JPH0662553U - 半導体チップの温度補償回路 - Google Patents
半導体チップの温度補償回路Info
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- JPH0662553U JPH0662553U JP698393U JP698393U JPH0662553U JP H0662553 U JPH0662553 U JP H0662553U JP 698393 U JP698393 U JP 698393U JP 698393 U JP698393 U JP 698393U JP H0662553 U JPH0662553 U JP H0662553U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作周波数により発熱量が変化し、それによ
り遅延時間が変動する回路群を有する半導体チップに於
いて、ゲート規模をN分の1に縮小し、チップ全体の発
熱量を一定とする安価な温度補償回路を提供する。 【構成】 半導体チップ上に、N分の1に分周動作をす
る分周部を設ける。又、フリップフロップ1とフリップ
フロップ2を設ける。又、ゲートとインバータを設け
る。又、温度補償される回路群のN分の1のゲート規模
を有する低減ゲート群を設け、従来の入力クロックのN
倍のクロックを供給して構成する。
り遅延時間が変動する回路群を有する半導体チップに於
いて、ゲート規模をN分の1に縮小し、チップ全体の発
熱量を一定とする安価な温度補償回路を提供する。 【構成】 半導体チップ上に、N分の1に分周動作をす
る分周部を設ける。又、フリップフロップ1とフリップ
フロップ2を設ける。又、ゲートとインバータを設け
る。又、温度補償される回路群のN分の1のゲート規模
を有する低減ゲート群を設け、従来の入力クロックのN
倍のクロックを供給して構成する。
Description
【0001】
本考案はパルスを通過させる際に一定の設定したタイミング量を遅延させる遅 延回路等を有する半導体チップに於いて、チップ内の発熱体の使用数を少なくし てかつチップ全体の発熱量を一定に保つ半導体チップの温度補償回路に関する。
【0002】
従来の半導体試験装置に於けるタイミングの遅延回路を有する半導体チップに 於いて、温度補償回路は図2に示すような構成である。
【0003】 入力信号22は遅延回路7に接続され、所望の遅延量で出力される。
【0004】 この半導体チップがMOS素子で構成されている場合には、発熱量はスイッチ ング時に消費される電流に依存し、このため、入力信号の周波数が変わると、そ れに伴い半導体チップ自体の温度が変動する。入力信号の周波数が高くなると温 度が上がり、周波数が低くなると温度が下がる傾向を有する。
【0005】 半導体試験装置における遅延回路は高精度な遅延量が要求され、従って半導体 チップ自体の温度変動を避けるため、入力信号の周波数が変わってもチップ自体 の温度が変わらないような補償回路が接続されている。
【0006】 フリップフロップ1を設け、そのトリガ端子にはREF信号21が接続され、 入力端子にはハイレベル信号が接続されている。リセット端子には、入力信号2 2を反転したものが接続されている。ここで、REF信号21には通常、入力信 号22の最短周期と同等の周期の規則的なクロック信号が印加されている。すな わちこの周期毎に入力信号の状態がサンプルされる。
【0007】 次に、フリップフロップ2を設け、そのトリガ端子には、REF信号21が接 続され、入力端子にはフリップフロップ1の出力信号が接続されている。
【0008】 次に、ゲート4を設け、入力端子の一端には、フリップフロップ2の出力信号 が接続され、他の入力端には、REF信号21を遅延させたものが接続されてい る。ここで、遅延素子3の遅延量は、フリップフロップ2の遅延量と同等に選ば れる。
【0009】 次に、このゲート4の出力信号はゲート群6に与えられる。ゲート群6は、遅 延回路7の内部回路と等価な回路で構成されており、このため同一条件の場合に は同一の発熱量が得られるものである。ゲート群の配置は、遅延回路に密着して いるほうが効果的と考えられるが、同一チップ内に配置しておけば、実用上目的 が達せられる。
【0010】 従来回路のタイムチャートを図3に示す。
【0011】 遅延回路7に於ける発熱量は入力信号のパルス数に比例する。図3に於いては パルスの変化が6回存在している。
【0012】 又、ゲート群6に於けるパルス変化は4回存在している。このため、ゲート群 6と遅延回路7のパルス数の和は4+6=10回となる。
【0013】 タイムチャートにおいて、ゲート群6のスイッチング回数と遅延回路7のスイ ッチング回数を加算した数は、おおむねREF21のスイッチング回数と一致し ている。
【0014】 これは、遅延回路7への入力信号の休止期間には温度補償部であるゲート群6 が補完動作をおこない、このため、各スイッチング数の合計値を一定に保ってい るからである。
【0015】 一般に(ゲート群に流れる電流)と(遅延回路に流れる電流)の加算値が一定 であれば、その為に温度が一定となる。上記タイミングチャートよりこの条件が 満たされていることがわかる。
【0016】
従来の温度補償回路は次のような欠点をもっていた。
【0017】 ゲート群の回路規模は遅延回路のゲート規模と同等であるため、全体のゲート 規模が大きなものとなり、高価な半導体チップとなる。高精度なタイミング遅延 を得るには、一般に高速なチップを必要とするので、累積的に高価となる。
【0018】 本考案は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされるもので あって、N分の1の分周回路を設け、ゲート規模をN分の1に縮小し、入力信号 のN倍の比較信号を与えることにより、チップ全体の発熱量を一定とする安価な 温度補償回路を提供するものである。
【0019】
この考案によれば、動作周波数により発熱量が変化し、それにより遅延時間が 変動する回路群7を有する半導体チップに於いて、N分の1に分周動作をする分 周部8を設ける。
【0020】 又、フリップフロップ1とフリップフロップ2を設ける。当該分周部の出力を 当該フリップフロップ1のトリガ端子に接続し、さらに当該フリップフロップ2 のトリガ端子にも接続し、フリップフロップ1の出力をフリップフロップ2の入 力端子に接続する。
【0021】 インバータ5を設ける。温度補償をされる回路群7への入力信号をインバータ 5の入力端子に接続し、その出力をフリップフロップ1のリセット端子に接続す る。
【0022】 ゲート4を設ける。当該入力信号のN倍の周波数の信号が供給される当該分周 部8の入力端へ当該ゲート4の1入力端を接続し、他の入力端に、当該フリップ フロップ2の出力を接続する。
