JPH0662587A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JPH0662587A
JPH0662587A JP4228028A JP22802892A JPH0662587A JP H0662587 A JPH0662587 A JP H0662587A JP 4228028 A JP4228028 A JP 4228028A JP 22802892 A JP22802892 A JP 22802892A JP H0662587 A JPH0662587 A JP H0662587A
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JP
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layer
stator
piezoelectric body
ultrasonic motor
elastic body
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JP4228028A
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Ryoichi Suganuma
亮一 菅沼
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Nikon Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/16Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
    • H02N2/163Motors with ring stator
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/005Mechanical details, e.g. housings
    • H02N2/0055Supports for driving or driven bodies; Means for pressing driving body against driven body

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動効率を向上することができステータの発
熱を防止する構造及び支持構造を提供する。 【構成】 圧電体4と圧電体4の励振によって進行性振
動波を発生する弾性体3とからなるステータSと、ステ
ータSに加圧接触され前記進行性振動波によって駆動さ
れるロータRとからなり、ステータSを構成する弾性体
3である第1の層Iと圧電体4である第2の層IIとの間
に、第1及び第2の層よりもバネ定数の小さい同一又は
異なる材質からなる1以上の第3の層III を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波モータに関し、
特に、ステータの構造及びその支持構造の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波モータは、低速駆
動で大出力が得られることから、各産業分野において期
待されているアクチュエータであり、その構造、動作原
理は、種々の雑誌などの文献又は特許公報等により広く
紹介されている。
【0003】まず、従来の超音波モータの構造と動作を
簡単に説明する。図15は、従来の円環型超音波モータ
の一例を示す断面図である。ロータRは、移動子1と摺
動材2とからなり、移動子1の下面に摺動材2が接着さ
れている。ステータSは、弾性体3と圧電体4とからな
り、弾性体3の下面に圧電体4が接着されている。この
弾性体3は、中立軸付近に設けられたフランジ部3aに
よって、外周が支持部材100、101に取り付けられ
ており、ロータRは、図示しない加圧機構により、ステ
ータSに加圧され接触している。
【0004】図16は、図15に示す超音波モータのス
テータの断面の一部を拡大した図である。圧電体4の上
には、印刷した後に焼成又は蒸着することにより銀等に
よる電極5が形成されている。この圧電体4は、接着剤
層6’によって弾性体3に接着されている。
【0005】図17は、図15の圧電体の形成された電
極の配置を示した図である。電極4A,4B,4C,4
Mは、圧電体4を分極するとともに、超音波モータを駆
動するための電力を供給するためのものである。図中の
+,−は、各電極4A,4B,4C,4Mの分極の方向
を表わしている。電極4A,4Bは、各々が周方向にλ
/2の長さを持つ個々の電極が集合した電極群であり、
相互にλ/4の空間的位相差を有している。電極4M
は、λ/4の長さを有する電極であり、通常は、後述す
る弾性体3に発生した進行性振動波の状態を検出するた
めに用いられる。電極4Cは、通常、共通電極と言われ
る電極であり、アース等として用いられる。圧電体4
は、前述したように弾性体3に接着されており、圧電体
4に形成された電極4A,4Bの各電極群に、相互にπ
