dはフランジフレ ーム16のロータフレームの垂下部の外周部を覆うFGマグネット側に曲がった 部分である。
【0046】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のFGマグネッ ト部について、図5を参照しながら説明する。第4の実施例は第3の実施例と同 様のところがあるので、異なっているところのみ説明する。
【0047】 カップ状のロータフレーム4の垂下部の外周部に固定するフランジフレーム1 6の円筒覆い部16dをFGマグネット側に曲げて構成する。そのために薄肉の フランジフレーム16の弾性力で固定でき、フランジフレーム16が固定された ロータフレーム4を一体としてFGマグネット5の成形することもでき、その場 合FGマグネット成形充填圧により円筒覆い部16dはより強固な固定がされる 。
【0048】 (実施例5) 以下本考案の第5の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0049】 図6は本考案の第5の実施例におけるディスクの回転駆動装置のフランジフレ ームのフランジ部のFGマグネット部断面説明図である。
【0050】 図6において4はロータフレーム、5はFGマグネット、10はプリント基板 、14は駆動マグネット、15はプリント基板10上の発電線素群、16はフラ ンジフレームである。
【0051】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のFGマグネッ ト部について、図6を参照しながら説明する。
【0052】 リング形状の金属製のフランジフレーム16面にゴム製のFGマグネット5を 貼設し、前記フランジフレーム16の内径部端面をカップ状のロータフレーム4 の垂下部の外周部に固定することにより、ロータフレーム4の外周部にシャフト 1(図3参照)と略直角にFGマグネット5を備えたディスクの回転駆動装置の ロータ装置となる。
【0053】 第1,第2,第3,第4の実施例は、FGマグネットをフランジ部と一体的に 成形するように樹脂製のマグネットであったが、薄いFGマグネット部の場合は リング状のゴム製のFGマグネット5をフランジ部に貼るようにすると、同芯度 良く貼ることが困難となり高価なFGマグネット部になりやすいので、FGマグ ネット材をフランジフレーム材にあらかじめ貼り合わせた材料をリング状に打抜 けばFGマグネット5とフランジフレーム16の同芯のとれたFGマグネット部 が安価にできる。
【0054】 (実施例6) 以下本考案の第6の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0055】 図7は本考案の第6の実施例におけるロータフレームのフランジ部のはがれ防 止用穴部の断面説明図である。実施例1のはがれ防止用穴(図2)を本考案(図 7)で構成しているので、はがれ防止部の説明のみ行う。
【0056】 図7において17aはマグネットのはがれ防止用穴部、17bはマグネットの はがれ防止用穴部17aの面取部、17cはロータフレームのマグネット設定面 側にその設定面よりもフレームの一部を出した突起部である。
【0057】 ロータフレームの外周部にシャフトと略直角に設けたフランジ部に周波数発電 機用マグネットを備えたディスクの回転駆動装置において、フランジ部には図7 のような穴部17aが複数個設けられ、さらに複数の穴部の外周部に周波数発電 機用マグネット設定面とは逆面側に面取部17bを設け、その面取部のプレス工 程でロータフレームの周波数発電機用マグネット設定面側にその設定面よりもフ レームの一部を出した突起部17cを設けて、その複数個の穴部を一体成形のは がれ防止として周波数発電機用マグネットをロータフレームと一体的に成形して いる。
【0058】 (実施例7) 以下本考案の第7の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0059】 図8は本考案の第7の実施例におけるディスクの回転駆動装置のロータフレー ムのフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図である。
【0060】 図8において4はロータフレーム、5はFGマグネット、9はロータフレーム 4のフランジ部、10はプリント基板、11aはFGマグネット5のはがれ防止 用穴部、12aはFGマグネット5のはがれ防止用穴部11a外周の突起部、1 3aは突起部12aでできた空間、14は駆動マグネット、15はプリント基板 上の発電線素群、18aは段付き部、18bは段付き部18aのマグネット設定 面側突起部である。
【0061】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のFGマグネッ ト部について、図8を参照しながら説明する。