【0023】 又、ゲート規模を当該回路群7のN分の1に減じた低減ゲート群36を設ける 。当該ゲート4の出力を当該低減ゲート群36の入力端子に接続して以上により 半導体チップの温度補償回路を構成する。
【0024】
本考案では、N分の1に分周動作を行う分周部を設け、温度補償される回路群 のN分の1のゲート規模を有する低減ゲート群を設け、従来の入力クロックのN 倍のクロックを供給するような構成としたから、半導体素子内のゲート数を減少 することができ、このため、ゲート規模の小さな安価な半導体チップで温度補償 された回路を構成できる。
【0025】 又、N倍のクロックで動作する低減ゲート群に関しては、もともと高精度を必 要とする遅延回路等では、十分余裕を見込んだ動作領域の周波数で動作させてお り、又、本考案に於ける当該低減ゲート群の動作には時間精度は要求されず、同 一の発熱量が得られれば十分である。このため、本来半導体チップの使用できる 最大周波数近くまで上述のNを高めることができる。この場合、信頼性について は、最大周波数が半導体チップ本来の仕様を満たしているので、問題は生じない 。
【0026】
本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0027】 図1は本考案の構成を示すブロック図である。
【0028】 図1に於いて示すように、動作周波数により発熱量が変化し、それにより遅延 時間が変動する遅延回路7を有する半導体チップに於いて、分周動作をする分周 部8を設け、高速REF信号31をN分の1に分周する。
【0029】 又、フリップフロップ1とフリップフロップ2を設ける。フリップフロップ1 の出力をフリップフロップ2の入力端子に接続する。
【0030】 当該分周部8の出力信号はフリップフロップ1のトリガ端子に接続し、フリッ プフロップ2のトリガ端子にも接続する。
【0031】 又、ゲート4とインバータ5を設ける。
【0032】 高速REF信号31は遅延素子3に直接接続し、その出力信号を、ゲート4の 一端に接続する。ゲート4の他端にはフリップフロップ2の出力信号を接続する 。
【0033】 ゲート4の出力信号は低減ゲート群36に接続する。低減ゲート群36は従来 のゲート群に比べてN分の1のゲート規模で構成する。
【0034】 入力信号22はインバータ5、及び、遅延回路7に与える。
【0035】 本考案による動作を図4のタイムチャートに示す。
【0036】 図4で、高速REF信号は従来のREF信号の5倍に設定されているとする。 又、分周比Nは5に設定されているとする。このため、ゲート4の出力信号は、 従来の5倍のスイッチング動作を行う。
【0037】 一方、低減ゲート群は従来の5分の1のゲート数で構成されているとする。こ の結果、ゲート数とスイッチング回数の積は従来と同一となり、結局発熱量は従 来と同一になる。つまり、スイッチング時の電流が一定であるから発熱量は変化 しない。
【0038】
以上説明したように本考案は構成されているので、次に記載する効果を奏する 。
【0039】 動作周波数により発熱量が変化し、それにより遅延時間が変動する回路群を有 する半導体チップに於いて、ゲート規模の少ない安価な温度補償回路を得ること ができる。
【図1】本考案の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の温度補償回路を示すブロック図である。
【図3】従来の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】本考案の動作を示すタイミングチャートであ
る。
る。
1、2 フリップフロップ 3 遅延素子 4 ゲート 5 インバータ 6 ゲート群 7 遅延回路 8 分周部 36 低減ゲート群
Claims (1)
- 【請求項1】 動作周波数により発熱量が変化し、それ
により遅延時間が変動する回路群(7)を有する半導体
チップに於いて、 N分の1に分周動作をする分周部(8)を設け、 フリップフロップ(1)とフリップフロップ(2)を設
け、 当該分周部の出力を当該フリップフロップ(1)のトリ
ガ端子に接続し、さらに当該フリップフロップ(2)の
トリガ端子にも接続し、フリップフロップ(1)の出力
をフリップフロップ(2)の入力端子に接続し、 インバータ(5)を設け、 温度補償をされる回路群(7)への入力信号をインバー
タ(5)の入力端子に接続し、その出力をフリップフロ
ップ(1)のリセット端子に接続し、 ゲート(4)を設け、 当該入力信号のN倍の周波数の信号が供給される当該分
周部(8)の入力端へ当該ゲート(4)の1入力端を接
続し、他の入力端に、当該フリップフロップ(2)の出
力を接続し、 ゲート規模を当該回路群(7)のN分の1に減じた低減
ゲート群(36)を設け、 当該ゲート(4)の出力を当該低減ゲート群(36)の
入力端子に接続して構成したことを特徴とする半導体チ
ップの温度補償回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP698393U JP2567054Y2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 半導体チップの温度補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP698393U JP2567054Y2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 半導体チップの温度補償回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662553U true JPH0662553U (ja) | 1994-09-02 |
JP2567054Y2 JP2567054Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=11653413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP698393U Expired - Lifetime JP2567054Y2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 半導体チップの温度補償回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567054Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP698393U patent/JP2567054Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567054Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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