/2の位相差を有する交流信号を印加することによっ
て、弾性体3に進行性振動波を発生させ、加圧接触した
ロータRを駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の超音波
モータは、低速駆動時に大出力を得ることが可能であり
種々の用途に応用が可能であるが、駆動効率が低いとい
う欠点があった。具体的には、DCモータが一般的に8
0%前後の駆動効率を有しているのに対して、超音波モ
ータでは、現在30〜40%程度の最大駆動効率しか得
られていない。
【0007】駆動効率が悪いということは、例えば、電
池を電源とする各種機器等においては、駆動可能時間が
著しく制限されることとなる。また、超音波モータに入
力した電力の内で、駆動出力として取り出せない電力は
熱として消費されるために、ステータの温度上昇を招
き、超音波モータの発熱に対して許容できない状態での
使用が制限され、その結果として、用途が限定されてし
まう。さらに、ステータの温度上昇により超音波モータ
の特性が変化してしまう、という問題点があった。
【0008】本発明の第1の目的は、前述の課題を解決
し、駆動効率を向上することができステータの発熱を防
止する超音波モータを提供することである。本発明の第
2の目的は、駆動効率を向上させる支持構造を有する超
音波モータを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による超音波モータは、圧電体4とその圧電
体の励振によって進行性振動波を発生する弾性体3とか
らなるステータSと、前記ステータSに加圧接触され前
記進行性振動波によって駆動されるロータRとからなる
超音波モータにおいて、前記ステータを構成する前記弾
性体である第1の層Iと前記圧電体である第2の層IIと
の間に、前記第1及び第2の層よりもバネ定数の小さい
同一又は異なる材質からなる1以上の第3の層III を設
けた構成としてある。
【0010】この場合に、前記第3の層は、前記第1の
層から前記第2の層への進行性振動波の戻りを阻止する
緩衝層であることを特徴とすることができる。また、前
記第3の層は、振動エネルギーを伝達するがそれ自身は
振動しないエネルギー貯蔵層であることを特徴とするこ
とができる。さらに、前記第3の層は、3μm以上の厚
みをもつ接着材層を含むことを特徴とすることができ
る。さらにまた、前記第3の層は、厚みを確保するため
のスペーサを含むことを特徴とすることができる。一
方、前記第3の層は、外部まで延長されて、前記ステー
タを支持することを特徴とすることができる。
【0011】
【作用】本発明によれば、ステータを構成する第1の層
である弾性体と第2の層である圧電体の間に第3の層を
設けたので、超音波モータの駆動効率を改善し、ステー
タの発熱を減少させることができる。また、振動しない
第3の層を外部まで延長して、支持するようにしたの
で、駆動効率のよい支持構造を実現できる。
【0012】
【実施例】以下、図面などを参照しながら、実施例をあ
げて、さらに詳しく説明する。図1は、本発明による超
音波モータの第1の実施例を示す部分拡大断面図であ
る。なお、以下に示す各実施例では、前述した従来例と
同様な機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重
複する説明を省略する。第1の実施例では、図1に拡大
して示すように、圧電体4上には、銀などの物質により
電極5が形成されており、弾性体3と圧電体4とが、第
3の層III によって接続されている。第3の層III は、
内部損失が少なく弾性体3及び圧電体4よりも柔らかい
物質を用いることが好ましく、例えば、エポキシ系,ウ
レタン系,アクリル系等の接着剤6により形成すること
ができる。また、第3の層III は、接着剤層6によら
ず、適切な樹脂材料等の物質を充填することにより形成
してもよい。この場合に、第3の層III を構成する接着
剤等は、電気的に不導体であることが多いので、電極5
へ駆動信号を印加するために、電極5を導電塗料等で接
続し、圧電体4の側面又は圧電体4の弾性体3と反対側
の面の使用されない電極若しくは使用されていない面に
引き出して駆動信号を接続すればよい。
【0013】ここで、従来の超音波モータにおけるステ
ータの構造と比較する。図16に示した接着剤層6’
は、図17に示す電極5の切れ目以外の電極部分では、
一般的に0.1〜3μm程度の厚さを持っている。この
実施例では、図1に示すように、第1の層Iである弾性
体3と第2の層IIである圧電体4との間に、第3の層II
I を形成することにより、超音波モータの駆動効率を向
上させるようにしたものである。なお、弾性体3,圧電
体4及び圧電体4上の電極5については、図16の場合
と同様である。接着剤層6は、図16と比較して厚くし
てあり、この実施例では、厚さは3μm以上にしてあ
る。図1,図16においては、図17で示した電極面が
弾性体3の面に接着される場合を表わしているが、その
電極面の裏面をリング状の共通電極とし、この面を接着
面として用いてもよい。この場合には、図1,図16に