【0062】 ディスクの駆動原理は従来の装置と同じで、またロータ装置のFGマグネット はがれ防止用穴部は実施例1と同様であるので説明は省略する。ロータフレーム のフランジ部の外周端面に設けた突出した段付き部を中心に説明する。
【0063】 FGマグネット5は、ロータフレームの外周部にシャフト1に略直角に設けた フランジ部9のプリント基板10対向面側に構成され、このフランジ部9にマグ ネットはがれ防止用の複数個の穴部11aを設け、この複数の穴部11aの外周 部をFGマグネット5設定面とは逆の面からその設定面側に沈みこませるように 曲げ加工を施した突起部12aを設け、さらに、フランジ外周部の金属板のFG マグネット5設定面側をロータフレーム天面側に対して突出した段付き部18a を設け、この段付き部18aの一部をFGマグネット設定面より飛び出して突起 部18bを設け、フランジ部9の穴部と段付き部とをロータフレーム天面側のフ ランジ面よりFGマグネットが出ないようにし、その段付き部18aにFGマグ ネットで外周から抱いて、FGマグネットはがれ防止を施す。
【0064】 (実施例8) 以下本考案の第8の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0065】 図9は本考案の第8の実施例におけるディスクの回転駆動装置のロータフレー ムのフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図である。
【0066】 図9において4はロータフレーム、5はFGマグネット、9はロータフレーム 4のフランジ部、10はプリント基板、19はフランジ部の外周端面部に設けた 切り欠き部である。
【0067】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のFGマグネッ ト部について、図9を参照しながら説明する。
【0068】 ロータ装置のFGマグネットはがれ防止用穴部や突出した段付き部は実施例7 と同様であるので説明は省略する。ロータフレームのフランジ部の外周端面に設 けた切り欠き部19を中心に説明する。
【0069】 FGマグネット5は、ロータフレームの外周部にシャフト1に略直角に設けた フランジ部9のプリント基板10対向面側に構成され、このフランジ部9にマグ ネットはがれ防止用の複数個の穴部と段付き部とを設けて、FGマグネット5は がれ防止を施す。フランジ部の外周端面部を切り欠き、その切り欠き部19にマ グネット成形のゲート口を設けて、FGマグネット5をロータフレーム4と一体 成形する。金型のパーティング面がフランジ部のマグネット設定面の逆面側にな るため、プリント基板10側のマグネットの角にバリの発生がなく、バリがプリ ント基板10と接触するようなことがなく、プリント基板10とFGマグネット 5面と隙間を成形のままで構成することができる。
【0070】 (実施例9) 以下本考案の第9の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0071】 図10は本考案の第9の実施例におけるディスクの回転駆動装置のロータフレ ームのフランジ部の切り欠き部断面説明図である。
【0072】 図10において9はロータフレームのフランジ部、19はフランジ部の外周端 面部に設けた切り欠き部、19bは切り欠き部19の突出した段付き部である。
【0073】 以上のように構成されたディスクの回転駆動装置のロータ装置のロータフレー ムのフランジ部の切り欠き部について、図10を参照しながら説明する。
【0074】 本考案は実施例8のロータフレームのフランジ部の外周端面に設けた切り欠き 部に段付き部を設けたことを特徴とする。
【0075】 フランジ部の外周端面部を切り欠き、その切り欠き部19にマグネット成形の ゲート口を設けて、FGマグネットをロータフレームと一体成形する。成形後の マグネットのスプール残りを取るときにゲート部の切り欠き部19のマグネット がはずれることがあり、その対策としてフランジ部の外周端面部の切り欠き部に FGマグネット設定面側がその逆の面に対して突出した段付き部を構成して、ゲ ート部のマグネットのはがれ防止をする。
【0076】
【考案の効果】
以上のように本考案の構造では、薄肉のフランジに設けた複数穴部と穴部周辺 の突起部をプレス加工工程でつくることができ、樹脂製の成形FGマグネットの はがれ防止を容易に施すことができる。また、同様のはがれ防止をハブマグネッ トにも適用できる。ロータ部フレーム材を薄くした場合においても、FGマグネ ットやハブマグネットを一体成形で構成することができるので、薄型モータを実 現できる。
【0077】 第1から第4までと、第6から第9の実施例はFGマグネットをフランジ部と 一体的に成形するように、樹脂製のマグネットである。FGマグネットのバック ヨークとして、金属製のフランジ部が作用するので、周波数発電電圧が高く得ら れ、モータの回転精度が安定に得られる。また周波数発電機用磁極が着磁される 面振れが良く、モータのジッタが良い薄型モータができる。