示すような電極5の切れ目は表れないことになり、より
均一な接着剤層が得られる。
【0014】次に、本発明による超音波モータの基本原
理について説明する。本実施例のように、圧電体4と弾
性体3の間に、前述したような第3の層IIIを設けるこ
とにより、ステータSの振動損失を減ずることが可能と
なる。この理由を説明すると、圧電体4に駆動信号を印
加することにより、圧電体4は、図2に示すような屈曲
振動を行なう。図2における矢印の方向が振動方向であ
る。この振動が弾性体3に伝わり、前述した電極4A,
4Bにπ/2だけ位相差の異なる駆動信号が入力されて
いるために、弾性体3に進行性振動波が生成される。
【0015】このとき、弾性体3に生成された進行性振
動波から見た場合に、圧電体4は振動を妨げる要因とな
っている。つまり、進行性振動波は、常に弾性体3上を
移動している波であり、振幅の山の位置は時間とともに
弾性体3上を移動して行く。これに対して、圧電体4の
振動は、常に同一位置で振動している定在波であるの
で、これらの2つの波は、相互の振幅の位相関係が特定
の位相関係に固定されない。このため、進行性振動波か
ら見た場合に、圧電体4は、振動源であるとともに、進
行性振動波の振動を妨げる要因として働く。また、圧電
体4から見た場合には、双方の振動の位相関係によっ
て、弾性体3に対して十分に振動を伝達できない場合が
ある。
【0016】この問題を解決するために、本発明では、
圧電体4と弾性体3の間に、第3の層III として、例え
ば、接着剤層6を形成することにより、その接着剤層6
が圧電体4の振動と進行性振動波との間の抵抗を減少さ
せ、かつ、圧電体4の振動エネルギーを弾性体3に効率
よく伝える役目を行なう構造となり、駆動効率の向上を
行なうものである。このことは、従来のように、圧電体
4と弾性体3を接着剤層6’で固定接着するという考え
方とは全く異なるものである。この相違を図3を用いて
簡単に説明する。つまり、弾性体3である第1の層I
と、振動源となる圧電体4である第2の層IIとの間に、
第3の層III が接続されたモデルを考えればよい。この
場合に、圧電体4の振動は、第3の層III を介して、弾
性体3に伝えられる。この第3の層III を介して与えら
れる振動エネルギーによって、弾性体3は、振動を励起
されることになる。このような第1〜第3の層I〜III
が接続されたモデルに振動を加えた場合に、各々の層I
〜III がどのような振動運動を行なうかを考えることと
する。各々の層I〜III の振動状況は、各々の固有振動
数、コンプライアンスにより振動状況が変化する。した
がって、中間に位置する第3の層III のコンプライアン
スを適切に設定することにより、3つの層I〜III のう
ちで両側の2つの層I,IIが大きく振動して、中間の層
III がほとんど振動しない状態を設定することが可能で
ある。そして、振動源のエネルギーが小さくても弾性体
3に相当する第1の層Iの振動は大きな振動とすること
ができる。このとき、中間の第3の層III は、それ自身
ほとんど振動せずに振動エネルギーの伝達のみを行な
い、エネルギーの貯蔵層のような役割を果たすことにな
る。
【0017】このような状態を超音波モータのステータ
Sに適用すると、前述した問題を解決することが可能に
なる。すなわち、圧電体4及び弾性体3から見た振動を
阻害する要因を小さくすることが可能となる。さらに、
第3の層III である中間の層のコンプライアンスを変え
ることにより、両側の第1及び第2の層I,IIの振動状
態を大きく変えることができ、弾性体3の振動を圧電体
4の振動状態と全く異なる振動とすることも可能であ
る。このことから明らかなように、第1の層I(圧電体
4)、第2の層II(弾性体3)、第3の層III のコンプ
ライアンスを適切に設定することにより、圧電体4から
の振動エネルギーを十分に弾性体3に与えつつ、第3の
層III によるバネが弾性体3に生成された進行性振動波
からみて振動を阻害する要因となる圧電体4の影響を減
少させる働きをすることが可能となる。また、同様に圧
電体4からみて抵抗となる弾性体3の影響を減少させる
ことも可能となる。第3の層III が圧電体4より発せら
れるエネルギーを蓄積して弾性体3に伝え、また、弾性
体3に生成された進行性振動波から圧電体4に伝えられ
るエネルギーに対しても同様な働きをすることにより、
振動を阻害する要因を減少させる効果を奏するものであ
る。この働きにより、ステータSにおける発熱も減少さ
せることが可能となる。以上説明した理由により、圧電
体4と弾性体3の間に第3の層III を設けることによ
り、ステータSにおける振動損失を減ずることが可能と
なるので、超音波モータの駆動効率を向上することが可
能となる。
【0018】図4は、第1の実施例による超音波モータ
のトルク−回転数と駆動効率を従来例と比較して示す図
である。このとき、弾性体4としてインバー材、圧電体
3としてPZTを用いた点は実施例と従来例の双方に共
通であり、第1の実施例では、第3の層III としてエポ
キシ系接着剤を約6μmの厚みに塗布して接着剤層6を
形成した点が異なる。従来例の場合は、破線Aが回転
数、破線Bが駆動効率である。第1の実施例の場合は、
実線Aが回転数、実線Bが駆動効率である。このよう
に、本発明によると駆動効率を大きく向上することがで
きる。また、第3の層III のコンプライアンスを変える
ことにより、同一ステータ、同一圧電体を用いて異なる
出力特性を持つ超音波モータを作製することが可能とな
る。
【0019】図5は、本発明による超音波モータの第3
の層の厚みと消費電流の関係を示す線図である。図5の
実験例では、第3の層III としてエポキシ系接着剤を用
い、駆動速度60rpm,負荷350gfcm,電源電
圧30vrms,縦弾性係数約240kgf/mmの条
件で実験を行った。図5から明らかなように、第3の層
III は、約5〜9.5μmで消費電流が低くなることが
分かった。
【0020】図6は、本発明による超音波モータの第3
の層の縦弾性係数と消費電流の関係を示す線図である。
図6の実験例では、第3の層III としてエポキシ系2液
混合型の接着剤を用いた場合であり、主剤と硬化剤の混
合比、異なる銘柄のエポキシ系接着剤を用いて縦弾性係
数を変化させた場合の消費電力の変化をとったデータで
ある。この場合にも、駆動速度60rpm,負荷350
gfcm,電源電圧30vrmsとし、第3の層III の
厚みは、6μmの条件としたた。図6から明らかなよう
に、縦弾性係数が200kgf/mm付近で消費電流が
低くなることが分かった。
【0021】図7〜図12は、本発明による超音波モー
タの第2〜第7の実施例を示す部分拡大断面図である。
なお、以下に説明する各実施例では、弾性体3,圧電体
4,電極5などは、第1の実施例と同様である。これら
第2〜第7の実施例は、第3の層III の厚みを、簡易な
方法で均一にすることを可能にしている。図7の実施例
は、第3の層III として樹脂材料層8を用いたものであ
り、その樹脂材料層8を接着剤層6で接着してある。な
お、樹脂材料層8は、1種類の樹脂材料のみでなく他の
物質でもよく、また、接着剤層6の厚みを大きくして樹
脂材料層8と併せて第3の層III としてもよい。
【0022】図8の実施例は、電極5の面粗さを粗く仕
上げ、第3の層III を形成するようにしたものである。
この場合には、銀ペースト等を印刷し、焼成して電極を
作製するときに、銀ペースト等の粒度を必要に応じて粗
くして使用したり、銀ペーストを印刷・焼成するときの
条件などによって、ボイドと呼ばれるガスが発生する際
にできるクレータ状の突起部を利用することができる。
【0023】図9の実施例は、電極5の上に2回印刷し
て、その電極の一部を凸形状部5aとし、第3の層III
を形成するようにしたものである。図10の実施例は、
第3の層III を設けるために、矩形断面のスペーサ9を
用いた例である。この方法は、第2の実施例についても
同様に行なうことが可能である。その場合には、スペー
サの位置を隣あう電極5の間に設定すると、さらによい
結果が得られる。図11の実施例は、接着剤層6に金属
又は樹脂などの微粉末10を混入し、その微粉末の粒径
によって第3の層III を形成するようにしたものであ
る。図12の実施例では、円形断面を持つ樹脂繊維や金
属の微細線などの線状部材11を用いたものである。
【0024】図13,図14は、本発明による超音波モ
ータの第8,第9の実施例を示す部分拡大断面図であ
る。これらの実施例は、図7,図12の実施例を発展さ
せて、ステータの支持方法を改良したものである。つま
り、スペーサ12や線状部材13のコンプライアイスを
適切に設定すれば、スペーサ12,線状部材13は振動
しないために、そのスペーサ12,線状部材13をステ
ータSの外部まで延長し、支持部材100,101によ
って支持したものである。
【0025】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。例えば、第3の層の厚さ、用いる材料の
特性を変えることにより、同一の弾性体、同一の圧電体
によっても異なる特性の超音波モータを簡単に作製する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、第1の層と第2の層との間に第3の層を設けたの
で、第3の層を持たない従来の超音波モータに比較し
て、駆動効率を大きく向上することができ、ステータの
発熱を減ずることができる。
【0027】また、第3の層をステータ外部まで延長
し、ステータを支持することにより、ステータの支持に
よる駆動効率の低下を非常に少なくすることができ、駆
動効率の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波モータの第1の実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図2】本発明の圧電体の屈曲振動を説明する図であ
る。
【図3】本発明の超音波モータの第1〜第3の層をモデ
ル化した説明図である。
【図4】第1の実施例におけるトルク−回転数と駆動効
率を従来例と比較して示す図である。