【0078】 また、装置に衝撃が作用した時のロータの抜け防止のストッパが衝撃時FGマ グネット部に当たるので、衝撃力に耐え得る固定強度がFGマグネット部とロー タフレームの固定には必要である。FGマグネット単品だけでは耐えることがで きないので、FGマグネット部に構成した金属製のフランジ部で衝撃対策が実施 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例におけるロータフレーム
のフランジ部の成形FGマグネット説明断面図
【図2】本考案の第1の実施例におけるロータフレーム
のフランジ部のはがれ防止用穴部の説明断面図
【図3】本考案の第2の実施例におけるディスクの回転
駆動装置の断面図
【図4】本考案の第3の実施例におけるフランジフレー
ムのフランジ部の成形FGマグネット説明断面図
【図5】本考案の第4の実施例におけるフランジフレー
ムのフランジ部の成形FGマグネット説明断面図
【図6】本考案の第5の実施例におけるフランジフレー
ムのフランジ部の成形FGマグネット説明断面図
【図7】本考案の第6の実施例におけるロータフレーム
のフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図
【図8】本考案の第7の実施例におけるロータフレーム
のフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図
【図9】本考案の第8の実施例におけるロータフレーム
のフランジ部の成形FGマグネット部断面説明図
【図10】本考案の第9の実施例におけるロータフレー
ムのフランジ部の切り欠き部断面説明図
【図11】従来のディスクの回転駆動装置の断面図
【図12】従来例におけるロータフレームのフランジ部
の成形FGマグネット部説明断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 スピンドルハブ部 3 駆動ピン 4 ロータフレーム 5 FGマグネット 6 ハブマグネット 7 潤性シート 8 ステータコア 9 フランジ部 10 プリント基板 11a FGマグネットのはがれ防止用穴部 11b ハブマグネットのはがれ防止用穴部 12a FGマグネットのはがれ防止用穴部外周の突起
部 12b ハブマグネットのはがれ防止用穴部外周の突起
部 13a 突起部12aでできた空間 13b 突起部12bでできた空間 14 駆動マグネット 15 プリント基板上の発電線素群 16 フランジフレーム 16a フランジフレームのフランジ部 16b,16d フランジフレームの円筒覆い部 16c 切り込み部 17a マグネットのはがれ防止用穴部 17b マグネットのはがれ防止用穴部17aの面取部 17c マグネット設定面よりも出たフレームの一部の
突起部 18a 段付き部 18b 段付き部18aのマグネット設定面側突起部 19 フランジ部の外周端面部に設けた切り欠き部 19b 切り欠き部19の突出した段付き部

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータフレームの外周部にシャフトと略直
    角に設けたフランジ部に周波数発電機用マグネットを備
    えたディスクの回転駆動装置において、前記フランジ部
    には複数の穴と、前記複数の穴の外周部を前記周波数発
    電用マグネット設定面とは逆の面からその設定面側に沈
    みこませるように曲げ加工を施した穴曲げ加工部とを有
    し、前記フランジ部の穴曲げ加工部を一体的に成形した
    周波数発電機用マグネットを具備することを特徴とする
    ディスクの回転駆動装置のロータ装置。
  2. 【請求項2】金属製ディスクハブを中央部に有する磁気
    ディスクを回転駆動する回転駆動装置において、前記デ
    ィスクハブのほぼ中央部に設けられたシャフト係合孔に
    係合するモータシャフトと、前記シャフトと一体に回転
    するロータフレームと、前記ディスクハブを吸引するた
    めに着磁された磁極部を有するハブマグネットと、前記
    ハブマグネットの位置のロータフレームの数ヵ所に設け
    た複数の穴と、前記複数の穴の外周部を前記ハブマグネ
    ット設定面とは逆の面からその設定面側に沈みこませる
    ように曲げ加工を施した穴曲げ加工部とを有し、前記ハ
    ブマグネット位置の穴曲げ加工部を一体的に成形したハ
    ブマグネットを具備することを特徴とする請求項1記載
    のディスクの回転駆動装置のロータ装置。
  3. 【請求項3】ロータフレームの外周部にフランジフレー
    ムを介して周波数発電機用マグネットを備えたディスク
    の回転駆動装置において、前記フランジフレームにはカ
    ップ状の前記ロータフレームの垂下部の外周部を覆う部
    分と、フランジ部と、前記フランジ部には複数の穴と、