【図5】第1の実施例における第3の層の厚みと消費電
流の関係を示す線図である。
【図6】第1の実施例における第3の層の縦弾性係数と
消費電流の関係を示す線図である。
【図7】本発明による超音波モータの第2の実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図8】本発明による超音波モータの第3の実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図9】本発明による超音波モータの第4の実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図10】本発明による超音波モータの第5の実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図11】本発明による超音波モータの第6の実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図12】本発明による超音波モータの第7の実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図13】本発明による超音波モータの第8の実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図14】本発明による超音波モータの第9の実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図15】従来の円環型超音波モータの一例を示す断面
図である。
【図16】図15に示す超音波モータのステータの断面
の一部を拡大した図である。
【図17】図15の圧電体の形成された電極の配置を示
した図である。
【符号の説明】
1 移動子 2 摺動材 3 弾性体(第1の層I) 4 圧電体(第2の層II) 4A 入力電極 4B 入力電極 4C 共通電極 4M モニタ電極 5 電極 III 第3の層 6 接着剤層 7 接着剤層 8 樹脂材料層 9 スペーサ 10 粉末 11 線状部材 12 スペーサ 13 線状部材 100 支持部材 101 支持部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体とその圧電体の励振によって進行
    性振動波を発生する弾性体とからなるステータと、 前記ステータに加圧接触され前記進行性振動波によって
    駆動されるロータとからなる超音波モータにおいて、 前記ステータを構成する前記弾性体である第1の層と前
    記圧電体である第2の層との間に、前記第1及び第2の
    層よりもバネ定数の小さい同一又は異なる材質からなる
    1以上の第3の層を設けたことを特徴とする超音波モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記第3の層は、前記第1の層から前記
    第2の層への進行性振動波の戻りを阻止する緩衝層であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の超音波モータ。
  3. 【請求項3】 前記第3の層は、振動エネルギーを伝達
    するがそれ自身は振動しないエネルギー貯蔵層であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の超音波モータ。
  4. 【請求項4】 前記第3の層は、3μm以上の厚みをも
    つ接着材層を含むことを特徴とする請求項1に記載の超
    音波モータ。
  5. 【請求項5】 前記第3の層は、厚みを確保するための
    スペーサを含むことを特徴とする請求項1に記載の超音
    波モータ。
  6. 【請求項6】 前記第3の層は、外部まで延長されて、
    前記ステータを支持することを特徴とする請求項1に記
    載の超音波モータ。
JP4228028A 1982-08-04 1992-08-04 超音波モータ Pending JPH0662587A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4228028A JPH0662587A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 超音波モータ
DE69307212T DE69307212T2 (de) 1992-08-04 1993-07-30 Ultraschallmotor
EP93112235A EP0582230B1 (en) 1992-08-04 1993-07-30 Ultrasonic motor
US08/380,191 US5637948A (en) 1992-08-04 1995-01-30 Ultrasonic motor
US08/484,859 US5596240A (en) 1982-08-04 1995-06-07 Ultrasonic motor

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