    前記複数の穴の外周部を前記周波数発電用マグネット設
    定面とは逆の面からその設定面側に沈みこませるように
    曲げ加工を施した穴曲げ加工部とを有し、前記フランジ
    フレームの穴曲げ加工部を一体的に成形した周波数発電
    機用マグネットをロータフレームの外周側にフランジフ
    レームの覆い部分を固定したことを特徴とするディスク
    の回転駆動装置のロータ装置。
  4. 【請求項4】ロータフレームの外周部にフランジフレー
    ムを介して周波数発電機用マグネットを備えたディスク
    の回転駆動装置において、前記ロータフレームの垂下部
    の外周部を覆う前記フランジフレーム部分を前記周波数
    発電用マグネット側に設けたことを特徴とする請求項3
    のディスクの回転駆動装置のロータ装置。
  5. 【請求項5】ロータフレームの外周部に周波数発電機用
    マグネットを備えたディスクの回転駆動装置において、
    カップ状の前記ロータフレームの垂下部の外周部に、リ
    ング形状の金属製のフランジフレームと、前記フランジ
    フレーム面に貼られたゴム製の前記周波数発電機用マグ
    ネットとを有し、前記フランジフレームの内径部端面を
    前記ロータフレームの外周部に固定したことを特徴とす
    るディスクの回転駆動装置のロータ装置。
  6. 【請求項6】ロータフレームの外周部にシャフトと略直
    角に設けたフランジ部に周波数発電機用マグネットを備
    えたディスクの回転駆動装置において、前記フランジ部
    には複数の穴と、前記複数の穴の外周部に前記周波数発
    電機用マグネット設定面とは逆面側に面取部を有し、 前記面取部のプレス工程でロータフレームの周波数発電
    機用マグネット設定面側にその設定面よりもフレームの
    一部を出して、その複数個の穴部を一体成形のはがれ防
    止として周波数発電機用マグネットをロータフレームと
    一体的に成形したことを特徴とする請求項1記載のディ
    スクの回転駆動装置のロータ装置。
  7. 【請求項7】ロータフレームの外周部にシャフトと略直
    角に設けたフランジ部に周波数発電機用マグネットを備
    えたディスクの回転駆動装置において、前記フランジ部
    には、前記周波数発電機用マグネット設定面とは逆の面
    に加工を施した複数個の穴部と、このフランジ部の外周
    端面に前記周波数発電機用マグネット設定面側がその逆
    の面に対して突出した段付き部とを有し、 前記段付き部の一部は周波数発電機用マグネット設定面
    より飛び出していて、前記フランジ部の穴部と段付き部
    とを一体的に成形した周波数発電機用マグネットを具備
    することを特徴とするディスクの回転駆動装置のロータ
    装置。
  8. 【請求項8】ロータフレームの外周部にシャフトと略直
    角に設けたフランジ部に複数個の穴を一体成形のはがれ
    防止として設けて、ロータフレームに一体的に成形して
    構成した周波数発電機用マグネットを備えたディスクの
    回転駆動装置において、前記フランジ部の外周端面部を
    切り欠き、その切り欠き部にマグネット成形のゲート口
    を設けたことを特徴とするディスクの回転駆動装置のロ
    ータ装置。
  9. 【請求項9】ロータフレームの外周部にシャフトと略直
    角に設けたフランジ部に複数個の穴を一体成形のはがれ
    防止として設けて、ロータフレームに一体的に成形して
    構成した周波数発電機用マグネットを備えたディスクの
    回転駆動装置において、前記フランジ部の外周端面部に
    切り欠きを設け、前記フランジ部の切り欠き部は周波数
    発電機用マグネット設定面側がその逆の面に対して突出
    した段付き部を構成し、前記フランジ部の穴部と段付き
    部とをその切り欠き部をマグネット成形のゲート口にし
    て一体的に成形したことを特徴とする請求項8記載のデ
    ィスクの回転駆動装置のロータ装置。
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JP2012222995A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Asmo Co Ltd 回転プレート及びモータ
WO2015140961A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 三菱電機株式会社 電動モータおよびこれを用いた電動パワーステアリング装置
JP2019033637A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社デンソー アキシャルギャップモータ

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